JP2008147044A - Adapter of unit type downlight - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は,建築化照明としてのユニット型ダウンライトのアダプタに関し,より詳細には,共通する主要構成部品を基本構成ユニットとして共用化し,この基本構成ユニットに組み合わせる構成部品を変更することによりカットオフ角度,演色性,光の拡散又は集束状態等が異なるダウンライトを容易に得られるように構成したユニット型のダウンライトに用いる,前記基本構成ユニットに部品等を取り付けるためのアダプタに関する。 The present invention relates to an adapter for unit-type downlights as architectural lighting. More specifically, the present invention relates to a common main component as a basic component and cuts off by changing the component combined with the basic component. The present invention relates to an adapter for mounting components and the like used in a unit-type downlight configured to easily obtain downlights having different angles, color rendering properties, light diffusion or focusing states, and the like.
従来の一般的なダウンライトの構成は,一例として図8に示すように下向きに開放したカップ状のカバー90内に,同様に下向きに開放するカップ状の反射体21を収容し,この反射体21内に,ここでは電球であるが,ハロゲン球等の各種ランプから成る光源を配置することで,ランプ8が発した光を反射体21によって反射させて所定の方向に光を照射することができるように構成されており,天井等に形成した取付孔7内に前記カバー90を挿入して,このカバー90の開孔側端縁に形成されたフランジ状の枠体91を天井等に形成された開孔縁に当接させた状態で取り付けることで,ダウンライトを天井等に埋め込まれた状態で取り付けることができるように構成している(特許文献1の図1)。
As shown in FIG. 8, for example, the conventional general downlight has a cup-
また,このようにダウンライトに設けたカバーを天井等に形成した取付孔内に直接取り付けることなく,ダウンライトの本体とは別体として構成した取付具を天井に設けた取付孔内に予め取り付けておき,この取付具に,反射体や光源をカバー内に収容して構成したダウンライト本体を着脱可能としたダウンライトも提案されている(特許文献2)。 In addition, without attaching the cover provided on the downlight directly in the mounting hole formed on the ceiling or the like, a fixture configured separately from the main body of the downlight is attached in advance in the mounting hole provided on the ceiling. There has also been proposed a downlight in which a downlight main body constituted by housing a reflector and a light source in a cover is detachable (Patent Document 2).
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
ところで,天井等に取り付けて使用する前述のダウンライトは,単に明るさを得るための照明器具として使用されるのみならず,このダウンライトによって照らし出される場の雰囲気を演出する目的で使用される場合や,展示物等を際立たせるためのディスプレイ用の照明器具等として使用される場合も多い。 By the way, the above-mentioned downlight used by attaching to the ceiling or the like is not only used as a lighting fixture for obtaining brightness, but also for the purpose of directing the atmosphere of the place illuminated by this downlight. In many cases, it is used as a lighting fixture for a display to make an exhibit stand out.
そして,ダウンライトをこのような目的で使用する場合には,展示物や演出しようとする雰囲気等にあわせてダウンライトより照射される光の広がり角度,光の向き,光の拡散又は集束状態,光色等を選択できることが求められる。 When the downlight is used for such a purpose, the spread angle of the light emitted from the downlight, the direction of the light, the diffusion or focusing state of the light according to the exhibition or the atmosphere to be produced, It is required that the light color can be selected.
しかし,前述した従来のダウンライトでは,例えば光の照射範囲外となる角度θ(以下,この角度θを「カットオフ角度」という。)の変更には,反射体21内におけるランプ8の配置位置を変更するか,又は,反射体21の形状やサイズを変更する必要があり,いずれの場合においてもダウンライトの構造を大幅に変更する必要が生じる。
However, in the conventional downlight described above, for example, in order to change the angle θ outside the light irradiation range (hereinafter, this angle θ is referred to as “cut-off angle”), the arrangement position of the
そのため,従来のダウンライトでは,このようなカットオフ角度θの異なるダウンライトは,それぞれ別個の製品として製造されていた。 Therefore, in the conventional downlight, such downlights having different cut-off angles θ are manufactured as separate products.
また,このようなダウンライトに,反射体21の開口部前方を覆うレンズやスクリーン,ルーバ等を設けようとする場合,前述のようにカットオフ角度の相違に伴って反射体21の形状やサイズ,特に開口部分のサイズが各製品毎に異なるものとなれば,レンズやスクリーン,ルーバ等についても各製品のサイズに対応したものとして製造する必要があり,このような部品についても共用化もできない。
Further, when it is intended to provide such a downlight with a lens, a screen, a louver or the like that covers the front of the opening of the
このように,カットオフ角度の違いにより,それぞれのカットオフ角度を持つダウンライトや交換部品を別個に製造等する場合には,各製品毎に製造設備や製造ラインを設ける必要がある等,多大な設備投資が必要となり,これが製品の価格に反映されることとなる。 In this way, due to the difference in cut-off angle, when manufacturing downlights and replacement parts having respective cut-off angles separately, it is necessary to provide a manufacturing facility and a production line for each product. Large capital investment is required, and this will be reflected in the price of the product.
また,既に設置されているダウンライトのカットオフ角度を変更しようとする場合,既存のダウンライト全体を取り外し,これに代えて新たに用意したカットオフ角度の異なるダウンライトを取り付ける必要がある等,ダウンライト自体の交換が必要となり,また,このようなダウンライトの交換に伴い,電気配線工事等が必要となったり,また,交換するダウンライトのサイズに変更が生じれば,天井等に形成する取付孔7の径を拡張したり,又は,別途新たな孔を設ける作業が必要となる等,交換,取り付け作業が大掛かりとなる。
In addition, when changing the cut-off angle of a downlight that has already been installed, it is necessary to remove the entire existing downlight and replace it with a newly prepared downlight with a different cut-off angle. If the downlight itself needs to be replaced, and if such downlight replacement requires electrical wiring work, or if the size of the downlight to be replaced changes, it will be formed on the ceiling, etc. For example, it is necessary to increase the diameter of the
なお,従来技術として説明した,ダウンライト本体と取付具とを別体として構成したダウンライト(特許文献2参照)にあっては,例えばダウンライト本体の形状等に変更がなければ,本体のみを交換することにより取付具を共有してその交換は不要であるが,前述のように,カットオフ角度の変更は,ダウンライト本体の構造の大幅な変更を伴うものであるために,これによってダウンライト本体の形状やサイズが変化すれば,既に取り付けられている取付具を流用することはできず,取付具の交換が必要となり,また,取付具の交換に対応して,取付孔の形成作業や電気配線作業等が必要となる。 In addition, in the downlight (refer to Patent Document 2) configured as the downlight main body and the fixture separately described as the prior art, for example, if the shape of the downlight main body is not changed, only the main body is used. It is not necessary to share the fixture by replacing it. However, as described above, the change in the cut-off angle is accompanied by a significant change in the structure of the downlight body. If the shape or size of the light body changes, it will not be possible to divert the fixtures that have already been installed, and the fixtures will need to be replaced. And electrical wiring work is required.
以上の問題点に鑑み,本発明の発明者はカップ状の反射体の形状や,該反射体と光源との位置関係を固定した場合であっても,前記反射体の前方を筒状のコーンによって覆うと共に,このコーンの長さを変化させることで前述のカットオフ角度θを変化させることができることを見出し,前記反射体と該反射体の凹面側に光源の発光部を配置するソケットをフレームに取り付けて構成した基本構成ユニットを共通の構成要素とし,該基本構成ユニットに全長の異にする複数種類から選択された筒状のコーンを取り付け可能としたユニット型のダウンライトを発明したことに伴い,このようなユニット型ダウンライトにおいて前記基本構成ユニットに対するコーン等の部品の取付け,交換等を容易と成すアダプタを提供することを目的とする。 In view of the above problems, the inventor of the present invention has a cylindrical cone in front of the reflector even when the shape of the cup-like reflector and the positional relationship between the reflector and the light source are fixed. It is found that the cut-off angle θ can be changed by changing the length of the cone and the socket on which the light emitting part of the light source is arranged on the concave side of the reflector. Inventing a unit-type downlight that can be attached to a cylindrical cone selected from a plurality of types having different overall lengths, with the basic component unit mounted and configured as a common component. Accordingly, it is an object of the present invention to provide an adapter that makes it easy to attach and replace parts such as cones to the basic unit in such a unit type downlight.
上記目的を達成するために,本発明のユニット型ダウンライトのアダプタは,カップ状の反射体21と,前記反射体21の凹面側に光源8の発光部81を配置するソケット22をフレーム23に取り付けて形成した基本構成ユニット20を共通の構成要素とし,該基本構成ユニット20に全長,色等の要素の異なる複数種類の中から選択されたいずれか1の筒状のコーン50を取り付け可能としたユニット型ダウンライトに使用するものであり,
前記反射体21の前記凹面前方を包囲する筒状を成し,前記基本構成ユニット20の前記フレーム23に着脱自在な一端と,共通の形状に形成された前記コーン50の一端を係止する取付部37を備えたことを特徴とする(請求項1)。
In order to achieve the above object, the adapter of the unit type downlight according to the present invention has a cup-
A cylindrical shape surrounding the concave front side of the
ここで,筒状には円筒のみならず角筒を含む。 Here, the cylinder includes not only a cylinder but also a square cylinder.
前記構成のアダプタ30において,前記取付部37には,前記コーン50の一端内に挿入されて前記コーン50の一端側における内周面を覆う凸条42を設けることができる(請求項2)。
In the
前記構成のアダプタ30において,前記筒状外から前記凸条42に向かって形成されたネジ孔と,該ネジ孔に螺合されて前記凸条42に向かって突出するボルト38を設けた構成とすることができる(請求項3)。
In the
さらに,本発明のアダプタ30を,前記コーン50として少なくとも全長の異なる複数種類より選択可能であると共に,前記コーン50の他端を係止する係止部(実施形態において段部63)と,前記アダプタ30の前記基本構成ユニット20に対する取り付け側とは反対側の端部を係止する係止部67が所定の位置関係で内部に設けた筒状の取付具6を備えたユニット型ダウンライトに使用する場合には,本発明のアダプタ30には前記基本構成ユニット20との連結側とは反対側の端部を延長する延長構造を設けることが好ましい(請求項4)。
Furthermore, the
このように延長構造を設けた前記アダプタ30としては,前記基本構成ユニット20に対する連結部と前記コーン50の取付部37を備えたベースアダプタ31と,前記ベースアダプタ31の前記基本構成ユニットとの連結側とは反対側の端部に連結される延長アダプタ32によって構成することができ(請求項5),前記延長アダプタ32の着脱によって全長を可変としても良い。
The
この場合において,前記延長アダプタ32にさらに別の延長アダプタ32を連結可能に構成しても良い(請求項6)。
In this case, another
さらに,前記アダプタ30の構成として筒状内部を部分的に狭めて形成された段部34をレンズ取付部として設けると共に,この段部34に対して前記フレームに対する取付け側の端部とは反対側の端部寄りに,前記コーンの取付部37を設ける構成としても良く(請求項7),また,筒状内部に向かって付勢された弾性体を複数箇所に設け,該弾性体(板バネ36)間でスクリーン及び又はルーバの外周を挟持可能としても良い(請求項8)。
Further, a
なお,前述構成において,レンズ取付部(段部34)とコーンの取付部37間において,筒状部分の肉厚を貫通する通気孔(吸気ダクト31a)を設けても良い(請求項9)。
In the above-described configuration, a vent hole (
以上説明した本発明の構成から,本発明のユニット型ダウンライト1のアダプタによれば,以下の顕著な効果を得ることができる。
From the configuration of the present invention described above, according to the adapter of the
基本構成ユニット20のフレーム23に着脱自在な一端と,共通の形状に形成された前記コーン50の一端を係止する取付部37を備えたことにより,該アダプタ30を介して基本構成ユニット20に対して選択されたコーン50の着脱が容易であると共に,いずれのコーン50を取り付ける場合であっても,共通のアダプタ30の使用が可能である。
The
また,前記取付部37に前記コーン50の一端側における内周面を覆う凸条42を設ける場合には,照射光に不快な眩しさを与えたり,照射光の美観を損なわせる原因となる,コーン50一端内周における光の乱反射を防止することができた。
Moreover, when providing the
筒状外から前記凸条42に向かって形成されたネジ孔と,該ネジ孔に螺合されて前記凸条42に向かって突出するボルト38を設けた構成にあっては,ボルト38を締め付けるのみで,ボルト38の先端をコーン50の先端外周に突合させることで容易に取り付け可能である。
In a configuration in which a screw hole formed from the outside of the cylinder toward the
さらに,基本構成ユニット20との連結側とは反対側の端部を延長する延長構造を設けたアダプタ30にあっては,アダプタ30の全長を調整することで,基本構成ユニット20との連結側とは反対側の端部におけるコーン50の突出長さを,選択したコーン50の全長に変わりなく常に一定にすることができ,前記コーン50の他端を係止する係止部(実施形態において段部63)と,前記アダプタ30の前記基本構成ユニット20に対する取り付け側とは反対側の端部を係止する係止部67を内部にそれぞれ所定間隔で設けた筒状の取付具6を備えたユニット型ダウンライトに使用する場合には,この取付具6として,選択したコーン50の長さに関係なく共通のものを使用することができた。
Further, in the
このようなアダプタ30を,ベースアダプタ31と,前記ベースアダプタ31の前記基本構成ユニットとの連結側とは反対側の端部に連結される延長アダプタ32によって構成する場合には,前記延長アダプタ32の着脱によって簡単に全長を可変とすることができ,前記延長アダプタ32にさらに別の延長アダプタ32を連結可能に構成した場合には,延長アダプタの取り付け個数を変更することにより,全長を複数段階で容易に変更することができ,選択し得るコーン50の全長を拡げることができた。
When such an
さらに,前記アダプタ30の構成として筒状内部を部分的に狭めて形成した段部34をレンズ取付部とすることで,また,板バネ36等の弾性体を設けることで,アダプタ30を介して基本構成ユニット20に対してコーン50以外の交換部品の取り付けが容易となった。
Further, as the configuration of the
なお,このレンズ取付部(段部34)の形成位置と前記コーン50の取付部37間に筒状部分の肉厚を貫通する通気孔(吸気ダクト31a)を設ける場合には,コーン50内と連通する室内空間内の比較的冷たい空気が,前記通気孔を介してダウンライトの取り付けが行われている天井等の壁面の裏側に導入され,これにより比較的発熱しやすい光源等を備えた基本構成ユニットを冷却することができた。
In the case where a vent hole (
次に,本発明の実施形態について添付図面を参照しながら以下に説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
なお,以下の説明において本発明のアダプタ30の理解を容易とするために本発明のアダプタ30が使用されるユニット型ダウンライト1の全体構成を示しつつ,その説明中において本発明のアダプタ30を説明する。
In the following description, in order to facilitate understanding of the
図1は,本発明のアダプタを備えたユニット型ダウンライト1の一構成例を示し,このダウンライト1は,所定のカットオフ角度θで,所定の色,拡散・集束状態等に調整された光を照射するダウンライト本体2と,このダウンライト本体2を,ここでは,一例として,天井等に形成した取付孔7内に取り付けるための取付具6を備えている。
FIG. 1 shows an example of the configuration of a unit-
〔ダウンライト本体〕
前述のダウンライト本体2は,図2に示すようにダウンライト本体2の主要構成部分を成す基本構成ユニット20と,この基本構成ユニット20に取り付けられるコーン50や,レンズ40及び/又はフィルタ等の交換部品,並びに前記基本構成ユニット20に対して前記交換部品を取り付けるための,本発明のアダプタ30を備えている。
[Downlight body]
As shown in FIG. 2, the above-described downlight
基本構成ユニット
前述の基本構成ユニット20は,ダウンライト本体2の主要構成要素のうち,後述するレンズ40,コーン50,フィルタやルーバ等の交換部品の交換によりカットオフ角度θや光の色,光の拡散・集束状態等が異なるダウンライト1間において共通化することのできる構成要素をユニット化したものであり,本実施形態においてこの基本構成ユニット20は,反射体21,ソケット22,及び前記ソケット22に取り付けられるランプ8,並びに前記反射体21とソケット22とを所定の位置関係で取り付けるフレーム23を備え,前記フレーム23に前記各構成部品を取り付けて一体的なユニットとして形成されている。
Basic configuration unit The above-described
前述のフレーム23は,図2に示す実施形態において内部に前述のソケット22を収容するための室が形成された,ここでは,略円筒状のソケット収容部231と,このソケット22に対するランプ8の取り付け側に設けられた反射体収容部233と,前記反射体収容部233と前記ソケット収容部231間を連結するリブ状部232により構成され,前記ソケット22に対してランプ8を装着すると,このランプ8が反射体21の中央部分に形成されたランプ挿入口21aを貫通して,その発光部81が反射体21の凹面側に配置されるように構成されている。
In the embodiment shown in FIG. 2, the
前述の反射体21の凹面は,例えばクロムメッキ等によって鏡面状に仕上げられており,ランプ8の発光部81より発せられた光は,反射体21の凹面表面で反射され,この反射体21の形状,ランプ8の発光部の配置位置等によって特定される所定の方向に照射される。
The concave surface of the
なお,従来技術として説明したダウンライトでは,このダウンライトのカットオフ角度θを変更するためには,反射体の交換等,本発明のダウンライト1における基本構成ユニット20が備える構成要素の変更が必要となっていたが,本発明のダウンライト1にあっては,この反射体21とは別に後述するコーン50を設けたことにより,コーン50の変更のみによって基本構成ユニット20の構造を変更することなくカットオフ角度θの変更が可能となり,その結果,このような反射体21を備えた基本構成ユニット20の共通化が可能となっている。
In the downlight described as the prior art, in order to change the cut-off angle θ of the downlight, the constituent elements of the basic
図示の実施形態において,前述の反射体収容部233は,ここでは,略円筒状を成し,この円筒状の反射体収容部233の前記ソケット収容部に対する連結側の端部周縁を内周方向に向かってフランジ状に突設して,その中央に前記反射体21を挿入する反射体挿入孔233aを形成し,この反射体挿入孔233a内に反射体21の凸面が前述のソケット収容部231側に向かって膨出するように挿入されている。
In the illustrated embodiment, the
このようにしてソケット収容部231側に向かって膨出するように反射体挿入孔233a内に挿入された反射体21の前記ランプ挿入口21a内周は,ソケット収容部231に取り付けられた係止具231aによって係止されてフレーム23の所定の位置に固定されている。
In this way, the inner periphery of the
前記リブ状部232を介して前記反射体収容部233と連結された前述のソケット収容部231は,内部を中空としこのソケット収容部231内にランプを取り付けるための,ここでは,有底円筒状を成すソケット22が,開口側を前述の反射体21のランプ挿入口21aに向けて収容されている。
The socket
このソケット収容部231の外周には,前記ソケット収容部231の長さ方向を長さ方向とした薄板が円周方向に多数取り付けられており,この薄板によって前記ソケット収容部231を介してランプ8の点灯により発生した熱を放出する空冷フィン231bが形成されている。
A large number of thin plates with the length direction of the
このようにしてフレーム23のソケット収容部231内に収容されたソケット22に取り付けられるランプ8の先端には,図1及び図2に示すように防眩キャップ(ランプシールド)24を被せても良く,このような防眩キャップ24によってランプ8の先端部分を覆うことにより,光源であるランプ8が直接視界に入ることを防止して眩しさを低減すると共に,ランプから直接前方に放出される光をカットし,反射体21によって制御された光のみが放出されるようにすることができる。
Thus, the tip of the
図示の実施形態にあっては,このような防眩キャップ24を,反射体21の前記ランプ挿入口21a内周を係止する係止具231aに一端を固着された支持棒25の他端に取り付けて,ランプ8の先端部分を覆うことができるようにしているが,この防眩キャップ24の取り付けは,この方法に限定されず,他の方法により取り付けることも可能であり,また,防眩キャップ24は必ずしも設けなくても良い。
In the illustrated embodiment, such an
フレーム23に設けた前述の反射体収容部233には,前述のソケット収容部231の連結側とは反対側の端部に,後述するアダプタ30を取り付け可能に構成されている。
The
このようにアダプタ30を取り付け可能とする構成については,後述するアダプタ30を前述の反射体収容部233に対して取り付け可能なものであれば如何なる構成を採用しても良く,図示の実施形態には限定されないが,本実施形態にあっては一例として図1及び図2に示すように,フレーム23の反射体収容部233に設けた2枚の板バネ26,26間でアダプタ30の外周部分を挟持して,反射体収容部233に後述のアダプタ30を着脱可能に取り付けている。
As for the configuration enabling the
なお,前記板バネ26,26の先端部分には,図2に示すようにこの板バネを折り曲げて形成した係止爪26aが形成されており,この係止爪26aが後述するアダプタ30外周に形成された係止溝33内に嵌合されてアダプタ30の脱落が防止されている。
As shown in FIG. 2, a locking
また,図2を参照して説明した実施形態にあっては,後述するアダプタ30を外周側より挟持して固定するものであったが,図7(A)〜(C)に示すように反射体収容部233内に設けた係止部材44と,アダプタ30の連結側端部に設けた係止部材45との噛合によって両者間の連結を行うことができるように構成しても良く,図示の例ではアダプタ30の連結側端部を反射体収容部233内に挿入可能に構成すると共に,この挿入部分におけるアダプタ30の開口縁の一部分より内周方向に突出する舌片45aを備えたアダプタ側の前記係止部材45を設けると共に,反射体収容部233の端部開口内に,開口部内周に対して所定の間隔を介して配置された係止片44aを持つ反射体収容部233側の係止部材44を設け,両係止部材44,45が図7(A)に示す位置となるように,アダプタ50の端部を反射体収容部233の端部開口内に挿入した後,両係止部材44,45が図7(B),図7(C)に示す状態に噛合する位置となるようにフレーム23とアダプタ30とを相対的に逆方向に回転させることにより,フレームに対するアダプタの取り付けを可能としても良い。
In the embodiment described with reference to FIG. 2, the
この場合,反射体収容部の前記係止部材の取り付け位置には,図7(A),図7(B)中に符号46で示す凸部を設け,一旦両係止部材44,45が噛合する位置となった後にはアダプタ30側の係止部材45がこの段部に係止されて,両係止部材44,45の係止が解除される方向に前記フレーム23とアダプタ30との相対的に逆方向の回転が規制されるようにしても良い。
In this case, a convex portion indicated by
アダプタ
前述のように形成された基本構成ユニット20の前記反射体収容部233には,本発明のアダプタ30が取り付けられ,このアダプタ30を介して基本構成ユニット20にコーン50,その他の交換用部品を取付け可能としている。この反射体収容部233に取り付けられるアダプタ30はその全長が可変に構成されており,このように全長を可変とすることで,基本構成ユニット20に対して取り付けるコーン50の長さに拘わらず,このアダプタ30の一端より突出するコーン50の長さが一定となるように調整可能となっている。
Adapter The
図1〜図3に示す実施形態にあっては,このアダプタ30が,少なくとも前記基本構成ユニット20に対してコーン50やレンズ40,フィルタ,ルーバ等の交換部品を取り付けるためのベースアダプタ31を備え,前記ベースアダプタ31に取り付けるコーン50の長さに対応して,必要に応じて前記ベースアダプタ31に延長アダプタ32を取り付けることで,その全長が可変に構成されている。
In the embodiment shown in FIGS. 1 to 3, the
図1,図2及び図4に示す実施形態では,前述のアダプタ30をこのような延長アダプタ32を取り付けることなく,ベースアダプタ31のみによって構成した例であり,図3に示す実施形態では,前記ベースアダプタ31に延長アダプタ32を取り付けて前述のアダプタ30を構成した例である。
The embodiment shown in FIGS. 1, 2 and 4 is an example in which the above-described
前記基本構成ユニット20に後述するコーン50やレンズ40,フィルタ等の交換部品を取り付けるための前記ベースアダプタ31は,前述の基本構成ユニット20に設けた反射体収容部233に取り付けられて,この反射体収容部233に形成された円筒部を延長して前記反射体21の凹面前方を包囲するように,前記各部材に対応して,ここでは,略円筒状に形成されている。
The
図2に示す実施形態にあっては,このベースアダプタ31を,前述のフレーム23の反射体収容部233である,ここでは,その円筒部分に対応してこれと略同径の円筒状に形成すると共に,前記反射体収容部233との連結側端部を,前記反射体収容部233の内径に対して僅かに小径に形成して,この小径部を前記反射体収容部233内に印籠継ぎの状態に挿入可能に構成すると共に,このような挿入状態において前記板バネ26の先端に設けた前述の係止爪26aをベースアダプタ31の外周に形成した係止溝33に嵌合させてベースアダプタ31の固定を行っている。
In the embodiment shown in FIG. 2, the
もっとも,前記反射体収容部233とベースアダプタ31との連結は,上記の例に限定されず,図7を参照して説明した方法により連結しても良く,その他如何なる方法で連結しても良い。
However, the connection between the
このベースアダプタ31は,その内周に後述するレンズ40やフィルタ,ルーバ等を取り付けるための取付構造を備えており,本実施形態にあってはベースアダプタ31の内径を狭めることによりベースアダプタ31の内周に段部34を形成し,この段部34に前記レンズ40を嵌合して取り付け可能としており,図示の例ではこの段部34に後述するレンズ40の周縁部分を載置すると共に,前記段部34との間でレンズの周縁部を挟持する押え板35,35’を設けることにより,ベースアダプタ31内の所定の位置にレンズ40の取り付けを行うことができるように構成した。
The
なお,ベースアダプタ31にレンズ40等を取り付けるための構成は,図示の構成に限定されず,前述したレンズ40等をベースアダプタ31に取り付け可能な構成であれば各種の構成を採用することができる。
The configuration for attaching the
なお,図1〜図3及び図4において符号36は,ベースアダプタ31の円筒内部方向に付勢された弾性手段である板バネであり,ベースアダプタ31内にフィルタやルーバ等を取り付けるための固定具として機能し,この板バネ36を複数箇所,一例として図示の実施形態にあっては円周方向に3箇所,等間隔に設け,この板バネ36によって囲まれた空間内にカラーフィルタやコンバージョンフィルタ等のフィルタ,ハニカムルーバ,その他のルーバ等を挿入して,フィルタやルーバの外周を複数の板バネ36間に挟持して取り付けるものである。
1 to 3 and 4,
このように,本発明のアダプタ30を備えたダウンライトでは,後述するコーン50に対してレンズや各種フィルタやルーバ等を取り付けることなく,ベースアダプタ31に対して取り付け可能としたことで,コーン50の構成を比較的単純なものとすることができると共に,コーン50のサイズが変更されても規格の共通する交換部品の使用が可能である。
Thus, in the downlight provided with the
このようにして,レンズ40や各種フィルタ,ルーバ等が取り付けられたベースアダプタ31を,前述の基本構成ユニット20に取り付けることで,前述の反射体21の凹面前面がベースアダプタ31に取り付けられたレンズ40やフィルタ,ルーバ等によって覆われると共に,反射体21とレンズ40,フィルタ,ルーバ間の空間外周が円筒状のベースアダプタ31によって包囲される。
In this way, the
このベースアダプタ31には,更に後述するコーン50を取り付け可能に構成されており,図示の実施形態にあっては,前記レンズ40の取付部と成る前述の段部34と,前記基本構成ユニット20に対する取り付け側とは反対側の端部間における所定の位置にコーン取付部37が形成されている(図3参照)。
The
このコーン取付部37は,後述するコーン50の細径側端部をベースアダプタ31に取り付け可能とするものであれば如何なる構成であっても良いが,図1〜図6に示す実施形態にあっては,このコーン取付部37に下方に向かって突出する凸条42を周方向に連続した筒状に形成し,この凸条42を,後述するコーン50の細径側端部内に挿入可能と成すと共に,この凸条42とベースアダプタ31の円筒部分間で,後述するコーン50の細径側端部に設けられた係合曲折部51を収容する凹部312を形成し,該凹部312に向かって前記ベースアダプタ31の円筒部肉厚を貫通する螺子孔を形成し,この螺子孔にベースアダプタ31の外周側から内周側に向かってボルト38を螺合して,このボルト38の先端を前記コーン50の細径側端部に形成した係合折曲部51に突合させることで,コーン50の折曲部51をベースアダプタ31内の所定の位置に取り付けている。
The
コーン50の細径側端部には,前述したように外周を反中心方向外方に屈曲した係合屈曲部51が形成されているために,この部分に光源からの光が当たると乱反射して,照明器具より照射される照射光に不快さを感じさせ,又は照射光の美観を損ねる成分が含まれることとなるが,前述したように凸条42によってコーン50の細径側端部内周を覆って係合屈曲部51部分を光源8より遮蔽することで,係合屈曲部51で生じる光の乱反射を防止することができるものとなっている。
Since the engagement bent
さらに,前記ベースアダプタ31の基本構成ユニット20との連結側とは反対側の大径側端部には,このベースアダプタ31を延長して,前記コーン取付部37に取り付けられたコーン50外周を包囲する,このコーン50およびベースアダプタ31に対応して円筒状の,延長アダプタ32を取り付けることができるように構成されている(図3参照)。
Further, the
この,ベースアダプタ31に対する延長アダプタ32の取り付け構造は,両者を着脱可能に連結するものであれば如何なる構成としても良いが,一例として図3に示す実施形態にあっては,前述のベースアダプタ31の前記基本構成ユニット20との連結側とは反対側の端部寄りに位置する底縁311端に,円周方向に所定間隔で開孔39を形成し,前記延長アダプタ32の前記ベースアダプタ31との連結側端部に,前記ベースアダプタ31内に挿入可能な小径部を形状し,この小径部の外周に,外周方向に突出する係合片32aを設け,前記ベースアダプタ31内に延長アダプタ32の小径部を挿入すると共に,前記係合片32aを前記開孔39内に嵌合させることにより,ベースアダプタ31に対して延長アダプタ32を取り付けることができるように構成されている。
The
なお,この延長アダプタ32の前記ベースアダプタ31との連結側とは反対側の端部には,この延長アダプタ32に更に別の延長アダプタ32を連結することができるように,前記ベースアダプタ31に設けたと同様の開孔39を設けても良い(図6参照)。
The
なお,図2及び図3において,符号31aは前述のベースアダプタ31に設けた吸気ダクトであり,図示の例ではベースアダプタ31に対するレンズ40の取り付け位置と前記コーン取付部37間に,前記ベースアダプタ31の肉厚を貫通するスリットを設けてこれを前述の吸気ダクト31aとした。
2 and 3,
このように前述の位置にベースアダプタ31の肉厚を貫通する吸気ダクト31aを設けることにより,本発明のダウンライト1を天井等に形成した取付孔7内に取り付けた際に,室内側の冷たい空気をこの吸気ダクト31aを介して壁面の裏側(天井裏側)に冷却風として導入することができ,この冷却風の導入によって壁面の裏側においてダウンライト1を冷却することができるように構成した。
Thus, by providing the
レンズ,フィルタ及びルーバ
前述のベースアダプタ31を介して前記基本構成ユニット20に取り付けられる前述のレンズ40やフィルタ,ルーバは,前記ベースアダプタ31に取り付けられることにより反射体21の前面を覆い,反射体21を介して反射されたランプ8の光に対して所定の作用を及ぼすもので,このようなレンズ40の一例として,光を拡散させ,柔らかな光を作り出すためのディフュージョンレンズ(拡散レンズ),光のピントを合わせて光の輪郭を調節するフォーカシングレンズ(ピント合わせレンズ),光を屈折させ,楕円配光を照射するスプレッドレンズ等から用途に応じたレンズを選択することが可能である。
Lens, Filter, and Louver The
また,これらのレンズ40に代えて,又はこれらのレンズ40と共に,前記レンズ取付部である段部34や前記フィルタやルーバの取付部を成す板バネ36に,六角柱(蜂の巣模様)に組んだ部品で,照明機器から光源が直接視界に入らないようにする部品であるハニカムルーバやその他のルーバ,光に色を付ける着色透明シートであるカラーフィルタ,光源の光色(色温度)を変えるコンバージョンフィルタ等のフィルタを選択して取り付けることもでき,選択するレンズ40やフィルタ,ルーバ,又はこれらの組合せによって,基本構成ユニット20を共通とするダウンライトであっても照射される光の色や拡散状態等を異なるものとして組み立てることが可能となる。
Further, in place of these
なお,これらのレンズ40やフィルタ,ルーバは,前述した段部34や板バネ36にいずれをも選択して取り付けることができるように,そのサイズを共通化しておくことが好ましく,本発明のダウンライトにあっては,後述するコーン50の細径側端部すなわち折曲部における形状及び大きさを同形,同大として共通化したこと,前記基本構成ユニット20の共通化,及び延長アダプタ32の取付によりアダプタ30の全長が可変とされていることから,ベースアダプタ31を選択するコーン50の長さ等に拘わらず共通とすることができることから,このベースアダプタ31に対して取り付ける前記レンズ,フィルタ,ルーバ等についてもカットオフ角度θの変更に拘わらず共用することが可能である。
These
コーン
前述のようにして,アダプタ30を介して基本構成ユニット20に取り付けられるコーン50は,ここでは,略円筒状を成し,基本構成ユニット20より照射された光をその内周面において反射又は吸収して,カットオフ角度θを制御するもので,図1〜図3に示す実施形態では,このコーン50を相対的に細径に形成された一端の細径側端部と,前記一端に対して大径に形成された他端の大径側端部とを備えた,ここでは,略裁頭円錐状の筒状体として形成している。
Cone As described above, the
従来技術として説明した前述のダウンライト(図7参照)にあっては,光源で発生した光の反射角等の制御は反射体のみで行うように構成しており,従って,ダウンライトのカットオフ角度θを変更しようとすれば,形状やサイズ等の異なる反射体を備える別個のダウンライトへの交換が必要であったが,本発明のダウンライト1にあっては,基本構成ユニット20に設けた反射体21とは別にコーン50を設け,このコーン50として全長の異なる複数種類のコーン50の中から選択されたいずれか1のコーンを前記基本構成ユニット20と組合せて使用することで,反射体21の変更を伴わずにカットオフ角度θを変更することができるように構成した。
The above-described downlight described as the prior art (see FIG. 7) is configured so that the reflection angle of the light generated by the light source is controlled only by the reflector, and therefore the cut-off of the downlight is performed. If the angle θ is to be changed, it has been necessary to replace it with a separate downlight having reflectors having different shapes and sizes. However, in the
このコーン50の細径側の一端は,前述のように端部周縁を僅かに外周方向に曲折して形成された折曲部51が形成されていると共に,他端側の大径側の端部は,その端縁を外周側に曲折して,後述する取付具6に形成された段部63に係止可能に構成されている。
One end on the small diameter side of the
好ましくは,この大径側端部は,図4〜図6に示すようにその周縁部を外周方向にRを持たせて,略90°曲折してダウンライト1の中心線方向に対して直交方向を成す外フランジ面52を設けることが好ましく,このような外フランジ面52を形成することにより,光源8からの光がコーン50の端縁で反射せず,このような光が視界に入ることにより感じる不快な眩しさを低減できる。
Preferably, the large-diameter side end portion is bent approximately 90 ° with its peripheral portion having an R in the outer peripheral direction as shown in FIGS. 4 to 6 and perpendicular to the center line direction of the
図4〜図6の実施形態にあっては,前述のように外周方向に曲折したコーンの周縁部を更に本体部分と平行を成す方向(図中上方)に曲折して断面コ字状に形成し,図中上向きを成す端部が取付具6に形成された段部63に係止されるように構成した。
In the embodiment of FIGS. 4 to 6, the peripheral edge of the cone bent in the outer circumferential direction as described above is further bent in a direction parallel to the main body portion (upward in the figure) to form a U-shaped cross section. In the figure, the upward end is locked to a stepped
このコーン50の内周面は,例えばこれをクロムメッキ等によって銀色の鏡面に仕上げることにより前述のレンズ40を通過した光をそのまま反射するようにすることもできるが,例えばシャンパンゴールド(透明な暗黄色)等の着色がされた鏡面とすることにより,レンズを通過した光を内周面に着色した色に対応して着色して反射するようにしても良く,例えば前述のシャンパンコールド色とした場合には,ダウンライト1によって照射される光を暖かみのある黄色に変化させることができる。
The inner peripheral surface of the
さらにはコーン50内周面を黒色に着色してレンズ40を通過した光のうちコーン50内周面に照射された光を吸収するように構成しても良く,このように内周面に対する仕上げの状態が異なるコーン50を準備すると共に,このうちから選択されたいずれかのコーンを取り付けることで,ダウンライト1より照射される光に各種の変化を与えることができるように構成しても良い。
Further, the inner peripheral surface of the
コーン50全長の選択は,このダウンライト1に与えるカットオフ角度θに対応して行い,コーン50の両端における開口径が共通する場合,コーン50の全長が長くなるに従いカットオフ角度θが増大し(照射範囲が狭くなる),コーン50の全長が短くなるに従いカットオフ角度θが減少する(照射範囲が広くなる)(図4〜図6参照)。
The length of the
そこで,本発明のダウンライトにあっては,図1及び図3,又は図4〜図6に示すように,細径側端部及び大径側端部における開口径がいずれも同一で,全長が異なる複数種類のコーン50の中から,いずれか1のコーン50を選択して取り付けることにより,前述の基本構成ユニット20を共通とし,かつ,ベースアダプタ31や後述の取付具6を共通とし,従って天井に形成する取付孔7の径についても共通として,コーン50の選択のみで本発明のダウンライト1のカットオフ角度θを変更することができるように形成した。
Therefore, in the downlight of the present invention, as shown in FIG. 1 and FIG. 3, or FIGS. 4 to 6, the opening diameters at the small diameter side end and the large diameter side end are the same, By selecting and installing any one
図1及び図3に示す実施形態では,長短二種類の長さを有するコーン50を準備し,いずれの長さのコーン50を選択するかによってカットオフ角度を30°(図1,2)又は40°(図3)に設定可能とした例であり,また,図4〜図6に示す実施形態では,長さの異なる3種類のコーン50を準備すると共に,このうちのいずれのコーン50を選択するかにより,カットオフ角度を30°(図4),40°(図5)又は50°(図6)のいずれかに設定可能とした例である。
In the embodiment shown in FIGS. 1 and 3, a
なお,アダプタ30に取り付けるコーン50の長さに拘わらず,アダプタ30の基本構成ユニット20に対する連結側とは反対側の端部より突出するコーン50の長さが常に一定となるように,アダプタ30はその全長を可変に構成されており,本実施形態にあっては,このようなアダプタ30をベースアダプタ31と延長アダプタ32によって構成すると共に,前記ベースアダプタ31に対する延長アダプタ32の取付の有無,又は取付個数によってアダプタ30の全長を可変とした。
It should be noted that, regardless of the length of the
図示の実施形態にあっては,選択可能なコーン50のうち,最も全長が短いコーンを取り付けた場合におけるコーン50の大径側端部とベースアダプタ31の端部(基本構成ユニット20との連結側とは反対側の端部)間の距離を基準とし,これに対して全長の長いコーン50を取り付けた場合においても両者間の距離が一定となるように,選択するコーン50の長さに対応して前述のベースアダプタ31に延長アダプタ32を連結し,さらに必要な場合には延長アダプタ32に更に別の延長アダプタ32を連結し(図6参照),コーン50の大径側端部と前記アダプタ端部間の距離が常に一定となるように調整可能に構成した。
In the illustrated embodiment, among the
取付具
以上のように,基本構成ユニット20にアダプタ30を介してコーン50及びレンズ40,必要に応じてフィルタ,ルーバ等の交換部品を取り付けることにより構成されたダウンライト本体2は,天井等に形成された取付孔7内に取付具6を介して固定される。
As described above, the
この取付具6は,図2に示すように両端を開口する円筒状の本体61と,この本体61の一端側における開口縁に形成された外向きフランジ状の枠体62を備え,この取付具6の前記本体61部分を,前記枠体62の形成側とは反対側の端部を先端側として天井等に形成した取付孔7内に挿入して,後端側に設けた前記枠体62が開孔縁と接触する位置迄挿入し,この状態において取付具6を取付孔7内に固定することができるように構成されている。
As shown in FIG. 2, the
このように,取付孔7内に取付具6を固定可能とするために,前記取付具6には,前記枠体62との間で天井板を挟持する挟持体64を設けることができる(図4参照)。
Thus, in order to enable the
この挟持体64は,図4に示す実施形態にあっては取付具6の外周より突出した金属板等で構成したもので,取付具6の外周に,円周方向に多数の溝を形成して取付具の外周を図4に示すように断面鋸波状とし,この溝のいずれかに前記挟持体64の一旦(図中上端)を係止すると共に,この挟持体64の中間部に形成した螺子孔に,取付具6の内周側より外周側に向かって突出させたボルト65の先端側を螺合して,このボルト65の締め付けにより,前記挟持体64の傾斜角度を変化させて挟持体64の他端(図中における下端)と前記枠体62との間隔を調整することで,枠体62と板バネ64の下端間において天井板を挟持可能とした。
In the embodiment shown in FIG. 4, the sandwiching
なお,天井等に形成した取付孔7内に前記取付具6を固定する構成は,図示の実施形態に限定されず各種の構成を採用することが可能であり,例えば取付具6を直接取付孔7内にネジ止め等して取り付けても良い。
In addition, the structure which fixes the said
この取付具6の前記枠体62を備えた側の端部内周は,前述したコーン50の大径側端部に形成した折曲げ部分を係止する段部63が設けられており,取付具6の枠体62形成側の端部より取付具6の本体61内にダウンライト本体2を挿入すると,コーン50の大径側端部に設けた前述の曲折部が前記段部63に係止されて,ダウンライト本体2の取付具6内に対する挿入位置が決定されるように構成されている。
The inner periphery of the end of the
この取付具6の内周には,前述の位置までダウンライト本体2を取付具6内に挿入したときに,前述のアダプタ30の基本構成ユニット20に対する取り付け側とは反対側の端部が配置される位置で,内周方向に突出する係止部67が設けられており,この係止部67によって,取付具6内に挿入されたダウンライト本体2が取付具6内の所定の位置に係止されるように構成されている。
On the inner periphery of the
図示の実施形態にあっては,前記枠体62の形成側における端部から他端側に向かって内壁に沿って配置された板バネ66を設け,この板バネ66の図中上端部分を内周方向に膨出するように湾曲させて,この湾曲部分を前記アダプタ30端部の係止部67とした。
In the illustrated embodiment, a
なお,このような係止部の構成は図示の実施形態に限定されず,前述のアダプタ30の端部を係止可能な構成であれば他の構成を採用しても良い。
In addition, the structure of such a latching | locking part is not limited to embodiment of illustration, As long as it is a structure which can latch the edge part of the above-mentioned
作用等
以上のように構成された本発明のダウンライト1において,光の拡散や集束の状態,光色,その他光に対して付与する作用等に応じてレンズ40又は該レンズ40に代え,又はレンズ40と共にフィルタやルーバを選択して前記ベースアダプタ31に取り付けると共に,所望のカットオフ角度θに応じてコーン50の長さを,光に対して行う色付け等に応じてコーン50内周面の色彩を選択して,選択したコーン50を前記ベースアダプタ31に取り付ける。
In the
コーン50の取り付けに際し,選択したコーン50の長さとの関係で必要な場合には,前記ベースアダプタ31に予め延長アダプタ32を取り付けておき,このようにしてレンズ40やフィルタ,ルーバ,コーン50等が取り付けられたベースアダプタ31を前記基本構成ユニット20に取り付けることにより,所望のカットオフ角度θで,所望の色に着色等された光を照射するダウンライト本体2が完成する。
When it is necessary to attach the
従って,例えば予めダウンライト本体2の基本構成ユニット20を製造しておくとともに,これと組み合わせるレンズ40,フィルタ,ルーバ,及びコーン50等の選択部品を複数種類準備しておくことで,例えば出荷時等において,要求されるダウンライト1の機能等に基づいて基本構成ユニット20に対応する交換部品を取り付けるだけで,容易に要求される特性等を備えたダウンライト1を得ることができる。
Accordingly, for example, the
前述のように,カットオフ角度θ等の相違によって選択されるコーン50は,異なる種類のコーン50間においても両端の径が共通であり,長さや色のみが異なるものとして構成していることから,いずれのコーン50を選択して取り付けた場合であっても共通のベースアダプタ31を使用して前述の基本構成ユニット20に取り付けることが可能であると共に,いずれのコーン50を選択して組み立てた場合であっても,得られたダウンライト本体2の下端部の径が共通のものとなる。
As described above, the
そのため,選択するコーン50の種類に拘わらず,このようにして形成されたダウンライト本体2を天井に形成された取付孔7内に係止するための前述の取付具6についても共通化することが可能である。
Therefore, regardless of the type of
また,前述の取付具6の共通化が可能となる結果,天井に形成する取付孔7のサイズについても共通化が可能であり,カットオフ角度θが相違するダウンライト相互間であっても天井等に形成する取付孔7のサイズを変更する必要がない。
Further, as a result of the common use of the
そして,前述のように構成されたダウンライト本体2を,基本構成ユニット20側を先端側として前記取付具6の本体61内に挿入し,枠体62の形成側において取付具6の端部内周縁に形成された段部63に,コーン50の大径部外周縁が係止される迄押し込むと,取付具6の内周に設けられた板バネ等によって形成された前述の係止部67は,挿入時に基本構成ユニット20のフレーム23等と接触して外周方向に押圧されてダウンライト本体2の通過を許容すると共に,コーン50の大径側端部の外周縁が取付具6に設けた段部63に係止される位置迄挿入されると,前述のアダプタ30の端部(アダプタ30がベースアダプタ31のみで構成されている場合にはベースアダプタ31の端部,延長アダプタ32を備える場合には延長アダプタ32の端部)が前記係止部67を通過してその上方に位置される。
The downlight
このアダプタ30端部の通過により,アダプタ30の外周によって外周方向に押圧されていた係止部67に対する押圧力が解除されて係止部67が取付具6の内周側に復帰して,前記アダプタ30の端部を係止する。
By passing through the end of the
アダプタ30は,前述したように延長アダプタ32の着脱により,又は延長アダプタ32の取り付け個数によって全長が可変に形成されており,アダプタ30の端部からのコーン50の突出長さを一定とすることができることから,選択したコーン50の長さに拘わらず,共通の取付具6を使用した場合であっても,前記係止部67によってアダプタ30の端部が確実に係止される。
As described above, the
このようにして,ダウンライト本体2は取付具内の所定の位置に係止されて天井に形成された取付孔7内に固定され,天井等に対してダウンライト1の取り付けが完了する。
In this way, the
1 ダウンライト
2 ダウンライト本体
6 取付具
61 本体
62 枠体
63 段部
64 挟持体
65 ボルト
66 板バネ
67 係止部
7 取付孔
8 光源(ランプ)
81 発光部
20 基本構成ユニット
21 反射体
21a ランプ挿入口
22 ソケット
23 フレーム
231 ソケット収容部
231a 係止具
231b 空冷フィン
232 リブ状部
233 反射体収容部
233a 反射体挿入孔
24 防眩キャップ
25 支持棒
26 板バネ
26a 係止爪
30 アダプタ
31 ベースアダプタ
31a 吸気ダクト
311 底縁
312 凹部
32 延長アダプタ
32a 係合片
33 係止溝
34 段部
35 押え板
35’ 係止金具
36 板バネ
37 (コーン)取付部
38 ボルト
39 開孔
40 レンズ
42 凸条
44 係止部材(反射体収容部233側)
44a 係止片
45 係止部材(アダプタ30側)
45a 舌片
46 凸部
50 コーン
51 折曲部
52 外フランジ面
DESCRIPTION OF
81
Claims (9)
前記反射体の前記凹面前方を包囲する筒状を成し,前記基本構成ユニットの前記フレームに着脱自在な一端と,共通の形状に形成された前記コーンの一端を係止する取付部を備えたユニット型ダウンライトのアダプタ。 A basic component unit formed by attaching a cup-shaped reflector and a socket on the concave surface side of the reflector to which the light emitting part of the light source is attached to the frame is used as a common component, and the basic component unit is selected from a plurality of types. Used for unit-type downlights that can be fitted with any one of the cylindrical cones
A cylindrical shape surrounding the front of the concave surface of the reflector, and one end detachably attached to the frame of the basic configuration unit, and an attachment portion for locking one end of the cone formed in a common shape Unit type downlight adapter.
前記基本構成ユニットとの連結側とは反対側の端部を延長する延長構造を備えた請求項1〜3いずれか1項記載のユニット型ダウンライトのアダプタ。 The cone can be selected from a plurality of types having at least different overall lengths, and an attachment portion for engaging the other end of the cone and an end portion of the adapter opposite to the attachment side with respect to the basic component unit are engaged. Used for the unit type downlight provided with a cylindrical fixture provided inside with a locking portion in a predetermined positional relationship,
The adapter of the unit type | mold downlight of any one of Claims 1-3 provided with the extension structure which extends the edge part on the opposite side to the connection side with the said basic structural unit.
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