JP2008178163A - ステータの製造方法、モールド装置、およびステータ構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ウエルド部分の強度の向上が可能なステータの製造方法を提供する。
【解決手段】ステータコア21と当該ステータコア21に装着されたコイル22とをモールド型のキャビティ11内にセットし、当該キャビティ11内に複数のゲート12からモールド材30を注入し、ステータコア21とコイル22とを一体にモールド成形してステータ25を製造する製造方法において、複数のゲート12から注入されるモールド材30が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように、モールド成形を行う。
【選択図】図1
【解決手段】ステータコア21と当該ステータコア21に装着されたコイル22とをモールド型のキャビティ11内にセットし、当該キャビティ11内に複数のゲート12からモールド材30を注入し、ステータコア21とコイル22とを一体にモールド成形してステータ25を製造する製造方法において、複数のゲート12から注入されるモールド材30が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように、モールド成形を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステータの製造方法、モールド装置、およびステータ構造体に関する。
ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとを一体にモールド成形してなるモールドモータのステータがある(例えば、特許文献1〜4参照)。
ところで、ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとをモールド型のキャビティ内にセットし、当該キャビティ内に複数のゲートから樹脂(モールド材)を注入してモールド成形する場合、複数のゲートから注入されるモールド材が合流することによりウエルドが形成される。このウエルドが直線状であると、ステータの強度が弱くなってしまう。例えば、図8に示されるように、ウエルド部81では樹脂材補強用の繊維状フィラー82がウエルド線の方向に並び、ウエルド線に垂直な方向(図8の矢印X方向)の引っ張り力に対して繊維状フィラー82が効力を発揮しにくいため、他の部位に比べて強度が弱くなる。
そこで、本発明は、ウエルド部分の強度の向上が可能なステータの製造方法、モールド装置、およびステータ構造体を提供する。
本発明に係るステータの製造方法は、ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとをモールド型のキャビティ内にセットし、当該キャビティ内に複数のゲートからモールド材を注入し、前記ステータコアと前記コイルとを一体にモールド成形してステータを製造するステータの製造方法であって、前記複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように、前記モールド成形を行うことを特徴とする。
本発明の一態様では、前記キャビティ内におけるモールド材の流れに、前記ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせる。
上記の一態様における第1の態様では、前記キャビティの形状が、前記流動速度分布を生じさせる形状に設定される。
上記第1の態様における一例では、前記ステータコアは、環状であり、前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、前記各ゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、前記モールド型には、前記各ゲートに対向する位置に、前記キャビティ内に突出する突起が設けられ、前記各突起は、前記ステータコアの半径方向について互いに異なる位置に配置される。
上記の一態様における第2の態様では、前記各ゲートの配置および前記各ゲートからのモールド材の射出量が、前記流動速度分布を生じさせるように設定される。
上記第2の態様における一例では、前記ステータコアは、環状であり、前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、前記複数のゲートは、複数の第1のゲートと、当該第1のゲートよりもモールド材の射出量が少ない複数の第2のゲートとを含み、前記各第1のゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、前記各第2のゲートは、互いに隣接する第1のゲートの各中間位置に配置される。
上記の一態様における第3の態様では、前記ステータコアまたは前記コイルの形状が、前記流動速度分布を生じさせる形状に設定される。
上記第3の態様における一例では、前記ステータコアは、環状であり、前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、前記各ゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、前記各隙間は、互いに異なる大きさに設定される。
上記一例では、例えば、前記各コイルの形状を互いに異ならせることで、前記各隙間の大きさを互いに異ならせる。
本発明に係るモールド装置は、ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとを一体にモールド成形するモールド装置であって、前記ステータコアと前記コイルとがセットされるキャビティと、当該キャビティ内にモールド材を注入するための複数のゲートとが設けられたモールド型を含み、前記複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように構成されていることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記キャビティ内におけるモールド材の流れに、前記ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせる。
上記の一態様における第1の態様では、前記キャビティの形状が、前記流動速度分布を生じさせる形状に設定される。
上記第1の態様における一例では、前記ステータコアは、環状であり、前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、前記各ゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、前記モールド型には、前記各ゲートに対向する位置に、前記キャビティ内に突出する突起が設けられ、前記各突起は、前記ステータコアの半径方向について互いに異なる位置に配置される。
上記の一態様における第2の態様では、前記各ゲートの配置および前記各ゲートからのモールド材の射出量が、前記流動速度分布を生じさせるように設定される。
上記第2の態様における一例では、前記ステータコアは、環状であり、前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、前記複数のゲートは、複数の第1のゲートと、当該第1のゲートよりもモールド材の射出量が少ない複数の第2のゲートとを含み、前記各第1のゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、前記各第2のゲートは、互いに隣接する第1のゲートの各中間位置に配置される。
本発明に係るステータ構造体は、ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとを含み、モールド型のキャビティ内にセットされ、当該キャビティ内に複数のゲートからモールド材が注入されることにより一体にモールド成形されるステータ構造体であって、前記複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように構成されていることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記ステータコアまたは前記コイルの形状が、前記キャビティ内におけるモールド材の流れに、前記ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせる形状である。
上記の一態様における一例では、前記ステータコアは、環状であり、前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、互いに隣接するコイル間の各隙間は、互いに異なる大きさである。
上記一例では、例えば、前記各コイルの形状が互いに異なることで、前記各隙間の大きさが互いに異なる。
本発明によれば、ウエルド部分の強度の向上が可能なステータの製造方法、モールド装置、およびステータ構造体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、ステータの製造方法およびモールド装置10の一例を示す概略図である。
まず、図1を参照して、モールド装置10の構成を説明する。モールド装置10は、ステータコア21と当該ステータコア21に装着されたコイル(具体的には集中巻コイル)22とを一体にモールド成形する装置であって、ステータコア21とコイル22とがセットされるキャビティ11と、当該キャビティ11内にモールド材を注入するための複数のゲート12とが設けられたモールド型を含む。具体的には、モールド装置10は上型13および下型14を含み、上型13と下型14との間にキャビティ11が形成され、上型13または下型14(図1では上型13)に複数のゲート12が設けられる。
次に、図1を参照して、ステータの製造方法の手順について説明する。
まず、ステータコア21と当該ステータコア21に装着されたコイル22とをモールド型のキャビティ11内にセットする(S1)。
ついで、上型13に設けられた、複数のゲート12に連通するポット15内にモールド材である樹脂30を投入する(S2)。好適な態様では、樹脂30は、ガラス繊維やカーボン繊維等の樹脂材補強用の繊維状フィラーを含む。
ついで、ポット15内の樹脂30を高温で溶かしながらプランジャ16で加圧し、これにより溶融状態の樹脂30を複数のゲート12からキャビティ11内に注入する(S3,S4)。
ついで、キャビティ11内の樹脂30が硬化した後に、上型13と下型14とを分離させて、モールド成形物23を取り出す(S5)。
ついで、モールド成形物23からゲート12により形成された不要部分24を除去し、ステータコア21とコイル22とがモールド成形されてなるステータ25を得る(S6)。
図2は、図1に示される製造方法によりモールド成形されたステータの一例を示す平面図である。図3は、図2のB−B断面図である。図2,3において、ステータ25は、ステータコア21とコイル22とモールド部26とを含む。ステータコア21は、環状であり、略円筒形状のヨーク21aと、当該ヨーク21aの内側に所定間隔ごとに中心軸に向けて延設された複数個(ここでは12個)のティース21bとで構成されている。複数個のティース21bには、絶縁性のボビンを介して、それぞれコイル22が巻回されている。そして、ステータコア21と複数のコイル22とは、モールド部26により被覆されている。
先述したとおり、複数のゲート12から注入される樹脂30が合流することによりウエルドが形成されるが、このウエルドが直線状であると、ステータの強度が非常に弱くなってしまう。
図4には、直線状のウエルドが形成される様子が示されている。なお、図4において、矢印の向きは樹脂の流れの向きを示し、矢印の長さは樹脂の流れのスピードを示している。また、図4では図1と異なり、ゲート12は、下型14に設けられており、キャビティ11の下端に接続されている。なお、これらは、後に示される図5〜図7についても同様である。
図4において、コイル22は、環状のステータコア21の周方向に均等に複数配置されている。そして、互いに隣接するコイル22間の各隙間に対向する位置にゲート12が配置され、各ゲート12から均等に樹脂30が注入される。この場合、樹脂30は、コイル間の均等な断面積の隙間を通る。また、ボイドの発生を回避する観点や、コイル22の位置ずれを防ぐ観点より、樹脂30の流入スピードは低めに設定される。これらの理由から樹脂30の流れに乱れが生じにくく、ステータ25の半径方向に直線状のウエルド27が生じる。
そこで、本実施の形態では、ステータ25のモールド部26の強度を向上させる観点より、複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるようにモールド成形を行う。ここで、「ウエルドが曲線状となる」ことには、ステータ25の表面または断面におけるウエルド線が曲線状となること、およびモールド材の接合面(ウエルド面)が曲面形状となることが含まれる。好適な態様では、ステータ25の軸線方向から見た表面または断面におけるウエルド線が曲線状となるようにモールド成形を行う。ウエルド線は、少なくとも一部が曲線状であればよいが、好ましくは全体的に曲線状である。好適な態様では、ウエルド線は、S字状等の波形状である。
より具体的には、本実施の形態では、キャビティ11内におけるモールド材の流れに、ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせる。
以下、ウエルドが曲線状となるようにモールド成形を行う2つの態様を示す。
(第1の態様)
第1の態様では、モールド装置が、ウエルドが曲線状となるように構成される。例えば、モールド装置は、キャビティ内におけるモールド材の流れに、ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせるように構成される。
第1の態様では、モールド装置が、ウエルドが曲線状となるように構成される。例えば、モールド装置は、キャビティ内におけるモールド材の流れに、ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせるように構成される。
図5は、第1の態様に係る製造方法の一例を示す図である。本例では、キャビティの形状が、上記流動速度分布を生じさせる形状に設定される。具体的には、図5において、コイル22は、環状のステータコア21の周方向に略均等に複数配置される。そして、互いに隣接するコイル22間の各隙間に対向する位置にゲート12が配置される。さらに、モールド型には、各ゲート12に対向する位置に、キャビティ11内に突出する突起17が設けられる。各突起17は、上記流動速度分布が生じるように、ステータコア21の半径方向について互いに異なる位置に配置される。具体的には、突起17のゲート12に対する位置として、ゲート12に近いゲート側と、ゲート12から遠い反ゲート側との2種類の位置が設定され、突起17は、ゲート12毎に1個ずつ、ゲート側、反ゲート側に交互に設けられる。
上記構成では、隣接コイル間を進入してきた樹脂30の流れが突起17により妨げられて、樹脂30の流動スピードが落ちる。これにより、ウエルド位置に樹脂30が到達する時間が遅れる。この現象が隣接コイル間でゲート側、反ゲート側で交互に起こるため、ウエルド27が曲線になる。
図6は、第1の態様に係る製造方法の別の一例を示す図である。本例では、各ゲートの配置および各ゲートからのモールド材の射出量が、上記流動速度分布を生じさせるように設定される。具体的には、図6において、コイル22は、環状のステータコア21の周方向に略均等に複数配置される。そして、互いに隣接するコイル22間の各隙間に対向する位置に第1のゲート(メインゲート)12aが配置される。さらに、第1のゲートよりも樹脂30の射出量が少ない第2のゲート(サブゲート)12bが、互いに隣接する第1のゲート12aの各中間位置(すなわち、ウエルドの発生位置)に配置される。図6では、第2のゲート12bは、上端および下端の両方に配置されている。
上記構成では、第2のゲート12bから射出される樹脂30により、ウエルド27の一部が分断され、ウエルド27が直線状になることが防がれる。
(第2の態様)
第2の態様では、ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとを含み、モールド型のキャビティ内にセットされ、当該キャビティ内に複数のゲートからモールド材が注入されることにより一体にモールド成形されるステータ構造体が、ウエルドが曲線状となるように構成される。すなわち、モールド成形の対象(被モールド物)であるステータ構造体が、ウエルドが曲線状となるように構成される。例えば、ステータ構造体は、キャビティ内におけるモールド材の流れに、ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせるように構成される。
第2の態様では、ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとを含み、モールド型のキャビティ内にセットされ、当該キャビティ内に複数のゲートからモールド材が注入されることにより一体にモールド成形されるステータ構造体が、ウエルドが曲線状となるように構成される。すなわち、モールド成形の対象(被モールド物)であるステータ構造体が、ウエルドが曲線状となるように構成される。例えば、ステータ構造体は、キャビティ内におけるモールド材の流れに、ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせるように構成される。
図7は、第2の態様に係る製造方法の一例を示す図である。図7において、上図は樹脂注入前の様子を示し、下図は樹脂注入中の様子を示す。本例では、ステータコアまたはコイルの形状が、上記流動速度分布を生じさせる形状に設定される。具体的には、図7において、コイル22は、環状のステータコア21の周方向に略均等に複数配置される。そして、互いに隣接するコイル22間の各隙間に対向する位置にゲート12が配置される。さらに、上記各隙間の大きさ(例えばスロット内のモールド材流入体積)は、互いに異なる大きさに設定される。図7の例では、各コイル22の形状を互いに異ならせることで、各隙間の大きさを異ならせている。具体的には、ゲート側の外径を他のコイル22aよりも縮小したコイル22b、すなわち外径縮小部22cが設けられたコイル22bを、2つおきに配置している。なお、外径縮小部22cは、反ゲート側に設けられてもよいし、複数設けられてもよい。
上記構成では、隣接コイル間を樹脂が流動するスピードに差が生じ、ウエルド27が曲線になる。
以上のとおり、本実施の形態では、ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとをモールド型のキャビティ内にセットし、当該キャビティ内に複数のゲートからモールド材を注入し、ステータコアとコイルとを一体にモールド成形する場合において、複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるようにモールド成形を行う。このため、本実施の形態によれば、ウエルドが直線状に形成される場合と比較して、ウエルド部分の強度を向上させることができる。
また、本実施の形態では、キャビティ内におけるモールド材の流れに流動速度分布を生じさせることによりウエルドを曲線状に形成する。このため、簡易な構成でウエルドを曲線状に形成することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。
10 モールド装置、11 キャビティ、12 ゲート、12a 第1のゲート、12b 第2のゲート、13 上型、14 下型、15 ポット、16 プランジャ、21 ステータコア、21a ヨーク、21b ティース、22 コイル、23 モールド成形物、24 不要部分、25 ステータ、26 モールド部、27 ウエルド、30 樹脂(モールド材)。
Claims (19)
- ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとをモールド型のキャビティ内にセットし、当該キャビティ内に複数のゲートからモールド材を注入し、前記ステータコアと前記コイルとを一体にモールド成形してステータを製造するステータの製造方法であって、
前記複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように、前記モールド成形を行うことを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項1に記載のステータの製造方法であって、
前記キャビティ内におけるモールド材の流れに、前記ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせることを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項2に記載のステータの製造方法であって、
前記キャビティの形状が、前記流動速度分布を生じさせる形状に設定されることを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項3に記載のステータの製造方法であって、
前記ステータコアは、環状であり、
前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、
前記各ゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、
前記モールド型には、前記各ゲートに対向する位置に、前記キャビティ内に突出する突起が設けられ、
前記各突起は、前記ステータコアの半径方向について互いに異なる位置に配置される、
ことを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項2に記載のステータの製造方法であって、
前記各ゲートの配置および前記各ゲートからのモールド材の射出量が、前記流動速度分布を生じさせるように設定されることを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項5に記載のステータの製造方法であって、
前記ステータコアは、環状であり、
前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、
前記複数のゲートは、複数の第1のゲートと、当該第1のゲートよりもモールド材の射出量が少ない複数の第2のゲートとを含み、
前記各第1のゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、
前記各第2のゲートは、互いに隣接する第1のゲートの各中間位置に配置される、
ことを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項2に記載のステータの製造方法であって、
前記ステータコアまたは前記コイルの形状が、前記流動速度分布を生じさせる形状に設定されることを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項7に記載のステータの製造方法であって、
前記ステータコアは、環状であり、
前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、
前記各ゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、
前記各隙間は、互いに異なる大きさに設定される、
ことを特徴とするステータの製造方法。 - 請求項8に記載のステータの製造方法であって、
前記各コイルの形状を互いに異ならせることで、前記各隙間の大きさを互いに異ならせることを特徴とするステータの製造方法。 - ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとを一体にモールド成形するモールド装置であって、
前記ステータコアと前記コイルとがセットされるキャビティと、当該キャビティ内にモールド材を注入するための複数のゲートとが設けられたモールド型を含み、
前記複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように構成されていることを特徴とするモールド装置。 - 請求項10に記載のモールド装置であって、
前記キャビティ内におけるモールド材の流れに、前記ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせることを特徴とするモールド装置。 - 請求項11に記載のモールド装置であって、
前記キャビティの形状が、前記流動速度分布を生じさせる形状に設定されることを特徴とするモールド装置。 - 請求項12に記載のモールド装置であって、
前記ステータコアは、環状であり、
前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、
前記各ゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、
前記モールド型には、前記各ゲートに対向する位置に、前記キャビティ内に突出する突起が設けられ、
前記各突起は、前記ステータコアの半径方向について互いに異なる位置に配置される、
ことを特徴とするモールド装置。 - 請求項11に記載のモールド装置であって、
前記各ゲートの配置および前記各ゲートからのモールド材の射出量が、前記流動速度分布を生じさせるように設定されることを特徴とするモールド装置。 - 請求項14に記載のモールド装置であって、
前記ステータコアは、環状であり、
前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、
前記複数のゲートは、複数の第1のゲートと、当該第1のゲートよりもモールド材の射出量が少ない複数の第2のゲートとを含み、
前記各第1のゲートは、互いに隣接するコイル間の各隙間に対向する位置に配置され、
前記各第2のゲートは、互いに隣接する第1のゲートの各中間位置に配置される、
ことを特徴とするモールド装置。 - ステータコアと当該ステータコアに装着されたコイルとを含み、モールド型のキャビティ内にセットされ、当該キャビティ内に複数のゲートからモールド材が注入されることにより一体にモールド成形されるステータ構造体であって、
前記複数のゲートから注入されるモールド材が合流することにより形成されるウエルドが曲線状となるように構成されていることを特徴とするステータ構造体。 - 請求項16に記載のステータ構造体であって、
前記ステータコアまたは前記コイルの形状が、前記キャビティ内におけるモールド材の流れに、前記ウエルドが曲線状となる流動速度分布を生じさせる形状であることを特徴とするステータ構造体。 - 請求項17に記載のステータ構造体であって、
前記ステータコアは、環状であり、
前記コイルは、前記ステータコアの周方向に略均等に複数配置され、
互いに隣接するコイル間の各隙間は、互いに異なる大きさである、
ことを特徴とするステータ構造体。 - 請求項18に記載のステータ構造体であって、
前記各コイルの形状が互いに異なることで、前記各隙間の大きさが互いに異なることを特徴とするステータ構造体。
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