JP2007306711A - ディジタル保護継電器システムの出力回路 - Google Patents
ディジタル保護継電器システムの出力回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007306711A JP2007306711A JP2006132757A JP2006132757A JP2007306711A JP 2007306711 A JP2007306711 A JP 2007306711A JP 2006132757 A JP2006132757 A JP 2006132757A JP 2006132757 A JP2006132757 A JP 2006132757A JP 2007306711 A JP2007306711 A JP 2007306711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trip
- output
- circuit
- output circuit
- relay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
【課題】遮断器トリップアンサー信号TASの回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号TASが返送されない場合、トリップ連続出力監視異常警報Atcoが誤出力されたり、トリップ出力断線検出警報Atcbが誤出力されたりしないようにできる。
【解決手段】トリップ指令TDOIXと遮断器トリップ動作時に発生するトリップアンサー信号TASとによりトリップ出力監視を行うディジタル保護継電器システムの出力回路において、トリップリレーの動作に応動して前記トリップ出力監視の出力をロックし、同じ遮断器3をトリップさせる他の保護リレー5の動作に応動して前記出力回路内のトリップリレー回路の前記断線検出の出力をロックする。
【選択図】図9
【解決手段】トリップ指令TDOIXと遮断器トリップ動作時に発生するトリップアンサー信号TASとによりトリップ出力監視を行うディジタル保護継電器システムの出力回路において、トリップリレーの動作に応動して前記トリップ出力監視の出力をロックし、同じ遮断器3をトリップさせる他の保護リレー5の動作に応動して前記出力回路内のトリップリレー回路の前記断線検出の出力をロックする。
【選択図】図9
Description
この発明は、ディジタル保護継電器システムの出力回路、特に監視機能を有する出力回路に関するものである。
ディジタル保護継電器システムの出力回路は、例えば電力用規格B−402「ディジタル保護継電器システム」に基づく監視機能を有している。
従来の保護継電器システムにおいて、例えばカード化されたトリップ出力用ディジタルアウトプット(以下「DO」と略記する)カード等、には「トリップ出力継続異常検出機能」、「トリップ回路断線検出機能」等の監視機能を有しており、その監視目的は以下のとおりである。
「トリップ出力継続異常検出機能」は、遮断器等の異常検出及びトリップ出力用DOカード故障の検出を目的としている。
「トリップ回路断線検出機能」は、トリップ接点と並列に設けられたフォトカプラを解してトリップ回路に流れる微弱電流を常時監視し、リレーコイル断線等によりトリップ回路にこの監視電流が流れなくなることを断線として検出する事を目的としている。
例えば、特開平4−34416号公報(特許文献1)、特開平8−182174号公報(特許文献2)を参照。
従来の保護継電器システムにおいて、例えばカード化されたトリップ出力用ディジタルアウトプット(以下「DO」と略記する)カード等、には「トリップ出力継続異常検出機能」、「トリップ回路断線検出機能」等の監視機能を有しており、その監視目的は以下のとおりである。
「トリップ出力継続異常検出機能」は、遮断器等の異常検出及びトリップ出力用DOカード故障の検出を目的としている。
「トリップ回路断線検出機能」は、トリップ接点と並列に設けられたフォトカプラを解してトリップ回路に流れる微弱電流を常時監視し、リレーコイル断線等によりトリップ回路にこの監視電流が流れなくなることを断線として検出する事を目的としている。
例えば、特開平4−34416号公報(特許文献1)、特開平8−182174号公報(特許文献2)を参照。
背景技術を具体的に説明すると、例えば、火力発電所における一般的な保護リレー方式は、大略的には図11に示すように、発電機1の出力端が変圧器2、遮断器3を介して送電線4に接続されている場合、発電機1を保護する発電機保護リレー5および変圧器保護リレー6により、例えば過電流時に遮断器3がトリップされる。
発電機保護リレー5および変圧器保護リレー6は何れも、ディジタルリレーの場合は、図12に示すように、A/D変換器7の出力がリレー要素8に入力され、リレー要素8が例えば過電流に応動すると遮断器3をトリップし、発電機1や変圧器2を保護する。
リレー要素8は、大略的には、CPU81、記憶装置82、ディジタル出力回路83を備えている。
ディジタル出力回路83は、例えば図13に示すような回路構成になっており、例えば変圧器保護リレー6のCPU81からのトリップ指令で閉じるトリップ接点6Xと、このトリップ接点6Xに並列に接続されたトリップ回路の断線を監視するための監視用フォトカプラ83PCと、監視ロジックTCML(後述の図14参照)のS/Wを格納したメモリとを搭載したトリップ出力用DOカード83TDOCを備え、このトリップ出力用DOカード83TDOCと直列にトリップリレー3Xが接続されている。また、トリップリレー3Xには、発電機保護リレー5のCPU81からのトリップ指令で閉じる接点5Xも直列に接続されている。
トリップ回路の監視ロジックTCMLは、図14に示すように、遮断器がトリップ動作したときに返送されてくる遮断器トリップアンサー信号TASからのディジタル信号を逆変換するインバータINVTの出力と、遮断器をトリップさせるディジタル信号の指令であるトリップDO指令IDOIXとのANDをとる論理要素機能AND1と、この論理要素機能AND1が所定時間、例えば10秒、続くと、トリップ連続出力監視の結果が異常であることを報知する警報出力であるトリップ連続出力監視異常警報Atcoを発する機能、即ち前記「トリップ出力継続異常検出機能」を有している。
また、トリップ回路の監視ロジックTCMLは、図14に示すように、トリップリレー3X回路の断線をフォトカプラ83PCの出力側の監視電流Imの大きさで検出する機能であるトリップDOカード断線検出機能TCBDの出力と、前記遮断器トリップアンサー信号TASからのディジタル信号を逆変換するインバータINVTの出力とのANDをとる論理要素機能AND2と、この論理要素機能AND2が所定時間、例えば20秒、続くと、トリップリレー3X回路の断線監視の結果が断線であることを報知する警報出力であるトリップ出力断線検出警報Atcbを発する機能、即ち前記「トリップ回路断線検出機能」を有している。
図14のトリップ回路の監視ロジックTCMLにおいて、遮断器をトリップさせるディジタル信号の指令であるトリップDO指令IDOIXが出た後、遮断器がトリップすれば遮断器トリップアンサー信号TASが返送され、インバータINVTの出力は「0」となるので、トリップ連続出力監視異常警報Atcoは出ないが、例えば遮断器トリップアンサー信号TASの回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号TASが返送されない場合はインバータINVTの出力は「1」となるので、トリップDO指令IDOIXにより遮断器がトリップしている正常動作状態であるにも拘わらず、トリップ連続出力監視異常警報Atcoが誤出力される。
また、発電機保護リレーが発電機保護リレー5のCPU81からのトリップ指令で接点5Xが閉じている場合は監視電流Imは小さいのでトリップDOカード断線検出機能TCBDは出力「1」となるので、この場合も、例えば遮断器トリップアンサー信号TASの回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号TASが返送されない場合は、インバータINVTの出力は「1」となるので、トリップ出力断線検出警報Atcbが誤出力される。
また、発電機保護リレーが発電機保護リレー5のCPU81からのトリップ指令で接点5Xが閉じている場合は監視電流Imは小さいのでトリップDOカード断線検出機能TCBDは出力「1」となるので、この場合も、例えば遮断器トリップアンサー信号TASの回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号TASが返送されない場合は、インバータINVTの出力は「1」となるので、トリップ出力断線検出警報Atcbが誤出力される。
この発明は前述のような実情に鑑みてなされたもので、遮断器トリップアンサー信号TASの回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号TASが返送されない場合、トリップ連続出力監視異常警報Atcoが誤出力されたり、トリップ出力断線検出警報Atcbが誤出力されたりしないようにすることを目的とするものである。
この発明に係るディジタル保護継電器システムの出力回路は、トリップ指令と遮断器トリップ動作時に発生するトリップアンサー信号とによりトリップ出力監視を行うディジタル保護継電器システムの出力回路にいて、トリップリレーの動作に応動して前記トリップ出力監視の出力をロックするものである。
この発明は、トリップ指令と遮断器トリップ動作時に発生するトリップアンサー信号とによりトリップ出力監視を行うディジタル保護継電器システムの出力回路において、トリップリレーの動作に応動して前記トリップ出力監視の出力をロックするので、遮断器トリップアンサー信号の回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号が返送されない場合、トリップ連続出力監視異常警報が誤出力されたり、トリップ出力断線検出警報が誤出力されたりしないようにできる効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を、図1、図2、図11、図12に基づいて説明する。図1はディジタル出力回路の回路構成の事例を示す図、図2はディジタル出力回路の監視ロジックの事例を示す図である。なお、火力発電所における一般的な保護リレー方式の事例を示す図11は従来も本実施の形態の場合もおなじであり、また、一般的なディジタルリレーの概略構成の事例を示す図12についても同様に従来も本実施の形態の場合もおなじであるので、本実施の形態においては、図11および図12についての説明は割愛する。また、図1は図13相当図、図2は図14相当図であり、図1および図2において、図13および図14と同一または相当部分には同一符号を付し、以下の図1および図2においては図13および図14とことなる点を主体に説明し、他の説明は割愛する。
以下、この発明の実施の形態1を、図1、図2、図11、図12に基づいて説明する。図1はディジタル出力回路の回路構成の事例を示す図、図2はディジタル出力回路の監視ロジックの事例を示す図である。なお、火力発電所における一般的な保護リレー方式の事例を示す図11は従来も本実施の形態の場合もおなじであり、また、一般的なディジタルリレーの概略構成の事例を示す図12についても同様に従来も本実施の形態の場合もおなじであるので、本実施の形態においては、図11および図12についての説明は割愛する。また、図1は図13相当図、図2は図14相当図であり、図1および図2において、図13および図14と同一または相当部分には同一符号を付し、以下の図1および図2においては図13および図14とことなる点を主体に説明し、他の説明は割愛する。
図1および図2において、遮断器3のa接点3aと誤動作防止リレー31Xとの直列回路が、トリップ出力用DOカード83TDOCとトリップリレー3Xとの直列回路に並列接続されている。自保護リレー動作の条件信号、例えば自保護リレー動作によって遮断動作する遮断器3のa接点3a1の開閉状態に依存して作動する誤動作防止リレー31X動作のロック信号MSPROが、インターフェイス入出力回路である入出力回路9により、AND論理要素10に入力されるように、トリップ出力用DOカード83TDOC内のS/Wロジックが構成されている。AND論理要素10には、図14と同様に、遮断器トリップアンサー信号TASからのディジタル信号を逆変換するインバータINVTの出力、および遮断器をトリップさせるディジタル信号の指令であるトリップDO指令TDOIXも入力される。
次に動作について説明する。
図1および図2において、主保護リレーが動作していなければ、例えば遮断器3が遮断動作していなければ、具体的には遮断器3のa接点がOFF状態であれば或いは遮断器3のB接点がON状態であれば、AND論理要素10の入力信号の一つである誤動作防止リレー31X動作のロック信号MSPROが「0」となる。従って、前述の従来のディジタル保護継電器システムの出力回路の場合のように、例えば遮断器トリップアンサー信号TASの回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号TASが返送されない場合にインバータINVTの出力が「1」となっても、トリップDO指令IDOIXにより遮断器がトリップしている正常動作状態であるにも拘わらず、トリップ連続出力監視異常警報Atcoが誤出力されるようなことはなくなる。
つまり、遮断器トリップのアンサーがない場合に、トリップDO指令Xが継続しても(正常動作)、前述のようにトリップ出力継続異常の誤警報は出力しないこととなる。
図1および図2において、主保護リレーが動作していなければ、例えば遮断器3が遮断動作していなければ、具体的には遮断器3のa接点がOFF状態であれば或いは遮断器3のB接点がON状態であれば、AND論理要素10の入力信号の一つである誤動作防止リレー31X動作のロック信号MSPROが「0」となる。従って、前述の従来のディジタル保護継電器システムの出力回路の場合のように、例えば遮断器トリップアンサー信号TASの回路の断線等により遮断器トリップアンサー信号TASが返送されない場合にインバータINVTの出力が「1」となっても、トリップDO指令IDOIXにより遮断器がトリップしている正常動作状態であるにも拘わらず、トリップ連続出力監視異常警報Atcoが誤出力されるようなことはなくなる。
つまり、遮断器トリップのアンサーがない場合に、トリップDO指令Xが継続しても(正常動作)、前述のようにトリップ出力継続異常の誤警報は出力しないこととなる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、図3および図4に示すように、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)の接点出力5Xの動作条件5XONをトリップ出力用DOカード1の前記入出力回路9にインバータINVTを介して入力するようにS/Wロジックを組んである。また、本実施の形態2では図4のトリップ出力用DOカード83TDOCのS/Wロジックに、リレーCPU81(図12参照)からのトリップ出力指令CPUTIをインバータINVTを介して入力するように付加することにより、図4のS/Wロジックを構成してある。従って、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)が動作したその接点出力5XがONの場合、又はCPU81からのトリップ出力指令がONしている場合は、トリップ回路断線検出を出力しない回路とすることができ、トリップ回路断線検出機能を有効に活用し、トリップ接点X2が何らかの異常で動作が継続し、監視電流Imが小となった場合でも上記によりトリップ回路断線検出の誤警報は出力しないこととなる。
本実施の形態2では、図3および図4に示すように、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)の接点出力5Xの動作条件5XONをトリップ出力用DOカード1の前記入出力回路9にインバータINVTを介して入力するようにS/Wロジックを組んである。また、本実施の形態2では図4のトリップ出力用DOカード83TDOCのS/Wロジックに、リレーCPU81(図12参照)からのトリップ出力指令CPUTIをインバータINVTを介して入力するように付加することにより、図4のS/Wロジックを構成してある。従って、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)が動作したその接点出力5XがONの場合、又はCPU81からのトリップ出力指令がONしている場合は、トリップ回路断線検出を出力しない回路とすることができ、トリップ回路断線検出機能を有効に活用し、トリップ接点X2が何らかの異常で動作が継続し、監視電流Imが小となった場合でも上記によりトリップ回路断線検出の誤警報は出力しないこととなる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、図5および図6に示すように、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)の接点出力5Xの動作条件をトリップ出力用DOカード1の前記入出力回路9にインバータINVTを介して入力するようにS/Wロジックを組んである。
また、本実施の形態3ではトリップ出力用DOカード83TDOC内のトリップ接点6Xのa接点6Xaおよび同b接点6Xbを監視電流回路CDImに図示の接続関係で付加したことにより、図6のS/Wロジックを構成することで、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)が動作したその接点出力5XがONの場合はトリップ回路断線検出を出力しない回路とすることができ、またトリップ接点X2がONしている場合でも監視電流を検出でき、トリップ回路断線検出機能を有効に活用する回路とすることができる。
故にトリップ接点X2が何らかの異常で動作が継続した場合でも上記によりトリップ回路断線検出の誤警報は出力しないこととなる。
本実施の形態3では、図5および図6に示すように、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)の接点出力5Xの動作条件をトリップ出力用DOカード1の前記入出力回路9にインバータINVTを介して入力するようにS/Wロジックを組んである。
また、本実施の形態3ではトリップ出力用DOカード83TDOC内のトリップ接点6Xのa接点6Xaおよび同b接点6Xbを監視電流回路CDImに図示の接続関係で付加したことにより、図6のS/Wロジックを構成することで、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)が動作したその接点出力5XがONの場合はトリップ回路断線検出を出力しない回路とすることができ、またトリップ接点X2がONしている場合でも監視電流を検出でき、トリップ回路断線検出機能を有効に活用する回路とすることができる。
故にトリップ接点X2が何らかの異常で動作が継続した場合でも上記によりトリップ回路断線検出の誤警報は出力しないこととなる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、図7および図8に示すように、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)の接点出力5Xの動作条件をトリップ出力用DOカード1の前記入出力回路9にインバータINVTを介して入力するようにS/Wロジックを組んである。
また、本実施の形態4では、図7に示すようにロックアウトリレー86Xの出力接点であるa接点86Xaおよびb接点86Xbを使用した場合の事例を示してあり、トリップ出力用DOカード83TDOC内のトリップ接点X2及びロックアウトリレー接点86Xaを監視電流回路に付加したことにより、図8のS/Wロジックを構成することで、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)が動作したその接点出力5XがONの場合はトリップ回路断線検出を出力しない回路とすることができ、またトリップ接点6XがONしている場合でも監視電流を検出でき、トリップ回路断線検出機能を有効に活用する回路とすることができる。
故にトリップ接点6Xが何らかの異常で動作が継続した場合でも上記によりトリップ回路断線検出の誤警報は出力しないこととなる。
本実施の形態4では、図7および図8に示すように、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)の接点出力5Xの動作条件をトリップ出力用DOカード1の前記入出力回路9にインバータINVTを介して入力するようにS/Wロジックを組んである。
また、本実施の形態4では、図7に示すようにロックアウトリレー86Xの出力接点であるa接点86Xaおよびb接点86Xbを使用した場合の事例を示してあり、トリップ出力用DOカード83TDOC内のトリップ接点X2及びロックアウトリレー接点86Xaを監視電流回路に付加したことにより、図8のS/Wロジックを構成することで、同じ遮断器3をトリップする他の保護リレー、例えば発電機保護リレー5(図11参照)が動作したその接点出力5XがONの場合はトリップ回路断線検出を出力しない回路とすることができ、またトリップ接点6XがONしている場合でも監視電流を検出でき、トリップ回路断線検出機能を有効に活用する回路とすることができる。
故にトリップ接点6Xが何らかの異常で動作が継続した場合でも上記によりトリップ回路断線検出の誤警報は出力しないこととなる。
実施の形態5.
本実施の形態5では、図9に示すように、図2に例示する前述の実施の形態1と図4に例示する前述の実施の形態2とを組み合わせてトリップ出力用DOカード83TDOC内S/Wロジックを構成した事例であり、前述の実施の形態1および前述の実施の形態2の各機能、作用効果を併せ持つものである。
本実施の形態5では、図9に示すように、図2に例示する前述の実施の形態1と図4に例示する前述の実施の形態2とを組み合わせてトリップ出力用DOカード83TDOC内S/Wロジックを構成した事例であり、前述の実施の形態1および前述の実施の形態2の各機能、作用効果を併せ持つものである。
実施の形態6.
本実施の形態6では、図10に示すように、図2に例示する前述の実施の形態1と、図6に例示する前述の実施の形態3とを組み合わせて、あるいは図8に例示する前述の実施の形態4とを組み合わせて、トリップ出力用DOカード83TDOC内S/Wロジックを構成した事例であり、前述の実施の形態1および前述の実施の形態3の各機能、作用効果、あるいは、前述の実施の形態1および前述の実施の形態4の各機能、作用効果、を併せ持たせることができるものである。
本実施の形態6では、図10に示すように、図2に例示する前述の実施の形態1と、図6に例示する前述の実施の形態3とを組み合わせて、あるいは図8に例示する前述の実施の形態4とを組み合わせて、トリップ出力用DOカード83TDOC内S/Wロジックを構成した事例であり、前述の実施の形態1および前述の実施の形態3の各機能、作用効果、あるいは、前述の実施の形態1および前述の実施の形態4の各機能、作用効果、を併せ持たせることができるものである。
1 発電機、
2 変圧器、
3 遮断器、
3a 遮断器のa接点、
3a1 遮断器のa接点、
3a2 遮断器のa接点、
3X トリップリレー、
3Xa トリップリレーの出力接点、
31X 誤動作防止リレー、
4 送電線、
5 発電機保護リレー、
5XON 他の保護リレーの接点出力5X条件、
6 変圧器保護リレー、
6X トリップ接点、
6Xa トリップ接点6Xのa接点、
6Xb トリップ接点6Xのb接点、
7 A/D変換器、
8 リレー要素、
81 CPU、
82 記憶装置、
83 ディジタル出力回路、
83PC フォトカプラ、
83TDOC トリップ出力用DOカード、
86X ロックアウトリレー、
86Xa ロックアウトリレーのa接点、
86Xb ロックアウトリレーのb接点、
9 入出力回路、
10 AND論理要素、
Atcb トリップ出力断線検出警報、
Atco トリップ連続出力監視異常警報、
CPUTI CPUからのトリップ出力指令、
Im 監視電流、
INVT インバータ、
MSPRO 誤動作防止リレー31X動作のロック信号、
T1,T2 タイマー、
TCBD トリップDOカード断線検出機能、
TCML 監視ロジック,
TDOIX トリップDO指令。
2 変圧器、
3 遮断器、
3a 遮断器のa接点、
3a1 遮断器のa接点、
3a2 遮断器のa接点、
3X トリップリレー、
3Xa トリップリレーの出力接点、
31X 誤動作防止リレー、
4 送電線、
5 発電機保護リレー、
5XON 他の保護リレーの接点出力5X条件、
6 変圧器保護リレー、
6X トリップ接点、
6Xa トリップ接点6Xのa接点、
6Xb トリップ接点6Xのb接点、
7 A/D変換器、
8 リレー要素、
81 CPU、
82 記憶装置、
83 ディジタル出力回路、
83PC フォトカプラ、
83TDOC トリップ出力用DOカード、
86X ロックアウトリレー、
86Xa ロックアウトリレーのa接点、
86Xb ロックアウトリレーのb接点、
9 入出力回路、
10 AND論理要素、
Atcb トリップ出力断線検出警報、
Atco トリップ連続出力監視異常警報、
CPUTI CPUからのトリップ出力指令、
Im 監視電流、
INVT インバータ、
MSPRO 誤動作防止リレー31X動作のロック信号、
T1,T2 タイマー、
TCBD トリップDOカード断線検出機能、
TCML 監視ロジック,
TDOIX トリップDO指令。
Claims (6)
- トリップ指令と遮断器トリップ動作時に発生するトリップアンサー信号とによりトリップ出力監視を行うディジタル保護継電器システムの出力回路にいて、トリップリレーの動作に応動して前記トリップ出力監視の出力をロックすることを特徴とするディジタル保護継電器システムの出力回路。
- 請求項1に記載のディジタル保護継電器システムの出力回路において、遮断器のa接点に応動して前記トリップ出力監視の出力をロックすることを特徴とするディジタル保護継電器システムの出力回路。
- 出力回路内のトリップリレー回路の断線検出を行うディジタル保護継電器システムの出力回路にいて、同じ遮断器をトリップさせる他の保護リレーの動作に応動して前記出力回路内のトリップリレー回路の前記断線検出の出力をロックすることを特徴とするディジタル保護継電器システムの出力回路。
- 請求項3に記載のディジタル保護継電器システムの出力回路において、出力回路内のトリップ回路断線検出を行う監視電流回路に、出力回路内のトリップリレーを作動させるトリップ接点に連動する接点を介挿したことを特徴とするディジタル保護継電器システムの出力回路。
- 請求項3に記載のディジタル保護継電器システムの出力回路において、出力回路内のトリップ回路断線検出を行う監視電流回路に、出力回路内のトリップリレーを作動させるトリップ接点に応動するロックアウトリレー接点を介挿したことを特徴とするディジタル保護継電器システムの出力回路。
- トリップ指令と遮断器トリップ動作時に発生するトリップアンサー信号とによりトリップ出力監視を行うディジタル保護継電器システムの出力回路にいて、トリップリレーの動作に応動して前記トリップ出力監視の出力をロックし、同じ遮断器をトリップさせる他の保護リレーの動作に応動して前記出力回路内のトリップリレー回路の前記断線検出の出力をロックすることを特徴とするディジタル保護継電器システムの出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132757A JP2007306711A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | ディジタル保護継電器システムの出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006132757A JP2007306711A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | ディジタル保護継電器システムの出力回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007306711A true JP2007306711A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38840179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006132757A Pending JP2007306711A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | ディジタル保護継電器システムの出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007306711A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104297675A (zh) * | 2014-07-18 | 2015-01-21 | 国家电网公司 | 一种断路器分、合闸全状态监测装置 |
-
2006
- 2006-05-11 JP JP2006132757A patent/JP2007306711A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104297675A (zh) * | 2014-07-18 | 2015-01-21 | 国家电网公司 | 一种断路器分、合闸全状态监测装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3017516B1 (en) | Upstream parallel arc fault outlet protection method | |
JP2007306711A (ja) | ディジタル保護継電器システムの出力回路 | |
KR200445114Y1 (ko) | 다수 센서와 연동되는 트립 연동단자를 내장한 누전 차단기 | |
JP6698414B2 (ja) | 送電回線保護システム | |
JP6209109B2 (ja) | 保護継電装置 | |
JP5431080B2 (ja) | 電流差動保護継電装置 | |
JP2005312180A (ja) | ディジタル保護リレーシステム | |
JPWO2004042883A1 (ja) | 保護継電器 | |
JP2006139929A (ja) | コンセントタップまたは埋込み型コンセント | |
KR101545891B1 (ko) | 계전기를 이용한 3중 보호 장치 | |
JP2006296102A (ja) | 漏電遮断装置 | |
JP3868425B2 (ja) | 電力系統用ディジタル形保護リレーの誤動作防止機構 | |
JP2005216829A (ja) | 三相4線式漏電遮断器 | |
JP2009055763A (ja) | ネットワーク送電保護装置 | |
JP2009055765A (ja) | ネットワーク送電保護装置 | |
JPH0662742U (ja) | 需要家母線保護装置 | |
JP2005020862A (ja) | 保護継電装置 | |
JP3353509B2 (ja) | 保護継電装置の監視回路 | |
JP2004274840A (ja) | 送電線保護継電装置 | |
JP2986267B2 (ja) | デジタルリレー装置 | |
JP2008042992A (ja) | ループ化配電系統 | |
JPS63167627A (ja) | 保護回路の異常検出監視装置 | |
JP2006136105A (ja) | 再閉路装置、系統事故監視システムおよび再閉路装置故障時の系統事故通知方法 | |
JPS63161810A (ja) | 保護継電装置 | |
JP2001103653A5 (ja) |