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JP2007285158A - 電動コンプレッサ - Google Patents

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JP2007285158A
JP2007285158A JP2006111011A JP2006111011A JP2007285158A JP 2007285158 A JP2007285158 A JP 2007285158A JP 2006111011 A JP2006111011 A JP 2006111011A JP 2006111011 A JP2006111011 A JP 2006111011A JP 2007285158 A JP2007285158 A JP 2007285158A
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JP
Japan
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inverter
housing
compressor
heat
suction chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2006111011A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitake Ueshima
義武 上嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2006111011A priority Critical patent/JP2007285158A/ja
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Abstract

【課題】電動モータのインバータの配置レイアウトの自由度が高い電動コンプレッサの提供を図る。
【解決手段】電動モータ30を駆動するインバータ100と、ハウジング11の吸入室14側の低温部位Pとなる第1ハウジング12の端壁12aの外面と、が熱輸送手段としてのヒートパイプ110で連結されている。これより、ヒートパイプ110を介してインバータ100で発生した熱と低温部位Pとの間で熱交換され、インバータ100が冷却される。そのため、インバータ100の取り付け位置は吸入室14近傍に限ること無く高温となる吐出室15側でもよく、レイアウトの自由度が広がる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動コンプレッサに関する。
ハウジング内に圧縮機とこの圧縮機を駆動する電動モータとを収納した電動コンプレッサでは、電動モータを制御するためにインバータを設けてあり、このインバータのインバータ回路が電動モータの駆動中に発熱する。
このため、前記インバータの発熱を除去する必要があるが、インバータ冷却用のファンを設けると、その冷却ファンを駆動するための動力が必要になるとともに、電動コンプレッサが大型化してしまう。
これに対し、インバータ回路を収納したインバータケースを電動コンプレッサのハウジング外側に取り付け、そのインバータケースに電動コンプレッサに吸入される低温流体の一部を導入して、その導入した低温流体によってインバータを冷却するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−54716号公報
しかしながら、特許文献1に示す従来の電動コンプレッサでは、導入される低温流体によってインバータを冷却できるため冷却ファンを設ける必要が無くなるのであるが、電動コンプレッサに導入される低温流体の一部をインバータケースに導入する必要があるため、インバータは前記低温流体を導入するに適した部位に配置する必要があり、そのインバータのレイアウトに大きな制約を受けてしまう。
そこで、本発明は、インバータの取り付け部位に関わりなく、電動コンプレッサの低温部位とインバータとの間で効率良く熱交換できるようにして、インバータのレイアウトの制約を無くすようにした電動コンプレッサを提供するものである。
請求項1の発明は、内部に吸入室と吐出室とを備えるハウジングと、前記ハウジング内に収容され前記吸入室から冷媒を吸入して圧縮し前記吐出室へ吐出する圧縮機と、前記ハウジング内または外に設けられて前記圧縮機を駆動する電動モータと、前記ハウジングの外側面に取り付けられて前記電動モータを駆動制御するインバータと、を備えた電動コンプレッサであって、前記インバータと前記ハウジングの吸入室側の低温部位とが熱輸送手段で連結されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、インバータで発生する熱は熱輸送手段を介してハウジングの低温部位との間で熱交換することができるので、インバータの取り付け位置は低温流体が吸入される吸入室近傍に限ることが無くなり、インバータのレイアウトの自由度が広がる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明にかかる電動コンプレッサの一実施形態を示し、図1は電動コンプレッサの断面図、図2は同電動コンプレッサの圧縮機の一部破断部を含む側面図である。
本実施形態の電動コンプレッサは、自動車の空調装置の冷凍サイクルに適用される場合を例に取って説明し、この場合、電動コンプレッサで圧縮する流体は冷凍サイクルの冷媒となる。
電動コンプレッサ10は、図1に示すように導入される冷媒を圧縮する圧縮機20と、円筒状のステータ31およびこのステータ31内に回転自在に収納されるロータ32を備えた電動モータ30と、を備えて構成され、電動モータ30のロータ32の中心部から突出する駆動軸33によって、圧縮機20が駆動される。
電動コンプレッサ10のハウジング11は、容器状の第1ハウジング12と第2ハウジング13とを備えて、それぞれの開口端周縁に設けられたフランジ12F,13Fが互いに結合されることで、密閉した箱状に形成されている。
ハウジング11内の空間は、圧縮機20により区画されて、圧縮機20を挟んで図中右側に吸入室14が設けられるとともに、図中左側に吐出室15が設けられ、その吐出室15に電動モータ30が配置されている。
第1ハウジング12の端壁12a近傍には、外部(冷媒導入管)から吸入室14に低圧冷媒を吸入するための吸入ポート14aが形成されおり、一方、第2ハウジング13の端壁13a近傍には、圧縮機20で圧縮した加圧冷媒を吐出室15から外部(冷媒導出管)に吐出する吐出ポート15aが形成されている。これにより、吸入ポート14aから吸入室14に導入された冷媒が、圧縮機20のシリンダ室21に取り込まれて圧縮され、この圧縮された高圧冷媒が吐出室15を経由して吐出ポート15aから排出されるようになっている。
本実施形態では、圧縮機20はベーンを有するロータリー式として構成され、内周が滑らかな非円形状に形成されたシリンダ室21を有するシリンダブロック22と、このシリンダ室21内に回転自在に収納されたコンプロータ23と、このコンプロータ23の外周から所定間隔をもって出没自在に配置されて先端がシリンダ室21の内周に摺接するベーン24(図2参照)と、シリンダブロック22の軸方向両側に接合されて前記シリンダ室21の軸方向両側を閉塞するとともにコンプロータ23が摺動接触する吸入側および吐出側のサイドブロック25,26と、を備えて概略形成される。
吸入側サイドブロック25には、吸入室14とシリンダ室21とを連通する吸入孔25aが設けられ、シリンダブロック22の外周または吐出側サイドブロック26には、シリンダ室21と吐出室15とを連通する吐出孔26a(図2参照)が設けられている。
そして、コンプロータ23が電動モータ30の駆動軸33によって回転されると、ベーン24の出没に伴いつつシリンダ室21の周方向の容積が変化して、これにより吸入室14から吸入孔25aを通じてシリンダ室21に吸入された低圧冷媒が圧縮され、この圧縮された高圧冷媒が吐出孔26aを通じて吐出室15に吐出されるようになっている。吐出室15に吐出された高圧冷媒は吐出ポート15aから外部(導出配管)へ吐出される。
電動モータ30のステータ31は、第1ハウジング12の内周に固定され、そのステータ31には周方向に等間隔をもって複数のコイル巻回部31aが設けられ、それらコイル巻回部31aに通電されると励磁してロータ32を回転させる。
駆動軸33は、ロータ32の中心部に挿通して回転方向に係止され、その駆動軸33の一端部(図中左側)33aに圧縮機20のコンプロータ23が一体に形出されるとともに、その駆動軸33の一端部33aはサイドブロック25,26の軸受部としての軸受孔27,27aに軸支され、駆動軸33の他端部33bは第2ハウジング13の端壁13a内側から突設された軸受部としてのボス部13b内周にベアリング28を介して軸支される。なお、軸受部27,27aには、ハウジング11内の潤滑油溜部から油路29,29aを介して潤滑油が供給される。
また、前記電動モータ30を制御するインバータ100はモータ30を駆動するインバータ回路(図示せぬ)とこのインバータ回路を収容するインバータケース101とを備えて構成されている。インバータケース101はハウジング11の下側に断熱材102を介して結合されている。このとき、インバータケース101は第1ハウジング12と第2ハウジング13とに跨って取り付けられる。
インバータケース101内のインバータ回路は、ステータ31のコイル巻回部31aにハーネス103を介して接続され、インバータ回路からコイル巻回部31aを励磁する制御信号が出力される。
ここで、本実施形態ではインバータ100とハウジング11の吸入室14側の低温部位Pとが熱輸送手段としてのヒートパイプ110で連結されている。
ヒートパイプ110は、一般に知られるようにパイプ若しくは平板状の密閉された空間に、水やフロンなどの冷媒を注入して負圧状態に保たれた構造となっており、そのヒートパイプ110の一端部が受熱部となり他端部が放熱部となって、高温側に配置した受熱部では液相の冷媒が熱を奪いつつ蒸発して、その熱を含んだ蒸気は低温側に配置した放熱部に至って放熱しつつ凝縮して液相に還元され、このときに高温側の熱を低温側に効率良く熱輸送できるようになっている。放熱部で液化した冷媒は、重力若しくはヒートパイプ内面に彫り込まれた微少な溝や繊維状のウイックの毛細管現象により受熱部に運ばれて、その液状冷媒が再度蒸発するというサイクルを繰り返し、小さな温度差によっても効率良く熱輸送を行うことができる。
本実施形態ではヒートパイプ110の一端部110aが、インバータケース101の上面の全長に亘って密接状態で接続され、かつ、そのヒートパイプ110の他端部110bが前記低温部位Pとなる第1ハウジング12の端壁12aの外面に所定長さに亘って密接状態で接続されている。即ち、第1ハウジング12の端壁12aは、吸入ポート14aから低温冷媒が導入される吸入室14に面して常時低温状態に保たれており、この場合、前記ヒートパイプ110の一端部110aが受熱部となり、前記ヒートパイプ110の他端部110bが放熱部となる。
以上の構成により本実施形態の電動コンプレッサ10によれば、インバータ100で熱が発生すると、これに伴ってインバータケース101が発熱し、このインバータケース101の熱はヒートパイプ110を介して第1ハウジング12の端壁12a(低温部位P)に輸送され、この熱輸送によりインバータケース101を効率良く冷却し、ひいては、インバータ100を冷却することができる。
従って、インバータ100で発生する熱はヒートパイプ110を介してハウジング11の低温部位Pとの間で熱交換することができるので、インバータ100の取り付け位置は従来のように低温流体が吸入される吸入室14近傍に限ること無く、本実施形態のようにインバータケース101を第1ハウジング12と、冷媒の圧縮により高温側となる第2ハウジング13と、に跨ってハウジング11の下側に取り付けることが可能となり、インバータ100のレイアウトの自由度を広げることができる。
また、本実施形態では電動モータ30が吐出室15内に配置されているので、その電動モータ30で発生する熱が前記吸入室14に影響することが無いので、その吸入室14の温度が低く保たれる。このため、電動モータ30を吸入室14に配置した場合よりもコンプレッサ1の圧縮性能が高くなる。また吸入室14の温度が低く保たれるため、ヒートパイプ110が連結される低温部位Pの温度が低く保もたれることとなり、インバータ100の冷却効率が更に向上する。
更に、本実施形態のように電動モータ30が吐出室15内に配置された構造では、圧縮機20が全体的に吸入室14側に移動して、吐出室15が広くなる一方で吸入室14が狭くなるため、吸入室14の外壁面にインバータ100を取り付けるスペースが確保し辛くなる。このような吸入室14が小さい構造では、本実施形態のようにヒートパイプ110を用いることにより、インバータケース101を吸入室14の外壁面と吐出室15の外壁面に跨って取り付けたり吐出室15の外壁面に取り付けたりすることができるため、インバータ100の取付レイアウトの自由度を増すという効果が特に有効となる。
ところで、本発明の電動コンプレッサは前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば、ハウジング11の吸入室14側の低温部位Pを、吸入室14の内部として設定することができ、その吸入室14内にヒートパイプ110の放熱部となる他端部110bを配置しても同様の作用効果を奏することができる。
また、電動コンプレッサは空調装置の冷凍サイクルに用いる場合に限ることはなく、更には、圧縮機はベーンタイプのロータリー式に限ることはなく、偏心ローラタイプのロータリー式でもよく、更には、ロータリー式以外の圧縮機であってもよい。
本発明の一実施形態における電動コンプレッサの断面図。 同電動コンプレッサの圧縮機の一部破断部を含む側面図。
符号の説明
10 電動コンプレッサ
11 ハウジング
14 吸入室
15 吐出室
20 圧縮機
30 電動モータ
100 インバータ
110 ヒートパイプ(熱輸送手段)
P 低温部位

Claims (1)

  1. 内部に吸入室(14)と吐出室(15)とを備えるハウジング(11)と、
    前記ハウジング(11)内に収容され前記吸入室(14)から冷媒を吸入して圧縮し前記吐出室(15)へ吐出する圧縮機(20)と、
    前記ハウジング(11)内または外に設けられて前記圧縮機(20)を駆動する電動モータ(30)と、
    前記ハウジング(11)の外面に取り付けられ前記電動モータ(30)を制御するインバータ(100)と、
    を備えた電動コンプレッサ(10)であって、
    前記インバータ(100)と前記ハウジング(11)の吸入室(14)側の低温部位(P)とが熱輸送手段(110)で連結されていることを特徴とする電動コンプレッサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013125339A1 (ja) * 2012-02-21 2013-08-29 アイシン精機株式会社 電動ポンプ
DE102015002768A1 (de) * 2015-03-05 2016-09-08 AMK Arnold Müller GmbH & Co. KG Antriebssystem mit mindestens einem Wärmerohr und Verwendung desselben bei einem Antriebssystem
JP2021505111A (ja) * 2017-11-23 2021-02-15 カーエスベー ソシエタス ヨーロピア ウント コンパニー コマンディート ゲゼルシャフト アウフ アクチェンKSB SE & Co. KGaA 一体型モータ電子機器
DE102020130427A1 (de) 2020-11-18 2022-05-19 Diehl Ako Stiftung & Co. Kg Wärmepumpenanordnung

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