JP2008187938A - 海苔原藻の乾燥ほぐし装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大量の海苔原藻自体を自動的に乾燥させてほぐし、これを食品として提供することができる海苔原藻の乾燥ほぐし装置を提供すること。
【解決手段】乾燥室1に海苔原藻mを搬送する通気性のコンベア2,3,4を複数段設ける。次段のコンベア3,4の搬送始端部は上段のコンベア2,3の搬送終端部よりも長さLだけ外方へ延出している。上段のコンベア2,3から次段のコンベア3,4へ送り渡される海苔原藻mを撹拌してほぐすほぐし手段11a、11b、11cを設ける。温風供給部15から乾燥室1の下部へ温風を送り込み、これを吹き上げさせながらコンベア2,3,4で搬送される海苔原藻mを乾燥し、またほぐし手段11a、11b、11cによりこれをほぐす。
【選択図】図1
【解決手段】乾燥室1に海苔原藻mを搬送する通気性のコンベア2,3,4を複数段設ける。次段のコンベア3,4の搬送始端部は上段のコンベア2,3の搬送終端部よりも長さLだけ外方へ延出している。上段のコンベア2,3から次段のコンベア3,4へ送り渡される海苔原藻mを撹拌してほぐすほぐし手段11a、11b、11cを設ける。温風供給部15から乾燥室1の下部へ温風を送り込み、これを吹き上げさせながらコンベア2,3,4で搬送される海苔原藻mを乾燥し、またほぐし手段11a、11b、11cによりこれをほぐす。
【選択図】図1
Description
本発明は、海苔原藻を乾燥、撹拌してほぐすための海苔原藻の乾燥ほぐし装置に関するものである。
海苔を用いた食品は主として乾海苔や海苔の佃煮等が存在し、これらの食品を製造するための製造装置や製造方法はこれまで数多く提案されている。
従来、海苔を用いた食品において海苔原藻自体を食品としたものも知られているが、大量の海苔原藻自体を自動的に乾燥させて食品に供する装置は提案されていない。
そこで本発明は、海苔原藻を乾燥させて食品に供することができる海苔原藻の乾燥ほぐし装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の海苔原藻の乾燥ほぐし装置は、乾燥室と、乾燥室の下部に温風を供給する温風供給部と、乾燥室に複数段配設されて海苔原藻を搬送する通気性のコンベアと、上段のコンベアの搬送終端部から次段のコンベアの搬送始端部上へ海苔原藻を送り渡す送り渡し手段と、この送り渡される海苔原藻を撹拌してほぐすほぐし手段とを備え、前記送り渡し手段が、次段のコンベアの搬送始端部が上段コンベアの搬送終端部よりも外方へ延出して成り、前記ほぐし手段によりほぐされた海苔原藻を次段のコンベアの搬送始端部上に落下させるようにした。
請求項2記載の海苔原藻の乾燥ほぐし装置は、請求項1に記載の海苔原藻の乾燥ほぐし装置において、前記ほぐし手段の外側を覆う海苔原藻の飛散防止部を設けた。
上記構成によれば、海苔原藻を通気性のコンベアにより搬送しながら乾燥させ、またほぐし手段によりほぐすことにより、海苔原藻を材料とする食品を安価、大量に製造することができる。
図1は海苔原藻の乾燥ほぐし装置の側面図、図2は海苔原藻の乾燥ほぐし装置の内部の正面図である。
図1、図2において、乾燥室1内には上下に複数段のコンベア2,3,4が水平に配設されている。各コンベア2,3,4はメッシュ等の通気性を有するベルトから成っている(図1の部分拡大図Aを参照)。コンベア2,3,4はプーリ5に調帯され、モータM1により駆動される。図1、図2において、6は左右のプーリ5が装着された回転軸である。
図1に示すように、コンベア2,3,4は、その搬送方向(図1において左右方向)に互いに位置をずらして配設されており、またコンベア2,3,4の両端部は乾燥室1の外部へ突出している。
図1において、乾燥室1の側方には脱水機7が配設されている。脱水機7は、これに投入(矢印a)された海苔原藻(以下、「原藻」という)mを脱水する。原藻mは、切断手段により予め適当な長さに切断されている。脱水機7と最上段のコンベア2の間には、搬入コンベア8が上り勾配で配設されている。脱水機7から排出(矢印b)された原藻mは、最上段のコンベア2の搬送始端部上へ搬送される(矢印c、d)。
最上段のコンベア2の搬送終端部には、撹拌機11aが設けられている。本実施の形態の撹拌機11aは、モータ(図外)により駆動されて原藻mの搬出方向(矢印N方向)へ回転する回転羽根から成っている。次段(2段目)のコンベア3の搬送始端部は、その上段のコンベア2の搬送終端部よりも長さLだけ外方へ延出している。また撹拌機11aの側方には、その外側を覆う円弧状の板体から成る飛散防止部12aが設けられている。最上段のコンベア2の搬送終端部まで搬送(矢印e)されてきた原藻mは、次段のコンベア3の搬送始端部上へ落下するが(矢印f)、その際、原藻mは撹拌機11aにより撹拌されてほぐされ、コンベア3上に落下する。すなわち、撹拌機11aは原藻mの塊りを撹拌してほぐすほぐし手段となっている。飛散防止部12aは、撹拌機11aにより撹拌された原藻mが外方へ飛散するのを防止し、コンベア3上へ落下させる。したがって、上段のコンベア2の搬送終端部と次段のコンベア3の外方への延出部(長さLの部分)は、上段のコンベア2の搬送終端部から次段のコンベア3の搬送始端部上へ原藻mを送り渡す送り渡し手段となっている。
図1において、3段目のコンベア4の搬送始端部は、その上段のコンベア3の搬送終端部よりも長さLだけ外方へ延出している。また各コンベア3,4の搬送終端部にも、撹拌機11aや飛散防止部12aと同様の撹拌機11b、11cと飛散防止部12b、12cが設けられている。したがって、上段のコンベア3の搬送終端部と次段のコンベア4の外方への延出部(長さLの部分)も上記と同様の原藻mの送り渡し手段になっている。また最下段のコンベア4の搬送終端部の下方には、モータM2に駆動される搬出コンベア13が配設されている。
図2において、乾燥室1の側部には、温風供給部15が設けられている。温風供給部15は、ファン16により外気を吸入し、その内部に配設された熱交換ダクト17により外気を温め、温風として開口部18から乾燥室1の下部へ送り込む。温風は乾燥室1内の上方に吹き上がり、通気性のコンベア2,3,4上の原藻mを乾燥させる。矢印Kは、温風の流れを示している。なお、この温風供給部15は、例えば特開2001−321132号公報や特開2005−287502号公報などに記載された海苔製造装置の乾燥室に付設される公知の空気加熱装置と同様のものである。
この原藻の乾燥室ほぐし装置は上記のような構成より成り、次に動作を説明する。図1において、脱水機7に投入された原藻mは、脱水されて最上段のコンベア2の搬送始端部へ送られる(矢印a〜d)。次いで原藻mはコンベア2により右方へ搬送されるが(矢印e)、その間、下方から吹き上げる温風により乾燥される。そして、コンベア2の搬送終端部から次段のコンベア3の搬送始端部へ落下するが(矢印f)、その際、撹拌機11aにより撹拌してほぐされる。
次に原藻mは、コンベア3により左方へ搬送され(矢印g)、その搬送終端部から次段のコンベア4の搬送始端部上へ落下するが(矢印h)、その際、撹拌機11bにより撹拌してほぐされる。次いで、コンベア4により右方へ搬出され(矢印i)、その搬送終端部から搬出コンベア13上に落下する際に(矢印j)、撹拌機11cにより撹拌してほぐされ、搬出コンベア13上に落下してこれにより次工程へ搬出される。
以上説明したように本発明によれば、海苔原藻を通気性のコンベアにより搬送しながら乾燥させ、またほぐし手段によりほぐすことにより、海苔原藻を材料とする食品を安価、大量に製造することができる。このようにして乾燥された海苔原藻は、例えばみそ汁や吸物の具として有用である。
1 乾燥室
2,3,4 コンベア
5 プーリ
6 回転軸
7 脱水機
8 搬入コンベア
11a、11b、11c 撹拌機
12a、12b、12c 飛散防止部
13 搬出コンベア
15 温風供給部
16 ファン
17 熱交換ダクト
18 開口部
m 海苔原藻
2,3,4 コンベア
5 プーリ
6 回転軸
7 脱水機
8 搬入コンベア
11a、11b、11c 撹拌機
12a、12b、12c 飛散防止部
13 搬出コンベア
15 温風供給部
16 ファン
17 熱交換ダクト
18 開口部
m 海苔原藻
Claims (2)
- 乾燥室と、乾燥室の下部に温風を供給する温風供給部と、前記乾燥室に複数段配設されて海苔原藻を搬送する通気性のコンベアと、上段のコンベアの搬送終端部から次段のコンベアの搬送始端部上へ海苔原藻を送り渡す送り渡し手段と、この送り渡される海苔原藻を撹拌してほぐすほぐし手段とを備え、前記送り渡し手段が、次段のコンベアの搬送始端部が上段コンベアの搬送終端部よりも外方へ延出して成り、前記ほぐし手段によりほぐされた海苔原藻を次段のコンベアの搬送始端部上に落下させることを特徴とする海苔原藻の乾燥ほぐし装置。
- 前記ほぐし手段の外側を覆う海苔原藻の飛散防止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の海苔原藻の乾燥ほぐし装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024173A JP2008187938A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 海苔原藻の乾燥ほぐし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024173A JP2008187938A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 海苔原藻の乾燥ほぐし装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008187938A true JP2008187938A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39748625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007024173A Pending JP2008187938A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 海苔原藻の乾燥ほぐし装置 |
Country Status (1)
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Cited By (4)
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CN101720952B (zh) * | 2009-11-10 | 2012-04-25 | 王行安 | 一种海藻类加工机组用原料供给及处理装置 |
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CN104256733A (zh) * | 2014-09-05 | 2015-01-07 | 陕西科技大学 | 一种圆饼紫菜脱水落料成型设备及成型方法 |
JP2022075921A (ja) * | 2017-12-14 | 2022-05-18 | 株式会社オーツボ | バラ干し海苔製造装置 |
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-
2007
- 2007-02-02 JP JP2007024173A patent/JP2008187938A/ja active Pending
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JP7079544B2 (ja) | 2017-12-14 | 2022-06-02 | 株式会社オーツボ | バラ干し海苔製造装置 |
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