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JP2007308011A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Publication number
JP2007308011A
JP2007308011A JP2006138932A JP2006138932A JP2007308011A JP 2007308011 A JP2007308011 A JP 2007308011A JP 2006138932 A JP2006138932 A JP 2006138932A JP 2006138932 A JP2006138932 A JP 2006138932A JP 2007308011 A JP2007308011 A JP 2007308011A
Authority
JP
Japan
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steering
actuator
force
rack shaft
wheels
Prior art date
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Pending
Application number
JP2006138932A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nishimori
剛 西森
Kiyoshi Wakamatsu
清志 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006138932A priority Critical patent/JP2007308011A/ja
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Abstract

【課題】アクティブステア制御によるステアリングホイールへの反力伝達を防止する。
【解決手段】電動モータ6によりラック軸3を駆動する補助操舵力を発生させると共に、横風などの外乱による車両の進行方向のずれをラック軸に対して相対的に車輪WL・WRを転舵して修正するために、ラック軸の両端と左右のタイロッド5との間に転舵アクチュエータ4を設けた操舵装置において、転舵アクチュエータ駆動時の反力によりラック軸を介してステアリングホイール1が回動することを防止するべく、反力によるラック軸の変位を防止するように電動モータを駆動制御する。外乱に対する修正制御を行っていることを運転者がステアリングホイール1を介して感じることがなく、何等違和感を生じることなく安定した走りを達成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、操舵力補助アクチュエータの他に転舵アクチュエータを有する車両用操舵装置に関するものである。
従来、左右の操舵輪の舵角比を可変制御して、横風のような外乱に対して安定した走行を可能にしたり、コーナー走行に適した操舵を可能にしたりするアクティブステア機構を設けた車両用操舵装置があった(例えば特許文献1参照)。
特開平9−193827号公報
上記操舵装置にあっては、ステアリングシャフトと噛み合うラック軸およびラックがボールジョイント部を介して左右のタイロッドに連結され、左右のタイロッドの長さをそれぞれに対応して設けた油圧シリンダにより伸縮制御することにより、左右操舵輪を転舵制御することができるようにしている。これにより、左右の操舵輪を独立して転舵制御することができ、横風などの外乱となる種々の情報に応じて転舵制御することにより自動操縦への対応が可能となる。
しかしながら、車両の走行時における横風のような外乱による進行方向の乱れを解決するような修正操舵を行い、走行安定性を向上させることができるが、例えば横風に対する修正転舵制御を行う場合に、操舵輪を転舵させる時に生じるアクチュエータの反力がラック軸に伝達されると、その反力がステアリングシャフトを介してステアリングホイールに伝わってステアリングホイールが揺動するという問題がある。その場合には修正転舵を行う度にステアリングホイールが揺れることになり、運転者が違和感を覚えるという不具合が生じる。
このような課題を解決して、横風のような外乱に対して操舵輪の修正転舵制御を行う車両用操舵装置におけるステアリングホイールの挙動の違和感を防止することを実現するために本発明に於いては、運転者により操作されるステアリングホイール(1)と、前記ステアリングホイール(1)に連結されているステアリングシャフト(2)と、前記ステアリングシャフト(2)の回動運動を左右方向運動に変換して左右の操舵輪(WL・WR)を転舵するべく前記ステアリングシャフト(2)と当該左右の操舵輪(WL・WR)との間に設けられた操舵力伝達ロッド(3)と、前記ステアリングホイール(1)に加えられたトルクを検出するトルクセンサ(8)と、前記ステアリングホイールの操舵力を補助するトルクを前記トルクセンサ(8)の検出値に応じて発生させるべく前記ステアリングシャフト(2)または前記操舵力伝達ロッド(3)に設けられた操舵力補助アクチュエータ(6)と、前記操舵力伝達ロッド(3)に対して前記左右の操舵輪(WL・WR)を相対的に転舵するべく前記操舵力伝達ロッド(3)と前記左右の操舵輪(WL・WR)との間にそれぞれ設けられた2つの転舵アクチュエータ(4)と、前記各アクチュエータ(4・6)を制御する制御装置(7)とを有し、前記転舵アクチュエータ(4)により修正する転舵を行う場合に、前記転舵アクチュエータ(4)に生じる反力により前記操舵力伝達ロッド(3)が変位することを防止するべく前記操舵力補助アクチュエータ(6)の駆動力を補正制御するものとした。
このように本発明によれば、左右の操舵輪に対して操舵とは別個に転舵可能な2つの転舵アクチュエータを設けて、横風などの外乱により進行方向が乱れる虞が生じた場合にそれを修正する向きに各操舵輪を転舵させると共に、その転舵を行うことにより転舵アクチュエータの反力がステアリングシャフトを介してステアリングホイールに伝達されることを防止する向きに操舵力補助アクチュエータを制御することができ、外乱に対して転舵アクチュエータにより操舵輪の転舵制御を行っている場合にその転舵アクチュエータの反力によりステアリングホイールが回動することを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用されたアクティブステア機構を備える車両用操舵装置を示す模式的全体図である。図に示されるように、運転者が操作するステアリングホイール1に同軸に結合されたステアリングシャフト2に、例えばラックアンドピニオン機構により操舵力伝達ロッドとしてのラック軸3が連結されている。ラック軸3は、操舵輪となる例えば前輪である左右の車輪WL・WR間に延在しかつ左右方向に変位自在に設けられている。
ラック軸3の両端にはそれぞれ転舵アクチュエータ4が設けられており、そのようにして左右に設けられた転舵アクチュエータ4がタイロッド5を介して各車輪WL・WRのナックルアームに連結されている。ステアリングホイール1を図の矢印Aに示されるように左右に回転させることにより、ラック軸3が図の矢印Bに示されるように左右方向に変位し、左右の転舵アクチュエータ4及びタイロッド5を介して左右の車輪WL・WRが矢印Cに示されるように転舵される。そのラック軸3の変位に要する操舵力を軽減するべくラック軸3を軸線方向に駆動し得る操舵力補助アクチュエータとしての電動モータ6が設けられている。なお、電動モータ6とラック軸3との間の駆動力伝達はボールねじ機構により行われるものであって良い。
電動モータ6及び転舵アクチュエータ4は制御装置7により駆動制御される。したがって、制御装置7には駆動制御に用いる基準値となる複数のセンサ信号が入力している。センサ信号としては、ステアリングシャフト2に取り付けられた操舵トルクセンサ8及び操舵角センサ9からの操舵トルクT及び操舵角θと、車両の適所に設けられた車速センサ11とヨーレイトセンサ12と横加速度センサ13とからの車速Vとヨーレイトγと横加速度Gなどであって良い。
図2は転舵アクチュエータ4の一例を示す側断面図である。図2の転舵アクチュエータ4にあっては、電動アクチュエータであり、円筒状ケーシング4a内に円板状ピストン4bが軸線方向に変位自在に受容され、ピストン4bに同軸に一体化されたロッド4cの一端部がケーシング4aの外方に突出している。ピストン4bはケーシング4a内で所定量変位可能に規制されていると共に、例えば一対の圧縮コイルばね4eにより中間位置に弾発保持されるようになっている。ロッド4cの外方突出端にはタイロッド5の一端が連結されている。
ケーシング4aの内部にはロッド4cを外囲する円筒状アーマチュアを有する電動モータ4dが設けられている。その円筒状アーマチュアとロッド4cとの間にはボールねじ機構が設けられている。これにより、電動モータ4dの回転力がロッド4cの軸線方向力に変換されるため、ラック軸3(ケーシング4a)に対してロッド4cのみを図の矢印Dに示されるように変位させることができ、それによりラック軸3を動かさずに各車輪WL・WRを任意の角度に転舵させることができる。
図3は本操舵装置のメインルーチンを概略示すフロー図である。まずステップST1で各センサ信号の読み込み処理を行う。センサ信号としては、上記したように操舵角θ・車速V・ヨーレイトγ・横加速度Gなどである。次のステップST2ではそれら各信号に基づいて現在の車両状態量の推定を行う。車両状態量とは、例えばグリップ走行中であるか、ドリフト走行やスピン状態に対する程度などを数値化したものであって良い。次のステップST3ではステップST1の例えば操舵角θと車速Vとに基づいて規範ヨーレイトγeや規範横加速度Geや規範スリップ角βe等を算出し、規範車両モデルを求める。
ステップST4では、車両状態量と規範車両モデルとを比較して、例えば規範ヨーレイトγeに対してヨーレイトγが許容範囲外となっていた場合や規範横加速度Geに対して横加速度Gが許容範囲外になっていた場合などには、直進走行や車速に対する許容範囲内の操舵角一定走行にあっては横風などの外乱による影響であると判断して規範車両モデルで走行する状態に近づける向きに車輪WL・WRを転舵するための制御量を算出する。
次のステップST5では、上記制御量で転舵アクチュエータ4を駆動した場合にヨーレイトγや横加速度Gを考慮して車輪WL・WRを転舵するのに必要な発生トルクを算出する。そしてステップST6では、ステップST5で算出したトルクを発生させる電流で転舵アクチュエータ4を所定量(変位)駆動する。例えば高速直進走行時にヨーレイトγが発生した場合には、そのヨーレイトγ及び車速Vにより車両の進行方向に対してずれた角度を推定し、そのずれ角を修正するように左右の転舵アクチュエータ4を駆動して必要な車輪WL・WRを転舵する。これにより、外乱による進行方向の乱れを抑制することができる。
そして、ステップST7では、ステアリングホイール1を操舵した場合の操舵力補助制御を行う。その詳細な説明を図4を参照して以下に示す。まずステップST11で各信号の読み込み処理を行う。ここで読み込む信号としては、操舵トルクTsやモータ電流Imなどであって良い。操舵トルクTsは上記操舵トルクセンサ8により検出され、モータ電流Imは、電動モータ6に流れる電流であり、例えば制御装置7内に設けた電流センサにより検出される。
次のステップST12では、電動モータ6による操舵アシスト力を発生させるための指令値としてのP/Sアシスト指示値PSaを算出する。このアシスト指示値PSaはステアリングホイール1の操舵に対するアシスト力を発生させるための電動モータ6に対する駆動制御値であり、公知の電動操舵装置における制御と同様であって良い。例えばステップST11で読み込んだ操舵トルクTs及びモータ電流Imの大きさに基づいてアシスト指示値PSaを求めることができる。
次のステップST13では、本発明に基づく電動モータ6の補正制御を行うためのP/S補正指示値PShを算出する。このP/S補正指示値PShは、上記した転舵アクチュエータ4の駆動により生じるラック軸3に対する反力によるステアリングホイール1の回動を防止するためのものであり、その反力を打ち消す向きかつ大きさの駆動力をラック軸3に発生させるためのものである。例えば、ラック軸3の駆動方向をステップST4で算出した転舵アクチュエータ4の制御量(左右転舵方向及び変位量)に応じて求め、駆動力の大きさをステップST5で算出した転舵アクチュエータ4の発生トルクに応じて求めて、P/S補正指示値PShとして算出する。
そして、ステップST14では、上記ステップST12で算出したP/Sアシスト指示値PSaと、ステップST13で算出したP/S補正指示値PShとを加算して電動モータ6による補助操舵力を発生する制御信号となるP/S指示値を求める。次のステップST15でそのP/S指示値により電動モータ6を駆動制御して、本P/S制御ルーチンを終了する。なお、このP/S制御ルーチンは、メインルーチンステップST1〜7の実行の度に行うものであり、所定の制御サイクルで繰り返し実行される。
このようにして、ラック軸3の両端に転舵アクチュエータ4を設けて、外乱に対して車両の進行方向のずれを自動的に修正する制御を行うものにおいて、転舵アクチュエータ4の駆動時に生じるラック軸3に対する反力の影響を受けてラック軸3が変位してしまうことを防止することができる。したがって、そのようなアクティブステア機構を設けた操舵装置において、外乱に対する修正制御を行っていることを運転者がステアリングホイール1を介して感じることがなく、何等違和感を生じることなく安定した走りを達成することができる。
上記図示例では転舵アクチュエータ4として電動モータを適用した例を示したが、電動モータに限られるものではなく、油圧駆動としても良く、図5にその例を示す。図5の例では、ラック軸3の両端に油圧シリンダ14を設け、そのピストンロッド15の外方突出端にタイロッド5が結合されている。両油圧シリンダ14の第1の油圧室14a同士が互いに配管を介して連通し、第2の油圧室14bには戻しばね14cが受容され、各油圧室14a・14bには作動油が充満している。各第2の油圧室14bは4ポート3位置電磁制御弁16の2つの入出力ポートにそれぞれ配管され、制御弁16の他の2つの入出力ポートに油圧ポンプ17とタンク18とが配管されている。
制御弁16は、油圧ポンプ17及びタンク18と各第2の油圧室14bとの接続関係を切り換える2位置と、それらの連通を閉鎖する中立位置とを取り得る。なお、制御弁16の各位置への切り換え制御と油圧ポンプ17の駆動制御は油圧回路制御用に変更した制御装置7により行われる。
この油圧駆動による転舵アクチュエータ機構においても上記電動モータ駆動による転舵アクチュエータ4と同様にアクティブステアの制御を行うことができる。例えば通常の操舵力補助制御の場合には制御弁16を中立位置にして電動モータ6による操舵力補助制御を行い、ラック軸3を動かさずに車輪WL・WRを左右いずれかに転舵する場合には制御弁16をいずれか一方のポート連通位置に切り換え、かつ転舵量に応じて油圧ポンプ17による作動油供給制御を行う。
また、転舵アクチュエータ4の位置も図1に示されるようにラック軸3とタイロッド5との間に限られるものではなく、図6に示されるようにタイロッド5の一部を構成するように設けられていても良い。この場合の転舵アクチュエータ4の構造の一例を図7に示す。なお、上記図示例(図2)と同様の部分には同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図7のものにあっては、短縮化されたタイロッド5にケーシング4aが同軸にねじ結合され、ロッド4cの突出端部がタイロッドと同様のロッドエンド形状に形成されている。アクティブステア制御を行う場合には、上記と同様に操舵アクチュエータ4の駆動制御を行うことによりタイロッド部分が伸縮し、それに応じて車輪WL・WRを任意の角度に転舵させることができる。
本願発明の対象となる操舵装置にあっては、転舵アクチュエータの動作時の反力によるラック軸3の変位を防止する制御対象は操舵補助力を発生させる電動モータ6であり、上記したような種々の構造の転舵アクチュエータを用いた操舵装置であっても適用可能であり、汎用性が高い。具体的には、ステアリングホイール1に対して、操舵補助力発生手段(電動モータ6)・アクティブステア機構(転舵アクチュエータ4)・車輪WL・WRの順にレイアウトされている操舵装置に対して好適に適用可能である。この構成の場合には、従来の操舵装置のギアボックスをそのまま活用でき、アクティブステア専用のギアボックスを必要としない。同様にコラムも変更する必要が無く、従来の構造のままのものを活用できるなど、本発明の適用において製造コストの大きな高騰化は生じない。
本発明が適用されたアクティブステア機構を備える車両用操舵装置を示す模式的全体図である。 転舵アクチュエータを示す側断面図である。 本操舵装置のメインルーチンを示すフロー図である。 本発明に基づく制御を示すフロー図である。 転舵アクチュエータの第2の例を示す図である。 転舵アクチュエータの取り付け位置を変えた例を示す図である。 図6の転舵アクチュエータを示す図2に対応する図である。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 ラック軸(操舵力伝達ロッド)
6 電動モータ(操舵力補助アクチュエータ)
7 制御装置
8 トルクセンサ
WL・WR 車輪(操舵輪)

Claims (1)

  1. 運転者により操作されるステアリングホイールと、前記ステアリングホイールに連結されているステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトの回動運動を左右方向運動に変換して左右の操舵輪を転舵するべく前記ステアリングシャフトと当該左右の操舵輪との間に設けられた操舵力伝達ロッドと、前記ステアリングホイールに加えられたトルクを検出するトルクセンサと、前記ステアリングホイールの操舵力を補助するトルクを前記トルクセンサの検出値に応じて発生させるべく前記ステアリングシャフトまたは前記操舵力伝達ロッドに設けられた操舵力補助アクチュエータと、前記操舵力伝達ロッドに対して前記左右の操舵輪を相対的に転舵するべく前記操舵力伝達ロッドと前記左右の操舵輪との間にそれぞれ設けられた2つの転舵アクチュエータと、前記各アクチュエータを制御する制御装置とを有し、
    前記転舵アクチュエータにより修正する転舵を行う場合に、前記転舵アクチュエータに生じる反力により前記操舵力伝達ロッドが変位することを防止するべく前記操舵力補助アクチュエータの駆動力を補正制御することを特徴とする車両用操舵装置。
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