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JP2008072364A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2008072364A JP2006248411A JP2006248411A JP2008072364A JP 2008072364 A JP2008072364 A JP 2008072364A JP 2006248411 A JP2006248411 A JP 2006248411A JP 2006248411 A JP2006248411 A JP 2006248411A JP 2008072364 A JP2008072364 A JP 2008072364A
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Takashi Ozawa
孝 小沢
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Abstract

【課題】投写された映像が不鮮明であっても、映像の輪郭部分が把握しやすく、台形歪の補正状況が把握しやすいプロジェクタを得る。
【解決手段】入力された映像信号と、当該映像信号による映像の輪郭に相当する位置に対応して生成した枠映像信号とを合成して合成映像信号を生成する映像信号処理部32と、前記合成映像信号を補正して台形歪みを是正する台形歪補正部34と、台形歪補正部34で補正された前記合成映像信号に対応する映像を生成して投写する映像投写部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタに関し、特に、映像の歪みを補正するプロジェクタに関する。
従来のプロジェクタとしては、例えば、「スクリーン面とプロジェクタの投影光軸との傾斜角度を定量的に検知できる光学装置において、傾斜角度表示手段を有し、キーストン歪を補正する際等、必要に応じて、前記傾斜角度をユーザに提示する」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−292675号公報(要約)
しかしながら、従来のプロジェクタは、映像をスクリーンに投写する際に、スクリーンと投写面との傾きにより生じる台形状の歪み(以下、台形歪という)を、キー操作により補正操作を行うとき、周囲が暗い映像やビデオ映像など不鮮明な映像の場合、映像の輪郭部分が把握しにくく、台形歪の補正状況が把握しにくい、という問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、投写された映像が不鮮明であっても、映像の輪郭部分が把握しやすく、台形歪の補正状況が把握しやすいプロジェクタを得ることを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、入力された映像信号と、該映像信号による映像の輪郭に相当する位置に対応して生成した枠映像信号とを合成して合成映像信号を生成する映像信号処理部と、前記合成映像信号を補正して台形歪みを是正する台形歪補正部と、前記台形歪補正部で補正された前記合成映像信号に対応する映像を生成して投写する映像投写部とを備えたものである。
本発明においては、入力された映像信号による映像の輪郭に相当する位置に対応する枠映像信号を生成し、入力された映像信号と合成した合成映像信号による映像を投写しており、このため、投写された映像が不鮮明な場合であっても、映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
本発明に係るプロジェクタは、前記映像信号処理部に入力された映像信号の色相、彩度又は明度の少なくとも一つに応じて、前記枠映像信号の色相を選択する制御部を備え、前記映像信号処理部は、前記制御部により選択された色相の前記枠映像信号を生成する。
本発明においては、入力された映像信号の色相、彩度又は明度の少なくとも一つに応じて、枠映像信号の色相を選択しており、このため、投写する映像の色相、彩度又は明度に応じた色相の枠映像とすることができ、投写された映像が不鮮明な場合であっても、映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
本発明に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記映像信号による映像の輪郭部の色相に対する補色を、前記枠映像信号の色相として選択する。
本発明においては、映像の輪郭部の色相に対する補色を、枠映像の色相としており、このため、映像信号による映像と枠映像とがコントラストの強い組み合わせの色として知覚され、投写された映像が不鮮明な場合であっても、より映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
本発明に係るプロジェクタにおいて、前記映像信号処理部は、入力された前記映像信号のコントラストを下げて、該映像信号と前記枠映像信号とを合成した合成映像信号を生成する。
本発明においては、入力された映像信号のコントラストを下げており、このため、枠映像が映像信号による映像より強調され、映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
本発明に係るプロジェクタにおいて、前記映像信号処理部は、入力された前記映像信号による映像のうち、その周辺部に相当する映像信号のコントラストを下げ、該コントラストが下げられた映像信号と前記枠映像信号とを合成した合成映像信号を生成し、前記周辺部の幅を前記枠映像信号による枠映像の幅よりも幅広になるように前記映像信号のコントラストを下げる。
本発明においては、映像信号による映像の周辺部を、枠映像の幅よりも幅広になるようにコントラストを下げており、このため、枠映像が映像信号による映像より強調され、映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなると共に、映像信号による映像の周辺部以外のコントラストは下げずに投写することができる。
本発明に係るプログラムは、上記の映像信号処理部をコンピュータにより実現するものである。
本発明に係るプログラムは、上記の制御部をコンピュータにより実現するものである。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るプロジェクタの構成を示すブロック図、図2は実施の形態1に係る操作パネルの構成を示す図である。図に示すように、プロジェクタ1は、光源11と、液晶ライトバルブ12R,12G,12B(以下、区別しない場合は単に「液晶ライトバルブ12」という)と、投写光学系13と、液晶ライトバルブ駆動部14と、制御部20と、映像信号処理部32と、フレームメモリ33と、台形歪補正部34と、フォーカス制御部41と、ズーム制御部42と、操作信号処理部43と、操作パネル44と、記憶部45とを備えている。また、映像信号処理部32には、OSD(オンスクリーンディスプレイ)処理部320を有し、制御部20には、演算部21を有している。さらに、操作パネル44には、台形補正キー441−1,441−2を有している。
制御部20には、映像信号処理部32、台形歪補正部34、フォーカス制御部41、ズーム制御部42、操作信号処理部43及び記憶部45と接続され、この制御部20は、マイクロプロセッサ等により構成し、記憶部45に記憶された制御プログラム等を実行して、プロジェクタ1の動作を統括制御し、制御部20に接続された各部から入力される各種データを演算部21により演算するとともに、演算結果を前記各部に出力する。
映像入力部31は、外部の映像供給装置PCからの映像信号を取り込んで、それが例えばアナログ映像信号の場合にはデジタルの映像信号に変換する等の処理をし、映像信号処理部32に出力する。
映像信号処理部32には、フレームメモリ33が接続されており、この映像信号処理部32は、マイクロプロセッサ等により構成し当該映像信号処理部32に格納したプログラムを実行することにより、映像入力部31からの映像信号を1フレーム(1画面)毎にフレームメモリ33に記憶させると共に、フレームメモリ33に記憶された映像(以下、フレーム映像ともいう)を読み出す機能を有し、映像信号の解像度を液晶ライトバルブ12の解像度に合わせる解像度変換等の各種映像処理を施してデジタルの映像データを生成する。尚、供給される映像信号としては、例えば、パーソナルコンピュータから出力されたコンピュータ映像を表すRGB信号や、ビデオレコーダやテレビジョン受信機から出力された動画を表すコンポジット映像信号などの映像信号が供給される。
また、映像信号処理部32のOSD処理部320は、制御部20からの命令に従って、プロジェクタ1の各種状態を表す文字や記号、画質調整等を行う際のメニュー映像等のOSD映像信号、又は、入力された映像信号の輪郭に相当する位置に対応する枠映像Fを生成する枠映像信号と入力された映像信号とを合成して、合成映像信号として映像データを生成し、台形歪補正部34に供給する。尚、OSD映像又は枠映像Fを表示しない場合には、上記合成処理を行わず、フレームメモリ33から読み出したフレーム映像が、そのまま映像データとして台形歪補正部34に供給される。
台形歪補正部34は、スクリーンSCに対してプロジェクタ1を傾けた状態で投写(あおり投写)した場合に生じる台形歪を是正するために、入力された映像データの補正を行い、補正した映像データを液晶ライトバルブ駆動部14に出力する。台形歪補正部34の処理については、さらに後述する。尚、台形歪が生じていない場合には、前記補正を行わず、映像信号処理部32から出力された映像データがそのまま液晶ライトバルブ駆動部14に供給される。
液晶ライトバルブ駆動部14は、入力された映像データに応じて、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動する。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に形成されており、液晶ライトバルブ駆動部14により各画素の透過率が調整されることにより、光源11から射出された光を変調する。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bから射出される映像光は、クロスダイクロイックプリズム(図示せず)により合成され投写光学系13によってスクリーンSC上に拡大投写される。また、投写光学系13には、投写光の焦点を変更可能なフォーカス機構と、投写光の拡大率を変更可能なズーム機構とが備えられている。
フォーカス制御部41は、制御部20からの指示に従って、投写光学系13のフォーカス機構を構成するフォーカスレンズを光軸方向に移動させることにより、フォーカス状態を調整することが可能になっている。また、フォーカス制御部41は、フォーカスの調整量、即ちフォーカスレンズの移動量(フォーカス量)を検知することも可能になっており、検知したフォーカス量を制御部20に出力することができる。
ズーム制御部42は、制御部20からの指示に従って、投写光学系13のズーム機構を構成するズームレンズを光軸方向に移動させて焦点距離を変更することにより、スクリーンSCに表示される映像の拡大率を変更することが可能になっている。また、ズーム制御部42は、焦点距離、即ちズームレンズの移動量(ズーム量)を検知するズーム量検知部としても機能し、検知したズーム量を制御部20に出力することができる。
操作パネル44は、図2に示すように、台形歪の補正方向に応じた操作を行う台形補正キー441−1,441−2(以下、区別しない場合は単に「台形補正キー441」という)及びプロジェクタ1の状態変更等を行うための各種スイッチ類を有し、ユーザによるキー操作に応じた操作信号を操作信号処理部43に出力する。また、リモートコントローラ(以下、単に「リモコン」と呼ぶ)RCは、プロジェクタ1の状態変更等を行うための各種スイッチ類を有し、ユーザによるキー操作に応じた操作信号を操作信号処理部43に出力する。操作信号処理部43は、操作パネル44又はリモコンRCから入力された操作信号を受信し、これを制御部20に出力する。
記憶部45は、制御部20が実行する制御プログラム、OSD映像及び枠映像Fを生成するためのOSD映像データ及び枠映像データを記憶するとともに、プロジェクタ1の各種設定値等を記憶する。
尚、光源11、液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系13、液晶ライトバルブ駆動部14は、本発明における映像投写部に相当する。
このような構成により、本実施の形態1のプロジェクタ1は、映像供給装置PCから入力された映像信号に対応する映像が、スクリーンSCに投写される。
ところで、スクリーンSCの投写面上に映像を表示する際に、プロジェクタ1から射出される投写光の中心軸とスクリーンSCの投写面の法線とが一致していない場合には、投写面上に表示される映像は略台形状に歪む。換言すれば、プロジェクタ1が映像をあおり投写する場合には、投写映像は、略台形状に歪む。これは、プロジェクタ1から射出される光がスクリーンSCに達するまでの距離が、投写映像内の各点で異なることに起因する。
このような映像歪み(台形歪み)は、液晶ライトバルブ12に供給される映像データを調整することによって補正する。これにより、スクリーンSC上に投写される映像を歪みのない映像として表示することができる。このような台形歪補正について次に説明する。
図3はプロジェクタの台形歪補正を説明する説明図である。図では、上方に向けてあおり投写を行った場合に、スクリーンSCに表示される投写映像が上方ほど拡大されて台形状に歪んでいる状態を示している。図3(a)は、補正前の状態であり、図3(b)は、補正後の状態を説明する図である。また、図3(a−1),(b−1)は、液晶ライトバルブ12に入力される映像データ(フレーム映像)を示す図であり、図3(a−2),(b−2)は、スクリーンSCに投写される投写映像を示す図である。
図3(a−1)に示すように、台形歪補正部34が映像データを調整しない場合には、映像12aが液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに形成される。このとき、スクリーンSC上には、図3(a−2)に示すように、上側に膨らんだ略台形形状の映像G1が表示される。
そこで、操作パネル44の台形補正キー441−1又は441−2をユーザが手動操作し、キー操作に応じた操作信号が入力された台形歪補正部34は、図3(b−1)に示すように、映像データを調整して、映像信号に基づいた映像(実映像G2)を形成するための映像形成領域12bを、液晶ライトバルブ12の画素領域12a内に定める。即ち、台形歪が相殺されて実映像G2が正規の形状でスクリーンSCに表示されるように、映像形成領域12bを投写映像G1と反対向きの台形形状とするとともに、映像形成領域12bの外側の領域12cに含まれる各画素の透過率が最小となるように映像データを補正することにより、図3(b−2)に示すように、実映像G2が正規の形状でスクリーンSCに表示される。
このように、ユーザの手動操作による操作信号に基づき台形歪補正部34が映像データを調整することにより、スクリーンSC上に表示される映像の歪みが補正される。
しかしながら、映像供給装置PCから入力された映像信号が、周囲が暗い映像やビデオ映像などの不鮮明な映像の映像信号の場合、スクリーンSC上に投写される映像(G1,G2)の輪郭が把握しにくく、台形歪補正の補正状況が把握しにくい。従って、本実施の形態では、映像信号による映像の輪郭部分に相当する位置に枠映像Fを生成して、スクリーンSC上に表示させることにより、台形歪補正の際に映像の輪郭を明確にする。このような動作の詳細を図4及び図5に基づき次に説明する。
図4は実施の形態1に係る映像の輪郭部分に表示される枠映像を示す図である。図4(a)は、スクリーンSC上に投写された台形歪み補正前の投写映像を示す図であり、図4(b)は、スクリーンSC上に投写された枠映像Fが合成された投写映像を示す図であり、図4(c)は、スクリーンSC上に投写された台形歪み補正を行った直後の投写映像を示す図であり、図4(d)は、スクリーンSC上に投写された台形歪み補正を行い所定の時間経過後の投写映像を示す図である。
図5は実施の形態1に係る台形歪補正の動作を示すフローチャートである。まず、ユーザにより操作パネル44の台形補正キー441が押下されると、操作信号処理部43は、キー入力に応じた操作信号を受信し、この操作信号を制御部20へ入力する。制御部20は、入力された操作信号により、台形補正キー441の操作を検出し(S1)、投写映像の輪郭部分に枠映像Fが表示中か否かを判断する(S2)。枠映像Fが表示中でないとき、制御部20は、記憶部45から枠映像データを読み込んで映像信号処理部32に供給すると共に枠映像Fの生成を指示し、映像信号処理部32は、OSD処理部320により、映像入力部31から入力された映像信号に基づく映像の輪郭部分に相当する位置に対応して枠映像信号を生成し、この枠映像信号と映像信号とを合成した映像データを出力する(S3)。この合成された映像データは、台形歪補正部34経由して、液晶ライトバルブ駆動部14により駆動される液晶ライトバルブ12により、投写光学系13を介してスクリーンSCに投写され、図4(a)に示す投写映像(G1)の輪郭部分に、図4(b)に示すように、枠映像Fが表示される。
ここで、枠映像Fは、例えば映像信号による映像の輪郭に沿った点線表示とし、表示色は予め定めた所定の色相を用いる。また、映像信号処理部32は、枠映像Fを所定の時間間隔で、表示させることにより、枠映像Fを点滅表示させても良い。
次に、制御部20は、台形歪補正部34に対して、台形歪補正を1ステップ実行させる(S4)。ここで、台形歪補正の1ステップは、台形補正キー441−1又は441−2のキー入力に応じた補正方向に対して、所定量の台形歪補正を行う。制御部20は、台形歪補正を1ステップ実行後、タイマーをスタートさせ(S5)、リピート開始までの所定の時間(T1)が経過するまでの間に、台形補正キー441が離されたか否かを判断する(S6)。台形補正キー441が離されていないとき、即ち、リピート開始までの時間(T1)の間、継続して台形補正キー441が押されていたとき(S7)、制御部20は、台形歪補正部34に対して、台形歪補正を1ステップ実行させ(S8)、タイマーをスタートさせ(S9)、所定のリピート間隔時間(T2)が経過するまでの間に、台形補正キー441が離されたか否かを判断する(S10)。台形補正キー441が離されていないとき、即ち、リピート間隔時間(T2)の間、継続して台形補正キー441が押されていたとき(S11)、台形歪補正を1ステップ実行させる(S8)。このように、継続して台形補正キー441入力があるとき、上述の手順S8〜11を繰り返し、台形歪補正を行う。
一方、リピート開始までの時間(T1)又はリピート間隔時間(T2)が経過する前に、台形補正キー441のキー入力がないとき、タイマーをスタートさせ(S12)、操作信号処理部43からの何れかのキー入力操作信号の有無を判断し(S13)、所定時間(T3)経過までに、何れかのキー入力がないとき、制御部20は、OSD処理部320に対して、枠映像信号の生成を終了させて通常表示に戻し(S15)、台形歪補正処理を終了する(S16)。このような動作により、スクリーンSCには、図4(c)に示すように、台形補正操作を終了して所定時間(T3)の間は枠映像Fを表示され、所定時間(T3)経過した後には、図4(d)に示すように、枠映像Fを表示しない台形歪補正後の投写映像(G2)が投写される。
上記手順S13において、所定時間(T3)経過するまでにキー入力があったとき、制御部20は、当該キーが台形補正キー441か否かを判断し(S17)、台形補正キー441のとき、手順S4へ戻り、上述した手順を繰り返す。入力された当該キーが台形補正キー441でないとき、即ち、台形補正キー441以外の別のキー入力があったとき、制御部20は、OSD処理部320に対して、枠映像信号の生成を終了させて通常表示に戻し(S18)、台形歪補正処理を終了して、入力された台形補正キー441以外の別のキー対する操作処理を行う(S19)。このような動作により、台形補正キー441以外の別のキー入力があったとき、スクリーンSCには、図4(d)に示すように、枠映像Fを表示しない台形歪補正後の投写映像(G2)が投写される。
以上のように本実施の形態1においては、台形補正キー441により台形歪補正を行う際、入力された映像信号による映像の輪郭に相当する位置に対応する枠映像信号を生成し、入力された映像信号と合成した合成映像信号による映像を投写しているので、入力された映像信号が、周囲が暗い映像やビデオ映像など不鮮明な映像の映像信号の場合であっても、映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
尚、本実施の形態1では、操作パネル44の台形補正キー441の操作により台形歪補正を行う場合の動作を説明したが、本発明はこれに限らず、リモコンRCに台形補正キーを備えて、リモコンRCの操作により台形歪補正を行っても良い。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、映像信号処理部32は、枠映像Fを予め定められた所定の色を用いて生成したが、本実施の形態2においては、映像供給装置PCから供給された映像信号に応じて、枠映像Fの色相(色彩)を変化させる。尚、その他の動作及び構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態2における記憶部45には、予め映像信号の色相、彩度又は明度に対応する枠映像Fの色相の情報が記憶されている。
制御部20は、映像信号処理部32に枠映像Fの枠映像信号の生成を指示する際、映像信号処理部32から映像信号の色相、彩度又は明度の情報を読み込み、読み込んだ情報と記憶部45に記憶された枠映像Fの色相の情報とに基づき、映像信号の色相、彩度又は明度に対応する枠映像信号の色相を選択し、選択した色相の情報を映像信号処理部32へ入力する。ここで、色相の選択は、例えば、映像の輪郭部の色相に対する補色を枠映像信号の色相として選択する。このように枠映像Fを補色(色相環で正反対に位置する色相)とすることにより、枠映像Fが最もコントラストの強い組み合わせの色として知覚される。尚、色相の選択は映像の輪郭部の色相に限らず、読み込んだ映像信号全体の色相、彩度又は明度の情報に基づき枠映像信号の色相を選択しても良い。
映像信号処理部32は、制御部20から入力された色相の情報に基づき、枠映像Fの枠映像信号の生成して、上記実施の形態1と同様の動作により、この枠映像信号と映像信号とを合成した映像データを出力する。
以上のように本実施の形態2においては、映像信号の色相、彩度又は明度の少なくとも一つに応じて、枠映像信号の色相を選択しているので、投写する映像の色相、彩度又は明度に応じた色相の枠映像とすることができ、投写された映像が不鮮明な場合であっても、映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
また、映像信号による映像の輪郭部の色相に対する補色を、枠映像信号の色相として選択しているので、映像信号による映像と枠映像とがコントラストの強い組み合わせの色として知覚され、投写された映像が不鮮明な場合であっても、より映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
実施の形態3.
本実施の形態3においては、入力された映像信号による映像のコントラストを下げて、このコントラストが下げられた映像と枠映像Fとが合成された映像を投写する。尚、その他の動作及び構成は実施の形態1と同様である。
本実施の形態3における映像信号処理部32は、OSD処理部320により生成された枠映像信号と入力された映像信号とを合成する際に、入力された映像信号による映像のうち、その周辺部に相当する映像信号のコントラストを下げ、このコントラストが下げられた映像信号と枠映像信号とを合成した合成映像信号を生成する。ここで、映像信号処理部32は、この周辺部の幅を、枠映像信号による枠映像Fの幅よりも幅広になるような所定の幅に設定する。
尚、上記説明では、入力された映像信号による映像のうち、その周辺部に相当する映像信号のコントラストを下げたが、これに限らず、入力された映像信号全体のコントラストを下げても良い。
以上のように本実施の形態3では、入力された映像信号のコントラストを下げているので、枠映像Fが映像信号による映像より強調され、投写された映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなる。
また、映像信号による映像の周辺部を、枠映像Fの幅よりも幅広になるようにコントラストを下げているので、枠映像Fが映像信号による映像より強調され、映像の輪郭部分を把握しやすく、台形歪みの補正状況が把握しやすくなると共に、映像信号による映像の周辺部以外のコントラストは下げずに投写することができる。
尚、上記実施の形態1〜3では、液晶ライトバルブ12を用いて、光源11から射出された光を変調したが、本発明はこれに限らず、他の空間光変調器を用いても良く、例えば、半導体基板の上に敷き詰められた微小面積のミラーの傾きを映像データに基いて制御することによって映像を投写するDMD(Digital Micro Mirror Device)(登録商標)を用いても良い。
実施の形態1に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る操作パネルの構成を示す図である。 プロジェクタの台形歪補正を説明する説明図である。 実施の形態1に係る映像の輪郭部分に表示される枠映像を示す図である。 実施の形態1に係る台形歪補正の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プロジェクタ、11 光源、12R 液晶ライトバルブ、12G 液晶ライトバルブ、12B 液晶ライトバルブ、13 投写光学系、14 液晶ライトバルブ駆動部、20 制御部、21 演算部、31 映像入力部、32 映像信号処理部、33 フレームメモリ、34 台形歪補正部、41 フォーカス制御部、42 ズーム制御部、43 操作信号処理部、44 操作パネル、45 記憶部、320 OSD処理部、441 台形補正キー、PC 映像供給装置、RC リモコン、SC スクリーン。

Claims (7)

  1. 入力された映像信号と、該映像信号による映像の輪郭に相当する位置に対応して生成した枠映像信号とを合成して合成映像信号を生成する映像信号処理部と、
    前記合成映像信号を補正して台形歪みを是正する台形歪補正部と、
    前記台形歪補正部で補正された前記合成映像信号に対応する映像を生成して投写する映像投写部と
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記映像信号処理部に入力された映像信号の色相、彩度又は明度の少なくとも一つに応じて、前記枠映像信号の色相を選択する制御部を備え、
    前記映像信号処理部は、前記制御部により選択された色相の前記枠映像信号を生成することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御部は、前記映像信号による映像の輪郭部の色相に対する補色を、前記枠映像信号の色相として選択することを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 前記映像信号処理部は、
    入力された前記映像信号のコントラストを下げて、該映像信号と前記枠映像信号とを合成した合成映像信号を生成することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプロジェクタ。
  5. 前記映像信号処理部は、
    入力された前記映像信号による映像のうち、その周辺部に相当する映像信号のコントラストを下げ、該コントラストが下げられた映像信号と前記枠映像信号とを合成した合成映像信号を生成し、
    前記周辺部の幅を前記枠映像信号による枠映像の幅よりも幅広になるように前記映像信号のコントラストを下げることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプロジェクタ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のプロジェクタの映像信号処理部をコンピュータにより実現させることを特徴とするプログラム 。
  7. 請求項2、3又は請求項2、3に従属する請求項4、5の何れかに記載のプロジェクタの制御部をコンピュータにより実現させることを特徴とするプログラム 。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009273015A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置
JP2009284135A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Nikon Corp 投影像の台形歪み補正方法およびプロジェクタ
JP2011066738A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置

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