JP2008019667A - 間仕切りパネルの目地板及び接続構造 - Google Patents
間仕切りパネルの目地板及び接続構造 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】前後一対の下側パネルP1と上側パネルP2との継ぎ目部分に取り付けられる間仕切りパネルの目地板1を、主板11の両側端に上下パネルP1、P2の端部が接合する目地部12を有し、目地部12に隣接してその内方に主板11の上下両面から突出する突片13、14を設け、突片13、14と目地部12との間に上下パネルP1、P2のパネル枠材P1a、P2aの鉤状縁部kが係合する被係合部16を設け、主板11の略中央にボルト挿通孔を設け、これと隣接させて主板11の下面から突出する突片15を設けて形成する。
【選択図】図1
Description
従来、上下に並べたパネルの接続は、例えば図4に示されるように、パネルP1と欄間パネルP2がそれぞれ厚みのある形態のものでは、下側のパネルP1の上面に予め凹所54を形成しておき、下方へ脚片55a、55aを突設させてなる接続部材55を、前記凹所54に脚片55a、55aを嵌合させてパネルP1の上面に取り付け、さらに接続部材55の上面に設けたリブ55b、55bの間に、欄間パネルP2の下端部を嵌め入れて行っていた(例えば特許文献1参照)。
また、例えば図5に示されるように、一対の薄肉パネルを前後に所定間隔を保って並置し、下側パネルP1と上側パネルP2とで間仕切りパネルを構成する形態のものでは、下側パネルP1、P1のパネル枠材P1a、P1aの下面に跨ってパネル寄せ金具56の両端部を係合させるとともに、前後のパネル枠材P1a、P1aに跨って目地板57を載せ、目地板57とパネル寄せ金具56とをボルト58で締め付けて一体的に固定し、両側端の目地部57a、57aに上側パネルP2、P2を載置して上下パネルを接続していた
しかし、パネル寄せ金具56と目地板57とをボルト58で留める作業は、ボルト58をパネル寄せ金具56にねじ込んで締め付ける際に、目地板57でパネル寄せ金具56が隠れてボルト58の螺合深さを確認できないことから、ボルト58を必要以上の深さにねじ込んでしまうことが多かった。そして、ボルト58を締め付け過ぎると、パネル寄せ金具56全体が必要以上に上方へ引き寄せられ、これに伴い前後のパネル枠材P1a、P1aの先端部分が上方へせり上がってパネルP1、P1の上端が前後に開いてしまうことがあった。
ボルト58の締め付け過ぎによってパネル寄せ金具56が変形し、一旦パネルP1、P1の上端が開いてしまうと、ボルト58を緩めただけでは変形したパネル寄せ金具56は元の形状に戻ることが難しく、パネルP1、P1を取り外してパネル寄せ金具56を変形していないものに交換した後、再び取り付け作業を行わなければならず施工が面倒であった。
また、下側パネルのパネル枠材の下面に跨ってパネル寄せ金具の両端を係合させ、これと目地板とをボルトで留める際、パネル寄せ金具に目地板を重ねて上方からボルトをねじ込めば、適度な深さまでボルトが螺合した位置で主板の下面から突出している突片の先端がパネル寄せ金具の上面に当たり、この当たったときの感触でボルトを適切な深さまでねじ込んだことを確認することができる。仮に必要以上にボルトを締め付けたとしても、パネル寄せ金具の上面に突片が当接してパネル寄せ金具の変形が防止されるため、パネル枠材の鉤状縁部が変形することもなく、下側パネルの端部が前後に開くことがない。
なお、本発明の目地板は、上下パネルの端部を目地部に接合させてパネル枠材の鉤状縁部を被係合部に係合させれば、上下パネルを鉛直方向に変移させて鉤状縁部と被係合部との係合を解除しない限り、上下パネルは固定されて移動しないので、目地板をパネル寄せ金具にボルト留めしなくとも、目地板のみで上下パネルを接続することも可能である。
図1は本発明の一実施形態の目地板を用いて上下パネルを接続した状態の間仕切りパネルの要部断面図、図2は図1の目地板の断面とこれに上下パネルを接合した状態を示した図である。
より詳しくは、図2に示されるように、前後の目地部12の内側の角部は、下側パネルP1のパネル枠材P1aの上方へ湾曲した鉤状縁部kと、上側パネルP2のパネル枠材P2aの下方へ湾曲した鉤状縁部kとが係合し得るように、その表面を両縁部の湾曲形状に合致した曲面形状に形成してあり、上下パネルP1、P2の端部を目地部12に接合した状態で、両パネルのパネル枠材P1a、P2aの鉤状縁部kが係合する被係合部16が形成されている。また、主板11の上下面から突出した突片13、14は、目地部12から僅かな間隔だけ離して目地部12の内方に隣接して設けてあり、上下パネルP1、P2の端部を目地部12に接合した状態で、突片13、14が両パネルのパネル裏打材P1b、P2bの内側に近接して配置されるように設けてある。
Claims (2)
- 所定間隔を保って取り付けられる前後一対の下側パネル(P1)と上側パネル(P2)との継ぎ目部分に取り付けられる間仕切りパネルの目地板(1)であって、
主板(11)の両側端に上下パネル(P1、P2)の端部が接合する目地部(12)を有し、目地部(12)に隣接してその内方に主板(11)の上下両面から突出する突片(13、14)が設けられるとともに、突片(13、14)と目地部(12)との間に上下パネル(P1、P2)のパネル枠材(P1a、P2a)の鉤状縁部(k)が係合する被係合部(16)が形成され、主板(11)の略中央に設けられたボルト挿通孔と隣接して主板(11)の下面から突出する突片(15)が設けられた構成を有する間仕切りパネルの目地板。 - 所定間隔を保って取り付けられる前後一対の下側パネル(P1)のパネル枠材(P1a)の下面に跨ってパネル寄せ金具(2)の端部を係合させ、
前後のパネル枠材(P1a)の上面に跨って請求項1に記載の目地板(1)を載せてパネル枠材(P1a)の鉤状縁部(k)を被係合部(16)に係合させるとともに、パネル寄せ金具(2)と目地板(1)とをボルト留めし、前記目地板(1)の目地部(12)上に上側パネル(P2)を載せてそのパネル枠材(P2a)の鉤状縁部(k)を目地板(1)の被係合部(16)に係合させることにより目地板(1)を挟んで上下パネル(P1、P2)を接続する間仕切りパネルの接続構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223171A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社イトーキ | 間仕切パネルにおける撓み防止装置 |
JP2017203285A (ja) * | 2016-05-10 | 2017-11-16 | 株式会社岡村製作所 | 間仕切パネル装置 |
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