JP5861159B2 - ターレット鍛造装置 - Google Patents
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前記ダイスに対向して配置される少なくとも2個以上のパンチと前記パンチを装着するパンチターレット部と、
前記鍛造品にプレス機械の加圧軸方向とは異なる方向から塑性変形させるためのサイド加圧機構部と、
前記鍛造品に穴開け加工する切削機構部と、
前記プレス機械のノックアウトにより前記ダイス内から取り出された前記鍛造品を空中で保持または前記ダイス内外へ挿入や排出するためのパーツハンドラーと、
前記ダイスターレット部及び前記ダイス回転機構部を鍛造加工中に固定するダイスクランプ機構部と、
前記パンチターレット部を鍛造加工中に固定するパンチクランプ機構部と、
前記ダイスターレット部、前記パンチターレット部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部を収納するダイセットと、
前記ダイスターレット部、前記パンチターレット部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部の動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置の制御により、
少なくとも1組のパンチ及びダイスにより鍛造加工した後に、
前記パンチターレット部と前記ダイスターレット部の両方または一方を回転させて別の少なくとも1組のパンチまたはダイスにより鍛造加工する操作を少なくとも2回以上行うことで複数工程の鍛造加工を行う構成であり、
前記プレス機械の上下ベッド間に装着することを特徴とするターレット鍛造装置である。
前記ダイスに対向して配置される少なくとも2個以上のパンチと前記パンチを装着するパンチラック部と、
前記鍛造品にプレス機械の加圧軸方向とは異なる方向から塑性変形させるためのサイド加圧機構部と、
回転しながら直動することで切削する機能を担う回転軸を有し、前記鍛造品に穴開け加工する切削機構部と、
前記プレス機械のノックアウトにより前記ダイス内から取り出された前記鍛造品を空中で保持または前記ダイス内外へ挿入や排出するためのパーツハンドラーと、
前記ダイスラック部及び前記ダイス回転機構部を鍛造加工中に固定するダイスクランプ機構部と、
前記パンチラック部を鍛造加工中に固定するパンチクランプ機構部と、
前記ダイスラック部、前記パンチラック部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部を収納するダイセットと、
前記ダイスラック部、前記パンチラック部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、 前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部の動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置の制御により、少なくとも1組のパンチ及びダイスにより鍛造加工した後に、
前記パンチラック部と前記ダイスラック部の両方または一方を直線的に前進または後進させて別の少なくとも1組のパンチまたはダイスにより鍛造加工する操作を少なくとも2回以上行うことで複数工程の鍛造加工を行う構成であり、
前記プレス機械の上下ベッド間に装着することを特徴とするターレット鍛造装置である。
ダイスクランプ機構部、パンチクランプ機構部、ダイセット及び各機構部等を制御する制御装置を備え、制御装置の制御により、少なくとも1組のパンチ及びダイスにより鍛造加工した後に、パンチラック部とダイスラック部の両方または一方を直線的に前進または後進させて別の少なくとも1組のパンチまたはダイスにより鍛造加工する操作を少なくとも2回以上行うことで複数工程の鍛造加工を行い、加工精度向上とコスト低減を図ることができる。
(ターレット鍛造装置の全体構成)
このターレット鍛造装置1の全体構成を、図1乃至図3に示す。図1は、ターレット鍛造装置1とそれをプレス機械2に装着した状態の斜視図、図2は、複数の鍛造ダイス4及び鍛造パンチ3を示す主要部の平面図、図3は、複数のパンチを示す斜視図である。なお、図3のパンチは、複数の異なる形状のパンチであり、複数のパンチが装着されていることをイメージ的に示すことを意図して図化したものであり、形状の相違は省略してある。このターレット鍛造装置1は、一台の汎用プレス機械2に複数のパンチ21、複数のダイス11を装填した構成であり、複数のダイス11及び複数のパンチ21から加工対象に成形するための鍛造工程に合致する1組を選択する操作を繰り返して複数の鍛造加工や切削加工を行う鍛造装置である。
このターレット鍛造装置1の主要部の構成を、図4及び図5に示す。図4は、ターレット鍛造装置1の主要部の斜視図、図5は、ターレット鍛造装置1の主要部のブロック図である。このターレット鍛造装置1は、ダイスターレット部10、ダイス回転機構部12、パンチターレット部20、サイド加圧機構部30、切削機構部40、パーツハンドラー70、ダイスクランプ機構部80、パンチクランプ機構部90、スイッチング機構部50、制御装置60を、ダイセット(上)110とダイセット(下)111との間に備える。
第1工程は、予備成形であり、図6に基づいて説明する。図6(a)はターレット鍛造装置1の斜視図、図6(b)はターレット鍛造装置1の平面図、図6(c)は素材形状と加工後の加工品形状を示す図で、図6(d)は第1工程用ダイスと第1工程用パンチを示す図である。この第1工程の操作を説明する。
パンチターレット部20が回転して、空ホルダーの位置で止まる。クランプしない。これで、パンチがプレス機械2の加圧軸心上にセットされていない状態になる。これは、操作3でパーツハンドラー70が動作する時、パンチが第1工程用ダイスの直上にあると干渉するのでそれを回避するためである。
操作2:
ダイスターレット部10が回転して、第1工程用ダイスの位置で止まり、クランプする。確実にプレス機械2の加圧軸心に来るよう、光電センター等を用いてセンシングされている。なお、操作1と操作2は干渉しない場合は、同時動作するように動作プログラムされている。
操作3:
パーツハンドラー70が材料シューター(図示せず)より受け取った素材を第1工程用ダイスの空洞内にセットする。
操作4:
パンチターレットが回転して、第1工程用パンチの位置で止まり、クランプする。なお、操作3、操作4が確実に所定位置で完了しているか否かを光電センター等によりセンシングしている。
操作5:
パンチターレット部20、ダイスターレット部10及び素材の位置関係が加工開始状態にあるとのセンシングOKの信号を制御装置60が感知して、プレス機械2の制御装置に信号を送り、第1工程用に予め入力したストローク分だけプレス加工する。これにより、ターレット鍛造装置1とプレス機械2は同期を取って動作することになる。第1工程用ダイスは、第2工程と共用して使うため、第1工程終了時では加工品をダイス内から取り出すためのプレス機械2のノックアウト機能は使用しない。
第2工程は、主成形であり、図7に基づいて説明する。図7(a)はターレット鍛造装置1の斜視図、図7(b)はターレット鍛造装置1の平面図、図7(c)は加工前後の加工品形状を示す図で、図7(d)は第2工程用ダイスと第2工程用パンチを示す図である。なお、第2工程用ダイスは、第1工程と同一である。この第2工程の操作を説明する。
パンチターレット部20のクランプを解放し、パンチターレット部20が回転して、第2工程用パンチの位置で止まり、クランプする。なお、第2工程は共用ダイスであり、第1工程と同じダイスを使用するので、ダイスターレット部10はそのままにしておく。
操作7:
パンチターレット部20の加工開始状態にあるとのセンシングOKの信号を制御装置60が感知して、プレス機械2の制御装置に信号を送り、第2工程用に予め入力したストローク分だけプレス加工する。
操作8:
パンチターレット部20が回転して、空ホルダーの位置で止まる。これで、パンチがプレス機械2の加圧軸心上にセットされていない状態になる。クランプしない。これは、操作9でパーツハンドラー70が動作する時、パンチが第2工程用ダイスの直上にあると干渉するのでそれを回避するためである。
操作9:
プレス機械2の制御装置により第2工程用ダイスから加工品がダイスに拘束されない所定高さ、すなわちパーツハンドラー70が無負荷で自由に加工品をハンドリングできる高さまでノックアウトされる。なお、操作8と操作9は同時動作である。
操作10:
パーツハンドラー70で加工品を掴み、次工程の準備のために回転する両ターレット部と干渉しない位置で空中保持する。なお、干渉チェックは,PC(またはタブレット)上で事前に動作検証してある。
第3工程は、2穴の同時抜き:カムスライド等を用いたサイド加圧機構部30による成形であり、図8に基づいて説明する。図8(a)はターレット鍛造装置1の斜視図、図8(b)はターレット鍛造装置1の平面図、図8(c)は加工前後の加工品形状を示す図、図8(d)は第3工程用ダイスと第3工程用パンチを示す図、図8(e)は抜きカスの排出方法を示す図である。この第3工程の操作を説明する。
ダイスターレット部10のクランプを解放し、ダイスターレット部10が回転して、第3工程用ダイスの位置で止まる。クランプする。
操作12:
例えば、空圧によりスイッチング機構部50を直進スライドレール51に沿って直進させ、サイド加圧機構部30が有効になる位置で止まる。クランプする。スイッチング機構部50は、光電センサー等によるセンシングにより位置決めされる。操作11と操作12は同時に動作する。なお、スイッチング機構部50は、ストッパーやピンで強制的に止めてもよい。ここで、サイド加圧機構部30が有効になるとは、プレス機械2が加圧動作に入った時、プレス下死点に到達するまでの間にスイッチング機構部50の軸心がサイド加圧機構部30の軸心の直上になる位置まで直動スライドレール51上を移動し、スイッチング機構50によりサイド加圧機構部30を加圧できる状態になることである。
操作13:
パーツハンドラー70が保持していた加工品を第3工程用ダイスの空洞内にセットする。ここで、第3工程用ダイスの加工品を挿入するための空洞は、抵抗なく加工品を挿入できる様にクリアランス分(約0.1mm)だけ寸法を大きくしてあり、両サイドに穴抜きパンチのクリアランス分(約0.05mm)だけ大きい穴が開いている。
操作14:
パンチターレット部20が回転して、第3工程用パンチの位置で止まる。クランプする。操作14は操作13の後に動作し、光電センサー等を用いたセンシングにより位置決めされる。
操作15:
ダイスターレット部10、パンチターレット部20、加工品、スイッチング機構部50のそれぞれの位置決めが問題無い場合、光電センター等の信号を制御装置60が感知して、プレス機械2の制御装置に信号を送り、第3工程用に予め入力したストローク分だけプレス加工する。
操作16:
プレス機械2のプレススライドが降下し、スイッチング機構部50がサイド加圧機構部30のシリンダーに接触して加圧することでカムスライド等による2台のサイド加圧機構部30がプレス機械2の加圧軸と直交する方向へ動作し、2穴を同時に抜き加工する。この時、第3工程用のパンチには、バネやガスクッション等を用いて加工品を上から押さえ付ける静水圧が作用しながらサイド加圧機構部30が動作するように調整してある。
操作16における打抜き操作で、抜きカスが発生することになる。これは、図8(e)に示すとおり、第3工程用ダイスの下部またはダイスターレット部10におけるダイス直下またはダイセット(下)111におけるダイス直下に排出穴を設けることで連続的に処理する。
第4工程は、精密穿孔:ドリルによる切削加工であり、図9に基づいて説明する。図9(a)はターレット鍛造装置1の斜視図、図9(b)はターレット鍛造装置1の平面図、図9(c)は加工前後の加工品形状を示す図、図9(d)は第4工程用ダイスと第4工程用パンチを示す図である。この第4工程の操作を説明する。
下死点に達したプレス機械2のプレススライドが上昇すると、サイド加圧機構部30が除荷されてサイド加圧軸が加工前の位置へ戻る。
操作18:
スイッチング機構部50の空圧を減圧すると、例えば、バネ力によりスイッチング機構部50が直進ガイドレール51上をスイッチング機構部50が無効化される位置へ戻る。
操作19:
パンチターレット部20のクランプを解放し、パンチターレット部20を回転して、空パンチの位置で止める。クランプはしない。以上の操作17から操作19は同時動作でよい。
操作20:
操作17から操作19までの各動作機構部の動作完了を光電センサー等でセンシングし、センシングOKの情報を制御装置60が感知し、プレス機械2の制御装置へ信号を送る。
操作21:
プレス機械2により加工品を穴抜きダイス内からパーツハンドラー70が無負荷で自由に材料をハンドリングできる所定高さまでノックアウトする。
操作22:
ノックアウトが完了したかを光電センター等でセンシングし、パーツハンドラー70で加工品を掴み、両ターレット部と干渉しない位置で空中保持する。
操作23:
ダイスターレット部10のクランプを解放し、ダイスターレット部10を回転して、第4工程用ダイス(切削加工用ダイス)の位置で止め、クランプする。
操作24:
パーツハンドラー70が保持していた加工品を第4工程用ダイスの空洞内にセットする。ここで、第4工程用ダイスの加工品を挿入するための空洞は、抵抗なく加工品を挿入できる様に加工品よりクリアランス分(約0.1mm)だけ大きくしてあり、両サイドに切削用ドリルより0.05mm程度大きい穴が開いている。
操作25:
パンチターレット部20を回転して、第3工程用パンチ(ワーク保持用)の位
置で止め、クランプする。
操作26:
各動作機構部の動作完了を光電センサー等でセンシングし、センシングOKの信号を制御装置60が感知し、プレス機械2の制御装置へ信号を送る。
操作27:
プレス機械2のプレススライドが降下して、第4工程用に予め入力した下死点で止まったままにする。
操作28:
プレススライド下死点で止まったまま第4工程用ダイスのサイドの切削用ガイド穴を光電センター等でセンシングする。位置がOKならそのままであるが、問題があれば上下左右方向等に切削機構部40を動作させて位置決めする。なお、上下左右方向等の動作機構は図示していないが、電動モータ等による。
操作29:
切削用ガイド穴を光電センサー等でセンシングして、センシングOKの信号を制御装置60が感知し、切れ刃をガイド穴に沿って前進移動させ、例えば、片側0.05mm程度で仕上げ穴の切削を行う。この時、油ミストを吹き付けながら切削する。
操作30:
切削と同時に切り粉をバキュームで吸い込み,ダイスターレット部10上に切り粉が残らないようにする。切り粉処理は、吹き飛ばして処理してもよい。
操作31:
切れ刃を後進移動させ、エアブラシで切り粉を落としてバキューム吸引する。なるべく切り粉が第4工程用ダイスの手前に排出されるようにする必要がある。
なぜなら、ダイスターレット部10上に切り粉が残存していると、この後に繰り返される第1工程から第3工程までの鍛造加工中に、ダイス中に切り粉が混入し、不良品を出す恐れがあるからである。
操作32:
操作31が終了したとのセンシング信号を制御装置60が感知し、プレス機械2の制御装置へ信号を送る。
操作33:
プレス機械2のプレススライドが上死点へ戻る。
操作34:
切れ刃が切削開始位置へ戻ったとのセンシング情報を制御装置60が感知し、ダイス回転機構部12を指定角度だけ回転する。このヨークの場合、180°になる。(もし、切削すべき箇所が複数あった場合、別の位置へ)
操作35:
ダイス回転機構部12の回転が終了したとのセンシング情報を制御装置60が感知し、操作26〜操作35を切削加工対象の数だけ繰り返す。
操作36:
パンチターレット部20のクランプを解放し、パンチターレット部20を回転して、パンチが装着されていない空パンチの位置で止める。各操作の回転で使われる電動モータは、電磁ブレーキ付とした方がよい。
操作37:
切れ刃が返ってきたという光電センサー等のセンシング情報を制御装置60が感知し、プレス機械2の制御装置に信号を送ると、プレス機械2のプレススライドが上死点へ戻る。
操作38:
プレス機械2が第4工程用ダイスから加工品をパーツハンドラー70が無負荷で自由に加工品をハンドリングできる所定高さまでノックアウトする。
操作39:
ノックアウトが完了したとの光電センター等のセンシング情報を制御装置60が感知し、パーツハンドラー70が加工品を掴み、ターレット鍛造装置1外のシュータへ落とす。操作1へ戻って、以後繰り返す。
(ターレット鍛造装置1の構成)
このターレット鍛造装置1の全体構成及び主要部構成は、第1の発明と同様に構成されるが、第1の発明では、各ターレット部が回転仕様であるが、第2の発明では、直動仕様である。
このターレット鍛造装置1の主要部の構成は、第1発明のターレット鍛造装置1の主要部と同様に構成され、鍛造加工にて成形される鍛造品の成形穴を有する少なくとも2個以上のダイスを装着して、かつ、ダイスの内、少なくとも1つのダイス自身を回転させる機能を有するダイス回転機構部12を搭載したダイスラック部と、ダイスに対向して配置される少なくとも2個以上のパンチとパンチを装着するパンチラック部と、鍛造品にプレス機械の加圧軸方向とは異なる方向から塑性変形させるためのサイド加圧機構部30と、回転しながら直動することで切削する機能を担う回転軸を有し、鍛造品に穴開け加工する切削機構部40と、プレス機械2のノックアウトによりダイス内から取り出された鍛造品を空中で保持またはダイス内外へ挿入や排出するためのパーツハンドラー70と、ダイスラック部及びダイス回転機構部を鍛造加工中に固定するダイスクランプ機構部80と、パンチラック部を鍛造加工中に固定するパンチクランプ機構部90と、ダイスラック部、パンチラック部、サイド加圧機構部30、切削機構部40、パーツハンドラー70、ダイスクランプ機構部80及びパンチクランプ機構部90を収納するダイセットと、ダイスラック部、パンチラック部、サイド加圧機構部30、切削機構部40、パーツハンドラー70、ダイスクランプ機構部80及びパンチクランプ機構部90の動作を制御する制御装置60とを備える。制御装置60の制御により、少なくとも1組のパンチ及びダイスにより鍛造加工した後に、パンチラック部とダイスラック部の両方または一方を直線的に前進または後進させて別の少なくとも1組のパンチまたはダイスにより鍛造加工する操作を少なくとも2回以上行うことで複数工程の鍛造加工を行う。なお、第1の発明とは、各ターレット機構部が回転するか直進するかの相違のみなので、操作の詳細は省略する。
2 プレス機械
3 鍛造パンチ
4 鍛造ダイス
10 ダイスターレット部
11 ダイス
12 ダイス回転機構部
20 パンチターレット部
21 パンチ
30 サイド加圧機構部
40 切削機構部
50 スイッチング機構部
60 制御装置
100 PCまたはタブレット
110 ダイセット(上)
111 ダイセット(下)
Claims (6)
- 鍛造加工にて成形される鍛造品の成形穴を有する少なくとも2個以上のダイスを装着して、かつ、前記ダイスの内、少なくとも1つのダイス自身を回転させる機能を有するダイス回転機構部を搭載したダイスターレット部と、
前記ダイスに対向して配置される少なくとも2個以上のパンチと前記パンチを装着するパンチターレット部と、
前記鍛造品にプレス機械の加圧軸方向とは異なる方向から塑性変形させるためのサイド加圧機構部と、
前記鍛造品に穴開け加工する切削機構部と、
前記プレス機械のノックアウトにより前記ダイス内から取り出された前記鍛造品を空中で保持または前記ダイス内外へ挿入や排出するためのパーツハンドラーと、
前記ダイスターレット部及び前記ダイス回転機構部を鍛造加工中に固定するダイスクランプ機構部と、
前記パンチターレット部を鍛造加工中に固定するパンチクランプ機構部と、
前記ダイスターレット部、前記パンチターレット部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部を収納するダイセットと、
前記ダイスターレット部、前記パンチターレット部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部の動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置の制御により、
少なくとも1組のパンチ及びダイスにより鍛造加工した後に、
前記パンチターレット部と前記ダイスターレット部の両方または一方を回転させて別の少なくとも1組のパンチまたはダイスにより鍛造加工する操作を少なくとも2回以上行うことで複数工程の鍛造加工を行う構成であり、
前記プレス機械の上下ベッド間に装着することを特徴とするターレット鍛造装置。 - 鍛造加工にて成形される鍛造品の成形穴を有する少なくとも2個以上のダイスを装着して、かつ、前記ダイスの内、少なくとも1つのダイス自身を回転させる機能を有するダイス回転機構部を搭載したダイスラック部と、
前記ダイスに対向して配置される少なくとも2個以上のパンチと前記パンチを装着するパンチラック部と、
前記鍛造品にプレス機械の加圧軸方向とは異なる方向から塑性変形させるためのサイド加圧機構部と、
回転しながら直動することで切削する機能を担う回転軸を有し、前記鍛造品に穴開け加工する切削機構部と、
前記プレス機械のノックアウトにより前記ダイス内から取り出された前記鍛造品を空中で保持または前記ダイス内外へ挿入や排出するためのパーツハンドラーと、
前記ダイスラック部及び前記ダイス回転機構部を鍛造加工中に固定するダイスクランプ機構部と、
前記パンチラック部を鍛造加工中に固定するパンチクランプ機構部と、
前記ダイスラック部、前記パンチラック部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、 前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部を収納するダイセットと、
前記ダイスラック部、前記パンチラック部、前記サイド加圧機構部、前記切削機構部、 前記パーツハンドラー、前記ダイスクランプ機構部及び前記パンチクランプ機構部の動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置の制御により、少なくとも1組のパンチ及びダイスにより鍛造加工した後に、
前記パンチラック部と前記ダイスラック部の両方または一方を直線的に前進または後進させて別の少なくとも1組のパンチまたはダイスにより鍛造加工する操作を少なくとも2回以上行うことで複数工程の鍛造加工を行う構成であり、
前記プレス機械の上下ベッド間に装着することを特徴とするターレット鍛造装置。 - 前記パンチターレット部及び前記ダイスターレット部の回転中心は、前記プレス機械の
加圧軸中心に対して偏心していることを特徴とする請求項1に記載のターレット鍛造装置
。 - 前記ダイスターレット部の回転中心は、前記パンチターレット部の回転中心と前記プレ
ス機械の加圧軸中心に対して対称の位置に配置することを特徴とする請求項1に記載のタ
ーレット鍛造装置。 - 前記パンチターレット部及び前記ダイスターレット部は、正逆回転を可能とすることを
特徴とする請求項1に記載のターレット鍛造装置。 - 前記切削機構部の回転軸が、前記プレス機械の加圧軸に対して直交する方向にある時、上下方向、左右方向及び前後方向に直線的に移動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のターレット鍛造装置。
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