JP2007228233A - 撮影装置 - Google Patents
撮影装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007228233A JP2007228233A JP2006046627A JP2006046627A JP2007228233A JP 2007228233 A JP2007228233 A JP 2007228233A JP 2006046627 A JP2006046627 A JP 2006046627A JP 2006046627 A JP2006046627 A JP 2006046627A JP 2007228233 A JP2007228233 A JP 2007228233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- area
- screen
- subject
- imaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Abstract
【課題】把持する指により画像を覆い隠すことのない撮影装置を提供する。
【解決手段】被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された被写体画像を表示する画面を有する画像表示手段と、前記画像表示手段の画面における指で覆われている被覆領域及び覆われていない非被覆領域のいずれか一方を検出する領域検出手段と、前記領域検出手段で検出された非被覆領域に前記被写体画像を表示するように制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図6
【解決手段】被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された被写体画像を表示する画面を有する画像表示手段と、前記画像表示手段の画面における指で覆われている被覆領域及び覆われていない非被覆領域のいずれか一方を検出する領域検出手段と、前記領域検出手段で検出された非被覆領域に前記被写体画像を表示するように制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図6
Description
本発明は、撮影装置に関し、特に大型の表示画面を有する撮影装置に関する。
デジタルカメラには、スルー画像や撮影した画像などを表示するための表示画面が設けられている。近年では、特許文献1から3に開示されているように、表示画面にタッチパネルを設け、ユーザが表示画面に表示されたアイコンなどを操作することで、種々の機能を提供するデジタルカメラも少なくない。
このような場合の操作性の向上や、表示する画像の視認性を良くするために、表示画面は大型化の傾向がある。
一方、デジタルカメラ自体は小型化の傾向があるため、大型の表示画面の場合、デジタルカメラの背面のほとんどが表示画面となることもあり得る。この場合、デジタルカメラを把持する指により、画像の一部が覆い隠されることとなる。
そこで、特許文献4には、画像を全画面に表示せず、LCDの表示画面の一部に画像を表示することで、画像を覆い隠すことなく画像全体を確認できるモニタ付きカメラが開示されている。
特開平8−137620号公報
特開平11−136568号公報
特開2000−341572号公報
特開平11−289484号公報
しかしながら、指の大きさは人により異なり、把持する位置も一定ではないことから、特許文献4に開示されたモニタ付きカメラでは、指が画像を覆い隠すこともあり得る。
本発明は上記問題点に鑑み、把持する指により画像を覆い隠すことのない撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された被写体画像を表示する画面を有する画像表示手段と、前記画像表示手段の画面における指で覆われている被覆領域及び覆われていない非被覆領域のいずれか一方を検出する領域検出手段と、前記領域検出手段の検出結果に基づいて定めた非被覆領域に含まれる画像表示領域に前記被写体画像を表示するように制御する制御手段と、を有する。
ここで、請求項1に発明では、画像表示手段の画面における指で覆われている被覆領域及び覆われていない非被覆領域のいずれか一方を検出し、検出結果に基づいて定めた非被覆領域に含まれる画像表示領域に被写体画像を表示するように制御するので、把持する指により画像を覆い隠すことのないデジタルカメラを提供することができる。
また、請求項2の発明は、前記制御手段は、前記画像表示手段の画面から、前記画像表示領域と前記被覆領域とを除いた空き領域に、被写体画像に関する関連情報を表示するように制御する。
ここで、請求項2に記載の発明は、空き領域に被写体画像に関する関連情報を表示するので、空き領域を有効に利用することができる。
請求項3の発明は、前記画面を矩形状としたとき、前記領域検出手段は、前記指の前記画面の各辺への投影長さを1対の辺とする領域を被覆領域として検出する。
ここで、請求項3に記載の発明は、比較的軽い処理により空き領域を求めることができる。
請求項4の発明は、前記画像表示領域に表示されている部分画像の全体を表わすと共に、前記表示されている部分画像の範囲を明示する画像である。
ここで、請求項4に記載の発明では、関連情報として例えばナビ画面を表示することができる。
請求項5の発明は、前記関連情報は、前記被写体を撮影したときのシャッタスピード情報、絞り値情報、及び前記被写体画像の輝度の分布を表わす情報の少なくとも1つである。
ここで、請求項5に記載の発明では、関連情報として被写体を撮影したときのシャッタスピード情報、絞り値情報、及び前記被写体画像の輝度の分布を表わす情報を表示することができる。
請求項6の発明は、前記装置関連情報は、前記被写体画像に対して画質補正が施された1つ以上の画像である。
ここで、請求項6に記載の発明では、関連情報として被写体画像に対して画質補正が施された1つ以上の画像を表示することができる。
請求項7の発明は、前記装置関連情報は、前記撮像手段により撮像された画像である。
ここで、請求項7に記載の発明では、関連情報として、撮像手段により撮像された画像を縮小したサムネイル画像を表示することができる。
請求項8の発明は、示される前記関連情報の種類を、前記被覆領域の位置に応じて定めた。
ここで、請求項8に記載の発明では、ユーザは把持する位置を変えるだけで、表示する情報の種類を選択することができる。
請求項9の発明は、前記撮像手段により撮像された画像を示すデジタル画像データを記録する記録手段を更に有する。
ここで、請求項9に記載の発明では、デジタル画像データを記録することができる。
本発明によれば、把持する指により画像を覆い隠すことのない撮影装置を提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る撮影装置としてのデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体を照射する光を発するストロボ44と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッターボタン)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、及び絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、撮影された被写体像、スルー画像、及びメニュー画面等を表示するとともにタッチパネルが設けられた大型の液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像をLCD38に再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際にスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、撮影時にストロボ44を強制的に発光させるモードである強制発光モードを設定する際に押圧操作される強制発光スイッチ56Eが更に備えられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36と、タッチパネル39と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、リサイズ回路37と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてVRAM(Video RAM)が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。また、タッチパネル39は、感圧式または静電式のいずれでも良く、外部から被覆された領域の位置座標を検出し、それを出力する。リサイズ回路37は、画像の大きさをリサイズする回路である。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、タッチパネル39、リサイズ回路37、及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、タッチパネル39からの出力の受信、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46及び外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ、及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、及び強制発光スイッチ56E(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって所定ビット、例えば8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した所定ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に記録する。
次に、上述したデジタルカメラで実行される処理について説明する。図3には、ユーザがデジタルカメラを把持した場合に実行される処理を示すフローチャートが示されている。
ステップ101は、被覆領域を検出したかどうかの判断である。被覆領域が検出されると、ステップ102で、被覆領域演算処理が実行される。この被覆領域演算処理は、非被覆領域に含まれる画像表示領域を求める処理であり、詳細は後述する。
ステップ103で、被覆領域演算処理で求まった画像表示領域に画像を表示する。その後、ステップ104で、関連情報表示処理が実行される。この関連情報表示処理は、被写体に関する情報を表示する処理で、詳細は後述する。
次に、図4、図5を用いて、被覆領域演算処理について説明する。図4は、被覆領域演算処理で用いられる座標を示すものである。図4に示される座標は、LCDに対応し、タッチパネルから出力される位置座標に基づく処理を実行するために用いられる。図4の場合、被覆領域60は、ユーザの指により被覆されている領域を示している。
また、この座標において、Xのとりうる値は0からNまでとし、Yの取り得る値は0からMまでとする。この(N,M)は、それぞれLCDにおけるX軸方向(以下、横方向と表現することがある)の画素数、Y軸方向(以下、縦方向と表現することがある)の画素数とする。
この座標を用いて、図5に示される被覆領域演算処理の説明をする。まず図5で用いられる記号について説明する。
ステップ201に示される記号k、s、tはループカウンタであり、記号p、q、rは、表示する画像の大きさと位置を示す情報である。ステップ202に示される記号Rは、被覆領域の点の集合である。
ステップ204、205に示される記号n、mは、N:M=n:mを満たし、かつn×mの画素数に画像を表示可能なn、mの中で最小の値とする。例えば、N=12、M=4で、3×1の画素数で画像を表示可能な場合、n=3、m=1となる。また、ステップ210に示される記号Lは、L=N/n=M/mで定まる値である。
ステップ202に示される記号Aは、以下の式で定義される。
A(s,t,k)
={(x,y)|0≦s≦x≦s+nk≦N、0≦t≦y≦t+mk≦M}
この集合Aは、LCDにおいて画像を表示することが可能な領域を示す集合であり、最小の画素数の画像が表示される領域から最大の画素数の画像が表示される領域までを網羅した集合である。具体的に説明すると、Aが示す領域は、横方向の辺がsからs+nkで、縦方向の辺がtからt+mkの矩形の領域である。sが大きくなると、領域は横方向に移動し、tが大きくなると領域は縦方向に移動する。従って、s,tは、指と重ならない領域を探すために領域を移動させるためのパラメータである。また、kが大きいほどAが示す領域の面積は大きいものとなる。
A(s,t,k)
={(x,y)|0≦s≦x≦s+nk≦N、0≦t≦y≦t+mk≦M}
この集合Aは、LCDにおいて画像を表示することが可能な領域を示す集合であり、最小の画素数の画像が表示される領域から最大の画素数の画像が表示される領域までを網羅した集合である。具体的に説明すると、Aが示す領域は、横方向の辺がsからs+nkで、縦方向の辺がtからt+mkの矩形の領域である。sが大きくなると、領域は横方向に移動し、tが大きくなると領域は縦方向に移動する。従って、s,tは、指と重ならない領域を探すために領域を移動させるためのパラメータである。また、kが大きいほどAが示す領域の面積は大きいものとなる。
以下、フローチャートについて説明する。ステップ201は、各パラメータの初期化である。次のステップ202は、Aが示す領域と、Rとのインターセクションが、φ(空集合)であるかどうかの判断である。この判断は、Rの要素である画素のうちで、Aに含まれるものがあるかどうかで判断することができる。空集合ではないと判断されると、次のステップ204へ処理が進む。
空集合であると判断されると、Aが示す領域と指が重なっていないため、ステップ203で、その領域を記録するために、p,q,rにそれぞれs,t,kが代入される。なお、このステップ203では、ステップ202で空集合と判断された値が次々に上書きされるが、Aの定義から、Aが示す領域の面積がn×m×(kの2乗)であることと、kが単調増加であることから、常に最大の面積を有する領域の情報が記録されることとなる。
次のステップ204での判断は、Aが示す領域が縦方向の最大値まで到達したかどうか判断である。ステップ204で、否定判断されると、ステップ205でtが増分されることで領域が縦方向に移動され、再びステップ202の判断が行われる。
ステップ204で肯定判断されると、ステップ206で、tに0が代入される。次に、ステップ207の判断が行われる。この判断は、Aが示す領域が横方向の最大値まで到達したかどうか判断である。ステップ207で、否定判断されると、ステップ208でsが増分されることで領域が横方向に移動され、再びステップ202の判断が行われる。
ステップ207で肯定判断されると、ステップ209で、sに0が代入される。次に、ステップ210の判断が行われる。この判断は、kとLが等しいかどうかいう判断であるが、これはAが示す領域が全画面の大きさになったかどうか判断である。否定判断されると、ステップ211でkが増分されることで領域が一回り大きくなり、再びステップ202の判断が行われる。
以上の処理により、画像表示領域{(x,y)|p≦x≦p+nr、q≦y≦q+mr}が定まるので、この領域が示す大きさと位置に、画像を表示することができる。また、この領域とRを除いた領域が空き領域となる。
図6は、画像の表示例を示す図である。図6には、被覆領域60と画像62とが示されており、被覆領域60と画像62は重なっていないことが示されている。また、画像を示すデジタル画像データは、上述したメモリカードに記録することが可能となっている。
なお、図7に示されるように、指を画面の各辺へ投影した長さを1対の辺とする領域を被覆領域として検出する61として検出しても良い。
次に、図8を用いて、空き領域に被写体画像に関する関連情報を表示する関連情報表示処理(図3のステップ105参照)について説明する。この処理は、画像62(図6参照)を表示する領域と被覆領域60とを除いた空き領域に、被写体に関する情報を表示する処理である。
なお、本実施の形態で表示される関連情報の種類には、ナビ画面、シャッタスピード情報、絞り値情報、輝度のヒストグラム、画質補正したスルー画像、及び前に撮影した画像がある。
このうち、ナビ画面とは、例えば表示領域に表示されている部分画像の全体を表わすと共に、示されている部分画像の範囲を明示する画面である。このナビ画面は、従来から用いられているように、例えばタッチペンで範囲を指定すると、その指定された範囲が拡大あるいは縮小して表示される機能を有する画面である。
以下、フローチャートを説明する。ステップ301で、W≦M×1/4かどうか判断される。ここで、Wは、被覆領域に属する点のY座標を示している。このWの定め方は、例えば、被覆領域に属する点のY座標のうちの最大値としても良いし、被覆領域に属する点のY座標の最大値と最小値の中間値であっても良い。
ステップ301で肯定判断された場合、ステップ302でナビ画面を表示する。図9は、ナビ画面64が表示された画面例を示す図である。
ステップ303で、W≦M×2/4かどうか判断される。ステップ303で肯定判断された場合、ステップ304でシャッタスピード情報、絞り値情報、輝度のヒストグラムを表示する。図10は、被写体を撮影したときのシャッタスピード及び絞り値情報66と、輝度のヒストグラム68とが表示された画面例を示す図である。
ステップ305で、W≦M×3/4かどうか判断される。ステップ305で肯定判断された場合、ステップ306で画質補正処理が施された1つ以上のスルー画像を表示する。図11は、スルー画像をデジタル信号処理部により画質補正処理が施された3枚の画質補正画像70が表示された画面例を示す図である。ここに表示される画像として、オートブラケット撮影時の画像を含む例えばホワイトバランス調整した画像、ガンマ処理した画像、シャープネス処理した画像など、異なる画質補正処理が施された画像を表示するようにしても良いし、オートブラケット撮影時の画像を表示するようにしても良い。
ステップ305で否定判断された場合、ステップ307で前に撮影した画像を表示する。図12は、前に撮影した画像72が表示された画面例を示す図である。なお、前に撮影した画像とは、例えば一つ前に撮影した画像や、予め記録されている画像を縮小したサムネイル画像を示す。
このように、本実施の形態に係るデジタルカメラは、表示する装置関連情報の種類を、被覆領域の位置に応じて定めたものとすることにより、ユーザは把持する位置を変えるだけで、表示する情報の種類を選択することができる。
10 デジタルカメラ
21 レンズ
22 光学ユニット
24 CCD
26 アナログ信号処理部
28 ACD
30 デジタル信号処理部
32 タイミングジェネレータ
34 モータ駆動部
36 LCDインタフェース
39 タッチパネル
52 メモリカード
54 圧縮・伸張処理回路
56A レリーズボタン
60、61 被覆領域
62 画像
64 ナビ画面
66 シャッタスピード及び絞り値情報
68 ヒストグラム
70 画質補正画像
72 前に撮影した画像
21 レンズ
22 光学ユニット
24 CCD
26 アナログ信号処理部
28 ACD
30 デジタル信号処理部
32 タイミングジェネレータ
34 モータ駆動部
36 LCDインタフェース
39 タッチパネル
52 メモリカード
54 圧縮・伸張処理回路
56A レリーズボタン
60、61 被覆領域
62 画像
64 ナビ画面
66 シャッタスピード及び絞り値情報
68 ヒストグラム
70 画質補正画像
72 前に撮影した画像
Claims (9)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像された被写体画像を表示する画面を有する画像表示手段と、
前記画像表示手段の画面における指で覆われている被覆領域及び覆われていない非被覆領域のいずれか一方を検出する領域検出手段と、
前記領域検出手段の検出結果に基づいて定めた非被覆領域に含まれる画像表示領域に前記被写体画像を表示するように制御する制御手段と、
を有する撮影装置。 - 前記制御手段は、前記画像表示手段の画面から、前記画像表示領域と前記被覆領域とを除いた空き領域に、被写体画像に関する関連情報を表示するように制御する請求項1に記載の撮影装置。
- 前記画面を矩形状としたとき、
前記領域検出手段は、前記指を前記画面の各辺へ投影した長さを1対の辺とする領域を被覆領域として検出する請求項2に記載の撮影装置。 - 前記関連情報は、前記画像表示領域に表示されている部分画像の全体を表わすと共に、前記表示されている部分画像の範囲を明示する画像である請求項2または請求項3に記載の撮影装置。
- 前記関連情報は、前記被写体を撮影したときのシャッタスピード情報、絞り値情報、及び前記被写体画像の輝度の分布を表わす情報の少なくとも1つである請求項2または請求項3に記載の撮影装置。
- 前記関連情報は、前記被写体画像に対して画質補正が施された1つ以上の画像である請求項2または請求項3に記載の撮影装置。
- 前記関連情報は、前記撮像手段により撮像された画像を縮小したサムネイル画像である請求項2または請求項3に記載の撮影装置。
- 表示される前記関連情報の種類を、前記被覆領域の位置に応じて定めた請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 前記撮像手段により撮像された画像を示すデジタル画像データを記録する記録手段を更に有する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006046627A JP2007228233A (ja) | 2006-02-23 | 2006-02-23 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006046627A JP2007228233A (ja) | 2006-02-23 | 2006-02-23 | 撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007228233A true JP2007228233A (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=38549597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006046627A Pending JP2007228233A (ja) | 2006-02-23 | 2006-02-23 | 撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007228233A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010147808A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Olympus Imaging Corp | 撮像装置および撮像装置における画像処理方法 |
US8536084B2 (en) | 2008-03-21 | 2013-09-17 | The University Of Tokyo | Photocatalyst material, method for decomposition of organic material, interior member, air purification device, and apparatus for preparation of oxidizing agent |
CN111988522A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-11-24 | 北京达佳互联信息技术有限公司 | 拍摄控制方法、装置、电子设备及存储介质 |
-
2006
- 2006-02-23 JP JP2006046627A patent/JP2007228233A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8536084B2 (en) | 2008-03-21 | 2013-09-17 | The University Of Tokyo | Photocatalyst material, method for decomposition of organic material, interior member, air purification device, and apparatus for preparation of oxidizing agent |
JP2010147808A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Olympus Imaging Corp | 撮像装置および撮像装置における画像処理方法 |
US8570391B2 (en) | 2008-12-18 | 2013-10-29 | Olympus Imaging Corp. | Imaging apparatus and image processing method used in imaging device |
CN111988522A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-11-24 | 北京达佳互联信息技术有限公司 | 拍摄控制方法、装置、电子设备及存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4999268B2 (ja) | 電子カメラ及びプログラム | |
JP5019939B2 (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
US20030071904A1 (en) | Image capturing apparatus, image reproducing apparatus and program product | |
TW200808044A (en) | Imaging apparatus and computer readable recording medium | |
JP4509081B2 (ja) | デジタルカメラ及びデジタルカメラのプログラム | |
US8970764B2 (en) | Digital image signal processing apparatus for displaying angle of view information, method of controlling the apparatus, and medium for recording the method | |
JP2007093967A (ja) | 撮影装置 | |
KR20120002834A (ko) | 참조 영상을 제공하는 촬상장치 및 그의 참조 영상 제공방법 | |
JP2010268019A (ja) | 撮影装置 | |
JP2006033724A (ja) | 情報処理装置及び情報処理方法 | |
JP2005295418A (ja) | 撮像装置および撮像表示方法 | |
JP2007228233A (ja) | 撮影装置 | |
JP2006344168A (ja) | 画像表示装置及び撮影装置 | |
JP4235130B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP4888829B2 (ja) | 動画処理装置、動画撮影装置および動画撮影プログラム | |
JP4828486B2 (ja) | デジタルカメラ、撮影方法及び撮影プログラム | |
JP2005278003A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2008124793A (ja) | 撮像装置、撮像方法 | |
JP4948011B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 | |
JP4227066B2 (ja) | 撮影装置及び撮影装置の画像再生方法 | |
JP4962597B2 (ja) | 電子カメラ及びプログラム | |
JP4678273B2 (ja) | 撮像装置、動画記憶方法および動画記憶プログラム | |
JP2006186930A (ja) | 撮像装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP5385428B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP5610738B2 (ja) | 表示制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080715 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100309 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100629 |