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JP2007213427A - 登録装置、照合装置、抽出方法及びプログラム - Google Patents

登録装置、照合装置、抽出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】認証精度の信頼性を向上し得る登録装置、照合装置、抽出方法及びプログラムを提案する。
【解決手段】所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出し、順次抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、次に処理対象となる特徴画像との間における類似度を検出し、類似度が閾値以上であったとき、現処理対象の特徴画像を、登録対象又は登録対象と照合すべき対象とするようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、登録装置、照合装置、抽出方法及びプログラムに関し、バイオメトリクス認証する場合に適用して好適なものである。
従来、バイオメトリクス認証対象の認証装置として、例えば指における複数の指紋を生体識別情報として管理し、認証時に、これら複数の指紋それぞれを、照合対象者の指紋と照合して登録者本人であるか否かを判定するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−162722公報
ところがかかる構成の認証装置では、予め登録された生体識別情報(指紋)が盗用された場合、当該盗用された生体識別情報(指紋)から得た画像等を撮像カメラ上に配置すれば、第三者であるにもかかわらず正規ユーザであると誤判定する可能性があり、この結果、認証精度の信頼性を低下するといった問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、認証精度の信頼性を向上させ得る登録装置、照合装置、抽出方法及びプログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明は、所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出する抽出手段と、抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出する類似度検出手段と、類似度が閾値以上であったとき、現処理対象の特徴画像を生体識別情報として登録する登録手段とを設けるようにした。
従ってこの登録装置では、例えば、生体識別情報を盗用することにより得た不正画像を撮像カメラ上に配置する等といった不正行為が行われた場合であっても、当該不正行為には連続性がないため、これを検出することが可能となり、この結果、不正行為に基づく不正画像を生体識別情報として登録するとことを防止することができ、かくして生体識別情報としての信頼性を向上することができる。
また本発明は、照合装置であって、所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出する抽出手段と、抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出する類似度検出手段と、類似度が閾値以上であったとき、現処理対象の特徴画像と、生体識別情報として登録された複数の登録特徴画像とを照合する照合手段とを設けるようにした。
従って、この照合装置では、例えば、生体識別情報を盗用することにより得た不正画像を撮像カメラ上に配置する等といった不正行為が行われた場合であっても、当該不正行為には連続性がないため、これを検出することが可能となり、この結果、不正行為に基づく不正画像を正規ユーザであると誤判定することを防止することができ、かくして照合精度の信頼性を向上することができる。
さらに本発明は、抽出方法であって、所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出する第1のステップと、抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出する第2のステップと、類似度が閾値以上であったとき、現処理対象の特徴画像を、登録対象又は登録対象と照合すべき対象とする第3のステップとを設けるようにした。
従って、この抽出方法では、例えば、生体識別情報を盗用することにより得た不正画像を撮像カメラ上に配置する等といった不正行為が行われた場合であっても、当該不正行為には連続性がないため、これを検出することが可能となり、この結果、不正行為に基づく不正画像を生体識別情報として登録するとこと、又は、不正行為に基づく不正画像を正規ユーザであると誤判定することを防止することを防止することができ、かくして認証精度を向上することができる。
さらに本発明は、プログラムであって、コンピュータに対して、所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出することと、抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出することと、類似度が閾値以上であったとき、現処理対象の特徴画像を、登録対象又は登録対象と照合すべき対象とすることとを実行させるようにした。
従って、このプログラムでは、生体識別情報を盗用することにより得た不正画像を撮像カメラ上に配置する等といった不正行為が行われた場合であっても、当該不正行為には連続性がないため、これを検出することが可能となり、この結果、不正行為に基づく不正画像を生体識別情報として登録するとこと、又は、不正行為に基づく不正画像を正規ユーザであると誤判定することを防止することを防止することができ、かくして認証精度を向上することができる。
本発明によれば、生体識別情報を盗用することにより得た不正画像を撮像カメラ上に配置する等といった不正行為が行われた場合であっても、これを検出するようにしたことにより、不正行為に基づく不正画像を生体識別情報として登録するとこと、又は、不正行為に基づく不正画像を正規ユーザであると誤判定することを防止することを防止することができ、かくして認証精度を向上し得る登録装置、照合装置、抽出方法及びプログラムを実現できる。
以下図面について、本発明を適用した一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態による認証装置の全体構成
図1において、本実施の形態による認証装置1の全体構成を示す。この認証装置1は、制御部10に対して、操作部11と、血管撮像部12と、フラッシュメモリ13、外部とデータを授受するインターフェース(以下、これを外部インターフェースと呼ぶ)14及び通知部15をそれぞれバス16を介して接続することにより構成される。
制御部10は、認証装置1全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)と、各種プログラム及び設定情報が格納されるROM(Read Only Memory)と、当該CPUのワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)とを含むマイクロコンピュータでなっている。
この制御部10には、登録対象のユーザ(以下、これを登録者と呼ぶ)の血管を登録するモード(以下、これを血管登録モードと呼ぶ)の実行命令COM1又は登録者本人の有無を判定するモード(以下、これを認証モードと呼ぶ)の実行命令COM2が、ユーザ操作に応じて操作部11から与えられる。
制御部10は、かかる実行命令COM1、COM2に基づいて実行すべきモードを決定し、この決定結果に対応するプログラムに基づいて、血管撮像部12、フラッシュメモリ13、外部インターフェース14及び通知部15を適宜制御することによって、血管登録モード又は認証モードを実行するようになされている。
(1−1)血管登録モード
具体的に制御部10は、実行すべきモードとして血管登録モードを決定した場合、動作モードを血管登録モードに遷移し、血管撮像部12を制御する。
この場合、血管撮像部12の駆動制御部12aは、この認証装置1における所定位置に配された指に対して近赤外光を照射する1又は2以上の近赤外光光源LSと、撮像カメラCMにおける例えばCCD(Charge Coupled Device)でなる撮像素子IDとを駆動制御する。
この結果、血管撮像部12では、指に照射された近赤外光は、当該指の内方を反射及び散乱するようにして経由し、指の血管を投影する光(以下、これを血管投影光と呼ぶ)として、光学系OPや絞りDHを介して撮像素子IDに入射する。撮像素子IDは、この血管投影光を光電変換し、当該光電変換結果を画像信号S1として駆動制御部12aに出力する。
ちなみに、指に照射される近赤外光は、実際には、当該指の表面で反射して撮像素子IDに入射するものもあるため、この撮像素子IDから出力される画像信号S1の画像は、指内方の血管だけではなく、指輪郭や指紋も含まれた状態となる。
駆動制御部12aは、この画像の画素値に基づいて、指内方の血管に焦点が合うように光学系OPにおける光学レンズのレンズ位置を調整するとともに、撮像素子IDに入射する入射光量が適応量となるように絞りDHにおける絞り値を調整し、当該調整後に撮像素子IDから出力される画像信号S2を制御部10に供給する。
制御部10は、この画像信号S2の画像に含まれる血管の特徴を抽出し、当該抽出した血管の特徴を、登録者を識別するための情報(以下、これを登録者識別データと呼ぶ)D1としてフラッシュメモリ13に記憶することにより登録する。
このようにしてこの制御部10は、血管登録モードを実行することができるようになされている。
(1−2)認証モード
一方、制御部10は、実行すべきモードとして認証モードを決定した場合には、認証モードに遷移し、上述の血管登録モードの場合と同様にして血管撮像部12を制御する。
この場合、血管撮像部12は、近赤外光光源LS及び撮像素子IDを駆動制御するとともに、当該撮像素子IDから出力される画像信号S10に基づいて光学系OPにおける光学レンズのレンズ位置及び絞りDHの絞り値を調整し、当該調整後に撮像素子IDから出力される画像信号S20を制御部10に供給する。
制御部10は、上述の血管登録モードと同様にしてこの画像信号S20の画像に含まれる血管の特徴を抽出するとともに、フラッシュメモリ13に登録された登録者識別データD1を読み出す。そして制御部10は、この抽出した血管の特徴と、登録者識別データD1の血管の特徴とを照合し、当該照合の程度に応じて、このとき指を配したユーザが登録者(正規ユーザ)であるか否かを判定する。
ここで、制御部10は、登録者であると判定したときには、外部インターフェース14に接続された動作処理装置(図示せず)に対して所定の動作を行わせる実行命令COM3を生成し、これを外部インターフェース14を介して動作処理装置に転送する。
この外部インターフェース14に接続された動作処理装置の実施態様として、例えば閉錠状態にあるドアを採用した場合、制御部10は、開錠動作を行わせる実行命令COM3をドアに転送する。また他の動作処理装置の実施態様例として、複数の動作モードのうち一部の動作モードを制限した状態にあるコンピュータを採用した場合、制御部10は、その制限された動作モードを開放させる実行命令COM3をコンピュータに転送する。
なお、実施態様として2つ例を挙げたが、これらに限らず、他の実施態様も適宜選択することができる。また、本実施の形態では、動作処理装置を外部インターフェース14に接続するようにしたが、当該動作処理装置におけるソフトウェア乃至ハードウェアの構成をこの認証装置1に搭載するようにしてもよい。
これに対して、制御部10は、登録者ではないと判定したときには、その旨を通知部15の表示部15aを介して表示するとともに、当該通知部15の音声出力部15bを介して音声出力することによって、当該登録者ではないと判定されたことを視覚的及び聴覚的に通知する。
このようにしてこの制御部10は、認証モードを実行することができるようになされている。
(2)指の撮像手法
この実施の形態における認証装置1では、指を連続的に撮像する手法が採用される。具体的にこの認証装置1では、図2に示すように、指を配置する面(以下、これを指配置面と呼ぶ)FPがあり、この指配置面FPに設けられた、無色透明の部材でなる撮像窓IMWが指配置位置とされる。
この撮像窓IMWの下方には、血管撮像部12の撮像カメラCM(図1)が設けられており、血管登録モード又は認証モードにおいて指を撮像する場合、ユーザは、この撮像カメラ(撮像窓)上に指を配し、指側の一方から他方へ指腹面の湾曲に沿って指を回転させるようになされている。
この場合、回転される指は、撮像カメラCMにおいて所定周期で連続的に撮像され、当該撮像結果として、複数の画像信号が撮像カメラCMから順次出力される。
(3)撮像位置と撮像内容との関係
これら画像信号の画像は、例えば図3に示すように、生体識別対象としての血管が指腹面の湾曲に沿って順次異なる撮像位置から捉えられることになるため、当該画像に含まれる血管の状態は、同一の撮像対象であるにもかかわらず、相違することとなる。
この血管の相違は、例えば図4に示すように、時間的に隣接する画像同士(図4(A)及び図4(B)、図4(B)及図4(C)、図4(C)及図4(D)、図4(D)及図4(E))間では比較的小さく(つまり類似性が高い)、当該画像間の間隔が離れるほど大きくなる(つまり類似性が低くなる)。
いいかえれば、時間的に隣接する画像間の類似性が高い場合には、当該画像は、連続性を有していることになるため、実際に回転される指から得られたものということができる。一方、時間的に隣接する画像間の類似性が撮像期間に無変化であった場合、あるいは、当該画像間の類似性が低い場合には、不連続性を有していることになるため、例えば、盗用された生体識別情報から得た不正画像を撮像カメラ上に配置する等、当該画像は、実際に回転される指から得られたものではなく、不正行為に基づくものということができる。
(4)制御部の具体的な処理内容
(4−1)血管登録モードにおける具体的な処理内容
この認証装置1では、血管に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として得られる複数の画像について、当該画像に含まれる血管に連続性があるか否かを検証しながら登録するように、血管登録モードが実行される。
この血管登録モードにおける制御部10の具体的な処理は、機能的には、図5に示すように、間引き部21、特徴抽出部22、連続性検証部23、位置ずれ検出部24、位置合わせ部25及び同一性検証部26にそれぞれ分けることができる。以下、これら各部について詳細に説明する。
間引き部21には、血管撮像部12(図1)における光学系OPのレンズ位置及び絞りDHの絞り値が調整された後に、撮像素子IDから所定周期で画像信号S2J(J=1、2、3、……、P(Pは整数))が順次入力される。
間引き部21は、画像信号S2jに対してA/D(Analog/Digital)変換処理を施し、得られた画像データのうち、所定枚数に相当する画像データを、所定間隔ごとに間引くようにされている。
この間引き処理により残された画像データD21j(j=1、2、3、……、p(pは整数))は特徴抽出部22に順次送出される。説明の便宜上、ここでは、5つの画像信号S21j(D21〜D21)が、特徴抽出部22に順次送出されるものとする。
特徴抽出部22は、画像データD21j(D21〜D21)に対して、ソーベルフィルタ処理等の所定の輪郭抽出処理、ガウシアンフィルタ処理等の所定の平滑化処理、2値化処理及び細線化処理などの所定の画像処理を施し、当該画像データD21jの画像に含まれる血管の特徴をそれぞれ抽出する。
そして特徴抽出部22は、この画像処理結果として得られる2値画像のデータ(以下、これを2値画像データと呼ぶ)D22j(D22〜D22)を連続性検証部23及び位置合わせ部25に送出する。
連続性検証部23は、図6に示すように、2値画像データD22j(D22〜D22)について、現時点における処理対象(以下、これを現処理対象と呼ぶ)の2値画像と、当該現処理対象よりも1つ前に処理対象であった2値画像IM2及びIM1、IM3及びIM2、IM4及びIM3、IM5及びIM4間の相関値C1〜C4を算出する。
具体的には、現処理対象の2値画像をf1とし、当該現処理対象よりも1つ前に処理対象であった2値画像をf2とし、これら2値画像f1及びf2の画像サイズをM行N列とし、画素を(m,n)とすると、連続性検証部23は、当該2値画像f1及びf2間の相関値S(f1,f2)を、次式
に従って算出する。
ここで、算出した相関値が予め設定された第1の閾値以上である場合、このことは、実際に回転する指から得られた画像である可能性が高いことを意味する。この場合、連続性検証部23は、当該画像同士には連続性があるとし、その後の処理を続行する。
これに対して、算出した相関値が第1の閾値未満である場合、このことは、実際に回転する指から得られた画像ではなく、不正行為に基づく可能性が高いことを意味する。この場合、連続性検証部23は、当該画像同士には連続性がないとし、その後の処理を中止するとともに、再度血管登録を行う旨を通知部15(図1)を介して通知する。
また、連続性検証部23は、かかる相関値C1〜C4の算出結果に基づいて、当該2値画像IM2及びIM1、IM3及びIM2、IM4及びIM3、IM5及びIM4それぞれについて、例えば図7に示すような相関分布をそれぞれ生成する。
そして連続性検証部23は、これら相関分布のデータ(以下、これを相関分布データと呼ぶ)D23(D23C1、D23C2、D23C3、D23C4)をそれぞれ位置ずれ検出部24に送出する。
位置ずれ検出部24は、相関分布データD23(D23C1、D23C2、D23C3、D23C4)の相関分布に基づいて、重心位置に対する、指の回転方向(この実施の形態ではx方向)へのピーク位置の位置ずれ量PS1〜PS4(図6)をそれぞれ検出し、これら位置ずれ量PS1〜PS4をデータ(以下、これを位置ずれ量データと呼ぶ)D24(D24PS1、D24PS2、D24PS3、D24PS4)として位置合わせ部25及び同一性検証部26にそれぞれ送出する。
なお、この図7に示した相関分布では、x軸の「0」に相当する重心位置に対する、x軸方向へのピーク位置の離間の程度が位置ずれ量とされる。
位置合わせ部25は、現処理対象の2値画像データD22x(図5)と、当該2値画像データD22xよりも前であって、既にフラッシュメモリ13(図1)に仮登録された1又は2以上の2値画像データ(以下、これを仮登録2値画像データと呼ぶ)D1x(図5)との位置ずれ量に応じて、当該2値画像同士を位置合わせする。
例えば、特徴抽出部22から最初の2値画像データD22が供給された場合、位置合わせ部25は、この2値画像データD22を現処理対象の2値画像データD22xとして認識する。しかしこの場合、特徴抽出部22は、この2値画像データD22x(D22)よりも前の仮登録2値画像データD1xはないため、当該2値画像データD22x(D22)をそのまま同一性検証部26に送出する。
また例えば、特徴抽出部22から2番目の2値画像データD22が供給され、最初の2値画像データD22が既に仮登録対象となっていた場合、位置合わせ部25は、この2値画像データD22を現処理対象の2値画像データD22xとして認識するとともに、当該D1x2値画像データD1x(D22)をフラッシュメモリ13から読み出す。
そして位置合わせ部25は、これら2値画像データD22及びD22に対応する位置ずれ量データD24PS1に基づいて、2値画像IM2及びIM1(図6)間の位置ずれ量PS1(図6)が所定の閾値(以下、これを第1のずれ閾値と呼ぶ)以上であるか否かを判定する。
ここで、この位置ずれ量PS1が第1のずれ閾値未満である場合、このことは、現処理対象の2値画像データD22x(D22)に相当する撮像位置と、仮登録2値画像データD1x(D22)に相当する撮像位置との移動量が不十分であることを意味する。この場合、位置合わせ部25は、このとき撮像対象の指が止まっているものとし、現処理対象の2値画像データD22x(D22)を破棄するとともに、当該現処理対象を、特徴抽出部22から3番目に供給される2値画像データD22とする。
これに対して位置ずれ量PS1が第1のずれ閾値以上である場合、このことは、2値画像データD22x(D22)に相当する撮像位置と、仮登録2値画像データD1x(D22)に相当する撮像位置との移動量が十分あることを意味する。この場合、位置合わせ部25は、このとき撮像対象の指が回転しているものとし、位置ずれ量PS1(図6)に応じて、2値画像IM2及びIM1(図6)同士を位置合わせする。
また例えば、特徴抽出部22から4番目の2値画像データD22が供給され、当該2値画像データD22よりも前の1番目から3番目の2値画像データD22〜D22が既に仮登録対象となっていた場合、位置合わせ部25は、この2値画像データD22を現処理対象の2値画像データD22xとして認識するとともに、当該仮登録2値画像データD1x(D22〜D22)をフラッシュメモリ13から読み出す。
そして位置合わせ部25は、現処理対象の2値画像IM4(図6)と、当該現処理対象よりも1つ前の2値画像IM3(図6)に対応する位置ずれ量PS3(図6)が所定の閾値(以下、これを第1のずれ閾値と呼ぶ)以上であるか否かを判定する。
そして位置合わせ部25は、位置ずれ量が第1のずれ閾値未満である場合には、現処理対象の2値画像データD22x(D22)を破棄し、当該現処理対象を、特徴抽出部22から5番目に供給される2値画像データD22とする。
これに対して位置合わせ部25は、位置ずれ量PS3が第1のずれ閾値以上である場合には、2値画像IM4及びIM3の位置ずれ量PS3に応じて、当該2値画像IM4及びIM3同士を位置合わせし、また2値画像データIM4及びIM2の位置ずれ量(PS3及びPS2の合計値)に応じて、当該2値画像データIM4及びIM2を位置合わせし、さらに2値画像データIM4及びIM1の位置ずれ量(PS3、PS2及びPS1の合計値)に応じて、当該2値画像IM4及びIM1同士を位置合わせする。
このように位置合わせ部25は、現処理対象の2値画像を、それよりも1つ前に既に仮登録された2値画像との間に第1のずれ閾値以上の位置ずれがあるときには、当該現処理対象の2値画像と、仮登録された全ての2値画像とをそれぞれ位置合わせするようになされている。
また位置合わせ部25は、このようにして位置合わせした場合には、その位置合わせした現処理対象の2値画像データD22xと、仮登録2値画像データD1xとをそれぞれ同一性検証部26に送出する。
同一性検証部26は、位置合わせ部25から2値画像データD22xだけが供給される場合、つまり2値画像データD22xが最初の2値画像データD22である場合には、その2値画像データD22と同一性を検証すべき画像がないため、当該2値画像データD22を、仮登録2値画像データD1xとして、フラッシュメモリ13(図1)に仮登録する。
一方、同一性検証部26は、位置合わせ部25から2値画像データD22x及びD1xが供給された場合には、当該2値画像間における類似度を検出する。
具体的には同一性検証部26は、現対象2値画像データD22x及びD1xの2値画像間における相関値を、例えば(1)式に従って算出し、当該算出した相関値が予め設定された第2の閾値以上であるか否かを判定する。
なお、この第2の閾値は、連続性検証部23での第1の閾値との関係では、当該第1の閾値よりも高く設定される。これは、第1の閾値については、位置合わせ前の画像間の連続性があるか否かを判断する基準であるため、あまりにも高く設定すると、殆どの画像間の連続性はないと取り扱われてしまうのに対し、第2の閾値については、位置合わせ後の画像間の同一性があるか否かを判断するものであるため、比較的高く設定しなければ、他人受入率(FAR:False Acceptance Rate)が高くなり、認証精度が低下することになるからである。
ここで、算出した閾値が第2の閾値未満である場合、同一性検証部26は、当該2値画像が同一人の指から得られたものではないとし、このときフラッシュメモリ13(図1)に既に仮登録した仮登録2値画像データD1xの全てを抹消する。またこのとき同一性検証部26は、その後の処理を中止するとともに、再度血管登録を行う旨を通知部15(図1)を介して通知する。
これに対して、算出した閾値が第2の閾値以上である場合、同一性検証部26は、当該2値画像が同一人の指から得られたものであるとし、このとき供給された2値画像データD22xを、仮登録2値画像データD1xとして、フラッシュメモリ13(図1)に仮登録する。
また同一性検証部26は、このとき仮登録した2値画像データD22xと、最初に仮登録した2値画像データD22との位置ずれ量、つまり2値画像データD22xの2値画像が2番目の2値画像IM2であれば位置ずれ量PS1、また3番目の2値画像IM3であれば位置ずれ量PS1及びPS2の合計値、さらに4番目の2値画像IM4であれば位置ずれ量PS1〜PS3の合計値、さらに5番目の2値画像IM5であれば位置ずれ量PS1〜PS4の合計値が所定の閾値(以下、これを第2のずれ閾値と呼ぶ)以上であるか否かを判定する。
ここで、この位置ずれ量が第2のずれ閾値未満である場合、このことは、現処理対象の2値画像データD22xに相当する撮像位置と、最初の2値画像データD22に相当する撮像位置との移動量が、未だ指側一方から他方までに相当する移動量に達していないことを意味する。この場合、同一性検証部26は、この同一性検証処理を続行する。
これに対して位置ずれ量が第2のずれ閾値以上である場合、このことは、現処理対象の2値画像データD22xに相当する撮像位置と、最初の2値画像データD22に相当する撮像位置との移動量が、既に指側一方から他方までに相当する移動量に達したことを意味する。この場合、同一性検証部26は、このときフラッシュメモリ13に仮登録した複数の2値画像データD1xを、本登録対象の生体識別情報D1とし、血管登録処理が終了した旨を通知部15(図1)を介して通知する。
このようにして制御部10は、血管に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として得られる複数の画像について、当該画像に含まれる血管に連続性があるか否かを検証しながら登録することができるようにされている。
(4−2)登録処理手順
次に、上述した制御部10の血管登録モードにおける登録処理手順について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
制御部10は、操作部11(図1)から実行命令COM1が与えられると、前処理として、駆動制御部12a(図1)を介して血管撮像部12を制御するとともに、当該血管撮像部12での撮像結果として順次得られる画像信号S2jに対して間引き処理及び所定の画像処理を施し、得られた2値画像データD22jを順次メモリ(図示せず)に一時的に保持していく。
また制御部10は、メモリに保持される2値画像データD22jが所定数を越えると、かかる前処理を続行しつつ、この登録処理手順RT1をステップSP0において開始し、続くステップSP1において、最初の2値画像(2値画像データD22)をフラッシュメモリ13(図1)に仮登録する。
そして制御部10は、次のステップSP2において、この時点での前処理結果としてメモリに保持された複数の2値画像のうち、最も早くメモリに保持された2値画像を現処理対象の2値画像として選択し、続くステップSP3において、当該現処理対象の2値画像と、1つ前に現処理対象であった2値画像との間の相関値が第1の閾値以上であるか否かを判定する。
第1の閾値以上である場合、このことは、2値画像間には連続性があって、回転状態にある指から得られた可能性が高いことを意味する。したがってこの場合、制御部10は、次のステップSP4において、現処理対象の2値画像と、1つ前に現処理対象であった2値画像との間における位置ずれ量が第1のずれ閾値以上にあるか否かを判定する。
第1のずれ閾値以上にある場合、このことは、現処理対象の2値画像に相当する撮像位置と、1つ前に現処理対象であった2値画像に相当する撮像位置との移動量が十分にあって撮像対象の指が止まっているもの等ではないことを意味する。したがってこの場合、制御部10は、次のステップSP5において、このとき既に仮登録された全ての2値画像と、現処理対象の2値画像とを位置合わせした後、ステップSP6において、当該位置合わせした2値画像同士の相関値が第2の閾値以上であるか否かを判定する。
第2の閾値以上である場合、このことは、撮像対象が回転状態にある同一人の指から得られたものであることを意味する。したがってこの場合、制御部10は、次のステップSP7において、ステップSP2で現処理対象として選択した2値画像を仮登録し、続くステップSP8において、このとき仮登録した2値画像と、最初に仮登録した2値画像との位置ずれ量が第2のずれ閾値以上であるか否かを判定する。
第2のずれ閾値以上である場合、このことは、回転状態にある指が所定の移動量だけ移動し、当該移動時に撮像された連続性のある2値画像を適当数登録できたことを意味する。したがってこの場合、制御部10は、次のステップSP9において、このとき既に仮登録した2値画像を生体識別情報D1として本登録し、続くステップSP10に進んでこの登録処理手順RT1を終了する。
一方、ステップSP4で得た位置ずれ量が第1のずれ閾値以上にない場合、又は、ステップSP8で得た位置ずれ量が第2のずれ閾値以上にない場合、このことは、撮像対象の指が止まっている、あるいは、回転状態にある指の移動速度が遅い等に応じて、当該指が未だ所定の移動量だけ移動していないことを意味する。したがってこの場合、制御部10は、ステップSP2に戻って、上述の処理を繰り返すようになされている。
なお、例えば、盗用された生体識別情報から得た不正画像を撮像カメラ上に配置したようなときには、上述のステップSP2〜ステップSP4のループを繰り返すこととなり、当該不正画像は登録されないこととなる。
他方、ステップSP3で得た相関値が第1の閾値以上にない場合、又は、ステップSP6で得た相関値が第2の閾値以上にない場合、このことは、撮像対象が回転状態にある同一人の指から得られたものではなく、第三者による不正行為に基づくものであることを意味する。したがってこの場合、制御部10は、次のステップSP11において、既に仮登録した2値画像があるときにはこれを抹消した後、続くステップSP10に進んでこの登録処理手順RT1を終了する。
なお、例えば、第三者が指を回転し、その途中で、盗用された生体識別情報から得た1枚の不正画像を撮像カメラ上に配置したようなとき、あるいは、盗用された生体識別情報に基づく複数の画像を任意の順で撮像カメラ上に配置したようなときには、ステップSP3又はステップSP6で検出されることとなり、当該不正画像等はすべて登録されないこととなる。
このような登録処理手順RT1に従って、制御部10は血管登録モードを実行することができるようになされている。
(4−3)認証モードにおける具体的な処理内容
この制御部10における認証モード時の具体的な処理内容を説明する。この認証モードにおける制御部10の具体的な処理は、機能的には、図5との対応部分に同一符号を付した図9に示すように、間引き部21、特徴抽出部22、連続性検証部23、第1の位置ずれ検出部24、第2の位置ずれ検出部34、位置合わせ部35及び同一性検証部26にそれぞれ分けることができる。
この認証モードと、上述の血管登録モードとは、血管に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として得られる複数の2値画像について連続性があるか否かが検証される点で共通する。しかし、血管登録モードでは、図5に示したように、現処理対象の2値画像(D22x)と、当該2値画像よりも前に処理対象とされ、かつ仮登録対象となった2値画像(D1x)との間の位置ずれ量(D24PS1〜D24PS4)に基づいて位置合わせ及び指の移動量の検出が行われるのに対し、認証モードでは、図9に示すように、位置合わせの検出については、現処理対象の2値画像(D22x)と、生体識別情報D1として既に本登録された2値画像(D1k(k=2、3、……、q(qは整数)))との間の位置ずれ量D35に基づいて行われる点で相違する。
この相違する機能処理部である第2の位置ずれ量検出部35を、生体識別情報D1として既に本登録された2値画像データ(以下、これを登録2値画像データと呼ぶ)D1kが5つであった場合を例として説明する。
すなわち、第2の位置ずれ量検出部35は、血管登録モードの場合と同様にして、現処理対象の2値画像データD22xと、登録2値画像データD1k(k=1〜5)との間における2値画像同士の位置ずれ量を、当該2値画像同士の相関分布に基づいてそれぞれ算出する。
そして第2の位置ずれ量検出部35は、これら位置ずれ量を位置ずれ量データD35PS1〜D35PS5として位置合わせ部25に送出するとともに、現処理対象の2値画像データD22x及び登録2値画像データD1kも位置合わせ部25に送出する。
位置合わせ部25では、上述した場合と同様に、位置ずれ量検出部24から供給される位置ずれ量データD24に基づいて、現処理対象の2値画像と、それよりも1つ前に処理対象であった2値画像との間に第1のずれ閾値以上の位置ずれがあるか否かが判定される。
そして第1のずれ閾値以上の位置ずれがある場合には、第2の位置ずれ量検出部35から供給される現処理対象の2値画像データD22x及び登録2値画像データD1kの2値画像同士が、対応する位置ずれ量データD35PS1〜D35PS5の位置ずれ量に応じてそれぞれ位置合わせされ、当該位置合わせされた2値画像データD22x及び登録2値画像データD1kが同一性検証部26に送出される。
同一性検証部26では、この位置合わせされた2値画像データD22xと、登録2値画像データD1kそれぞれとの相関値のすべてが第2の閾値以上であったとき、このときの撮像対象者が登録者本人であるものとされ、所定の動作を行わせる実行命令COM3が外部インターフェース14(図1)を介して動作処理装置に転送される。
このように制御部10は、血管に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として得られる複数の2値画像については、当該2値画像に含まれる血管に連続性があるか否かを検証し、当該連続性がある場合には、当該2値画像と、登録された2値画像とを照合することができるようになされている。
(4−4)認証処理手順
次に、制御部10の認証モードにおける認証処理手順について、図8との対応部分に同一符号を付した図10に示すフローチャートを用いて説明する。
すなわち制御部10は、操作部11(図1)から実行命令COM2が与えられると、前処理として、駆動制御部12a(図1)を介して血管撮像部12を制御するとともに、当該血管撮像部12での撮像結果として順次得られる画像信号S20j(図9)に対して間引き処理及び所定の画像処理を施し、得られた2値画像データD22j(図9)を順次メモリ(図示せず)に一時的に保持していく。
また制御部10は、メモリに保持される2値画像データD22jが所定数を越えると、かかる前処理を続行しつつ、この認証処理手順RT2をステップSP10において開始し、続くステップSP2〜ステップSP4おいて、血管登録モード時と同様に、現処理対象の2値画像と、その2値画像の1つ前に処理対象であった2値画像との間における連続性の有無を検証した後に、これら2値画像同士の位置ずれ量が第1のずれ閾値以上であるか否かを判断する。
そして制御部10は、ステップSP4で第1の閾値以上の相関値が得られた場合には、次のステップSP15において、このとき現処理対象の2値画像と、フラッシュメモリ13に登録された全ての2値画像とを位置合わせした後、ステップSP16において、当該位置合わせした2値画像同士の相関値が第2の閾値以上であるか否かを判定する。
第2の閾値以上である場合、このことは、このとき撮像対象となった2値画像については登録者本人のものであることを意味する。したがってこの場合、制御部10は、次のステップSP8において、このとき現処理対象の2値画像と、最初に仮登録した2値画像との位置ずれ量が第2のずれ閾値以上であるか否かを判定する。
第2のずれ閾値以上である場合、このことは、回転状態にある指が所定の移動量だけ移動し、当該移動時に撮像された連続性のある2値画像を適当数登録できたことを意味する。したがってこの場合、制御部10は、次のステップSP19において、動作処理装置に対して実効命令COM3(図1)を介して所定の動作を行わせた後、続くステップSP20に進んでこの認証処理手順RT2を終了する。
一方、ステップSP4で得た位置ずれ量が第1のずれ閾値以上にない場合、又は、ステップSP8で得た位置ずれ量が第2のずれ閾値以上にない場合、このことは、血管登録モードで上述したように、撮像対象の指が止まっている、あるいは、回転状態にある指の移動速度が遅い等に応じて、当該指が未だ所定の移動量だけ移動していないことを意味する。したがってこの場合、制御部10は、ステップSP2に戻って、上述の処理を繰り返すようになされている。
他方、ステップSP3で得た相関値が第1の閾値以上にない場合、又は、ステップSP16で得た相関値が第2の閾値以上にない場合、このことは、このとき撮像対象となった2値画像については登録者本人のものではないことを意味する。したがってこの場合には、制御部10は、ステップSP20に進んでこの認証処理手順RT2を終了する。
このような認証処理手順RT2に従って、制御部10は認証モードを実行することができるようになされている。
(5)動作及び効果
以上の構成において、この認証装置1は、指腹に沿って指側の一方から他方への回転移動に応じて、当該指内方における血管に対する順次異なる撮像位置(図3)での撮像結果として得られる画像信号S2j又はS20j(例えばj=1〜5)に対して、間引き部21及び特徴抽出部22(図5、図9)を介して各種処理を施し、当該画像信号S2j又はS20jに含まれる血管の特徴を、所定の周期ごとに2値画像IM1〜IM5として抽出する(図6)。
そして認証装置1は、これら2値画像IM1〜IM5について、現処理対象の2値画像と、その2値画像よりも前に処理対象であった2値画像との間における類似度C1〜C4を検出し、当該類似度C1〜C4が第1の閾値以上であるか否かによって、当該2値画像間の連続性の有無を判定する。
従ってこの認証装置1では、例えば、生体識別情報を盗用することにより得た不正画像を撮像カメラCM上に配置する等といった不正行為が行われた場合であっても、当該不正行為には連続性がないため、これを検出することが可能となり、この結果、生体識別情報として登録又は照合される2値画像の信頼性を向上することができる。
またこの認証装置1では、指腹に沿って指側の一方から他方への回転移動する指を撮像することによって、指内方における血管に対する順次異なる撮像位置での撮像結果を得ているため、例えば、固定された指の指腹に沿って撮像カメラCMを移動させる場合に比して、当該撮像結果を簡易な構成で得ることが可能となる。また、指を対象とすることによって、腕や足を回転する場合に比して、ユーザに対する煩雑化を低減させることが可能となる。
これに加えて、この認証装置1は、連続性があると判定した場合、血管登録モードではその連続性を有する2値画像をそのまま登録するのではなく、所定の処理を経て登録する。具体的に認証装置1は、現処理対象の2値画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった2値画像との間における位置ずれ量PS1〜PS4(図6)を検出する。
そして認証装置1は、例えば2番目に得られた2値画像IM2が現処理対象であり、最初の2値画像IM1が既に仮登録対象となっていた場合、これら2値画像IM2及びIM1を、対応する位置ずれ量PS1に応じて位置合わせした後に類似度を検出し、この類似度が第1の閾値よりも高く設定された第2の閾値以上であったとき、当該現処理対象の2値画像IM2を仮登録する。
従ってこの認証装置1では、連続性を有する2値画像をそのまま登録する場合に比して、2値画像間における血管の同一性が正確に判定されるため、FARが高くなることを未然に防止することが可能となり、この結果、生体識別情報として登録される2値画像の信頼性をより一段と向上することができる。
またこの認証装置1では、位置ずれ量PS1〜PS4(図6)が、連続性の有無の判定要素とされる類似度に基づいて検出されるため、当該類似度が、連続性の有無の判定要素及び位置ずれ量の検出要素として共用される分だけ、その構成を簡易化することが可能となる。
これに加えて、この認証装置1は、現処理対象の2値画像と、そのとき既に仮登録対象となった2値画像との位置合わせ前に、これら2値画像同士の位置ずれ量が第1のずれ閾値以上であるか否かを判定し、当該第1のずれ閾値以上ときには、これら2値画像同士を位置合わせする一方、当該第1のずれ閾値未満であるときには、現処理対象を次に処理対象となる2値画像とする。
従ってこの認証装置1では、指の回転が停止している、あるいは、指の回転が低速であることに起因して、既に仮登録対象となった2値画像に相当する撮像位置と、現処理対象の2値画像に相当する撮像位置とが殆ど変わりない場合に、当該現処理対象の2値画像を仮登録するといったことを未然に防止することが可能となり、この結果、生体識別情報として登録される2値画像が膨大数となることを回避することができる。
これに加えて、この認証装置1は、仮登録した現処理対象の2値画像と、最初に仮登録した2値画像との位置ずれ量が第2のずれ閾値以上であるときには、登録を終了する。従ってこの認証装置1では、ある一定量の移動間における複数の2値画像を登録することが可能となる。
以上の構成によれば、例えば、生体識別情報を盗用することにより得た不正画像を撮像カメラCM上に配置する等といった不正行為が行われた場合であっても、これを検出するようにしたことにより、生体識別情報として登録又は照合される2値画像の信頼性を向上することができ、かくして、信頼性を向上し得る認証装置1を実現できる。
(6)他の実施の形態
上述の実施の形態においては、生体部位として、指を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば掌、足指、腕、目又は腕等を適用するようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、生体識別対象として、血管を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば指紋、口紋又は神経等を適用するようにしてもよい。因みに、神経を適用する場合には、例えば神経に特異的なマーカを体内に注入し、当該マーカを撮像するようにすれば、上述の実施の形態と同様にして神経を生体識別対象とすることができる。
さらに上述の実施の形態においては、指腹に沿って指側の一方から他方へ回転移動する指を撮像するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、固定された指の指腹に沿って指側の一方から他方へ撮像カメラCMを回転移動させて撮像するようにしてもよい。要は、指内方における血管と、撮像素子との相対移動に応じて、当該血管に対して順次異なる撮像位置で撮像するようにすればよい。
さらに上述の実施の形態においては、画像信号における生体識別対象の特徴を抽出する抽出手段として、A/D変換処理、輪郭抽出処理、2値化処理及び細線化処理を施すようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら処理の一部を省略する若しくは入れ替える、又は、これら処理に対して新たな処理を加えるようにしてもよい。ちなみに、これら処理の順序についても適宜変更することができる。
また、画像信号における生体識別対象の特徴を所定の周期ごとに抽出する手法として、上述の実施の形態では、所定周期で間引きするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、撮像カメラCM(図1)に対するシャッタースピードを変更するようにし、当該撮像カメラCMから順次得られる画像信号における生体識別対象の特徴を抽出するようにしてもよい。また、単に間引き処理部21を省略し、撮像カメラCMと同じ周期で画像信号における生体識別対象の特徴を抽出するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、現処理対象の2値画像と、その現処理対象よりも1つ前に処理対象であった2値画像との間における類似度及び位置ずれ量を検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該現処理対象よりも前であれば、1つ前でなくともよく、またその数は1つでなくてもよい。さらに、現処理対象よりも前とすべき2値画像のその都度適宜変更するようにしてもよい。ただし、連続性の有無を判定する関係上、現処理対象に近い方が好ましい。一方、現処理対象の次に処理対象とされる2値画像との間における類似度及び位置ずれ量を検出することによって連続性の有無を判定するようにしても、上述の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
さらに上述の実施の形態においては、現処理対象の2値画像との位置合わせ対象として、現処理対象の2値画像よりも前に既に処理対象とされ、かつ仮登録対象とされたすべての2値画像を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該現処理対象の2値画像よりも前に既に処理対象とされ、かつ仮登録対象とされた少なくとも一の2値画像を適用するようにすれば、上述の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
さらに上述の実施の形態においては、現処理対象の2値画像を、それよりも1つ前に既に仮登録された2値画像との間に第1のずれ閾値以上の位置ずれがあるときに、当該2値画像同士を位置合わせするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該現処理対象よりも前であれば、1つ前でなくともよく、またその数は1つでなくてもよい。ただし、現処理対象に近い方が好ましい。
さらに上述の実施の形態においては、第1の類似度検出手段としての連続性検証部23と、第2の類似度検出手段としての同一性検証部25との類似度を、(1)式に従って算出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば位相相関関数など、この他種々の相互相関関数を適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、撮像機能、照合機能及び登録機能を有する認証装置1を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該機能ごとに単体の装置に分けた態様で適用する等、用途等に応じて種々の態様で適用することができる。
本発明は、バイオメトリクス認証する分野に利用可能である。
本実施の形態による認証装置の全体構成を示すブロック図である。 指の配置の説明に供する略線図である。 撮像位置と、画像内における撮像対象(血管)との関係の説明に供する略線図である。 時間的要素と、血管状態との関係の説明に供する略線図である。 制御部における血管登録モードの処理内容を示す機能ブロック図である。 相関値及び位置ずれ量の算出の説明に供する略線図である。 相関分布例を示す略線図である。 登録処理手順を示すフローチャートである。 制御部における認証モードの処理内容を示す機能ブロック図である。 認証処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……認証装置、10……制御部、11……操作部、12……撮像部12a……撮像調整部、13……フラッシュメモリ、14……外部インターフェース、15……通知部、15a……表示部、15b……音声出力部、LS……近赤外光光源、21……間引き部、22……特徴抽出部、23……連続性検証部、24……位置ずれ検出部、25……位置合わせ部、26……同一性検証部、35……第2の位置ずれ検出部、OP……光学系、DH……絞り、ID……撮像素子、RT1……登録処理手順、RT2……認証処理手順。

Claims (14)

  1. 所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として上記撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出する抽出手段と、
    抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出する類似度検出手段と、
    上記類似度が閾値以上であったとき、上記現処理対象の特徴画像を生体識別情報として登録する登録手段と
    を具えることを特徴とする登録装置。
  2. 上記登録手段は、
    上記現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、
    上記類似度が第1の閾値以上であったとき、上記現処理対象の特徴画像よりも前に処理対象とされ、かつ仮登録対象とされた仮登録特徴画像と、上記現処理対象の特徴画像との位置ずれ量に応じて、当該仮登録特徴画像及び現処理対象の特徴画像を位置合わせする位置合わせ手段と、
    位置合わせされた特徴画像同士間における類似度を検出し、この類似度が上記第1の閾値よりも高い第2の閾値以上であったとき、上記現処理対象の特徴画像を生体識別情報として仮登録する第2の類似度検出手段と
    をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の登録装置。
  3. 上記位置ずれ量検出手段は、
    上記類似度検出手段により検出された類似度に基づいて、上記位置ずれ量を検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の登録装置。
  4. 上記位置合わせ手段は、
    上記位置ずれ量が第1のずれ閾値以上であるときには、当該特徴画像同士を位置合わせし、
    上記第1のずれ閾値未満であるときには、上記現処理対象の特徴画像を破棄するとともに、当該現処理対象を次に処理対象となる特徴画像とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の登録装置。
  5. 上記第2の類似度検出手段は、
    上記生体識別情報として仮登録した上記現処理対象の特徴画像と、最初に仮登録した特徴画像との位置ずれ量が第2のずれ閾値以上であるときには、登録を終了する
    ことを特徴とする請求項2に記載の登録装置。
  6. 上記撮像素子から出力される各画像信号は、
    指腹側の血管と、撮像素子との相対移動に応じて、当該血管に対する順次異なる撮像位置での撮像結果である
    ことを特徴とする請求項1に記載の登録装置。
  7. 所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として上記撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出する抽出手段と、
    抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出する類似度検出手段と、
    上記類似度が閾値以上であったとき、上記現処理対象の特徴画像と、生体識別情報として登録された複数の登録特徴画像とを照合する照合手段と
    を具えることを特徴とする照合装置。
  8. 上記照合手段は、
    上記類似度が第1の閾値以上であったとき、上記現処理対象の特徴画像と、各上記登録特徴画像との間における第1の位置ずれ量を検出する位置ずれ量検出手段と、
    各上記第1の位置ずれ量に応じて、対応する登録特徴画像と、上記現処理対象の特徴画像とを位置合わせする位置合わせ手段と、
    位置合わせされた特徴画像同士間における類似度を検出し、この類似度が上記第1の閾値よりも高い第2の閾値以上であるとき、同一人であると識別する第2の類似度検出手段と
    をさらに具えることを特徴とする請求項7に記載の照合装置。
  9. 上記現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における第2の位置ずれ量を検出する第2の位置ずれ量検出手段をさらに具え、
    上記位置合わせ手段は、
    上記類似度が第1の閾値以上、かつ上記第2の位置ずれ量がずれ閾値以上であるときには、各上記第1の位置ずれ量に応じて、対応する登録特徴画像と、上記現処理対象の特徴画像とを位置合わせし、
    上記類似度が第1の閾値未満又は上記第1のずれ閾値未満であるときには、上記現処理対象の特徴画像を破棄するとともに、当該現処理対象を次に処理対象となる特徴画像とする
    ことを特徴とする請求項7に記載の照合装置。
  10. 上記第2の位置ずれ量検出手段は、
    上記類似度検出手段により検出された類似度に基づいて、上記第2の位置ずれ量を検出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の照合装置。
  11. 上記第2の類似度検出手段は、
    上記現処理対象の特徴画像と、最初に現処理対象であった特徴画像との間における位置ずれ量が第2のずれ閾値以上であるときには、登録を終了する
    ことを特徴とする請求項9に記載の照合装置。
  12. 上記撮像素子から出力される各画像信号は、
    指腹側の血管と、撮像素子との相対移動に応じて、当該血管に対する順次異なる撮像位置での撮像結果である
    ことを特徴とする請求項7に記載の照合装置。
  13. 所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として上記撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出する第1のステップと、
    抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出する第2のステップと、
    上記類似度が閾値以上であったとき、上記現処理対象の特徴画像を、登録対象又は登録対象と照合すべき対象とする第3のステップと
    を具えることを特徴とする抽出方法。
  14. コンピュータに対して、
    所定の生体部位における生体識別対象と、撮像素子との相対移動に応じて、当該生体識別対象に対する順次異なる撮像位置での撮像結果として上記撮像素子から出力される各画像信号に基づいて、当該画像信号に含まれる生体識別対象の特徴を、所定の周期ごとに特徴画像として抽出することと、
    抽出された各特徴画像について、現処理対象の特徴画像と、その現処理対象よりも前に処理対象であった特徴画像又はその現処理対象の次に処理対象とされる特徴画像との間における類似度を検出することと、
    上記類似度が閾値以上であったとき、上記現処理対象の特徴画像を、登録対象又は登録対象と照合すべき対象とすることと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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