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JP2008070052A - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP2008070052A
JP2008070052A JP2006249356A JP2006249356A JP2008070052A JP 2008070052 A JP2008070052 A JP 2008070052A JP 2006249356 A JP2006249356 A JP 2006249356A JP 2006249356 A JP2006249356 A JP 2006249356A JP 2008070052 A JP2008070052 A JP 2008070052A
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duct
drive mechanism
case
refrigerator
opening
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JP2006249356A
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Shunji Ueno
俊司 上野
Koji Takagi
康志 高木
Keiji Furukawa
恵治 古川
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Home Appliances Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/042Air treating means within refrigerated spaces
    • F25D17/045Air flow control arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で、ダンパ装置の回転軸の凍結を防止する。
【解決手段】冷蔵庫内に設けられるダンパ装置41は、ダクト32の通路を上下に仕切る(塞ぐ)ように配置され、通気用の矩形状の開口部を有するフレーム部45と、開口部を開閉するバッフル板43と、このバッフル板43を回転軸を介して回動させる駆動機構部46とを有する。熱容量の大きいモータを有する駆動機構部46を覆う断熱覆い部51を設ける。断熱覆い部51をダクト形成部材33に一体に設ける。バッフル板43の内面に設けられるシート部材49を、独立気泡を有する発泡ポリエチレンから構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却器で生成された冷気を貯蔵室に送るダクト内に、冷気の流通を制御するダンパ装置を具備した冷蔵庫に関する。
従来より、家庭用の冷蔵庫においては、冷蔵庫本体の背面部の下部寄り部位に、冷却器を備えた冷却器室が設けられていると共に、その冷却器室から上方に延びて、生成された冷気を貯蔵室(冷蔵室や切替室)に送るためのダクトが設けられている。そして、前記ダクトには、例えば切替室へ供給する冷気の流通を制御するためのダンパ装置が組付けられている(例えば特許文献1参照)。
図5は、この種のダンパ装置1の外観を示している。即ち、このダンパ装置1は、ダクトを上下に仕切る(塞ぐ)ように配置されているフレーム部2と、このフレーム部2の開口部3を開閉するバッフル板4と、このバッフル板4を回動する駆動機構部5とを一体にユニット化して構成されている。
前記駆動機構部5は、やや縦長の矩形箱状をなす合成樹脂製のケース6内に、モータ7やギヤ機構(図示せず)等の駆動機構を組込んで構成されている。そして、ケース6のダクトの内側を向く内側面6aの下部左端部から水平に突出するように設けられた回転軸8を回動駆動するようになっている。
前記バッフル板4は合成樹脂から矩形板状に構成されており、前記回転軸8に連結されている。また、このバッフル板4の内面(下面)には、フレーム部2の開口部3を閉塞したときに、開口部3の周囲部に密着するシール部材9が設けられている。このシール部材9は、連続気泡を有する軟質材料、例えば発泡ポリウレタンから構成されている。
前記フレーム部2は、合成樹脂から矩形枠状に構成され、前記駆動機構部5のケース6の内側面6aの下部から、ダクトの内側に延びるように、該ケース6に一体に設けられている。
このダンパ装置1は、図示はしないが、前記駆動機構部5が、ダクトの壁部を構成する断熱材の凹部内に嵌込まれるようにして組込まれている。このとき、前記フレーム部2の幅方向W1は、ダクトの通路の幅方向と同等とされ、前記ケース6の内側面6aがダクトの内側に臨むように配置されている。そして、前記モータ7が制御装置(図示せず)により、通電制御されることにより、バッフル板4を開閉動作させ、以ってダクトから貯蔵室内への冷気の流通を制御するようになっている。
特開平10−205957号公報
ところで、上記した冷蔵庫においては、冷却器の着霜が多くなることにより冷却効率が低下する。そのため、例えば定期的(積算運転時間が所定時間に達したとき)に、冷却運転を停止して、除霜ヒータに通電する除霜運転が行われる。この除霜運転では、ヒータの熱により冷却器の霜が溶かされるため、冷却器室内(ダンパ装置1の下部)に、比較的高温の湿った空気が充満する。
ここで、上記従来のダンパ装置1にあっては、ほとんどの部材が合成樹脂から構成されているものの、ケース6内には金属製のモータフレームを有するモータ7が内蔵されているため、この部分の熱容量が他の部分よりも大きく、除霜運転時においてもさほど温度上昇しない(低温状態が続く)事情がある。そのため、例えば除霜運転後のバッフル板4の開放時に、ケース6の内側面6a部分に結露が生じ、その結露水が流れ落ちて回転軸8付近に溜まることがある。
このように、回転軸8付近に結露水が溜まると、その後の冷却運転時にその水が凍結し、回転軸8ひいてはバッフル板4の開閉動作に支障をきたす虞がある。
従来では、このダンパ装置1の結露防止のために、駆動機構部5のケース6を加熱するためのヒータ、例えばアルミ箔にコードヒータを貼付けた面ヒータを取付けることも一部行われている。しかしながら、ヒータの付加による構成の複雑化や電力消費の増加を招いてしまう不具合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ダクト内にダンパ装置を設けたものにあって、簡単な構成でダンパ装置の回転軸の凍結を防止することができる冷蔵庫を提供するものである。
本発明の第1の冷蔵庫は、冷却器で生成された冷気を貯蔵室へ送るダクト内に、冷気の流量を制御するダンパ装置を設けた冷蔵庫において、前記ダンパ装置は、前記ダクトの壁部に嵌込まれた状態に配置され、ケース内にモータを含んだ駆動機構を備える駆動機構部と、この駆動機構部に、前記ケースのうち前記ダクトの内側を向く一側面の下部から突出するように設けられ、前記駆動機構により回転される回転軸と、前記駆動機構部の前記ケースの一側面の下部から前記ダクト内側に延びて設けられ、前記ダクトの通路を上下に区切るように配置され、内側に通気用の開口部を有するフレーム部と、前記回転軸に取付けられ、前記開口部を開閉するバッフル板とを備えて構成されていると共に、前記駆動機構部のケースの一側面が、断熱材で覆われた状態で組付けられていることを特徴としている(請求項1の発明)。
本発明の第2の冷蔵庫は、冷却器で生成された冷気を貯蔵室へ送るダクト内に、冷気の流量を制御するダンパ装置を設けた冷蔵庫において、前記ダンパ装置は、前記ダクトの壁部に嵌込まれた状態に配置され、ケース内にモータを含んだ駆動機構を備える駆動機構部と、この駆動機構部に、前記ケースのうち前記ダクトの内側を向く一側面の上部から突出するように設けられ、前記駆動機構により回転される回転軸と、前記駆動機構部の前記ケースの一側面の上部から前記ダクト内側に延びて設けられ、前記ダクトの通路を上下に区切るように配置され、内側に通気用の開口部を有するフレーム部と、前記回転軸に取付けられ、前記開口部を開閉するバッフル板とを備えて構成されていることを特徴としている(請求項3の発明)。
本発明においては、前記ダンパ装置のバッフル板に、前記フレーム部の開口部を閉塞したときに該開口部の周囲部に密着するシール部材を設け、そのシール部材を、独立気泡を有する軟質発泡体から構成することができる(請求項4の発明)。
本発明の請求項1の冷蔵庫によれば、ダンパ装置の駆動機構部ケースの一側面が断熱材で覆われていることにより、ケースがダクト内に露出することがなくなると共に、熱容量が比較的大きいモータ部分に対して、ダクト内の熱的な影響を及ぼしにくくすることができる。これにより、除霜運転時のダンパ装置部分における結露の発生を抑制することができる。この結果、結露水が回転軸を凍結させることを未然に防止することができ、バッフル板の開閉動作に支障をきたすといった不具合を防止することができる。また、この場合、ヒータを設けるものと異なり、ケースの一側面を断熱材で覆うという簡単な構成で済ませることができる。
本発明の請求項3の冷蔵庫によれば、ダンパ装置の回転軸がケースの上部に配置されているので、除霜運転時にケースの一側面に結露が生じても、その結露水が回転軸付近に溜まることはない。この結果、回転軸の凍結を防止することができ、また、駆動機構部と、フレーム部との配置を変更するだけの簡単な構成で済ませることができる。
本発明の請求項4の冷蔵庫によれば、バッフル板のシール部材に、独立気泡を有する材料を採用したことにより、連続気泡を有する材料に比べてシール部材への吸湿を抑えることができる。この結果、バッフル板が開口部を閉じた状態で、シール部材とフレーム部とが凍結し、バッフル板が開かなくなる不具合の発生を未然に防止することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。
図2は、ボトムフリーザタイプの冷蔵庫本体11の構成を概略的に示す断面図である。この図2において、冷蔵庫本体11は、前面が開口した縦長矩形箱状の断熱箱体12内に、上段から順に、冷蔵室13、切替室14、野菜室15、冷凍室16の各貯蔵室を有して構成されている。これら各貯蔵室13〜16の前面部には、ヒンジ開閉式の冷蔵室扉17、引出式の切替室扉18、野菜室扉19、冷凍室扉20がそれぞれ設けられている。尚、図示はしないが、切替室14に並んで製氷室が設けられている。また、前記切替室14は、ユーザの操作により複数の温度帯を切替えることが可能に構成され、冷凍室、パーシャル室、チルド室、冷蔵室等に切替えて使用できるようになっている。このとき、切替室14内には、該切替室14内の温度を検出するための切替室温度センサ21が設けられている。
一方、詳しく図示はしないが、冷蔵庫本体11には、いわゆる2エバタイプの冷凍サイクル装置22が組込まれている。図2に示すように、冷蔵庫本体11の背面部の下端部には、機械室23が形成されている。この機械室23内には、冷凍サイクル装置22を構成する圧縮機及び凝縮器(共に図示せず)が設けられていると共に、放熱ファン24及び蒸発皿25が設けられている。
また、冷蔵庫本体11の本体の背面部の下部寄り部位には、冷凍サイクル装置22を構成する冷蔵室用冷却器(図示せず)及び冷凍室用冷却器26が組込まれる。
このとき、野菜室15の奥部には、冷蔵室用冷却器室(図示せず)及び冷凍室用冷却器室27が前後に重なるように設けられている。前記冷蔵室用冷却器室内に、前記冷蔵室用冷却器が冷蔵室用送風ファン(図示せず)と共に配設されている。この冷蔵室用送風ファンが駆動されると、冷蔵室用冷却器により生成された冷気が、送風ダクト28を通って冷蔵室13及び野菜室15に供給された後、再び冷蔵室用冷却器室内の下部に戻される構成とされている。
前記冷凍室用冷却器室27内には、前記冷凍室用冷却器26が設けられると共に、その上方に冷凍室用送風ファン29が設けられている。この場合、前記冷蔵室用冷却器は、前記冷凍室用冷却器26とは左右にずれた位置に設けられている。また、冷凍室用冷却器26の周囲には、除霜ヒータ30が設けられていると共に、冷凍室用冷却器26の近傍には除霜センサ31が設けられている。
前記冷凍室用送風ファン29が駆動されると、冷凍室用冷却器26で生成された冷気が、図示しない送風ダクトを通って製氷室及び冷凍室16に供給され、再び冷凍室用冷却器室27内の下部に戻されるようになっている。さらに、冷蔵庫本体11の背壁部には、前記冷凍室用冷却器室27の上部から連続して上方に延び、冷凍室用冷却器26により生成された冷気を前記切替室14に送るためのダクト32が設けられている。このダクト32は、冷蔵庫本体11の背壁部に、例えば発泡スチロール製の断熱部材たるダクト形成部材33(図1参照)を配設することにより構成されるようになっている。そして、詳しくは後述するように、このダクト32内には、前記切替室14への冷気の流通を制御するためのダンパ装置41が設けられている。
尚、詳しい説明は省略するが、前記冷凍サイクル装置22は、冷凍室用冷却器26と、冷蔵室用冷却器と並列接続して構成されると共に、それらに対する冷媒の流通を切替えるための切替弁(図示せず)を有している。また、冷蔵庫本体11には、全体を制御するためのマイコン等からなる制御装置(図示せず)が組込まれ、前記切替弁は、その制御装置により制御されるようになっている。このとき、制御装置は、各貯蔵室13〜16の検出温度や時間等に基づいて前記切替弁を制御し、冷凍室用冷却器26に冷媒を流す冷凍室冷却モードと、冷蔵室用冷却器に冷媒を流す冷蔵室冷却モードとを交互に繰返す制御を行う。
また、制御装置は、前記切替室温度センサ21の検出温度に基づいて、切替室14を設定温度に維持するべくダンパ装置41(後述するモータ42)を制御するようになっている。さらに、制御装置は、冷凍室冷却モードの実行時間の積算値が所定時間(例えば10時間)に達する毎に、除霜運転を実行するようになっている。この除霜運転は、冷凍サイクルの冷却運転を停止した状態で、前記除霜ヒータ30が所定温度(例えば8度)以上の温度を検出することに基づいて終了される。尚、除霜運転時には、後述するダンパ装置41のバッフル板43は閉塞状態となる。
さて、前記ダンパ装置41について図1、図3(a)及び(b)を参照して説明する。まず、図3(a)及び(b)は、ダンパ装置41の外観を示している。即ち、このダンパ装置41は、ダクト32の通路を上下に仕切る(塞ぐ)ように配置され、内側に通気用の矩形状の開口部44を有するフレーム部45と、フレーム部45の開口部44を開閉するバッフル板43と、このバッフル板43を回動する駆動機構部46とを一体にユニット化して構成されている。
前記駆動機構部46は、やや縦長の矩形箱状に構成された合成樹脂例えばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂製のケース47内に、金属製のモータフレームを有するモータ42及びギヤ機構(図示せず)等からなる駆動機構を配設して構成されている。そして、ケース47のダクト32の内側を向く一側面である内側面47aの下部左端部から水平に突出するように回転軸48が設けられている。回転軸48は、前記モータ42が制御装置(図示せず)により、通電制御されることにより、回動する構成である。
前記フレーム部45は、周囲(三方)に立上り壁を有すると共に、底部中央に開口部44を有するほぼ矩形容器状をなし、前記駆動機構部46のケース47の内側面47aの下部から、ダクト32の内側に延びるように該ケース47に一体に形成されている。このとき、図3(b)に示すように、本実施形態のダンパ装置41は、従来例で示したダンパ装置1と比べて、フレーム部45に幅寸法W2が、フレーム部2の幅方向W1ひいてはダクト32の通路の幅方向よりも、寸法α(例えば10mm)だけ大きく構成されている。従って、前記回転軸48の長さ寸法も、従来のもの(回転軸8)よりも寸法αだけ長く構成されている。従って、前記開口部44は、駆動機構部46の内側面47aからその分だけ離された位置に形成されている。
前記バッフル板43は、前記ケース47と同種の合成樹脂から矩形板状に形成され、前記回転軸48に連結されている。このバッフル板43の内面(下面)には、フレーム部45の開口部44を閉塞したときに、開口部44の周囲部に密着するシール部材49が接着により固定されている。
シール部材49は、独立気泡を有する軟質材料、例えば発泡ポリエチレンから構成されている。
図示はしないが、前記駆動機構部46のケース47の上部には、コネクタ(図示せず)が設けられ、このコネクタを介して、前記制御装置(モータ駆動回路)に接続されるようになっている。これにより、前記モータ42が、制御装置により通電制御されることにより、バッフル板43が、図3(a)に示す閉塞状態と、図3(b)に示す開放状態との間で開閉動作され、もって開口部44を通した冷気の流通が制御されるようになっている。
そして、次に述べるように、このダンパ装置41は、ダクト32内に組込まれる際に、前記ケース47の内側面47aが断熱材で覆われた状態とされるようになっている。このときの断熱材(後述する断熱覆い部51)の厚み寸法が、上記寸法αとほぼ同等とされる。また、本実施形態では、ケース47の内側面47aを覆う断熱材が、ダクト32の壁部を構成する断熱部材たるダクト形成部材33に一体に設けられている。
上記構成のダンパ装置41は、次のようにして、ダクト32に取付けられている。即ち、詳しく図示はしないが、前記ダクト形成部材33は、左右に二分割された2つの断熱部材から構成される。図1に示すように、これら2つの断熱部材を組合せた状態では、前記ダクト32を構成する空間部が上下に延びて形成される。これと共に、前記ダクト32の後壁を構成する部分に、前記ダンパ装置41の駆動機構部46が収容される矩形状の空洞部52と、その下部と前記ダクト32とをつなぎ前記フレーム部45が通される開口部53とが形成される。さらに、ダクト32の前壁及び後壁を構成する部位にダンパ装置41のフレーム部45の下端を係支する凸部54,54が形状されている。また、上記構成のダクト形成部材33によって、前記空洞部52とダクト32内との間に、前記ケース47の内側面47aを覆う断熱材からなる断熱覆い部51が設けられるようになる。
前記ダンパ装置41は、前記ダクト形成部材33を構成する2つの断熱部材が分離した状態で、空洞部52内に駆動機構部46が収容され、且つ、開口部53を通してフレーム部45がダクト32内に突出するように嵌込まれる。その状態で、2つの断熱部材が連結されることにより、ダンパ装置41が組込まれたダクト形成部材33が構成される。そして、このダクト形成部材33が冷蔵庫本体11(冷凍室用冷却器室27の上部)に組付けられるようになっている。
次に上記構成の冷蔵庫の作用及び効果について述べる。
上記構成においては、ダンパ装置41の駆動機構部46のケース47の内側面47aが断熱材からなる断熱覆い部51で覆われていることにより、ケース47がダクト32内に露出することがなくなると共に、熱容量が比較的大きいモータ42にダクト32内の熱的な影響を及ぼしにくくすることができる。これにより、除霜運転時のダンパ装置41における結露の発生を抑制することができる。この結果、結露水が回転軸48付近に溜って、回転軸48を凍結させることを未然に防止することができ、バッフル板43の開閉動作に支障をきたすといった不具合を防止することができる。また、この場合、従来のようなダンパ装置にヒータを設けるものと異なり、ケース47の内側面47aを断熱覆い部51で覆うという簡単な構成で済ませることができる。
また、本実施形態では、バッフル板43に貼着されるシール部材49に、独立気泡を有する材料を採用したことにより、従来の連続気泡を有する材料に比べてシール部材49の吸湿を抑えることができる。この結果、バッフル板43が開口部44を閉じた状態で、フレーム部45とシール部材49とが凍結し、バッフル板43が開かなくなる不具合の発生を未然に防止することができる。
さらに、ダンパ装置41の内側面47aを覆う断熱覆い部51を、ダクト32の壁部を構成するダクト形成部材33に一体に設けたので、部品点数の増加を抑えることができ冷蔵庫の組立て工程の増加も抑えることができる。
図4は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、以下第1の実施形態と異なるところを説明する。この第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なる点は、ダンパ装置61の構成にある。即ち、駆動機構部62は、やはり、ダクト32を上下に仕切る(塞ぐ)ように配置されるフレーム部63と、このフレーム部63の開口部(図示せず)を開閉するバッフル板64と、このバッフル板64を回動する駆動機構部62とを一体にユニット化して構成されている。
そして、前記駆動機構部62は、やはり縦長の矩形箱状をなす合成樹脂製のケース65内に、モータ66やギヤ機構(図示せず)を組込んで構成されているのであるが、ここでは、モータ66がケース65内の下部に配設されており、回転軸67が駆動機構部62のケース65の上部から突出する構成としている。
また、これに伴いフレーム部63は、前記駆動機構部62のケース65の内側面65aの上部から、ダクト32の内側に延びるように該ケース65に一体に設けられている。
尚、このバッフル板64の内面(下面)にも第1の実施形態と同様のシール部材(図示せず)が設けられている。
上記構成のダンパ装置61は、回転軸67がケース65の上部に配置されているので、除霜運転時にケース65の内側面65aに結露が生じても、その結露水が回転軸67付近に溜まることはない。この結果、回転軸67の凍結を防止することができ、また、ヒータ等を設けることなく簡単な構成で済ませることができる。
本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
即ち、第1の実施形態では、ダンパ装置41を覆う断熱覆い部51をダクト形成部材33に一体に設けたが、ダンパ装置41の内側面47aのみを覆う断熱材を別部品として取付ける構成としても良い。第2の実施形態のダンパ装置61においても第1の実施形態と同様にケース65の内側面65aを覆う断熱材を設ける構成としても良い。
また、上記実施形態では、いわゆる2エバタイプの冷蔵庫において、切替室への冷気の流通を制御するダンパ装置に本発明を適用するようにしたが、1つの冷却器を備えるタイプの冷蔵庫における、冷却器からの冷気を冷蔵室に供給するためのダクト内に設けられるダンパ装置にも、本発明を提供することができる。さらには、上記した構成部品の材料や質等についても、一例を挙げたものに過ぎず、適宜変更することができる。
本発明の第1の実施形態を示すもので、バッフル板が開いた状態のダンパ装置の左側面図 冷蔵庫本体の縦断右側面図 (a)はバッフル板が閉じた状態のダンパ装置の斜視図、(b)はバッフル板が開いた状態のダンパ装置の斜視図 本発明の第2の実施形態を示す図3(a)相当図 従来例を示す図3(b)相当図
符号の説明
図面中、11は冷蔵庫本体、14は切替室(貯蔵室)、26は冷凍室用冷却器(冷却器)、32はダクト、33はダクト形成部材(断熱部材)、41、61はダンパ装置、42,66はモータ、43,64はバッフル板、44は開口部、45,63はフレーム部、46,62は駆動機構部、47,65はケース、47a,65aは内側面(一側面)、48,67は回転軸、49はシール部材、51は断熱覆い部を示す。

Claims (4)

  1. 冷却器で生成された冷気を貯蔵室へ送るダクト内に、冷気の流量を制御するダンパ装置を設けた冷蔵庫において、
    前記ダンパ装置は、
    前記ダクトの壁部に嵌込まれた状態に配置され、ケース内に、モータを含んだ駆動機構を備える駆動機構部と、
    この駆動機構部に、前記ケースのうち前記ダクトの内側を向く一側面の下部から突出するように設けられ、前記駆動機構により回転される回転軸と、
    前記駆動機構部のケースの一側面の下部から前記ダクト内側に延びて、該ダクトの通路を上下に区切るように配置され、内側に通気用の開口部を有するフレーム部と、
    前記回転軸に取付けられ、回動により前記フレーム部の開口部を開閉するバッフル板とを備えて構成されていると共に、
    前記駆動機構部のケースの一側面が、断熱材で覆われた状態で組付けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ケースの一側面を覆う断熱材は、前記ダクトの壁部を構成する断熱部材に一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 冷却器で生成された冷気を貯蔵室へ送るダクト内に、冷気の流量を制御するダンパ装置を設けた冷蔵庫において、
    前記ダンパ装置は、
    前記ダクトの壁部に嵌込まれた状態に配置され、ケース内に、モータを含んだ駆動機構を備える駆動機構部と、
    この駆動機構部に、前記ケースのうち前記ダクトの内側を向く一側面の上部から突出するように設けられ、前記駆動機構により回転される回転軸と、
    前記駆動機構部のケースの一側面の上部から前記ダクト内側に延びて、該ダクトの通路を上下に区切るように配置され、内側に通気用の開口部を有するフレーム部と、
    前記回転軸に取付けられ、回動により前記フレーム部の開口部を開閉するバッフル板とを備えて構成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記バッフル板には、前記フレーム部の開口部を閉塞したときに、該開口部の周囲部に密着するシール部材が設けられ、
    前記シール部材は、独立気泡を有する軟質発泡体から構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の冷蔵庫。


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Cited By (5)

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