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JP2007283332A - プレス加工方法及びプレス加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス加工と他の加工とを1つのステーションにおいて効率的に行う。
【解決手段】プレス加工装置10は、サーボモータ24の作用下に上型38を下型52に対して接近させて鋼板12をプレス加工する。プレス駆動部16aは、第1リニアセンサ36の信号を参照しながら、上型38を下死点で停止させる。上型38が下死点で停止している際に、上型38の露呈孔42から露呈される鋼板12の追加加工箇所12aに対して、側方から追加加工機22のシリンダ80によりピアスツール82を突き出し、ピアス加工を行う。ピアス加工の後、上型38を上昇させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレス成形品をサーボプレス成形加工するプレス加工方法及びプレス加工装置に関する。
従来の機械式プレスにおいては、クランク軸回転モータによってクランク軸に連結されたスライドを上下駆動してプレス加工をしている。このような機械式プレスでは、型が連続的に上下動しているために、加工条件に応じて速度を変え、又は一時停止させることが困難であった。
このような背景から、近時、サーボモータを用いて型の動作を柔軟に制御することができるサーボプレスが用いられるようになってきている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このようなサーボプレスでは、型が上下動する1ストローク中に所定の位置で停止させることができる。
特開2001−150200号公報 特許第3537287号公報
ところで、プレス成型品には単一のプレス成形のみではなく、付随的に他の加工(例えば、ピアス加工やエンボス加工等)が施される場合があるが、上記の特許文献1及び特許文献2に記載されたプレス加工では、プレス以外の付随的な加工はなされない。したがって、プレス加工装置の他に独立的な他の加工装置を設けて加工を行わなければならず、加工工数、加工費用及び加工装置設置スペースが増大するとともに、加工装置間でワークを搬送する手段が必要である。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、プレス加工以外の他の加工を要する板材に対して効率的な加工を施すことのできるプレス加工方法及びプレス加工装置を提供することを目的とする。
本発明に係るプレス加工方法は、プレス成形品をサーボプレスにて成形加工するプレス加工方法において、第1の型を第2の型に対して近接させ、板材をプレスするプレス成形工程と、前記プレス成形工程の後、双方の型が近接する下死点到達時に双方の型の位置を停止させる下死点停止工程と、前記下死点停止工程中に、双方の型で押圧された板材に対して他の加工を施す追加加工工程とを有することを特徴とする。
このように、双方の型が近接する下死点到達時に双方の型の位置を停止させながら板材に対して他の加工を施すことによって、プレス加工と他の加工とを1つのステーションにおいて連続的に行うことができ、効率的である。
この場合、前記プレス成形の後、前記下死点停止工程及び前記追加加工工程における制御の作動タイミングは、前記第1の型を前記第2の型に対して近接させる制御をする制御手段において設定されると、プレス加工に対して追加加工が正確に同期する。
本発明に係るプレス加工装置は、サーボプレス制御を行うプレス加工装置において、型から露呈されたプレス成形部に対して追加的に加工を施す追加加工手段と、第1の型を第2の型に対して近接させ、板材を双方の型でプレス成形した後、双方の型が近接する下死点到達時に双方の型を停止させた状態で、前記追加加工手段に双方の型で押圧された板材に対して他の加工を施させる制御手段とを有することを特徴とする。
このように、双方の型が近接する下死点到達時に双方の型の位置を停止させながら板材に対して他の加工を施すことによって、プレス加工と他の加工とを1つの装置において連続的に行うことができ、効率的である。
この場合、前記制御手段は、さらに、前記第1の型を前記第2の型に対して近接させる制御をすると、プレス加工に対して追加加工が正確に同期する。
本発明に係るプレス加工方法及びプレス加工装置によれば、双方の型が近接する下死点到達時に双方の型の位置を停止させながら板材に対して他の加工を施すことによって、プレス加工と他の加工とを1つのステーションにおいて連続的に行うことができ、効率的である。
また、プレス加工装置の他に独立的な他の加工装置を設ける必要がなく、加工工数、加工費用及び加工装置設置スペースを抑制することができ、しかも加工装置間でワークを搬送する手段が不要である。
以下、本発明に係るプレス加工方法及びプレス加工装置について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図7Cを参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るプレス加工装置10は、ワークである鋼板(板材)12のプレス加工及び追加加工としてのピアス加工を行うためのものであって、加工を行う装置本体14と、該装置本体14を制御する制御部16とを有する。
装置本体14は上型機構18と、下型機構20と、追加加工機22とを有する。上型機構18は、駆動源としてのサーボモータ24と、該サーボモータ24によって回転駆動される減速ギア26と、該減速ギア26によって大きいトルクで回転駆動される回転板28と、該回転板28の側面に上端部が揺動可能に軸支されたコネクティングロッド30とを有する。サーボモータ24は、例えばAC型であって、高い応答性を有するとともにトルクむらが小さい。サーボモータ24の軸回転位置はエンコーダ24aによって検出され制御部16に供給される。
上型機構18は、さらに、コネクティングロッド30の下端に軸支されたスライダ32と、該スライダ32を上下方向に案内する複数(例えば4本)のレール34と、スライダ32の位置を検出して制御部16に供給する第1リニアセンサ36と、スライダ32の下面に設けられた上型(第1の型)38とを有する。
上型38は、下型(第2の型)52とともに鋼板12を挟んでプレス加工するものであって、下面に鋼板12の上面に当接するための型面38aが設けられている。また、上型38の周辺には、鋼板12をプレスする際にしわの発生及び位置ずれ等を防止するために挟持する環状のホルダ40がやや突出している。したがって、ホルダ40は、鋼板12に対して型面38aよりも先行して当接することになる。ホルダ40の下面は、成形形状に応じた形状となっており、例えば水平面に設定されている。
さらに、上型38は、追加加工機22による加工をするために、プレス加工をした後の鋼板12における追加加工箇所12aを上型38から露呈させる露呈孔42が設けられている。露呈孔42は、例えば、図1における右側方に向かって開口しており、上型38が下死点(つまり、上型38が1ストロークする間の最下点)まで加工したときに、鋼板12の追加加工箇所12a(図4参照)を追加加工機22に対して露呈する位置に配置される。露呈孔42は、例えば、ホルダ40に設けられている。露呈孔42は追加加工箇所12aを露呈させる形状であればよく、例えば、U字切欠き形状であってもよい。
下型機構20は、ベースとなる固定台50と、該固定台50の上部に設けられた下型52と、鋼板12の周辺部を支持する環状のブランクホルダ54と、該ブランクホルダ54を昇降させるダイクッション機構56とを有する。ブランクホルダ54は、ホルダ40と対向する位置に設けられ、該ホルダ40ともに鋼板12の端部を挟持するためのものである。
下型52は、前記の上型38とともに鋼板12を挟んでプレス加工するものであって、上面に鋼板12の下面に当接するための型面52aが設けられている。この型面52aは前記の型面38aに対応する形状に形成されている。また、下型52には、プレス加工をした後の鋼板12における追加加工箇所12aに対応する位置に孔58が設けられている。この孔58は追加加工箇所12aに設けるピアス孔140(図5参照)に対応した径に設定されている。孔58は、追加加工機22に対抗する位置に設けられており、例えば、下型52の側面に設けられている。
ダイクッション機構56は、下方から固定台50及び下型52の取付部52bを貫通してブランクホルダ54の下部に固定されている複数のピン60と、これらのピン60の下端部を接続しているプレート62と、該プレート62を昇降させる複数のシリンダ64と、プレート62の位置を検出して制御部16に供給する第2リニアセンサ66とを有する。
ダイクッション機構56は、さらに、シリンダ64に対して圧油を供給・回収する油圧モータ68と、該油圧モータ68を回転させるサーボモータ70とを有する。サーボモータ70の回転は、カップリングや減速器等を含む伝達部72を介して油圧モータ68に伝達される。油圧モータ68はサーボモータ70の作用下に正逆いずれの方向にも回転し、シリンダ64のロッド側及びキャップ側に対して選択的に圧油を供給することができる。これにより、所定の圧力制御を行いながら、ホルダ40とともにブランクホルダ54により鋼板12の周辺部を適切に押圧してしわ押さえを行うことができる。
追加加工機22は、シリンダ80と、該シリンダ80のロッド80aの先端に設けられたピアスツール82とを有する。ピアスツール82は、追加加工箇所12aに設けられるピアス孔140及び孔58に対応した径に設定されている。シリンダ80は、ロッド80aを進出させたときにピアスツール82が追加加工箇所12aを貫通して孔58に挿入される向きに設定されている。
制御部16は、エンコーダ24a及び第1リニアセンサ36から供給される信号を参照しながらサーボモータ24を駆動制御するプレス駆動部16aと、シリンダ80を駆動制御する追加加工機駆動部16bと、第2リニアセンサ66から供給される信号を参照しながらサーボモータ70を駆動することによりブランクホルダ54を昇降させるダイクッション駆動部16cとを有する。プレス駆動部16a、追加加工機駆動部16b及びダイクッション駆動部16cは相互に接続されており、同期動作が可能である。
図2に示すように、プレス駆動部16aは、電源100から得られる電力がトランス102で昇圧された後に供給されるサーボ電源部104と、該サーボ電源部104で調整された電力を用いてサーボモータ24を駆動するサーボアンプ106とを有する。サーボアンプ106は、ソフトウェア機能部108の作用下にサーボアンプ106の駆動量が設定される。サーボ電源部104とサーボアンプ106との間には大容量コンデンサ110が設けられている。
ダイクッション駆動部16cは、電源100の電力が供給されるサーボ電源部112と、該サーボ電源部112で調整された電力を用いてサーボモータ70を駆動するサーボアンプ114とを有する。サーボアンプ114は、ソフトウェア機能部116の作用下にサーボモータ70の駆動量が設定される。
サーボ電源部112及びサーボアンプ114は、電流を正逆の双方に通電が可能であって、サーボモータ70が負荷によって回転して発電をするときには、発電によって得られる電流をプレス駆動部16aに供給する回生動作が可能である。回生電力は大容量コンデンサ110に蓄えられてサーボモータ24の駆動に供せられ、電源設備容量を抑制することができる。
次に、このように構成されるプレス加工装置10を用いてワークである鋼板12の加工を行う方法について説明する。
先ず、図3のステップS1において初期設定を行う。つまり、ブランクホルダ54を所定位置まで上昇させておき、該ブランクホルダ54によって未加工の鋼板12を支持する。また、追加加工機22におけるシリンダ80のロッド80aは縮退させておき、上型38は上死点まで上昇させておく。
ステップS2において、プレス駆動部16aの作用下に、サーボモータ24を回転駆動してスライダ32を下降させる。
ある程度下降をさせると、ホルダ40が鋼板12の上面に接触し、該鋼板12はホルダ40とブランクホルダ54により挟持される。この時点(図7Aの変位x3参照)から、ダイクッション駆動部16cの作用下にブランクホルダ54を下降させる(ステップS3)。ダイクッション駆動部16cは、ブランクホルダ54が鋼板12の下面を押圧気味となるように適度な力を発生させて鋼板12を確実に保持させながら下降するように圧力制御を行う。つまり、ブランクホルダ54は、ホルダ40によって鋼板12を介して押圧され、該鋼板12に適度な圧力を与えながら押し下げられることになる。
これにより、鋼板12はホルダ40とブランクホルダ54によって周辺部を保持されながら下降し、次第に上型38と下型52によって製品形状にプレスされる。
また、ブランクホルダ54を下降させる際には、サーボモータ70によって発電をさせて、上記の回生動作をさせてもよい。
ステップS4において、プレス駆動部16aは、第1リニアセンサ36の信号を参照してスライダ32の位置が下死点に達したか否かを確認する。スライダ32が下死点に達したときにはステップS5へ移り、未達であるときには下降を継続する。
ステップS5において、スライダ32の下降及びブランクホルダ54の下降を停止させる。このとき、図4に示すように、鋼板12は上型38の型面38aと下型52の型面52aによって挟まれてプレス加工が終了している。また、上型38の露呈孔42は、ピアスツール82及び孔58と同軸上に配置され、追加加工機22からみて追加加工箇所12aが露呈される。
ステップS6において、追加加工機駆動部16bの作用下にシリンダ80のロッド80aを進出させて、図5に示すように、ピアスツール82を露呈孔42を通して追加加工箇所12aを貫通させ、孔58に挿入させることによりピアス孔140を成形する。ピアス孔140の成形にともなって発生する切屑130は、落下して所定の集積箇所に集められ、又は図示しない集じん器によって排出される。
ロッド80aは、最大進出時にピアス孔140が形成されるように設定しておく。また、リニアセンサ又はリミットスイッチ等を設けてロッド80aの進出距離を参照しながら、ピアス孔140が形成される適度な位置まで進出して停止するように制御してもよい。
ステップS7において、ロッド80a及びピアスツール82を当初の位置まで後退させる。
ステップS8において、プレス駆動部16aの作用下に、サーボモータ24を回転駆動してスライダ32を上昇させる。この時点ではブランクホルダ54は停止させたままとしておく。
ステップS9において、スライダ32の位置がパネル搬送位置まで達したか否かを確認し、達しているときにはステップS10へ移り、未達のときにはスライダ32の上昇を継続する。
ステップS10において、ダイクッション駆動部16cの作用下にブランクホルダ54を上昇させる。これによりブランクホルダ54は、スライダ32よりもやや遅れて上昇することになる。
ステップS11において、ダイクッション駆動部16cは、ブランクホルダ54の位置がパネル搬送位置まで達したか否かを確認する。ブランクホルダ54がパネル搬送位置に達したときにはステップS12へ移り、未達であるときには上昇を継続する。
ステップS12において、図6に示すように、ブランクホルダ54の上昇を一時停止させ、プレス加工及びピアス加工の終了した鋼板12を所定の搬送手段によって次工程(例えば、溶接工程)のステーションへ搬送する。
ステップS13において、ダイクッション駆動部16cは、ブランクホルダ54を再上昇させる。
ステップS14において、ダイクッション駆動部16cは、ブランクホルダ54の位置が加工待機位置まで達したか否かを確認する。ブランクホルダ54が加工待機位置に達したときにはステップS15へ移り、未達であるときには上昇を継続する。
ステップS15において、ブランクホルダ54の上昇を停止させ、未加工の鋼板12を所定の位置に配置する。なお、この間もスライダ32は上昇を継続している。
ステップS16において、プレス駆動部16aは、第1リニアセンサ36の信号を参照してスライダ32の位置が上死点に達したか否かを確認する。スライダ32が上死点に対して未達であるときには上昇を継続し、上死点に達したときには図3に示す今回の処理を終了する。スライダ32が上死点に達したときには、他の工程とのサイクルタイムとの関係上、スライダ32を一端停止してもよいし、特に他の工程の影響がない場合には停止せずにそのまま次の鋼板12の加工を続行してもよい。
上記の処理は、1つのフローチャート上で表したが、例えば、プレス駆動部16a、追加加工機駆動部16b及びダイクッション駆動部16cの各駆動部が、相互に同期確認を行いながら独立的に動作してもよい。
上記の一連の加工のサイクルをタイムチャートで表すと、図7A〜図7Cに示すとおりとなる。これらの図7A〜図7Cでは、時刻の横軸に上記の処理のおけるステップ番号を対応する箇所に付している。
図7Aに示すように、スライダ32の変位xは、上死点x1から下死点x2までの間を往復し、下死点x2においては所定時間(ステップS5〜S8の間)停止している。また、ステップS3に対応する時刻には、ホルダ40が鋼板12の上面に接する変位x3に達している。ステップS10時点の変位x4はパネル搬送位置であり、ブランクホルダ54の変位y3に相当する位置である。
図7Bに示すように、ブランクホルダ54の変位yは、ステップS1〜S3に対応する期間及びステップS15以降の期間には、加工待機位置y1で停止している。また、スライダ32が下死点x2で停止しているステップS5〜S10の間には、ブランクホルダ54も変位y2の位置で停止している。ステップS3〜S5の間、ステップS10〜S12、及びS13〜S15の期間では、ブランクホルダ54は、スライダ32とほぼ同じ速度で上昇及び下降をしている。ステップS10〜S11の期間では、ブランクホルダ54はパネル搬送位置y3で停止している。
図7Cに示すように、ピアスツール82の変位zは、ステップS1〜S5及びステップS8以降の期間では、待機位置z1で停止している。ステップS5の直後のS6からピアスツール82は進出を開始し、変位z2において追加加工箇所12aに対して当接、打ち抜きをして、最大変位z3に達する。この後ステップS7において待機位置z1に戻る。
上述したように、本実施の形態に係るプレス加工方法及びプレス加工装置10によれば、上型38と下型52の双方の型が近接する下死点到達時に双方の型の位置を停止させながら鋼板12に対してピアス加工を施すことによって、プレス加工とピアス加工とを1つのステーションにおいて連続的に行うことができ、効率的である。
また、プレス加工装置10の他に独立的な他のピアス加工用の装置を設ける必要がなく、加工工数、加工費用及び加工装置設置スペースを抑制することができる。プレス加工とピアス加工が1つのステーションにおいて行われることから、プレス加工とピアス加工との間で鋼板12を搬送する手間が不要である。
さらに、追加加工機22による加工では、露呈孔42によって露呈されている部分であれば基本的にはどのような加工も可能であって、例えば、刻印、レーザマーカ、エンボス加工等を行うことができる。追加加工機22による加工は、上型38の型押し方向の影響がないことから、露呈孔42によって露呈されている部分であれば、設計条件により任意の向きからの加工が可能である。
さらにまた、追加加工機22による加工を行う際には、プレス加工による材料の流動が終了した安定な状態であり、しかも鋼板12は上型38及び下型52により安定して拘束されており、ばり等の発生が抑制され、正確且つ高精度な加工が可能となる。ピアスツール82は、鋼板12に対して安定した状態で加工を行うため、寿命が向上する。また、追加加工機22による加工は、上型38を停止させて行うことから、安定且つ正確な加工が可能となる。
制御部16は、上型38を下型52に対して近接させる制御と、追加加工機22の動作制御を統合的に行っており、プレス加工に対して追加加工が正確に同期する。
本発明に係るプレス加工方法及びプレス加工装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係るプレス加工装置の構成を示す模式図である。 プレス駆動部及びダイクッション駆動部のブロック構成図でる。 本実施の形態に係るプレス加工方法の手順を示すフローチャートである。 スライダが下死点で停止した際の上型の一部、下型の一部、鋼板の追加加工箇所及び追加加工機の一部断面拡大図である。 図4に示す状態から、追加加工機によりピアスツールを進出させてピアス加工を行っている状態を示す一部断面拡大図である。 ブランクホルダの上昇をパネル搬送位置で一時停止させた状態のプレス加工装置の模式図である。 図7Aは、1サイクルにおけるスライダの変位を示すグラフであり、図7Bは、1サイクルにおけるブランクホルダの変位を示すグラフであり、図7Cは、1サイクルにおけるピアスツールの変位を示すグラフである。
符号の説明
10…プレス加工装置 12…鋼板
12a…追加加工箇所 14…装置本体
16…制御部 22…追加加工機
24、70…サーボモータ 24a…エンコーダ
32…スライダ 38…上型
38a、52a…型面 42…露呈孔
52…下型 56…ダイクッション機構
58…孔 64、80…シリンダ
82…ピアスツール
x1…上死点 x2…下死点

Claims (4)

  1. プレス成形品をサーボプレスにて成形加工するプレス加工方法において、
    第1の型を第2の型に対して近接させ、板材をプレスするプレス成形工程と、
    前記プレス成形工程の後、双方の型が近接する下死点到達時に双方の型の位置を停止させる下死点停止工程と、
    前記下死点停止工程中に、双方の型で押圧された板材に対して他の加工を施す追加加工工程と、
    を有することを特徴とするプレス加工方法。
  2. 請求項1記載のプレス加工方法において、
    前記プレス成形の後、前記下死点停止工程及び前記追加加工工程における制御の作動タイミングは、前記第1の型を前記第2の型に対して近接させる制御をする制御手段において設定されることを特徴とするプレス加工方法。
  3. サーボプレス制御を行うプレス加工装置において、
    型から露呈されたプレス成形部に対して追加的に加工を施す追加加工手段と、
    第1の型を第2の型に対して近接させ、板材を双方の型でプレス成形した後、双方の型が近接する下死点到達時に双方の型を停止させた状態で、前記追加加工手段に双方の型で押圧された板材に対して他の加工を施させる制御手段と、
    を有することを特徴とするプレス加工装置。
  4. 請求項3記載のプレス加工装置において、
    前記制御手段は、さらに、前記第1の型を前記第2の型に対して近接させる制御をすることを特徴とするプレス加工装置。

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