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JP2007333270A - ヒートポンプ熱源機 - Google Patents

ヒートポンプ熱源機 Download PDF

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JP2007333270A JP2006164189A JP2006164189A JP2007333270A JP 2007333270 A JP2007333270 A JP 2007333270A JP 2006164189 A JP2006164189 A JP 2006164189A JP 2006164189 A JP2006164189 A JP 2006164189A JP 2007333270 A JP2007333270 A JP 2007333270A
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Abstract

【課題】 アキュームレータを冷媒対冷媒用或いは冷媒対水用などの、螺旋形状の熱交換器の取り付け部材として活用し、その熱交換器の専用取り付け部材を不要にしつつ、機器の省スペース化を図ることを目的とする。
【解決手段】 機器本体1A内に圧縮機3、放熱器、熱交換器6、減圧装置、蒸発器8及びアキュームレータ9を含むヒートポンプ冷凍サイクルの主要構成部品を収容して成るヒートポンプ熱源機である。そして、機器本体1A内の底部に支持具29を介してアキュームレータ9を固定支持し、このアキュームレータ9の外周に螺旋形状の熱交換器6を巻回状態に配置して、その螺旋形状の熱交換器6をアキュームレータ9により保持する構成としている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、二酸化炭素などを冷媒とするヒートポンプ式給湯機、ヒートポンプ式給湯暖房機、ヒートポンプ式暖房機、ヒートポンプ式冷暖房機等のヒートポンプ熱源機に関し、特にヒートポンプ冷凍サイクル部品であるアキュームレータと冷媒対冷媒用或いは冷媒対水用の熱交換器との配置、並びにその取り付け構造に関するものである。
この種のヒートポンプ熱源機におけるヒートポンプ冷凍サイクル部品であるアキュームレータは、機器の底板に設置固定された圧縮機に、その圧縮機の外周壁に固定された固定具とアキュームレータに取り付けられた取付具からなる固定装置を介して固定されている(特許文献1参照)。そして、例えば、特許文献1に記載された冷媒対水用の熱交換器は、圧縮機が設置された圧縮機部に隣接する熱交換器部に設置されている。
また、冷媒対水用の熱交換器としては、内部を冷媒が流れる伝熱管と内部を給湯用の水が流れる伝熱管とを互いに熱交換関係に接触させると共に、それら両伝熱管を螺旋形状に巻回し、機器の底板上に固定具を用いて固定するようにしたもの(特許文献2参照)が知られている。
また出願人は、特許文献3に開示されているように、この種のヒートポンプ熱源機において、外気温度が極めて低い場合の冷凍サイクルのエネルギー効率を高めるため、冷媒対水用の熱交換器のほかに、冷媒対冷媒用の熱交換器を用いた冷凍サイクルを備えたものを提案している。
特開2003−185303 特開2003−214778 特願2005−328215
しかしながら、前記従来の構成では、冷媒対冷媒用の熱交換器や、冷媒対水用の熱交換器など、複数の熱交換器の収容スペースを確保することが難しく、圧縮機を収容するスペースなどを広げて、その収容スペースを確保しなければならない。そのため、機器の底板自体の面積が拡大し、その結果、機器の設置スペースも拡大して、設置場所における配管接続作業にも支障を生じる懸念がある。また、前記した熱交換器は、それぞれ固定装置を用いて機器の内部に設置固定する必要がある。
本発明は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、アキュームレータを冷媒対冷媒用或いは冷媒対水用などの、螺旋形状の熱交換器の取り付け部材として活用し、その熱交換器の専用取り付け部材を不要にしつつ、機器の省スペース化を図ることを目的としている。
請求項1に記載の本発明では、機器本体内に圧縮機、放熱器、熱交換器、減圧装置、蒸発器及びアキュームレータを含むヒートポンプ冷凍サイクルの主要構成部品を収容して成るヒートポンプ熱源機において、前記機器本体内の底部に支持具を介してアキュームレータを固定支持し、このアキュームレータの外周に螺旋形状の熱交換器を巻回状態に配置して、その螺旋形状の熱交換器をアキュームレータにより保持したことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明では、請求項1に記載のヒートポンプ熱源機において、前記螺旋形状の熱交換器は、前記アキュームレータの外周に断熱材を介して配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明では、請求項1に記載のヒートポンプ熱源機において、前記螺旋形状の熱交換器は、第1流体が流れる第1流路を有する第1伝熱管と、第2流体が流れる第2流路を有する第2伝熱管とを、互いに熱交換関係に一体化して成ることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明では、請求項3に記載のヒートポンプ熱源機において、前記第1伝熱管の第1流路に流れる第1流体と、第2伝熱管の第2流路を流れる第2流体の双方が、前記ヒートポンプ冷凍サイクルの放熱器を通過させた後に分流させた冷媒であることを特徴とする。
請求項5に記載の本発明では、請求項3に記載のヒートポンプ熱源機において、前記第1伝熱管の第1流路に流れる第1流体がヒートポンプ冷凍サイクル中を流れる冷媒であり、第2伝熱管の第2流路を流れる第2流体が、給湯用水または暖房用水であることを特徴とする。
本発明のヒートポンプ熱源機では、ヒートポンプ冷凍サイクルのアキュームレータを、螺旋形状の熱交換器の取り付け部材として活用することにより、その熱交換器の専用取り付け部材を不要にしつつ、機器の省スペース化を図ることができる。
本発明は、機器本体内に圧縮機、放熱器、熱交換器、減圧装置、蒸発器及びアキュームレータを含むヒートポンプ冷凍サイクルの主要構成部品を収容して成るヒートポンプ熱源機において、前記機器本体内の底部に支持具を介してアキュームレータを固定支持し、このアキュームレータの外周に螺旋形状の熱交換器を巻回状態に配置して、その螺旋形状の熱交換器をアキュームレータにより保持した構成であり、以下に本発明の実施形態について説明する。
次に、本発明に係る給湯装置の一実施例について、図1〜図8に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示すヒートポンプ式給湯機の設置状態を説明する説明図、図2はヒートポンプ冷凍サイクルを示す図、図3はヒートポンプ熱源機の要部正面図、図4はヒートポンプ熱源機の要部斜視図、図5はヒートポンプ熱源機の要部平面図、図6はアキュムアキュームレータの外周に取り付けられた状態を示す冷媒対冷媒用熱交換器の斜視図、図7は図6の縦断面図、図8は第1伝熱管と第2伝熱管の拡大断面図である。
図1において、ヒートポンプ式給湯機Aは、ヒートポンプ熱源機1と、このヒートポンプ熱源機1に配管接続される貯湯タンクユニット2とで構成され、これらヒートポンプ熱源機1及び貯湯タンクユニット2は、通常、屋外に設置される。
次に、図1〜図4を用いて説明すると、前記ヒートポンプ熱源機1は、機器本体1A内に、ロータリー2段圧縮機などの能力可変の圧縮機3、冷媒対水用熱交換器4、電動膨張弁にてなる第1の減圧装置5、冷媒対冷媒用熱交換器6、電動膨張弁にてなる第2の減圧装置7、蒸発器8、アキュームレータ9、除霜用の電動開閉弁10及び前記蒸発器8に通風して空気と熱交換させる熱交換用送風機11等が収容されている。
前記圧縮機3は、共通の密閉容器3A内に低圧側圧縮部3Bと高圧側圧縮部3Cとを有し、これら低圧側圧縮部3Bと高圧側圧縮部3Cとの間の冷媒流路は、中間圧部3Dと成されている。
そして、前記圧縮機3、冷媒対水用熱交換器4の放熱部4A、冷媒対冷媒用熱交換器6の放熱部6A、第2の減圧装置7、蒸発器8及びアキュームレータ9は、冷媒配管12にて環状に接続されて、二酸化炭素を冷媒として圧縮機3で超臨界圧に圧縮するヒートポンプ冷凍サイクル1Xを構成している。
また、前記ヒートポンプ冷凍サイクル1Xには、前記冷媒対水熱交換器4の放熱部4Aと前記冷媒対冷媒用熱交換器6の放熱部6Aとの間に第1の分流部13が設けられ、この第1の分流部13に基端側がつながれると共に、その途中に前記第1の減圧装置5と前記冷媒対冷媒用熱交換器6の受熱部6Bが介装され、この受熱部6Bの下流に設けられた第2の分流部14を介して前記圧縮機3の中間圧部3Dに至る冷媒経路を持つ中間インジェクション回路15が形成されている。この中間インジェクション回路15は、図2中において太線で示している。
16は外気温度を検出する外気温度センサであり、この外気温度センサ16の検出温度に応じて、前記第1の減圧装置5及び第2の減圧装置7の開度がそれぞれ制御される。
17は除霜回路であり、この除霜回路17は、一端が前記中間インジェクション回路15の第2の分流部14に接続されると共に、その途中には前記除霜用の電動開閉弁10が介装されおり、他端が前記第2の減圧装置7と蒸発器8との間の冷媒経路に設けられた合流部18に接続されている。
前記冷媒対水用熱交換器4の受熱部4Bには、前記貯湯タンクユニット2内に収容された貯湯タンク(図示せず)内の底部の水が、循環ポンプ(図示せず)の駆動によって送り込まれる。この前記受熱部4Bを流れる貯湯タンクからの水は、前記放熱部4Aを流れる高温高圧の冷媒の熱と熱交換して高温の湯となり、その湯は、貯湯タンク内の頂部に戻されて給湯に供される。
本実施例では、冷媒対水用熱交換器4の受熱部4Bを給湯用に用いたヒートポンプ式給湯機を一例として説明しているが、前記冷媒対水用熱交換器4の受熱部4Bに、例えば、床暖房や浴室暖房などの温水暖房システムの暖房用循環水を流して、冷媒対水用熱交換器4を温水暖房用熱源とすることも可能である。
次に、図1及び図3〜図8を用いて、前記した冷媒対冷媒用熱交換器6の構造、並びにその取り付け構造について詳述する。
図1及び図3〜図5において、前記ヒートポンプ熱源機1の機器本体1Aは、天板20、前記熱交換用送風機11の送風口21が設けられた前板22、左右の側板23、背板24及び底板25にて横長箱体状となされている。
26は前記機器本体1A内において機器本体1A内の底板25上に立設された仕切り板、28は前記底板25の一側部の上に設けられ圧縮機3の固定基板であり、この固定基板28上には、前記圧縮機3が固定されると共に、前記アキュームレータ9がそれに設けられた複数の支持具29、29を介して縦向きに固定支持されている。
即ち、前記アキュームレータ固定用の支持具29、29は、アキュームレータ9の下部から下方へ延びるようにアキュームレータ9と一体に成形されており、そして、図4に示すように、これら支持具29、29の下端に形成された外向き片29A、29Aを、前記圧縮機3と隣接する圧縮機3の斜め前方位置の固定基板28上にネジ止め固定している。そのため、アキュームレータ9は、機器本体1A内の底部に支持具29、29を介して安定的に固定支持される。
そして、前記アキュームレータ9の外周に螺旋形状の前記冷媒対冷媒用熱交換器6を巻回状態に配置して、その螺旋形状の冷媒対冷媒用熱交換器6をアキュームレータ9により保持する構成としている。そのため、ヒートポンプ冷凍サイクル1Xの主要構成部品であるアキュームレータ9を、螺旋形状の冷媒対冷媒用熱交換器6の取り付け部材として活用し、その冷媒対冷媒用熱交換器6の専用の取り付け部材を不要となせるばかりでなく、冷媒対冷媒用熱交換器6の設置スペースを広く確保する必要が無いため、その分、機器本体1Aの底板25の面積を小さくでき、機器の省スペース化を図ることができる。
また、前記螺旋形状の冷媒対冷媒用熱交換器6は、図7に示すように、アキュームレータ9の外周に断熱材30を介して配置されている。このようにすると、冷媒対冷媒用熱交換器6の熱がアキュームレータ9に伝わるのを極力防止することができる。
ここで、前記冷媒対冷媒用熱交換器6について、さらに詳述する。図8に示すように、前記冷媒対冷媒用熱交換器6は、第1流体(前記第1の分流部13から直接、放熱部6A側へ流れる冷媒)が流れる第1流路31を内部に有する第1伝熱管32と、第2流体(第1の分流部13から中間インジェクション回路15へ流れる冷媒)が流れる第2流路33を内部に有する第2伝熱管34とから構成されている。そして、前記第1及び第2の伝熱管32、34は、互いに熱交換関係となるように配して、ロウR付けにより一体化された後、螺旋形状に巻回される。前記第1及び第2の伝熱管32、34は、ロウR付けにより伝熱面積が拡大されて熱交換が促進される。
また、前記冷媒対冷媒用熱交換器6は、第1伝熱管32の第1流路31を流れる第1流体としての冷媒と、第2伝熱管34の第2流路33を流れる第2流体としての冷媒とが、互いに対向流となるように配管接続されるため、冷媒同士の熱交換が促進される。
そして、前記第1伝熱管32の第1流路31を流れる第1流体と、前記第2伝熱管34の第2流路33を流れる第2流体の双方が、前記ヒートポンプ冷凍サイクル1Xにおける冷媒対水用熱交換器4の放熱部4Aを通過した後、前記第1の分流部13で分流した冷媒である。
即ち、前記第1伝熱管32が前記放熱部6Aを構成し、また、前記第2伝熱管が前記受熱部6Bを構成するものである。
また、アキュームレータ9の外周に配置された冷媒対冷媒用熱交換器6の外周には、平板状の外側断熱材35が巻き付けられており、この外側断熱材35によって前記冷媒対冷媒用熱交換器6の外周を覆う構成とし、さらに、前記外側断熱材35はそれに巻き付けた締着バンド36により固定される。このように構成すると、外側断熱材35により前記冷媒対冷媒用熱交換器6の熱が大気中へ放熱されるのを抑えることができる。
また、図4に示すように、前記冷媒対水用熱交換器4は、断熱性の熱交換器カバー37で周囲を覆われて、前記熱交換器用送風機11の直下の底板25上に配置されている。
尚、上述の一実施例では、冷媒対冷媒用熱交換器6をアキュームレータ9の外周に配置して、その冷媒対冷媒用熱交換器6をアキュームレータ9により保持する構成としたが、冷媒対冷媒用熱交換器6に代えて、例えば、冷媒対水用熱交換器4をアキュームレータ9の外周に配置して、その冷媒対水用熱交換器4をアキュームレータ9により保持する構成としても良い。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
本発明の一実施例を示すヒートポンプ式給湯機の設置状態を説明する説明図である。 同じくヒートポンプ冷凍サイクルを示す図である。 本発明によるヒートポンプ熱源機の要部正面図である。 同じくヒートポンプ熱源機の要部斜視図である。 同じくヒートポンプ熱源機の要部平面図である。 同じくアキュムアキュームレータの外周に取り付けられた状態を示す冷媒対冷媒用熱交換器の斜視図である。 図6の縦断面図である。 第1伝熱管と第2伝熱管の拡大断面図である。
符号の説明
A ヒートポンプ式給湯機
1 ヒートポンプ熱源機
1A 機器本体
1X ヒートポンプ冷凍サイクル
2 貯湯タンクユニット
3 圧縮機
4 冷媒対水用熱交換器(熱交換器)
4A 放熱部(放熱器)
5 第1の減圧装置(減圧装置)
6 冷媒対冷媒用熱交換器(熱交換器)
6A 冷媒対冷媒用熱交換器の放熱部
6B 冷媒対冷媒用熱交換器の受熱部
7 第2の減圧装置(減圧装置)
8 蒸発器
9 アキュームレータ
28 固定基板
29 支持具
30 断熱材
31 第1流路
32 第1伝熱管
33 第2流路
34 第2伝熱管
35 外側断熱材

Claims (5)

  1. 機器本体内に圧縮機、放熱器、熱交換器、減圧装置、蒸発器及びアキュームレータを含むヒートポンプ冷凍サイクルの主要構成部品を収容して成るヒートポンプ熱源機において、
    前記機器本体内の底部に支持具を介してアキュームレータを固定支持し、このアキュームレータの外周に螺旋形状の熱交換器を巻回状態に配置して、その螺旋形状の熱交換器をアキュームレータにより保持したことを特徴とするヒートポンプ熱源機。
  2. 前記螺旋形状の熱交換器は、前記アキュームレータの外周に断熱材を介して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ熱源機。
  3. 前記螺旋形状の熱交換器は、第1流体が流れる第1流路を有する第1伝熱管と、第2流体が流れる第2流路を有する第2伝熱管とを、互いに熱交換関係に一体化して成ることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ熱源機。
  4. 前記第1伝熱管の第1流路に流れる第1流体と、第2伝熱管の第2流路を流れる第2流体の双方が、前記ヒートポンプ冷凍サイクルの放熱器を通過させた後に分流させた冷媒であることを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ熱源機。
  5. 前記第1伝熱管の第1流路に流れる第1流体がヒートポンプ冷凍サイクル中を流れる冷媒であり、第2伝熱管の第2流路を流れる第2流体が、給湯用水または暖房用水であることを特徴とする請求項3に記載のヒートポンプ熱源機。
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