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JP2007238815A - 発光装置用蛍光体および発光装置 - Google Patents

発光装置用蛍光体および発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光輝度が高いLEDランプなどの発光装置用蛍光体を提供する。
【解決手段】本発明の発光装置用蛍光体は、化学式:BaGa:Ce,Naで実質的に表されるCeおよびNaで付活されたチオガレート蛍光体を主体とし、紫外線(特に波長370〜410nmの近紫外線)の放射により励起されて青色光を発光する青色蛍光体である。また、本発明の発光装置は、紫外線を放射する発光素子と、この発光装置用蛍光体を含む発光部を具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置用蛍光体とそれを用いたLEDランプのような発光装置に関する。
近年、無鉛化のような環境保護に対応する技術が世界的に拡大しており、それに合わせて、照明用の光源(ランプ)も、Hgを含有する蛍光ランプから白色光を発光する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)ランプへ移行しつつある。
一般的な照明用途では、高演色性の白色LEDランプが要求されている。また、LCDのバックライトとしては、色再現域の拡大が可能な白色LEDランプが要求される。このような要求に応えるために、青色発光のLEDチップと黄色ないし橙色発光の黄色系蛍光体とを組合せた白色LEDランプに代わり、近紫外(長波長の紫外線)発光のLEDチップと青色、緑色および赤色の三色混合蛍光体(以下、RGB蛍光体と記す)とを組合せた方式の白色LEDランプの開発が行われている。
しかしながら、この方式の白色LEDランプは、青色発光のLEDチップと黄色系蛍光体とを組合せたLEDランプに比べて発光効率が低いという問題があった。発光効率を高めるためには、LEDチップの発光効率の改善も必要であるが、370〜410nmというLEDチップの発光波長の領域において、より高い発光効率を有する蛍光体が求められている。
最近、高い発光効率を有する蛍光体として、リン酸塩蛍光体やアルミン酸塩蛍光体の使用が検討されているが、十分な輝度が得られていないのが現状であった。
また、紫外線を発光するLEDを含み、青色発光成分としてユーロピウム付活ハロリン酸塩蛍光体またはユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体、緑色発光成分としてユーロピウムおよびマンガン付活アルミン酸塩蛍光体、赤色発光成分としてユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体をそれぞれ使用した白色LEDランプが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
しかし、このような蛍光体を含むLEDランプは、高い演色性や発光の均一性は備えているものの、輝度の点で十分に満足できるものではなかった。
特開2000−73052公報
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、発光輝度が高い発光装置用蛍光体を提供することを目的としている。また、そのような蛍光体を用いることによって、発光輝度の高い白色LEDランプなどの発光装置を提供することを目的としている。
本発明の発光装置用蛍光体は、化学式:BaGa:Ce,Naで実質的に表されるセリウム(Ce)およびナトリウム(Na)で付活されたチオガレート蛍光体を主体とし、紫外線の放射により励起されて青色光を発光する青色蛍光体であることを特徴とする。
本発明の発光装置は、紫外線を放射する発光素子と、前記した本発明の発光装置用蛍光体を含む発光部を具備することを特徴とする。
本発明の発光装置用蛍光体は、CeおよびNa付活チオガレート蛍光体を主体とし、波長350〜420nmに亘る幅の広い吸収帯を有するので、紫外線(例えば近紫外線)の励起により高効率で波長変換し、高輝度の青色光を発光する。したがって、この蛍光体を用いることで、発光輝度の高いLEDランプなどの発光装置を実現することができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明の第1の実施形態は、セリウム(Ce)とナトリウム(Na)をそれぞれ付活剤および共付活剤とし、周期律表II族に属するバリウム(Ba)とIII族に属するガリウム(Ga)、およびVI族に属するイオウ(S)を組合せた三元化合物を主体とする蛍光体である。より具体的には、化学式:BaGa:Ce,Naで実質的に表される組成を有するセリウムおよびナトリウム付活バリウムチオガレートを主体として構成され、紫外線(例えば、波長370〜410nmの近紫外線)の放射により励起されて青色光を発光する青色蛍光体である。
第1の実施形態の蛍光体において、Ceは発光中心をなす第1の付活剤(主付活剤)であり、高い遷移確率を有しているので発光効率が高い。主付活剤であるCeは、蛍光体の母体であるバリウムチオガレート(BaGa)に対して、0.1〜5.0モル%の範囲で含有されることが好ましい。より好ましいCeの含有割合は0.5〜2.0モル%である。Ceの含有割合がこの範囲を外れると、発光輝度や発光色度が低下するため好ましくない。
Naは共付活剤と呼ばれるものであり、バリウムチオガレート(SrGa)に付活したCeを電荷補償するものである。Naの含有割合は、蛍光体母体であるバリウムチウムチオガレートに対して2〜5モル%の範囲とすることが好ましい。
本発明の第1の実施形態であるセリウムおよびナトリウム付活バリウムチオガレート蛍光体は、例えば以下に示す方法で製造することができる。
すなわち、蛍光体の母体と付活剤(主付活剤および共付活剤)を構成する元素またはその元素を含有する化合物を含む蛍光体原料を、所望の組成(BaGa:Ce,Na)となるように秤量し、さらに必要に応じてフラックスとして炭酸ナトリウムを添加し、これらを乾式で混合する。具体的には、硫化バリウムと硫化ガリウムを所定量混合し、付活剤とフラックスを適量添加することで蛍光体の原料とする。硫化バリウムの代わりに、硫酸バリウムなどの酸性バリウム原料を使用してもよい。付活剤としては、硫化セリウムやシュウ酸セリウムを使用し、共付活剤として、炭酸ナトリウムや塩化ナトリウムなどを使用することができる。
次いで、このような蛍光体原料を、適当量の硫黄および活性炭素とともにアルミナるつぼなどの耐熱容器に充填する。硫黄の添加・混合においては、ブレンダなどを使用して蛍光体原料より若干多めに混合し、この混合材料を耐熱容器に充填した後、その表面を硫黄で覆うようにすることが好ましい。これを硫化水素雰囲気、硫黄蒸気雰囲気などの硫化性雰囲気、あるいは還元性雰囲気(例えば3〜5%水素−残部窒素の雰囲気)で焼成する。
焼成条件は、蛍光体母体(BaGa)の結晶構造を制御するうえで重要である。焼成温度は700〜1100℃の範囲とすることが好ましい。焼成時間は、設定した焼成温度にもよるが60〜180分とし、焼成後は焼成と同一雰囲気で冷却することが好ましい。その後、得られた焼成物をイオン交換水などで水洗し乾燥した後、必要に応じて粗大粒子を除去するための篩別などを行うことによって、セリウムおよびナトリウム付活バリウムチオガレート(BaGa:Ce,Na)蛍光体を得ることができる。
第1の実施形態であるセリウムおよびナトリウム付活バリウムチオガレート蛍光体は、金属ガリウムと硫化バリウムまたは硫酸バリウムなどを出発原料にしても合成が可能である。焼成は、前記した焼成条件(温度および時間)で行うことができる。
さらに、蛍光体原料の焼成を、以下に示すように回転式加熱炉を用いて行うことも可能である。すなわち、前記した蛍光体原料を、水平方向に対して傾斜して配置された回転する管状の加熱炉に投入し、連続的に通過させる。そして、この加熱炉内で蛍光体原料を所定の焼成温度まで急激に加熱し、かつ加熱炉の回転に応じて転動させながら炉内を上方から下方へ移動させる。こうして、蛍光体原料を必要かつ十分な時間だけ加熱して焼成する。その後、焼成物を加熱炉から連続的に排出し、排出された焼成物を急激に冷却する。
このような焼成工程において、管状の加熱炉の内部、および加熱炉から排出された焼成物の冷却部は、酸素が除去された無酸素状態に保持されていることが好ましく、特に加熱炉内を、アルゴン、窒素などの不活性ガス雰囲気や水素を含む還元性ガス雰囲気、さらには硫化水素雰囲気に保持することが望ましい。
このような焼成方法によれば、蛍光体原料が、加熱炉内を移動する過程で転動しながら急激に加熱されるので、無酸素状態でかつ硫化水素雰囲気などで蛍光体原料に均一な熱エネルギーが加えられる結果、従来のるつぼを用いた焼成方法に比べて短時間で焼成を完了することができる。したがって、輝度低下を生じることなく、小粒径の蛍光体を得ることができる。また、蛍光体粒子の凝集を抑制することができるので、焼成後さらに粉砕を行う必要がない。したがって、粉砕工程を重ねることによる蛍光体劣化を抑制することができる。さらに、蛍光体原料は、加熱炉内を転動しながら加熱・焼成されるので、球形に近い形状で均一な粒径を有する蛍光体粒子を得ることができる。
こうして得られる第1の実施形態のセリウムおよびナトリウム付活バリウムチオガレート蛍光体は、波長370〜410nmの長波長の紫外線(近紫外線)の放射により励起されて青色に発光する蛍光体であり、良好な発光効率を有するので、高い発光輝度が得られる。したがって、青色蛍光体としてこの蛍光体を用いることで、発光輝度の高いLEDランプなどの発光装置を実現することができる。
次に、第1の実施形態の青色蛍光体を含む発光部を有するLEDランプ(青色LEDランプおよび白色LEDランプ)について説明する。
図1は、第2の実施形態であるLEDランプの構成を概略的に示す断面図である。図1において、符号1はカップを有するフレーム(リードフレーム)を示し、このフレーム1のカップ上に、紫外発光タイプのLEDチップ2が搭載されている。紫外発光タイプのLEDとしては、InGa1−xN系をはじめ既存のあらゆるものを使用することができるが、発光ピーク波長が370〜410nmである近紫外線を放射するものが好ましい。
そして、このLEDチップ2の裏面電極が一方のフレームの電極端子1aに電気的に接続されている。また、LEDチップ2の上面電極が他方のフレームの電極端子1bにボンディングワイヤ3を介して接続されている。LEDチップ2が配置されたカップ内には、第1の実施形態の青色蛍光体を含有する樹脂(例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂など)が充填され、蛍光体含有層4が形成されており、さらにその外側に、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などの透明樹脂の封止層5が形成されている。
このような実施形態のLEDランプを製造するには、予め所定量を秤取した青色蛍光体を、アセトンやトルエンのような有機溶剤などで希釈したアクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂などの透明樹脂に混合した液を、例えばディスペンサを用いてLEDチップ2の上に滴下して塗布する。次いで、塗布層を乾燥し硬化させた後、その上にエポキシ樹脂などの透明樹脂により形成されたキャップを取り付けるなどの方法で透明樹脂封止層5を形成し、LEDランプを完成する。
このように製造される第2の実施形態のLEDランプにおいては、印加された電気エネルギーがLEDチップ2で波長370〜410nmの長波長の紫外線(近紫外線)に変換され、この近紫外線が蛍光体含有層4に含まれた第1の実施形態の青色蛍光体でより長波長の光に変換され、青色光が放出される。そして、青色蛍光体が、化学式:BaGa:Ce,Naで実質的に表されるCeおよびNa付活バリウムチオガレートを主体とし、波長350〜420nmに亘る幅広い吸収帯を有するので、高輝度の青色光が発光される。
実施形態のLEDランプにおいては、発光部である蛍光体含有層4に、第1の実施形態の青色蛍光体とともに、近紫外線の放射により励起されて黄色光ないし橙色光を発光する黄色系蛍光体を含有させることにより、白色LEDランプを得ることができる。ここで、黄色ないし橙色発光蛍光体としては、例えばRE(Al,Ga)12:Ce蛍光体(REはY、GdおよびLaから選ばれる少なくとも1種を示す。)などのYAG蛍光体、AESiO:Eu蛍光体(AEはSr、Ba、Caなどのアルカリ土類元素である。)などの珪酸塩蛍光体が用いられる。このようなLEDランプでは、青色蛍光体から発光される青色光と黄色系蛍光体から発光される黄色光ないし橙色光との混色によって、白色光が発光される。
また、第1の実施形態の青色蛍光体と、近紫外線の放射により励起されて緑色光を発光する緑色蛍光体および近紫外線の放射により励起されて赤色光を発光する赤色蛍光体を、白色光が得られるように所定の割合で混合したBGR白色LED用蛍光体を使用して蛍光体含有層4を構成することにより、白色LEDランプを得ることができる。ここで、緑色蛍光体としては、例えば(Ba,Mg)Al1017:Eu,Mn蛍光体のようなアルミン酸塩蛍光体等を用いることができる。また赤色蛍光体としては、LaS:Eu蛍光体のような酸硫化物蛍光体等を用いることができる。このようなLEDランプでは、青色蛍光体から発光される青色光と緑色蛍光体から発光される緑色光および赤色蛍光体から発光される赤色光の混色によって、白色光が発光される。
以下、本発明の具体的な実施例について記載する。
実施例1(青色LEDランプ)
蛍光体の母体および付活剤を構成する元素またはその元素を含有する化合物を含む原料を、以下の組成(BaGa:Ce含有割合0.6モル%、Na含有割合5.0モル%)となるように秤量し、さらに過剰の炭酸ナトリウムをフラックスとして添加して十分に混合した。得られた蛍光体原料に、硫黄および活性炭素を適当量添加して石英るつぼ内に充填し、これを硫化水素雰囲気で焼成した。焼成条件は850℃×60分とし、得られた焼成物を1050℃×60分の条件でさらに焼成した。
その後、得られた焼成物を水洗および乾燥しさらに篩別することによって、CeおよびNa付活バリウムチオガレート蛍光体(BaGa:Ce,Na)を得た。
次いで、こうして得られた蛍光体を用い、以下に示すようにして図1に示す青色LEDランプを作製した。すなわち、前記したCeおよびNa付活バリウムチオガレート蛍光体を、エポキシ樹脂と酸無水物系硬化剤との混合液に混合したものを、波長380〜390nmに発光ピークを有する紫外発光タイプのLEDチップ(0.4mm角)の上にディスペンサを用いて滴下し、エポキシ樹脂を硬化させた後、その上に半球形の透明なエポキシ樹脂キャップを被覆した。
また比較例1として、BaMgAl1017:Eu蛍光体を青色発光蛍光体として使用した他は、実施例1と同様にして青色LEDランプを作製した。
次いで、実施例1および比較例1で得られた青色LEDランプの発光輝度および発光色度を測定した。そして、比較例1のLEDランプの発光輝度を100%としたときの相対値として発光輝度を求めた。発光輝度および発光色度の測定結果を表1に示す。
Figure 2007238815
表1から明らかなように、実施例1で得られたLEDランプは、比較例1で得られたLEDランプに比べて青色発光の輝度が大幅に向上しており、しかも十分に良好な発光色度を有している。
実施例2(白色LEDランプ)
実施例1で調製したCeおよびNa付活バリウムチオガレート蛍光体(BaGa:Ce,Na)を青色蛍光体として使用し、下記の緑色蛍光体および赤色蛍光体とともに白色となるように混合した。
緑色蛍光体;BaMgAl1017:Eu,Mn蛍光体
赤色蛍光体;LaS:Eu蛍光体
このBGR白色LED用蛍光体を、エポキシ樹脂と酸無水物系硬化剤との混合液に混合し、その液を波長380〜390nmに発光ピークを有する紫外発光タイプのLEDチップ(0.4mm角)の上にディスペンサを用いて滴下しエポキシ樹脂を硬化させた後、その上に半球形の透明なエポキシ樹脂キャップを被覆した。
また比較例2として、BaMgAl1017:Eu蛍光体を青色蛍光体として使用した他は実施例2と同様にして、白色LEDランプを作製した。
次に、実施例2および比較例2で得られた白色LEDランプの発光輝度を測定した。そして、比較例2のLEDランプの発光輝度を100%としたときの相対値として発光輝度を求めた。測定結果を表2に示す。
Figure 2007238815
表2から明らかなように、実施例2で得られた白色LEDランプは、比較例2で得られた白色LEDランプに比べて白色発光の輝度が向上している。
本発明の発光装置用蛍光体によれば、紫外線(例えば、波長370〜410nmの近紫外線)の励起により高輝度の青色光を発光する。したがって、この蛍光体を用いることで、発光輝度の高いLEDランプなどの発光装置を実現することができる。
本発明の第2の実施形態であるLEDランプを概略的に示す断面図である。
符号の説明
1…フレーム、2…LEDチップ、3…ボンディングワイヤ、4…蛍光体含有層、5…透明樹脂封止層。

Claims (5)

  1. 化学式:BaGa:Ce,Na
    で実質的に表されるセリウム(Ce)およびナトリウム(Na)で付活されたチオガレート蛍光体を主体とし、紫外線の放射により励起されて青色光を発光する青色蛍光体であることを特徴とする発光装置用蛍光体。
  2. 前記紫外線が波長370〜410nmの近紫外線であることを特徴とする請求項1記載の発光装置用蛍光体。
  3. 紫外線を放射する発光素子と、請求項1記載の発光装置用蛍光体を含む発光部を具備することを特徴とする発光装置。
  4. 前記発光素子は、波長370〜410nmの近紫外線を放射する発光ダイオード(LED)チップを有し、前記発光部は、請求項1記載の発光装置用蛍光体と、前記近紫外線の放射により励起されて黄色光ないし橙色光を発光する黄色系蛍光体をそれぞれ含有し、白色光を発光することを特徴とする請求項3記載の発光装置。
  5. 前記発光素子は、波長370〜410nmの近紫外線を放射する発光ダイオード(LED)チップを有し、前記発光部は、請求項1記載の発光装置用蛍光体と、前記近紫外線の放射により励起されて緑色光を発光する緑色蛍光体と、前記近紫外線の放射により励起されて赤色光を発光する赤色蛍光体をそれぞれ含有し、白色光を発光することを特徴とする請求項3記載の発光装置。
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