JP2008035412A - 自動車用のガラスアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車の後部窓ガラスに設けたFMラジオ放送波帯において、可動式の後部座席の影響による周波数特性のディップを改善する。
【解決手段】自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部および下部余白部に設けるアンテナであって、防曇用加熱線条の上部余白部に設けるAM/FMラジオ用の接地型のアンテナと、下部余白部に設けるFMラジオ用の接地型のサブアンテナとからなり、該サブアンテナの水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条、および/又は防曇用加熱線条の水平加熱線条から分岐して延ばした水平線条のいずれからも周波数特性におけるディップが発生しないように離隔して配設し、可動式の後部座席の金属フレームによる干渉を防止して、前記ディップを防止した。
【選択図】 図1
【解決手段】自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部および下部余白部に設けるアンテナであって、防曇用加熱線条の上部余白部に設けるAM/FMラジオ用の接地型のアンテナと、下部余白部に設けるFMラジオ用の接地型のサブアンテナとからなり、該サブアンテナの水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条、および/又は防曇用加熱線条の水平加熱線条から分岐して延ばした水平線条のいずれからも周波数特性におけるディップが発生しないように離隔して配設し、可動式の後部座席の金属フレームによる干渉を防止して、前記ディップを防止した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の後部窓ガラスに設けたFMラジオ放送波帯において、受信特性のディップを改善するアンテナに関する。
従来、FMラジオ放送波をガラスアンテナで受信するにあたり、アンテナパターンを配設するための面積を比較的大面積とする方が良好な性能が得られるので、通常自動車の後部窓ガラスに設けられることが多い。しかしながら、後部窓ガラスの中央部の大半の領域には防曇用加熱線条が設けられているので、アンテナパターンを配設する場合には、防曇用加熱線条の上部、または下部の余白部に設けざるを得ない。
通常、防曇用加熱線条は雨天時の運転者の後方視野を確保するため、やや下方寄りに設けられることが多く、上部余白部が下部余白部よりも広く、上部余白部にAM放送波帯域とFM放送波帯域の両周波数帯を受信可能なメインのアンテナパターンを配設し、下部余白部にはFMサブアンテナを設けて、上部余白部のFMメインアンテナとダイバーシティ受信させることが多い。
例えば、本出願人の出願による特許文献1〜3の各公開公報には、車両の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部余白部にAM/FM帯のメインアンテナとして接地型のアンテナパターンを設け、下部余白部にはFM用のサブアンテナを設け、前記AM/FMメインアンテナとFMサブアンテナをダイバーシティ受信する旨記載されている。また、前記FMサブアンテナの配設位置は、防曇用加熱線条に近接する位置にあっても、周波数特性にディップを生じる等の問題は特に発生していなかった。
また、前記防曇用加熱線条をアンテナとして利用し、上部余白部に設けるFMラジオ放送波用のメインアンテナと、下部余白部に設けるFMラジオ放送波用のサブアンテナを前記防曇用加熱線条に近接させて容量結合し、前記防曇用加熱線条に載った電波をこれらに容量結合したアンテナでピックアップして、受信特性の利得をより向上させることも良く行われている。
特開平8−186418号公報
特開平8−316718号公報
特開平9−181514号公報
自動車用ガラスアンテナにおいて、ある周波数帯域における受信特性において、ある周波数近傍のみ急激に数dB落ち込むディップは、滑らかに下降する特性に比べて、実用上問題とされている。
乗用車の後部座席の背凭れを可動式にし、その角度や前後位置を調整できるようにしたものが計画され検討されている。
特に、防曇用加熱線条をアンテナとして利用し、防曇用加熱線条に載った電波をこの防曇用加熱線条に容量結合したFMメインアンテナとサブアンテナでピックアップして、受信特性の利得を高めたアンテナを可動式の後部座席を有する自動車の後部窓ガラスに設けたものは、周波数特性にディップを生じるという問題点が発生することが分かった。
本発明は、上記問題点の解決を図る、すなわち、背凭れが可動式の後部座席を有する自動車の後部窓ガラスに設けるFM放送波を受信するアンテナにおいて、防曇用加熱線条の上部余白部および下部余白部に設けるFMラジオ放送波の周波数にディップを生じさせないアンテナを提供する。
特に、図8に示すように、後部座席10の背凭れ11が可倒式あるいは前後方向にスライド移動できるといった可動式の場合、後部座席10と自動車の車体部との連結構造、連結部材の材質にもよるが、後部座席10の金属フレームと車体本体とは直接に接していないため、後部座席10の金属フレームは車体本体へのアースが不十分である場合が多い。
また、後部座席10の背凭れ11の内部には金属枠が全周に沿って設けられているので、背凭れ11の金属部が車体に対して十分にアースされていない場合には、背もたれの金属フレームが一種のアンテナとしての役割を果たし、その長さと共振する周波数近傍において後部窓ガラス1に設けられたアンテナがデフォッガの導電性加熱線条を介して周波数特性等にディップを発生させる等の悪影響を与えることが分かった。
特に、図8に示したような後部座席10の背凭れ部11の背部がそのままトランクルームになっているようなセダン型の乗用車の場合、後部座席10の背凭れ11のすぐ上部位置に後部窓ガラスが配置された状態となり、後部座席10や、背凭れ11部が可動式の車種の場合には、可動座席10が後部窓ガラス1に設けたアンテナに悪影響を与えることになり易いことが分かった。
尚、後部座席10の背凭れ11の金属部が後部窓ガラス1の各アンテナに悪影響を及ぼすことは、背凭れ11の金属部と車体本体を導体で接続してアースを十分にした場合、あるいは可動式でない後部座席として、背凭れ11の金属部を車体本体に直接に接しさせたときに、ディップが発生しないことから、後部座席10が可動式であることにより周波数特性にディップを発生させる原因であることを確認した。
本発明者は、上記のような原因を解明することにより、ディップを回避する手段を見出した。すなわち、本発明は、自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部および下部余白部に設けるアンテナであって、防曇用加熱線条の上部余白部に設けるAM/FMラジオ用の接地型のアンテナと、下部余白部に設けるFMラジオ用の接地型のサブアンテナとからなり、該サブアンテナの水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条、および/又は防曇用加熱線条の水平加熱線条から分岐して延ばした水平線条のいずれからも周波数特性におけるディップが発生しないように離隔して配設し、可動式の後部座席の金属フレームによる干渉を防止して、前記ディップを防止したことを特徴とするトランクルームを有するセダン型の自動車用のガラスアンテナである。
あるいは、本発明は、前記FMラジオ用のサブアンテナの水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条、および/又は防曇用加熱線条の水平加熱線条から分岐して延ばした水平線条のいずれからも40mm以上離隔して配設することを特徴とする上述の自動車用のガラスアンテナである。
可動式の後部座席を有する自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の下部の狭い余白部を有効に活用したことによって、FM放送波を受信するアンテナが、可動式の後部座席による悪影響を受けることなく、FMラジオ放送波のメインアンテナおよびサブアンテナの両周波数特性にディップを生じさせないようにすることができる。
本発明は、図8に示したような可動式の後部座席10を有する自動車の後部窓ガラス1の防曇用加熱線条2の上部および下部余白部に設けるアンテナであって、防曇用加熱線条2の上部余白部にはAM/FMラジオ放送波受信用の接地型のメインアンテナ5を設け、下部余白部にはFMラジオ放送波受信用の接地型のサブアンテナ6を設けて、該サブアンテナ6の水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条から40mm以上離隔した位置となるように配設したアンテナである。
さらに、本発明は、防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aや、バスバー3から分岐して延ばした水平線条4がある場合には、前記サブアンテナ6の水平線条を、防曇用加熱線条2の加熱線条2aと、防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aやバスバー3、3から分岐して延ばした水平線条4のいずれからも40mm以上離隔して配設したアンテナである。
特に、本発明は、前記可動式の後部座席10の背凭れ11の背部にトランクルームを有するセダン型の自動車の後部窓ガラス1の防曇用加熱線条2の下部余白部に設けるFM用サブアンテナ6の位置を防曇用加熱線条2から40mm以上離したことによって、前記可動式の後部座席10による悪影響を改善したアンテナである。
尚、前記防曇用加熱線条2は、車両用後部窓ガラス1の中央領域に、略水平な加熱線条2aを複数本平行に配設し、それらの各両端を導電性のバスバー3、3'で接続したものである。
前記FM放送波用のサブアンテナ6の水平線条は、図5に示すように、防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aから40mm以上下方に設ける場合、図6に示すように、防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aと、その最下線の加熱線条2aから分岐した水平線条4との中間位置で、両水平線条2a、4のいずれからも40mm以上離して配設する場合、図7に示すように、防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aから分岐した水平線条4より下方に40mm以上離して配設する場合が考えられる。
まず、図5に示したような前記FMラジオ放送波受信用サブアンテナ6は、防曇用加熱線条2のバスバー3の下端近傍に第2の給電点8を設け、該第2の給電点8より引き出し線を介して水平方向に延ばした水平線条と、防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aとの距離をd(表1では、熱線とFMサブとの距離d、d'と記載)とすると、下記の表1に示したように、d≦20mmではFMメインアンテナ5と、FMサブアンテナ6共にFM放送波の受信周波数特性において、3dB以上のディップがみられ、d=30mmのときは、ディップの深さが3dB以下であり、d≧40mmのときには、ディップが発生しなくなった。
これにより、FMラジオ用のサブアンテナ6の水平線条は、防曇用加熱線条2の最下線の水平加熱線条2aより少なくとも40mm以上離隔すれば、受信周波数特性におけるディップが無くなることが解る。
また、前記FMラジオ放送波受信用サブアンテナ6を、図6に示したような防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aと、該最下線の加熱線条2aから分岐した水平線条4と間に設け、防曇用加熱線条2の最下線の水平線条2aからの距離をd'、最下線の水平線条2aから分岐した水平線条4からの距離をdとして配設した。この場合も、図5の例と同様に、d、d'≧40mmのときに、FM放送波の受信周波数特性上のディップがなくなった。
さらに、前記FMラジオ放送波受信用サブアンテナ6を、図7に示したような防曇用加熱線条の最下線の水平加熱線条から分岐した水平加熱線条より下方に距離dだけ離隔して配設した。この場合も、図5の例と同様に、d≧40mmのときに、FM放送波の周波数特性上のディップがなくなった。
尚、前記FMラジオ放送波受信用サブアンテナ6のパターンについては、図5〜図7に示されるように少なくとも水平線条を有する接地型のアンテナパターンを一例として図示したが、特にこのパターンに限定するものではない。
また、後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部余白部に設けるAM/FMラジオ放送波受信用アンテナのパターンについては、図5〜図7に示されるような公知の接地型のアンテナパターンを一例としたが、特にこのパターンに限定するものではなく、一般的なAM/FMラジオ放送波受信用のアンテナパターンであっても良い。
尚、前記防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aより分岐した分岐線条4は、FMラジオ放送波用のメインアンテナ5の受信利得を向上させるために設けたもので、最下線の加熱線条2aの中間部より下辺に向けて延ばした垂直線条の先端より下辺と平行にFMサブアンテナ6側に延ばしても良いが、FMアンテナとは反対側の方向に水平線条を設けるようにしても良い。
前記防曇用加熱線条2の下部余白部の左半分には分岐線条4とFMサブアンテナを設けたが、下部余白部の右半分、および上部余白部の右半分の領域には、それぞれテレビジョン放送波受信用のアンテナを設けた。
[実施例1]
図8に示したように、可動式の後部座席10を有する自動車の後部窓ガラス1に設けた防曇用加熱線条2からなるデフォッガとその上部余白部および下部余白部にアンテナ線条を設けたものであり、日本国内のFMラジオ放送波帯の受信時に前記可動式の後部座席10に起因するディップを発生させないアンテナパターンとした。
図8に示したように、可動式の後部座席10を有する自動車の後部窓ガラス1に設けた防曇用加熱線条2からなるデフォッガとその上部余白部および下部余白部にアンテナ線条を設けたものであり、日本国内のFMラジオ放送波帯の受信時に前記可動式の後部座席10に起因するディップを発生させないアンテナパターンとした。
図1に示したように、前記デフォッガは、後部窓ガラス1の室内面に付着する微小な水滴による曇りを防止するため、後部窓ガラスの左右の両側辺近傍位置には左右で一対のバスバー3、3を設け、該一対のバスバー3間に複数本の水平線条からなる導電加熱線条を接続して、前記導電加熱線条に通電加熱するものである。
上部余白部には、FMラジオ放送波およびAMラジオ放送波のいずれも受信可能であり、水平線条と垂直線条を有する公知のアンテナであるメインアンテナ5を設けた。
一方、下部余白部には、FMサブアンテナ6とTV放送波用アンテナ23を設け、FMサブアンテナ6は、弱電界での受信性能の向上や、マルチパスノイズを改善することを目的として設けたものであり、上部余白部に設けたAM/FMメインアンテナ5と共に給電点7、8を介してダイバーシティ受信させるものである。
FMサブアンテナ6は、片方のバスバー3の下端位置より僅かに下部近傍位置に給電点を設けて、該給電点から縦側辺に沿って下方に垂直線条を設け、その先端より導電性加熱線条の水平加熱線条とは40mmの距離dを保って平行に第1の水平線条を設け、その先端より下方に折り曲げて40mmの長さの垂直線条を設け、さらにその先端より左右両方向に分岐するように300mmの長さの第2の水平線条を延ばしたものである。
前記防曇用加熱線条2の最下線の加熱線条2aより分岐した分岐線条4は、最下線の加熱線条2aの中間部より下辺に向けて長さ120mmの垂直線条を延ばし、その先端より下辺と平行にFMサブアンテナ6の第2の水平線条とは40mmの距離d'を隔てた520mmの長さの水平線条を設けた。
また、分岐線条4をFMサブアンテナ6側に延ばしたのは、下部余白部の残りの半分の領域に、テレビジョン放送波受信用のアンテナ23、及びその給電点28を設けるためである。
前記FMサブアンテナ6の第1の水平線条と防曇用加熱線条2の最下線の水平加熱線条2aとは、40mmの距離dを隔てて設けた。
前記ガラスアンテナ、および防曇用加熱線条を導電性銀ペーストにより線幅約0.7mmでプリントし、焼成して形成した後部窓ガラスを自動車の後部窓に装着し、さらに両側のバスバー3、3には直流電源回路を接続した。
このような配置のFM放送波受信用のサブアンテナ6を、76〜90MHz帯の国内FM放送波帯の+45度偏波について測定したところ、FMメインアンテナ5については図3の周波数特性図の太い実線(図3で「熱線から40mm)と記載)、FMサブアンテナ6については図4の周波数特性図の太い実線(図3で「熱線から40mm)と記載)から分るように、FMメインのアンテナ、およびFMサブアンテナ6のそれぞれにおいて、国内のFM全周波数帯域において局所的に大きなディップもなく、良好な周波数特性が得られた。尚、図3および図4について、アンテナ利得(dB)はダイポールアンテナ比で示す。
尚、防曇用加熱線条2を利用したTV放送波受信用アンテナ22を含め、符号20〜23の各TV放送波用アンテナを、TV放送波用のVHF−L、VHF−H、UHF帯等の各帯域ごとに組み合わせて、前記の夫々のアンテナの給電点25〜28を介してダイバーシティ受信する。
[比較例1]
図2に示す比較例1は、実施例1とほぼ同様なFMラジオ放送波受信用のメインアンテナ5を防曇用加熱線条の上部余白部に設け、FMラジオ放送波受信用のサブアンテナ6を防曇用加熱線条の下部余白部に設けたものであるが、下部余白部に設けたFMサブアンテナ6の水平線条が防曇用加熱線条の最下線に近接して配置されている点が実施例1とは大きく異なっている。
図2に示す比較例1は、実施例1とほぼ同様なFMラジオ放送波受信用のメインアンテナ5を防曇用加熱線条の上部余白部に設け、FMラジオ放送波受信用のサブアンテナ6を防曇用加熱線条の下部余白部に設けたものであるが、下部余白部に設けたFMサブアンテナ6の水平線条が防曇用加熱線条の最下線に近接して配置されている点が実施例1とは大きく異なっている。
前記デフォッガの最下線の水平線条2aの途中部分より分岐して前記FMサブアンテナ6側に向けて水平線条2aとは10mmの間隔を保って40mmの長さの水平線条を配設した。
また、前記FMサブアンテナ6は、片方のバスバー3の下端位置より僅かに下部近傍位置に第2の給電点8を設けて、該第2の給電点8から防曇用加熱線条2の最下線に沿って最下線と20mm、また前記デフォッガの最下線の水平線条2aの途中部分より分岐した水平線条4の下方に、該水平線条4とは10mmの間隔を保った水平線条6を近接して配設した。
このようにして得られた窓ガラス板を自動車の後部窓に装着し、FMラジオ放送波受信用のメインアンテナ5と、FMラジオ放送波受信アンテナのサブアンテナ6について76〜90MHz帯の国内FM放送波帯について、それぞれ周波数特性を測定したところ、図3、図4の細い実線(図3、図4では、「熱線から20mm)と記載)に示すようにFMメインのアンテナ、およびFMサブアンテナ6のそれぞれについて、83〜84MHz近傍において3dB以上の大きなディップが見られた。
本発明の可動式の後部座席を有する自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部余白部および下部余白部に設けるFM放送波を受信するアンテナが、可動式の後部座席による悪影響を受けることなく、FMラジオ放送波のメインアンテナおよびサブアンテナの両周波数特性にディップを生じさせないようにすることができたので、背凭れを可動式とする後部座席に有用である。
1 窓ガラス
2 防曇用加熱線条(デフォッガ)
2a 加熱線条
3 バスバー
4、4' 分岐線条
5 FM放送波受信用メインアンテナ
6 FM放送波受信用サブアンテナ
7 第1の給電点
8 第2の給電点
10 後部座席
11 背凭れ
20〜23 TV放送波用アンテナ
25〜28 TVアンテナ用給電点
2 防曇用加熱線条(デフォッガ)
2a 加熱線条
3 バスバー
4、4' 分岐線条
5 FM放送波受信用メインアンテナ
6 FM放送波受信用サブアンテナ
7 第1の給電点
8 第2の給電点
10 後部座席
11 背凭れ
20〜23 TV放送波用アンテナ
25〜28 TVアンテナ用給電点
Claims (2)
- 自動車の後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上部および下部余白部に設けるアンテナであって、防曇用加熱線条の上部余白部に設けるAM/FMラジオ用の接地型のアンテナと、下部余白部に設けるFMラジオ用の接地型のサブアンテナとからなり、該サブアンテナの水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条、および/又は防曇用加熱線条の水平加熱線条から分岐して延ばした水平線条のいずれからも周波数特性におけるディップが発生しないように離隔して配設し、可動式の後部座席の金属フレームによる干渉を防止して、前記ディップの発生を防止したことを特徴とするセダン型の自動車用のガラスアンテナ。
- 前記FMラジオ用のサブアンテナの水平線条を、防曇用加熱線条の水平加熱線条、および/又は防曇用加熱線条の水平加熱線条から分岐して延ばした水平線条のいずれからも40mm以上離隔して配設することを特徴とする請求項1記載の自動車用のガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
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WO2011077874A1 (ja) | 2009-12-25 | 2011-06-30 | セントラル硝子株式会社 | 自動車用のガラスアンテナ |
EP3480888A4 (en) * | 2016-07-01 | 2020-04-15 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | VEHICLE WINDOW GLASS |
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2006
- 2006-07-31 JP JP2006208885A patent/JP2008035412A/ja active Pending
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US9136583B2 (en) | 2009-12-25 | 2015-09-15 | Central Glass Company, Limited | Automotive window antenna |
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JP7138741B2 (ja) | 2016-07-01 | 2022-09-16 | 日本板硝子株式会社 | 車両用窓ガラス |
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