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JP2008010300A - 反射体装置 - Google Patents

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JP2008010300A
JP2008010300A JP2006179259A JP2006179259A JP2008010300A JP 2008010300 A JP2008010300 A JP 2008010300A JP 2006179259 A JP2006179259 A JP 2006179259A JP 2006179259 A JP2006179259 A JP 2006179259A JP 2008010300 A JP2008010300 A JP 2008010300A
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Kazuharu Mishimagi
和晴 三島木
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HAYASHI KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

【課題】反射効率及び輝度が高くかつ耐衝撃性に優れた反射体装置を提供する。
【解決手段】反射体装置10は、縦断面において三角波状をなす反射部14を有する1本の透明又は半透明の樹脂製棒状体11と、反射部14に対向して反射部を被覆するように設けられ反射部対向面19が鏡面である硬質のベース12と、棒状体11の一端面又は両端面22,23に対向して配置される1又は2以上のLEDランプ13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、透明又は半透明な材料で作られた棒状体又は板状体の端面にLEDランプを配置し、これらの表面を発光させる反射体装置に関する。
従来、軸方向に光路が確保されている所定長さの透明な棒状体からなり、その端部からLEDランプの光線が入射されるようにした反射体が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この反射体は、棒状体の外周面の一部に、側面形状が略鋸歯形状を呈する斜面からなる複数個のギザギザが、軸方向にわたって、入射される光線を横切る方向に形成されている。この反射体は、少ない数の光源により、長い範囲或いは広範囲にわたって一様に光らせることができる。
特開2004−109391号公報(請求項1、図1、図5)
しかし、上記棒状体の反射体は、複数個のギザギザだけで入射させた光線を反射させているため、反射効率が低く輝度に劣り、また棒状体のみからなるため、耐衝撃性が十分でない問題があった。
本発明の第1の目的は、反射効率及び輝度が高くかつ耐衝撃性に優れた反射体装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、棒状体の軸方向又は板状体の長手方向に沿った面において発光部分と非発光部分を生じさせることにより、文字や、図柄等の表示を行うことができる反射体装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、棒状体の上面又は板状体の上面のみだけでなく、棒状体の側面又は板状体の側面をも輝面とすることができる反射体装置を提供することにある。
本発明の第4の目的は、板状体とすることで、照射範囲の広い反射体装置を提供することにある。
本発明の第5の目的は、板状体を2本以上の棒状体を接合して構成することで、反射体装置の用途に応じて板状体の大きさを調節できる反射体装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、反射体装置10は、縦断面において三角波状をなす反射部14を有する1本の透明又は半透明の樹脂製棒状体11と、反射部14に対向して反射部を被覆するように設けられ反射部対向面19が鏡面である硬質のベース12と、棒状体11の一端面又は両端面22,23に対向して配置される1又は2以上のLEDランプ13とを備える。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図4に示すように、LEDランプ13が棒状体11の一端面22に配置され、この一端面22と反対側の端面23がベース縦断面においてベース底辺の延長線48に対して30度〜60度傾斜した平面である反射体装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明であって、反射部14が棒状体11の軸方向に連続的(図1及び図2)又は断続的(図5及び図6)に形成された反射体装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明であって、棒状体11の横断面が円形、採取されたマッシュルームの断面形状(図1)又はかまぼこの断面形状に形成された反射体装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図7に示すように、ベース12の反射部対向面19が平面状に形成され、ベース12により反射部14を被覆するときに、ベースの反射部対向面19と反射部14との間に空隙46が形成された反射体装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図2に示すように、ベース12の反射部対向面19が反射部14に噛合するようにベース縦断面において三角波状に形成され、ベース12により反射部14を被覆するときに、ベースの反射部対向面19が反射部14に密着するように構成された反射体装置である。
請求項7に係る発明は、図8に示すように、反射体装置50は、縦断面において三角波状をなす反射部54を一方の面に有する1枚の透明又は半透明の樹脂製板状体51と、この板状体51を被覆するように反射部54に対向して設けられ反射部対向面62が鏡面である硬質のベース52と、板状体51の一端面又は両端面66、67に対向して配置される1又は2以上のLEDランプ53とを備える。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明であって、1枚の板状体51は、図2に示される、縦断面において三角波状をなす反射部14を有する2本以上の透明又は半透明の樹脂製棒状体11をそれぞれの反射部14が一平面上になるように平行に並べて接合して形成された反射体装置である。
請求項9に係る発明は、請求項7に係る発明であって、図10に示すように、LEDランプ53が板状体51の一端面66に配置され、一端面66と反対側の端面67がベース縦断面におけるベース底辺の延長線68に対して30度〜60度傾斜した平面である反射体装置である。
請求項10に係る発明は、請求項7に係る発明であって、反射部54は、板状体51の一方向に連続的(図8)又は断続的(図11)に形成された反射体装置である。
請求項11に係る発明は、請求項7に係る発明であって、図9に示すように、板状体51の他方の面である反射部に対向する反射部対向面57がLEDランプ53の光軸方向に直交する断面において円弧を連ねた形状を有する反射体装置である。
請求項12に係る発明は、請求項7に係る発明であって、図8に示すベース52の反射部対向面62が平面状に形成され(図示せず)、ベース52により反射部54を被覆するときに、ベースの反射部対向面62と反射部54との間に空隙(図示せず)が形成された反射体装置である。
請求項13に係る発明は、請求項7に係る発明であって、図8に示すように、ベース52の反射部対向面62が反射部54に噛合するようにベース縦断面において三角波状に形成され、ベース52により反射部54を被覆するときに、ベースの反射部対向面62が反射部54に密着するように構成された反射体装置である。
請求項1に記載された反射体装置では、図1及び図2に示すように、三角波状の反射部14のプリズム効果により、LEDランプ13から棒状体に入射した光線が多角的に反射し、棒状体11から広範囲に光を発する。また反射部対向面19が鏡面であるベース12により、LEDランプ13から棒状体に入射した光線が反射部14に到達したときにベース12の反射部対向面で反射するため、反射効率が高く、これに伴い輝度が高くなる。また反射部14が硬質のベース12で保護されるため、反射体装置の使用時に三角波状の反射部に衝撃を与えても、反射部に欠け等が起こらず、耐衝撃性が高くなるとともに反射部14の汚れによる反射効率の低下を防止する。
請求項2に記載された反射体装置では、図4に示すように、一端面22から入射した光線が棒状体11の軸方向に沿って反対側の端面23に到達する。この端面23で反射した光線が反射部14と対向する上面15を透過する。これにより、端面23から外部へ出る光量が減少するので、反射部14に対向する輝面である上面15における輝度を高くすることができる。
請求項3に記載された反射体装置では、図1及び図2に示すように、連続的に反射部14が形成される場合、反射部14に対向する上面15から棒状体11の軸方向に沿って連続的に光線が外部に出る。光線は、LEDランプ13から遠のく程、その光量が減少するので、所望の輝度を維持するためには、長さが小さい棒状体11を用いる反射体装置に好適である。図5及び図6に示すように、断続的に反射部14が形成される場合、反射部14に対向する上面15から棒状体11の軸方向に沿って、断続的に光線が棒状体11の外部に出る。平面部49では光線が外部に出にくいので、反射部14が連続的なものと比べて光量の減少度合いが低く、反射部14を連続的に形成した棒状体11を用いる反射体装置よりも棒状体11の長さを大きくしても、所望の輝度を維持することができる。
請求項4に記載された反射体装置では、図2及び図3に示すように、LEDランプ13で発生した光線は、一端面22又は両端面22,23から棒状体11内部に入射し、反射部14から上面15に到達する。上面15は平面的ではなく曲面的であるため、透過屈折により上面15から外部へ出る光線を除いて、全反射した光線が棒状体11内部で拡散し、反射部14のみだけでなく側面16にも光線が向かう。これにより、棒状体11の側面16をも輝面とすることができる。
請求項5に記載された反射体装置では、図7に示すように、光線は反射部14を形成する小斜面を透過屈折し空隙46に入る。光線はベースの反射部対向面19に到達した後、所定の反射角で全反射し、別の小斜面から再び棒状体11内部へ戻る。このため、ベースの反射部対向面19において反射が起こり、反射部14を形成する小斜面同士が接する区切り線14aが見にくくなる。この結果、棒状体11全長に亘って輝面である上面15における輝度を均一にすることができる。
請求項6に記載された反射体装置では、図2に示すように、端面22から棒状体11内部に入射した光線が反射部14を形成する小斜面に到達する。小斜面の下にはベースの反射部対向面19が密着しているため、到達した光線はすべて全反射して反射部14に対向する上面15へ向かう。このため、対向し合う小斜面間で透過屈折が起こらず、反射部14を構成する1つ1つの小斜面を見ることができ、輝面である上面15における輝度を高くすることができる。
請求項7に記載された反射体装置では、図8に示すように、LEDランプ53の入射対象物を板状体51とすることで、棒状体11とするよりも、より広い照射範囲が得られる。また、請求項1に記載された反射体装置と同様に、反射部対向面62が鏡面であるベース52により、LEDランプ53から板状体に入射した光線が反射部54に到達したときにベース52の反射部対向面で反射するため、反射効率が高く、これに伴い輝度も高くなる。また反射部54が硬質のベース52で保護されるため、反射体装置の使用時に三角波状の反射部に衝撃を与えても、反射部に欠け等が起こらず、耐衝撃性が高くなる。
請求項8に記載された反射体装置では、図8に示すように、板状体51を構成する棒状体11の個数を増減することで、反射体装置の用途に応じて板状体の大きさを調節できる。また、反射部54を覆うベース52を備えたことにより、2本以上の棒状体11の集合体である板状体51の形態を保持しやすい。この結果、大きさの調節が容易で形態保持に優れた反射体装置を得ることができる。
請求項9に記載された反射体装置では、図10に示すように、請求項2に記載された反射体装置と同様に、反射部54に対向する輝面である上面55における輝度を高くすることができる。
請求項10に記載された反射体装置では、請求項3に記載された反射体装置と同様に、連続的に反射部54が形成される場合(図8)、長さが小さい板状体51を用いる反射体装置に好適であり、断続的に反射部54が形成される場合(図11)、反射部54を連続的に形成した板状体51を用いる反射体装置よりも板状体51の長さを大きくしても、所望の輝度を維持することができる。更に、棒状体11の集合体である板状体51、又は一体成形である板状体51においては、反射部54を任意に形成することによって、その形成された反射部54と平面部61の分布により、輝面において文字や図柄を表示することができる。この結果、照明機能の他に表示機能をも備えることができる。
請求項11に記載された反射体装置では、図8及び図9に示すように、LEDランプ53で発生した光線は、一端面又は両端面66,67から板状体51内部に入射し、反射部54から上面55に到達する。上面55は平面的ではなく曲面的であるため、透過屈折により上面55から外部へ出る光線を除いて、全反射した光線が板状体51内部で拡散し、反射部54のみだけでなく側面56或いは板状体の側面60にも光線が向かう。これにより、板状体51の側面56或いは側面60をも輝面とすることができる。
請求項12に記載された反射体装置では、請求項5に記載された反射体装置と同様に、反射部を形成する小斜面同士が接する区切り線(図示せず)が見にくくなるため、板状体全長に亘って反射部に対向する輝面である上面及び側面からなる連続面における輝度を均一にすることができる。
請求項13に記載された反射体装置では、図8に示すように、請求項6に記載された反射体装置と同様に、反射部54を構成する1つ1つの小斜面を見ることができ、輝面である上面55における輝度を高くすることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、第1の実施の形態の反射体装置10は、1本の棒状体11と1枚のベース12と2個のLEDランプ13とを備える。
棒状体11は、透明又は半透明の樹脂からなる。樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。棒状体11の両端面22、23は、その軸線に対して鉛直面をなす。図2に示すように、棒状体11は縦断面において三角波状の反射部14を有する。図1及び図2に示すように、反射部14は棒状体底部に一平面に沿って連続して形成される。図2では1個のLEDランプのみ示す。棒状体11の軸方向における反射部14の縦断面では、隣合う小斜面17、18が、二等辺三角形の隣合う斜辺のように、約90度の内角を形成しながら連続する。小斜面17、18によりプリズムが形成される。
図3に示すように、棒状体11の横断面は採取されたマッシュルームを縦割りにしたときの断面形状をなす。即ち、棒状体11の横断面において、上述した棒状体底部の平面的な反射部14と、棒状体頂部の円弧状の上面15と、この上面15と反射部14に挟まれた棒状体側部の互いに対向する円弧状の2つの側面16とを有する。
ベース12は硬質の樹脂又は金属からなる。樹脂としてはABS(acrylonitorile butadiene styrene)樹脂が、金属としては陽極酸化皮膜付きアルミニウム、ステンレススチールが例示される。ベース12は、この実施の形態では、横断面が椀形をなし、反射部14と2つの側面16に対向してこの反射部と側面の下半分とを被覆するように設けられる。なお、ベースの横断面を反射部と側面の下半分を包み込む椀形に形成する代わりに、単なる板状でもよい。この反射部対向面19及び側面対向面19aは鏡面になっている。ベース本体が樹脂の場合、鏡面は、クロムめっき、錫・ニッケルめっき等のめっき膜で被覆するか、ベース本体に塗装して反射性の高い塗膜で被覆することにより作られる。ベース本体がステンレススチール等の反射性を有する金属の場合、特に表面処理は不要である。ベース12の反射部対向面19は、反射部と噛合するように、その縦断面において三角波状に形成される。即ち、反射部対向面19には、反射部14の小斜面17、18と噛合する、反射部と同一ピッチの、反射部と同形同大の小斜面20、21が形成される。
図1及び図2に示すように、ベース12と組合わされた棒状体11の端面22、23には、ランプ光軸を棒状体の中心軸に合せて、一対のLEDランプ13が配置される。LEDランプ13としては、集光型のLEDが好ましい。LEDランプ13のソケット13aの横断面は、棒状体11の端面と同様の採取されたマッシュルームの断面形状をなし、棒状体11の端面22、23の周縁よりも一回り大きい。一対のソケット13aは棒状体11の両端部に嵌着される。
このように構成された反射体装置10の作用を説明する。なお、この実施の形態において、図1、図2及び図3では、光線を1本の細線により描いているが、実際には、LED13からの光線は無数本出ており、全反射や透過屈折により各々1本の光線がそれぞれ無数本に分散している。
図2に示すように、反射体装置10では、LEDランプ13からの光線25が端面22から棒状体11内部に入射し、入射した光線25の一部26が、それぞれの入射角で、反射部14に対向する上面15に到達する。この上面15に到達した光線26のうち、入射角が臨界角に満たない光線27は透過屈折により上面15から棒状体11の外部へ出る。入射角が臨界角を満たした光線28は入射角と同じ角度で拡散しながら全反射し、反射部14を構成する小斜面17又はベースの小斜面20に向かって棒状体11内部を進む。
続いて、小斜面17に到達した光線28は、ベースの小斜面入射角と同じ角度で光線28の全量が小斜面17、20で全反射する。これは反射部14がベース12により覆われているためである。全反射した光線29は上面15に到達し、再び、入射角の大きさにより、透過屈折により上面15から棒状体11の外部へ出る光線30と、全反射する光線31に分かれる。この光線31は小斜面18又はベースの小斜面21に向かって棒状体11内部を進み、続いて小斜面18、21で全反射する。即ち、三角波状の反射部14のプリズム効果により、LEDランプ13から棒状体に入射した光線が多角的に反射し、棒状体11から広範囲に光を発する。
一方、図3に示すように、棒状体11の上面15が円弧状をなすために、光線28が光線28a、28b、28c等に拡散する。拡散した光線28b、28cの中には、棒状体の円弧状の側面16に到達し、再び、入射角θの大きさにより、透過屈折により側面16から棒状体11の外部へ出る光線と全反射して棒状体11内部を小斜面や、上面15又は側面16へ向かって移動する光線等に分かれる。
上記作用が、光線25が端面22に対向する端面23に到達するまで繰返される。なお、図1に示される端面23に対し垂直に設置されたLEDからの光線32も、端面23から棒状体11内部へ入射し、同様の作用を繰返して端面22に向かう。
なお、上記第1の実施の形態では、棒状体の横断面が採取されたマッシュルームの断面形状である例を示したが、円形又はかまぼこの断面形状でもよい。また、棒状体11の両端面22、23は、その軸線に対して鉛直面である例を示したが、図4に示すように、LEDランプ13を棒状体11の一端面22に配置する場合には、一端面22と反対側の端面23がベース縦断面においてベース底辺の延長線48に対して角度θ傾斜した平面であってもよい。角度θは30度〜60度が好ましく、40度〜50度が更に好ましく、45度が最も好ましい。このような反射体装置では、一端面22から入射した光線が棒状体11の軸方向に沿って反対側の端面23に到達した後、この端面23で反射した光線が反射部14と対向する上面15を透過する。これにより、端面23から外部へ出る光量が減少するので、LEDランプ13が棒状体11の一端面にだけ設けられた場合にも、反射部14に対向する輝面である上面15における輝度を高くすることができる。
また、上記第1の実施の形態では、棒状体の軸方向に反射部14の三角波状が、連続的にが形成された例を示したが、図5及び図6に示すように、断続的に形成されたものでもよい。三角波状の反射部が形成されない部分49は非発光部分となる。図6に示すように、断続的に反射部14が形成される反射体装置では、反射部14に対向する上面15から棒状体11の軸方向に沿って、断続的に光線が棒状体11の外部に出る。部分49では光線が外部に出にくいので、反射部14が連続的なものと比べて光量の減少度合いが低く、反射部14を連続的に形成した棒状体11を用いる反射体装置よりも棒状体11の長さを長くしても、所望の輝度を維持することができる。非発光部分49に文字や、図柄等を印刷しておけば、LEDランプ13の光線で棒状体の外部からこれらを明示することができる。
更に、上記第1の実施の形態では、反射部14とベース12とがそれぞれ縦断面において三角波状に形成され、互いに密着する例を示したが、図7に示すように、反射部14に対向するベース12の反射部対向面19を平面状に形成して、ベース12により反射部14を被覆したときに、ベースの反射部対向面19と反射部14との間に空隙46を形成してもよい。このような反射体装置では、光線は反射部14を形成する小斜面を透過屈折し空隙46に入る。光線はベースの反射部対向面19に到達した後、所定の反射角で全反射し、別の小斜面から再び棒状体11内部へ戻る。このため、ベースの反射部対向面19において反射が起こり、反射部14を形成する小斜面同士が接する区切り線14aが見にくくなる。この結果、棒状体11全長に亘って輝面である上面15における輝度を均一にすることができる。
<第2の実施の形態>
図8に示すように、第2の実施の形態の反射体装置50は、1枚の板状体51と1枚のベース52と8個のLEDランプ53とを備える。
板状体51は、第1の実施の形態の棒状体と同じ樹脂からなる。板状体51の両端面66は、その長手方向に対して鉛直面をなす。この板状体51は、その縦断面において三角波状をなす反射部54を一方の面に有し、この反射部54は連続して形成される。この板状体51の長手方向における反射部54の縦断面は、図2に示されるものと同一である。この1枚の板状体51は、縦断面において図2及び図3に示した透明又は半透明の樹脂製棒状体11を4本用意し、これらをそれぞれの反射部14(図2及び図3)が一平面上になるように平行に並べて接合して形成される。なお、1枚の板状体は一体的に樹脂成形してもよい。
図9に示すように、板状体51の他方の面である反射部に対向する反射部対向面57はLEDランプ53の光軸方向に直交する断面(板状体51の横断面)において円弧を連ねた略イギリスパンの外観形状をなす。即ち、板状体51は、その横断面において、平面的な反射部54と反射部対向面57から構成され、この反射部対向面57を構成する各円弧は、棒状体頂部の円弧状の上面55と、この上面に続く互いに対向する円弧状の2つの側面56とを有する。
ベース52は第1の実施の形態で示したベース12と同質の材料からなる。図9に示すように、ベース52は、この実施の形態では、横断面において、底部52aとその両端部にフランジ52bとを有し、底部52aの上面は反射部対向面62となる。この反射部対向面62は、縦断面において、連続した三角波状をなし、板状体51の三角波状の反射部54と噛合するようになっている。またベース52は外観が略イギリスパン形状をなす板状体51の底面及び両側面下部を被覆するように設けられる。なお、ベースは、フランジがないものでもよい。
図8に示すように、ベース52と組合わされた板状体51の端面66、67には、それぞれのランプ光軸を棒状体11の中心軸に合せて、LEDランプ53が配置される。LEDランプ53としては、集光型のLEDが好ましい。LEDランプ53のソケット53aの横断面は、板状体51の端面と同様の形状をなし、板状体51の端面66、67の周縁よりも一回り大きい。一対のソケット53aは板状体51の端部に嵌着される。
このように構成された反射体装置50では、LEDランプ53で発生した光線は、一端面又は両端面66,67から板状体51内部に入射し、反射部54から上面55に到達する。上面55は平面的ではなく曲面的であるため、透過屈折により上面55から外部へ出る光線を除いて、全反射した光線が板状体51内部で拡散し、反射部54のみだけでなく側面56或いは板状体の側面60にも光線が向かう。これにより、板状体51の側面56或いは側面60をも輝面とすることができる。
なお、上記第2の実施の形態では、板状体51の両端面66、67は、その長手方向に対して鉛直面である例を示したが、図10に示すように、LEDランプ53を板状体51の一端面22に配置する場合には、一端面66と反対側の端面67がベース縦断面においてベース底辺の延長線68に対して角度θ傾斜した平面であってもよい。角度θは30度〜60度が好ましく、40度〜50度が更に好ましく、45度が最も好ましい。このような反射体装置では、一端面66から入射した光線が板状体51の軸方向に沿って反対側の端面67に到達した後、この端面67で反射した光線が反射部54と対向する上面55を透過する。これにより、端面67から外部へ出る光量が減少するので、LEDランプ53が板状体51の一端面にだけ設けられた場合にも、反射部54に対向する輝面である上面55における輝度を高くすることができる。
また、上記第2の実施の形態では、板状体の長手方向に反射部54の三角波状が、連続的にが形成された例を示したが、図11に示すように、断続的に形成されたものでもよい。三角波状の反射部が形成されない部分61は非発光部分となる。
更に、上記第2の実施の形態では、板状体の両端面にそれぞれ4個ずつのLEDランプを配置する例を示したが、LEDランプの個数は、板状体を構成する曲面の個数に合わせて増減させてもよく、或いは曲面の個数に合わせなくてもよい。
本発明の第1実施形態の反射体装置の組立斜視図である。 図1のA−A線縦断面図である。 図1のB−B線横断面図である。 棒状体の一端面がベース底辺の延長線に対して傾斜した平面である反射体装置の図2に対応する縦断面図である。 棒状体の反射部が断続的に形成された反射体装置の組立斜視図である。 図5のC−C線縦断面図である。 反射部とベースの間に空隙が形成された図6に対応する縦断面図である。 本発明の第2実施形態の反射体装置の組立斜視図である。 図8のD−D線横断面図である。 板状体の一端面がベース底辺の延長線に対して傾斜した平面である反射体装置の組立斜視図である。 板状体の反射部が断続的に形成された反射体装置の組立斜視図である。
符号の説明
10,50 反射体装置
11 棒状体
12,52 ベース
13,53 LEDランプ
14,54 反射部
19,62 反射部対向面
22,23,66,67 端面
46 空隙
48,68 延長線
51 板状体

Claims (13)

  1. 縦断面において三角波状をなす反射部(14)を有する1本の透明又は半透明の樹脂製棒状体(11)と、
    前記反射部(14)に対向して前記反射部を被覆するように設けられ反射部対向面(19)が鏡面である硬質のベース(12)と、
    前記棒状体(11)の一端面又は両端面(22,23)に対向して配置される1又は2以上のLEDランプ(13)と
    を備えた反射体装置。
  2. LEDランプ(13)が棒状体(11)の一端面(22)に配置され、前記一端面(22)と反対側の端面(23)がベース縦断面においてベース底辺の延長線(48)に対して30度〜60度傾斜した平面である請求項1記載の反射体装置。
  3. 反射部(14)が棒状体(11)の軸方向に連続的又は断続的に形成された請求項1記載の反射体装置。
  4. 棒状体(11)の横断面が円形、採取されたマッシュルームの断面形状又はかまぼこの断面形状に形成された請求項1記載の反射体装置。
  5. ベース(12)の反射部対向面(19)が平面状に形成され、
    前記ベース(12)により前記反射部(14)を被覆するときに、前記ベースの反射部対向面(19)と前記反射部(14)との間に空隙(46)が形成された請求項1記載の反射体装置。
  6. ベース(12)の反射部対向面(19)が反射部(14)に噛合するようにベース縦断面において三角波状に形成され、
    前記ベース(12)により前記反射部(14)を被覆するときに、前記ベースの反射部対向面(19)が前記反射部(14)に密着するように構成された請求項1記載の反射体装置。
  7. 縦断面において三角波状をなす反射部(54)を一方の面に有する1枚の透明又は半透明の樹脂製板状体(51)と、
    前記板状体(51)を被覆するように前記反射部(54)に対向して設けられ反射部対向面(62)が鏡面である硬質のベース(52)と、
    前記板状体(51)の一端面又は両端面(66,67)に対向して配置される1又は2以上のLEDランプ(53)と
    を備えた反射体装置。
  8. 1枚の板状体(51)は、縦断面において三角波状をなす反射部(14)を有する2本以上の透明又は半透明の樹脂製棒状体(11)をそれぞれの反射部(14)が一平面上になるように平行に並べて接合して形成された請求項7記載の反射体装置。
  9. LEDランプ(53)が板状体(51)の一端面(66)に配置され、前記一端面(66)と反対側の端面(67)がベース縦断面におけるベース底辺の延長線(68)に対して30度〜60度傾斜した平面である請求項7記載の反射体装置。
  10. 反射部(54)は、板状体(51)の一方向に連続的又は断続的に形成された請求項7記載の反射体装置。
  11. 板状体(51)の他方の面である反射部に対向する反射部対向面(57)がLEDランプ(53)の光軸方向に直交する断面において円弧を連ねた形状を有する請求項7記載の反射体装置。
  12. ベース(52)の反射部対向面(62)が平面状に形成され、
    前記ベース(52)により前記反射部(54)を被覆するときに、前記ベースの反射部対向面(62)と前記反射部(54)との間に空隙が形成された請求項7記載の反射体装置。
  13. ベース(52)の反射部対向面(62)が前記反射部(54)に噛合するようにベース縦断面において三角波状に形成され、
    前記ベース(52)により前記反射部(54)を被覆するときに、前記ベースの反射部対向面(62)が前記反射部(54)に密着するように構成された請求項7記載の反射体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238492A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Panasonic Corp 照明装置
JP2010245010A (ja) * 2009-04-10 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp バックライトおよびそれを備えた表示装置
JP2011003281A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具
US8830542B2 (en) 2012-11-21 2014-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Illumination apparatus and image reading apparatus

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