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JP2007317939A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法 Download PDF

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JP2007317939A JP2006146879A JP2006146879A JP2007317939A JP 2007317939 A JP2007317939 A JP 2007317939A JP 2006146879 A JP2006146879 A JP 2006146879A JP 2006146879 A JP2006146879 A JP 2006146879A JP 2007317939 A JP2007317939 A JP 2007317939A
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誠 見▲崎▼
Masashi Tsutsui
将史 筒井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】素子の微細化に伴い電荷蓄積部が深く形成されも、残像のない画像特性の優れた固体撮像素子及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】半導体基板11中に形成された電荷蓄積部14、及び電荷蓄積部14に蓄積された電荷を転送するためのトランスファーゲート15を含む画素部12が、半導体基板11中に形成された素子分離領域13によって互いに分離され、素子分離領域13内には、トランスファーゲート15に電気的に接続された埋め込みゲート18が埋設されている。埋め込みゲート18は、半導体基板11中に形成された溝部13a内に形成されたゲート絶縁膜18a及びゲート電極18bで構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像素子及びその製造方法に関し、特に素子が微細化されても画像特性の劣化のない固体撮像素子及びその製造方法に関する。
近年、固体撮像素子の1つとして、増幅型MOSセンサを用いた固体撮像素子が注目されている。この固体撮像素子は、画素毎にフォトダイオードで検出した信号をトランジスタで増幅するもので、高感度という特徴を有する。また、固体撮像素子においては、近年の画素の微細化に伴い、トレンチ分離(STI:Shallow Trench Isolation)により形成された素子分離構造が適用されている。STIは、半導体基板の主面に溝を形成し、この溝に酸化膜などの絶縁膜を埋め込んだ後、平坦化することによって素子分離領域を形成するものである。STIは、溝の側面を半導体基板の主面に対し急峻に形成できることから、素子分離領域の幅をLOCOS(Local Oxidation of Silicon)により形成された素子分離領域よりも狭くすることができる。
しかしながら、素子の微細化に伴い、固体撮像素子の飽和特性を向上するために、フォトダイオードの不純物濃度を濃くしたり、拡散深さを深くしたりする必要がある。ところが、拡散深さを深くすると、斜め方向の入射光によってフォトダイオードの深い位置で発生した電荷が、隣接するフォトダイオードに信号電荷として蓄積され、いわゆる混色の問題が発生するおそれがある。
フォトダイオードが深くなったときのかかる混色の問題を解決する方法が、特許文献1に記載されている。以下、図16を参照しながら、特許文献1に記載された固体撮像素子の構造を説明する。
図16に示すように、P型シリコン基板101にトレンチ分離領域102が形成され、このトレンチ分離領域102で分離された画素領域に、N型不純物層からなる電荷蓄積部(フォトダイオード)103、電荷蓄積部103に蓄積された電荷を転送するためのトランスファーゲート104、及び、転送された電荷を蓄積するフローティングディフュージョン(FD:Floating Diffusion)105がそれぞれ形成されている。
ここで、トレンチ分離領域102を包含するように、P型の素子分離拡散領域106が形成されている。そして、この素子分離拡散領域106は、トレンチ分離領域102の底面下部で、電荷蓄積部103より深い位置まで達するように形成されている。これにより、素子が微細化されて電荷蓄積部103が深く形成されても、画素間の電荷の移動を遮断し、混色を防止することができる。
特開2003−142674号公報
素子の微細化に伴って、固体撮像素子の飽和特性を向上するため、電荷蓄積部(フォトダイオード)を深く形成した場合に生じる混色の問題は、特許文献1に記載されているような方法で防止することができるが、本発明者等は、フォトダイオードを深く形成した場合に、混色以外に新たな問題が生じるおそれがあることに気が付いた。すなわち、フォトダイオードを深く形成した場合、トランスファーゲートに電圧を印加して、フォトダイオードに蓄積された電荷をフローティングディフュージョンに転送しても、蓄積電荷を完全に転送できず、その結果、残像が生じるという課題を見出した。以下、この新たに見出した課題について、図1を参照しながら説明する。
図1(a)は、固体撮像素子における画素部の構成を模式的に示した断面図で、半導体基板11に、電荷蓄積部(フォトダイオード)14、トランスファーゲート15、フローティングディフュージョン(FD)16が形成されている。なお、一般には、電荷蓄積部14の表面に、電荷蓄積部14の不純物層と反対導電型の不純物層からなる空乏化防止領域17が形成されている。
図1(b)は、トランスファーゲート15に電圧を印加したときの、電荷蓄積部14からフローティングディフュージョン16に至る電流パス(図1(a)に示した矢印OPQに沿ったパス)の1次元ポテンシャル分布をシミュレーションにより計算し、その結果を電荷蓄積部14の深さに対してプロットしたグラフである。なお、シミュレーションは、半導体基板11を、P型のシリコン基板(不純物濃度:1×1014/cm3)とし、電荷蓄積部14は、Asの不純物を、ドーズ量 2.2×1012/cm2(5.5×1011/cm2で4回転注入)で、注入エネルギーを、200KeV〜600KeVまで変えてイオン注入により形成し、トランスファーゲート15に2.9Vの電圧を印加したものとして行った。
図1(b)に示すように、注入エネルギーが400KeVと高くなると、ポテンシャルに窪みが現れ始め、600KeVでは、顕著に窪みが現れることが分かる。このことから、注入エネルギーが高くなると、換言すれば、電荷蓄積部14が深くなると、ポテンシャルの窪みが顕著になるとともに、その窪みの位置も深くなることが分かる。
このような現象が起きる理由は定かではないが、注入エネルギーが高くなると、電荷蓄積部14の高濃度領域も深くなり、空乏化しにくくなる。この空乏化しない領域はポテンシャルが増加しないため窪みとなると考えられる。また、電荷蓄積部14の濃度がさらに高くなると、この傾向がさらに顕著になることが予測される。
電荷蓄積部14が深くなって、図1(b)に示すようなポテンシャルの窪みが顕著になると、トランスファーゲート15に電圧を印加しても、この窪みの影響で、電荷蓄積部14が完全に空乏化されず、その結果、電荷蓄積部14に蓄積された電荷を完全にフローティングディフュージョン16に転送することが困難になる。すなわち、素子の微細化に伴って、電荷蓄積部14を深く形成すると、従来の混色の問題に加え、残像という新たな問題が発生し、固体撮像素子の画像特性を劣化させるおそれがある。
本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、その主な目的は、素子の微細化に伴い電荷蓄積部14が深く形成されも、残像のない画像特性の優れた固体撮像素子及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像素子は、トランスファーゲートとは別に、画素部を分離する素子分離領域内に埋め込みゲートを設けた構成を採用する。
すなわち、本発明に係る固体撮像素子は、電荷蓄積部と、該電荷蓄積部に蓄積された電荷を転送するためのトランスファーゲートとを含む画素部が、半導体基板中に形成された素子分離領域によって互いに分離された固体撮像素子であって、素子分離領域内の少なくとも一部に、トランスファーゲートに電気的に接続された埋め込みゲートが埋設されていることを特徴とする。
このような構成によれば、素子の微細化に伴い電荷蓄積部が深く形成されも、素子分離領域内に埋設された埋め込みゲートに、トランスファーゲートと同電位の電圧を印加することによって、電荷蓄積部の底部にまでポテンシャルをかけて空乏化することができるため、電荷蓄積部に蓄積された電荷を完全に転送することができる。これにより、残像のない画像特性の優れた固体撮像素子を実現することができる。
ある好適な実施形態において、上記埋め込みゲートのゲート絶縁膜は、トランスファーゲートのゲート絶縁膜と同一の絶縁膜で連続して形成されている。
また、上記埋め込みゲートのゲート電極は、トランスファーゲートのゲート電極と同一の導電膜で連続して形成されている。
このように、埋め込みゲートの構成を、トランスファーゲートの構成と共通化することによって、埋め込みゲートの形成を容易なものとすることができる。
ある好適な実施形態において、上記埋め込みゲートは、電荷蓄積部を取り囲むように、素子分離領域内に埋設されている。
また、上記埋め込みゲートは、トランスファーゲートが形成された領域下にある素子分離領域内に埋設されている。
このような位置に埋め込みゲートを埋設することによって、電荷蓄積部の空乏化をより効率的に行うことができ、また、トランスファーゲートと埋め込みゲートとの電気的な接続も容易に行うことができる。
ある好適な実施形態において、上記素子分離領域は、電荷蓄積部の深さに対して1/3以上の深さに形成されていることが好ましい。
また、上記電荷蓄積部は、半導体基板の表面から0.3μm以上の深さを有することが好ましい。
さらに、上記素子分離領域は、トレンチ構造をなしていることが好ましい。
本発明に係わる固体撮像素子の製造方法は、電荷蓄積部と、該電荷蓄積部に蓄積された電荷を転送するためのトランスファーゲートとを備えた固体撮像素子の製造方法であって、半導体基板の素子分離領域に溝部を形成する工程(a)と、溝部の底面及び側面上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程(b)と、工程(b)の後、溝部内の少なくとも一部に導電膜を埋め込むことによって埋め込みゲート電極を形成する工程(c)と、半導体基板における溝部に囲まれた領域に、該半導体基板と反対導電型の不純物をイオン注入することによって、電荷蓄積部を形成する工程(d)と、半導体基板における溝部に囲まれた領域上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程(e)と、第2のゲート絶縁膜上にトランスファーゲート電極を形成する工程(f)とを備え、埋め込みゲート電極と、トランスファーゲート電極とは電気的に接続された状態で形成されることを特徴とする。
ある好適な実施形態において、上記工程(b)及び工程(e)は、同一の絶縁膜を、溝部の底面及び側面上、並びに半導体基板上に形成することによって同時に実行され、第1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶縁膜は、同一の絶縁膜で構成される。
ある好適な実施形態において、上記工程(c)及び工程(f)は、同一の導電膜を、第1のゲート絶縁膜及び第2のゲート絶縁膜上に形成することによって同時に実行され、埋め込みゲート電極及びトランスファーゲート電極は、同一の導電膜で構成される。
ある好適な実施形態において、上記工程(c)において、埋め込みゲートは、電荷蓄積部を取り囲むように、溝部内に導電膜を埋め込むことによって形成される。
ある好適な実施形態において、上記導電膜はポリシリコン膜である。
本発明に係る固体撮像素子によると、電荷蓄積部(フォトダイオード)が深くなった場合でも、素子分離中に埋め込んだ電極からも電圧を印加し、電荷蓄積部の深部にまでポテンシャルをかけ空乏化できるため、蓄積電荷を完全に転送することができ、これにより残像のない画像特性の優れた固体撮像素子を実現することができる。
また、本発明に係る固体撮像素子によると、電荷蓄積部の全体を取り囲むように埋め込みゲートを埋設することにより、より高い残像抑制効果を発揮することができ、これにより、電荷蓄積部の深化、高濃度化も可能になるため、固体撮像素子の微細化を図ることができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、説明の簡略化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(第1の実施形態)
図2(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における固体撮像素子10の構成を模式的に示した図で、図2(a)は固体撮像素子10の平面図、図2(b)は図2(a)のIIb−IIbに沿った断面図、図2(c)は図2(a)のIIc−IIcに沿った断面図をそれぞれ示したものである。
図2(a)〜(c)に示すように、本実施形態における固体撮像素子10は、半導体基板11中に形成された電荷蓄積部14、及び電荷蓄積部14に蓄積された電荷を転送するためのトランスファーゲート15を含む画素部12が、半導体基板11中に形成された素子分離領域13によって互いに分離され、素子分離領域13内に、トランスファーゲート15に電気的に接続された埋め込みゲート18が埋設された構成を備えていることを特徴とする。
トランスファーゲート15は、図2(b)に示すように、半導体基板11上に形成されたゲート絶縁膜(第2のゲート絶縁膜)15a及びゲート電極(第2のゲート電極)15bで構成され、埋め込みゲート18は、半導体基板11中に形成された溝部内に形成されたゲート絶縁膜(第1のゲート絶縁膜)18a及びゲート電極18b(第1のゲート電極)で構成されている。
本実施形態では、埋め込みゲート18のゲート絶縁膜18aは、トランスファーゲート15のゲート絶縁膜15aと同一の絶縁膜で連続して形成されている。また、埋め込みゲート18のゲート電極18bも、トランスファーゲート15のゲート電極15bと同一の導電膜で連続して形成されており、電荷蓄積部14に蓄積された電荷を転送する際、埋め込みゲート18には、トランスファーゲート15と同電位の電圧が加えられる。
すなわち、電荷蓄積部14には、電荷蓄積部14の表面からだけでなく、その側面からも電圧が印加されることになり、これにより、電荷蓄積部14が深くなって、図1(b)に示すようなポテンシャルの窪みが生じても、電荷蓄積部14の深部にまでポテンシャルをかけて、電荷蓄積部14を完全に空乏化することができる。その結果、電荷蓄積部14に蓄積された電荷を完全にフローティングディフュージョン(FD)16に転送することができ、残像を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、図2(b)、(c)に示すように、埋め込みゲート18は、電荷蓄積部14を取り囲むように、素子分離領域13内に埋設されて形成されている。すなわち、素子分離領域13全体が埋め込みゲート18の構成をなし、その結果、素子分離領域13は、画素部12を互いに電気的に分離する機能に加えて、トランスファーゲートの一部を構成する機能を併せ持った格好になる。
しかし、このような構成にしても、従来の素子分離領域として必要な面積以上のものは要せず、それ故、素子面積が増加することはない。また、図2(c)に示すように、埋め込みゲート18のゲート電極18bは、トランスファーゲート15の直下で、トランスファーゲート15のゲート電極15bと電気的に接続しているので、埋め込みゲート18のゲート電極18bのコンタクトを取るためのコンタクト領域を設ける必要もない。
ところで、本発明では、素子分離領域13に埋め込みゲート18を埋設することによって、電荷蓄積部14の側面からもポテンシャルをかけるようにしたことから、埋め込みゲート18、すなわち、素子分離領域13を深く形成するほど、その効果は発揮される。従って、素子分離領域13は、電荷蓄積部14と十分重複する深さにまで形成することが好ましい。一方、素子分離領域13は、半導体基板11に溝部を形成して、そこに導電膜(あるいは絶縁膜)を埋設することによって形成されるので、従来のLOCOS分離よりもストレスが大きい。それ故、素子分離領域13を深く形成すると、ストレスの増加によるリーク電流の増加を招くおそれがある。これらのことを考慮して、本発明においては、素子分離領域13(埋め込みゲート18)を、電荷蓄積部14の深さに対して1/3以上の深さに形成することが好ましいといえる。
図3は、図1(b)に示したグラフにおいて、ポテンシャルに窪みが生じる条件(注入エネルギー:600KeV)で電荷蓄積部14を形成したときの、トランスファーゲート15にのみ電圧を印加した場合と、トランスファーゲート15と埋め込みゲート18との両方に電圧を印加した場合の、ポテンシャル分布を比較したグラフである。
図3に示すように、埋め込みゲート18にも電圧を印加した場合には、ポテンシャルの窪みが発生しておらず、電荷蓄積部14の側面からもポテンシャルをかける効果を確認することができる。
再び、図2(a)〜(c)を参照しながら、本実施形態における固体撮像素子10の構成を詳細に説明する。
図2(b)、(c)に示すように、P型のシリコンからなる半導体基板11の画素部12には、例えば、厚さが9nmの酸化シリコンからなるゲート絶縁膜15aと、例えば、厚さが165nmのポリシリコン膜からなるゲート電極15bとで構成されたトランスファーゲート15が形成されている。また、半導体基板11中には、例えば、Asの不純物拡散層からなる深さ約0.8μmのN型の電荷蓄積部14、及び白キズ抑制のためのP型の空乏化防止領域(P型の不純物拡散層)17がトランスファーゲート15にオーバーラップするように形成されている。さらにトランスファーゲート15を挟んで電荷蓄積部14に対向するようにN型のフローティングディフュージョン(例えば、Asの不純物拡散層)16が形成されている。
一方、素子分離領域13には、半導体基板11に形成された深さ約0.3μmの溝部内に、埋め込みゲート18のゲート絶縁膜18aと、ポリシリコン膜が埋め込まれたゲート電極18bとで構成された埋め込みゲート18が形成されている。なお、埋め込みゲート18のゲート絶縁膜18aは、トランスファーゲート15のゲート絶縁膜15aと連続して形成されている。
そして、図2(c)に示すように、素子分離領域13におけるトランスファーゲート15直下では、トランスファーゲート15のゲート電極15bは、埋め込みゲート18のゲート電極18bと接して形成されている。
なお、本実施形態において、埋め込みゲート18は、電荷蓄積部14を取り囲むように素子分離領域内に埋設して形成したが、必ずしも完全に取り囲む必要はない。また、電荷蓄積部14は0.8μmと比較的深く形成したが、これよりも浅く形成した電荷蓄積部14においても、本発明の効果は発揮される。
次に、本実施形態における固体撮像素子10の製造方法について、図4及び図5を参照しながら説明する。なお、図4(a)〜(c)は、図2(a)のIIb−IIbに沿った工程断面図、図5(a)〜(c)は、図2(a)のIIc−IIcに沿った工程断面図をそれぞれ示す。
まず、図4(a)、図5(a)に示すように、P型のシリコン基板からなる半導体基板11に、素子分離領域13となる深さ約0.3μmの溝部13aを形成する。その後、半導体基板11の表面上及び溝部13aの側面上に、トランスファーゲート15のゲート絶縁膜15aと、埋め込みゲート18のゲート絶縁膜18aとを同一の絶縁膜、例えば厚さ9nmのシリコン酸化膜で同時に形成する。
なお、ゲート絶縁膜15a、18aを形成する前に、溝部13aの側面から半導体基板11中にP型の不純物、例えばボロン(B)をイオン注入して、溝部13aの側面に沿って、P型の分離拡散層(不図示)を形成してもよい。
次に、図4(b)、図5(b)に示すように、レジストマスクを用いて、半導体基板11中に、P型の不純物、例えばBをイオン注入して、空乏化防止領域17を形成し、さらに、N型の不純物、例えばAsを、注入エネルギーを600KeV、ドーズ量を2.2×1012/cm2でイオン注入して、電荷蓄積部14を形成する。このとき、電荷蓄積部14は、基板11表面から約0.8μmの深さに形成される。同じく、N型の不純物、例えばAsを半導体基板11中にイオン注入して、フローティングディフュージョン16を形成する。
なお、ゲート絶縁膜15a、18aは、空乏化防止領域17、電荷蓄積部14及びフローティングディフュージョン16を形成した後に、改めて形成し直してもよい。
次に、図4(c)、図5(c)に示すように、半導体基板11上、及び溝部13a内に導電膜、例えばポリシリコン膜をCVD法で堆積した後、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて、ポリシリコン膜の表面を平坦化する。その後、レジストマスクを用いて、平坦化されたポリシリコン膜の一部をエッチングして、トランスファーゲート15のゲート電極15bをパターニングする。このとき、溝部13a内には、ポリシリコン膜が埋設された埋め込みゲート18のゲート電極18bが形成される。
なお、溝部13a内にポリシリコン膜を埋め込んで、埋め込みゲート18のゲート電極18bを形成した後、改めて、ポリシリコン膜又は他の導電膜を半導体基板11上に形成して、レジストマスクを用いてパターニングを行って、トランスファーゲート15のゲート電極15bを形成してもよい。
本発明の方法によれば、従来の素子分離領域を形成する工程において、溝部13a内に絶縁膜を埋設する代わりに、溝部13aの側面上にゲート絶縁膜18aを形成した後、溝部13a内に埋め込みゲート電極18bを埋設するだけの変更で、埋め込みゲート18を形成することができるので、容易に本発明に係わる固体撮像素子10を製造することができる。
(製造方法の変形例)
増幅型MOSセンサを用いた固体撮像素子では、半導体基板上にMOS型トランジスタを用いた信号処理回路等をオンチップ化して形成することが可能である。そこで、このようなオンチップ化された信号処理回路を形成する工程にも適合できる本発明に係わる固体撮像素子10の製造方法について、図6〜図9を参照しながら説明する。ここで、図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)は、図2(a)のIIb−IIbに沿った工程断面図、図8(a)〜(c)及び図9(a)〜(c)は、図2(a)のIIc−IIcに沿った工程断面図をそれぞれ示す。なお、図5及び図6で説明した製造方法と共通する工程は、説明を省略する。
まず、図6(a)、図8(a)に示すように、P型のシリコン基板からなる半導体基板11に、素子分離領域13となる深さ約0.3μmの溝部13aを形成する。その後、半導体基板11の表面上及び溝部13aの側面上に、イオン注入時の保護膜21、例えばシリコン酸化膜を形成する。そして、溝部13aの側面から半導体基板11中にP型の不純物、例えばボロン(B)をイオン注入して、溝部13aの側面に沿って、P型の分離拡散層(不図示)を形成する。
次に、図6(b)、図8(b)に示すように、溝部13a内に、シリコン酸化膜等の絶縁膜22を埋め込んで、CMP法等により平坦化することによって、STI構造の素子分離領域13を形成する。
次に、図6(c)、図8(c)に示すように、レジストマスクを用いて、半導体基板11中に、P型不純物層である空乏化防止領域17、N型の不純物層からなる電荷蓄積部14及びフローティングディフュージョン16をイオン注入により形成する。なお、固体撮像素子10を形成する領域以外の半導体基板11には、MOSトランジスタを構成するソース、ドレイン等の拡散層も併せ形成される。
その後、図7(a)、図9(a)に示すように、固体撮像素子10の形成領域における素子分離領域13に埋め込まれた絶縁膜22、及び半導体基板11の表面に形成された保護膜21を除去する。
そして、図7(b)、図9(b)に示すように、半導体基板11の表面上及び溝部13aの側面上に、トランスファーゲート15のゲート絶縁膜15aと、埋め込みゲート18のゲート絶縁膜18aとを同一の絶縁膜、例えば厚さ9nmのシリコン酸化膜で同時に形成する。
最後に、半導体基板11上、及び溝部13a内に導電膜、例えばポリシリコン膜をCVD法で堆積して、 溝部13a内に埋め込みゲート18のゲート電極18bを埋設するとともに、レジストマスクを用いてポリシリコン膜をパターニングして、トランスファーゲート15のゲート電極15bを形成する。なお、固体撮像素子10を形成する領域以外の半導体基板11には、MOSトランジスタを構成するゲート電極等も併せ形成される。
(第2の実施形態)
図10(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態における固体撮像素子20の構成を模式的に示した図で、図10(a)は固体撮像素子20の平面図、図10(b)は図10(a)のXb−Xbに沿った断面図、図10(c)は図10(a)のXc−Xcに沿った断面図をそれぞれ示したものである。
第1の実施形態では、電荷蓄積部14を取り囲むように、素子分離領域13内に埋め込み電極18を埋設したが、本実施形態では、素子分離領域13内の一部に埋め込み電極18を埋設された構成を備えていることを特徴とする。このような構成は、例えば、図10(a)に示すように、素子分離領域13の幅が狭い領域(トランスファーゲートが形成される以外の領域)には、埋め込みゲート18のゲート電極18bを埋設することが困難な場合等に特に有効である。
トランスファーゲート15は、図10(b)に示すように、半導体基板11上に形成されたゲート絶縁膜(第2のゲート絶縁膜)15a及びゲート電極(第2のゲート電極)15bで構成され、埋め込みゲート18は、図10(a)、(c)に示すように、トランスファーゲート15が形成された領域下にある素子分離領域13内に埋設されて形成されている。なお、埋め込みゲート18は、図10(c)に示すように、半導体基板11中に形成された溝部内に形成されたゲート絶縁膜(第1のゲート絶縁膜)18a及びゲート電極18b(第1のゲート電極)bで構成されている。
本実施形態においては、埋め込みゲート18が、図10(a)に示すように、トランスファーゲート15の直下に形成されているため、埋め込みゲート18をトランスファーゲート15に電気的に接続するためのコンタクトを容易に取ることができる。
図11は、図1(b)に示したグラフにおいて、ポテンシャルに窪みが生じる条件(注入エネルギー:600KeV)で電荷蓄積部14を形成したときの、トランスファーゲート15にのみ電圧を加えた場合と、トランスファーゲート15と素子分離領域13の一部に埋設された埋め込みゲート18との両方に電圧を加えた場合の、ポテンシャル分布を比較したグラフである。
図11に示すように、素子分離領域13の一部にしか埋め込みゲート18を埋設していなくても(実線で示したグラフ)、電荷蓄積部(フォトダイオード:PD)14を取り囲むように埋め込みゲート18を埋設した場合(点線で示したグラフ)と同様に、ポテンシャルの窪みの発生を防止する効果が十分に発揮されることが分かる。
なお、本実施形態では、埋め込みゲート18をトランスファーゲート15が形成された領域下にある素子分離領域13内に形成するようにしたが、埋め込みゲート18を埋設する位置は特に限定されず、例えば、トランスファーゲート15から最も離れた素子分離領域13内の一部に形成してもよい。
次に、本実施形態における固体撮像素子20の製造方法について、図12〜図15を参照しながら説明する。なお、図12(a)〜(c)及び図13(a)〜(c)は、図10(a)のXb−Xbに沿った工程断面図、図14(a)〜(c)及び図15(a)〜(c)は、図10(a)のXc−Xcに沿った工程断面図をそれぞれ示す。なお、第1の実施形態と共通する工程については、説明を省略する。
まず、図12(a)、図14(a)に示すように、P型のシリコン基板からなる半導体基板11に、素子分離領域13となる深さ約0.3μmの溝部13aを形成する。その後、半導体基板11の表面上及び溝部13aの側面上に、例えば、厚さ9nmのシリコン酸化膜からなる埋め込みゲート18のゲート絶縁膜18aを形成する。
なお、ゲート絶縁膜18aを形成する前に、溝部13aの側面から半導体基板11中にP型の不純物、例えばボロン(B)をイオン注入して、溝部13aの側面に沿って、P型の分離拡散層(不図示)を形成しておいてもよい。
次に、図14(b)に示すように、溝部13a内にポリシリコン膜を部分的に埋め込んだ後、さらにその上にシリコン酸化膜等の絶縁膜22を堆積して平坦化することにより、埋め込みゲート18のゲート電極18bを形成するとともに、図12(b)に示すように、埋め込みゲート18を埋め込まない素子分離領域13の溝部13aには、絶縁膜22が埋設される。
次に、図12(c)、図14(c)に示すように、レジストマスクを用いて、半導体基板11中に、P型の不純物層からなる空乏化防止領域17、N型不純物層からなる電荷蓄積部14及びフローティングディフュージョン16を形成する。このとき、電荷蓄積部14は、基板11表面から約0.8μmの深さに形成される。なお、ゲート絶縁膜18aは、ゲート電極18bで覆われているので、上記不純物層を形成する際のイオン注入のダメージを受けることはない。
次に、図13(a)、図15(a)に示すように、半導体基板11上の埋め込みゲート18のゲート絶縁膜18aを除去した後、図13(b)、図15(b)に示すように、半導体基板11上に、トランスファーゲート15のゲート絶縁膜15aを形成する。
最後に、図13(c)、図15(c)に示すように、ゲート絶縁膜15a上に、ポリシリコン膜を堆積した後、レジストマスクを用いてパターニングを行い、トランスファーゲート15のゲート電極15bを形成する。なお、ポリシリコン膜を堆積する前に、ゲート絶縁膜15aの一部にコンタクト窓(不図示)を開けておくことによって、埋め込みゲート18のゲート電極18bとトランスファーゲート15のゲート電極15bとのコンタクトを取ることができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
本発明は、深い電荷蓄積部を有する固体撮像素子及びその製造方法に有用である。
本発明の残像に係わる課題を説明する図で、(a)は、固体撮像素子の基本的な構成を示した断面図で、(b)は、電荷蓄積部におけるポテンシャル分布を示したグラフである。 本発明の第1の実施形態における固体撮像素子の構成を模式的に示した図で、(a)は平面図、(b)は、図2(a)のIIb−IIbに沿った断面図、(c)は、図2(a)のIIc−IIcに沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態における電荷蓄積部におけるポテンシャル分布を示したグラフである。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における固体撮像素子の製造方法を示した図で、図2(a)のIIb−IIbの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における固体撮像素子の製造方法を示した図で、図2(a)のIIc−IIcの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における固体撮像素子の製造方法の変形例を示した図で、図2(a)のIIb−IIbの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における固体撮像素子の製造方法の変形例を示した図で、図2(a)のIIb−IIbの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における固体撮像素子の製造方法の変形例を示した図で、図2(a)のIIc−IIcの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における固体撮像素子の製造方法の変形例を示した図で、図2(a)のIIc−IIcの沿った工程断面図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像素子の構成を模式的に示した図で、(a)は平面図、(b)は、図10(a)のXb−Xbに沿った断面図、(c)は、図10(a)のXc−Xcに沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態における電荷蓄積部におけるポテンシャル分布を示したグラフである。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態における固体撮像素子の製造方法を示した図で、図10(a)のXb−Xbの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態における固体撮像素子の製造方法を示した図で、図10(a)のXb−Xbの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態における固体撮像素子の製造方法を示した図で、図10(a)のXc−Xcの沿った工程断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態における固体撮像素子の製造方法を示した図で、図10(a)のXc−Xcの沿った工程断面図である。 従来の固体撮像素子の構成を示した断面図である。
符号の説明
10、20 固体撮像素子
11 半導体基板
12 画素部
13 素子分離領域
13a 溝部
14 電荷蓄積部
15 トランスファーゲート
15a トランスファーゲートのゲート絶縁膜(第2のゲート絶縁膜)
15b トランスファーゲートのゲート電極(第2のゲート電極)
16 フローティングディフュージョン
17 空乏化防止領域
18 埋め込みゲート
18a 埋め込みゲートのゲート絶縁膜(第1のゲート絶縁膜)
18b 埋め込みゲートのゲート電極(第1のゲート電極)
21 保護膜
22 絶縁膜

Claims (13)

  1. 電荷蓄積部と、該電荷蓄積部に蓄積された電荷を転送するためのトランスファーゲートとを含む画素部が、半導体基板中に形成された素子分離領域によって互いに分離された固体撮像素子であって、
    前記素子分離領域内の少なくとも一部に、前記トランスファーゲートに電気的に接続された埋め込みゲートが埋設されていることを特徴とする、固体撮像素子。
  2. 前記埋め込みゲートの第1のゲート絶縁膜は、前記トランスファーゲートの第2のゲート絶縁膜と同一の絶縁膜で連続して形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記埋め込みゲートの第1のゲート電極は、前記トランスファーゲートの第2のゲート電極と同一の導電膜で連続して形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記埋め込みゲートは、前記電荷蓄積部を取り囲むように、前記素子分離領域内に埋設されていることを特徴とする、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  5. 前記埋め込みゲートは、前記トランスファーゲートが形成された領域下にある前記素子分離領域内に埋設されていることを特徴とする、請求項1に記載の固体撮像素子。
  6. 前記素子分離領域は、前記電荷蓄積部の深さに対して、1/3以上の深さに形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  7. 前記電荷蓄積部は、前記半導体基板の表面から0.3μm以上の深さを有することを特徴とする、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  8. 前記素子分離領域は、トレンチ構造をなしていることを特徴とする、請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  9. 電荷蓄積部と、該電荷蓄積部に蓄積された電荷を転送するためのトランスファーゲートとを備えた固体撮像素子の製造方法であって、
    半導体基板の素子分離領域に溝部を形成する工程(a)と、
    前記溝部の底面及び側面上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記工程(b)の後、前記溝部内の少なくとも一部に導電膜を埋め込むことによって埋め込みゲート電極を形成する工程(c)と、
    前記半導体基板における前記溝部に囲まれた領域に、該半導体基板と反対導電型の不純物をイオン注入することによって、電荷蓄積部を形成する工程(d)と、
    前記半導体基板における前記溝部に囲まれた領域上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程(e)と、
    前記第2のゲート絶縁膜上にトランスファーゲート電極を形成する工程(f)とを備え、
    前記埋め込みゲート電極と、前記トランスファーゲート電極とは電気的に接続された状態で形成されることを特徴とする、固体撮像素子の製造方法。
  10. 前記工程(b)及び前記工程(e)は、同一の絶縁膜を、前記溝部の底面及び側面上、並びに前記半導体基板上に形成することによって同時に実行され、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜は、前記同一の絶縁膜で構成されることを特徴とする、請求項9に記載の固体撮像素子の製造方法。
  11. 前記工程(c)及び前記工程(f)は、同一の導電膜を、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜上に形成することによって同時に実行され、前記埋め込みゲート電極及び前記トランスファーゲート電極は、前記同一の導電膜で構成されることを特徴とする、請求項9または10に記載の固体撮像素子の製造方法。
  12. 前記工程(c)において、前記埋め込みゲートは、前記電荷蓄積部を取り囲むように、前記溝部内に前記導電膜を埋め込むことによって形成されることを特徴とする、請求項9〜11のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子の製造方法。
  13. 前記導電膜はポリシリコン膜であることを特徴とする、請求項9〜11のうちいずれか1項に記載の固体撮像素子の製造方法。
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