JP2008162166A - 吐出素子駆動装置、吐出素子駆動方法、吐出素子駆動プログラム及び液滴吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】増粘抑制信号の印加しつつ、消費電力を低減できる吐出素子駆動装置、吐出素子駆動方法、吐出素子駆動プログラム及び液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】信号選択制御部11は、駆動信号の選択に使用する所定パラメータを決定しておき、ラッチカウンタ26は吐出サイクルをカウントする。ここで、信号選択部24が駆動信号のうち液滴吐出信号である大滴用信号、中滴用信号または小滴用信号の何れも選択しなかった吐出素子30−1〜30−nについて、信号選択制御部11は、上記カウント値と所定パラメータとの間に所定条件が成立しているか否かを判断する。この所定条件は、例えばカウント値と所定パラメータとが一致していること等である。所定条件が成立している場合には、信号選択部24が増粘抑制信号を吐出素子30−1〜30−nの内の該当するものに印加し、成立してない場合には、増粘抑制信号を印加しない。
【選択図】図1
【解決手段】信号選択制御部11は、駆動信号の選択に使用する所定パラメータを決定しておき、ラッチカウンタ26は吐出サイクルをカウントする。ここで、信号選択部24が駆動信号のうち液滴吐出信号である大滴用信号、中滴用信号または小滴用信号の何れも選択しなかった吐出素子30−1〜30−nについて、信号選択制御部11は、上記カウント値と所定パラメータとの間に所定条件が成立しているか否かを判断する。この所定条件は、例えばカウント値と所定パラメータとが一致していること等である。所定条件が成立している場合には、信号選択部24が増粘抑制信号を吐出素子30−1〜30−nの内の該当するものに印加し、成立してない場合には、増粘抑制信号を印加しない。
【選択図】図1
Description
本発明は、吐出素子駆動装置、吐出素子駆動方法、吐出素子駆動プログラム及び液滴吐出装置に関する。
インクジェットプリンタ等においてインクの液滴を吐出するための吐出素子には、ピエゾ素子等の圧電素子が使用されている。このような吐出素子は、液滴を吐出しない状態が継続するとインクの粘度上昇等が発生し、吐出不良や目詰まり等の不具合が生じる場合がある。このため、従来より、吐出素子に小さな振動動作を行わせ、インクを揺らすことによりインクの粘度上昇を防止するための増粘抑制信号を吐出素子に印加する技術が実用化されている。
例えば下記特許文献1には、記録動作中に、インク吐出の有無に拘わらずノズル部のメニスカスを揺動させるメニスカス揺動信号(増粘抑制信号)を生成するインクジェット記録装置が開示されている。
特開平9−141882号公報
本発明の目的は、増粘抑制信号の印加しつつ、消費電力を低減できる吐出素子駆動装置、吐出素子駆動方法、吐出素子駆動プログラム及び液滴吐出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の吐出素子駆動装置の発明は、吐出素子から液滴を吐出させるための液滴吐出信号及び前記吐出素子が吐出する吐出液体の粘度上昇を抑制するための増粘抑制信号の中から前記吐出素子に印加する駆動信号を選択する信号選択手段と、前記液滴吐出信号が選択されない前記吐出素子について、所定パラメータを参照し、吐出サイクル毎に前記信号選択手段が増粘抑制信号を選択するか否かを制御する信号選択制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記信号選択制御手段が吐出サイクルをカウントし、該カウント値と前記所定パラメータとの間に所定条件が成立したときに前記信号選択手段に前記増粘抑制信号を選択させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記信号選択制御手段が吐出サイクル毎に乱数を発生させ、該乱数と前記所定パラメータとの間に所定条件が成立したときに前記信号選択手段に前記増粘抑制信号を選択させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の発明において、前記信号選択制御手段が、前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報を、前記吐出素子が複数配置された液滴吐出ヘッドに備えられた記憶手段から取得することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明において、前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報に、吐出液体の種類に関する情報が含まれることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明において、前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報に、前記吐出素子又は前記吐出素子に吐出液体を供給する吐出液体貯留部の温度に関する情報が含まれることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明において、前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報に、前記吐出素子の動作環境の湿度に関する情報が含まれることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明において、前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報に、前記吐出素子を用いて記録しようとする画像の印字率に関する情報が含まれることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明において、前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報に、前記吐出素子を用いて画像を記録する際の記録モードに関する情報が含まれることを特徴とする。
請求項10記載の液滴吐出装置の発明は、ノズルから液滴を吐出する吐出素子を複数備え、前記ノズルが所定間隔でノズル面に配置された液滴吐出ヘッドと、画像データに基づいて前記吐出素子を駆動する請求項1から請求項10のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置と、前記ノズル面と記録媒体とを対向させつつ相対的に移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項11記載の吐出素子駆動方法の発明は、液滴を吐出させる液滴吐出信号及び吐出される液体の粘度上昇を抑制する増粘抑制信号の中から吐出素子に印加する駆動信号を選択するステップと、前記液滴吐出信号が選択されない吐出素子について、所定パラメータを参照し、吐出サイクル毎に前記信号選択手段が増粘抑制信号を選択するか否かを制御するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項12記載の吐出素子駆動プログラムの発明は、液滴を吐出させる液滴吐出信号及び吐出される液体の粘度上昇を抑制する増粘抑制信号の中から吐出素子に印加する駆動信号を選択し、前記液滴吐出信号が選択されない吐出素子について、所定パラメータを参照し、吐出サイクル毎に前記信号選択手段が増粘抑制信号を選択するか否かを制御する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度が抑えられ、消費電力を低減することができる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、簡易な構成で、増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を自由度高く制御することができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度が抑えられ、消費電力を低減することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、記録ヘッドに応じて増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を制御することができる。例えば、記録ヘッドが交換された場合に、増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を別途設定する手間が不要となる。
粘度上昇の程度は吐出される液体の種類によって異なるので、請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、吐出される液体の種類に応じて増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を制御することにより、増粘抑制と消費電力の低減とを両立できる。
粘度上昇の程度は吐出素子の温度によって異なり、吐出素子の温度は供給される液体の温度の影響を受けるので、請求項6の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、記録ヘッドや液体タンクの温度に応じて増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を制御することにより、増粘抑制と消費電力の低減とを両立できる。
粘度上昇の程度は吐出素子の動作環境の湿度によって異なるので、請求項7の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、動作環境の湿度に応じて増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を制御することにより、増粘抑制と消費電力の低減とを両立できる。
印字率が高いほど吐出素子の温度が高くなる傾向があるので、請求項8の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、形成しようとする画像の印字率に応じて増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を制御することにより、増粘抑制と消費電力の低減とを両立できる。
記録した画像の画質と消費電力の低減とは両立しない傾向があり、一般に記録装置は要求される画質に応じた複数の記録モードを備えていることから、請求項9の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、記録モードに応じて増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度を制御することにより、要求される画質を維持しつつ消費電力の低減を図ることができる。
請求項10の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、液滴吐出装置の消費電力を低減することができる。
請求項11の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度が抑えられ、消費電力を低減することができる吐出素子駆動方法を提供できる。
請求項12の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、増粘抑制信号が吐出素子に印加される頻度が抑えられ、消費電力を低減することができる吐出素子駆動プログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
実施形態1.
本実施形態では、液滴を吐出する液滴吐出装置の一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置について説明する。
本実施形態では、液滴を吐出する液滴吐出装置の一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置について説明する。
なお、液滴吐出装置は、インクを吐出する装置に限定されるものではない。装置液滴吐出装置としては、例えば、記録媒体に着弾したインクの浸透を制御するなどの画質を向上させるための液体や、例えば赤外波長を吸収するが可視光を吸収しない液体を吐出する装置、フィルムやガラス上にインク等を吐出してカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置、溶解状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成する装置、液状の金属を吐出して配線パターンを形成する装置及び液滴を吐出して膜を形成する各種の成膜装置であってもよく、液滴を吐出するものであればよい。
(本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成)
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の全体構成を説明する。図7及び図8には、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の全体構成が概略図にて示されている。
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の全体構成を説明する。図7及び図8には、本実施形態に係るインクジェット記録装置100の全体構成が概略図にて示されている。
図7及び図8に示すように、インクジェット記録装置100は、用紙等の記録媒体Pが収容される記録媒体収容部112と、記録媒体Pに画像を記録する画像記録部114と、記録媒体収容部112から画像記録部114へ記録媒体Pを搬送する搬送手段116と、画像記録部114によって画像が記録された記録媒体Pが排出される記録媒体排出部118と、を備えている。
画像記録部114は、ノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドの一例として、インク滴を吐出して記録媒体Pに画像を記録するインクジェット記録ヘッド120Y,120M,120C,120K(以下、120Y〜120Kと示す)を備えている。
このインクジェット記録ヘッド120Y〜120Kは、記録媒体Pの搬送方向の上流側から、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の色の順で配置されており、各インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kには、その各色に対応したインクで満たされた圧力室と、外部から入力される駆動信号に応じて圧力室の体積を変化させるピエゾ素子等の圧電素子と、圧力室に連通しインク滴を吐出するノズルとを備えた吐出素子が複数備えられており、その各色に対応したインク滴を複数のノズルが形成されたノズル面120Aから吐出し、画像を記録する構成となっている。
また、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kは、ぞれぞれ、画像記録が可能な幅が、記録媒体Pの被記録領域の幅以上とされている。なお、ここでいう幅とは、記録媒体Pの搬送方向と交差する交差方向の長さである。さらに、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kは、インク滴を吐出するノズルが配置された複数のユニットを交差方向に沿って繋ぎ合わせて形成されており、交差方向に長くされている。
インクジェット記録装置100には、インクを貯留するインクタンク121Y,121M,121C,121Kが設けられている。このインクタンク121Y,121M,121C,121Kから、各インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kへインクが供給される。なお、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kへ供給されるインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクの使用が可能である。
更に、インクジェット記録装置100には、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kのメンテナンスをするメンテナンスユニット122Y,122M,122C,122K(以下、122Y〜122Kと示す)が設けられている。このメンテナンスユニット122Y〜122Kは、それぞれ、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kのノズル面120Aに対向する対向位置(図8参照)と、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kのノズル面120Aから退避した退避位置(図7参照)との間を移動可能に構成されている。
各メンテナンスユニット122Y〜122Kは、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kのノズル面120Aを覆うキャッピング装置、予備吐出(空吐出)された液滴を受ける受け部材、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kのノズル面120Aを清掃する清掃部材等を有しており、各インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kをメンテナンスする際には、各インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kが所定高さ上昇すると共にメンテナンスユニット122Y〜122Kが対向位置に移動し、各種のメンテナンスを行う。
搬送手段116は、記録媒体収容部112に収容された記録媒体Pを送り出す送出しロール124と、送出しロール124によって送り出された記録媒体Pを挟持搬送する搬送ロール対125と、搬送ロール対125によって搬送された記録媒体Pの被記録面をインクジェット記録ヘッド120Y〜120Kに対面させる無端状の搬送ベルト130と、を備えている。
搬送ベルト130は、記録媒体Pの搬送方向下流側に配置された駆動ロール126と、記録媒体Pの搬送方向上流側に配置された従動ロール128とに巻き掛けられ、所定方向(図1においてA方向)に循環移動するように構成されている。
また、従動ロール128の上部には、記録媒体Pを搬送ベルト130へ押え付ける押さえロール132が設けられている。この押さえロール132は搬送ベルト130に従動すると共に帯電ロールを兼ねており、この押さえロール132によって搬送ベルト130が帯電されることにより、記録媒体Pが搬送ベルト130に静電吸着されて搬送される構成である。
この搬送ベルト130が記録媒体Pを搬送することにより、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Cと記録媒体Pとが相対移動し、相対移動する記録媒体Pにインク滴が吐出されて画像が形成される。
なお、記録媒体Pに対してインクジェット記録ヘッド120Y〜120Kが移動する構成であっても良く、記録媒体Pとインクジェット記録ヘッド120Y〜120Kとが相対移動する構成であればよい。
また、搬送ベルト130は、記録媒体Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録媒体Pとの摩擦により、あるいは記録媒体Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト130の下流側には、その搬送ベルト130から記録媒体Pを剥離する剥離爪が接近・離隔可能に配設されている。インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kにより画像が記録された記録媒体Pは、搬送ベルト130の曲率及び剥離爪により記録媒体Pが搬送ベルト130から剥離される構成となっている。なお、図7及び図8においては、剥離爪の図示を省略している。
剥離爪の下流側には、記録媒体Pの被記録面側がスターホイールとされた複数の搬送ロール対138が設けられている。この搬送ロール対138により、画像記録部114で画像が記録された記録媒体Pが、記録媒体排出部118へ搬送される。
また、搬送ベルト130の下方には、記録媒体Pを反転させる反転部136が設けられており、搬送ロール対138が記録媒体Pを下流に一旦搬送した後、搬送ロール対138が逆転して記録媒体Pが反転部136に送られる構成となっている。
この反転部136には、記録媒体Pの被記録面側がスターホイールとされた複数の搬送ロール対139が設けられ、反転部136に送り込まれた記録媒体Pが再度、搬送ベルト130へ送られるようになっている。
また、インクジェット記録装置100は、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kの動作を制御する吐出制御手段141と、図示しないが、インクジェット記録装置100の全体の動作を制御するシステム制御手段とを備えている。
吐出制御手段141は、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kに接続され、外部から入力された画像データに応じてインク滴の吐出タイミングと、使用するインクジェット記録ヘッド120Y〜120Kの吐出素子を決定し、その吐出素子に駆動信号を印加すると共に、インク滴を吐出しない吐出素子の中から後述する増粘抑制信号を印加する吐出素子を決定し、その吐出素子に増粘抑制信号を印加する。
次に、インクジェット記録装置100の画像記録動作について説明する。
まず、送出しロール124により、記録媒体収容部112から記録媒体Pが送り出され、搬送ベルト130よりも上流側の搬送ロール対125により、搬送ベルト130へ送られる。
搬送ベルト130へ送られた記録媒体Pは、その搬送ベルト130の搬送面に吸着・保持され、インクジェット記録ヘッド120Y〜120Kの記録位置へ搬送され、記録媒体Pの被記録面に画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録媒体Pは搬送ベルト130から剥離爪によって剥離される。
記録媒体Pの片面へのみ画像を記録する場合は、搬送ベルト130よりも下流側の搬送ロール対138によって記録媒体排出部118へ排出される。
記録媒体Pの両面へ画像を記録する場合には、片面に画像が記録された後、記録媒体Pは、反転部136で反転されて、再び搬送ベルト130に送られる。記録媒体Pの反対面側に上記と同様に画像が記録され、記録媒体Pの両面へ画像が記録され、記録媒体排出部118へ排出される。
(本実施形態に係る吐出素子駆動装置の構成)
図1には、本発明にかかる吐出素子駆動装置の一実施形態の機能ブロック図が示される。図1において、吐出素子駆動装置は、液滴吐出装置の本体側の吐出制御手段141の一部として設けられた記録制御部10と信号生成部12及び液滴吐出ヘッド側に設けられた駆動制御部14を含んで構成されている。
図1には、本発明にかかる吐出素子駆動装置の一実施形態の機能ブロック図が示される。図1において、吐出素子駆動装置は、液滴吐出装置の本体側の吐出制御手段141の一部として設けられた記録制御部10と信号生成部12及び液滴吐出ヘッド側に設けられた駆動制御部14を含んで構成されている。
記録制御部10は、中央処理装置(CPU)及び中央処理装置の処理動作を制御するプログラムを含んで実現され、駆動制御部14に対して、クロック信号、信号生成部12が生成した信号を選択するための選択信号、ラッチ18の動作を制御するためのラッチ信号を出力する。なお、上記選択信号は、記録対象である画像データに基づいて生成される。また、記録制御部10は、駆動制御部14を構成する信号選択部24が、後述する吐出サイクル毎に増粘抑制信号を選択するか否かを制御する信号選択制御部11も含んでいる。この増粘抑制信号は、後述する大滴用信号、中滴用信号及び小滴用信号のいずれも選択されない場合に選択される。さらに、記録制御部10は、信号生成部12に対して、駆動信号(大滴用信号、中滴用信号、小滴用信号及び増粘抑制信号)を生成するためのデジタルデータである波形データを出力する。
信号生成部12は、デジタル/アナログ(D/A)変換部12a−1〜12a−4及びアンプ12b−1〜12b−4を含んで構成されている。D/A変換部12a−1〜12a−4は、記録制御部10から受け取った波形データをアナログ電圧信号に変換し、吐出素子30−1〜30−nの駆動信号を生成する。この駆動信号には、吐出素子30−1〜30−nから吐出される液滴の大きさの大、中、小を決定する大滴用信号、中滴用信号及び小滴用信号並びにインクの粘度上昇を抑制させるための増粘抑制信号がある。これらの駆動信号のうち、大滴用信号、中滴用信号及び小滴用信号は、吐出素子30−1〜30−nから液滴を吐出させる液滴吐出信号であり、増粘抑制信号は液滴の吐出を行わず、吐出素子の内部のインクを攪拌するための信号である。上記駆動信号は、それぞれを生成したD/A変換部12a−1〜12a−4に対応するアンプ12b−1〜12b−4で増幅され、信号選択部24に出力される。
駆動制御部14は、シフトレジスタ16、ラッチ18、デコーダ20、レベルシフタ22、信号選択部24、ラッチカウンタ26及びヘッド情報保持部28を含んで構成されている。
シフトレジスタ16は、クロック信号に同期し、上述した選択信号を受け入れてパラレル変換し、ラッチ18に出力する。この選択信号は、吐出素子30−1〜30−nが256個(n=256)の場合には512ビットとなり、各吐出素子30−1〜30−n当たり2ビットとなっている。また、シフトレジスタ16は、ラッチ信号がHのときに選択信号を受け入れ、ラッチ18は、ラッチ信号がLの場合にパラレル変換された選択信号をシフトレジスタ16から受け入れる。
ラッチ18は、取得した各2ビット(256×2ビット)の選択信号をデコーダ20に出力し、デコーダ20でデコードして4種類の駆動信号(大滴用信号、中滴用信号、小滴用信号及び増粘抑制信号)の何れかを選択するための選択指示信号とする。レベルシフタ22は、デコーダ20から出力された選択指示信号を、スイッチ素子等で構成される信号選択部24の駆動ができる電圧レベルまで電圧変換する。なお、上記デコーダ20は、ラッチ18から受け入れた2ビットの選択信号が例えば00のときに増粘抑制信号を、01のときに小滴用信号を、10のときに中滴用信号を、11のときに大滴用信号を選択する選択指示信号を発生する。
信号選択部24は、上記選択指示信号に基づき、信号生成部12から入力された4種類の駆動信号から各吐出素子30−1〜30−n毎に1つを選択して出力する。なお、各吐出素子30−1〜30−nは、入力される駆動信号に応じて圧電動作を行い、インクの液滴の吐出動作またはインクの増粘抑制動作を行う。
ラッチカウンタ26は、ラッチ信号のH,Lの周期から吐出素子30−1〜30−nによる吐出サイクルをカウントする。吐出サイクルについては後述する。
ヘッド情報保持部28は、電気的または磁気的記憶手段その他適宜な手段により情報を記録できる装置であり、液滴吐出ヘッドに関する情報を保持している。実施形態1では、液滴吐出ヘッドに関する情報として、使用するインクの種類に関する情報を保持している。
図2には、上記シフトレジスタ16が選択信号を受け入れてからデコーダ20が選択指示信号を出力するまでの動作のタイミングチャートが示される。なお、図2では、吐出素子30−1〜30−nが256個設けられている場合の例である。
図2において、ラッチ信号がHのとき、シフトレジスタ16はクロック信号に基づいて記録制御部10から512ビットの選択信号を受け入れる。次に、ラッチ信号がLとなると、ラッチ18がシフトレジスタ16から上記512ビット(256×2ビット)の選択信号を受け入れ、パラレル変換する。ラッチ18が受け入れた選択信号はデコーダ20により、256個の吐出素子30−1〜30−nの各々に対する駆動信号の選択指示信号にデコードされる。以後、信号選択部24により上記選択指示信号に基づいて駆動信号が選択され、吐出素子30−1〜30−nが駆動されて所望の吐出動作が実行される。このように、ラッチ信号のH,Lの1周期毎に吐出動作が実行されるので、この周期を吐出サイクルという。従って、上記ラッチカウンタ26は、このラッチ信号のH,Lの周期をカウントすることにより吐出サイクルをカウントしている。
本実施形態においては、信号選択制御部11が吐出サイクルのカウント値に基づいて増粘抑制信号の選択・非選択を制御する。すなわち、信号選択制御部11は、増粘抑制信号の選択・非選択の制御を行うために所定パラメータを生成または保持しており、この所定パラメータと上記カウント値との間に所定条件が成立したときに信号選択部24に増粘抑制信号を選択させる。
この所定パラメータは、例えばヘッド情報保持部28に保持されたインクの種類等のパラメータ決定情報に基づいて決定される。インクの種類に基づいて増粘抑制信号の選択・非選択を制御する場合の一例について説明する。信号選択制御部11は、ヘッド情報保持部28からインクの種類に関する情報を読み取り、インクの色毎に増粘抑制信号を選択するカウント値を所定パラメータとして決定しておく。ヘッド情報保持部28に記憶される情報は、そのヘッド情報保持部28が設けられた液滴吐出ヘッドが吐出する液体(この場合ではインク)の種類が特定できる情報であればよく、データの形式は適宜設定される。信号選択制御部11は、インクの色毎に決定された所定パラメータとラッチカウンタ26のカウント値とを比較し、一致した場合に、当該色のインクを吐出する吐出素子30−1〜30−nに増粘抑制信号が印加されるように信号選択部24を制御する。なお、吐出素子30−1〜30−nに液滴吐出信号である大滴用信号、中滴用信号または小滴用信号の何れかが印加される場合には、信号選択部24が増粘抑制信号を選択しないので、信号選択制御部11による制御は実行されない。
図3(a),(b)には、上記信号選択制御部11による増粘抑制信号の選択制御の説明図が示される。図3(a)は、シアン,マゼンダ,イエロー,ブラックの4種類のインクの種類と所定パラメータとの関係の一例を示す表であり、図3(b)は、選択信号と所定パラメータからどのような駆動信号が選択されるかを示す表である。
例えば、図3(a)の所定パラメータ設定例1に示すように、インクの色毎に所定パラメータが決定されている。なお、この例では所定パラメータが1から4までの間の整数であるので、この所定パラメータの数値範囲に対応させて、ラッチカウンタ26は、吐出サイクルを1から4の間でカウントする。すなわち、吐出サイクルを4までカウントすると次の吐出サイクルを1としてカウントを続ける。
図3(b)において、選択信号が01,10,11の場合には、それぞれ小滴用信号、中滴用信号、大滴用信号が駆動信号として選択される。一方、選択信号が00の場合には、信号選択制御部11が図3(a)に示された所定パラメータを参照し、インクの色毎に所定パラメータとカウント値が一致するか否かを確認する。一致する場合には、吐出素子30−1〜30−nのうち当該色のインクを吐出する吐出素子に対して増粘抑制信号を選択して印加するように、一致しない場合には増粘抑制信号を選択しないように信号選択部24を制御する。なお、上記一致しない場合には、駆動信号として何も選択されず、その吐出素子には駆動信号は印加されない。この例では、カウント値が1の場合にはブラックのインクを吐出する吐出素子のうち選択信号が00の吐出素子にのみ増粘抑制信号が印加され、カウント値が2の場合にはイエローのインクを吐出する吐出素子のうち選択信号が00の吐出素子にのみ増粘抑制信号が印加され、カウント値が3の場合にはシアンのインクを吐出する吐出素子のうち選択信号が00の吐出素子にのみ増粘抑制信号が印加され、カウント値が4の場合にはマゼンダのインクを吐出する吐出素子のうち選択信号が00の吐出素子にのみ増粘抑制信号が印加される。このように、選択信号00が吐出サイクルで4サイクル以上連続する場合であっても、4サイクルに1回は増粘抑制信号が印加されるように制御される。
なお、インクの色毎に所定パラメータ値はカウント値の範囲内で適宜設定すればよい。例えば図3(a)の所定パラメータ設定例2に示すように、同一のカウント値の場合に吐出するインクの種類の異なる複数の選択信号が00の吐出素子に増粘抑制信号を印加しても構わない。
また、カウント値の最大値は、インクの色毎に設定した所定パラメータ値の最大値に一致させる必要はなく、インクの増粘による吐出不良が生じない範囲であれば所定パラメータ値の最大値より大きな値としても構わない。例えば、インクの増粘による吐出不良が生じないのであれば、ラッチカウンタ26が、吐出サイクルを1から8の間でカウントするように構成してもよい。カウント値の最大値を大きくするほど、増粘抑制信号が印加される頻度が少なくなる。
ここで、上記所定パラメータとカウント値とを比較する機能は、駆動制御部14側に設けてもよい。この場合には、例えば、信号選択制御部11が決定した所定パラメータを記憶する記憶手段及び所定パラメータとカウント値とを比較する比較手段を駆動制御部14に設け、比較手段の出力により信号選択部24を制御する構成とする。
なお、図1に示された実施形態では、ラッチカウンタ26を駆動制御部14側に設ける構成としたが、ラッチカウンタ26を記録制御部10側に設けてもよい。
図4には、本実施形態にかかる吐出素子駆動装置の動作例のフローが示される。図4において、信号選択制御部11が駆動信号の選択に使用する所定パラメータを決定するとともにラッチカウンタ26が吐出サイクルを初期化し(S1)、ラッチカウンタ26が吐出サイクルを1サイクル分カウントする(S2)。
また、信号選択制御部11は、信号選択部24が駆動信号のうち液滴吐出信号である大滴用信号、中滴用信号または小滴用信号の何れかを吐出素子30−1〜30−nの何れかについて選択したか否かを判断する(S3)。なお、この判断は信号選択部24で行ってもよい。S3において液滴吐出信号が選択されたと判断された吐出素子30−1〜30−nについては、信号選択部24が当該液滴吐出信号を吐出素子30−1〜30−nの内の該当するものに印加し(S4)、液滴を吐出させる。その後、S2からのステップを繰り返し、次の吐出サイクルの制御に移行する。
一方、S3において、液滴吐出信号が選択されなかったと判断された吐出素子30−1〜30−nについては、信号選択制御部11が、上記カウント値と所定パラメータとの間に所定条件が成立しているか否かを判断する(S5)。この所定条件は、本実施形態ではカウント値と所定パラメータとが一致していることである。
S5において、所定条件が成立している場合には、信号選択部24が増粘抑制信号を吐出素子30−1〜30−nの内の該当するものに印加する(S6)。その後、S2からのステップを繰り返し、次の吐出サイクルの制御に移行する。
一方、S5において、所定条件が成立してない場合には、いずれの駆動信号も選択されず、S2からのステップを繰り返して次の吐出サイクルの制御に移行する。
(実施形態1に係る第1変形例)
なお、以上の説明においては、カウント値と所定パラメータとの間に所定の関係、例えばそれらが一致する関係が成立したときに信号選択部24が増粘抑制信号を選択する構成としたが、これには限定されない。例えば、吐出サイクル2回に1回などのように、カウント値が所定の値になったときに1回すなわち定期的に増粘抑制信号を選択する構成としてもよい。この構成は、例えば信号選択制御部11に複数の状態が一定の順序で切り替わる切替スイッチを設け、吐出サイクル毎にこの切替スイッチを切り替えて、この切替スイッチが所定の状態になったときに信号選択部24が選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号を選択することにより実現される。
なお、以上の説明においては、カウント値と所定パラメータとの間に所定の関係、例えばそれらが一致する関係が成立したときに信号選択部24が増粘抑制信号を選択する構成としたが、これには限定されない。例えば、吐出サイクル2回に1回などのように、カウント値が所定の値になったときに1回すなわち定期的に増粘抑制信号を選択する構成としてもよい。この構成は、例えば信号選択制御部11に複数の状態が一定の順序で切り替わる切替スイッチを設け、吐出サイクル毎にこの切替スイッチを切り替えて、この切替スイッチが所定の状態になったときに信号選択部24が選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号を選択することにより実現される。
(実施形態1に係る第2変形例)
さらに、ラッチカウンタ26により単に吐出サイクルをカウントするだけではなく、信号選択制御部11が吐出サイクル毎に乱数を発生させ、該乱数と所定パラメータとの間に所定条件が成立したときに信号選択部24が増粘抑制信号を選択する構成としてもよい。この乱数による構成としては、例えば、吐出サイクル毎に0または1の疑似乱数を発生し、所定パラメータとして0または1を設定しておいて、発生した疑似乱数と所定パラメータとが一致したときに信号選択部24が選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号を選択する構成とすることで実現される。
さらに、ラッチカウンタ26により単に吐出サイクルをカウントするだけではなく、信号選択制御部11が吐出サイクル毎に乱数を発生させ、該乱数と所定パラメータとの間に所定条件が成立したときに信号選択部24が増粘抑制信号を選択する構成としてもよい。この乱数による構成としては、例えば、吐出サイクル毎に0または1の疑似乱数を発生し、所定パラメータとして0または1を設定しておいて、発生した疑似乱数と所定パラメータとが一致したときに信号選択部24が選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号を選択する構成とすることで実現される。
(実施形態1に係る第3変形例)
また、吐出素子30−1〜30−nの経年劣化に応じて増粘抑制信号の選択頻度を制御するために、ヘッド情報保持部28に記録画素数を記憶しておき、信号選択制御部11がこの記録画素数に応じて所定パラメータを決定する構成としてもよい。例えば、実施形態1において、ヘッド情報保持部28に、その液滴吐出ヘッドの吐出した記録画素数を記録させる。信号選択制御部11は、図3(a)に代えて図3(c)に示す記録画素数と所定パラメータとの関係に基づき、ヘッド情報保持部28から読み出した記録画素数に対応した所定パラメータを選択し、カウンタ値との比較を行う。この場合には、カウンタは1から4の間の値をとるので、選択信号が連続して00である吐出素子は、液滴吐出ヘッドが記録した記録画素数が1×1010未満の場合には4吐出サイクルに1回増粘抑制信号が印加され、記録画素数が1×1010以上1×1012未満の場合には2吐出サイクルに1回増粘抑制信号が印加され、記録画素数が1×1012以上の場合には毎吐出サイクル増粘抑制信号が印加される。
また、吐出素子30−1〜30−nの経年劣化に応じて増粘抑制信号の選択頻度を制御するために、ヘッド情報保持部28に記録画素数を記憶しておき、信号選択制御部11がこの記録画素数に応じて所定パラメータを決定する構成としてもよい。例えば、実施形態1において、ヘッド情報保持部28に、その液滴吐出ヘッドの吐出した記録画素数を記録させる。信号選択制御部11は、図3(a)に代えて図3(c)に示す記録画素数と所定パラメータとの関係に基づき、ヘッド情報保持部28から読み出した記録画素数に対応した所定パラメータを選択し、カウンタ値との比較を行う。この場合には、カウンタは1から4の間の値をとるので、選択信号が連続して00である吐出素子は、液滴吐出ヘッドが記録した記録画素数が1×1010未満の場合には4吐出サイクルに1回増粘抑制信号が印加され、記録画素数が1×1010以上1×1012未満の場合には2吐出サイクルに1回増粘抑制信号が印加され、記録画素数が1×1012以上の場合には毎吐出サイクル増粘抑制信号が印加される。
なお、図3(c)に示した関係は一例であり、吐出素子の特性やインクジェット記録装置の解像度等に応じて適宜設定される。
(実施形態1に係る第4変形例)
また、吐出サイクル毎に異なる色のインクを吐出する吐出素子について増粘抑制信号を選択しない(増粘抑制信号の印加を吐出サイクル毎に異なる色の吐出素子で間引く)制御を行ってもよい。すなわち、カウンタ値が所定パラメータと一致した場合にのみ吐出素子に増粘抑制信号が印加されるように制御する例について説明したが、これに代えて、カウンタ値が所定パラメータと一致した場合には選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号の印加をせず、カウンタ値と所定パラメータ値とが一致しない場合に選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号を印加するように制御しても構わない。
また、吐出サイクル毎に異なる色のインクを吐出する吐出素子について増粘抑制信号を選択しない(増粘抑制信号の印加を吐出サイクル毎に異なる色の吐出素子で間引く)制御を行ってもよい。すなわち、カウンタ値が所定パラメータと一致した場合にのみ吐出素子に増粘抑制信号が印加されるように制御する例について説明したが、これに代えて、カウンタ値が所定パラメータと一致した場合には選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号の印加をせず、カウンタ値と所定パラメータ値とが一致しない場合に選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号を印加するように制御しても構わない。
なお、実施形態1およびその変形例では、液滴吐出ヘッド側に設けられたヘッド情報保持部28に液滴吐出ヘッドに関する情報を保持させて、信号選択制御部11はヘッド情報保持部28から液滴吐出ヘッドに関する情報を取得していたが、この構成に変えて、ヘッドに関する情報を液滴吐出装置本体側に設けた情報保持部(不図示)に保持させてもよく、また、液滴吐出装置に画像データを送信するコンピュータから信号選択制御部11にヘッドに関する情報を送信するように構成してもよい。
実施形態2.
図5には、本発明にかかる吐出素子駆動装置の実施形態2の機能ブロック図が示され、図1と同一要素には同一符号を付してその説明を省略する。図5において、特徴的な点は、駆動制御部14に液滴吐出ヘッドの状態を検出するセンサ32が設けられ、センサ32の出力に基づいて信号選択制御部11が上記所定パラメータを決定する点にある。
図5には、本発明にかかる吐出素子駆動装置の実施形態2の機能ブロック図が示され、図1と同一要素には同一符号を付してその説明を省略する。図5において、特徴的な点は、駆動制御部14に液滴吐出ヘッドの状態を検出するセンサ32が設けられ、センサ32の出力に基づいて信号選択制御部11が上記所定パラメータを決定する点にある。
センサ32として温度センサを使用する場合について説明する。一般的に温度が低いほどインクの粘度が高くなって目詰まり等の吐出不良が発生しやすいので、温度が低いほど増粘抑制信号の選択頻度が高くなるように所定パラメータを設定すると共に、温度センサの検出する温度に基づいて増粘抑制信号の選択・非選択を決定する。
図6には、センサ32が検出した温度と所定パラメータとの関係の例が示される。図6において、例えばラッチカウンタ26が1から4までのカウントを繰り返すように構成されている場合に、温度が10℃以下では、所定パラメータが1,2,3,4とされ、全てのカウント値が所定パラメータに一致する、すなわち全ての吐出サイクルで増粘抑制信号の選択が行われるように設定されている。また、温度が高くなるにしたがって、所定パラメータの数が減り、増粘抑制信号の選択頻度が低下して行くように設定されている。なお、温度センサから信号選択制御部11に送信される情報は、信号選択制御部11が所定パラメータを設定するのに必要な内容であれば足り、検出した温度そのものが送信される必要はない。図6の関係を用いる場合であれば、図6に示す4つの温度区分(10℃未満、10℃以上30℃未満、30℃以上60℃未満、60℃以上)のいずれの区分であるかが判別できる情報であればよい。
なお、図5の例では、センサ32としての温度センサが、吐出素子の温度を検出するために液滴吐出ヘッド側に設けられているが、この構成に限られない。例えば、吐出素子の温度は吐出素子に供給されるインクの温度に影響されるので、吐出素子に供給されるインクを貯留するインクタンク121に温度センサを設けても構わない。
また、液滴吐出装置の本体側及び液滴吐出ヘッド側の両方に温度センサを設け、両者の差分により増粘抑制信号の選択頻度を制御してもよい。このような制御によれば、印字率が高いときほど吐出素子30−1〜30−nの噴射回数が多くなって液滴吐出ヘッド側の温度が上昇するので、上記温度の差分が大きくなるほど増粘抑制信号の選択頻度を低下させることができる。なお、本発明にかかる吐出素子駆動装置を使用した液滴吐出装置に画像データを送信するコンピュータ側から画像データの印字率に関する情報を取得し、信号選択制御部11がこの印字率に応じて所定パラメータを決定してもよい。
(実施形態2に係る第1変形例)
また、インクの粘度上昇の程度は湿度によっても変化するので、実施形態2において、センサ32として湿度センサを使用してもよい。一般に、湿度が低いほどインクの粘度上昇の速度が速く目詰まり等の吐出不良が発生しやすいので、湿度が低い場合には増粘抑制信号の選択頻度が高くなるように所定パラメータを設定し、湿度センサの検出する湿度に基づいて増粘抑制波形の選択・非選択を決定する。センサ32が検出した湿度と所定パラメータとの関係は、例えば図9に示す表のように設定する。ラッチカウンタ26のカウント値の最大値は、所定パラメータとして設定される値の最大値以上の値であればよいが、図9に示す例において、例えば、ラッチカウンタ26が吐出サイクルを1から4までの間でカウントを繰り返すように構成する。湿度が20%未満では、所定パラメータが1,2,3,4とされ、全てのカウント値が所定パラメータに一致する、すなわち全ての吐出サイクルで選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号の選択が行われる。湿度が20%以上40%未満の場合には、所定パラメータが1,3,4とされ、カウント値が2の場合には増粘抑制信号は選択されない。湿度が40%以上80%未満の場合には、所定パラメータが1,3とされ、カウント値が1又は3の場合にのみ選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号が選択される。湿度が80%以上の場合には、所定パラメータが1とされ、カウント値が1の場合にのみ選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号が選択される。このように、湿度が低い場合には増粘抑制信号の選択頻度が高くなり、湿度が高い場合には増粘抑制信号の選択頻度が低くなるように増粘抑制波形の選択・非選択を決定する。
また、インクの粘度上昇の程度は湿度によっても変化するので、実施形態2において、センサ32として湿度センサを使用してもよい。一般に、湿度が低いほどインクの粘度上昇の速度が速く目詰まり等の吐出不良が発生しやすいので、湿度が低い場合には増粘抑制信号の選択頻度が高くなるように所定パラメータを設定し、湿度センサの検出する湿度に基づいて増粘抑制波形の選択・非選択を決定する。センサ32が検出した湿度と所定パラメータとの関係は、例えば図9に示す表のように設定する。ラッチカウンタ26のカウント値の最大値は、所定パラメータとして設定される値の最大値以上の値であればよいが、図9に示す例において、例えば、ラッチカウンタ26が吐出サイクルを1から4までの間でカウントを繰り返すように構成する。湿度が20%未満では、所定パラメータが1,2,3,4とされ、全てのカウント値が所定パラメータに一致する、すなわち全ての吐出サイクルで選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号の選択が行われる。湿度が20%以上40%未満の場合には、所定パラメータが1,3,4とされ、カウント値が2の場合には増粘抑制信号は選択されない。湿度が40%以上80%未満の場合には、所定パラメータが1,3とされ、カウント値が1又は3の場合にのみ選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号が選択される。湿度が80%以上の場合には、所定パラメータが1とされ、カウント値が1の場合にのみ選択信号が00の吐出素子について増粘抑制信号が選択される。このように、湿度が低い場合には増粘抑制信号の選択頻度が高くなり、湿度が高い場合には増粘抑制信号の選択頻度が低くなるように増粘抑制波形の選択・非選択を決定する。
実施形態3.
液滴吐出装置においては、記録モードとして、高い画質の記録が要求される高詳細モードと、高い記録速度での記録が要求され、画質はあまり問われないドラフトモード等が設定されている場合がある。増粘抑制信号の選択頻度を低くすると画質が低下する可能性があるので、高詳細モードでは増粘抑制信号の選択頻度を低くできないが、ドラフトモードでは低くすることが可能である。そこで、実施形態1または実施形態2にかかる吐出素子駆動装置を使用した液滴吐出装置において、例えば画像データを送信するコンピュータ側から、記録モードに関する情報を取得するとともに、信号選択制御部11がこの記録モードに応じて設定された所定パラメータを選択して増粘抑制波形の選択・非選択を決定してもよい。記録モードに応じて増粘抑制信号の選択頻度を異ならせる制御を実施形態1に適用した場合を例に説明する。なお、実施形態1と共通する部分は、説明を省略する。
液滴吐出装置においては、記録モードとして、高い画質の記録が要求される高詳細モードと、高い記録速度での記録が要求され、画質はあまり問われないドラフトモード等が設定されている場合がある。増粘抑制信号の選択頻度を低くすると画質が低下する可能性があるので、高詳細モードでは増粘抑制信号の選択頻度を低くできないが、ドラフトモードでは低くすることが可能である。そこで、実施形態1または実施形態2にかかる吐出素子駆動装置を使用した液滴吐出装置において、例えば画像データを送信するコンピュータ側から、記録モードに関する情報を取得するとともに、信号選択制御部11がこの記録モードに応じて設定された所定パラメータを選択して増粘抑制波形の選択・非選択を決定してもよい。記録モードに応じて増粘抑制信号の選択頻度を異ならせる制御を実施形態1に適用した場合を例に説明する。なお、実施形態1と共通する部分は、説明を省略する。
図10は、インクの種類と記録モードに応じて増粘抑制波形の選択・非選択を決定するための所定パラメータの一例である。実施形態1における図3(a)の関係に代えて、実施形態3では図10に示す関係に基づいて所定パラメータが設定される。なお、この例では、記録モードに応じてカウント値の最大値も変更している。カウント値の最大値を記録モード毎に変更する制御は、カウント値の最大値に関する情報を、信号選択制御部11からラッチカウンタ26に入力し、ラッチカウンタ26は入力されたカウント値の最大値に従ってカウントすることにより実現される。信号選択制御部11には、画像データを送信するコンピュータ側から送信された、或いは液滴吐出装置に設けられた操作パネルによるユーザーの入力内容により決定された記録モード(高詳細モード、ノーマルモード、ドラフトモードのいずれか)に関する情報が入力される。記録モードに関する情報は、いずれの記録モードであるかを判別できる内容であればよく、情報の形式は適宜設定される。信号選択制御部11は、入力された記録モードに対応したインクの色毎の所定パラメータとラッチカウンタ26のカウント値とを比較し、一致した場合に、当該色のインクを吐出する吐出素子に増粘抑制信号を印加するように信号選択部24を制御する。すなわち、記録モードが高詳細モードの場合には、ラッチカウンタ26は吐出サイクルを1から4までの間でカウントして、カウント値が1又は3の場合にはブラックおよびマゼンダのインクを吐出する吐出素子であって選択信号が00の吐出素子に増粘抑制信号を印加し、カウント値が2又は4の場合にはシアンおよびイエローのインクを吐出する吐出素子であって選択信号が00の吐出素子に増粘抑制信号を印加するよう、信号選択部24を制御する。記録モードがノーマルモードの場合には、ラッチカウンタ26は吐出サイクルを1から4の間でカウントし、カウント値が1の場合にはブラック、カウント値が2の場合にはイエロー、カウント値が3の場合にはシアン、カウント値が4の場合にはマゼンダのインクを吐出する吐出素子であって選択信号が00の吐出素子に増粘抑制信号を印加するよう、信号選択部24を制御する。記録モードがドラフトモードの場合には、ラッチカウンタ26は吐出サイクルを1から8の間でカウントし、カウント値が1の場合にはブラック、カウント値が3の場合にはイエロー、カウント値が5の場合にはシアン、カウント値が7の場合にはマゼンダのインクを吐出する吐出素子であって選択信号が00の吐出素子に増粘抑制信号を印加するよう、信号選択部24を制御する。このように制御することにより、高い画質の記録が要求される高詳細モードでは増粘抑制信号の選択頻度が高くなり、インクの粘度上昇が相対的に抑えられ、画質の低下が抑えられる。また、画質はあまり問われないドラフトモードでは、増粘抑制信号の選択頻度を小さくできる。
上記実施形態に説明した、インクを吐出させる複数の液滴吐出波形及びインクの凝固を防止する凝固防止波形の中から吐出素子に印加する駆動波形を選択し、前記液滴吐出波形が選択されない吐出素子について、所定パラメータを参照し、印字サイクル毎に前記波形選択手段が凝固防止波形を選択するか否かを制御する処理は、信号選択制御を行う回路を設けることによりハードウェア的に実現しても良いし、当該処理を行うためのプログラムを中央処理装置(CPU)に実行させることによりソフトウェア的に実現してもよい。ソフトウェア的に実現する場合には、当該処理を行うためのプログラムをCD−ROM等の記録媒体に格納して提供すること、或いは通信手段によって提供することも可能である。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記の実施形態では、吐出される液滴の大きさが大、中、小の3種類として説明したが、液滴の大きさの種類は適宜選択され、1種類であっても3種類より多くても構わない。また、上記の実施形態では、液滴吐出ヘッドの画像記録が可能な幅が記録媒体Pの被記録領域の幅以上とされ、液滴吐出ヘッドが当該幅方向に固定されている場合について説明したが、液滴吐出ヘッドの画像記録が可能な幅が記録媒体Pの被記録領域の幅より短く、液滴吐出ヘッドが当該幅方向に往復移動して画像を記録す液滴吐出装置にも適用できる。
10 記録制御部、11 信号選択制御部、12 信号生成部、14 駆動制御部、16 シフトレジスタ、18 ラッチ、20 デコーダ、22 レベルシフタ、24 信号選択部、26 ラッチカウンタ、28 ヘッド情報保持部、30−1〜30−n 吐出素子、32 センサ、100 インクジェット記録装置、112 記録媒体収容部、114 画像記録部、116 搬送手段、118 記録媒体排出部、120A ノズル面、120Y,120M,120C,120K インクジェット記録ヘッド、121Y,121M,121C,121K インクタンク、122Y,122M,122C,122K メンテナンスユニット、124 送出しロール、125 搬送ロール対、126 駆動ロール、128 従動ロール、130 搬送ベルト、132 押さえロール、136 反転部、138,139 搬送ロール対、141 吐出制御手段。
Claims (12)
- 吐出素子から液滴を吐出させるための液滴吐出信号及び前記吐出素子が吐出する吐出液体の粘度上昇を抑制するための増粘抑制信号の中から前記吐出素子に印加する駆動信号を選択する信号選択手段と、
前記液滴吐出信号が選択されない前記吐出素子について、所定パラメータを参照し、吐出サイクル毎に前記信号選択手段が増粘抑制信号を選択するか否かを制御する信号選択制御手段と、
を備えることを特徴とする吐出素子駆動装置。 - 前記信号選択制御手段は吐出サイクルをカウントし、該カウント値と前記所定パラメータとの間に所定条件が成立したときに前記信号選択手段に前記増粘抑制信号を選択させることを特徴とする請求項1記載の吐出素子駆動装置。
- 前記信号選択制御手段は吐出サイクル毎に乱数を発生させ、該乱数と前記所定パラメータとの間に所定条件が成立したときに前記信号選択手段に前記増粘抑制信号を選択させることを特徴とする請求項1記載の吐出素子駆動装置。
- 前記信号選択制御手段は、前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報を、前記吐出素子が複数配置された液滴吐出ヘッドに備えられた記憶手段から取得することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置。
- 前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報には、吐出液体の種類に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置。
- 前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報には、前記吐出素子又は前記吐出素子に吐出液体を供給する吐出液体貯留部の温度に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置。
- 前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報には、前記吐出素子の動作環境の湿度に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置。
- 前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報には、前記吐出素子を用いて記録しようとする画像の印字率に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置。
- 前記所定パラメータを決定するためのパラメータ決定情報には、前記吐出素子を用いて画像を記録する際の記録モードに関する情報が含まれることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置。
- ノズルから液滴を吐出する吐出素子を複数備え、前記ノズルが所定間隔でノズル面に配置された液滴吐出ヘッドと、
画像データに基づいて前記吐出素子を駆動する請求項1から請求項10のいずれか一項記載の吐出素子駆動装置と、
前記ノズル面と記録媒体とを対向させつつ相対的に移動させる移動手段と、
を備えた液滴吐出装置。 - 液滴を吐出させる液滴吐出信号及び吐出される液体の粘度上昇を抑制する増粘抑制信号の中から吐出素子に印加する駆動信号を選択するステップと、
前記液滴吐出信号が選択されない吐出素子について、所定パラメータを参照し、吐出サイクル毎に前記信号選択手段が増粘抑制信号を選択するか否かを制御するステップと、
を備えることを特徴とする吐出素子駆動方法。 - 液滴を吐出させる液滴吐出信号及び吐出される液体の粘度上昇を抑制する増粘抑制信号の中から吐出素子に印加する駆動信号を選択し、
前記液滴吐出信号が選択されない吐出素子について、所定パラメータを参照し、吐出サイクル毎に前記信号選択手段が増粘抑制信号を選択するか否かを制御する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする吐出素子駆動プログラム。
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