JP2008028930A - 半導体集積回路及びその設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲーティングされたクロック信号が低消費電力フリップフロップ回路に供給されず、回路面積を低減した低消費電力の半導体集積回路を提供する。
【解決手段】イネーブル信号EN1(EN2)及びクロック信号CLKが入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御されたクロック信号CLKであるゲーテッドクロック信号GCLK1(GCLK2)を出力するクロックゲーティングセル3a(3b)と、前記ゲーテッドクロック信号GCLK1(GCLK2)が供給され駆動する第1のフリップフロップ回路1a、1b(1c、1d)と、入力と出力が同一の場合は値を保持し異なる場合は前記クロック信号CLKが供給され駆動する第2のフリップフロップ回路2a、2bと、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】イネーブル信号EN1(EN2)及びクロック信号CLKが入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御されたクロック信号CLKであるゲーテッドクロック信号GCLK1(GCLK2)を出力するクロックゲーティングセル3a(3b)と、前記ゲーテッドクロック信号GCLK1(GCLK2)が供給され駆動する第1のフリップフロップ回路1a、1b(1c、1d)と、入力と出力が同一の場合は値を保持し異なる場合は前記クロック信号CLKが供給され駆動する第2のフリップフロップ回路2a、2bと、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体集積回路及びその設計方法に関するものである。
半導体集積回路内ではクロックが常にオンしているため、フリップフロップ回路及びクロックツリーでの消費電力が大きい。消費電力を低減するフリップフロップ回路として、低消費電力フリップフロップ(Conditional Clocking Flip Flop、以下CCK−FF)がある(例えば特許文献1参照)。CCK−FFは第1及び第2のラッチ回路を有するマスタースレーブ方式のフリップフロップ回路であり、マスター部(第1のラッチ回路)の入力と出力の比較、スレーブ部(第2のラッチ回路)の入力と出力の比較を行い、同一の論理値をとるときは各ラッチ回路にクロック信号を供給せず、異なる論理値をとるときにクロック信号を供給するクロック制御回路を備えている。
また、ゲーティングされたクロック信号(ゲーテッドクロック信号)を用いることで消費電力を低減することができる。これはクロックゲーティングセルによりフリップフロップ回路へのクロック信号供給を制御するものである。フリップフロップ回路はデータ転送が必要なときにクロック信号が供給され、データ転送の必要がないときはクロック信号が供給されない。
しかし、ゲーテッドクロック信号をCCK−FFに適用した場合、以下のような問題を有する。ゲーテッドクロック信号は多くの場合数回に一回しか立ち上がらない、つまり大半がローレベルの状態である。CCK−FFのクロック制御回路は、入力信号と出力信号が一致するかを検出してクロック信号を供給しないようにするものである。従って、CCK−FFは、ゲーティングされほとんどがローレベルのクロック信号に対しては消費電力低減の効果を得られない。さらに、CCK−FFは通常のフリップフロップ回路にクロック制御回路を加えた構成になるため、通常のフリップフロップ回路に比べて回路面積が大きくなる。また、素子数が多くなるのでリーク電流のオーバーヘッドもある。つまり、ゲーテッドクロック信号をCCK−FFに適用すると、通常のフリップフロップ回路に適用する場合よりも、回路面積が増大し、消費電力低減の効果が得られないという問題を有する。
特開2004−56667号公報
そこで、本発明は、回路面積を低減した低消費電力の半導体集積回路及びその設計方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による半導体集積回路は、イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号及び前記ゲーテッドクロック信号が入力され、前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路と、を備えるものである。
本発明の一態様による半導体集積回路の設計方法は、イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、前記クロックゲーティングセルを1つずつ取り出し、それぞれのファンアウト先の前記第1のフリップフロップ回路をマーキングするステップと、前記マーキングされなかった第1のフリップフロップ回路を、第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換するステップと、前記半導体集積回路にタイミング制約を満たさないパスがあるかを検出するステップと、前記第2のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれタイミング制約を満たしているかを検出し、満たしていない場合は前記第1のフリップフロップ回路に置換するステップと、を含むものである。
また、本発明の一態様による半導体集積回路の設計方法は、イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、前記第1のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、前記ゲーテッドクロック信号が入力されているかを検出し、前記ゲーテッドクロック信号が入力されていない場合は、第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換するステップと、前記半導体集積回路にタイミング制約を満たさないパスがあるかを検出するステップと、前記第2のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれタイミング制約を満たしているかを検出し、満たしていない場合は前記第1のフリップフロップに置換するステップと、を含むものである。
また、本発明の一態様による半導体集積回路の設計方法は、イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、前記クロックゲーティングセルを1つずつ取り出し、それぞれのファンアウト先の前記第1のフリップフロップ回路をマーキングするステップと、前記マーキングされていない前記第1のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれが接続されるパスのタイミング余裕度を検出し、前記タイミング余裕度が所定値以上である場合は第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換するステップと、を含むものである。
また、本発明の一態様による半導体集積回路の設計方法は、イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、前記クロックゲーティングセルを1つずつ取り出し、それぞれのファンアウト先の前記第1のフリップフロップ回路をマーキングするステップと、前記マーキングされていない前記第1のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換して配置することが可能な面積があるかどうかを検出し、前記面積がある場合は置換を行うステップと、前記半導体集積回路にタイミング制約を満たさないパスがあるかを検出するステップと、前記第2のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれタイミング制約を満たしているかを検出し、満たしていない場合は前記第1のフリップフロップ回路に置換するステップと、を含むものである。
本発明によれば、回路面積を低減した低消費電力の半導体集積回路を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の概略構成を示す。半導体集積回路はフリップフロップ(FF)回路1、低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路2及びクロックゲーティングセル3を備える。
クロックゲーティングセル3aにはクロック信号CLK及びイネーブル信号EN1が入力され、ゲーテッドクロック信号GCLK1が出力される。このゲーテッドクロック信号GCLK1はフリップフロップ回路1a及び1bに入力される。
クロックゲーティングセル3bにはクロック信号CLK及びイネーブル信号EN2が入力され、ゲーテッドクロック信号GCLK2が出力される。このゲーテッドクロック信号GCLK2はフリップフロップ回路1c及び1dに入力される。
低消費電力フリップフロップ回路2a、2bにはクロック信号CLKが入力される。
図2にフリップフロップ回路1の回路図を示す。図2(a)はフリップフロップ回路の信号伝送回路を示し、図2(b)はフリップフロップ回路のクロック供給回路を示す。フリップフロップ回路の信号伝送回路は、クロックドインバータ21〜23、インバータ24〜26及びトランスミッションゲート27を有する。
クロックドインバータ21の入力はD入力に接続されている。クロックドインバータ21の出力はインバータ24の入力及びクロックドインバータ22の出力に接続されている。インバータ24の出力及びクロックドインバータ22の入力はトランスミッションゲート27の入力に接続されている。トランスミッションゲート27の出力はインバータ25の入力及びクロックドインバータ23の出力に接続されている。インバータ25の出力及びクロックドインバータ23の入力はインバータ26の入力に接続され、インバータ26の出力はQ出力に接続されている。
フリップフロップ回路のクロック供給回路はインバータ28、29を有する。インバータ28の入力はゲーテッドクロック信号GCLKの供給ノードに接続され、インバータ28の出力にインバータ29の入力が接続される。インバータ29の出力から内部クロック信号GCLKIを供給し、インバータ28の出力から反転内部クロック信号/GCLKIを供給する。
クロックドインバータ22は内部クロック信号GCLKIがH(High)レベルのときはインバータとして動作し、L(Low)レベルのときは出力が高インピーダンス状態になり、入出力を切り離す。クロックドインバータ21、23は内部クロック信号GCLKIがLレベルのときはインバータとして動作し、Hレベルのときは出力が高インピーダンス状態になり、入出力を切り離す。トランスミッションゲート27は内部クロック信号GCLKIがHレベルのとき信号を通し、Lレベルのときは通さなくなる。
ゲーテッドクロック信号GCLKがLレベルのとき、D入力から入力された信号はクロックドインバータ21を通過してインバータ24に入力される。内部クロック信号GCLKIはLレベルのためトランスミッションゲート27及びクロックドインバータ22は閉じており、入力信号は阻止される。
ゲーテッドクロック信号GCLKがLレベルからHレベルに切り替わるとクロックドインバータ21が閉じ、トランスミッションゲート27及びクロックドインバータ22が開く。つまりゲーティングされたクロック信号GCLKが切り替わる瞬間に、D入力から入力されていた信号は、インバータ24及びクロックドインバータ22によりラッチされるとともに、トランスミッションゲート27、インバータ25、26を通過してQ出力から出力される。
続いて、ゲーテッドクロック信号がHレベルからLレベルに切り替わると、トランスミッションゲート27が閉じ、クロックドインバータ23が開く。これにより、トランスミッションゲート27を通過してきていた信号はインバータ25及びクロックドインバータ23によりラッチされ、インバータ26を通過してQ出力から出力される。この状態は、トランスミッションゲート27が開いて、異なるレベルの信号が入力されるまで継続する。
以下、通常のフリップフロップ回路は上記のような構成を備えたフリップフロップ回路を示すとする。
図3にクロックゲーティングセル3の概略構成を示す。クロックゲーティングセルはラッチ回路31及び論理積(AND)回路32を有する。ラッチ回路31にはイネーブル信号EN及びクロック信号CLKが入力される。論理積回路32にはラッチ回路31の出力及びクロック信号CLKが入力される。このような構成にすることで、論理積回路32からは、ゲーテッドクロック信号GCLKが出力される。
フリップフロップ回路1a〜1dの信号伝送回路は、ゲーテッドクロック信号GCLK1、GCLK2から生成された内部クロック信号及び反転内部クロック信号に同期して動作する。クロックゲーティングセル3aは、イネーブル信号EN1により、フリップフロップ回路1a、1bにおいてデータ伝送が必要な場合はクロック信号を供給し、必要でない場合は供給しないよう制御される。また、クロックゲーティングセル3bは、イネーブル信号EN2により、フリップフロップ回路1c、1dにおいてデータ伝送が必要な場合はクロック信号を供給し、必要でない場合は供給しないよう制御される。これによりフリップフロップ回路1a〜1dはデータ伝送が不要な場合、クロック信号が供給されず動作が止められるため、消費電力を抑えることが出来る。
図4に低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路2の概略構成を示す。低消費電力フリップフロップ回路はラッチ回路41、42、2入力EX−NOR(排他的否論理和)回路43、2入力OR(論理和)回路44、2入力EX−OR(排他的論理和)回路45、2入力AND(論理積)回路46を有する。
ラッチ回路41の入力ノードはD入力に接続され、出力ノードはノードXに接続されている。ラッチ回路42の入力ノードはノードXに接続され、出力ノードはQ出力に接続されている。EX−NOR回路43は入力の一方がD入力に接続され、他方がノードXに接続されている。OR回路44はEX−NOR回路43の出力n1及びクロック信号CLKが入力され、第1の内部クロック信号CLKI1が出力される。
EX−OR回路45は入力の一方がQ出力に接続され、他方がノードXに接続されている。AND回路46はEX−OR回路45の出力n2及びクロック信号CLKが入力され、第2の内部クロック信号CLKI2が出力される。
ラッチ回路41は入力されるクロック信号がLレベルの間は信号を通過させ、Hレベルの間は信号を保持する。また、ラッチ回路42は入力されるクロック信号がHレベルの間は信号を通過させ、Lレベルの間は信号を保持する。
このような構成の低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路の動作について説明する。D入力、ノードX、Q出力の論理値が同じ場合、EX−NOR回路43の出力n1はHレベルになる。このHレベルのn1がOR回路44に入力されるため、OR回路44が出力しラッチ回路41に入力される内部クロック信号CLKI1は常にHレベルになり、ラッチ回路41は信号を保持する。また、EX−OR回路45の出力n2はLレベルとなる。このLレベルのn2がAND回路46に入力されるため、AND回路46が出力しラッチ回路42に入力される内部クロック信号CLKI2は常にLレベルになり、ラッチ回路42は信号を保持する。従って、ラッチ回路41、42はそれぞれ、OR回路44、AND回路46によりクロック信号CLKの入力を阻止されることとなる。
ここで、D入力の論理値が変わったとする。EX−NOR回路43に入力されるD入力の論理値とノードXの論理値は異なるため、EX−NOR回路43の出力n1はLレベルになる。このLレベルのn1がOR回路44に入力されるため、OR回路44が出力しラッチ回路41に入力される内部クロック信号CLKI1はクロック信号CLKと同一になる。クロック信号CLKがLレベルになるとラッチ回路41は信号を通過させるため、D入力とノードXの論理値が同一になる。EX−OR回路45に入力されるノードXの論理値とQ出力の論理値は異なることになるため、EX−OR回路45の出力n2はHレベルになる。このHレベルのn2がAND回路46に入力されるため、AND回路46が出力しラッチ回路42に入力される内部クロック信号CLKI2はクロック信号CLKと同一になる。クロック信号CLKがHレベルになるとラッチ回路42は信号を通過させるためQ出力はノードXと同一の論理値になる。つまり、D入力がクロック信号CLKの立ち上がりに同期してQ出力から出力されることになる。
このように、低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路は、通常のD型フリップフロップ回路の動作を行いつつ、D入力とQ出力が同一の論理値をとるときは、クロック制御回路47(EX−NOR回路43、OR回路44)によりラッチ回路41へのクロック信号CLKの入力が阻止され、また、クロック制御回路48(EX−OR回路45、AND回路46)によりラッチ回路42へのクロック信号CLKの入力が阻止される。これにより不要な回路動作を行わず、消費電力の低減を図ることができる。
本発明の第1の実施形態における半導体集積回路は、通常のフリップフロップ回路をクロックゲーティングセルに接続し、ゲーテッドクロック信号を供給することで消費電力の低減を図り、かつ低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路とする場合よりも回路面積を小さくすることができる。ゲーティングされていないクロック信号が供給される部分は低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路にすることで消費電力を低減できる。
(第2の実施形態)本発明の第2の実施形態による半導体集積回路の設計方法について図5に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1)クロックゲーティングセル、通常のフリップフロップ回路を用いて、タイミング制約を満たすように、セル配置をし、半導体集積回路のデザインを行う。
(ステップS2)取り出されていないクロックゲーティングセルが1つ取り出される。
(ステップS3)取り出せた場合はステップS4へ進む。取り出せなかった(すべてのクロックゲーティングセルが既に取り出されていた)場合はステップS6へ進む。
(ステップS4)取り出されたクロックゲーティングセルのファンアウト先のフリップフロップがすべて取り出される。
(ステップS5)取り出されたフリップフロップにマークがつけられ、ステップS2に戻る。
(ステップS6)マークのついていないフリップフロップ回路がすべて低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路に置換される。
(ステップS7)タイミング最適化処理が行われる。タイミング最適化処理とは、レイアウトから得られる配線遅延、配線負荷、セル配置位置などの情報を基に、ユーザから与えられるタイミング制約を満たしていない(タイミングエラーの発生している)パスをさがし、バッファの挿入、不要なバッファの削除、セルサイジング等を行いパスの最適化を行うことである。
(ステップS8)タイミング最適化処理によりすべてのパスにおいてタイミング制約が満たされた(タイミング収束した)場合は終了する。タイミング制約が満たされなかった(タイミング収束しなかった)場合はステップS9へ進む。
(ステップS9)取り出されていない低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路を1つ取り出す。
(ステップS10)取り出せた場合はステップS11へ進む。取り出せなかった(すべての低消費電力フリップフロップ回路が既に取り出されていた)場合は処理を終了する。
(ステップS11)取り出された低消費電力フリップフロップ回路がタイミング制約を満たしているかが調べられる。満たしている場合はステップS9へ戻る。満たしていない場合はステップS12へ進む。
(ステップS12)取り出された低消費電力フリップフロップ回路が通常のフリップフロップ回路に置換され、ステップS9へ戻る。
上記ステップS1〜S6により、図1に示すようなゲーティングされたクロック信号が通常のフリップフロップ回路に供給され、ゲーテッドクロック信号が低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路に供給される半導体集積回路を設計することができる。また、この半導体集積回路がタイミング最適化処理によりタイミング制約が満たされないパスがあった場合はステップS9〜S12により、タイミング制約を満たしていない低消費電力フリップフロップ回路を通常のフリップフロップ回路に置換する。ステップS1においてタイミング制約を満たすように半導体集積回路を設計しており、ステップS6で通常のフリップフロップ回路を低消費電力フリップフロップ回路に置換したことでタイミング制約を満たさなくなったと考えられる。低消費電力フリップフロップ回路よりも通常のフリップフロップ回路の方がクロック信号の伝達が速いため、通常のフリップフロップ回路に置換することでタイミング制約を満たすようにする。
上記第2の実施形態における半導体集積回路の設計方法により、ゲーティングされたクロック信号が供給される部分は低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路でなく通常のフリップフロップ回路となるため回路面積を低減した半導体集積回路の設計を行うことができる。
(第3の実施形態)本発明の第3の実施形態による半導体集積回路の設計方法について図6に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)クロックゲーティングセル、通常のフリップフロップ回路を用いて、タイミング制約を満たすように、セル配置をし、半導体集積回路のデザインを行う。
(ステップS102)取り出されていない通常のフリップフロップ回路を1つ取り出す。
(ステップS103)取り出せた場合はステップS104へ進む。取り出せなかった(すべての通常のフリップフロップ回路が既に取り出されていた)場合はステップS106へ進む。
(ステップS104)取り出された通常のフリップフロップ回路がゲーティングされたクロック信号で駆動するか(クロックゲーティングセルに接続されているか)が調べられる。ゲーティングされたクロック信号で駆動する場合はステップS102へ戻る。ゲーティングされたクロック信号で駆動しない場合はステップS105へ進む。
(ステップS105)取り出された通常のフリップフロップ回路が低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路に置換され、ステップS102へ戻る。
(ステップS106)タイミング最適化処理が行われる。
(ステップS107)タイミング制約を満たさないパスがない(タイミング収束する)場合は終了する。タイミング制約を満たさないパスがある(タイミング収束しない)場合はステップS108へ進む。
(ステップS108)取り出されていない低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路を1つ取り出す。
(ステップS109)取り出せた場合はステップS110へ進む。取り出せなかった(すべての低消費電力フリップフロップ回路が既に取り出されていた)場合は処理を終了する。
(ステップS110)取り出された低消費電力フリップフロップ回路がタイミング制約を満たしているかが調べられる。満たしている場合はステップS108へ戻る。満たしていない場合はステップS111へ進む。
(ステップS111)取り出された低消費電力フリップフロップ回路が通常のフリップフロップ回路に置換され、ステップS108へ戻る。
上記ステップS101〜S105により、図1に示すようなゲーテッドクロック信号が通常のフリップフロップ回路に供給され、ゲーティングされていないクロック信号が低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路に供給される半導体集積回路を設計することができる。
また、この半導体集積回路がタイミング最適化処理によりタイミング収束しなかった場合はステップS108〜S111により、タイミング制約を満たしていない低消費電力フリップフロップ回路を通常のフリップフロップ回路に置換し、半導体集積回路内のパスがタイミング制約を満たすようにする。
上記第3の実施形態における半導体集積回路の設計方法により、ゲーティングされたクロック信号が供給される部分は低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路でなく通常のフリップフロップ回路となるため回路面積を低減した低消費電力の半導体集積回路の設計を行うことができる。
(第4の実施形態)本発明の第4の実施形態による半導体集積回路の設計方法について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)クロックゲーティングセル、通常のフリップフロップ回路を用いて、タイミング制約を満たすように、セル配置をし、半導体集積回路のデザインを行う。
(ステップS202)取り出されていないクロックゲーティングセルが1つ取り出される。
(ステップS203)取り出せた場合はステップS204へ進む。取り出せなかった(すべてのクロックゲーティングセルが既に取り出されていた)場合はステップS206へ進む。
(ステップS204)取り出されたクロックゲーティングセルのファンアウト先のフリップフロップ回路がすべて取り出される。
(ステップS205)取り出されたフリップフロップ回路にマークがつけられ、ステップS202に戻る。
(ステップS206)取り出されていないフリップフロップ回路が1つ取り出される。
(ステップS207)取り出せた場合はステップS208へ進む。取り出せなかった(すべてのフリップフロップ回路が既に取り出されていた)場合は終了する。
(ステップS208)取り出されたフリップフロップ回路にマークがついているかが調べられる。マークがついている場合はステップS206へ戻る。マークがついていなかった場合はステップS209へ進む。
(ステップS209)取り出されたマークのついていないフリップフロップ回路に接続されているパスのタイミング余裕度が所定値以上であるかが調べられる。所定値以上の場合はステップS210へ進む。所定値未満の場合はステップS206へ戻る。タイミング余裕度はパスのセットアップタイムとそのパスに指定されているタイミング制約との差である。セットアップタイムは、データを読み取るために、クロック信号に先立って入力データ信号を確定しておかなければならない最小時間をいう。
(ステップS210)取り出されたマークのついていないフリップフロップ回路を低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路に置換し、ステップS206へ戻る。
低消費電力フリップフロップ回路はクロック制御回路を有する分、通常のフリップフロップ回路よりもクロック信号の伝達が遅く、長いセットアップタイムが必要となる。上記の設計方法では、ゲーテッドクロック信号が供給されないフリップフロップ回路それぞれについて接続されるパスのタイミング余裕度が所定値以上であるか、つまり低消費電力フリップフロップ回路に置換してもタイミング制約を満たせるかを調べてから置換するため、置換後にタイミング最適化処理を行う必要がなく、回路の設計にかかる時間を短縮することが出来る。
上記第4の実施形態における半導体集積回路の設計方法により、ゲーティングされたクロック信号が供給される部分は低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路でなく通常のフリップフロップ回路となるため回路面積を低減した半導体集積回路の設計を行うことができる。また設計にかかる時間を短縮することが出来る。
(第5の実施形態)本発明の第5の実施形態による半導体集積回路の設計方法について図8に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)クロックゲーティングセル、通常のフリップフロップ回路を用いて、タイミング制約を満たすように、セル配置をし、半導体集積回路のデザインを行う。
(ステップS302)取り出されていないクロックゲーティングセルが1つ取り出される。
(ステップS303)取り出せた場合はステップS304へ進む。取り出せなかった(すべてのクロックゲーティングセルが既に取り出されていた)場合はステップS306へ進む。
(ステップS304)取り出されたクロックゲーティングセルのファンアウト先のフリップフロップ回路がすべて取り出される。
(ステップS305)取り出されたフリップフロップ回路にマークがつけられ、ステップS302に戻る。
(ステップS306)取り出されていないフリップフロップ回路が1つ取り出される。
(ステップS307)取り出せた場合はステップS308へ進む。取り出せなかった(すべてのフリップフロップ回路が既に取り出されていた)場合はステップS311へ進む。
(ステップS308)取り出されたフリップフロップ回路にマークがついているかが調べられる。マークがついている場合はステップS306へ戻る。マークがついていない場合はステップS309へ進む。
(ステップS309)取り出されたマークのついてないフリップフロップ回路の周りに低消費電力フリップフロップ回路に置換して配置し配線することが可能な面積があるかが調べられる。余裕がある場合はステップS310へ進む。ない場合はステップS306へ戻る。
(ステップS310)取り出されたマークのついていないフリップフロップ回路を低消費電力フリップフロップ回路に置換し、ステップS306へ戻る。
(ステップS311)タイミング最適化処理が行われる。
(ステップS312)タイミング制約を満たさないパスがない(タイミング収束する)場合は終了する。タイミング制約を満たさないパスがある(タイミング収束しない)場合はステップS313へ進む。
(ステップS313)取り出されていない低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路を1つ取り出す。
(ステップS314)取り出せた場合はステップS15へ進む。取り出せなかった(すべての低消費電力フリップフロップ回路が既に取り出されていた)場合は処理を終了する。
(ステップS315)取り出された低消費電力フリップフロップ回路がタイミング制約を満たしているかが調べられる。満たしている場合はステップS313へ戻る。満たしていない場合はステップS316へ進む。
(ステップS316)取り出された低消費電力フリップフロップ回路が通常のフリップフロップ回路に置換され、ステップS313へ戻る。
低消費電力フリップフロップ回路はクロック制御回路を有するため通常のフリップフロップ回路より回路面積が大きくなるが、上記設計方法ではそのことを考慮に入れて(ステップS306〜S310)回路設計している。
上記第5の実施形態における半導体集積回路の設計方法により、ゲーティングされたクロック信号が供給される部分は低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路でなく通常のフリップフロップ回路となるため回路面積を低減した低消費電力の半導体集積回路の設計を行うことができる。
上述した実施の形態はいずれも一例であって制限的なものではないと考えられるべきである。例えば、上記第3の実施形態による半導体集積回路の設計方法において、取り出された通常のフリップフロップ回路がゲーテッドクロック信号で駆動するか(クロックゲーティングセルに接続されているか)が調べられるステップS104と取り出された通常のフリップフロップ回路を低消費電力フリップフロップ回路に置換するステップS105との間に、その通常のフリップフロップ回路の周りに低消費電力フリップフロップ回路に置換して配置することが可能な面積があるかどうかを調べるステップを追加しても良い。
また、上記第4の実施形態による半導体集積回路の設計方法において、取り出されたマークのついていないフリップフロップ回路に接続されているパスのタイミング余裕度が所定値以上であるかが調べられるステップS209と取り出されたマークのついていないフリップフロップ回路を低消費電力フリップフロップ(CCK−FF)回路に置換するステップS210との間に、その取り出されたマークのついていないフリップフロップ回路の周りに低消費電力フリップフロップ回路に置換して配置し配線することが可能な面積があるかどうかを調べるステップを追加しても良い。
本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a〜1d フリップフロップ回路
2a、2b 低消費電力フリップフロップ回路
3a、3b クロックゲーティングセル
21〜23 クロックドインバータ
27 トランスミッションゲート
2a、2b 低消費電力フリップフロップ回路
3a、3b クロックゲーティングセル
21〜23 クロックドインバータ
27 トランスミッションゲート
Claims (5)
- イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、
第1の入力データ信号及び前記ゲーテッドクロック信号が入力され、前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、
第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路と、
を備えることを特徴とする半導体集積回路。 - イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、
前記クロックゲーティングセルを1つずつ取り出し、それぞれのファンアウト先の前記第1のフリップフロップ回路をマーキングするステップと、
前記マーキングされなかった第1のフリップフロップ回路を、第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換するステップと、
前記半導体集積回路にタイミング制約を満たさないパスがあるかを検出するステップと、
前記第2のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれタイミング制約を満たしているかを検出し、満たしていない場合は前記第1のフリップフロップ回路に置換するステップと、
を含むことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。 - イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、
前記第1のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、前記ゲーテッドクロック信号が入力されているかを検出し、前記ゲーテッドクロック信号が入力されていない場合は、第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換するステップと、
前記半導体集積回路にタイミング制約を満たさないパスがあるかを検出するステップと、
前記第2のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれタイミング制約を満たしているかを検出し、満たしていない場合は前記第1のフリップフロップに置換するステップと、
を含むことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。 - イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、
前記クロックゲーティングセルを1つずつ取り出し、それぞれのファンアウト先の前記第1のフリップフロップ回路をマーキングするステップと、
前記マーキングされていない前記第1のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれが接続されるパスのタイミング余裕度を検出し、前記タイミング余裕度が所定値以上である場合は第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換するステップと、
を含むことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。 - イネーブル信号及びクロック信号が入力され、前記イネーブル信号に基づいて出力制御された前記クロック信号であるゲーテッドクロック信号を出力するクロックゲーティングセルと、第1の入力データ信号と前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号とが入力され、前記クロック信号又は前記ゲーテッドクロック信号に同期して前記第1の入力データ信号を保持して、第1の出力データ信号として出力する第1のフリップフロップ回路と、を用いて半導体集積回路のセル配置を行うステップと、
前記クロックゲーティングセルを1つずつ取り出し、それぞれのファンアウト先の前記第1のフリップフロップ回路をマーキングするステップと、
前記マーキングされていない前記第1のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、第2の入力データ信号が入力され、この第2の入力データ信号と第2の出力データ信号の論理値が異なる場合は前記クロック信号に同期して前記第2の入力データ信号を保持して前記第2の出力データ信号として出力し、前記第2の入力データ信号と前記第2の出力データ信号の論理値が同一の場合は前記第2の出力データ信号の出力を維持する第2のフリップフロップ回路に置換して配置することが可能な面積があるかどうかを検出し、前記面積がある場合は置換を行うステップと、
前記半導体集積回路にタイミング制約を満たさないパスがあるかを検出するステップと、
前記第2のフリップフロップ回路を1つずつ取り出し、それぞれタイミング制約を満たしているかを検出し、満たしていない場合は前記第1のフリップフロップ回路に置換するステップと、
を含むことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
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