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JP2008168581A - 制御装置及びプログラム - Google Patents

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JP2008168581A JP2007005939A JP2007005939A JP2008168581A JP 2008168581 A JP2008168581 A JP 2008168581A JP 2007005939 A JP2007005939 A JP 2007005939A JP 2007005939 A JP2007005939 A JP 2007005939A JP 2008168581 A JP2008168581 A JP 2008168581A
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Abstract

【課題】記録ヘッドの検査装置または記録装置に対するパラメータの送信時間を短縮する。
【解決手段】読出部43が、ヘッド検査装置11のパラメータ記憶部12に記憶された全てのパラメータを読み出し、転送部44が、読み出されたパラメータを第1記憶部41及び第2記憶部42に転送する。第1記憶部41に記憶されたパラメータが編集部48により編集された後、比較部45が、第1記憶部41に記憶された各パラメータと、第2記憶部42に記憶された各パラメータとを比較し、差分抽出部46が、第1記憶部41に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部42に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出する。送信部47が、差分抽出部46が抽出したパラメータをヘッド検査装置11に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドの検査装置または記録装置に接続される制御装置及びプログラムに関する。
被記録媒体である記録用紙にインク滴を吐出することによって記録用紙上に画像を印刷するインクジェットプリンタがある。このようなインクジェットプリンタとしては、インク滴を吐出するノズル及びノズルに連通する圧力室を備えた流路ユニットと、圧力室内のインクに吐出エネルギーを付与するアクチュエータとを有する記録ヘッドを備えたものが知られている。アクチュエータは、圧力室の容積を変化させることにより圧力室に吐出エネルギーを付与するものである(例えば、特許文献1参照)。
インクジェットプリンタにおいては、印刷の高速化及び高品質化が望まれている。印刷の高速化及び高品質化を図るためには、記録ヘッドのアクチュータを駆動する駆動信号の駆動波形パターンや駆動電圧などを含む多数のパラメータを調整する必要がある。記録ヘッドを駆動する検査装置または記録装置に制御装置を接続し、当該制御装置において、記録ヘッドまたは記録装置の動作を確認しつつ各パラメータを適宜変更することによって、これらパラメータの調整が行われる。
特開平4−341852号公報(図1)
上述した調整作業においては、パラメータを細かく変更する毎に、パラメータを制御装置から記録ヘッドの検査装置または記録装置に送信し、記録ヘッドまたは記録装置の動作を確認することになる。このように、調整作業においては、パラメータの送信頻度が高い。このため、パラメータの数が多い場合には、パラメータの送信に時間を要し、調整作業を効率よく行うことができない。
そこで、本発明は、記録ヘッドの検査装置または記録装置に対するパラメータの送信時間を短縮する制御装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の制御装置は、被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドの検査装置に接続される制御装置であって、前記検査装置に記憶された前記記録ヘッドを駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段と、前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段と、前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段と、前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段とを備えている。さらに、前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記検査装置に送信する送信手段とを備えている。
別の観点から見て、本発明の制御装置は、被記録媒体に画像を記録する記録装置に接続される制御装置であって、前記記録装置に記憶された前記記録装置を駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段と、前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段と、前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段と、前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段とを備えている。さらに、前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記記録装置に送信する送信手段とを備えている。
本発明のプログラムは、被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドの検査装置に接続されるコンピュータを、前記検査装置に記憶された前記記録ヘッドを駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段、前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段、前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段、前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段、前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段、及び、前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記検査装置に送信する送信手段として機能させる。
別の観点から見て、本発明のプログラムは、被記録媒体に画像を記録する記録装置に接続されるコンピュータを、前記記録装置に記憶された前記記録装置を駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段、前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段、前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段、前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段、前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段、及び、前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記記録装置に送信する送信手段として機能させる。
これら本発明によると、記録ヘッドの駆動に関する多数のパラメータのうち、編集手段により編集されたパラメータのみが接続先に送信されるため、パラメータの送信時間を短縮することができる。これにより、パラメータの更新時間が短縮され、チューニング作業を効率よく行うことができる。
本発明においては、前記第1及び第2記憶手段が、前記編集手段が機能しているときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されていてもよい。これによると、編集手段が機能していないとき、第1及び第2記憶手段が開放されるため、メモリの負担を軽減することができる。
または、本発明においては、前記第1記憶手段が、前記編集手段が機能しているときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されており、前記第2記憶手段が、前記編集手段が機能しているとき及び前記編集手段が機能していないときのいずれにおいても確保されるグローバルパラメータ記憶部に構成されていてもよいし、前記第1記憶手段が、前記編集手段が機能しているとき及び前記編集手段が機能していないときのいずれにおいても確保されるグローバルパラメータ記憶部に構成されており、前記第2記憶手段が、前記編集手段が機能しているときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されていてもよい。これらによると、編集手段が機能しているとき及び編集手段が機能していないときのいずれにおいてもパラメータの内容が維持されるため、再度編集手段を機能させたとき、新たにパラメータを読み出す必要がなくなり、パラメータの編集作業を素早く再開することができる。
さらに、本発明においては、前記転送手段が、前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1記憶手段に転送する第1転送手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータを前記第2記憶手段に転送する第2転送手段とを備えていてもよいし、前記転送手段が、前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第2記憶手段に転送する第1転送手段と、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータを前記第1記憶手段に転送する第2転送手段とを備えていてもよい。これらによると、転送手段を実現するための回路構成が簡素化される。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る第1実施形態である制御装置の全体的な構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、制御装置16は、インクジェットプリンタに用いられるインクジェットヘッド1の検査を行うためのヘッド検査装置11を制御するものであり、ディスプレイ17及びキーボード・マウスなどの入力装置18を備えるPC(Personal Computer)上で検査装置制御プログラムを起動することによって実現される。制御装置16は、USB(Universal Serial Bus)によりヘッド検査装置11と接続されており、互いにデータ通信可能となっている。なお、制御装置16とヘッド検査装置11とは、他の種類のシリアル通信、パラレル通信、無線通信などにより互いにデータ通信可能な状態で接続されていてもよい。ヘッド検査装置11は、インクジェットヘッド1に接続されており、インクジェットヘッド1を駆動するための各種パラメータを記憶するパラメータ記憶部12と、パラメータ記憶部12に記憶された各種パラメータの内容にしたがって、インクジェットヘッド1を駆動する駆動部13とを有している。
ここで、インクジェットヘッド1について、図2及び図3を参照しつつ詳細に説明する。図2は、インクジェットヘッド1の概略斜視図である。図3は、インクジェットヘッド1の部分拡大断面図である。
図2及び図3に示すように、インクジェットヘッド1は、一方向に長尺な矩形形状を有する流路ユニット2と、流路ユニット2の上面に取り付けられたアクチュエータユニット3と、アクチュエータユニット3を駆動する図示しないドライバICとを有している。流路ユニット2は、ステンレス製の7枚の流路プレート21〜27及びノズルプレート28が順に積層された積層構造を有する積層体である。流路ユニット2の上面には、外部からインクが供給されるインク供給口2bが、長手方向に関する端部近傍に形成されている。流路ユニット2の下面には、インク滴を吐出するノズル53が多数開口しているインク吐出面2aが形成されている。流路ユニット2の内部には、インク供給口2bから供給されたインクが流し込まれる共通インク室51及び共通インク室51の出口から圧力室52を経てノズル53に至る多数の個別インク流路54が形成されている。なお、図3においては、1つの個別インク流路54のみが表れるような断面を示している。
各圧力室52は、流路ユニット2の上面に形成された開口を有している。各圧力室52の開口は、流路ユニット2の上面に取り付けられたアクチュエータユニット3により閉じられている。インク供給口2bから流し込まれたインクは、共通インク室51を介して各個別インク流路54に分配される。そして、個別インク流路54においては、流れ込んだインクが圧力室52を経てノズル53に到達する。
アクチュエータユニット3は、各圧力室52内のインクに対して個別に吐出エネルギーを付与する多数のアクチュエータを構成するものであり、上述したように、流路ユニット2の上面において多数の圧力室52の開口を閉じるように取り付けられている。そして、アクチュエータユニット3は、圧力室52のそれぞれと対向するように配置された多数の個別電極31と、圧電層32と、共通電極34と、圧電層33とが順に積層された積層構造を有している。個別電極31及び共通電極34は、Ag−Pd系などの金属材料からなる。圧電層32、33は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなり、多数の圧力室52に跨るサイズと形状を有した連続平板層である。また、圧電層32は、多数の個別電極31と共通電極34とに挟持されており、圧電層33は、共通電極34と流路ユニット2の上面とに挟持されている。なお、共通電極34は、この圧電層33の上面のほぼ全面に形成されている。ここで、個別電極31と共通電極34とに挟まれた圧電層32の部分が、活性層として働き、両電極間に電圧を印加すると平面方向に伸縮する。また、この部分は、圧力室52側の圧電層33(非活性層)と協働して、圧力室52の容積を変化するように変形する。このとき、非活性層は自発的に変形していない。活性層の分極方向と電界の方向とが共に厚み方向であれば、活性層が面方向に縮み、個別電極31に対応した部分は圧力室52の方向に凸状に変形する。1つの個別電極31に対応した部分が、1つのアクチュエータとして機能する。
このように、アクチュエータユニット3は、ユニモルフ式のアクチュエータとして構成されている。各アクチュエータは、圧力室52にそれぞれ対向して配置されている。ドライバICから個別電極31にパルス状の駆動信号が供給されることにより、アクチュエータが変形して対向する圧力室52の容積が変化する。これにより、圧力室52内のインクに圧力波(吐出エネルギー)が発生し、圧力室52に連通するノズル53からインク滴が吐出される。
このように、ヘッド検査装置11の駆動部13は、パラメータ記憶部12に記憶されたパラメータの値にしたがってドライバICを制御することにより、アクチュエータユニット3を駆動する。これにより、インクジェットヘッド1の動作を検査することができる。なお、パラメータ記憶部12に記憶されたパラメータには、ドライバICから出力される駆動信号の基本周波数、駆動波形、駆動波形の選択マップ、駆動波形の電圧などがある。
図1に戻って、制御装置16について詳細に説明する。図1に示すように、制御装置16は、第1記憶部41と、第2記憶部42と、読出部43と、転送部44と、比較部45と、差分抽出部46と、送信部47と、編集部48とを有している。なお、図1は、検査装置制御プログラムによって、インクジェットヘッド1に関するパラメータを編集するためのパラメータ編集プログラムが起動された状態の機能ブロックを示している。
第1記憶部41及び第2記憶部42は、インクジェットヘッド1を駆動するための複数のパラメータを記憶するものあり、検査装置制御プログラムによってパラメータ編集プログラムが起動されたときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されている。したがって、パラメータ編集プログラムが起動したときに、制御装置16であるPCのRAM(Random Access Memory)上に第1記憶部41及び第2記憶部42の領域が確保される。そして、パラメータ編集プログラムが終了したときに、RAM上に確保された第1記憶部41及び第2記憶部42の領域が開放される。
読出部43は、ヘッド検査装置11のパラメータ記憶部12に記憶された全てのパラメータを読み出すものである。転送部44は、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部41及び第2記憶部42に転送するものであり、第1転送部44aと、第2転送部44bとを有している。第1転送部44aは、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部41に転送する。そして、第2転送部44bは、第1記憶部41に記憶された全てのパラメータを第2記憶部42に転送する。比較部45は、第1記憶部41に記憶されたパラメータのパラメータの編集作業(後述)が完了したとき、第1記憶部41に記憶された各パラメータと、第2記憶部42に記憶された各パラメータとを比較するものである。差分抽出部46は、第1記憶部41に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部42に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出するものである。送信部47は、差分抽出部46が抽出したパラメータをヘッド検査装置11に送信するものである。送信部47からヘッド検査装置11に送信されたパラメータは、ヘッド検査装置11のパラメータ記憶部12に記憶される。
編集部48は、第1記憶部41に記憶された各パラメータの内容をユーザが編集する編集作業を行うためのものであり、パラメータ編集プログラムが実行されたときに機能する。検査装置制御プログラムによってパラメータ編集プログラムが実行されると、編集部48が機能し、ディスプレイ17に編集ダイアログ17aを表示させる。編集ダイアログ17aには、第1記憶部41に記憶された各パラメータの内容が表示されており、編集ダイアログ17aに表示された各パラメータの内容が編集可能となっている。ユーザは、入力装置18を用いて編集ダイアログ17aに表示された各パラメータの内容を適宜編集する。また、編集ダイアログ17aには、「OK」、「適用」及び「キャンセル」ボタンが表示されている。ユーザは、パラメータの編集が完了するといずれかのボタンをクリックする。後述するように、「OK」ボタンがクリックされると、編集されたパラメータのみがヘッド検査装置11に送信される。そして、編集ダイアログ17aが閉じられ、パラメータ編集プログラムが終了する。「適用」ボタンがクリックされると、編集されたパラメータのみがヘッド検査装置11に送信される。このとき、パラメータ編集プログラムは終了せず、編集ダイアログ17aが表示された状態で、ユーザが再び編集作業を行うことができるようになっている。「キャンセル」ボタンがクリックされると、パラメータがヘッド検査装置11に送信されることなく、編集ダイアログ17aが閉じられ、パラメータ編集プログラムが終了する。
次に、制御装置16の動作について図4を参照しつつ説明する。図4は、制御装置16の動作を示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチャートは、ユーザの操作により、検査装置制御プログラムからパラメータ編集プログラムが起動されたときの制御装置16の動作を示している。図4に示すように、パラメータ編集プログラムが起動されると、RAM上に第1記憶部41及び第2記憶部42の領域(ローカルパラメータ記憶部)を確保する(ステップS101:以後S101と略す。他のステップも同様)。そして、読出部43が、ヘッド検査装置11のパラメータ記憶部12に記憶された全てのパラメータを読み出す(S102)。その後、第1転送部44aが、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部41に転送し(S103)、第2転送部44bが、第1記憶部41に記憶された全てのパラメータを第2記憶部42に転送する(S104)。そして、編集部48が、第1記憶部41に記憶された各パラメータの内容が表示された編集ダイアログ17aをディスプレイ17に表示させる(S105)。このとき、ユーザによるパラメータの編集が可能となる。
その後、編集部48が、編集ダイアログ17aに対するユーザの入力によって、「キャンセル」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S106)。「キャンセル」ボタンがクリックされたと判断したときは(S106:YES)、編集ダイアログ17aを閉じ(S115)、RAM上に確保された第1記憶部41及び第2記憶部42の領域を開放する(S116)。そして、図4のフローチャートすなわち、パラメータ編集プログラムを終了する。
S106において、「キャンセル」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S106:NO)、パラメータの内容が編集されたか否かを判断する(S107)。ここで、パラメータの内容が編集されてないと判断したときは(S107:NO)、S106まで戻って、「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの編集がなされるのを待つ。一方、パラメータの内容が編集されたと判断したときは(S107:YES)、編集されたパラメータの内容を第1記憶部41に記憶させる(S108)。これにより、先に記憶されたパラメータが、編集されたパラメータに書き換えられる。
これに続き、編集ダイアログ17aの「OK」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S109)。「OK」ボタンがクリックされたと判断したときは(S109:YES)、パラメータの編集処理が完了したとして編集の終了動作に移る。
ます、比較部45が、第1記憶部41に記憶された各パラメータと、第2記憶部42に記憶された各パラメータとを比較する。さらに、差分抽出部46が、第1記憶部41に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部42に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出する(S113)。送信部47は、差分抽出部46が抽出したパラメータをヘッド検査装置11に送信する(S114)。送信部47からヘッド検査装置11に送信されたパラメータは、ヘッド検査装置11のパラメータ記憶部12に記憶される。その後、編集ダイアログ17aを閉じ(S115)、RAM上に確保された第1記憶部41及び第2記憶部42の領域を開放する(S116)。そして、パラメータ編集プログラムを終了する。
一方、「OK」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S109:NO)、編集ダイアログ17aの「適用」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S110)。「適用」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S110:NO)、S106まで戻って、「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの編集がなされるのを待つ。このとき、ディスプレイ17には編集ダイアログ17aが表示されており、ユーザによるパラメータの編集が継続可能となっている。
S110において、「適用」ボタンがクリックされたと判断したときは(S110:YES)、パラメータの編集が可能な状態のまま編集結果を確定し、この編集結果に基づいてインクジェットヘッド1の駆動を可能にする。まず、比較部45が、第1記憶部41に記憶された各パラメータと、第2記憶部42に記憶された各パラメータとを比較する。さらに、差分抽出部46が、第1記憶部41に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部42に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出する(S111)。送信部47は、差分抽出部46が抽出したパラメータをヘッド検査装置11に送信する(S112)。この後、S106まで戻って、編集ダイアログ17aに対するユーザの次の入力(「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの新規入力)があるまで待機する。ユーザは、再び、パラメータの編集作業を行うことができる。
このように、ヘッド検査装置11で用いられる多数のパラメータのうち、編集部48により編集されたパラメータのみが制御装置16からヘッド検査装置11に送信される。
以上、説明した本実施形態によると、ヘッド検査装置11で用いられる多数のパラメータのうち、編集部48により編集されたパラメータのみがヘッド検査装置11に送信されるため、全てのパラメータがヘッド検査装置11に送信される場合と比較して、パラメータの送信時間が短縮される。これにより、ヘッド検査装置11におけるパラメータの更新時間が短縮され、インクジェットヘッド1のチューニング作業を効率よく行うことができる。
また、パラメータ編集プログラムが起動されたとき、RAM上に第1記憶部41及び第2記憶部42の領域が確保され、パラメータ編集プログラムが終了するときに、RAM上に確保された第1記憶部41及び第2記憶部42の領域が開放されるため、パラメータ編集プログラムに関するメモリの負担を軽減することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る第2実施形態について図5を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の物及び機能部については、第1実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図5は、本発明に係る第2実施形態である制御装置の全体的な構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、制御装置116は、インクジェットプリンタ111を制御するものであり、ディスプレイ17及びキーボード・マウスなどの入力装置18を備えるPC上でプリンタ制御プログラムを起動することによって実現される。制御装置116は、USBによりインクジェットプリンタ111と接続されており、互いにデータ通信可能となっている。インクジェットプリンタ111は、インクジェットヘッド1、用紙搬送機構(図示せず)などを備えており、これらを駆動するための各種パラメータを記憶するパラメータ記憶部112を有している。
インクジェットプリンタ111は、パラメータ記憶部112に記憶された各種パラメータの値にしたがってドライバICや用紙搬送機構を制御する。なお、パラメータ記憶部112に記憶された各種パラメータには、ドライバICから出力される駆動信号の基本周波数、駆動波形、駆動波形の選択マップ、駆動波形の電圧、用紙搬送機構における用紙搬送速度、連続印刷枚数などがある。
制御装置116は、第1記憶部141と、第2記憶部42と、読出部43と、転送部44と、比較部45と、差分抽出部46と、送信部47と、編集部48とを有している。なお、図5は、プリンタ制御プログラムによって、インクジェットプリンタ111の駆動に関するパラメータを編集するためのパラメータ編集プログラムが起動された状態の機能ブロックを示している。
第1記憶部141及び第2記憶部42は、インクジェットヘッド1を駆動するための複数のパラメータを記憶するものである。第1記憶部141は、プリンタ制御プログラムが起動されたときに確保されるグローバルパラメータ記憶部に構成されている。つまり、グローバルパラメータ記憶部は、プリンタ制御プログラムが起動している状態においては、パラメータ編集プログラムが起動しているか否かに係わらず維持されている。そして、第2記憶部42は、プリンタ制御プログラムによってパラメータ編集プログラムが起動されたときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されている。したがって、プリンタ制御プログラムが起動したときに、制御装置116であるPCのRAM上に第1記憶部141の領域が確保され、プリンタ制御プログラムが終了するときに、RAM上に確保された第1記憶部141の領域が開放される。そして、パラメータ編集プログラムが起動したときに、RAM上に第2記憶部42の領域が確保され、パラメータ編集プログラムが終了するときに、RAM上に確保された第2記憶部42の領域が開放される。
次に、制御装置116の動作について図6を参照しつつ説明する。図6は、制御装置116の動作を示すフローチャートである。なお、図6に示すフローチャートは、ユーザの操作により、プリンタ制御プログラムからパラメータ編集プログラムが起動されたときの制御装置116の動作を示している。図6に示すように、パラメータ編集プログラムが起動されると、RAM上に第2記憶部42の領域を確保する(S201)。なお、上述したように、第1記憶部141の領域は、プリンタ制御プログラムの起動時において既にRAM上に確保されている。そして、第1記憶部141に既にパラメータが記憶されているか否かを判断する(S202)。第1記憶部141にパラメータが記憶されていないと判断したときは(S202:NO)、読出部43が、インクジェットプリンタ111のパラメータ記憶部112に記憶された全てのパラメータを読み出す(S203)。その後、第1転送部44aが、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部141に転送し(S204)、第2転送部44bが、第1記憶部141に記憶された全てのパラメータを第2記憶部42に転送する(S205)。一方、第1記憶部141にパラメータが記憶されていると判断したときは(S202:YES)、第2転送部44bが、第1記憶部141に記憶された全てのパラメータを第2記憶部42に転送する(S205)。そして、編集部48が、第1記憶部141に記憶された各パラメータの内容が表示された編集ダイアログ17aをディスプレイ17に表示させる(S206)。このとき、ユーザによるパラメータの編集が可能となる。
その後、編集部48が、編集ダイアログ17aに対するユーザの入力によって、「キャンセル」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S207)。「キャンセル」ボタンがクリックされたと判断したときは(S207:YES)、編集ダイアログ17aを閉じ(S216)、RAM上に確保された第2記憶部42の領域を開放する(S217)。そして、図6のフローチャートすなわち、パラメータ編集プログラムを終了する。
S207において、「キャンセル」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S207:NO)、パラメータの内容が編集されたか否かを判断する(S208)。ここで、パラメータの内容が編集されてないと判断したときは(S208:NO)、S207まで戻って、「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの編集がなされるのを待つ。一方、パラメータの内容が編集されたと判断したときは(S208:YES)、編集されたパラメータの内容を第1記憶部141に記憶させる(S209)。これにより、先に記憶されたパラメータが、編集されたパラメータに書き換えられる。
これに続き、編集ダイアログ17aの「OK」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S210)。「OK」ボタンがクリックされたと判断したときは(S210:YES)、パラメータの編集処理が完了したとして編集の終了動作に移る。
ます、比較部45が、第1記憶部141に記憶された各パラメータと、第2記憶部42に記憶された各パラメータとを比較する。さらに、差分抽出部46が、第1記憶部141に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部42に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出する(S214)。送信部47は、差分抽出部46が抽出したパラメータをインクジェットプリンタ111に送信する(S215)。送信部47からインクジェットプリンタ111に送信されたパラメータは、インクジェットプリンタ111のパラメータ記憶部112に記憶される。その後、編集ダイアログ17aを閉じ(S216)、RAM上に確保された第2記憶部42の領域を開放する(S217)。そして、パラメータ編集プログラムを終了する。
一方、「OK」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S210:NO)、編集ダイアログ17aの「適用」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S211)。「適用」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S211:NO)、S207まで戻って、「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの編集がなされるのを待つ。このとき、ディスプレイ17には編集ダイアログ17aが表示されており、ユーザによるパラメータの編集が継続可能となっている。
S211において、「適用」ボタンがクリックされたと判断したときは(S211:YES)、パラメータの編集が可能な状態のまま編集結果を確定し、この編集結果に基づいてインクジェットヘッド1の駆動を可能にする。まず、比較部45が、第1記憶部141に記憶された各パラメータと、第2記憶部42に記憶された各パラメータとを比較する。さらに、差分抽出部46が、第1記憶部141に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部42に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出する(S212)。送信部47は、差分抽出部46が抽出したパラメータをインクジェットプリンタ111に送信する(S213)。この後、S207まで戻って、編集ダイアログ17aに対するユーザの次の入力(「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの新規入力)があるまで待機する。ユーザは、再び、パラメータの編集作業を行うことができる。
以上、説明した本実施形態によると、インクジェットプリンタ111で用いられる多数のパラメータのうち、編集部48により編集されたパラメータのみがインクジェットプリンタ111に送信されるため、全てのパラメータがインクジェットプリンタ111に送信される場合と比較して、パラメータの送信時間が短縮される。これにより、パラメータの更新時間が短縮される。
また、プリンタ制御プログラムが起動している状態であれば、パラメータ編集プログラムが終了しても第1記憶部141のパラメータの記憶内容が維持されるため、再度パラメータ編集プログラムが起動したときに、読出部43が、インクジェットプリンタ111のパラメータ記憶部112に記憶された全てのパラメータを新たに読み出す必要がなくなる。これにより、パラメータの編集作業を素早く再開することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明に係る第3実施形態について図7を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と実質的に同一の物及び機能部については、第1実施形態及び第2実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図7は、本発明に係る第3実施形態である制御装置の全体的な構成を示す機能ブロック図である。図7に示すように、制御装置216は、インクジェットプリンタ111を制御するものであり、ディスプレイ17及びキーボード・マウスなどの入力装置18を備えるPC上でプリンタ制御プログラムを起動することによって実現される。制御装置216は、USBによりインクジェットプリンタ111と接続されており、互いにデータ通信可能となっている。
制御装置216は、第1記憶部41と、第2記憶部242と、読出部43と、転送部244と、比較部45と、差分抽出部46と、送信部47と、編集部48とを有している。なお、図7は、プリンタ制御プログラムによって、インクジェットプリンタ111の駆動に関するパラメータを編集するためのパラメータ編集プログラムが起動された状態の機能ブロックを示している。
第1記憶部41及び第2記憶部242は、インクジェットヘッド1を駆動するための複数のパラメータを記憶するものである。第1記憶部41は、プリンタ制御プログラムによってパラメータ編集プログラムが起動されたときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されている。そして、第2記憶部242は、プリンタ制御プログラムが起動されたときに確保されるグローバルパラメータ記憶部に構成されている。転送部244は、第1転送部44aと、第2転送部244bとを有している。第2転送部244bは、第1記憶部41と第2記憶部242との間で全てのパラメータの双方向に転送を行うことができる。
次に、制御装置216の動作について図8を参照しつつ説明する。図8は、制御装置216の動作を示すフローチャートである。なお、図8に示すフローチャートは、ユーザの操作により、プリンタ制御プログラムからパラメータ編集プログラムが起動されたときの制御装置216の動作を示している。図8に示すように、パラメータ編集プログラムが起動されると、RAM上に第1記憶部41の領域を確保する(S301)。なお、上述したように、第2記憶部242の領域は、プリンタ制御プログラムの起動時において既にRAM上に確保されている。そして、第2記憶部242に既にパラメータが記憶されているか否かを判断する(S302)。第2記憶部242にパラメータが記憶されていないと判断したときは(S302:NO)、読出部43が、インクジェットプリンタ111のパラメータ記憶部112に記憶された全てのパラメータを読み出す(S303)。その後、第1転送部44aが、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部41に転送し(S304)、第2転送部244bが、第1記憶部41に記憶された全てのパラメータを第2記憶部242に転送する(S305)。一方、第2記憶部242にパラメータが記憶されていると判断したときは(S302:YES)、第2転送部244bが、第2記憶部242に記憶された全てのパラメータを第1記憶部41に転送する(S306)。これらの後、編集部48が、第1記憶部41に記憶された各パラメータの内容が表示された編集ダイアログ17aをディスプレイ17に表示させる(S307)。このとき、ユーザによるパラメータの編集が可能となる。
その後、編集部48が、編集ダイアログ17aに対するユーザの入力によって、「キャンセル」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S308)。「キャンセル」ボタンがクリックされたと判断したときは(S308:YES)、編集ダイアログ17aを閉じ(S319)、RAM上に確保された第1記憶部41の領域を開放する(S320)。そして、図8のフローチャートすなわち、パラメータ編集プログラムを終了する。
S308において、「キャンセル」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S308:NO)、パラメータの内容が編集されたか否かを判断する(S309)。ここで、パラメータの内容が編集されてないと判断したときは(S309:NO)、S308まで戻って、「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの編集がなされるのを待つ。一方、パラメータの内容が編集されたと判断したときは(S309:YES)、編集されたパラメータの内容を第1記憶部41に記憶させる(S310)。これにより、先に記憶されたパラメータが、編集されたパラメータに書き換えられる。
これに続き、編集ダイアログ17aの「OK」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S311)。「OK」ボタンがクリックされたと判断したときは(S311:YES)、パラメータの編集処理が完了したとして編集の終了動作に移る。
ます、比較部45が、第1記憶部41に記憶された各パラメータと、第2記憶部242に記憶された各パラメータとを比較する。さらに、差分抽出部46が、第1記憶部41に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部242に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出する(S316)。送信部47は、差分抽出部46が抽出したパラメータをインクジェットプリンタ111に送信する(S317)。送信部47からインクジェットプリンタ111に送信されたパラメータは、インクジェットプリンタ111のパラメータ記憶部112に記憶される。また、第2転送部244bが、第1記憶部41に記憶された全てのパラメータを第2記憶部242に転送する(S318)。そして、編集ダイアログ17aを閉じ(S319)、RAM上に確保された第1記憶部41の領域を開放する(S320)。そして、パラメータ編集プログラムを終了する。
一方、「OK」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S311:NO)、編集ダイアログ17aの「適用」ボタンがクリックされたか否かを判断する(S312)。「適用」ボタンがクリックされていないと判断したときは(S312:NO)、S308まで戻って、「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの編集がなされるのを待つ。このとき、ディスプレイ17には編集ダイアログ17aが表示されており、ユーザによるパラメータの編集が継続可能となっている。
S312において、「適用」ボタンがクリックされたと判断したときは(S312:YES)、パラメータの編集が可能な状態のまま編集結果を確定し、この編集結果に基づいてインクジェットヘッド1の駆動を可能にする。まず、比較部45が、第1記憶部41に記憶された各パラメータと、第2記憶部242に記憶された各パラメータとを比較する。さらに、差分抽出部46が、第1記憶部41に記憶されたパラメータのうち、第2記憶部242に記憶されたパラメータと内容が異なると比較部45が判断したパラメータのみを抽出する(S313)。送信部47は、差分抽出部46が抽出したパラメータをインクジェットプリンタ111に送信する(S314)。送信部47からインクジェットプリンタ111に送信されたパラメータは、インクジェットプリンタ111のパラメータ記憶部112に記憶される。また、第2転送部244bが、第1記憶部41に記憶された全てのパラメータを第2記憶部242に転送する(S315)。この後、S308まで戻って、編集ダイアログ17aに対するユーザの次の入力(「キャンセル」ボタンのクリック又はパラメータの新規入力)があるまで待機する。ユーザは、再び、パラメータの編集作業を行うことができる。
以上、説明した本実施形態によると、インクジェットプリンタ111で用いられる多数のパラメータのうち、編集部48により編集されたパラメータのみがインクジェットプリンタ111に送信されるため、全てのパラメータがインクジェットプリンタ111に送信される場合と比較して、パラメータの送信時間が短縮される。これにより、パラメータの更新時間が短縮される。
また、プリンタ制御プログラムが起動している状態であれば、パラメータ編集プログラムが終了しても第2記憶部242のパラメータの内容が維持されるため、再度パラメータ編集プログラムが起動したときに、読出部43が、インクジェットプリンタ111のパラメータ記憶部112に記憶された全てのパラメータを新たに読み出す必要がなくなる。これにより、パラメータの編集作業を素早く再開することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した第1及び第2実施形態においては、転送部44が、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部41に転送する第1転送部44aと、第1記憶部41に記憶された全てのパラメータを第2記憶部42に転送する第2転送部44bとを有する構成であるが、転送部は、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部41及び第2記憶部42に転送することができれば他の構成であってもよい。例えば、読出部43が読み出した全てのパラメータを第2記憶部42に転送する転送部と、第2記憶部42に記憶された全てのパラメータを第1記憶部41に転送する転送部とを有する構成であってもよいし、読出部43が読み出した全てのパラメータを第1記憶部41及び第2記憶部42に同時に転送する構成であってもよい。
さらに、上述した第1実施形態においては、ヘッド検査装置11がインクジェットヘッド1の検査を行う構成となっているが、ヘッド検査装置11は、インクジェットヘッド1以外の記録ヘッドを検査する構成であってもよい。例えば、バイモルフ式のアクチュエータを備えるインクジェットヘッドや発熱体を有するインクジェトヘッドでもよいし、サーマルヘッドであってもよい。これと同様に、第2及び第3実施形態においては、制御装置116、216が、インクジェットヘッド1を備えるインクジェットプリンタ111に接続される構成であるが、制御装置116、216が、上述したような、インクジェットヘッド1以外の記録ヘッドを備える記録装置に接続される構成であってもよい。
加えて、上述した第1〜第3実施形態においては、制御装置16、116、216が、PC上で起動するプログラムによって実現される構成であるが、PC以外のコンピュータ上で起動するプログラムによって実現される構成であってもよい。
また、上述の第1実施例の制御装置16とヘッド検査装置11、第2及び第3実施例の制御装置116、216の構成とその機能をインクジェットプリンタが備えていてもよい。これによって、高精度にインクの吐出特性を微調整可能なプリンタを実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 図1に示すインクジェットヘッドの概略斜視図である。 図2に示すインクジェットヘッドの部分拡大断面図である。 図1に示す制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 図5に示す制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 図7に示す制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
11 ヘッド検査装置
12 パラメータ記憶部
13 駆動部
16、116、216 制御装置
17 ディスプレイ
17a 編集ダイアログ
18 入力装置
41、141 第1記憶部
42、242 第2記憶部
43 読出部
44、244 転送部
44a 第1転送部
44b、244b 第2転送部
45 比較部
46 差分抽出部
47 送信部
48 編集部
111 インクジェットプリンタ
112 パラメータ記憶部

Claims (9)

  1. 被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドの検査装置に接続される制御装置であって、
    前記検査装置に記憶された前記記録ヘッドを駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段と、
    前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段と、
    前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段と、
    前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記検査装置に送信する送信手段とを備えていることを特徴とする制御装置。
  2. 被記録媒体に画像を記録する記録装置に接続される制御装置であって、
    前記記録装置に記憶された前記記録装置を駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段と、
    前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段と、
    前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段と、
    前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記記録装置に送信する送信手段とを備えていることを特徴とする制御装置。
  3. 前記第1及び第2記憶手段が、前記編集手段が機能しているときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記第1記憶手段が、前記編集手段が機能しているときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されており、
    前記第2記憶手段が、前記編集手段が機能しているとき及び前記編集手段が機能していないときのいずれにおいても確保されるグローバルパラメータ記憶部に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  5. 前記第1記憶手段が、前記編集手段が機能しているとき及び前記編集手段が機能していないときのいずれにおいても確保されるグローバルパラメータ記憶部に構成されており、
    前記第2記憶手段が、前記編集手段が機能しているときにのみ確保されるローカルパラメータ記憶部に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  6. 前記転送手段が、
    前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1記憶手段に転送する第1転送手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータを前記第2記憶手段に転送する第2転送手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記転送手段が、
    前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第2記憶手段に転送する第1転送手段と、
    前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータを前記第1記憶手段に転送する第2転送手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 被記録媒体に画像を記録する記録ヘッドの検査装置に接続されるコンピュータを、
    前記検査装置に記憶された前記記録ヘッドを駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段、
    前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段、
    前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段、
    前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段、
    前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段、
    前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段、及び、
    前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記検査装置に送信する送信手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 被記録媒体に画像を記録する記録装置に接続されるコンピュータを、
    前記記録装置に記憶された前記記録装置を駆動するための複数のパラメータを読み出す読出手段、
    前記複数のパラメータを記憶する第1及び第2記憶手段、
    前記読出手段が読出した前記複数のパラメータを前記第1及び第2記憶手段に転送する転送手段、
    前記第1記憶手段に記憶された各パラメータを編集する編集手段、
    前記編集手段における編集作業が完了したときに、前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータと、前記第2記憶手段に記憶された前記複数のパラメータとを比較する比較手段、
    前記第1記憶手段に記憶された前記複数のパラメータのうち、前記第2記憶手段に記憶された前記パラメータと異なると前記比較手段が判断した前記パラメータのみを抽出する抽出手段、及び、
    前記抽出手段が抽出した前記パラメータを前記記録装置に送信する送信手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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