JP2008175490A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷房運転時の除湿制御を可能にした空気調和装置を提供すること。
【解決手段】室外機ユニットと、室内機ユニットと、室内機ユニット及び室外機ユニットの各種運転制御を行う制御部とを具備してなる空気調和装置が、空調対象空間内の相対湿度を検出して制御部に入力する湿度検出手段と、空調対象空間内の空気温度を検出して制御部に入力する温度検出手段とを備えている。制御部には、湿度検出手段及び温度検出手段の検出値から算出される露点温度の所定条件に基づいて、冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの選択実施を判断する運転モード選択制御過程が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】室外機ユニットと、室内機ユニットと、室内機ユニット及び室外機ユニットの各種運転制御を行う制御部とを具備してなる空気調和装置が、空調対象空間内の相対湿度を検出して制御部に入力する湿度検出手段と、空調対象空間内の空気温度を検出して制御部に入力する温度検出手段とを備えている。制御部には、湿度検出手段及び温度検出手段の検出値から算出される露点温度の所定条件に基づいて、冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの選択実施を判断する運転モード選択制御過程が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、たとえば室内等の冷房・除湿運転及び暖房運転を行うヒートポンプ式の空気調和装置に関する。
従来、室内等の空調対象空間内を空調することにより、快適な環境を提供するヒートポンプ式の空気調和装置(以下、「空調機」と呼ぶ)が広く知られている。この空調機は、圧縮機や室外熱交換器等を備えた室外機ユニットと、室内熱交換器や室内ファン等を備えた室内機ユニットと、室外機ユニット及び室内機ユニットの各種制御を行う制御部とを具備して構成される。
上述した空調機の冷房運転時には、空調機に指示された設定温度Tsと、吸込空気温度Tiとの温度差ΔT(ΔT=Ti−Ts)が所定値ts以下(ΔT≦ts)になると、冷房運転を不要とするサーモオフが成立する。ここで、設定温度Tsは、空調機の使用者がリモートコントローラ等を介して所望の値に設定する空調目標の空気温度、吸込空気温度Tiは、室内機ユニットの吸込口近傍に設置された吸込空気温度センサで検出した空気温度である。
上述した空調機の冷房運転時には、空調機に指示された設定温度Tsと、吸込空気温度Tiとの温度差ΔT(ΔT=Ti−Ts)が所定値ts以下(ΔT≦ts)になると、冷房運転を不要とするサーモオフが成立する。ここで、設定温度Tsは、空調機の使用者がリモートコントローラ等を介して所望の値に設定する空調目標の空気温度、吸込空気温度Tiは、室内機ユニットの吸込口近傍に設置された吸込空気温度センサで検出した空気温度である。
サーモオフの成立は、実質的に空調対象空間内の空気温度(室内温度)と略一致している吸込空気温度Tiが空調目標の空気温度まで低下したことを意味しているので、制御部がこれ以上の冷房運転は不要と判断して圧縮機等の運転を停止する。こうして停止した冷房運転は、吸込空気温度センサにより継続して検出される吸込空気温度Tiが上昇し、温度差ΔTが所定値tsより大きくなるサーモオンの成立により再開される。
なお、サーモオン及びサーモオフの状態が頻繁に切り替わらないようにするため、換言すれば圧縮機の頻繁なオン・オフを防止するため、通常は温度差ΔTに適当なヒステリシスが設けられている。
なお、サーモオン及びサーモオフの状態が頻繁に切り替わらないようにするため、換言すれば圧縮機の頻繁なオン・オフを防止するため、通常は温度差ΔTに適当なヒステリシスが設けられている。
また、冷房運転時に熱交換器のフィンに凝縮した結露水の残存付着量を減少させ、室内への再蒸発を少なくし、乾燥までの時間を短縮するとともに、室内への湿気の戻りを抑える空気調和装置が提案されている。この空気調和装置は、室内熱交換器を冷却器とした運転を停止または他の運転に移行する際、室内温度または湿度と、室内設定温度または湿度に応じて制御される圧縮機の回転数より圧縮機を低速とする減水運転を所定時間行ってから停止または他の運転を実施する。そして、運転モードを除湿モードに設定した場合、運転開始時、室内設定温度より室内温度が高い場合は冷房運転し、室内設定温度より室内温度が低く、かつ、室内設定湿度より室内の湿度が高い場合は除湿運転する。また、室内設定温度より室内温度が低く、かつ、室内設定湿度より室内の湿度が低い場合は、圧縮機及び送風機の運転を止めて室内温度及び湿度を監視する。(たとえば、特許文献1参照)
特開2006−170503号公報
ところで、従来の空気調和装置は、室内機ユニットに吸い込まれる室内の空気温度を吸込口付近に設置した吸込空気温度センサで検出し、この吸込空気温度センサの検知温度がサーモオフを成立させる空調機制御温度値(ΔTが所定値Ts以下)に到達した時点で冷房運転を停止している。このため、室内の湿度は冷房運転のオン・オフに応じて変化するものの、実質的な制御は全く行われておらず、従って、冷房運転に伴って除湿される成り行きの湿度に任せているのが実情である。
このように、従来の空気調和装置は、冷房運転時の除湿制御が行われていないので、空調対象空間内の温度が所望の値まで低下しても快適な湿度にならない場合もある。このため、空調対象空間内を空調してより一層快適な空間を提供するためには、冷房運転時の除湿制御を可能にした空気調和装置の開発が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷房運転時の除湿制御を可能にした空気調和装置を提供することにある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷房運転時の除湿制御を可能にした空気調和装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る空気調和装置は、室外機ユニットと、吸込口及び吹出口を空調対象空間内に向けて設置される室内機ユニットと、前記室内機ユニット及び前記室外機ユニットの各種運転制御を行う制御部と、を具備してなる空気調和装置において、
前記空調対象空間内の相対湿度を検出して前記制御部に入力する湿度検出手段と、前記空調対象空間内の空気温度を検出して前記制御部に入力する温度検出手段とを備え、前記制御部に、前記湿度検出手段及び前記温度検出手段の検出値から算出される露点温度の所定条件に基づいて、冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの選択実施を判断する運転モード選択制御過程が設けられていることを特徴とするものである。
本発明に係る空気調和装置は、室外機ユニットと、吸込口及び吹出口を空調対象空間内に向けて設置される室内機ユニットと、前記室内機ユニット及び前記室外機ユニットの各種運転制御を行う制御部と、を具備してなる空気調和装置において、
前記空調対象空間内の相対湿度を検出して前記制御部に入力する湿度検出手段と、前記空調対象空間内の空気温度を検出して前記制御部に入力する温度検出手段とを備え、前記制御部に、前記湿度検出手段及び前記温度検出手段の検出値から算出される露点温度の所定条件に基づいて、冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの選択実施を判断する運転モード選択制御過程が設けられていることを特徴とするものである。
このような空気調和装置によれば、空調対象空間内の相対湿度を検出して制御部に入力する湿度検出手段と、空調対象空間内の空気温度を検出して制御部に入力する温度検出手段とを備え、さらに、制御部には、湿度検出手段及び温度検出手段の検出値から算出される露点温度の所定条件に基づいて、冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの選択実施を判断する運転モード選択制御過程が設けられているので、運転モード選択制御過程は、空調対象空間内の露点温度が所定条件になっているか否かに応じて除湿運転モードを選択実施する。この除湿運転モードでは、露点温度が所定条件になるまで冷房能力を抑えた状態で除湿する運転が行われるので、空調空間内の空気温度が低下しても除湿することができる。
上記の発明において、前記除湿運転モードは、前記運転モード選択制御過程において、前記露点温度の所定条件または前記相対湿度検出手段で検出した相対湿度の所定条件のうち、少なくとも一方の所定条件が満たされた場合に選択実施されることが好ましく、これにより、除湿運転モードの選択実施をより一層的確に実施することができる。
上記の発明において、前記除湿運転モードは、圧縮機回転数及び室内吹出風量を設定可能な最小値に設定した後、前記室内機ユニット内に設置された室内熱交換器の温度が前記露点温度より低温となる運転領域に入るまで、前記圧縮機回転数のみを徐々に上昇させることが好ましく、これにより、冷房能力を抑えた状態で除湿する運転が可能になる。
上記の発明において、前記除湿運転モードは、室内吹出風量を設定可能な最小値に設定した後、前記室内機ユニット内に設置された室内熱交換器の温度が前記露点温度より低温となる運転領域内を維持するように、前記圧縮機回転数のみを徐々に下降させることが好ましく、これにより、冷房能力を抑えた状態で除湿する運転が可能になる。
上述した本発明によれば、運転モード選択制御過程において、空調対象空間内の露点温度が所定条件になっているか否かに応じて除湿運転モードを選択実施するので、空調空間内の空気温度が低下した場合であっても、露点温度が所定条件になるまで冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの運転を行って除湿することができる。この結果、冷房運転時に空調対象空間内の空気温度とともに湿度を制御する除湿制御が可能な空気調和装置となり、空調対象空間内を空調してより一層快適な空間を提供するという顕著な効果が得られる。
以下、本発明に係る空気調和装置(以下、「空調機」と呼ぶ)の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図5に示す空調機1は、室内機ユニット10と、室外機ユニット20と、制御部となる制御装置30とを具備して構成される。また、この空調機1は、運転のオン・オフ操作や温度設定等の遠隔操作を行うリモートコントローラ(以下、「リモコン」と呼ぶ)40を備えている。なお、以下に説明する空調機1は、室内機ユニット10及び室外機ユニット20がともに1台ずつの構成とされる。
図5に示す空調機1は、室内機ユニット10と、室外機ユニット20と、制御部となる制御装置30とを具備して構成される。また、この空調機1は、運転のオン・オフ操作や温度設定等の遠隔操作を行うリモートコントローラ(以下、「リモコン」と呼ぶ)40を備えている。なお、以下に説明する空調機1は、室内機ユニット10及び室外機ユニット20がともに1台ずつの構成とされる。
室内機ユニット10は、図示しない吸込口及び吹出口を空調対象空間となる室内に向けて設置されている。室内機ユニット10の筐体内部には、後述する室外機ユニット20から冷媒の供給を受ける室内熱交換器11と、室内から空気を導入するとともに、この空気が室内熱交換器11を通過する際に冷媒と熱交換した空調空気を吹き出す室内ファン12が設けられている。
また、室内機ユニット10は、室内から導入した室内気の空気温度を検出する室内気温度センサ13と、室内熱交換器11の温度を検出する室内熱交温度センサ14と、室内から導入した室内気の相対湿度を検出する相対湿度センサ15とを備えている。
また、室内機ユニット10は、室内から導入した室内気の空気温度を検出する室内気温度センサ13と、室内熱交換器11の温度を検出する室内熱交温度センサ14と、室内から導入した室内気の相対湿度を検出する相対湿度センサ15とを備えている。
室内気温度センサ13は、室内機ユニット10の吸込口近傍に設置される温度検出手段であり、その検出値は吸込空気温度Tiとして制御装置30に入力される。
室内熱交温度センサ14は、室内熱交換器11の適所に密着して設置され、その検出値は室内熱交温度Teとして制御装置30に入力される。
相対湿度センサ15は、室内機ユニット10の吸込口近傍に設置される湿度検出手段であり、その検出値は室内気相対湿度Hiとして制御装置30に入力される。
なお、上述した室内気温度センサ13及び相対湿度センサ15の設置位置については、室内機ユニット10の吸込口近傍に限定されることはなく、たとえばリモコン40に設置して制御装置30へ送信入力するなど、空調対象空間となる室内の現状を示している室内気の空気温度及び相対湿度を検出できればよい。
室内熱交温度センサ14は、室内熱交換器11の適所に密着して設置され、その検出値は室内熱交温度Teとして制御装置30に入力される。
相対湿度センサ15は、室内機ユニット10の吸込口近傍に設置される湿度検出手段であり、その検出値は室内気相対湿度Hiとして制御装置30に入力される。
なお、上述した室内気温度センサ13及び相対湿度センサ15の設置位置については、室内機ユニット10の吸込口近傍に限定されることはなく、たとえばリモコン40に設置して制御装置30へ送信入力するなど、空調対象空間となる室内の現状を示している室内気の空気温度及び相対湿度を検出できればよい。
室外機ユニット20の筐体内部には、主要な構成要素として、ガス冷媒を圧縮して冷凍サイクルへ送出する圧縮機21と、圧縮機21から送出されたガス冷媒の流れ方向を切り換える四方弁22と、冷媒と室外の空気(室外気)との間で熱交換させる室外熱交換器23と、冷媒の絞り機構として機能する膨張弁24と、室外気を導入して室外熱交換器23を通過させる室外気ファン25とが設けられている。
この結果、室外機ユニット20内の圧縮機21、四方弁22、室外熱交換器23及び膨張弁24は、室内機ユニット10内の室内熱交換器11と冷媒配管2で連結されることにより、ヒートポンプ式空調機の冷凍サイクルを形成している。
この結果、室外機ユニット20内の圧縮機21、四方弁22、室外熱交換器23及び膨張弁24は、室内機ユニット10内の室内熱交換器11と冷媒配管2で連結されることにより、ヒートポンプ式空調機の冷凍サイクルを形成している。
上述した空調機1の運転制御は、主要部が室内機ユニット10内に設置されている制御装置30により実施される。すなわち、制御装置30は、圧縮機21のオン・オフや回転数、四方弁22の流路切換、室内ファン12及び室外ファン25のオン・オフや回転数等について、室内気温度センサ13、室内熱交温度センサ14及び相対湿度センサ15を含む各種センサから入力された検出値やリモコン40からの送信入力を受けて、所定のプログラムに基づいた制御信号を出力する。なお、図中の符号3は、制御装置30と室内機ユニット10及び室外機ユニット20との間を接続する配線である。
このように構成された空調機1において、冷房運転時及び暖房運転時の冷媒循環方向は下記の通りである。
冷房運転時には、冷媒が図中に実線矢印で示す方向へ循環する。この結果、室外熱交換器23が放熱器(蒸発器)として機能し、室内熱交換器11が吸熱器(凝縮器)として機能するので、室内熱交換器11を通過する室内気は、冷媒に吸熱されて温度低下した空調空気が室内へ向けて吹き出される。
暖房運転時には、冷媒が図中に破線矢印で示す方向へ循環する。この結果、室内熱交換器11が放熱器(蒸発器)として機能し、室外熱交換器23が吸熱器(凝縮器)として機能するので、室内熱交換器11を通過する室内気は、冷媒の放熱を受けて温度上昇した空調空気が室内へ向けて吹き出される。
冷房運転時には、冷媒が図中に実線矢印で示す方向へ循環する。この結果、室外熱交換器23が放熱器(蒸発器)として機能し、室内熱交換器11が吸熱器(凝縮器)として機能するので、室内熱交換器11を通過する室内気は、冷媒に吸熱されて温度低下した空調空気が室内へ向けて吹き出される。
暖房運転時には、冷媒が図中に破線矢印で示す方向へ循環する。この結果、室内熱交換器11が放熱器(蒸発器)として機能し、室外熱交換器23が吸熱器(凝縮器)として機能するので、室内熱交換器11を通過する室内気は、冷媒の放熱を受けて温度上昇した空調空気が室内へ向けて吹き出される。
上述した構成の空調機1は、制御装置30が、除湿運転モードの選択実施を判断する運転モード選択制御過程(以下、「モード選択制御」と呼ぶ)を備えている。以下では、このモード選択制御に関する詳細を図1及び図2のフローチャートに基づいて説明する。
ここで、除湿運転モードは、冷房能力を抑えた状態で、好ましくは冷房能力を最小限に抑えた状態で除湿する運転を意味している。そして、本発明のモード選択制御は、室内気温度センサ13及び相対湿度センサ15で検出した吸込空気温度Ti及び室内気相対湿度Hiから算出される露点温度Tdの所定条件に基づいて、除湿運転モードの選択実施が判断される。すなわち、空気線図に基づいて算出される露点温度Tdが所定値td以上の場合(Td≧td)には、除湿運転モードの運転による湿度制御が必要と判断する。
ここで、除湿運転モードは、冷房能力を抑えた状態で、好ましくは冷房能力を最小限に抑えた状態で除湿する運転を意味している。そして、本発明のモード選択制御は、室内気温度センサ13及び相対湿度センサ15で検出した吸込空気温度Ti及び室内気相対湿度Hiから算出される露点温度Tdの所定条件に基づいて、除湿運転モードの選択実施が判断される。すなわち、空気線図に基づいて算出される露点温度Tdが所定値td以上の場合(Td≧td)には、除湿運転モードの運転による湿度制御が必要と判断する。
また、上述したモード選択制御は、選択実施をより一層的確に判断するため、露点温度Tdの所定条件または相対湿度Hiの所定条件のうち、少なくとも一方の所定条件が満たされた場合に選択実施することが好ましい。すなわち、露点温度Tdが所定値td以上に大きい(Td≧td)という所定条件か、あるいは、相対湿度Hiが所定値hiより大きい(Hi>hi)という所定条件のうち、少なくともいずれか一方が満たされた場合に除湿運転モードの運転による湿度制御を選択実施する。以下では、このモード選択制御を採用したフローチャートを例示して説明する。
図1に示すモード選択過程のフローチャートにおいて、ステップS1で空調機1の運転開始指令が出され、続くステップS2のサーモオン成立により、空調機1の運転が開始される。このとき、空調機1の運転が冷房運転である場合、以下のモード選択過程により、除湿運転モードが選択実施される。
最初に、ステップS3で「除湿運転移行判断#1」を実施する。このステップでは、室内気温度センサ13で検出した吸込空気温度Tiと、リモコン40等により使用者が設定して空調機1に指示された設定温度Tsとの温度差ΔT(ΔT=Ti−Ts)が、所定値ts以下(ΔT≦ts)であるか否かの判断を行うものであり、従来と同様のサーモオフが成立するか否かの判断となる。なお、この場合の温度差ΔTは、たとえば1℃程度の小さな値であり、従って、冷房運転による室内の温度低下が所望の設定温度Tsまたはその近傍に到達したか否かの判断がなされる。
最初に、ステップS3で「除湿運転移行判断#1」を実施する。このステップでは、室内気温度センサ13で検出した吸込空気温度Tiと、リモコン40等により使用者が設定して空調機1に指示された設定温度Tsとの温度差ΔT(ΔT=Ti−Ts)が、所定値ts以下(ΔT≦ts)であるか否かの判断を行うものであり、従来と同様のサーモオフが成立するか否かの判断となる。なお、この場合の温度差ΔTは、たとえば1℃程度の小さな値であり、従って、冷房運転による室内の温度低下が所望の設定温度Tsまたはその近傍に到達したか否かの判断がなされる。
ステップS3の判断により、温度差ΔTが所定値tsより大きいNOの場合には、室内温度を意味する吸込空気温度Tiが設定温度Tsより高温であるためサーモオフは成立せず、従って、さらに室内温度を低下させるために冷房運転が継続される。
しかし、ステップ3の判断により、温度差ΔTが所定値ts以下となるYESの場合には、室内温度を意味する吸込空気温度Tiが設定温度Tsと略一致しているので、これ以上の冷房運転を継続する必要はないと考えられる。従って、次のステップS4に進むことにより、「除湿運転移行判断#2」を実施する。
しかし、ステップ3の判断により、温度差ΔTが所定値ts以下となるYESの場合には、室内温度を意味する吸込空気温度Tiが設定温度Tsと略一致しているので、これ以上の冷房運転を継続する必要はないと考えられる。従って、次のステップS4に進むことにより、「除湿運転移行判断#2」を実施する。
ステップS4では、露点温度Tdが所定値td以上(Td≧td)になっているか、そして、相対湿度Hiが所定値hiより大きいか(Hi>hi)という二つの所定条件について各々判断する。
この結果、露点温度Tdまたは相対湿度Hiの所定条件のうち、少なくとも一方の条件が満たされていると判断されるYESの場合には、次のステップS5に進んで除湿運転モードが選択実施される。この除湿運転モードでは、圧縮機21の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させるとともに、室内ファン12の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させることにより、室内風量も設定可能な最小値に変更する。
この結果、露点温度Tdまたは相対湿度Hiの所定条件のうち、少なくとも一方の条件が満たされていると判断されるYESの場合には、次のステップS5に進んで除湿運転モードが選択実施される。この除湿運転モードでは、圧縮機21の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させるとともに、室内ファン12の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させることにより、室内風量も設定可能な最小値に変更する。
こうして除湿運転モードが選択実施されると、図2のフローチャートに示した除湿運転モードの終了制御が行われる。
しかし、露点温度Tdが所定値td以上(Td≧td)という所定条件に加えて、相対湿度Hiが所定値hiより大きい(Hi>hi)という所定条件がともに満たされていないと判断されるNOの場合には、すなわち、露点温度Tdが所定値tdより小さく(Td<td)、かつ、相対湿度Hiが所定値hi以下(Hi≦hi)と小さい場合には、冷房運転が継続される。
しかし、露点温度Tdが所定値td以上(Td≧td)という所定条件に加えて、相対湿度Hiが所定値hiより大きい(Hi>hi)という所定条件がともに満たされていないと判断されるNOの場合には、すなわち、露点温度Tdが所定値tdより小さく(Td<td)、かつ、相対湿度Hiが所定値hi以下(Hi≦hi)と小さい場合には、冷房運転が継続される。
ところで、快適性という観点から見た場合、露点温度Tdは空気の蒸気圧に影響するため体からの発汗に作用し、従って、相対湿度Hiより露点温度Tdの方がより切迫した影響を与えることとなる。すなわち、露点温度Tdが低い場合には、発汗により体が急速かつ容易に熱を放出できる状況となるのに対し、露点温度Tdが高い場合には、発汗が遅くなるとともに困難な状況になる。
一般に、夏期は露点温度Tdが高く発汗による熱の放出が阻害され、冬期は逆に露点温度Tdが低くて乾燥と蒸発熱が快適状態よりかなり早くなる。従って、人間の快適性は露点温度Tdが中庸であることが最善であり、快適範囲の不確実性は室内温度よりも高くなるものの、あまり動きの少ない人が年間を通じて快適感を感じるのは、概ね露点温度Tdが−1℃〜13.9℃の中間にあるときである。従って、上述した露点温度Tdの所定値tdとしては、たとえば13.9℃という温度を設定すればよい。
一般に、夏期は露点温度Tdが高く発汗による熱の放出が阻害され、冬期は逆に露点温度Tdが低くて乾燥と蒸発熱が快適状態よりかなり早くなる。従って、人間の快適性は露点温度Tdが中庸であることが最善であり、快適範囲の不確実性は室内温度よりも高くなるものの、あまり動きの少ない人が年間を通じて快適感を感じるのは、概ね露点温度Tdが−1℃〜13.9℃の中間にあるときである。従って、上述した露点温度Tdの所定値tdとしては、たとえば13.9℃という温度を設定すればよい。
また、相対湿度Hiについては、衣服等は表面での相対湿度に比例して水分を吸収したり放出したりするため、結果として人間の快適性にも影響を与える。この相対湿度Hiについては、たとえば相対湿度60%を所定値hiと設定すればよい。
ここで、相対湿度を制御に加える理由について、図4を参照して説明する。図4は空気線図の略図であり、空気温度(乾球温度)のみで制御すると、たとえば図中にハッチングした領域W1のように、たとえば相対湿度が100%を超えるなど制御上の不都合を生じる場合が希にある。従って、たとえば相対湿度が60%以下となるような条件を設けることにより、図中にハッチングした領域W2内での制御が可能となるので、上述した不都合を解消して実情に即した制御が可能になる。
ここで、相対湿度を制御に加える理由について、図4を参照して説明する。図4は空気線図の略図であり、空気温度(乾球温度)のみで制御すると、たとえば図中にハッチングした領域W1のように、たとえば相対湿度が100%を超えるなど制御上の不都合を生じる場合が希にある。従って、たとえば相対湿度が60%以下となるような条件を設けることにより、図中にハッチングした領域W2内での制御が可能となるので、上述した不都合を解消して実情に即した制御が可能になる。
次に、上述した除湿運転モードの終了制御について、図2に示したフローチャートに基づいて説明する。
この制御では、最初にステップS11に進んで圧縮機回転数制御判断を実施する。すなわち、現状の運転回転数が適正か否かを判断するもので、実質的には室内熱交換器11が除湿運転可能な状況にあるか否かの判断となる。ここで、上述した露点温度Tdと室内熱交温度Teとの比較により、露点温度Tdが室内熱交温度Te以上(Td≧Te)であるYESの場合には除湿中の状況にあると判断できるため、次のステップS12に進んで除湿運転終了判断を実施する。
この制御では、最初にステップS11に進んで圧縮機回転数制御判断を実施する。すなわち、現状の運転回転数が適正か否かを判断するもので、実質的には室内熱交換器11が除湿運転可能な状況にあるか否かの判断となる。ここで、上述した露点温度Tdと室内熱交温度Teとの比較により、露点温度Tdが室内熱交温度Te以上(Td≧Te)であるYESの場合には除湿中の状況にあると判断できるため、次のステップS12に進んで除湿運転終了判断を実施する。
しかし、露点温度Tdが室内熱交温度Teより小さい(Td<Te)と判断されたNOの場合には、熱交換器で空気中の水分が凝縮せず除湿されていない状態であるため、ステップS16に進んで圧縮機回転数アップ指令を出し、圧縮機21の回転数を所定数だけ増して室内熱交換器11の室内熱交温度Teが室内空気の露点温度以下となるように制御する。このような圧縮機回転数アップ指令は、上述したステップS11においてYESの判断がなされるまで継続され、圧縮機21の回転数を段階的に上昇させる制御が行われる。
ステップS12の除湿運転終了判断では、実質的に上述したステップS4(図1参照)の除湿運転移行判断#2と同じ判断を繰り返す。すなわち、露点温度Tdが所定値td以上(Td≧td)になっているか、そして、相対湿度Hiが所定値hiより大きいか(Hi>hi)という二つの所定条件について各々判断する。
この結果、露点温度Tdまたは相対湿度Hiの所定条件のうち、少なくとも一方の条件が満たされていると判断されるYESの場合には、次のステップS13に進んで冷房運転復帰判断を実施する。
この結果、露点温度Tdまたは相対湿度Hiの所定条件のうち、少なくとも一方の条件が満たされていると判断されるYESの場合には、次のステップS13に進んで冷房運転復帰判断を実施する。
しかし、露点温度Tdが所定値td以上(Td≧td)という所定条件に加えて、相対湿度Hiが所定値hiより大きい(Hi>hi)という所定条件がともに満たされていないと判断されるNOの場合には、すなわち、露点温度Tdが所定値tdより小さく(Td<td)、かつ、相対湿度Hiが所定値hi以下(Hi≦hi)と小さい場合には、ステップS17に進む。このステップS17では、ステップS5で変更した室内ファン12の運転回転数を当初の設定値(室内風量の設定風量)に戻した後、ステップS2のサーモオン成立に進んで冷房運転に復帰する。
ステップS13の冷房運転復帰判断では、実質的に上述したステップS3(図1参照)の除湿運転移行判断#1と同じ判断を、温度差ΔTの設定値tsをts′に変更して繰り返す。すなわち、吸込空気温度Tiと設定温度Tsとの温度差ΔT(ΔT=Ti−Ts)が、所定値ts′以下(ΔT≦ts′)であるか否かの判断を行って冷房運転に復帰するか否かを判断する。この場合、温度差ΔTの設定値ts′は、たとえば設定値tsの1℃より若干大きな3℃程度の小さな値とされ、従って、除湿運転中に室温が上がってきて、再び冷房能力が出る冷房運転に戻る必要があるか否かの判断がなされる。
ステップS13の判断により、温度差ΔTが所定値ts′より大きいNOの場合には、室内温度を意味する吸込空気温度Tiが設定温度Tsより高温であるためサーモオフは成立せず、従って、さらに室内温度を低下させるために冷房運転が継続される。すなわち、ステップS17に進み、ステップS5で変更した室内ファン12の運転回転数を当初の設定値(室内風量の設定風量)に戻した後、さらに、ステップS2のサーモオン成立に進んで冷房運転に復帰する。
しかし、ステップ13の判断により、温度差ΔTが所定値ts′以下となるYESの場合には、室内温度を意味する吸込空気温度Tiが設定温度Tsと略一致しているので、これ以上の冷房運転を継続する必要はないと考えられる。従って、次のステップS14に進むことにより、サーモオフが成立するか否かを判断するサーモオフ判定が実施される。
しかし、ステップ13の判断により、温度差ΔTが所定値ts′以下となるYESの場合には、室内温度を意味する吸込空気温度Tiが設定温度Tsと略一致しているので、これ以上の冷房運転を継続する必要はないと考えられる。従って、次のステップS14に進むことにより、サーモオフが成立するか否かを判断するサーモオフ判定が実施される。
ステップS14において、サーモオフが成立するYESの場合には、次のステップS15に進んで次回運転モード判断を実施する。この次回運転モード判断は、実質的にステップS12の除湿運転終了判断と同じことを繰り返すものであり、露点温度Tdが所定値td以上(Td≧td)になっているか、そして、相対湿度Hiが所定値hiより大きいか(Hi>hi)という二つの所定条件について各々判断する。
この結果、露点温度Tdまたは相対湿度Hiの所定条件のうち、少なくとも一方の条件が満たされていると判断されるYESの場合には、図1のステップS5へ進んで除湿運転モードの選択実施が選択される。
しかし、露点温度Tdが所定値tdより小さく(Td<td)、かつ、相対湿度Hiが所定値hi以下(Hi≦hi)と小さい場合には、ステップS17に進んでステップS5で変更した室内ファン12の運転回転数を当初の設定値(室内風量の設定風量)に戻した後、ステップS2のサーモオン成立に進む冷房運転の復帰が選択される。
しかし、露点温度Tdが所定値tdより小さく(Td<td)、かつ、相対湿度Hiが所定値hi以下(Hi≦hi)と小さい場合には、ステップS17に進んでステップS5で変更した室内ファン12の運転回転数を当初の設定値(室内風量の設定風量)に戻した後、ステップS2のサーモオン成立に進む冷房運転の復帰が選択される。
このような運転制御により、室内の温度及び湿度の環境を同時に制御できる。このような制御は、露点温度Tdによる温度制御と、冷房能力を抑えた連続運転による除湿量の増大とが重要なポイントとなる。すなわち、室内温度Teが設定温度Tsに低下するまで冷房運転を行い、その後は冷房能力を抑えた除湿運転を実施して除湿する。この除湿運転では、冷房能力を抑えるため、室内ファン12の風量及び圧縮機21の運転回転数を最小値に設定するとともに、室内熱交温度Teが露点温度Td以下になる除湿可能な状態まで圧縮機21の運転回転数を上昇させる。このような除湿運転は、サーモオフまたは吸込空気の露点温度Tdが所定値tdになるまで継続する。
このように、運転モード選択制御過程においては、空調対象空間内の露点温度Tdが所定値tdになっているか否かに応じて除湿運転モードを選択実施するので、空調空間内の吸込空気温度(空気温度)Tiが低下した場合であっても、露点温度Tdが所定値tdになるまで冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの運転を行って除湿することができる。この結果、冷房運転時に空調対象空間内の空気温度とともに湿度を制御する除湿制御が可能な空気調和装置となるので、空調対象空間内を空調してより一層快適な空間を提供することができる。
続いて、上述した除湿運転モードの終了制御について、その変形例を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、上述した図2と同じ制御ステップについては同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この変形例では、除湿運転モードの選択実施(ステップS5′参照)における圧縮機21の運転制御が異なっている。具体的には、圧縮機21の運転回転数をそのままにして、室内ファン12の運転回転数だけ変更する。すなわち、室内ファン12の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させ、室内風量のみを設定可能な最小値に変更する。
この変形例では、除湿運転モードの選択実施(ステップS5′参照)における圧縮機21の運転制御が異なっている。具体的には、圧縮機21の運転回転数をそのままにして、室内ファン12の運転回転数だけ変更する。すなわち、室内ファン12の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させ、室内風量のみを設定可能な最小値に変更する。
そして、ステップS11′に進んで圧縮機回転数制御判断を行った結果、露点温度Tdと室内熱交温度Teとの温度差ΔT′(ΔT′=Td−Te)が所定値teより小さい(ΔT′>te)と判断されたNOの場合には、冷房能力をさらに抑えた除湿運転ができる状態にあると判断できる。このため、ステップS16′に進んで圧縮機回転数ダウン指令を出すが、この場合の所定値teは、たとえば1℃程度の小さな温度である。
圧縮機回転数ダウンの指令を受けることにより、圧縮機21の運転回転数は所定数だけ低減されるので、運転回転数を低減する毎にステップS11′に進んで同様の圧縮機回転数制御判断を繰り返す。この結果、圧縮機21の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させることができ、冷房能力を抑えた連続運転による除湿量の増大が可能となる。なお、ステップS11′において、露点温度Tdと室内熱交温度Teとの温度差ΔT′がte以上(ΔT′≦te)であるYESの場合には、除湿中の状況にあると判断できるため、次のステップS12に進んで除湿運転終了判断を実施する。
圧縮機回転数ダウンの指令を受けることにより、圧縮機21の運転回転数は所定数だけ低減されるので、運転回転数を低減する毎にステップS11′に進んで同様の圧縮機回転数制御判断を繰り返す。この結果、圧縮機21の運転回転数を設定可能な最小値まで低下させることができ、冷房能力を抑えた連続運転による除湿量の増大が可能となる。なお、ステップS11′において、露点温度Tdと室内熱交温度Teとの温度差ΔT′がte以上(ΔT′≦te)であるYESの場合には、除湿中の状況にあると判断できるため、次のステップS12に進んで除湿運転終了判断を実施する。
このようにしても、室内の温度及び湿度の環境を同時に制御できる。すなわち、室内温度Teが設定温度Tsに低下するまで冷房運転を行い、その後は冷房能力を抑えた除湿運転を実施して除湿する。この除湿運転では、冷房能力を抑えるため、室内ファン12の風量を最小値に設定するとともに、室内熱交温度Teと露点温度Tdとの温度差ΔT′が所定値te以下になる能力最小で除湿可能な状態まで圧縮機21の運転回転数を低下させる。このような除湿運転は、サーモオフまたは吸込空気の露点温度Tdが所定値tdになるまで継続する。
このような変形例の運転モード選択制御過程においても、空調対象空間内の露点温度Tdが所定値tdになっているか否かに応じて除湿運転モードを選択実施するので、空調空間内の吸込空気温度(空気温度)Tiが低下した場合であっても、露点温度Tdが所定値tdになるまで冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの運転を行って除湿することができる。この結果、冷房運転時に空調対象空間内の空気温度とともに湿度を制御する除湿制御が可能な空気調和装置となるので、空調対象空間内を空調してより一層快適な空間を提供することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 空気調和装置(空調機)
2 冷媒配管
10 室内機ユニット
11 室内熱交換器
12 室内ファン
13 室内気温度センサ
14 室内熱交温度センサ
15 相対湿度センサ
20 室外機ユニット
21 圧縮機
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 膨張弁
25 室外機ファン
30 制御装置(制御部)
40 リモートコントローラ(リモコン)
Ti 吸込空気温度
Te 室内熱交温度
Hi 室内気相対湿度
Td 露点温度
ΔT,ΔT′ 温度差
ts,td,hi,te,ts′ 所定値
2 冷媒配管
10 室内機ユニット
11 室内熱交換器
12 室内ファン
13 室内気温度センサ
14 室内熱交温度センサ
15 相対湿度センサ
20 室外機ユニット
21 圧縮機
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 膨張弁
25 室外機ファン
30 制御装置(制御部)
40 リモートコントローラ(リモコン)
Ti 吸込空気温度
Te 室内熱交温度
Hi 室内気相対湿度
Td 露点温度
ΔT,ΔT′ 温度差
ts,td,hi,te,ts′ 所定値
Claims (4)
- 室外機ユニットと、吸込口及び吹出口を空調対象空間内に向けて設置される室内機ユニットと、前記室内機ユニット及び前記室外機ユニットの各種運転制御を行う制御部と、を具備してなる空気調和装置において、
前記空調対象空間内の相対湿度を検出して前記制御部に入力する湿度検出手段と、前記空調対象空間内の空気温度を検出して前記制御部に入力する温度検出手段とを備え、
前記制御部に、前記湿度検出手段及び前記温度検出手段の検出値から算出される露点温度の所定条件に基づいて、冷房能力を抑えた状態で除湿する除湿運転モードの選択実施を判断する運転モード選択制御過程が設けられていることを特徴とする空気調和装置。 - 前記除湿運転モードは、前記運転モード選択制御過程において、前記露点温度の所定条件または前記相対湿度検出手段で検出した相対湿度の所定条件のうち、少なくとも一方の所定条件が満たされた場合に選択実施されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記除湿運転モードは、圧縮機回転数及び室内吹出風量を設定可能な最小値に設定した後、前記室内機ユニット内に設置された室内熱交換器の温度が前記露点温度より低温となる運転領域に入るまで、前記圧縮機回転数のみを徐々に上昇させることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
- 前記除湿運転モードは、室内吹出風量を設定可能な最小値に設定した後、前記室内機ユニット内に設置された室内熱交換器の温度が前記露点温度より低温となる運転領域内を維持するように、前記圧縮機回転数のみを徐々に下降させることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2007-01-19 JP JP2007010473A patent/JP2008175490A/ja not_active Withdrawn
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