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JP2007224558A - 開閉装置及び開閉装置制御方法 - Google Patents

開閉装置及び開閉装置制御方法 Download PDF

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JP2007224558A JP2006045519A JP2006045519A JP2007224558A JP 2007224558 A JP2007224558 A JP 2007224558A JP 2006045519 A JP2006045519 A JP 2006045519A JP 2006045519 A JP2006045519 A JP 2006045519A JP 2007224558 A JP2007224558 A JP 2007224558A
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Akemasa Aoyama
明正 青山
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Abstract

【課題】パラメータによる各種設定に従って制御する開閉制御装置の保守時に、どのパラメータが設定変更されたものかが検索できない。
【解決手段】本発明の開閉制御装置は、設定変更可能なパラメータの設定に従って動作する開閉装置において、各処理モードの各パラメータのうち、設定変更指示を受けたパラメータについて、設定変更をするパラメータ変更手段と、パラメータ変更手段により設定変更された変更前のパラメータの記憶情報を記録し、設定変更されたパラメータの履歴管理をするパラメータ履歴管理手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、開閉装置及び開閉装置制御方法に関し、例えば、シャッター装置、ドア装置、窓装置、オーバーヘッドドア装置、門扉装置、ゲート(例えば駐車場等のゲート)装置、ロールスクリーン(例えば遮光幕等)装置、ブラインド装置、オーニング装置等の開閉装置及びその開閉装置の動作を制御する開閉装置制御方法に適用して好適なものである。
例えばシャッター装置において、シャッター制御盤は、シャッター装置の動作を制御するものであり、入力された種々の入力信号に応じて所定の出力処理を行なう各種処理モードの設定がなされている。この各種処理モードには、開閉体の位置制御に関するものや、開閉速度の制御に関するものや、シャッター装置の安全面を保障するものなど種々のものがある。
また、シャッター装置を新たに導入設置する場合、シャッター制御盤には予め各種処理モードに関するパラメータが初期設定されているが、シャッター装置導入後、ユーザの希望に応じて、各種処理モードに関するパラメータの設定変更がなされることがある。
特開2002−276245号公報 特開2003−239662号公報
しかしながら、従来のシャッター制御盤には数多くの各種処理モードに関するパラメータが設定されているため、導入後の保守を行なう際、設定変更した箇所がどの箇所であるかを特定できず、すべての処理モードに関するパラメータを確認する必要があり、非常に煩雑であった。
なお、上記課題はシャッター装置に限定される課題ではなく、その他、例えば、ドア装置、窓装置、オーバーヘッドドア装置、門扉装置、ゲート(例えば駐車場等のゲート)装置、ロールスクリーン(例えば遮光幕等)装置、ブラインド装置、オーニング装置等の開閉装置にも共通する課題である。
そのため、本発明は、設定変更した各種処理モードに関するパラメータを容易に特定することができるように、設定変更の履歴を残すことができる開閉制御装置及び方法を提供する。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の開閉装置は、設定変更可能なパラメータの設定に従って動作をする開閉装置において、(1)パラメータのうち、設定変更指示を受けたパラメータについて設定変更をするパラメータ変更手段と、(2)パラメータ変更手段により設定変更された変更前のパラメータの記憶情報を記録し、設定変更されたパラメータの履歴管理をするパラメータ履歴管理手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明の開閉装置制御方法は、設定変更可能なパラメータの設定に従って、開閉装置の動作を制御する開閉装置制御方法において、(1)パラメータ変更手段が、パラメータのうち、設定変更指示を受けたパラメータについて設定変更をするパラメータ変更工程と、(2)パラメータ履歴管理手段が、パラメータ変更手段により設定変更された変更前のパラメータの記憶情報を記録し、設定変更された上記パラメータの履歴管理をするパラメータ履歴管理工程とを備えることを特徴とする。
本発明の開閉装置及び開閉装置制御方法によれば、設定変更した各種処理モードに関するパラメータを容易に特定することができるように、設定変更の履歴を残すことができる。
(A)実施形態
以下、本発明の開閉装置及び開閉装置制御方法の実施形態を、シャッター装置を開閉装置の例として図面を参照しながら説明する。
(A−1)実施形態の構成
図2は、本実施形態に係る開閉装置の主な構成を示すイメージ図である。図2において、本実施形態の開閉装置であるシャッター装置10は、制御盤1、押しボタンスイッチ(PBS)2、開閉機4、シャッターカーテン5、ガイドレールGR、シャッターケースSC、を少なくとも有して構成される。
制御盤1は、シャッター装置10における開閉体であるシャッターカーテン5の開閉動作を制御するものである。制御盤1は、押しボタンスイッチ2から動作指示信号(開信号、閉信号、停信号等)を受け取ると、その動作指示信号に応じた動作制御信号を開閉機4に与え、シャッターカーテン5の開閉動作を制御するものである。
また、制御盤1は、各種パラメータを設定・変更する保守用スイッチSW1〜SW4や、図2には図示しないが、例えば、障害物感知センサ、シャッターカーテン5の位置を感知する上限リミット感知用センサ及び下限リミット感知用センサ、人や物を感知するセンサなどその他シャッター装置10に関連する入力側装置とも接続する。
また、制御盤1は、表示画面3や、図2には図示しないが、例えば、ブレーキ、LED、警報ランプ、警報器などその他シャッター装置10に関連する出力側装置とも接続する。
さらに、制御盤1は、入力側装置から入力信号を取り込み、所定の処理モードに従って処理を行ない、出力側装置に対して出力制御を行なうものであり、予め複数の所定の処理モードを実行させるためのプログラムや処理実行に必要な各種データ(パラメータ)等が設定されている。
制御盤1に設定されている各種処理モードに必要なパラメータは初期値が設定されているが、必要に応じて変更可能である。また、制御盤1は、各種パラメータのうち、どのパラメータを変更し、どのパラメータを変更していないかを表示することができ、さらに設定変更したパラメータの変更履歴を表示するものである。なお、本実施形態の制御盤1は、ソフトウェア的に各種処理を実行するものを想定して説明する。
なお、パラメータに設定される値は、パラメータの用途に応じて、数値であったり、数値以外の値(例えば、処理モード内容を指定する文字列、記号等)であったりする。
図3は、制御盤1の各種処理を実行する主要なハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の制御盤1は、CPU11、記憶部12、入力制御部13、出力制御部14等を有して構成される。
CPU11は、制御盤1の機能を司るものであり、記憶部12は、CPU11によって処理される所定の処理プログラム121や、処理に必要なデータ及び固定データ等を記憶するものであり、例えば、ROM、RAM、EEPROM等が該当する。CPU11は、記憶部12に記憶されている処理に必要なデータ及び固定データを用いて、処理プログラム121を実行することにより、制御盤1の各機能を実現する。
本実施形態において、制御盤1が実現する各種処理モードは各種処理プログラムとして記憶部12に記憶されており、各種処理プログラムに関するパラメータや、それらパラメータの変更履歴も記憶部12に記憶されている。
ここで、本実施形態の制御盤1がパラメータの管理を実現する主な機能部として、図1に示すように、設定パラメータ表示機能部12a、パラメータ変更・記録機能部12b、変更パラメータ表示機能部12c、変更パラメータ履歴表示機能部12d等を備える。
これらの機能部は、CPU11の処理に必要な処理プログラム121の構成要素として記憶部12に記憶されており、CPU11が処理を行なうための処理手順や処理内容を定めるものである。
処理プログラム121の設定パラメータ表示機能部12aは、入力制御部13を介して各種処理モードの設定パラメータの表示指示信号を受けると、設定されている各種処理モードのパラメータを記憶部12から読み出し、出力制御部14を通じて表示画面3に表示させる機能を有する。また、設定パラメータ表示機能部12aは、設定変更されたパラメータだけでなく、設定変更されていないパラメータも表示する。
処理プログラム121のパラメータ変更・記録機能部12bは、入力制御部13を介して入力された変更指示信号に従って、指示されたパラメータを設定変更する機能である。このとき、パラメータ変更・記録機能部12bは、設定変更したパラメータの変更履歴を記憶部12に記録する。
ここで、パラメータ変更・記録機能部12bによる設定変更したパラメータの変更履歴を記憶する方法は、種々の方法を適用できるが、本実施形態では、記憶部12における各種設定パラメータの番地割付けの中に、設定変更したパラメータの番地(アドレス)を残すようにする方法を適用する。すなわち、パラメータ変更・記録機能部12bは、各パラメータに割り当てたアドレスを管理しており、任意のパラメータが設定変更されると、その設定変更されたパラメータのアドレスを削除せずに残して、そのアドレスに格納されている設定値を更新するようにする。これにより、処理プログラム121の各機能部はパラメータ毎に不変であるアドレスに基づいて、設定変更したパラメータにアクセスすることができ、パラメータの履歴をとることができる。
また、パラメータ変更・記録機能部12bは、各パラメータについて入力制御部13を介して入力された変更指示信号に従って設定変更すると、設定変更したパラメータの少なくともパラメータ名(アドレス情報)と変更時間情報と変更内容情報とを履歴情報として対応付けて記憶部12に記録されている履歴に加えるようにする。
ここで、変更時間情報は、パラメータの変更時間を特定し得る情報であり、例えば、シャッターカーテン5の動作回数をカウントするカウンタを設け、そのカウンタのカウンタ値に基づく変更時累積動作回数情報や、また例えば、タイマ等を設け、そのタイマが示す変更時刻情報等を適用し得る。
処理プログラム121の変更パラメータ表示機能部12cは、入力制御部13を介して変更パラメータの表示指示信号を受けると、パラメータ変更・記録機能部12bが記録した変更したパラメータのアドレスに基づいて、表示している各種処理モードの設定パラメータのうち設定変更されたパラメータのみを選別して、設定変更したパラメータの一覧を、出力制御部14を通じて表示画面3に表示させる機能を有する。
処理プログラム121の変更パラメータ履歴表示機能部12dは、入力制御部13を介して変更パラメータの履歴表示指示信号を受けると、設定変更したパラメータ一覧の中から、指示された変更パラメータについての履歴情報を、出力制御部14を通じて表示画面3に表示させる機能を有する。
また、処理プログラム121の変更パラメータ履歴表示機能部12dは、さらに、指示された変更パラメータについての詳細情報を、出力制御部14を通じて表示画面3に表示させる機能を有する。この詳細情報とは、例えば、上述した変更時間情報(例えば、変更時累積動作回数情報、変更時刻情報等)が該当する。
図3に戻り、制御盤1の入力制御部13及び出力制御部14を説明する。入力制御部13は、制御盤1が接続する入力側装置(例えば、押しボタンスイッチ2等)から入力信号を取り込み、取り込んだ入力信号をCPU11に与えるものである。
出力制御部14は、CPU11の制御の下、所定の出力信号を、出力側装置(例えば開閉機4や表示画面3等)に与えるものである。
図2に戻り、シャッター装置10の構成を説明する。押しボタンスイッチ2は、ユーザがシャッターカーテン5の開閉動作の操作を行なうための操作部である。押しボタンスイッチ2は、例えば、開、閉、停の3種類のボタンスイッチを有する3点式PBS等が該当する。
開閉機4は、制御盤1から駆動信号を受け取ると、その駆動信号に基づいて、例えば、シャッターケースSC内に軸支された巻き取りシャフト(図示しない)を回転させて、その巻き取りシャフトに連結されたシャッターカーテン5の開閉動作を駆動するものであり、例えば、モータ等が該当する。
シャッターカーテン5は、開閉機4の駆動により開閉動作する開閉体である。本実施形態では、シャッターカーテン5を例に挙げたが、これに限定されず、例えば、ドア、窓、オーバーヘッドドア、門扉、ゲート(例えば駐車場等のゲート)、ロールスクリーン(例えば遮光幕等)、ブラインド、オーニング装置などの開閉体に広く適用できる。
(A−2)実施形態の動作
次に、本実施形態のシャッター装置10において、各種処理モードに必要なパラメータの変更履歴を残し、表示させる動作を、図面を参照して説明する。
以下では、まず、図4のフローチャートを参照して、各種処理モードのパラメータの変更及び履歴記録の処理を説明する。
制御盤1は、通常のシャッターカーテン5の開閉動作の指示を受け付け可能な動作モードにある。このような状態で、例えば、保守作業者等の操作により、制御盤1に設定されている各種処理モードのパラメータの設定変更を行なう場合を説明する。
まず、保守作業者が制御盤1に設けられている保守用スイッチを操作する。例えば、保守作業者が保守用スイッチSW1を押下すると、設定パラメータ表示指示信号が入力制御部13を通じてCPU11に与えられる(S101)。
設定パラメータ表示指示信号がCPU11に与えられると、CPU11は、処理プログラム121の設定パラメータ表示機能部12aに従い、記憶部12に格納されている、制御盤1に設定されている各種処理モードに設定されている設定パラメータがすべて表示画面3に表示させる(S102)。
設定パラメータが表示画面3に表示されると、保守作業者は保守用スイッチを操作して、保守作業者が設定変更を希望するパラメータを選択し、パラメータの変更指示を行なう(S103)。
パラメータの変更指示信号がCPU11に与えられると、CPU11は、処理プログラム121のパラメータ変更・記録機能部12bに従い、パラメータを変更設定する画面を表示画面3に表示し、変更するパラメータの設定値の入力を受け付ける(S104)。
例えば、本実施形態では、保守用スイッチSW2、SW3を操作すると、表示されたパラメータの並び順(例えば、SW2:昇順、SW3:降順)に選択することができる。設定変更を希望するパラメータを選択して、保守作業者が保守用スイッチSW1を再び押下すると、変更するパラメータに設定可能な設定値が全て表示される。この状態で保守用スイッチSW2、SW3を操作すると、表示された設定可能な設定値の並び順(例えばSW2:昇順、SW3:降順)に選択することができる。設定したい設定値を選択して、保守作業者が保守用スイッチSW1を再び押下すると、変更するパラメータの設定値が入力される。
保守作業者の操作により、変更したパラメータの設定値が入力されると、CPU11は、処理プログラム121のパラメータ変更・記録機能部12bに従い、入力されたパラメータの設定値を設定変更する(S105)。
また、CPU11は、処理プログラム121のパラメータ変更・記録機能部12bに従い、記憶部12における変更したパラメータに対応するアドレスに格納されている設定値を更新する(S105)これにより、変更前のパラメータのアドレスを削除せずに残すことができる。
このとき、CPU1は、処理プログラム121のパラメータ変更・記録機能部12bに従い、シャッターカーテン5の変更時累積動作回数情報や変更時刻情報等の変更時間を特定する情報と、変更内容情報として例えば設定変更前後それぞれの設定値とを、変更したパラメータの履歴に対応付けて記録する(S106)。
次に、図5のフローチャートを参照して、変更したパラメータを表示する動作を説明する。
この場合も、上記と同様に、制御盤1は、通常のシャッターカーテン5の開閉動作の指示を受け付け可能な動作モードにある。このような状態で、例えば、保守作業者等の操作により、制御盤1の各種処理モードのパラメータのうち変更したパラメータを表示する場合を説明する。
まず、保守作業者が制御盤1に設けられている保守用スイッチを操作する。そうすると、保守用スイッチからの信号が設定パラメータ表示指示信号として入力制御部13を通じてCPU11に与えられる(S201)。
この保守用スイッチからの信号がCPU11に与えられると、CPU11は、処理プログラム121の設定パラメータ表示機能部12aに従い、記憶部12に格納されている、制御盤1に設定されている各種処理モードに設定されている設定パラメータをすべて表示画面3に表示させる(S202)。
このとき、表示画面3に表示される設定パラメータは、設定変更されたパラメータだけでなく、設定変更されていないパラメータも表示される。
例えば、本実施形態では、保守作業者が保守用スイッチSW1を押下すると、保守用スイッチSW1からの信号が設定パラメータの表示を指示するための信号として、入力制御部13を通じてCPU11に与えられ、CPU11の制御の下、設定パラメータが表示画面3に表示される。なお、S203の表示画面のバック指示入力の処理については後述する。
設定パラメータが表示画面3に表示されると、保守作業者は、どのパラメータが設定変更されたものであるかを検索するため、所定の保守用スイッチを操作する。そうすると、保守用スイッチから設定変更されたパラメータを表示させるための表示指示信号がCPU11に与えられる(S204)。
設定変更パラメータの表示指示信号がCPU11に与えられると、CPU11は、処理プログラム121の変更パラメータ表示機能部12cに従い、記憶部12に記録されている、設定変更したパラメータを表示画面3に表示させる(S205)。
例えば、本実施形態では、保守作業者が保守用スイッチSW1を再び操作すると、保守用スイッチSW1からの信号が設定変更されたパラメータの表示指示信号としてCPU11に与えられ、CPU11の制御の下、それぞれ設定変更されたパラメータのパラメータ名と設定値が表示画面3に表示される。
これにより、制御盤1に設定されている各種処理モードの各パラメータのうち、設定変更したパラメータを表示することができ、どのパラメータが変更されたものであるかがわかり、保守作業の負担を軽減することができる。
設定変更されたパラメータが表示画面3に表示されると、保守作業者は、表示されている設定変更されたパラメータのうち、履歴情報を知りたいパラメータについて、保守用スイッチを操作して選択する。そして、保守作業者が保守用スイッチで選択すると、保守用スイッチからの信号が設定変更されたパラメータの履歴表示指示信号としてCPU11に与えられる(S207)。
この保守用スイッチからの信号がCPU11に与えられると、CPU11は、処理プログラム121の変更パラメータ変更履歴表示機能部12dに従い、指示された変更パラメータのアドレスや変更時刻情報に基づいて記憶部12に記憶されている履歴情報を表示画面3に表示する(S208)。なお、S206の表示画面のバック指示入力の処理については後述する。
例えば、本実施形態では、保守用スイッチSW2、SW3を操作すると、設定変更されたパラメータを変更順(SW2:昇順、SW3:降順)に選択することができる。所望のパラメータを選択しているときに、保守作業者が保守用スイッチSW1を再び押下すると、保守用スイッチSW1からの信号が設定変更されたパラメータの履歴表示指示信号としてCPU11に与えられ、CPU11の制御の下、設定変更されたパラメータの履歴情報が表示画面3に表示される。
このとき、所望のパラメータについての変更内容情報(例えば変更前の設定値及び変更後の設定値等)を表示画面3に表示させることができる。
また、保守作業者が当該設定変更されたパラメータに関する詳細な情報を知りたい場合、保守作業者は、保守用スイッチを操作すると、詳細情報表示指示信号がCPU11に与えられ(S210)、CPU11が、処理プログラム121の変更パラメータ履歴表示機能部12dに従い、当該パラメータの詳細な情報を表示画面3に表示させる(S211)。なお、S209の表示画面のバック指示入力の処理については後述する。
例えば、本実施形態では、保守作業者が表示画面3に表示されているパラメータの詳細な情報を知りたい場合、保守作業者が操作スイッチSW1を再び押下すると、そのパラメータの詳細情報表示指示信号がCPU11に与えられ、CPU11の制御の下、当該パラメータを変更したときの変更時累積動作回数情報や変更時刻情報等が表示画面3に表示される。
次に、図5のS212、S209、S206及びS203の表示画面のバック指示入力の処理を説明する。これらの処理は、表示画面3を前の表示画面に戻す処理であり、保守作業者による所定の保守用スイッチの操作に応じて実行される。
S212では、表示画面3に変更パラメータの詳細情報が表示されている。このとき、例えば、保守作業者が、再度保守用スイッチSW4を押下すると、保守用スイッチSW4からの信号がCPU11に与えられ、CPU11はその前に表示した変更パラメータの履歴表示を表示画面に表示させる(S212)。
また、表示画面3が変更パラメータの履歴を表示しているときに、保守作業者が、保守用スイッチSW4を押下すると、保守用スイッチSW4からの信号がCPU11に与えられ、CPU11はその前の表示画面である変更パラメータの一覧画面に戻す(S209)。
さらに、表示画面3が変更パラメータを表示しているときに、保守作業者が、保守用スイッチSW4を押下すると、保守用スイッチSW4から信号がCPU11に与えられ、CPU11は設定パラメータの表示画面に戻す(S206)。
そして、表示画面3が設定パラメータを表示しているときに、保守作業者が保守用スイッチSW4を押下し、保守用スイッチSW4からの信号がCPU11に与えられると、CPU11は設定パラメータに関する処理を終了し、元の動作モードの状態に戻る。なお、図5のS211で、更にSW1の入力があった際には、詳細情報を表示していたパラメータの設定値を変更するための処理へ移行(例えば、図1のS104へ移行)するようにしてもよい。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、制御盤1における種々の処理モードの実行に必要な各種パラメータの設定変更がなされたときに、制御盤1が設定変更された各パラメータの少なくともパラメータ名と変更時刻情報と変更内容とを対応付けて変更の都度記録することで、設定変更された各パラメータの履歴をとることができる。その結果、保守作業者による開閉装置の保守時に、どの処理モードのどのパラメータが設定変更されたものであるかを容易に検索することができ、保守作業の負担を軽減することができる。
(B)他の実施形態
(B−1)上述した実施形態において、変更パラメータの一覧を表示する際、制御盤1は設定変更したすべてのパラメータを表示するものとして説明した。しかし、設定変更したパラメータの表示態様は種々の態様で表示することができる。
例えば、各処理モードの処理分類に応じて、処理分類別に各パラメータを表示するようにしてもよい。この場合、制御盤1では、予め処理モードを分類しておき、各パラメータの変更があった場合に、変更されたパラメータを処理モードの分類毎に記憶部12に記憶する。そして、作業保守者からの指示を受けると、指示された処理分類のパラメータを呼び出して表示するようにする。
ここで、処理モードの処理分類としては、例えば、開閉体の上限及び又は下限リミットに関するモード分類や、開閉体の開閉速度制御に関するモード類や、開閉体の開状態を維持するために開閉体を停止させておく位置を制御するモード類や、安全動作を制御するモード類などがある。
(B−2)上述した実施形態では、設定変更されたすべてのパラメータの履歴を管理するものとして説明した。しかし、必要に応じて、一部のパラメータのみを履歴管理の対象としてもよい。これにより、保守管理に不要な処理モードのパラメータの表示を除外できる。
(B−3)上述した実施形態の各種処理モードのパラメータを設定変更する際、所定の暗証操作を条件としてもよい。なお、暗証操作は特に限定されず、種々の方法を適用することができ、例えば、暗証番号入力や、暗証スイッチの押下順序、押下時間又はこれらの組み合わせパターンの正当性判断によるものなどが考えられる。
さらに、設定変更されたパラメータを表示する際にも、上述した暗証操作を条件としてもよい。
(B−4)上述した実施形態の制御盤1は、各種処理モードのパラメータを初期値にリセットするリセット機能を備えるようにしてもよい。これにより、すべての処理モードのパラメータを初期値にリセットすることができる。
この際、制御盤1は、リセットした各パラメータも履歴として記録し、表示させることができる。なお、開閉装置の施工時の初期値も履歴として残すことができる。
(B−5)上述した実施形態では、設定変更したパラメータを制御盤1が有する表示画面3に表示させる場合を説明した。しかし、設定変更したパラメータを表示させる態様はこれに限定されない。
例えば、制御盤1が、通信回線に接続可能であり、所定の通信制御部を備えることで、設定変更したパラメータを、通信回線を通じて制御盤1を遠隔操作可能な遠隔保守管理装置に送信し、遠隔保守管理装置に表示させるようにしてもよい。
また例えば、保守作業者が所定の保守用機器を制御盤1に接続することで、その保守用機器の表示部に表示させるようにしてもよい。
(B−6)上述した実施形態において、開閉体が上下方向に移動するものを説明したが、開閉体の移動方向は特に限定されない。例えば、斜め方向や水平方向にスライドするシャッターカーテンなどにも適用可能である。
また、開閉動作とは、開方向のみ、閉方向のみ、又は開閉両方向の移動動作を意味する。
また、「閉」は開口部が存在するような場合にはこれを閉鎖する方向への移動を意味する概念であり、繰り出し、スライド移動、展張等を含む開閉体の前進を意味し、「開」は開口部が存在するような場合にはこれを開放する方向への移動を意味する概念であり、巻き取り、収縮、スライド移動、折り畳み等を含む開閉体の後退を意味する。
以上の説明で主としてハードウェア的に本発明を実現した。特に、インバータ装置監視手段は、論理的な回路構成により実現することができるが、本発明は、ソフトウェア的に実現することも可能である。
実施形態の制御盤が実現する機能部を説明する機能ブロック図である。 実施形態のシャッター装置の全体構成を示す構成図である。 実施形態の制御盤のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施形態の制御盤における各種処理モードのパラメータ変更及び記録処理を示すフローチャートである。 変形実施形態の制御盤における各種処理モードのパラメータの履歴表示処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…制御盤、11…CPU、12…記憶部、12a…設定パラメータ表示機能部、12b…パラメータ変更・記録機能部、12c…変更パラメータ表示機能部、12d…変更パラメータ履歴表示機能部、3…表示画面、SW1〜SW4…保守用スイッチ。

Claims (4)

  1. 設定変更可能なパラメータの設定に従って動作する開閉装置において、
    上記パラメータのうち、設定変更指示を受けた上記パラメータについて設定変更をするパラメータ変更手段と、
    上記パラメータ変更手段により設定変更された変更前の上記パラメータの記憶情報を記録し、設定変更された上記パラメータの履歴管理をするパラメータ履歴管理手段と
    を備えることを特徴とする開閉装置。
  2. 設定変更された上記パラメータの表示指示を取り込むと、上記パラメータ履歴管理手段で管理される上記パラメータの記録情報に基づいて、設定変更された上記パラメータを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 上記パラメータ履歴管理手段が、設定変更された上記パラメータに、変更時間情報を対応付けて管理することを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉装置。
  4. 設定変更可能なパラメータの設定に従って、開閉装置の動作を制御する開閉装置制御方法において、
    パラメータ変更手段が、上記パラメータのうち、設定変更指示を受けた上記パラメータについて設定変更をするパラメータ変更工程と、
    パラメータ履歴管理手段が、上記パラメータ変更手段により設定変更された変更前の上記パラメータの記憶情報を記録し、設定変更された上記パラメータの履歴管理をするパラメータ履歴管理工程と
    を備えることを特徴とする開閉装置制御方法。
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