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JP2008069832A - 自動車用駆動装置 - Google Patents

自動車用駆動装置 Download PDF

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JP2008069832A
JP2008069832A JP2006248156A JP2006248156A JP2008069832A JP 2008069832 A JP2008069832 A JP 2008069832A JP 2006248156 A JP2006248156 A JP 2006248156A JP 2006248156 A JP2006248156 A JP 2006248156A JP 2008069832 A JP2008069832 A JP 2008069832A
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Japan
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gear
speed
input shaft
shaft
output shaft
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Application number
JP2006248156A
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Inventor
Kazumi Hiraiwa
一美 平岩
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Kyowa Metal Works Co Ltd
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Kyowa Metal Works Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/006Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion power being selectively transmitted by either one of the parallel flow paths

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

【課題】前進8段のダブルクラッチ式変速機において、変速機部分の軸方向長さを短くレイアウト可能にする。
【解決手段】第1入力軸14と、これと同軸の第2入力軸18と、これらに平行な第1出力軸20、第2出力軸22、第1副軸24とを備え、エンジン10の駆動力を、第1クラッチ12および第1入力軸14と、第1出力軸20と同軸上に回転自在に配置した中間歯車34を介して第1副軸24に伝達可能で、また第2クラッチ16を介して第2入力軸18に伝達可能であり、第1副軸24と第1出力軸20の間に奇数段または偶数段の一方の変速歯車対を複数配置し、第2入力軸18と第2出力軸22との間に奇数段または偶数段の他方の変速歯車対を複数配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用の変速機であって、エンジンと変速機との間に2個のクラッチを有し、変速操作と並行して該2個のクラッチを交互に断接することで駆動力の中断を伴わずに順次変速することができる、いわゆるダブルクラッチ式変速機(ツインクラッチ式変速機ともいい、DCTと略称される)に関するものである。
従来、変速操作と並行して2個のクラッチを交互に断接することで駆動力の中断をせずに順次変速することができるダブルクラッチ式変速機としては、エンジンのクランク軸と第1入力軸(第1クラッチ出力軸)との間に第1クラッチを、またエンジンのクランク軸と第2入力軸(第2クラッチ出力軸)との間に第2クラッチを配置するとともに、第1入力軸と第1および第2出力軸との間に1速および3速の歯車対といった奇数段の歯車対を配置し、第2入力軸と第1および第2出力軸との間に2速および4速の歯車対といった偶数段の歯車対をそれぞれ配置したものがある(特許文献1を参照)。
しかし、上記従来のダブルクラッチ式変速機は、全ての前進段の入力歯車(ドライブギヤ)を、第1入力軸とこれと同軸の第2入力軸上に配置しているため、前進6段以上の多段変速を可能にしようとした場合、変速機の軸方向長さが長くなって、いわゆるエンジン横置き式自動車に搭載するのが困難という問題があった。
特開平11−051125号公報
解決しようとする問題点は、変速機の軸方向長さが長いため、エンジン横置き式などの自動車への適用に際して所要スペースの面で制約がある点である。
本発明の目的は、前進6段以上の変速比を有しながら、変速機の軸方向長さを短縮可能にして、エンジン横置き式などの自動車への適用性を高めたダブルクラッチ式変速機を提供することにある。
本発明のダブルクラッチ式変速機は、第1入力軸と、これと同軸の第2入力軸と、これらに平行な第1出力軸、第2出力軸、第1副軸とを備え、エンジンの駆動力を、第1クラッチおよび第1入力軸と、第1出力軸と同軸上に回転自在に配置した中間歯車を介して第1副軸に伝達可能で、また第2クラッチを介して第2入力軸に伝達可能であり、第1副軸と第1出力軸の間に奇数段または偶数段の一方の変速歯車対を複数配置し、第2入力軸と第2出力軸との間に奇数段または偶数段の他方の変速歯車対を複数配置した。
本発明のダブルクラッチ式変速機は、第1入力軸と、これと同軸の第2入力軸と、これらに平行な第1出力軸、第2出力軸、第1副軸とを備え、第1副軸と第1出力軸の間に奇数段または偶数段の一方の変速歯車対を複数配置し、第2入力軸と前記第2出力軸との間に奇数段または偶数段の他方の変速歯車対を複数配置したため、奇数段と偶数段の歯車対を変速機の軸方向へ互いにオーバーラップさせた配置が可能になり、変速機の軸方向長さを短く構成することができる。したがって、その分、エンジン横置き式自動車のような車幅の小さい自動車等への適用や、より軸方向長さの大きなエンジンを組み合わせての適用が可能になる。
以下、本発明の実施の形態に係るダブルクラッチ式変速機を、各実施例に基づき図とともに説明する。
図1は、実施例1のダブルクラッチ式変速機のスケルトン図である。
また図2は、図1の左側から見た場合の各軸の位置関係を表す。
図1に示した第1実施例のダブルクラッチ式変速機は、エンジン10から第1クラッチ12を介して駆動される第1入力軸14と、この第1入力軸14と同軸で同じくエンジン10から第2クラッチ16を介して駆動される第2入力軸18と、これらと平行に、第1出力軸20、第2出力軸22、第1副軸24、第2副軸26が、図2に示すような位置関係で配置されている。
第1出力軸20と一体の第1駆動歯車20a、また第2出力軸22と一体の第2駆動歯車22aは、ともに出力歯車28と噛み合っている。第1駆動歯車20aと第2駆動歯車22aとは、変速機の軸方向において第1、第2クラッチ12、16と第1入力軸歯車14aとの間に配置されている。
なお、図1は、図2におけるA1−A2と一部はA1−A3に沿って展開した状態で描いてあるので、同図では第1駆動歯車20aと出力歯車28とが離れて描いてあるが、実際は図2のように第1駆動歯車20aと出力歯車28とは噛み合っている。
また、図2では、一点鎖線で表したそれぞれの円は主な歯車のピッチ円を表し、各軸の中心をそれらの円の中心点で表した。
出力歯車28は差動装置30を介して車軸32a、32bを駆動し、車軸32a、32bは図示しない左右の車輪と連結されておりこれらを駆動する。
第1入力軸14と一体の第1入力歯車14aは、第1出力軸20上に回転自在に設けた中間歯車34の第1中間歯車34aおよび第2中間歯車34bを介して、第1副軸24と一体の第1副軸歯車24aを駆動する。
第1入力歯車14aはまた、第2副軸26と一体の第2副軸歯車26aを駆動する。
図1では第1入力歯車14aと第2副軸歯車26aとが離れて描かれているが、図2で見るように両者は噛み合っている。
したがって、第1入力軸14と第1副軸24および第2副軸26とは常時連結されている。
第1副軸24と第1出力軸20との間には、奇数段の歯車対が以下のように設けられる。すなわち、これらの軸24、20間には、1速歯車対36(第1副軸24と一体の1速入力歯車36aおよび第1出力軸20上に回転自在の1速出力歯車36b)と、3速歯車対38(第1副軸24上で回転自在の3速入力歯車38aおよび第1出力軸20と一体の3速出力歯車38b)と、7速歯車対42(第1副軸24上で回転自在の7速入力歯車42aおよび第1出力軸20と一体の7速出力歯車42b)とが、それぞれ配置されている。なお、第1入力歯車14aと中間歯車34aとは、5速歯車対としての機能を兼ねている。
また、第1出力軸20には第1スリーブ44が、第1副軸24には第2スリーブ46が、それぞれ軸方向移動可能に設けられている。
第1スリーブ44、第2スリーブ46は、図示しないアクチュエータおよびシフトフォークにより、軸方向に移動することで以下のような連結作用をする。すなわち、第1スリーブ44は、図1中右側へ移動した場合は3速歯車対でもある第2中間歯車34bと第1出力軸20とを連結し、左側へ移動した場合は1速歯車対36の1速出力歯車36bと第1出力軸20とを連結する。同様に、第2スリーブ46は、右側へ移動した場合は3速歯車対38の3速入力歯車38aと第1副軸24とを連結し、左側へ移動した場合は7速歯車対42の7速入力歯車42aと第1副軸24とを連結する。
第2入力軸18と第2出力軸22との間には、偶数段の歯車対が配置されている。すなわち、これらの軸18、24間には、2速歯車対48(第2入力軸18と一体の2速入力歯車48aおよび第2出力軸22上に回転自在の2速出力歯車48b)と、4速歯車対50(第2入力軸18と一体の4速入力歯車50aおよび第2出力軸22上で回転自在の4速出力歯車50b)と、6速歯車対52(第2入力軸18上に回転自在の6速入力歯車52aおよび第2出力軸22と一体の6速出力歯車52b)と、8速歯車対54(第2入力軸18上に回転自在の8速入力歯車54aおよび第2出力軸22と一体の8速出力歯車54b)とが、それぞれ配置されている。
また、第2出力軸22には第3スリーブ56が、第2入力軸18には第4スリーブ58が、それぞれ軸方向移動可能に設けられている。
第3スリーブ56、第4スリーブ58は、図示しないアクチュエータおよびシフトフォークにより、軸方向に移動することで以下のような連結作用をする。すなわち、第3スリーブ56は、図1中右側へ移動した場合は4速出力歯車50bと第2出力軸22とを連結し、左側へ移動した場合は2速出力歯車48bと第2出力軸22とを連結する。同様に、第4スリーブ58は、右側へ移動した場合は6速入力歯車52aと第2入力軸18とを連結し、左側へ移動した場合は8速入力歯車54aと第2入力軸18とを連結する。
第2副軸26上に回転自在に設けられたアイドラ歯車60は、常に2速歯車対の2速出力歯車48bと噛み合っており、第2副軸26上には軸方向移動可能な第5スリーブ62が設けてある。第5スリーブ62は、図示しないアクチュエータおよびシフトフォークにより、右側へ移動することによりアイドラ歯車60と第2副軸26とを連結する。
なお、図示は省略したが、第1乃至第5の各スリーブ44、46、56、58、62と、これらに対応する各歯車との間には、変速をスムーズに行うための同期装置が備えてある。また、自動変速を行うためのコントローラーやセンサ等も図示を省略した。
次に、図1に示した実施例1のダブルクラッチ式変速機の作動を、図3に示した作動表を参考にしながら説明する。
図3の作動表において、横方向の欄にはクラッチやスリーブといった締結要素が割り当ててあり、C−1は第1クラッチ12を、S−1は第1スリーブ44を、といった具合にそれぞれを表す。なお、これらの記号と各締結要素の符号との関係は図1に記してある。
また、縦方向の欄には、図示しないシフトレバーのポジション「D」(前進)における第1速(1st)乃至第8速(8th)、および「R」(後進)に分けてある。
作動表は、各変速段に応じて締結要素の作用との関係を表したものである。図3中、第1、第2クラッチ12、16の欄の、「○」は接続を表し、空欄は解放を表す。
各スリーブ44、46、56、58、62の欄は、それぞれのスリーブが図1において移動する方向を表わす矢印が記載してあり、空欄は中立位置にあって連結作用をしていないことを表す。
作動表にはないが、第1クラッチ12および第2クラッチ16がともに開放されている場合は、いずれかのスリーブが移動してエンジン10が回転していても、動力が車輪へ伝達されず、自動車は駆動されない「中立」状態となる。
始めに、自動車が停止している状態から「D」レンジで、前進第1速より発進することから説明する。
最初に、「1st」欄に見るように、第1スリーブ44(S−1)を図1中左側へ移動して1速歯車対36の1速出力歯車36bと第1出力軸20とを連結させて第1クラッチ12(C−1)を徐々に接続すると、エンジン10の動力が第1クラッチ12から第1入力軸14、第1入力歯車14a、第1中間歯車34a、第2中間歯車34b、第1副軸歯車24、1速歯車対36a、36b、第1スリーブ44を経て第1出力軸20を駆動し、自動車は第1速の変速比で動き出す。
なお、この場合、第2クラッチ16は開放されたままである。
次に、前進第1速から第2速への変速について説明する。
上記のように第1クラッチ12を接続して第1速で走行している状態において、第2クラッチ16を開放したままの状態で第3スリーブ56(S−3)を図1中左側へ移動し、2速出力歯車48bと第2出力軸22とを連結する。
続いて、第1クラッチ12を開放しながら第2クラッチ16を接続すると第2速への変速が行われる。
すなわち、第1クラッチ12を開放することで上記の1速駆動での動力伝達がなくなり、代わってエンジン10の動力が第2クラッチ16から第2入力軸18、2速歯車対48a、48bを経て第2出力軸22へ伝達され、自動車は第2速の変速比で走行することとなる。
このように、第1クラッチ12と第2クラッチ16との繋ぎ替えによって変速が行われるので、通常の手動変速機のような駆動力の中断を発生させないで変速を行うことができる。
第3速以降への変速は、図3の作動表にしたがって、第1乃至第4の各スリーブ44、46、56、58の移動と第1、第2クラッチ12、16の繋ぎ替えによって、順次、第8速まで駆動力の中断のない変速を行うことができる。
次に、後進(R)の走行は、第3スリーブ56(S−3)を左側へ、第5スリーブ62(S−5)を右側へ、それぞれ移動して、第1クラッチ12を接続することで行う。
後進の駆動においてエンジン10の動力は、第1クラッチ12、第1入力歯車14a、第2副軸歯車26a、第5スリーブ62を経て、アイドラ歯車60から2速歯車対48bに伝わり、第3スリーブ56から第2出力軸22を逆転駆動する。
このとき、第2入力軸18もエンジン10の回転方向と逆方向に回転するが、第2クラッチ16が解放されているので支障はない。
このように、ダブルクラッチ式変速機は、駆動力の中断を伴わないで変速ができるのが特徴であり、自動的に変速操作を行うのに適している。
図1に示した実施例1のダブルクラッチ式変速機は、第1速乃至第7速の奇数段に関わる歯車対34b、24a、36a、36b、38a、38b、42a、42b、および第1、第2スリーブ44、46と、第2速乃至第8速の偶数段に関わる歯車対48a、48b、50a、50b、52a、52b、54a、54b、および第3、第4スリーブ56、58とを、軸方向にオーバーラップして配置したため、前進8段の多段変速を実現しながら、軸方向長さを短くできるのが最大の特徴である。
また、後進に関わる歯車26a、60、および第5スリーブ62を、上記の前進段の歯車対やスリーブとオーバーラップして配置したため、後進のために軸方向長さが伸びることがないのも特徴である。
図4は、本発明の実施例2に係るダブルクラッチ式変速機を表す。
ここでは、実施例1と異なる部分を中心に説明し、実施例1と実質的に同じ部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
図4は図1に対応したスケルトン図であり、歯車の配置が実施例1と一部異なる。
すなわち、第1入力歯車14aと中間歯車34aとが、3速歯車対としての機能を兼ねるようにしてある。
このため、前進段の変速比を実施例1と同じとした場合、以下が実施例1と異なる。
第1入力歯車14aと中間歯車34aとの歯数比が実施例1と異なるとともに、実施例1において3速歯車対38a、38bのあった位置に5速歯車対40a、40bを配置した。
さらに、第1入力歯車14aと中間歯車34aとの歯数比が異なる関係で、中間歯車34bと第1副軸歯車24aの歯数比および、後進に関わる第2副軸歯車26aとアイドラ歯車60の歯数比が異なる。
次に図4に示した実施例2の作動について、図5に示した作動表を参考に説明する。
図5は図3に対応しており、第1スリーブ44と第2スリーブ46において、第3速と第5速が実施例1と入れ替わった構成になっている。
このため、第3速と第5速の動力伝達経路が実施例1と入れ替わる。
その他の作動については、実施例1と同様であるので詳細の説明を省略する。
図4に示した実施例2のダブルクラッチ式変速機も実施例1と同様に、第1速乃至第7速の奇数段に関わる歯車対34b、24a、36a、36b、40a、40b、42a、42b、および第1、第2スリーブ44、46と、第2速乃至第8速の偶数段に関わる歯車対48a、48b、50a、50b、52a、52b、54a、54b、および第3、第4スリーブ56、58とを、軸方向にオーバーラップして配置したため、前進8段の多段変速を実現しながら、軸方向長さを短くできるのが最大の特徴である。
また、後進に関わる歯車26a、60、および第5スリーブ62を、上記の前進段の歯車対やスリーブとオーバーラップして配置したため、後進のために軸方向長さが伸びることがないのも特徴である。
図6乃至図8は、本発明の実施例3に係るダブルクラッチ式変速機を表す。
ここでは、実施例1と異なる部分を中心に説明し、実施例1と実質的に同じ部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
図6は図1に対応したスケルトン図であり、図7は図2に対応し、図8は図3に対応した作動表である。図6は図7のA1−A2およびB−Bに沿った断面を表している。
実施例1とは、第2副軸26の配置が大きく異なるので、図6では第2副軸26まわりのC−C断面をB−Bと離れて描いているが、図7に示すように第2副軸歯車26aは1速歯車対36bと噛み合っており、アイドラ歯車60は6速歯車対52aと噛み合っている。また、それに伴って第1副軸24の配置も実施例1と異なる。
次に図6に示した実施例3の作動について、図8に示した作動表を参考に説明する。
図8は図3に対応している。前進は実施例1と同じであるので説明を省略する。
後進は、第5スリーブ62を左側へ移動して第1クラッチ12を接続することで行われる。
後進の駆動においてエンジン10の動力は、第1クラッチ12、第1入力歯車14a、第1中間歯車34a、第2中間歯車34b、第1副軸歯車24、1速歯車対36a、36bから第2副軸歯車26a、第5スリーブ62を経て、アイドラ歯車60から6速歯車対52a、52bに伝わり第2出力軸22を逆転駆動する。
図6に示した実施例3のダブルクラッチ式変速機も実施例1と同様に、第1速乃至第7速の奇数段に関わる歯車対34b、24a、36a、36b、38a、38b、42a、42b、および第1、第2スリーブ44、46と、第2速乃至第8速の偶数段に関わる歯車対48a、48b、50a、50b、52a、52b、54a、54b、および第3、第4スリーブ56、58とを、軸方向にオーバーラップして配置したため、前進8段の多段変速を実現しながら、軸方向長さを短くできるのが最大の特徴である。
また、後進に関わる歯車26a、60、および第5スリーブ62を、上記の前進段の歯車対やスリーブとオーバーラップして配置したため、後進のために軸方向長さが伸びることがないのも特徴である。
なお、図6、図7において、アイドラ歯車60は6速入力歯車52aと噛み合っているが、これを変更して、アイドラ歯車60が3速入力歯車38aと噛み合うようにしても逆転駆動が可能である。
この場合は、3速歯車対38a、38bを介して第1出力軸20が逆転駆動されることになるので、後進の変速比を図6と同じにするなら、アイドラ歯車60の歯数を少なくするとともに第2副軸26の位置も若干変える必要がある。
上記した実施例1乃至実施例3は、いずれも前進8段の構成であるが、これらから8速歯車対54a、54bを取り去れば前進7段になって、第2入力軸18および第2出力軸22の部分が軸方向に短くなり、さらに7速歯車対42a、42bも取り去れば前進6段になって、第1副軸24および第1出力軸20の部分も短くなる。
このように、本発明のダブルクラッチ式変速機は、前進6段以上の多段化を実現しながら変速機の軸方向長さを従来例より短くすることができる。
前進6段以上の変速比を得ながら、変速機部分の軸方向長さを短くレイアウトできるため、特にエンジン横置き式等の車両に搭載する変速機へ適用する場合に、より車幅が小さい車両にも適用可能になるとともに、より軸方向長さの大きなエンジンと組み合わせて適用することもできるので、小型乗用車などに幅広く適用することができる。
本発明のダブルクラッチ式変速機の構造を示したスケルトン図である。(実施例1) 実施例1の軸の配置を示す図である。 実施例1の作動表を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るダブルクラッチ式変速機の構造を示したスケルトン図である。(実施例2) 実施例2の作動表を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るダブルクラッチ式変速機の構造を示したスケルトン図である。(実施例3) 実施例3の軸の配置を示す図である。 実施例3の作動表を示す図である。
符号の説明
10 エンジン
12 第1クラッチ
14 第1入力軸
16 第2クラッチ
18 第2入力軸
20 第1出力軸
22 第2出力軸
24 第1副軸
26 第2副軸
28 出力歯車
30 差動装置
32 車軸
34 中間歯車
36、36a、36b 1速歯車対
38、38a、38b 3速歯車対
40、40a、40b 5速歯車対
42、42a、42b 7速歯車対
44 第1スリーブ
46 第2スリーブ
48、48a、48b 2速歯車対
50、50a、50b 4速歯車対
52、52a、52b 6速歯車対
54、54a、54b 8速歯車対
56 第3スリーブ
58 第4スリーブ
60 アイドラ歯車
62 第5スリーブ

Claims (5)

  1. 第1入力軸と、
    該第1入力軸と同軸の第2入力軸と、
    前記第1入力軸および前記第2入力軸に平行な第1出力軸と、
    前記第1入力軸、前記第2入力軸、前記第1出力軸に平行な第2出力軸と、
    前記第1入力軸、前記第2入力軸、前記第1出力軸、前記第2出力軸に平行な第1副軸とを備え、
    前記第1副軸と前記第1出力軸の間に複数配置した、奇数段または偶数段の一方の変速歯車対と、
    前記第2入力軸と前記第2出力軸との間に複数配置した、奇数段または偶数段の他方の変速歯車対と、
    エンジンの駆動力を前記第1入力軸に伝達可能な第1クラッチと、
    前記エンジンの駆動力を前記第2入力軸に伝達可能な第2クラッチと、
    前記第1出力軸と同軸上に回転自在に配置されて前記第1入力軸へ入力された駆動力を前記第1副軸に伝達可能な中間歯車とを、
    供えていることを特徴とするダブルクラッチ式変速機。
  2. 前記中間歯車が、第5速、第3速、第4速、第6速のうちのいずれかの変速歯車対を兼ねることを特徴とする請求項1に記載のダブルクラッチ式変速機。
  3. 前記第1入力軸が、これと平行な第2副軸上に回転自在に配置したアイドラ歯車を介して、前記第2出力軸上に配置した前記変速歯車対を逆転駆動可能にしたことを特徴とする請求項1または2に記載のダブルクラッチ式変速機。
  4. 前記第1出力軸もしくは前記第2出力軸上に配置した前記変速歯車対のうち1速出力歯車が、第2副軸上に回転自在に配置したアイドラ歯車を介して、前記第1副軸もしくは前記第2入力軸上に配置した前記3速歯車対または前記6速歯車対を逆転駆動可能にしたことを特徴とする請求項1または2に記載のダブルクラッチ式変速機。
  5. 前記第1副軸と前記第1出力軸の間に少なくとも第1速、第3速、第5速の変速歯車対を配置し、前記第2入力軸と第2出力軸との間に少なくとも第2速、第3速、第5速の変速歯車対を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のダブルクラッチ式変速機。

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