JP2008143355A - ステアリングダンパ - Google Patents
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Abstract
【課題】 シミーなどによる前輪の振れを抑制し得ると共に、ハンドルを左右に同じ角度に転舵するとき違和感がなく、フィーリング違いを体感させないようにする。
【解決手段】 両端部を軸受部材11,12で封止する外筒1と、この外筒1の軸芯部に配設される内筒3と、軸受部材11,12を貫通しながら内筒3内に挿通されるロッド体2と、このロッド体2に保持されて内筒3内に二つの油室R1,R2を画成するピストン体4と、を有すると共に、二つの油室R1,R2を連通する主通路中に配設される減衰部が外筒1に形成されてなるステアリングダンパにおいて、減衰部(V1,V2)が二つとされながら作動油の通過を許容する減衰バルブ6および逆流を阻止しながら油室からの作動油を選択された減衰バルブ6に向かわせるチェックバルブ5をそれぞれ有し、減衰バルブ6が外部操作で発生減衰力の高低調整をそれぞれ可能にしてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 両端部を軸受部材11,12で封止する外筒1と、この外筒1の軸芯部に配設される内筒3と、軸受部材11,12を貫通しながら内筒3内に挿通されるロッド体2と、このロッド体2に保持されて内筒3内に二つの油室R1,R2を画成するピストン体4と、を有すると共に、二つの油室R1,R2を連通する主通路中に配設される減衰部が外筒1に形成されてなるステアリングダンパにおいて、減衰部(V1,V2)が二つとされながら作動油の通過を許容する減衰バルブ6および逆流を阻止しながら油室からの作動油を選択された減衰バルブ6に向かわせるチェックバルブ5をそれぞれ有し、減衰バルブ6が外部操作で発生減衰力の高低調整をそれぞれ可能にしてなる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ステアリングダンパに関し、特に、自動二輪車における前輪側に架装されて走行中の自動二輪車の前輪におけるシミーなどの振れを抑制するステアリングダンパの改良に関する。
自動二輪車の前輪側に架装されて走行中の自動二輪車の前輪におけるシミーなどの振れを抑制するステアリングダンパとしては、これまでの種々の提案があるが、その中で、たとえば、特許文献1に開示のステアリングダンパにあっては、二輪車における、たとえば、車体側に連結される外筒にいわゆる外付けの態様に配設されて外部操作で発生減衰力を高低調整し得るとする減衰部を有してなるとしている。
すなわち、この特許文献1に開示のステアリングダンパは、外筒の軸芯部に配設の内筒内にロッド体を挿通すると共に、このロッド体にピストン体を保持させ、このピストン体で内筒内に一方および他方となる二つの油室を画成し、かつ、一方の油室と他方の油室との連通を可能にする主通路に減衰部を設けてなるとしている。
そして、このステアリングダンパにあって、減衰部は、外部からするアジャスタに対する回動操作によって、作動油が上記の主通路を通過する際の絞り抵抗の大小を調整し得るとし、結果として、作動油の通過時に減衰部で発生される減衰力を高低調整し得るとしている。
それゆえ、この特許文献1に開示のステアリングダンパを架装する自動二輪車にあっては、走行中に発現されるシミーやキックバックによる前輪の振れを抑制し得ることになり、自動二輪車のライダーにあっては好ましい乗り心地を体感し得ることになる。
特開2004‐51025(明細書中の段落0003から同0005、同0008、図2、図3参照)
しかしながら、上記した特許文献1に開示の提案にあっては、走行中に発現されるシミーやキックバックによる前輪の振れを抑制すること自体に不具合がある訳ではないが、たとえば、多少なりともこだわりを持つ自動二輪車のライダーに些かの不具合があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記した特許文献1に開示のステアリングダンパを含めて凡そ筒型のステアリングダンパにあっては、たとえば、外筒が自動二輪車における車体側に連結されるのに対して、この外筒の内側の内筒内に挿通されるロッド体が自動二輪車におけるハンドル側に連結されるとしている。
このことからすると、自動二輪車において、ハンドルが左右に同じ角度に転舵されるとしても、一方の転舵方向と他方の転舵方向との間にいわゆるレバー比による作動の違い、すなわち、内筒に対するロッド体のストローク量に違いが発生し、結果として、ストローク量の少ない方向の作動ではピストン速度が遅く、ストローク量の大きい方向の作動ではピストン速度が速くなる。
そして、このピストン速度の違いは、減衰バルブによる減衰特性の差として表出されることになり、上記した多少なりともこだわりを持つ自動二輪車のライダーにとっては、ハンドルを左右に同じ角度に転舵するとしても、いわゆる違和感があり、フィーリングの違いを体感することに繋がる危惧がある。
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、走行中の自動二輪車におけるシミーなどによる前輪の振れを抑制し得るのはもちろんのこと、ハンドルを左右に同じ角度に転舵するとき違和感がなく、フィーリング違いを体感させないようにして、その汎用性の向上を期待するのに最適となるステアリングダンパを提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるステアリングダンパの構成を、基本的には、両端部を軸受部材で封止する外筒と、この外筒の軸芯部に配設される内筒と、軸受部材を貫通しながら内筒内に挿通されるロッド体と、このロッド体に保持されて内筒内に一方および他方となる二つの油室を画成するピストン体と、を有し、一方の油室および他方の油室を連通する主通路中に配設される減衰部が外筒に形成されてなるステアリングダンパにおいて、減衰部が一方および他方の二つとされながら作動油の通過を許容する減衰バルブおよび逆流を阻止しながら油室からの作動油を選択された減衰バルブに向かわせるチェックバルブをそれぞれ有し、減衰バルブが外部操作で発生減衰力の高低調整をそれぞれ可能にしてなるとする。
それゆえ、この発明によるステアリングダンパにあっては、二つの油室を連通する主通路中に配設される各減衰部がそれぞれ外部操作で作動油が主通路を通過する際の絞り抵抗の大小を調整し得るとするから、自動二輪車において、ハンドルが左右に同じ角度で転舵されるとき、一方の転舵方向と他方の転舵方向との間にいわゆるレバー比による作動油の通過時の絞り抵抗に違いが発現されるとしても、それぞれの方向に対応する減衰部において、作動油の通過時の絞り抵抗の違いに対処できることになり、いわゆる違和感が招来されず、フィーリング違いが体感されないことになる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるステアリングダンパは、図1に示すように、いわゆるシリンダ体を構成する外筒1の軸芯部にロッド体2を挿通させる筒型に形成されていて、しかも、ロッド体2が外筒1の両端から外部に突出する両ロッド型に形成されてなるとしている。
ちなみに、このステアリングダンパが両ロッド型に形成されることで、外筒1内に、すなわち、図示する実施形態では、図2に示すように、外筒1の内側に配設の内筒3内にピストン体4で画成される二つの油室R1,R2における断面積を同一にし、ロッド体2が同じストロークで内筒3に対して出没するとき、後述する主通路を介して各油室R1,R2間を往復する作動油の流量が同じになることになる。
そして、このステアリングダンパは、図1に示すように、自動二輪車の前輪側に架装されるとき、外筒1が自動二輪車(図示せず)における車体側に枢着され、ロッド体2が自動二輪車におけるハンドル側に枢着されるとしている。
ちなみに、図示するところでは、外筒1の中央部の外周に設けたブラケット1aが自動二輪車における車体側を形成する燃料タンクTの先端に近隣する枢着部T1に枢着されるとし、ロッド体2の端部に設けたブラケット2aが自動二輪車におけるハンドル側を形成するフォークブラケットBのいわゆる左右方向の一端部に連結されるとしている。
なお、図1中にあって、符号Fは、フロントフォークを示し、同じく符号Sは、ステアリングシャフトを示し、同じく符号B1は、上記のフォークブラケットBの一端部に固定的に連設された枢着用ブラケットを示す。
上記のようにして、自動二輪車の前輪側に架装されるこの発明によるステアリングダンパは、図1中に略図で示すように、二つの減衰部V1,V2を外筒1に形成、すなわち、外筒1の外周にいわゆる外付けの態様に有してなるとしている。
その一方で、このステアリングダンパは、図2に示すように、内筒3内にピストン体4で画成される二つの油室R1,R2を、詳しくは図示せず、また、符示しない主通路で連通するとしており、外筒1の外周に設けた減衰部V1,V2は、この主通路中に配設されるとしている。
すなわち、このステアリングダンパは、いわゆるシリンダ体が外筒1および内筒3からなり、内筒3内に挿通されるロッド体2がピストン体4を有して二つの油室R1,R2を画成し、外筒1が上記した二つの減衰部V1,V2を有してなるとしている。
外筒1は、両端部の内側に軸受部材11,12を有していて、この軸受部材11,12の軸芯部をロッド体2が貫通するようにし、このとき、ロッド体2の外周に摺接するシール部材13をこの軸受部材11,12に直列させるとしている。
それゆえ、このステアリングダンパにあっては、軸受部材11,12によってロッド体2の外筒1に対する摺動性が保障され、シール部材13によって外筒1の端部における密封性が保障されることになる。
ところで、図示するステアリングダンパにあって、いわゆるシリンダ体は、外筒1の内側に内筒3を有していて、外筒1の内周と内筒3の外周との間に断面を環状にする隙間からなる通路Rを画成するとしており、この通路Rが内筒3に開穿された開口3aを介して内筒3内の他方の油室R2に連通すると共に主通路に連通するとしている。
一方、内筒3内にはロッド体2のほぼ中央部に設けられたピストン体4が摺動可能に収装されていて、このピストン体4によって内筒3内に一方の油室R1および他方の油室R2を画成するとしているのは、前述した通りである。
そして、図示するところでは、一方の油室R1が軸受部材11に開穿の連通孔11aを介して主通路に連通し、他方の油室R2が上記の通路Rを介して主通路に連通するとしている。
それゆえ、この二つの油室R1,R2は、いわゆるシリンダ体に対してロッド体2が出没するとき、すなわち、内筒3内でピストン体4が摺動するときに、連通路11a〜主通路〜減衰部V1〜減衰部V2〜主通路〜流路Rの経路で連通して、いわゆる広狭されることになる。
なお、ロッド体2は、油温補償機構を、すなわち、ロッド体2の軸芯部に配設されるアキュムレータ21を有してなり、このアキュムレータ21は、ロッド体2に開穿の通路21aを介して油室R1に連通するとしており、通路21aには絞り21bが配設されて、アキュムレータ21に対するいたずらな作動油の流出入が発現されないように配慮されている。
以上のように形成されたステアリングダンパにあって、二つの減衰部V1,V2は、前記した二つの油室R1,R2を連通する主通路における作動油の流通を抑制する、すなわち、主通路における絞り抵抗を調整するように機能するもので、図3に示すように、チェックバルブ5と、減衰バルブ6と、アジャスタ7と、を有してなるとしている。
ちなみに、この発明にあって、各減衰部V1,V2は、図示するところでは、同一の構造に形成されてなるとしており、したがって、各減衰部V1,V2を具現化するにあって、いわゆる部品数を少なくできると共に、また、各減衰部V1,V2を外筒1の外周に形成のマウント部1bに配設するについていわゆる誤組みを危惧しなくて済む点で有利となる。
また、この発明にあって、各減衰部V1,V2は、同一の構造に形成されてなるとしているので、以下の説明では、要する場合を除き、図3中で右側となる他方の減衰部V2を説明することで、一方の減衰部V1についての説明にも代えることにする。
まず、チェックバルブ5は、いわゆる逆流を阻止しながら油室R2(あるいはR1)からの作動油を選択された減衰バルブ6に向かわせるもので、図示するところでは、環状リーフバルブからなるとしており、上記したマウント部1bに開穿されてそれぞれの相応する通路R(あるいは連通路11a)に連通する各容室1cにあって図中で上下方向に移動可能に配設されてなるとし、図中で下方側となる背後側に配設の附勢バネ51の附勢力によって上昇方向に附勢されてなるとしている。
一方、減衰バルブ6は、主通路における作動油の流れの中で絞り抵抗を調整するもので、図示するところでは、ニードル弁体からなりながら上記したマウント部1bに螺着されたバルブハウジング61の軸芯部にいわゆる進退可能に螺装されてなるとしている。
このとき、この減衰バルブ6にあっては、ニードル弁体の図中で上端側となる基端側がバルブハウジング61の軸芯部に螺装されてなるとするもので、この基端側が回動されるとき、図中で下端部となる尖端ニードル部6aがバルブハウジング61における図中の下端部たるシート部61aの軸芯部に開穿の透孔61b内に臨在されるとしている。
なお、この減衰バルブ6にあって、上記のシート部61aには、上記の透孔61bの周囲には、チェックバルブ5を開放作動させる作動油の流れを許容する流路、すなわち、減衰バルブ6の下流側に連通する流路61cが形成されていて、この流路61cの開口端を上記のチェックバルブ5が開閉可能に閉塞するとしている。
そして、この減衰バルブ6にあって、バルブハウジング61外となる減衰バルブ6の下流側は、前記したマウント部1bに開穿の通路1dを介して相互に連通されてなるとしている。
ところで、減衰バルブ6にあって、ニードル弁体の図中で上端側となる基端側の軸芯部には、アジャスタ7の出力軸71の図中で下端部となる先端部71aが回動阻止状態に連繋されてなるとしている。
すなわち、図示するところにあって、アジャスタ7は、減衰バルブ6の制御するところを変更可能にするもので、図示するところでは、上記したバルブハウジング61の図中で上端側となる基端側の軸芯部にディテント機構Dの介在下に回動可能に挿通される出力軸71を有してなるとしており、この出力軸71における先端部71aがニードル弁体の基端側にいわば同期回動可能に連繋されてなるとしている。
なお、図示するところにあって、アジャスタ7の回動中心線は、前記した外筒1の軸芯線に、すなわち、ロッド体2の延在方向に直交されてなるとしていて、シートに着座した姿勢のライダーがこの減衰部V1,V2に対する回動操作を容易になし得ることになるように配慮している。
それゆえ、アジャスタ7に連繋された減衰バルブ6たるニードル弁体にあっては、アジャスタ7が回動されるとき進退して、前記した尖端ニードル部6aを透孔61b内で進退させることになり、尖端ニードル部6と透孔61bとで形成される環状流路における面積を広狭し得る、すなわち、減衰バルブ6におけるバルブ開度を広狭し得ることになる。
そして、この減衰バルブ6におけるバルブ開度が広狭されるとき、すなわち、上記の環状流路を通過する作動油の通過時の絞り抵抗が大小されるとき、この減衰バルブ6を有する減衰部V1,V2にあって、そこを通過する作動油の通過時の絞り抵抗の大小を選択できることになる。
その結果、この減衰部V1,V2を有するステアリングダンパにあっては、内筒3内における油室R1,R2が広狭される際の減衰力を調整することが可能になり、その結果、走行中の二輪車における前輪がシミーで細かく振れるのを、あるいは、キックバックによって高速で振れるのを抑制し得ることになる。
のみならず、この発明における減衰部V1,V2にあっては、いわゆる一方の油室からの作動油が他方の油室に向けて通過するときの抵抗をそれぞれが独立して制御できるとするから、自動二輪車において、ハンドルが左右に同じ角度で転舵されるとき、一方の転舵方向と他方の転舵方向との間にいわゆるレバー比によるピストン速度に違いが発現されるとしても、それぞれの方向に対応する減衰部V1,V2において、作動油の通過時における抵抗の違いに対処できることになる。
ところで、この発明における減衰部V1,V2の構成についてだが、上記したところは、原理図たる図4(A)に示すところで看ると、各減衰部V1,V2において、チェックバルブ5に減衰バルブ6が並列する構成とされている。
そして、同じく図4(B)に示すところでは、各減衰部V1,V2において、チェックバルブ5に減衰バルブ6が直列する構成とされており、上記の図4(A)に示すところと同様に、一つのバルブを共用できることになり、いわゆる誤組みを排除できると共に部品点数のいたずらな増大を抑制できる点で有利となる。
それに対して、図4(C)に示すところは、各減衰部V1,V2においてチェックバルブ5を通過した作動油が対峙する減衰部V1,V2における減衰バルブ6を通過して一方の油室R1と他方の油室R2との間における作動油の往復を許容するとするものである。
ちなみに、この図4(C)に示す減衰部V1,V2におけるチェックバルブ5と減衰バルブ6の構成は、原理図としては、図4(A)における減衰部V1,V2の配設場所を逆にした構成となるが、この構成であっても、この発明が意図するところを充足する上で、問題がないことはもちろんである。
上記したように、この発明では、各減衰部V1,V2がいわゆる一方の油室からの作動油が他方の油室に向けて通過するときの油量を絞り抵抗の可変でそれぞれが独立して制御できるとするから、自動二輪車におけるハンドル操作で一方の転舵方向と他方の転舵方向との間にいわゆるレバー比による作動油の流量に違いが発現されるとしても、それぞれの方向に対応する減衰部V1,V2において、作動油における流量の違いに対処できることになり、特に、多少なりともこだわりを有する自動二輪車のライダーにあって、いわゆる違和感が招来されず、フィーリング違いが体感されないことになる。
前記したところでは、この発明によるステアリングダンパが自動二輪車に架装されるとしているが、この発明が意図するところからすると、絶対的に特定される必要はなく、二輪車たる自転車に架装されるとしても良いことはもちろんである。
1 外筒
2 ロッド体
3 内筒
4 ピストン体
5 チェックバルブ
6 減衰バルブ
7 アジャスタ
11,12 軸受部材
11a 連通路
13 シール
F フォークブラケット
R 通路
R1,R2 油室
V1,V2 減衰部
2 ロッド体
3 内筒
4 ピストン体
5 チェックバルブ
6 減衰バルブ
7 アジャスタ
11,12 軸受部材
11a 連通路
13 シール
F フォークブラケット
R 通路
R1,R2 油室
V1,V2 減衰部
Claims (6)
- 両端部を軸受部材で封止する外筒と、この外筒の軸芯部に配設される内筒と、軸受部材を貫通しながら内筒内に挿通されるロッド体と、このロッド体に保持されて内筒内に二つの油室を画成するピストン体と、を有すると共に、二つの油室を連通する主通路中に配設される減衰部が外筒に形成されてなるステアリングダンパにおいて、減衰部が二つとされながら作動油の通過を許容する減衰バルブおよび逆流を阻止しながら油室からの作動油を選択された減衰バルブに向かわせるチェックバルブをそれぞれ有し、減衰バルブがそれぞれ外部操作で発生減衰力の高低調整を可能にしてなることを特徴とするステアリングダンパ。
- 内筒内に画成される油室の一方が軸受部材に開穿されて内筒外に延びる連通路を介して主通路における一方の減衰部の上流側に連通すると共に、内筒内に画成される油室の他方が外筒と内筒との間に画成される隙間からなる通路を介して主通路における他方の減衰部の上流側に連通してなる請求項1に記載のステアリングダンパ。
- 減衰バルブが外部からのアジャスタの回動操作で進退するニードル弁体を有すると共に、このニードル弁体が進退時に主通路における絞り抵抗を調整してなる請求項1または請求項2に記載のステアリングダンパ。
- 取り付け時の軸線方向を自動二輪車における左右方向にすると共に、外筒を自動二輪車における車体側に連結し、ロッド体を自動二輪車におけるハンドル側に連結してなる請求項1、請求項2または請求項3に記載のステアリングダンパ。
- 外筒が自動二輪車の車体側における前後方向となる軸芯線の前端側となる部位に枢着されると共に、ロッド体が自動二輪車のハンドル側を形成するフォークブラケットにおける左右方向の一端部に枢着されてなる請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のステアリングダンパ。
- 減衰部におけるアジャスタの回動中心線が外筒の軸芯線に直交されてなる請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のステアリングダンパ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP4425009A1 (en) * | 2023-03-01 | 2024-09-04 | Bitubo S.r.l. | Rear shock absorber for motorcycle |
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2006
- 2006-12-11 JP JP2006333117A patent/JP2008143355A/ja active Pending
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