JP2007293470A - 被監視デバイスおよび被監視デバイスの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】繰り返し問い合わせを行うことによりデバイスを監視する第1および第2の監視装置と接続される被監視デバイスは、受信部と、応答部と、を備える。受信部は、第1の監視装置からの第1の問い合わせ、および、第2の監視装置からの第2の問い合わせを受信する。応答部は、第1の問い合わせに応じて、被監視デバイスに関する属性情報を第1の監視装置に通知する。さらに、応答部は、最後の第1の問い合わせから所定時間が経過した後に、第2の問い合わせを受けた場合に、第2の問い合わせに応じて属性情報を第2の監視装置に通知し、最後の第1の問い合わせから所定時間が経過する前に、第2の問い合わせを受けた場合に、属性情報を第2の監視装置に通知しない。
【選択図】図7
Description
・ネットワークシステムの構成:
図1は、第1実施例におけるネットワークシステムの概略構成図である。ネットワークシステム1000は、図1に示すように、クライアントとしての計算機(以下、単にクライアントという。)CL1〜CL3と、監視装置としての計算機AG1〜AG3(以下、単に監視装置という。)と、ネットワークデバイスとしてのプリンタPRT1〜PRT8と、サーバSVと、を含む。クライアントCL1〜CL3と、監視装置AG1〜AG3と、プリンタPRT1〜PRT8とは、ローカルエリアネットワークLAN1を介して互いに接続されている。一方、サーバSVは、他のローカルエリアネットワークLAN2に接続されている。そのローカルエリアネットワークLAN1は、ファイアウォールFWを介してインターネットINTに接続されている。また、サーバSVは、ローカルエリアネットワークLAN2に接続されており、そのローカルエリアネットワークLAN2は、インターネットINTに接続されている。なお、以下の説明において、各クライアントCL1〜CL3、各監視装置AG1〜AG3、および、各プリンタPRT1〜PRT8を区別する必要がない場合には、符号の末尾の数字を省略し、それぞれ、クライアントCL、監視装置AG、プリンタPRTと表記する。
図6を参照して監視装置AGのエージェントプログラム130が実行する監視処理について説明する。図6は、監視処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。監視処理は、監視対象であるプリンタに対して繰り返し問い合わせを行うことにより、プリンタを監視する処理である。監視処理は、監視装置AGが起動されている間は、常に実行されている。
図7を参照して、各プリンタPRT1〜PRT8の被監視処理部240が実行する被監視処理について説明する。図7は、被監視処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。被監視処理は、監視装置AGからの問い合わせを受けた場合に実行される。
第1実施例において、監視処理は、独立した計算機である監視装置AGによって実行されているが、これに限られない。例えば、監視処理を実行するエージェントプログラム130は、クライアントCLの一部または全部に実装されても良い。かかる場合には、クライアントCLが、第1実施例におけるクライアントとしての機能と共に、監視装置としての機能を備えることとなる。
・第1変形例:
上記実施例において、プリンタPRTの被監視デバイスとしての機能は、さらに、簡便な構成としても良い。例えば、プリンタPRTは、各監視装置について優先順位を付けることなく、電源が投入された後、最初に受信された問い合わせの問い合わせ元のIPアドレスを記憶することとする。そして、以後、プリンタPRTは、記憶されたIPアドレスを問い合わせ元とする問い合わせに対しては、常に、属性情報を通知する。一方、プリンタPRTは、記憶されたIPアドレス以外のIPアドレスを問い合わせ元とする問い合わせに対しては、記憶されたIPアドレスを問い合わせ元とする問い合わせが、判断時間T1以上の期間に亘って受信されない場合に限り、属性情報を通知することとしても良い。
上記第1実施例においては、複数の監視装置AGの優先順位は、最初の問い合わせが行われた順序に従って、プリンタPRTが自動的に各監視装置AGに付与しているが、これに代えて、ユーザが優先順位を設定してエージェント管理テーブル250に記述しても良い。こうすれば、ユーザの意図に応じたシステム構成を実現することができる。ただし、実施例のように自動的に優先順位を付与する場合には、ユーザの設定負担を軽減できる利点がある。
上記第1実施例においては、判断時間T1の長さは、75秒に設定されているが、これに限られない。判断時間T1の長さは、監視装置AGの問い合わせ周期、特に、優先順位が最低ではない監視装置AGの問い合わせ周期を考慮して、適切な値に定められる。判断時間T1は、優先順位が最低ではない監視装置AGにおける最も短い問い合わせ周期より長く設定するのが好ましい。そうでない場合には、優先順位が高い監視装置AGが正常に問い合わせを繰り返しているにも関わらず、より優先順位が低い監視装置AGからの問い合わせに対して、属性情報を通知してしまう場合があるからである。
上記第1実施例において、プリンタPRTは、監視装置AGからの問い合わせに対して属性情報を通知しない場合には、空パケットを監視装置AGに対する応答として送信しているが、監視装置AGに対して何も送信しないこととしても良い。ただし、実施例のように空パケットを送信することとすれば、監視装置AGは、空パケットを受信することによって、自身が行った問い合わせがプリンタPRTにおいて受信されたことを認識することができる利点がある。例えば、監視装置AGは、自身が行った問い合わせに対する応答が所定のタイムアウト期間内に無いときは、問い合わせが送信先に届かなかったと認識して、再び問い合わせを繰り返す仕様とされる場合がある。かかる場合には、プリンタPRTから空パケットが送信されてくることによって、不要な再問い合わせが行われることを抑制できる。
上記第1実施例では、プリンタPRTにおいて、問い合わせ元の監視装置AGを特定するための識別情報として、IPアドレスを使用しているが、識別情報は各監視装置AGによって異なる任意の情報とすることができる。例えば、監視装置AGの通信I/F部190毎に別個の値が設定されるMACアドレスを使用しても良いし、AppleTalk(登録商標)のノードIDなどの識別子(ネットワーク識別子)を使用するものとしても良い。いずれの識別情報を用いる場合であっても、監視装置AGからの問い合わせのボディあるいはヘッダに、使用する識別情報を含まれていれば良い。
上記実施例では、被監視デバイスとしてプリンタPRTが用いられているが、他の種類のデバイスを用いても良い。例えば、スキャナSCN、複合機MFD、ファクシミリ、コピー機を、被監視デバイスとして用いても良い。あるいは、ルータ、スイッチを始めとするネットワーク中継装置を被監視デバイスとしても良い。
120…内部記憶装置
130…エージェントプログラム
132…問い合わせ部
134…応答受信部
136…収集情報送信部
140…収集情報ファイル
150…監視設定ファイル
150a…プリンタリスト
150b…属性情報リスト
160…表示部
170…操作部
180…外部記憶装置
190…通信I/F部
210…通信制御部
230…ジョブ処理部
240…被監視処理部
242…受信部
244…判断部
246…応答部
250…エージェント管理テーブル
260…プリンタコントローラ
262…プリンタバッファ
264…MIB格納部
270…プリンタエンジン
1000、1000b…ネットワークシステム
1000b…ネットワークシステム
PRT、PRTa、PRTb…プリンタ
NB…ネットワークボード
AG…監視装置
CL…クライアント
SV…サーバ
Claims (11)
- 繰り返し問い合わせを送信することによりデバイスを監視する第1および第2の監視装置と接続される被監視デバイスであって、
前記第1の監視装置からの第1の問い合わせ、および、前記第2の監視装置からの第2の問い合わせを受信する受信部と、
前記第1の問い合わせに応じて、前記被監視デバイスに関する属性情報を前記第1の監視装置に通知すると共に、最後の前記第1の問い合わせから所定時間が経過した後に、前記第2の問い合わせを受けた場合に、前記第2の問い合わせに応じて前記属性情報を前記第2の監視装置に通知し、最後の前記第1の問い合わせから所定時間が経過する前に、前記第2の問い合わせを受けた場合に、前記属性情報を前記第2の監視装置に通知しない応答部と、
を備える、被監視デバイス。 - 請求項1に記載の被監視デバイスにおいて、
前記第1の監視装置は、所定の周期で、前記第1の問い合わせを繰り返し送信し、
前記所定時間は、前記所定の周期より長い、被監視デバイス。 - 請求項1または請求項2に記載の被監視デバイスにおいて、
前記第1の監視装置は、前記被監視デバイスに対して先に問い合わせを行った監視装置であり、
前記第2の監視装置は、前記被監視デバイスに対して後に問い合わせを行った監視装置である、被監視デバイス。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の被監視デバイスにおいて、
前記応答部は、最後の前記第1の問い合わせから所定時間が経過する前に、前記第2の問い合わせを受けた場合に、前記第2の監視装置に対して前記属性情報を含まないパケットを送信する、被監視デバイス。 - 繰り返し問い合わせを送信することによりデバイスを監視する複数の監視装置と接続される被監視デバイスであって、
前記複数の監視装置の優先順位を記憶する記憶部と、
前記複数の監視装置からの問い合わせを受信する受信部と、
第1の問い合わせが受信された時より所定時間前から、前記第1の問い合わせが受信された時までの期間に、前記第1の問い合わせを行った監視装置より優先順位が高い他の監視装置からの第2の問い合わせが受信されたか否かを判断する判断部と、
前記期間に前記第2の問い合わせが受信されていないと判断された場合に、前記第1の問い合わせを行った監視装置に対して前記被監視デバイスに関する属性情報を通知し、前記期間に前記第2の問い合わせが受信されたと判断された場合に、前記第1の問い合わせを行った監視装置に対して前記属性情報を通知しない応答部と、
を備える、被監視デバイス。 - 請求項5に記載の被監視デバイスにおいて、
前記複数の監視装置は、所定の周期で、前記問い合わせを繰り返し送信し、
前記所定時間は、前記所定の周期より長い、被監視デバイス。 - 請求項5または請求項6に記載の被監視デバイスにおいて、
前記複数の監視装置の優先順位は、各監視装置からの最初の問い合わせが受信された順番である、被監視デバイス。 - 請求項5または請求項6に記載の被監視デバイスにおいて、
前記複数の監視装置の優先順位は、ユーザにより前記記憶部に記憶される、被監視デバイス。 - 請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の被監視デバイスにおいて、
前記応答部は、前記期間に前記第2の問い合わせが受信されたと判断された場合に、前記第1の問い合わせを行った監視装置に対して前記属性情報を含まないパケットを送信する、被監視デバイス。 - 繰り返し問い合わせを送信することによりデバイスを監視する第1および第2の監視装置と接続される被監視デバイスの制御方法であって、
前記第1の監視装置からの第1の問い合わせ、および、前記第2の監視装置からの第2の問い合わせを受信し、
前記第1の問い合わせに応じて、前記被監視デバイスに関する属性情報を前記第1の監視装置に通知し、
最後の前記第1の問い合わせから所定時間が経過した後に、前記第2の問い合わせを受けた場合に、前記第2の問い合わせに応じて前記属性情報を前記第2の監視装置に通知し、
最後の前記第1の問い合わせから所定時間が経過する前に、前記第2の問い合わせを受けた場合に、前記属性情報を前記第2の監視装置に通知しない、制御方法。 - 繰り返し問い合わせを送信することによりデバイスを監視する複数の監視装置と接続される被監視デバイスの制御方法であって、
前記複数の監視装置の優先順位を取得し、
前記複数の監視装置からの問い合わせを受信し、
第1の問い合わせが受信された時より所定時間前から、前記第1の問い合わせが受信された時までの期間に、前記第1の問い合わせを行った監視装置より優先順位が高い他の監視装置からの第2の問い合わせが受信されたか否かを判断し、
前記期間に前記第2の問い合わせが受信されていないと判断された場合に、前記第1の問い合わせを行った監視装置に対して前記被監視デバイスに関する属性情報を通知し、
前記期間に前記第2の問い合わせが受信されたと判断された場合に、前記第1の問い合わせを行った監視装置に対して前記属性情報を通知しない、制御方法。
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