JP2008182002A - 基板加工装置、基板加工方法、表示装置構成部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンス作業を円滑かつ迅速に行うと共に、稼働率及び生産効率を向上させることを可能とする基板加工装置を提供する。
【解決手段】メンテナンス領域33−1及びメンテナンス領域33−2は、加工領域31を挟んで左右両側に設けられる。2つの加工装置17−1及び加工装置17−2は、Y方向移動装置19によって同一の移動軸に沿って、メンテナンス領域33−1〜加工領域31〜メンテナンス領域33−2の間を移動する。メンテナンス領域33は、加工装置17毎に設けられ、2つの加工装置17に共用されない。例えば、一方の加工装置17−1は、加工領域31と左側のメンテナンス領域33−1との間を移動し、他方の加工装置17−2は、加工領域31と右側のメンテナンス領域33−2との間を移動する。
【選択図】図1
【解決手段】メンテナンス領域33−1及びメンテナンス領域33−2は、加工領域31を挟んで左右両側に設けられる。2つの加工装置17−1及び加工装置17−2は、Y方向移動装置19によって同一の移動軸に沿って、メンテナンス領域33−1〜加工領域31〜メンテナンス領域33−2の間を移動する。メンテナンス領域33は、加工装置17毎に設けられ、2つの加工装置17に共用されない。例えば、一方の加工装置17−1は、加工領域31と左側のメンテナンス領域33−1との間を移動し、他方の加工装置17−2は、加工領域31と右側のメンテナンス領域33−2との間を移動する。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置におけるカラーフィルタ等のパターンを形成する基板加工装置に関する。
従来、基板加工装置は、ガラス基板等の薄板状の基板(ワーク)をステージ上に載置し、当該ステージを介して位置決めを行い、基板上に精密パターニング加工を行う。加工装置としてインクジェット方式によりインク塗布を行うインクジェットヘッドを用いる場合には、加工対象の品目に応じて、ヘッドの位置決め等の段取り作業、インクやヘッドの交換作業、その他のメンテナンス作業を適宜行う必要がある。
また、インクジェットヘッドの交換位置の近傍において、定盤に切り欠きを設け、当該定盤の切り欠き部分を作業領域として、インクジェットヘッドの交換位置近傍まで台車、人等のアクセスを可能とするパターン形成装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
また、インクジェットヘッドの交換位置の近傍において、定盤に切り欠きを設け、当該定盤の切り欠き部分を作業領域として、インクジェットヘッドの交換位置近傍まで台車、人等のアクセスを可能とするパターン形成装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
しかしながら、従来のパターン形成装置では、定盤の形状は一般に矩形状であるので、台車や人等のアクセスに際し定盤が障害となり、インクジェットヘッドのメンテナンス作業が困難になるという問題点がある。また、基板が大型である場合、基板を支持するステージ、定盤、インクジェットヘッドユニットも大型化するので(例えば、数メートル規模等)、上記問題点は特に顕著である。
また、従来のパターン形成装置では、インクジェットヘッドのメンテナンス作業を行う際には、パターン形成処理を停止させる必要があるので、稼働率及び生産効率が低下するという問題点がある。
また、従来のパターン形成装置では、インクジェットヘッドのメンテナンス作業を行う際には、パターン形成処理を停止させる必要があるので、稼働率及び生産効率が低下するという問題点がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、メンテナンス作業を円滑かつ迅速に行うと共に、稼働率及び生産効率を向上させることを可能とする基板加工装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、基板の加工を行う基板加工装置であって、前記基板の加工処理を行う2つの加工装置と、前記加工装置による加工処理が行われる加工領域と、前記加工装置のメンテナンス処理が行われる2つのメンテナンス領域と、の間で、前記2つの加工装置を移動させる移動装置と、を具備することを特徴とする基板加工装置である。
基板加工装置は、インクジェットヘッド、ダイコート、レーザ照射ヘッド等の加工装置により基板にパターン形成等の加工処理を行う装置である。基板加工装置は、例えば、コータ、インクジェット装置、レーザ描画装置等である。加工対象の基板は、例えば、ガラス基板等の基板、シリコンウェハ等のウェハである。
基板加工装置には、2つ一組の加工装置が設けられる。また、基板加工装置には、加工領域と2つのメンテナンス領域が設けられる。
各加工装置は、1つまたは複数の加工部あるいは加工ユニットにより構成される。例えば、加工装置をインクジェットヘッドとし、全体として8つのヘッドユニットを用いる場合、2つの加工装置にはそれぞれ4つのヘッドユニットが設けられ、一方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットは加工側として使用され、他方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットはメンテナンス側として分けて使用される。
加工領域は、加工装置による加工処理が行われる領域である。メンテナンス領域は、加工装置のメンテナンス処理が行われる領域である。メンテナンス処理は、加工装置をインクジェットヘッドとした場合、インクジェットヘッドの位置決め等の段取り作業、ヘッド交換、インク交換、クリーニング等の作業である。移動装置は、加工領域と2つのメンテナンス領域との間で、2つの加工装置を移動させる装置である。
また、加工装置の移動方向に沿って前記加工領域の両外側にメンテナンス領域を設け、同一の移動軸に沿って、加工領域と2つのメンテナンス領域との間で、2つの加工装置を移動させることが望ましい。また、メンテナンス処理を行うメンテナンス装置を設けてもよい。
各加工装置は、1つまたは複数の加工部あるいは加工ユニットにより構成される。例えば、加工装置をインクジェットヘッドとし、全体として8つのヘッドユニットを用いる場合、2つの加工装置にはそれぞれ4つのヘッドユニットが設けられ、一方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットは加工側として使用され、他方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットはメンテナンス側として分けて使用される。
加工領域は、加工装置による加工処理が行われる領域である。メンテナンス領域は、加工装置のメンテナンス処理が行われる領域である。メンテナンス処理は、加工装置をインクジェットヘッドとした場合、インクジェットヘッドの位置決め等の段取り作業、ヘッド交換、インク交換、クリーニング等の作業である。移動装置は、加工領域と2つのメンテナンス領域との間で、2つの加工装置を移動させる装置である。
また、加工装置の移動方向に沿って前記加工領域の両外側にメンテナンス領域を設け、同一の移動軸に沿って、加工領域と2つのメンテナンス領域との間で、2つの加工装置を移動させることが望ましい。また、メンテナンス処理を行うメンテナンス装置を設けてもよい。
基板加工装置は、2つの加工装置のうちいずれか一方の加工装置を加工領域に移動させて当該加工装置によって基板の加工処理を行い、他方の加工装置をメンテナンス領域に移動させて当該加工装置にメンテナンス処理を行う。
従って、一方の加工装置によって加工処理を行っている間に、他方の加工装置のメンテナンス処理を行うので、メンテナンス処理を行うために加工処理を停止させる必要がなく、稼働率及び生産効率を向上させることができる。
また、メンテナンス領域に加工装置を移動させて、当該加工装置のメンテナンス処理を行うので、台車や人のアクセスに際し定盤が障害とならず、メンテナンス処理を円滑かつ迅速に行うことができる。
従って、一方の加工装置によって加工処理を行っている間に、他方の加工装置のメンテナンス処理を行うので、メンテナンス処理を行うために加工処理を停止させる必要がなく、稼働率及び生産効率を向上させることができる。
また、メンテナンス領域に加工装置を移動させて、当該加工装置のメンテナンス処理を行うので、台車や人のアクセスに際し定盤が障害とならず、メンテナンス処理を円滑かつ迅速に行うことができる。
第2の発明は、基板の加工を行う基板加工方法であって、加工処理が行われる加工領域と、メンテナンス処理が行われる2つのメンテナンス領域と、の間で、前記基板の加工処理を行う2つの加工装置を移動させる移動ステップ、を具備することを特徴とする基板加工方法である。
第2の発明は、基板の加工を行う基板加工方法に関する発明である。
第2の発明は、基板の加工を行う基板加工方法に関する発明である。
第3の発明は、第2の発明の基板加工方法を用いて表示装置の構成部材を製造する表示装置構成部材の製造方法である。表示装置構成部材は、例えば、有機EL(organic ElectroLuminescence)素子やカラーフィルタ等である。
本発明によれば、メンテナンス作業を円滑かつ迅速に行うと共に、稼働率及び生産効率を向上させることを可能とする基板加工装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る基板加工装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.基板加工装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る基板加工装置1の構成について説明する。
図1は、基板加工装置1の概略斜視図である。
尚、X方向は基板3の搬送方向を示し、Y方向は加工装置17−1及び加工装置17−2の移動方向や基板3あるいは吸着盤4の幅方向を示し、Z方向は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。X軸、Y軸、Z軸は、互いに直角をなす。
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る基板加工装置1の構成について説明する。
図1は、基板加工装置1の概略斜視図である。
尚、X方向は基板3の搬送方向を示し、Y方向は加工装置17−1及び加工装置17−2の移動方向や基板3あるいは吸着盤4の幅方向を示し、Z方向は鉛直方向回転軸を示し、θ方向はその回転方向を示す。X軸、Y軸、Z軸は、互いに直角をなす。
基板加工装置1は、X方向移動装置5、θ方向回転装置7、エア浮上装置11、加工装置17−1及び加工装置17−2、Y方向移動装置19、アライメントカメラ21、ガントリ23、ベース24等から構成される。
基板加工装置1は、基板3に対して加工装置17−1あるいは加工装置17−2により加工処理を施し、カラーフィルタ、電子回路等の微細ピッチのパターン等を形成する装置である。
基板3は、加工処理の対象物であり、例えば、ガラス基板、シリコンウェハ、プリント基板等の基板である。
基板3は、加工処理の対象物であり、例えば、ガラス基板、シリコンウェハ、プリント基板等の基板である。
X方向移動装置5は、ベース24のX方向中央部に設置される。X方向移動装置5は、基板3を支持し、X方向に移動させると共に、X方向の位置決めを行う装置である。X方向移動装置5は、ガイド機構及び移動用アクチュエータを備える。ガイド機構は、例えば、スライダ及びスライドレール、エアースライドである。移動用アクチュエータは、例えば、ステップモータ、サーボモータ、リニアモータである。
θ方向回転装置7は、X方向移動装置5の上部に設けられ、X方向に移動可能である。θ方向回転装置7の上部には、吸着盤4が設けられる。θ方向回転装置7は、吸着盤4に吸着された基板3をθ方向に回転させてアライメント処理を行う。θ方向回転装置7は、例えば、フリーベアリングやダイレクトドライブモータである。
吸着盤4は、基板3を吸着して固定支持する装置である。基板3の吸着は、吸着盤4と基板3との間の空気を減圧あるいは真空にすることにより行われる(バキューム、吸気)。吸着盤4には、空気を吸引するための小孔(図示しない)が設けられる。
エア浮上装置11は、エアフロートであり、基板3を空気圧で押し上げあるいは吸引することにより、非接触に支持する装置である。エア浮上装置11は、複数のエアフロートユニットや多孔質板等により構成することができる。エア浮上装置11は、所定のZ方向精度(基板3と加工装置17−1及び加工装置17−2との間の相対距離精度)を実現する。
加工装置17−1及び加工装置17−2は、基板3に対して加工処理を施す装置であり、例えば、インクジェットヘッドユニット、ダイコートユニット、レーザ照射ヘッドユニット等である。加工装置17−1と加工装置17−2とは、同様の加工装置である。
加工装置17−1及び加工装置17−2は、それぞれ、1つまたは複数の加工部あるいは加工ユニットにより構成される。例えば、加工装置17−1及び加工装置17−2をインクジェットヘッドとし、全体として8つのヘッドユニットを用いる場合、加工装置17−1及び加工装置17−2にはそれぞれ4つのヘッドユニットが設けられ、一方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットは加工側として使用され、他方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットはメンテナンス側として分けて使用される。
加工装置17−1及び加工装置17−2は、Y方向移動装置19を介してガントリ23に設けられる。Y方向移動装置19は、加工装置17−1及び加工装置17−2をY方向に移動させて位置決めを行う。
加工装置17−1及び加工装置17−2は、それぞれ、1つまたは複数の加工部あるいは加工ユニットにより構成される。例えば、加工装置17−1及び加工装置17−2をインクジェットヘッドとし、全体として8つのヘッドユニットを用いる場合、加工装置17−1及び加工装置17−2にはそれぞれ4つのヘッドユニットが設けられ、一方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットは加工側として使用され、他方の加工装置に設けられる4つのヘッドユニットはメンテナンス側として分けて使用される。
加工装置17−1及び加工装置17−2は、Y方向移動装置19を介してガントリ23に設けられる。Y方向移動装置19は、加工装置17−1及び加工装置17−2をY方向に移動させて位置決めを行う。
アライメントカメラ21は、θ方向回転装置7に吸着固定された基板3のθ方向角度及びXY座標を検出するために、基板3の所定箇所(基板上に形成されるアライメントマークやパターン等)を撮像するカメラである。アライメントカメラ21は、基板加工装置1のフレーム20に固定支持される。アライメントカメラ21を複数設けてもよいし、異なる視野(例えば、高精度用、粗精度用)のアライメントカメラ21を設けるようにしてもよい。
また、ベース24のY方向両外側には、メンテナンススペース25−1及びメンテナンススペース25−2が設けられる。Y方向移動装置19は、メンテナンススペース25−1上のメンテナンス領域33−1〜エア浮上装置11上の加工領域31〜メンテナンススペース25−2上のメンテナンス領域33−2に渡って、加工装置17−1及び加工装置17−2をY方向に移動させる。
(2.プロセス制御)
次に、図2を参照しながら、基板加工装置1のプロセス制御について説明する。
図2は、基板加工装置1のプロセス制御の流れを示す図である。
アライメントカメラ21の撮像画像は、画像処理装置37に入力される。画像処理装置37は、撮像画像に基づいて基板3のθ方向角度及びXY座標を抽出する処理を行う。ステージコントローラ39は、抽出したデータを所定のデータと比較してそれらの偏差を算出し、偏差を小さくするように制御量を演算する。
次に、図2を参照しながら、基板加工装置1のプロセス制御について説明する。
図2は、基板加工装置1のプロセス制御の流れを示す図である。
アライメントカメラ21の撮像画像は、画像処理装置37に入力される。画像処理装置37は、撮像画像に基づいて基板3のθ方向角度及びXY座標を抽出する処理を行う。ステージコントローラ39は、抽出したデータを所定のデータと比較してそれらの偏差を算出し、偏差を小さくするように制御量を演算する。
サーボアンプθ41は、ステージコントローラ39から送られるθ方向制御量に基づいてθ方向回転装置7に制御信号を送出する。θ方向回転装置7は、基板3のθ方向のアライメントを行う。
サーボアンプX43は、ステージコントローラ39から送られるX方向制御量に基づいてX方向移動装置5に制御信号を送出する。X方向移動装置5は、基板3をX方向に移動させる。
サーボアンプY45は、ステージコントローラ39から送られるY方向制御量に基づいてY方向移動装置19に制御信号を送出する。Y方向移動装置19は、加工装置17−1及び加工装置17−2をY方向に移動させる。
プロセスシステム47は、ステージコントローラ39から送られる制御量に基づいて、加工装置17−1あるいは加工装置17−2の加工タイミングを調整する。
サーボアンプX43は、ステージコントローラ39から送られるX方向制御量に基づいてX方向移動装置5に制御信号を送出する。X方向移動装置5は、基板3をX方向に移動させる。
サーボアンプY45は、ステージコントローラ39から送られるY方向制御量に基づいてY方向移動装置19に制御信号を送出する。Y方向移動装置19は、加工装置17−1及び加工装置17−2をY方向に移動させる。
プロセスシステム47は、ステージコントローラ39から送られる制御量に基づいて、加工装置17−1あるいは加工装置17−2の加工タイミングを調整する。
(3.基板加工装置1の動作)
次に、図3を参照しながら、基板加工装置1の動作について説明する。
次に、図3を参照しながら、基板加工装置1の動作について説明する。
図3は、基板加工装置1の動作を示すフローチャートである。
基板加工装置1は、搬送処理(ステップ101)、補正量算出処理(ステップ102)、アライメント処理(ステップ103)、加工処理(ステップ104)の各処理を順次行う。
基板加工装置1は、搬送処理(ステップ101)、補正量算出処理(ステップ102)、アライメント処理(ステップ103)、加工処理(ステップ104)の各処理を順次行う。
(3−1.搬送処理:ステップ101)
基板加工装置1は、基板3の一部を吸着盤4により吸着固定し、基板3の他の部分をエア浮上装置11によりエア浮上させて非接触支持する。基板加工装置1は、X方向移動装置5によりθ方向回転装置7及び基板3をX方向に移動させて加工装置17−1あるいは加工装置17−2の下方まで搬送する。
基板加工装置1は、基板3の一部を吸着盤4により吸着固定し、基板3の他の部分をエア浮上装置11によりエア浮上させて非接触支持する。基板加工装置1は、X方向移動装置5によりθ方向回転装置7及び基板3をX方向に移動させて加工装置17−1あるいは加工装置17−2の下方まで搬送する。
(3−2.補正量算出処理:ステップ102)
基板加工装置1は、アライメントカメラ21により基板3に付されたアライメントマークを撮像し、当該アライメントマークのXY座標に基づいてθ方向の補正量及びX方向ずれ量及びY方向ずれ量を算出する。
基板加工装置1は、アライメントカメラ21により基板3に付されたアライメントマークを撮像し、当該アライメントマークのXY座標に基づいてθ方向の補正量及びX方向ずれ量及びY方向ずれ量を算出する。
(3−3.アライメント処理:ステップ103)
基板加工装置1は、ステップ102の処理により算出したθ方向補正量に基づいて、θ方向回転装置7により基板3をθ方向に回転させてアライメント処理を行う。
基板加工装置1は、ステップ102の処理により算出したθ方向補正量に基づいて、θ方向回転装置7により基板3をθ方向に回転させてアライメント処理を行う。
(3−4.加工処理:ステップ104)
基板加工装置1は、Y方向ずれ量に基づいて加工装置17−1あるいは加工装置17−2のY方向位置決めを行い、X方向ずれ量に基づいて加工処理の開始タイミング及び停止タイミングを調整し、加工装置17−1あるいは加工装置17−2により基板3に対して加工処理を行う。
基板加工装置1は、Y方向ずれ量に基づいて加工装置17−1あるいは加工装置17−2のY方向位置決めを行い、X方向ずれ量に基づいて加工処理の開始タイミング及び停止タイミングを調整し、加工装置17−1あるいは加工装置17−2により基板3に対して加工処理を行う。
尚、基板3と加工装置17−1あるいは加工装置17−2との間の相対距離精度(Z方向精度)を向上させるべく、加工装置17−1及び加工装置17−2に基板3の位置を測定するセンサを設け、リアルタイムにフィードバックして、エア浮上装置11の空気圧を制御するようにしてもよい。
以上の過程を経て、基板加工装置1は、基板3の一部を吸着盤4により吸着固定し、基板3の他の部分をエア浮上装置11によりエア浮上させて非接触支持し、X方向移動装置5により基板3をX方向に搬送し、θ方向回転装置7により基板3のθ方向の位置決め行い、エア浮上装置11によりZ方向精度を維持して基板3の加工を行う。
(4.加工装置17−1及び加工装置17−2の動作)
次に、図4〜図8を参照しながら、加工装置17−1及び加工装置17−2の動作について説明する。
図4は、加工装置17−1及び加工装置17−2の動作を示すフローチャートである。
図5〜図8は、加工装置17−1及び加工装置17−2の動作の流れを示す図である。図5は、加工装置17−1による加工処理時を示す。図6は、加工装置17−1の退避時を示す。図7は、加工装置17−2による加工処理時を示す。図8は、加工装置17−2の退避時を示す。
次に、図4〜図8を参照しながら、加工装置17−1及び加工装置17−2の動作について説明する。
図4は、加工装置17−1及び加工装置17−2の動作を示すフローチャートである。
図5〜図8は、加工装置17−1及び加工装置17−2の動作の流れを示す図である。図5は、加工装置17−1による加工処理時を示す。図6は、加工装置17−1の退避時を示す。図7は、加工装置17−2による加工処理時を示す。図8は、加工装置17−2の退避時を示す。
図5に示すように、基板加工装置1は、加工領域31に移動させられた加工装置17−1によって基板3の加工処理を行う(ステップ201(図3のステップ101〜ステップ104)。メンテナンススペース25−2において、メンテナンス領域に退避させられた加工装置17−2のメンテナンス作業が行われる(ステップ202)。
図6に示すように、基板加工装置1は、加工装置17−1による加工処理を終了すると、加工装置17−1を加工領域31からメンテナンス領域33−1に退避させる(ステップ203)。基板加工装置1は、加工装置17−2をメンテナンス領域33−2から加工領域31に移動させる(ステップ204)。
図6に示すように、基板加工装置1は、加工装置17−1による加工処理を終了すると、加工装置17−1を加工領域31からメンテナンス領域33−1に退避させる(ステップ203)。基板加工装置1は、加工装置17−2をメンテナンス領域33−2から加工領域31に移動させる(ステップ204)。
図7に示すように、加工領域31に移動させられた加工装置17−2によって基板3の加工処理を行う(ステップ205(図3のステップ101〜ステップ104)。メンテナンススペース25−1において、メンテナンス領域に退避させられた加工装置17−1のメンテナンス作業が行われる(ステップ206)。
図8に示すように、基板加工装置1は、加工装置17−2による加工処理を終了すると、加工装置17−2を加工領域31からメンテナンス領域33−2に退避させる(ステップ207)。基板加工装置1は、加工装置17−1をメンテナンス領域33−1から加工領域31に移動させる(ステップ208)。
図8に示すように、基板加工装置1は、加工装置17−2による加工処理を終了すると、加工装置17−2を加工領域31からメンテナンス領域33−2に退避させる(ステップ207)。基板加工装置1は、加工装置17−1をメンテナンス領域33−1から加工領域31に移動させる(ステップ208)。
以降、基板加工装置1は、ステップ201及びステップ202からの処理を繰り返す。以上の過程を経て、基板加工装置1は、2つの加工装置のうち一方を加工領域に移動させて加工処理を行い、他方をメンテナンス領域に退避させ、メンテナンススペースにおいてメンテナンス作業が行われる。
(5.効果等)
メンテナンス領域は、加工領域を挟んで左右両側に設けられる。2つの加工装置は、同一の移動軸に沿ってメンテナンス領域と加工領域との間を移動する。メンテナンス領域は、加工装置毎に設けられ、2つの加工装置に共用されない。例えば、一方の加工装置は、加工領域と左側のメンテナンス領域との間を移動し、他方の加工装置は、加工領域と右側のメンテナンス領域との間を移動する。
従って、一方の加工装置によって加工処理を行っている間に、他方の加工装置のメンテナンス処理を行うので、メンテナンス処理を行うために加工処理を停止させる必要がなく、稼働率及び生産効率を向上させることができる。
また、メンテナンススペース上のメンテナンス領域に加工装置を移動させて、当該加工装置のメンテナンス処理を行うので、台車や人のアクセスに際しベースが障害とならず、メンテナンス処理を円滑かつ迅速に行うことができる。
メンテナンス領域は、加工領域を挟んで左右両側に設けられる。2つの加工装置は、同一の移動軸に沿ってメンテナンス領域と加工領域との間を移動する。メンテナンス領域は、加工装置毎に設けられ、2つの加工装置に共用されない。例えば、一方の加工装置は、加工領域と左側のメンテナンス領域との間を移動し、他方の加工装置は、加工領域と右側のメンテナンス領域との間を移動する。
従って、一方の加工装置によって加工処理を行っている間に、他方の加工装置のメンテナンス処理を行うので、メンテナンス処理を行うために加工処理を停止させる必要がなく、稼働率及び生産効率を向上させることができる。
また、メンテナンススペース上のメンテナンス領域に加工装置を移動させて、当該加工装置のメンテナンス処理を行うので、台車や人のアクセスに際しベースが障害とならず、メンテナンス処理を円滑かつ迅速に行うことができる。
(6.他の実施形態に係る基板加工装置1a)
次に、図9を参照しながら、他の実施形態に係る基板加工装置1aについて説明する。
図9は、基板加工装置1aの概略斜視図である。
次に、図9を参照しながら、他の実施形態に係る基板加工装置1aについて説明する。
図9は、基板加工装置1aの概略斜視図である。
加工装置17−1及び加工装置17−2のメンテナンス処理は、加工装置17−1及び加工装置17−2をインクジェットヘッドとした場合、インクジェットヘッドの位置決め等の段取り作業、ヘッド交換、インク交換、クリーニング等の作業である。加工装置17−1及び加工装置17−2のメンテナンス処理は、人手により行ってもよいし、メンテナンス装置を用いて行ってもよい。
基板加工装置1aでは、ベース26−1及びベース26−2が、それぞれ、メンテナンススペース25−1及びメンテナンススペース25−2に設けられる。ベース26−2及びベース26−2には、それぞれ、Y方向移動装置27−1及びY方向移動装置27−2を介して、メンテナンスユニット28−1及びメンテナンスユニット28−2が設けられる。
メンテナンスユニット28−1及びメンテナンスユニット28−2は、それぞれ、加工装置17−1及び加工装置17−2のメンテナンスを行う装置である。メンテナンスユニット28−1及びメンテナンスユニット28−2は、例えば、クリーニングユニットである。メンテナンスユニット28−1及びメンテナンスユニット28−2は、それぞれ、Y方向移動装置27−1及びY方向移動装置27−2に沿って、ベース26−1及びベース26−2上を移動可能である。
メンテナンスユニット28−1は、メンテナンス領域33−1に退避させられた加工装置17−1のメンテナンス処理を行う。メンテナンスユニット28−2は、メンテナンス領域33−2に退避させられた加工装置17−2のメンテナンス処理を行う。
このように、基板加工装置1aでは、メンテナンスユニットにより加工装置のメンテナンス処理を行うので、人手による作業を軽減させることができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる基板加工装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………基板加工装置
3………基板
4………吸着盤
5………X方向移動装置
7………θ方向回転装置
11………エア浮上装置
17−1、17−2………加工装置
19………Y方向移動装置
20………フレーム
21………アライメントカメラ
23………ガントリ
24………ベース
25−1、25−2………メンテナンススペース
26−1、26−2………ベース
27−1、27−2………Y方向移動装置
28−1、28−2………メンテナンスユニット
37………画像処理装置
39………ステージコントローラ
41………サーボアンプθ
43………サーボアンプX
45………サーボアンプY
47………プロセスシステム
3………基板
4………吸着盤
5………X方向移動装置
7………θ方向回転装置
11………エア浮上装置
17−1、17−2………加工装置
19………Y方向移動装置
20………フレーム
21………アライメントカメラ
23………ガントリ
24………ベース
25−1、25−2………メンテナンススペース
26−1、26−2………ベース
27−1、27−2………Y方向移動装置
28−1、28−2………メンテナンスユニット
37………画像処理装置
39………ステージコントローラ
41………サーボアンプθ
43………サーボアンプX
45………サーボアンプY
47………プロセスシステム
Claims (7)
- 基板の加工を行う基板加工装置であって、
前記基板の加工処理を行う2つの加工装置と、
前記加工装置による加工処理が行われる加工領域と、前記加工装置のメンテナンス処理が行われる2つのメンテナンス領域と、の間で、前記2つの加工装置を移動させる移動装置と、
を具備することを特徴とする基板加工装置。 - 前記2つのメンテナンス領域は、前記加工装置の移動方向に沿って前記加工領域の両外側に設けられ、
前記移動装置は、同一の移動軸に沿って、前記加工領域と前記2つのメンテナンス領域との間で、前記2つの加工装置を移動させることを特徴とする請求項1に記載の基板加工装置。 - 前記加工装置のメンテナンス処理を行うメンテナンス装置を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板加工装置。
- 基板の加工を行う基板加工方法であって、
加工処理が行われる加工領域と、メンテナンス処理が行われる2つのメンテナンス領域と、の間で、前記基板の加工処理を行う2つの加工装置を移動させる移動ステップ、
を具備することを特徴とする基板加工方法。 - 前記2つのメンテナンス領域は、前記加工装置の移動方向に沿って前記加工領域の両外側に設けられ、
前記移動ステップは、同一の移動軸に沿って、前記加工領域と前記2つのメンテナンス領域との間で、前記2つの加工装置を移動させることを特徴とする請求項4に記載の基板加工方法。 - 前記加工領域において、前記2つの加工装置のうちいずれか一方の加工装置が前記加工処理を行う間に、前記メンテナンス領域において、他方の加工装置に前記メンテナンス処理が行われることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の基板加工方法。
- 請求項4から請求項6までの少なくともいずれかに記載の基板加工方法を用いて表示装置の構成部材を製造する表示装置構成部材の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2007013354A JP2008182002A (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 基板加工装置、基板加工方法、表示装置構成部材の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-01-24 JP JP2007013354A patent/JP2008182002A/ja active Pending
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