JP2007227691A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紫外線Vの照射により、基板Wの表面に改質処理を行う第1工程と、改質処理された基板Wの表面に反応性ガスを供給し、基板Wの表面に反応性ガスが吸着してなる変質層45’を形成する第2工程と、熱処理を行い、変質層45’を気化して除去することで、基板Wの表面側をエッチングする第3工程とを有することを特徴とする基板処理方法およびこの基板処理方法に用いる基板処理装置である。
【選択図】図2
Description
まず、本発明における基板処理装置の実施の形態の一例を、図1の断面構成図を用いて説明する。
この基板処理装置1は、エネルギー線の照射により、基板Wの表面に改質処理を行う改質処理ユニット10と、改質処理後の基板Wの表面に反応性ガスを供給するガス処理ユニット20と、反応性ガスが供給された基板Wの表面に熱処理を行う熱処理ユニット30とを備えている。
ここで、改質処理ユニット10は、エネルギー線の照射により基板Wの表面に改質処理を行う処理ユニットであり、処理チャンバ11と、処理チャンバ11の底部に配置され、基板Wを保持する基板ホルダー12と、基板ホルダー12に保持された基板Wの表面に、エネルギー線として例えば紫外線Vを照射する紫外線照射部13とを備えている。ここで、本発明におけるエネルギー線とは、エネルギーを有した状態で被処理体に照射されるものを指し、光線、イオン、ラジカル、電子線等が相当することとする。
また、上記改質処理ユニット10に隣接して配置されるガス処理ユニット20は、改質処理後の基板Wの表面に反応性ガスを供給する処理ユニットであり、処理チャンバ21と、処理チャンバ21の底部に配置され、基板Wを保持する基板ホルダー22と、基板ホルダー22の上方に配置され、基板ホルダー22に保持された基板Wの表面に反応性ガスを供給するガス供給部23とを備えている。
さらに、上記ガス処理ユニット20に隣接して配置される熱処理ユニット30は、反応ガスが供給された後の基板Wの表面に熱処理を行う処理ユニットであり、処理チャンバ31と、処理チャンバ31の底部に配置され、基板Wを保持する基板ホルダー32とを備えている。
次に、上述した基板処理装置1を用いた基板処理方法の一例について説明する。本発明の基板処理方法は、基板Wの表面に、改質処理プロセスとガス処理プロセスと熱処理プロセスを、この順に行うものである。
まず、基板処理装置1における改質処理ユニット10の処理チャンバ11に基板Wを導入し、基板ホルダー12上に載置保持する。次いで、排気口15に接続された真空ポンプ(図示省略)により、処理チャンバ11内を真空雰囲気にする。次いで、ガス供給口14から処理チャンバ11内に例えばHeガスを導入し、上部電極16と基板ホルダー(下部電極)12との間にHeプラズマPを発生させる。そして、HeプラズマPから透過板19を透過した紫外線Vを基板Wの表面に照射することで、改質処理を行う。
この後の工程は、従来の表面ガスエッチング反応と同様に行う。すなわち、ガス供給管26aからは、例えばアルゴン(Ar)ガスからなるキャリアガスとNH3ガス、ガス供給管26bからは、例えばHFガスを、ガス分岐システム27を介して処理チャンバ21内に供給する。その後、排気口24を開口し、余剰なガスが除去されるようにする。
次に、図2(e)に示すように、処理チャンバ31に、ガス供給口33から窒素(N2)ガスを供給することで、処理チャンバ31内を非酸化性雰囲気下とする。この状態で排気口34を開口し、基板ホルダー32のヒーター35を加熱して、基板Wの熱処理を行う。これにより、上記変質層45’(前記図2(d)参照)は、NH3、水素(H2)、N2、四フッ化珪素(SiF4)、水(H2O)に気化して、除去されるため、基板Wの表面側がエッチングされる。
なお、上述した第1実施形態では、改質処理として基板の表面に紫外線照射を行うこととしたが、改質処理として基板の表面にラジカル照射を行ってもよい。この場合には、図1を用いて説明した基板処理装置1における改質処理ユニット10を、図3に示す改質処理ユニット50に置き換えた基板処理装置を用いて、基板Wの表面処理を行うこととする。
また、改質処理として、基板Wの表面にイオン照射を行ってもよい。この場合には、図1を用いて説明した基板処理装置1における改質処理ユニット10を、図4に示す改質処理ユニット60に置き換えた構成の基板処理装置を用いて基板Wの表面処理を行う。
第1実施形態では、図1を用いて説明したように、改質処理ユニット10、ガス処理ユニット20、熱処理ユニット30がそれぞれ別の処理チャンバ11、21、31を備えている例について説明したが、各処理ユニットが同一の処理チャンバに設けられていてもよい。この場合には、各処理ユニットにおける処理チャンバと基板ホルダーを除く構成要素が、1つの処理チャンバと1つの基板ホルダーを共有した構成となる。
まず、図5を用いて説明した基板処理装置1’における処理チャンバ71に、図2(b)を用いて説明した基板Wを導入し、基板ホルダー72上に基板Wを載置保持する。次いで、排気口76に接続された真空ポンプ(図示省略)により、処理チャンバ71内を真空雰囲気にする。次いで、ガス供給口75から処理チャンバ71内にHeガスを導入し、上部電極79と基板ホルダー(下部電極)72との間にHeプラズマPを発生させる。そして、HeプラズマPから透過板82を透過した紫外線Vを基板Wの表面に照射する。これにより、図2(c)を用いて説明したように、SiO2層45の表面結合が分断され、未結合手45aが増加する。その後、再び、排気口76に接続された真空ポンプ(図示省略)により、処理チャンバ71内を真空雰囲気にする。
次いで、ガス供給管83aからはArガスからなるキャリアガスとNH3ガス、ガス供給管83bからはHFガスを処理チャンバ71内に供給する。その後、排気口76を開口し、余剰なガスが除去されるようにする。
次に、再び、排気口76に接続された真空ポンプにより処理チャンバ71内を真空雰囲気にして、上記供給ガスをパージした後、ガス供給口33からN2ガスを供給することで、処理チャンバ71内を非酸化性雰囲気とする。この状態で、排気口76を開口し、基板ホルダー72のヒーター78を加熱して、基板Wの熱処理を行う。これにより、図2(e)に示すように、上記変質層45’(図2(d)参照)は気化して除去されるため、基板Wの表面側がエッチングされる。
Claims (5)
- エネルギー線の照射により、基板の表面に改質処理を行う第1工程と、
改質処理された前記基板の表面に反応性ガスを供給し、当該基板の表面に前記反応性ガス成分が吸着してなる変質層を形成する第2工程と、
熱処理を行い、前記変質層を気化して除去することで、前記基板の表面側をエッチングする第3工程とを有する
ことを特徴とする基板処理方法。 - 前記第1工程では、前記エネルギー線の照射として、紫外線照射、イオン照射またはラジカル照射を行う
ことを特徴とする請求項1記載の基板処理方法。 - エネルギー線の照射により、基板の表面に改質処理を行う改質処理ユニットと、
改質処理された前記基板の表面に反応性ガスを供給するガス処理ユニットと、
前記反応性ガスが供給された前記基板に熱処理を行う熱処理ユニットとを備えた
ことを特徴とする基板処理装置。 - 前記改質処理ユニット、前記ガス処理ユニットおよび前記熱処理ユニットが、それぞれ別の処理チャンバを備えており、
各処理チャンバが、連通可能な状態で、前記改質処理ユニット、前記ガス処理ユニット、前記熱処理ユニットの順に配置されている
ことを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。 - 前記改質処理ユニット、前記ガス処理ユニットおよび前記熱処理ユニットが、同一の処理チャンバに設けられている
ことを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
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