JP2008158749A - トーチの開先角度の制御方法及びトーチの開先角度の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CNC制御部22は、NCプログラムに記述された、円弧軌跡の中心XY座標位置と、終点座標位置と、トーチ軸線O1の開先角度と、トーチの移動速度Vとに基づいて、円弧軌跡を中心XY座標位置を原点とする極座標系に変換し、極座標系における加工点の偏角を算出して、前記開先角度と、前記偏角に基づいて、前記加工点に対応するA軸回動角度及びB軸回動角度を算出し、前記CNC制御部22は、前記算出された前記A軸回動角度及び前記B軸回動角度に基づいて、前記A軸駆動部16Aと、前記B軸駆動部16Bとを駆動することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
請求項1に記載された発明は、X軸と該X軸と直交するY軸とからなるXY面に沿って形成された定盤と、前記定盤の上方に配置され、トーチ軸線と被加工材との交点に加工点を形成させて前記トーチ軸線方向に被加工材を加工するトーチと、前記トーチを前記X軸方向に移動するX軸方向駆動部と、前記トーチを前記Y軸方向に移動するY軸方向駆動部と、前記XY面に垂直なZ軸と前記Y軸とから構成されるYZ面内において、前記トーチを前記X軸方向の軸線回りに回動して前記トーチ軸線にA軸回動角度を付与するA軸駆動部と、前記Z軸と前記X軸とから構成されるXZ面内において、前記トーチを前記Y軸方向の軸線回りに回動して前記トーチ軸線にB軸回動角度を付与するB軸駆動部と、前記トーチを保持し、前記トーチ軸線の前記加工点側を中心として所定の向きに回動自在とするトーチ保持部材と、前記X軸方向駆動部と、前記Y軸方向駆動部と、前記A軸駆動部と、前記B軸駆動部とを駆動するCNC制御部と、制御プログラムとを備え、前記CNC制御部は、現在の前記トーチ軸線と被加工材との交点の座標位置と、A軸回動角度と、B軸回動角度とを検出可能とされ、前記NCプログラムに記述されたトーチの移動速度と、円弧軌跡上に該移動速度に対応して設けられた前記加工点が通過する所要通過点のXY座標位置と、該XY軸座標位置において前記トーチ軸線に所定の開先角度を形成させるための前記A軸回動角度及び前記B軸回動角度とに基づいて、前記所要通過点の間の前記XY座標位置と、前記A軸回動角度及び前記B軸回動角度とを直線補間により算出するとともに、前記X軸方向駆動部と、前記Y軸方向駆動部と、前記A軸駆動部と、前記B軸駆動部とを駆動して前記トーチ軸線を所定の方向に向けつつ前記加工点を前記円弧軌跡に沿って移動可能とする加工装置のトーチの開先角度制御方法であって、前記制御プログラムは、現在のトーチ軸線O1のA軸回動角度AMと、B軸回動角度BMと、トーチ軸線O1の開先角度Sとを前記CNC制御部から読み取り、前記円弧軌跡を一部とする円の中心座標位置(X0、Y0)を原点とする極座標系における前記加工点の偏角Cを前記CNC制御部から読み取り、前記加工点が通過した最新の通過点の座標位置を表示する偏角Cから、A軸目標回動角度AMTと、B軸目標回動角度BMTとを算出し、前記A軸回動角度AM及び前記A軸目標回動角度AMT、前記B軸回動角度BM及び前記B軸目標回動角度BMTとから、それぞれのインクリメンタル移動量dA、dBを算出し、前記A軸目標回動角度AMTを前記A軸回動角度AMに置き換えるとともに前記B軸目標回動角度BMTを前記B軸回動角度BMに置き換え、前記制御プログラムのスキャンタイムtと、前記インクリメンタル移動量dA、dBとに基づいて、A軸回動速度VA及びB軸回動速度VBを算出し、前記インクリメンタル移動量dAと前記A軸回動速度VAとからなるA軸制御データ、及び前記インクリメンタル移動量dBと前記B軸回動速度VBとからなるB軸制御データを前記CNC制御部に格納し、前記A軸制御データに基づいて前記A軸駆動部を駆動させるA軸制御指令、及び前記B軸制御データに基づいて前記B軸駆動部を駆動させるB軸制御指令を行ない、前記CNC制御部に前記A軸駆動部及び前記B軸駆動部を駆動させることを特徴とする。
また、加工点が円弧軌跡の終点座標に到達するまでの間、制御プログラムによりA軸回動角度AMとB軸回動角度BMとの算出を繰返しながらCNC制御部により加工点を直線補間させつつ移動させることにより、開先角度Sを有し、中心座標位置(X0、Y0)を中心とする円の一部とされ、終点が終点座標位置(X1、Y1)とされる円弧形状が自動的に切断可能とされる。
その結果、プログラムの作成に要する労力が大幅に軽減されるとともに、作成時間が大幅に短縮されるので加工コストの削減とリードタイムの短縮をすることができる。
図1は、この発明の一実施形態を示す図であり、符号1は加工装置を、符号2はプラズマトーチ(以下、トーチという)を、符号20はNC制御装置(制御装置)を示している。
加工装置1は、トーチ2と、定盤3と、トーチ2を保持するとともにトーチ2を所定の角度に保持してトーチ2に開先角度を付与するトーチ保持部材10と、トーチ2をトーチ保持部材10とともに加工装置1の定盤上でX軸方向(走行方向)及びY軸方向(横行方向)に移動させる駆動部15と、トーチ保持部材10に保持したトーチ2のトーチ軸線O1をY軸方向及びX軸方向に回動させる駆動部16と、NC制御装置20とを備えている。
そのため、トーチ2には、プラズマアーク等の加工手段が延在する方向に加工手段からなるトーチ軸線O1が形成されるとともに、このトーチ軸線O1が被加工材と交わる部分に加工点Pが形成されて、加工点Pを起点としてトーチ軸線O1の方向に孔等の加工をすることが可能とされており、この孔加工を横方向に移動させることにより被加工材を切断することができるようになっている。
また、トーチ保持部材10は、必要に応じて、Z軸方向に移動可能とされている。
ここで、L1はB軸モータの駆動軸の中心から支持部材12Tとリンク12Lを接続する軸受14Bの中心までの距離を、L2はトーチ2を上側で支持するアーム部材13Lの回転軸14Cの中心からトーチ2の先端側に形成される加工点Pまでの距離を、L3は、A軸モータの駆動軸の中心から支持部材12Sとリンク12Lを接続する軸受14Aの中心までの距離を表している。
したがって、トーチ2がA軸回動方向及びB軸回動方向に回動された場合に、加工点Pの位置を維持したままで、トーチ軸線O1に所定のA軸回動角度及び所定のB軸回動角度が付与されるようになっている。
また、駆動部15は、トーチ保持部材10を高さ方向(Z軸方向)に移動可能とするZ軸方向駆動部15Zを備えており、Z軸方向駆動部15Zは、図示しない部材によってトーチ保持部材10に接続されていて、必要に応じてトーチ保持部材10の高さを変更し、トーチ2の先端と被加工材との間隔を調整することができるようになっている。
また、B軸モータ16Bは、前記Z軸とX軸とから構成されるXZ面内において、トーチ2をY軸方向の軸線回りに回動して、トーチ軸線O1にB軸回動角度BMを付与するようになっている。
また、算出されたトーチ2の移動速度Vと、それぞれの所要通過点TのXY座標位置、A軸回動角度、B軸回動角度に基づいて、隣接する所要通過点の間のXY座標位置のX座標間距離及びY座標間距離、A軸回動角度の角度差、B軸回動角度の角度差を算出し、これら数値データから所要通過点間のXY座標位置と、A軸回動角度及びB軸回動角度のデータを直線補間により算出して、CNC制御部22に格納するようになっている。
また、算出されたA軸回動角度AM及びB軸回動角度BMに基づいて、CNC制御部22から出力された駆動指令信号により、A軸モータ16Aと、B軸モータ16Bとが駆動されるようになっている。
また、ドライバ28は、人手により入力された指示信号により、Z軸方向駆動部15Zが駆動されて、トーチ2の高さが移動可能とされている。
まず、入力部21からNCプログラムをCNC制御部22に入力する。
NCプログラムには、円弧軌跡を一部とする円の中心位置を表示する中心XY座標位置(X0、Y0)と、円弧軌跡の終点を表示する終点座標位置(X1、Y1)と、トーチ軸線O1の開先角度Sと、トーチ2のXY面上の移動速度Vとが記述されていて、例えば、
S 開先角度S
G02 終点のX座標位置X1、Y座標位置Y1、円の中心のX座標位置X0、Y座標位置Y0
と表示される。
また、開先角度Sは、前記円弧軌跡の中心座標位置(X0、Y0)を通過する中心軸線と加工点PのXY座標(XP、YP)を通る面における円弧軌跡上のZ軸に対して前記トーチ軸線O1が交差する交差角度で定義される。
また、加工点Pが通過するべき所要通過点TのXY座標位置は、NCプログラムに記述された円弧軌跡を構成する中心座標位置(X0、Y0)と、円弧軌跡の終点を表示する終点座標位置(X1、Y1)に基づいて算出される。
以下、フローチャートによる処理手順について説明する。
1)現在のトーチ軸線O1のA軸回動角度AMとB軸回動角度BMを読み取る。(ステップS1)
駆動部15、A軸モータ16A、B軸モータ16Bの回動角度を示す値は、CNC制御部22により取得されている。
2)NCプログラムが自動運転中であるかどうかを判別し、自動運転中(YES)であればステップS3に進み、自動運転中でない場合(NO)には、制御プログラム26の実行を停止する。(ステップS2)
3)次に、CNC制御部22に入力されているトーチ軸線O1の開先角度Sを読み取る。(ステップS3)
4)次いで、中心座標位置(X0、Y0)を原点とする極座標系に変換された極座標系における原点と加工点Pとを結ぶC軸とX軸とがなす偏角CをCNC制御部22から読み取る。(ステップS4)
ここで、加工点Pの座標位置は、極座標系において、原点を構成する前記円の中心のXY座標(X0、Y0)から加工点PのXY座標位置(Xp、Yp)までの距離(Xp2+Yp2)1/2と偏角Cにより定義することが可能である。
5)次に、加工点Pが通過した最新の通過点Tの座標位置を表示する偏角Cから、トーチ軸線O1が目標とするA軸回動角度(以下、A軸目標回動角度)AMTと、B軸回動方向が目標とするB軸回動角度(以下、B軸目標回動角度)BMTとを算出する。(ステップS5)
ここで、A軸目標回動角度AMT、B軸目標回動角度BMTは、
例えば、
A軸目標回動角度AMT
=tan−1((tan(S))/((1+tan2C)1/2))
B軸目標回動角度BMT
=tan−1((tan(AMT))×(tan(C)))
により表される。
6)CNC制御部に格納されたA軸回動角度AM及びB軸回動角度BMと、加工点Pが通過した最新の通過点TにおけるA軸回動角度及びB軸回動角度で定義されるA軸目標回動角度AMT及びB軸目標回動角度BMTとのそれぞれの回動角度の差を表すインクリメンタル移動量dA、dBを算出する。(ステップS6)
すなわち、
dA=A軸目標回動角度AMT−A軸回動角度AM
dB=B軸目標回動角度BMT−B軸回動角度BM
により表される。
7)次に、A軸目標回動角度AMTを新たなA軸回動角度AMに置き換えるとともに、B軸目標回動角度BMTを新たなB軸回動角度BMに置き換える。(ステップS7)
8)A軸回動角度及びB軸回動角度のインクリメンタル移動量dA、dBと、フローチャートが一巡するための所要時間であるスキャンタイムtとから、トーチ軸線O1のA軸回動速度VA及びB軸回動速度VBを算出する。(ステップS8)
スキャンタイムtは、制御プログラム26のステップ数から予測される時間を人手により入力する。なお、スキャンタイムtを、例えば、制御プログラム26の実行に要した実績時間をCNC制御装置20から自動的に取得させて、一循環遅れて適用させる構成としてもよい。
例えば、A軸回動速度VA及びB軸回動速度VBは、
VA=dA/t
VB=dB/t
により表される。
ここで、スキャンタイムtは、概ね6〜32msとされ、この実施形態においては、約32msである。
インクリメンタル移動量dAとA軸回動速度VA、及びインクリメンタル移動量dB、B軸回動速度VBは、それぞれA軸制御データ、B軸制御データを構成する。
9)次に、A軸制御データをCNC制御部22に格納する。(ステップS9)
10)トーチ軸線O1のA軸回動速度VAをCNC制御部22に格納したらCNC制御部22に駆動を指令する。(ステップS10)
11)ステップS10により、CNC制御部22に対して指令する第1のフラグ(GA)が反転(「0」→「1」又は「1」→「0」、このフラグによる反転はスキャンごとに実行)され、次いで、駆動指令が実行されるとCNC制御部22の第2のフラグ(FA)が反転(「0」→「1」又は「1」→「0」)され、これら第1のフラグ(GA)と第2のフラグ(FA)を排他処理することにより、ステップS10の指令が完了したことが確認される(ステップS11)。すなわち、第1のフラグ(GA)と第2のフラグ(FA)を排他処理した結果が、XOR=0となりA軸制御の実行が確認され、B軸制御を開始する。
この場合、複数(例えば、4つ)のインクリメンタル移動量dA、A軸回動速度VA、及びA軸制御データの駆動指令をバッファに格納させて、A軸回動をスムースかつ高速化することも可能である。
12)次に、A軸制御の場合と同様に、B軸制御データをCNC制御部22に格納する。(ステップS12)
13)トーチ軸線O1のB軸回動速度VBをCNC制御部22に格納したらCNC制御部22に駆動を指令する。(ステップS13)
14)ステップS12により、CNC制御部22に対して指令する第3のフラグ(GB)が反転(「0」→「1」又は「1」→「0」、このフラグによる反転はスキャンごとに実行)され、次いで、駆動指令が実行されるとCNC制御部22の第4のフラグ(FB)が反転(「0」→「1」又は「1」→「0」)され、これら第3のフラグ(GB)と第4のフラグ(FB)を排他処理することにより、ステップS13の指令が完了したことが確認される(ステップS11)。すなわち、第1のフラグ(G)と第2のフラグ(F)を排他処理した結果が、XOR=0となりB軸制御の実行が確認されたら、NCプログラムの実行が完了する。
この場合、B軸制御の場合と同様に、複数(例えば、4つ)のインクリメンタル移動量dB、B軸回動速度VB、及びB軸制御データの駆動指令をバッファに格納させて、B軸回動をスムースかつ高速化することも可能である。
15)ステップS14が完了したら、ステップS2の自動運転中かどうかを判別するステップS2に戻り、自動運転中(YES)であれば、引き続きNCプログラムを実行する。
この実施の形態においては、ステップ2において自動運転中であることが判別されるとともに自動運転中である場合には実行を繰返され、通常、自動運転は、加工点Pが円弧軌跡の終点座標位置(X1、Y1)に到達するまで継続され、その場合、A軸目標回動角度AMT、及びB軸目標回動角度BMTについては、ステップ S7で実施したA軸目標回動角度AMTを置き換えたA軸回動角度AMと、B軸目標回動角度BMTを置き換えたB軸回動角度BMにより実行される。
図5は、トーチ軸線O1をZ軸方向からみたXY面を平面視した図である。
加工点Pが通過点Tnを通過した場合を例に取ると、通過点Tnにおけるトーチ軸線O1は、矢印O1n方向を向いていて中心座標位置(X0、Y0)から少しずれた方向を向いている。
したがって、加工点Pが通過点Tnから通過点Tn+1に移動するときの、通過点Tnにおけるトーチ軸線O1n方向は、通過点Tn−1におけるA軸回動角度AMn−1及びB軸回動角度BMn−1に基づくものとされ、通過点Tn+1におけるトーチ軸線O1の方向は、矢印O1n+1で示されるA軸回動角度AMn及びB軸回動角度BMnに基づくとされる。
すなわち、それぞれの所要通過点Tにおいて、加工点Pが通過したひとつ前の所要通過点TにおけるA軸回動角度及びB軸回動角度を、それぞれの所要通過点TにおけるA軸目標回動角度AMT及びB軸目標回動として直線補間されるようになっている。
同様に、ステップS12において格納されたB軸回動速度VB、及びステップS13において出力された駆動指令信号を受けてB軸ドライバ28Bを駆動する。
かかるA軸モータ16A及びB軸モータ16Bの駆動は、X軸方向駆動及びY軸方向駆動と並行して行なうことが可能である。
また、NCプログラムの指令ブロック数を少なくすることにより、NC制御装置に対する負荷を小さくすることができる。
なお、図1におけるNC制御装置20の機能を実現するための制御プログラム26をCNC制御部26が読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録された制御プログラム26をCNC制御部26に読み込ませ、実行することにより上記実施形態にかかる動作をさせることも可能である。また、「読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、揮発性メモリ(RAM)、CD−ROM等の可搬媒体、NC制御装置20に内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記フローチャートにおいて記載したフラグによる駆動指令の実施の確認等、必須の構成とされないステップについては、省略し又は他の手段に置き換えることが可能である。
上記実施の形態においては、トーチ2がプラズマトーチの場合について説明したが、NC制御装置20が制御するトーチ2として、プラズマトーチに代えて、レーザトーチやガストーチを用いることも可能である。
また、Z軸方向駆動部15Zの駆動は、例えば、トーチ2の先端と被加工材である鋼板との高さを一定に維持するために用いるが、手動によってトーチ2の高さを移動させることも可能である。
また、この場合、それぞれの円弧軌跡が有する開先角度Sが互いに相違し、又は円弧軌跡が有する開先角度Sと直線軌跡が有する開先角度が相違することを妨げない。
C 角度(偏角)
V トーチの移動速度
S 開先角度
1 加工装置
2 トーチ
10 トーチ保持部材
11 基台
12 パンタグラフ
12L リンク
14A 軸受
14B 軸受
14C 回転軸
15X X軸方向駆動部
15Y Y軸方向駆動部
16A A軸モータ
16B B軸モータ
22 CNC制御部
26 制御プログラム
28 ドライバ(駆動制御部)
Claims (4)
- X軸と該X軸と直交するY軸とからなるXY面に沿って形成された定盤と、
前記定盤の上方に配置され、トーチ軸線と被加工材との交点に加工点を形成させて前記トーチ軸線方向に被加工材を加工するトーチと、
前記トーチを前記X軸方向に移動するX軸方向駆動部と、
前記トーチを前記Y軸方向に移動するY軸方向駆動部と、
前記XY面に垂直なZ軸と前記Y軸とから構成されるYZ面内において、前記トーチを前記X軸方向の軸線回りに回動して前記トーチ軸線にA軸回動角度を付与するA軸駆動部と、
前記Z軸と前記X軸とから構成されるXZ面内において、前記トーチを前記Y軸方向の軸線回りに回動して前記トーチ軸線にB軸回動角度を付与するB軸駆動部と、
前記トーチを保持し、前記トーチ軸線の前記加工点側を中心として所定の向きに回動自在とするトーチ保持部材と、
前記X軸方向駆動部と、前記Y軸方向駆動部と、前記A軸駆動部と、前記B軸駆動部とを駆動するCNC制御部と、制御プログラムとを備え、
前記CNC制御部は、現在の前記トーチ軸線と被加工材との交点の座標位置と、A軸回動角度と、B軸回動角度とを検出可能とされ、
前記NCプログラムに記述されたトーチの移動速度と、円弧軌跡上に該移動速度に対応して設けられた前記加工点が通過する所要通過点のXY座標位置と、該XY軸座標位置において前記トーチ軸線に所定の開先角度を形成させるための前記A軸回動角度及び前記B軸回動角度とに基づいて、前記所要通過点の間の前記XY座標位置と、前記A軸回動角度及び前記B軸回動角度とを直線補間により算出するとともに、前記X軸方向駆動部と、前記Y軸方向駆動部と、前記A軸駆動部と、前記B軸駆動部とを駆動して前記トーチ軸線を所定の方向に向けつつ前記加工点を前記円弧軌跡に沿って移動可能とする加工装置のトーチの開先角度制御方法であって、
前記制御プログラムは、
現在のトーチ軸線O1のA軸回動角度AMと、B軸回動角度BMと、トーチ軸線O1の開先角度Sとを前記CNC制御部から読み取り、
前記円弧軌跡を一部とする円の中心座標位置(X0、Y0)を原点とする極座標系における前記加工点の偏角Cを前記CNC制御部から読み取り、
前記加工点が通過した最新の通過点の座標位置を表示する偏角Cから、A軸目標回動角度AMTと、B軸目標回動角度BMTとを算出し、
前記A軸回動角度AM及び前記A軸目標回動角度AMT、前記B軸回動角度BM及び前記B軸目標回動角度BMTとから、それぞれのインクリメンタル移動量dA、dBを算出し、
前記A軸目標回動角度AMTを前記A軸回動角度AMに置き換えるとともに前記B軸目標回動角度BMTを前記B軸回動角度BMに置き換え、
前記制御プログラムのスキャンタイムtと、前記インクリメンタル移動量dA、dBとに基づいて、A軸回動速度VA及びB軸回動速度VBを算出し、
前記インクリメンタル移動量dAと前記A軸回動速度VAとからなるA軸制御データ、及び前記インクリメンタル移動量dBと前記B軸回動速度VBとからなるB軸制御データを前記CNC制御部に格納し、
前記A軸制御データに基づいて前記A軸駆動部を駆動させるA軸制御指令、及び前記B軸制御データに基づいて前記B軸駆動部を駆動させるB軸制御指令を行ない、
前記CNC制御部に前記A軸駆動部及び前記B軸駆動部を駆動させることを特徴とするトーチ開先角度の制御方法。 - 請求項1記載のトーチの開先角度の制御方法であって、
前記加工点が前記円弧軌跡の終点座標位置(X1、Y1)に到達するまでの間、前記A軸目標回動角度AMTを置き換えた前記A軸回動角度AMと前記B軸目標回動角度BMTを置き換えた前記B軸回動角度BMにより、
前記制御プログラムの2回目以降の実行が繰返されることを特徴とするトーチの開先角度の制御方法。 - X軸と該X軸と直交するY軸とからなるXY面に沿って形成された定盤と、
前記定盤の上方に配置され、トーチ軸線と被加工材との交点に加工点を形成させて前記トーチ軸線方向に被加工材を加工するトーチと、
前記トーチを前記X軸方向に移動するX軸方向駆動部と、
前記トーチを前記Y軸方向に移動するY軸方向駆動部と、
前記XY面に垂直なZ軸と前記Y軸とから構成されるYZ面内において、前記トーチを前記X軸方向の軸線回りに回動して前記トーチ軸線にA軸回動角度を付与するA軸駆動部と、
前記Z軸と前記X軸とから構成されるXZ面内において、前記トーチを前記Y軸方向の軸線回りに回動して前記トーチ軸線にB軸回動角度を付与するB軸駆動部と、
前記トーチを保持し、前記トーチ軸線の前記加工点側を中心として所定の向きに回動自在とするトーチ保持部材と、
前記X軸方向駆動部と、前記Y軸方向駆動部と、前記A軸駆動部と、前記B軸駆動部とを駆動するCNC制御部と、制御プログラムとを備え、
前記CNC制御部は、現在の前記トーチ軸線と被加工材との交点の座標位置と、A軸回動角度と、B軸回動角度とを検出可能とされ、
NCプログラムに記述された、トーチの移動速度と、円弧軌跡上に該移動速度に対応して設けられた前記加工点が通過する所要通過点のXY座標位置と、該XY軸座標位置において前記トーチ軸線に所定の開先角度を形成させるための前記A軸回動角度及び前記B軸回動角度とに基づいて、前記所要通過点の間の前記XY座標位置と、前記A軸回動角度及び前記B軸回動角度とを直線補間により算出するとともに、該XY座標位置と、該A軸回動角度と、該B軸回動角度に基づいて、前記X軸方向駆動部と、前記Y軸方向駆動部と、前記A軸駆動部と、前記B軸駆動部とを駆動して前記トーチ軸線を所定の方向に向けつつ前記加工点を前記円弧軌跡に沿って移動可能とする加工装置のトーチの開先角度制御装置であって、
前記制御プログラムは、
現在のトーチ軸線O1のA軸回動角度AMと、B軸回動角度BMと、前記トーチ軸線O1の開先角度Sとを前記CNC制御部から読み取るステップと、
前記円弧軌跡を一部とする円の中心座標位置(X0、Y0)を原点とする極座標系における前記加工点の偏角Cを前記CNC制御部から読み取るステップと、
前記加工点が通過した最新の通過点の座標位置を表示する偏角Cから、A軸目標回動角度AMTとB軸目標回動角度BMTとを算出するステップと、
前記A軸回動角度AM及び前記A軸目標回動角度AMT、前記B軸回動角度BM及び前記B軸目標回動角度BMTとから、それぞれのインクリメンタル移動量dA、dBを算出するステップと、
前記A軸目標回動角度AMTを前記A軸回動角度AMに置き換えるとともに前記B軸目標回動角度BMTを前記B軸回動角度BMに置き換えるステップと、
前記制御プログラムのスキャンタイムt、及び前記インクリメンタル移動量dA、dBとに基づいて、A軸回動速度VA、B軸回動速度VBを算出するステップと、
前記インクリメンタル移動量dAと前記A軸回動速度VAとからなるA軸制御データ、及び前記インクリメンタル移動量dBと前記B軸回動速度VBとからなるB軸制御データを前記CNC制御部に格納するステップと、
前記CNC制御部に、前記A軸制御データに基づいて前記A軸駆動部を駆動させるA軸制御指令、及び前記B軸制御データに基づいて前記B軸駆動部を駆動させるB軸制御指令を行なうステップとを備えることを特徴とするトーチの開先角度の制御装置。 - 請求項3に記載のトーチの開先角度の制御装置であって、
前記制御プログラムは、
前記加工装置が自動運転中であることを判別するとともに前記自動運転中である場合に実行を繰返すステップを備え、
前記自動運転は、前記A軸目標回動角度AMTを置き換えた前記A軸回動角度AMと前記B軸目標回動角度BMTを置き換えた前記B軸回動角度BMにより、前記加工点が前記円弧軌跡の終点座標位置(X1、Y1)に到達するまで2回目以降の実行が継続されることを特徴とするトーチの開先角度の制御装置。
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