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JP2007327612A - バルブのシール構造 - Google Patents

バルブのシール構造 Download PDF

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JP2007327612A
JP2007327612A JP2006160753A JP2006160753A JP2007327612A JP 2007327612 A JP2007327612 A JP 2007327612A JP 2006160753 A JP2006160753 A JP 2006160753A JP 2006160753 A JP2006160753 A JP 2006160753A JP 2007327612 A JP2007327612 A JP 2007327612A
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JP
Japan
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rubber
elastic body
valve
pair
contact
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Withdrawn
Application number
JP2006160753A
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English (en)
Inventor
Koji Tsukamoto
浩司 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Abstract

【課題】バルブの開閉作動に合わせて一対のシール要素が互いに接離する構造のバルブのシール構造において、一方のシール要素をなすゴム状弾性体にはみ出し現象が発生するのを抑え、もってその破損を防止することが可能なバルブのシール構造を提供する。
【解決手段】一対のシール要素を金属等の剛性部品とゴム状弾性体との組み合わせとし、剛性部品に環状突起2を設けるとともにこの環状突起2が接離するゴム状弾性体6の当接面6aを圧力が作用しても変形しにくい平面状に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バルブの開閉作動に合わせて一対のシール要素が互いに接離する構造のバルブのシール構造に関するものである。本発明のシール構造は例えば、燃料電池用高圧ガスバルブの開閉作動部に用いられる。
図3に示す従来のバルブ装置51においてはその閉弁作動時、図4(A)に示すように弁体52がゴムリップ(外側シール部)53および金属部(内側シール部)54に順次当接するように構成され、すなわち先ずゴムリップ53に当接してから金属部54に当接するように構成されている。
しかしながらこの構造によると、シールすべきガス圧力の高圧化に伴ってゴムリップ53が圧力に押されて変形し、はみ出し現象を生じることから、図4(B)に示すようにゴムリップ53が弁体52と金属部54との間に挟まれて破損してしまうことがある。
特開平9−150728号公報
本発明は以上の点に鑑みて、一方のシール要素をなすゴム状弾性体にはみ出し現象が発生するのを抑えることができ、もってその破損を防止することが可能なバルブのシール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のシール構造は、バルブの開閉作動に合わせて一対のシール要素が互いに接離する構造のバルブのシール構造において、前記一対のシール要素は、金属等の剛性部品とゴム状弾性体との組み合わせよりなり、前記剛性部品は環状突起を有するとともに前記環状突起が接離する前記ゴム状弾性体の当接面は平面状に設定されていることを特徴とするものである。
ゴム状弾性体に高圧が作用したときにゴム状弾性体にはみ出し現象が発生するか否かは、ゴム状弾性体がどのような形状を有しているかが大きく関係し、例えばゴム状弾性体がシールリップを有していると、シールリップは変形し易い形状であることから、はみ出し現象が発生し易いものとなる。この点、本発明ではゴム状弾性体の当接面が平面状に設定され、平面状の形状は変形しにくい形状であることから、はみ出し現象が発生するのを抑えることが可能とされている。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明のシール構造においては、接離作動する一対のシール要素が剛性部品とゴム状弾性体との組み合わせとされ、剛性部品に環状突起が設けられるとともにこの環状突起が接離するゴム状弾性体の当接面が平面状に設定されていることから、ゴム状弾性体は高圧が作用しても変形しにくい形状とされている。すなわち本発明では、ゴム面が平らであることで圧力がかかったときのゴムの変形を抑えることが可能とされている。したがって、ゴム状弾性体にはみ出し現象が発生するのを抑えることができ、もってその破損を防止することができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係るバルブのシール構造を示している。
当該実施例に係るシール構造は、バルブの開閉作動に合わせて一対のシール要素が互いに接離するものであって、一対のシール要素は、金属等の剛性部品である弁体1と弁座側のゴム状弾性体6との組み合わせよりなり、弁体1は環状突起(ビード)2を有し、この環状突起2が接離するゴム状弾性体6の当接面6aは平面状に設定されている。
環状突起2は、金属または硬質樹脂等の剛材よりなる弁体1の端面部1aにゴム状弾性体6に向けて一体成形され、またバルブの中心軸線0を中心として環状に形成されている。突起2の先端は、ゴム状弾性体6を傷付けることがないように丸みを帯びた断面形状とされている。
ゴム状弾性体6は、これも環状に成形され、バルブボディ3の弁座部4に設けた環状の装着溝5に装着されている。装着溝5およびゴム状弾性体6は共に断面矩形状に成形されている。また、ゴム状弾性体6の当接面6aはバルブボディ3の端面部3aよりも若干後退した位置に配置され、これによりゴム状弾性体6の充填率は100%未満とされ、ゴム状弾性体6は装着溝5内に完全に収容された状態にある。
図1はバルブの弁開状態を示しており、高圧側空間Hから低圧側空間Lへ高圧ガスが流れている。この弁開状態からバルブが閉弁作動して弁体1がバルブボディ3に近付く方向に移動すると、図2に示すように環状突起2がゴム状弾性体6の当接面6aに当接し、若干食い込んだ状態で停止し、弁閉のシール状態が実現されることになる。
上記構成のシール構造においては、接離作動する一対のシール要素が剛性部品である弁体1とゴム状弾性体6との組み合わせとされ、弁体1の端面部1aに環状突起2が設けられるとともにこの環状突起2が接離するゴム状弾性体6の当接面6aが平面状に設定されているために、ゴム状弾性体6は高圧が作用しても変形しにくい形状とされている。したがって、ゴム状弾性体6にはみ出し現象が発生するのを抑えることができ、もってゴム状弾性体6が弁体1とバルブボディ3との間に挟まれて破損するのを防止することができる。
また、当該実施例では、ゴム状弾性体6が装着溝5内に収容されるとともにその充填率が100%未満とされているので、これによってもゴム状弾性体6は圧力が作用しても変形しにくく設定されていると云うことができる。
尚、当該実施例では、剛性部品が弁体を形成し、ゴム状弾性体が弁座を形成しているが、反対にゴム状弾性体が弁体を形成し、剛性部品が弁座を形成する構成であっても良く、この場合は、ゴム状弾性体が剛性部品に設けた突起に対して進退することになる。
本発明の実施例に係るシール構造の弁開状態を示す断面図 同シール構造の弁閉状態を示す断面図 従来例に係るバルブ装置の断面図 同バルブ装置に備えられるシール構造の断面図
符号の説明
1 弁体(剛性部品)
1a,3a 端面部
2 環状突起
3 バルブボディ
4 弁座部
5 装着溝
6 ゴム状弾性体
6a 当接面
H 高圧側空間
L 低圧側空間

Claims (1)

  1. バルブの開閉作動に合わせて一対のシール要素が互いに接離する構造のバルブのシール構造において、
    前記一対のシール要素は、金属等の剛性部品とゴム状弾性体との組み合わせよりなり、
    前記剛性部品は環状突起を有し、前記環状突起が接離する前記ゴム状弾性体の当接面は平面状に設定されていることを特徴とするバルブのシール構造。
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