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JP2007274214A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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JP2007274214A
JP2007274214A JP2006095849A JP2006095849A JP2007274214A JP 2007274214 A JP2007274214 A JP 2007274214A JP 2006095849 A JP2006095849 A JP 2006095849A JP 2006095849 A JP2006095849 A JP 2006095849A JP 2007274214 A JP2007274214 A JP 2007274214A
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Abstract

【課題】実際に文書データへアクセスする前に、当該文書データへのアクセスの実行の要否を判断可能にする。
【解決手段】原稿上の識別コードを読み取り、その識別コードが指し示すメモリに格納された文書データをアクセスする情報処理装置は、原稿上の、文書データへのアクセス情報と前記文書データに関する属性情報を含む識別コードを読み取り、アクセス情報及び属性情報を取得する。そして、取得された属性情報に基づいて、文書データに関する情報を表示し、当該文書データへのアクセスの実行の要否をユーザに問い合わせる。ユーザインターフェースを介して、当該文書データへのアクセスの実行が指示された場合は、アクセス情報に基づいて当該文書データへのアクセスが実行される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原稿上に付加された識別コードを読み取ることにより、ネットワーク上に配置された電子文書データにアクセスする技術に関する。
従来より、コピー、プリント、スキャン等の機能を一台の装置で行う、多機能周辺装置(MFP)が広く知られている。MFP装置は、原稿の読み取り部、画像データの記録部を備え、コピー、プリント及びスキャン等の機能を実現している。又、MFP装置は、通常、LAN等のネットワークに接続され、ネットワークから到来するプリントデータをプリントアウトするネットワークプリント機能を有する。更に、MFP装置には、その機能の一つとして電話回線を介して文書の送受信を行うFAX機能を備えているものも多い。さらに上記のようなMFP装置を公共の場に設置し、料金を徴収することにより不特定多数のユーザにコピー、プリントアウト、FAX送受信等のサービスを行うものもすでに見受けられる。
一方、記録紙上にプリントアウトされた紙ベースのドキュメントとネットワーク上で管理されているオリジナルの電子文書データとを関連付けて効率的に電子文書データを管理する文書管理方法も提案されている。この文書管理方法においては、ネットワーク上に配置された電子文書データのネットワークリンク情報を包含する識別コードが紙ベースのドキュメントにプリントされ、電子文書データへのアクセスに用いられる。例えば、MFP装置は、このような識別コードがプリントされた紙原稿から識別コードを読み取ることによりネットワークリンク情報を取得する。そして、MFP装置は、ネットワーク上の電子文書データにアクセスし、当該電子文書データをダウンロードし、ダウンロードされた電子文書データをプリントアウトする。
また、特許文献1には、紙ドキュメント上に記録されたバーコードの読み取りにより電子文書データを検索する情報処理装置において、バーコードにバージョン情報(日時情報)を含ませることが記載されている。特許文献1によれば、このようなバージョン情報により、現在保存されている電子文書データと紙ドキュメントとの差異を明示した表示が行われる。
特開2004−029964号公報
しかしながら、上述したような、一般的な文書管理方法において用いられる識別コードは、ネットワークリンク情報が記録されているのみであり、リンク先の電子文書データの属性に関する情報は含まれていない。又、特許文献1のバーコードにおいても、電子文書データ及びバージョンに基づいた差異情報をアクセスするためのリンク情報が記録されるものである。
従って、原稿上に付加された識別コードを読み取り、識別コードに記録されたネットワークリンク情報に従ってネットワーク上の電子文書データを実際にアクセスしないと、当該電子文書データの実態を知ることが出来ない。このため、例えば、電子文書データの内容によってプリントアウトを行うか否かを判断する場合でも、その判断の為に電子文書データにアクセスすることが必要となる。即ち、プリントアウトの要否に関わらずネットワーク上における電子文書データへのアクセスが発生してしまい、ネットワーク上のパケットデータの増大、ネットワークの輻輳を招く恐れがあった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、実際に文書データへアクセスする前に、当該文書データへのアクセスの実行の要否を判断可能にすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
原稿上の識別コードを読み取り、その識別コードが指し示すメモリに格納された文書データをアクセスする情報処理装置であって、
原稿上の、文書データへのアクセス情報と前記文書データに関する属性情報を含む識別コードを読み取り、前記アクセス情報及び前記属性情報を取得する取得手段と、
前記属性情報に基づいて、前記文書データに関する情報を表示し、前記文書データへのアクセスの実行の要否をユーザに問い合わせるユーザインターフェース手段と、
前記ユーザインターフェース手段を介して、前記文書データへのアクセスの実行が指示された場合、前記アクセス情報に基づいて前記文書データへのアクセスを実行するアクセス手段とを備える。
又、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による情報処理方法は、
原稿上の識別コードを読み取り、その識別コードが指し示すメモリに格納された文書データをアクセスする情報処理装置における情報処理方法であって、
原稿上の、文書データへのアクセス情報と前記文書データに関する属性情報を含む識別コードを読み取り、前記アクセス情報及び前記属性情報を取得する取得工程と、
前記属性情報に基づいて、前記文書データに関する情報を表示し、前記文書データへのアクセスの実行の要否をユーザに問い合わせるユーザインターフェースを提供する提示工程と、
前記ユーザインターフェースを介して、前記文書データへのアクセスの実行が指示された場合、前記アクセス情報に基づいて前記文書データへのアクセスを実行するアクセス工程とを備える。
本発明によれば、実際に文書データへアクセスする前に、当該文書データへのアクセスの実行の要否を判断することが可能になる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態による文書管理システムの構成例を示す図である。MFP装置1は、スキャン、プリント、ネットワーク接続、FAX通信機能を備える多機能周辺装置である。MFP装置1は回線8を介してネットワーク(LAN)2に接続されている。文書サーバ3はネットワーク2に接続され、電子文書データ4を格納している。また、MFP装置1は、回線9を介してFAX通信を行うために公衆回線網(PSTN)5にも接続されている。公衆電話回線網5には、FAXサーバ6が接続されており、FAXサーバ6はFAX文書データ7を格納している。なお、FAXサーバ6は、公衆回線網5と接続されておりFAX文書データ7等をFAXデータとしてFAX送信するものであるが、ネットワーク2とも接続されており、PC10との通信が可能となっている。
PC10はネットワーク2に接続されているパーソナルコンピュータ(汎用コンピュータ)であり、ネットワーク2を介してMFP装置1を制御可能であるとする。また、PC10はネットワーク2を介して文書サーバ3に格納されている電子文書データ4、及びFAXサーバ6に格納されているFAX文書データ7にアクセスすることが可能である。
尚、MFP装置1は料金徴収機能を備えている。従って、MFP装置1を公共の場に設置すれば、料金徴収をすることによりコピー、プリントアウト、FAX送受信のサービスを提供することが可能である。
また、電子文書データ4は文書データとともに、ネットワークリンクアドレス、データサイズ、この文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数をデータ属性情報として保持している。また、FAX文書データ7は文書データとともに、データリンク電話番号、データサイズ、この文書をプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数、この文書データのダウンロード有効期限をデータ属性情報として保持している。
図2は、図1に示したMFP装置1の更に詳細な構成例を示すブロック図である。以下、図2を参照してMFP装置1の構成を説明する。
MFP装置1において、CPU22は、以下に述べるMFP装置1の各部を制御する中央制御部である。操作部23は操作者が各種の操作を行うためのユーザインターフェースを提供する。表示部24は操作者が操作部23を操作する際の各種情報等を表示する。スキャナ部25は、原稿台に置かれた紙ベースの原稿画像を光学的に読み取る。バーコードデータ解析部26は、スキャナ部25で読み取った原稿画像に記録されているバーコード画像を解析し、バーコード情報を得る。画像メモリ27は、画像処理部28で各種の画像データの処理を行う際に、処理対象の画像データを保持するのに使用される。画像処理部28は、読み取り画像、記録画像の各種画像データの画像処理を行う。
記録制御部29は画像データを記録紙上に可視画像として記録する記録部30、記録紙を収容する記録紙カセット31を制御する。記録部30は記録紙カセット31に装填されている記録紙に画像データを実際に記録するためのプリントエンジンを有する。尚、記録部30に適用されるプリントエンジンとしては、静電写真方式やインクジェット方式など、公知のいかなる形態のものでもよい。記録紙カセット31は記録紙を装填し、記録時に記録紙を記録部30に供給する。バーコードデータ生成部32は、与えられた情報によりバーコードデータを生成する。
ROM33には、CPU22が各種の制御を行うための制御プログラムが格納されている。RAM34は、CPU22が各種の制御を行う際に制御データを記憶しておくための作業メモリを提供する。
LAN制御部35はネットワーク接続時にネットワークとの間でデータの送受信を行う。LAN制御部35は回線8を介してネットワーク2に接続される。FAXモデム部37は、FAX通信時にFAXデータの変調、復調を行う。NCU部38は、FAX通信時に電話回線9に対して発呼、着呼制御を行う。
電話料金計算部40は、自局の電話番号と相手先電話番号から通話、通信時の電話料金を計算する。このように電話料金を計算するシステムとしてはすでに電話通信キャリアによるACR機能が公知となっており、本実施形態においてもこのようなシステムを適用することができる。尚、この際、自局の電話番号はRAM34に設定、保持されているものとする。料金徴収部41は、MFP装置1が公共の場に設置され、コピー、プリント、FAX送受信のサービスを行う際に、ユーザから料金を徴収するための処理を行う。黒く部42は、日付、時刻を認識するために用いられる。
図3は、本実施形態で使用される、バーコードを含んだ紙原稿の例を示す図である。図3に示されるように、紙原稿51には、文字、画像等のプリントデータ(文章/画像情報という)52が記録されると共に、バーコード53が付加的に記録される。バーコード53は、図1の電子文書データ4、FAX文書データ7等の電子データと関連付けられており、これらの電子データのリンクアドレス、属性情報等の情報を含んでいるものとする。なお、本実施形態では、バーコード53としてQRコード(2次元バーコード)を示すが、紙原稿51に付加されるコードの形態はこれに限られるものではない。
以上のような構成を備えた本実施形態の文書管理システムの動作について、以下、説明する。
まず、文書サーバ3に格納されている電子文書データ4と関連付けられた情報を、図3のバーコード53として記録する処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。尚、図7は、図3に示す紙原稿51を記録出力する際のPC10及びMFP装置1の処理を説明するフローチャートである。
PC10は、操作者からの指示に応じて、バーコード生成のためのユーティリティソフトウェアを呼び出し、起動する(ステップS1)。バーコード生成のためのユーティリティソフトウェアを実行するPC10は、紙原稿51に記録されるべき文章/画像情報52を生成、編集するためのユーザインターフェースをユーザに提供する(ステップS2)。ユーザはこのユーザインターフェースを用いて紙原稿51に記録されるべき文章/画像情報52を作成する。
次に、操作者は、この紙原稿51と関連付けたい電子文書データをPC11から指定する。例えば、ネットワーク2上に配置された文書サーバ3に格納されている電子文書データ4を指定する。この場合のユーザインターフェースとしては、例えば、文書サーバ3に格納されている文書データの一覧を表示し、その中からユーザに所望の文書データを選択させるものが挙げられる。そして、操作者は、PC10から、バーコードを含んだ紙原稿の印刷を指示する。
上記の操作に応じて、PC10は、まず、指定された電子文書データ4に関して、当該文書データと共に保持されている属性情報を取得する(ステップS3)。上述したように、取得される属性情報としては、例えば、ネットワークリンクアドレス、データサイズ、この文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数等が挙げられる。そして、ユーザからの印刷の指示に応じて、バーコード付紙原稿印刷をMFP装置1に対して指示する(ステップS4)。このとき、PC10は、ステップS2で取得した文章/画像情報52とステップS3で取得した属性情報をMFP装置1に送信する(ステップS5)。
即ち、PC10は、上記で編集した文章/画像情報52とともに、指定した電子文書データ4に関する属性情報を、ネットワーク回線8とネットワーク2を介してMFP装置1に送信する。尚、送信される属性情報の例としては以下が挙げられる。
・ネットワークリンクアドレス(本例では、「http://www.can.co.jp/abc.html」)、
・データサイズ(本例では、「230MB」)、
・この文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数の情報(本例では、「A4、35ページ」)。
以降、ステップS6〜S8の動作は、バーコード付紙原稿印刷指示を受け取ったMFP装置1によって実行されるものである。
PC10から送信された文章/画像情報と属性情報はネットワーク回線8を介してMFP装置1のLAN制御部35に到達する。CPU22はLAN制御部35によりこれを受信すると、まず文章/画像情報の部分を画像処理部28により記録用データに変換し、これを画像メモリ27に一時記憶する(ステップS6)。さらに、CPU22は電子文書データに関する属性情報(ネットワークリンクアドレス、データサイズ、この電子文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数の情報等)の部分をバーコードデータ生成部32に転送する。バーコード生成部32はこれらの属性情報を示すバーコードの記録用データを生成し、これを画像メモリ27に一時記憶させる(ステップS7)。
この後、CPU22は、画像メモリ27に記憶された文章/画像情報の部分の記録用データとバーコードの記録用データを合成して、例えば図3で示すようなバーコード53を含んだレイアウトの記録データを生成し、これを記録制御部29に転送する。記録制御部29は、記録カセット31から記録紙をフィードさせ、記録部30により、転送された記録データを記録紙に記録させる(ステップS8)。
以上の処理により、図3に示すような、文章/画像情報52とバーコード53を含んだ紙原稿51が得られる。ここで、バーコード53には、電子文書データ4の属性情報が含まれる。
次に、FAX文書データ7と関連付けられた情報をバーコード53として生成する場合の動作を図8のフローチャートを参照して説明する。尚、図8は、図3に示す紙原稿51を記録出力する際のPC10及びMFP装置1の処理を説明するフローチャートである。
PC10は、操作者からの指示に応じて、バーコード生成のためのユーティリティソフトウェアを呼び出し、起動する(ステップS11)。バーコード生成のためのユーティリティソフトウェアを実行するPC10は、紙原稿51に記録されるべき文章/画像情報52を生成、編集するためのユーザインターフェースをユーザに提供する(ステップS12)。ユーザはこのユーザインターフェースを用いて紙原稿51に記録されるべき文章/画像情報52を作成する。
次に、操作者は、この紙原稿51と関連付けたいFAX文書データをPC11から指定する。例えば、ネットワーク2上に配置されたFAXサーバ6に格納されているFAX文書データ7を指定する。この場合のユーザインターフェースとしては、例えば、FAXサーバ6に格納されている文書データの一覧を表示し、その中からユーザに所望の文書データを選択させるものが挙げられる。そして、操作者は、PC10から、バーコードを含んだ紙原稿の印刷を指示する。
上記の操作に応じて、PC10は、まず、指定されたFAX文書データ7に関して、当該文書データと共に保持されている属性情報を取得する(ステップS13)。上述したように、取得される属性情報としては、例えば、データリンク電話番号、データサイズ、この文書をプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数、この文書データのダウンロード有効期限が挙げられる。そして、ユーザからの印刷の指示に応じて、バーコード付紙原稿印刷をMFP装置1に対して指示する(ステップS14)。このとき、PC10は、ステップS12で取得した文章/画像情報52とステップS13で取得した属性情報をMFP装置1に送信する(ステップS15)。
即ち、PC10は、上記で編集した文章/画像情報52とともに、指定したFAX文書データ7に関する属性情報を、ネットワーク回線8とネットワーク2を介してMFP装置1に送信する。尚、属性情報の例としては以下が挙げられる。
・データリンク電話番号(本では、「0123-45-6789」)、
・データサイズ(本例では、「230MB」)、
・この文書をプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数(本例では、「A4、20ページ」)、
・この文書データのダウンロード有効期限(本例では、「2005年11月30日午前0時」)。
以降、ステップS16〜S18の動作は、バーコード付紙原稿印刷指示を受け取ったMFP装置1によって実行されるものである。
PC10から送信された文章/画像情報と属性情報はネットワーク回線8を介してMFP装置1のLAN制御部35に到達する。CPU22はLAN制御部35によりこれを受信すると、まず文章/画像情報の部分を画像処理部28により記録用データに変換し、これを画像メモリ27に一時記憶する(ステップS16)。更に、CPU22は電子文書データに関する属性情報(データリンク電話番号、データサイズ、この文書をプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数、この文書データのダウンロード有効期限の情報等)の部分をバーコードデータ生成部32に転送する。バーコード生成部32はこれらの属性情報を示すバーコードの記録用データを生成し、これを画像メモリ27に一時記憶する(ステップS17)。
この後、CPU22は、画像メモリ27に記憶された文章/画像情報の部分の記録用データとバーコードの記録用データを合成して、図3に示すようなバーコード53を含んだレイアウトの記録データを生成し、これを記録制御部29に転送する。記録制御部29は、記録カセット31から記録紙をフィードさせ、記録部30により、転送された記録データを記録紙に記録させる(ステップS18)。
以上の処理により、図3に示すような、文章/画像情報52とバーコード53を含んだ紙原稿51が得られる。ここで、バーコード53には、FAX文書データ7の属性情報が含まれる。
尚、上記処理ではPC10を用いて関連付ける電子文書データやFAX文書データの指定等を行うが、紙原稿51を作成するための電子文書データやFAX文書データの指定をMFP装置1から行うようにしてもよい。この場合、紙原稿51に記録される文章/画像として、スキャナ部25から取り込んだ画像を利用するように構成することもできる。
次に、バーコード53の部分に電子文書データ4の属性情報を含んだ紙原稿51を所持する操作者が、これを用いて電子文書データ4をダウンロード、プリントアウトする場合の動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
操作者は、紙原稿51をスキャナ部25の原稿台に配置し、操作部23からダウンロード・プリントアウトの操作を行う。CPU22はこれを認識すると、スキャナ部25により、紙原稿51のスキャンを行い、スキャンデータを画像処理部28に転送する(画像メモリ27に一時的に格納する)(ステップS21)。画像処理部28はバーコード53の部分の画像データ(バーコード画像データ)を抽出する(ステップS22)。この後、CPU22は、バーコード画像データを画像処理部28からバーコードデータ解析部26に転送させる。バーコードデータ解析部26は、転送されたバーコード画像データを解析し、属性情報を復元する(ステップS23)。上述したように、復元された属性情報は以下のデータを含み、CPU22はこれらを認識する。
・ネットワークリンクアドレス(本例では、「http://www.can.co.jp/abc.html」)、
・データサイズ(本例では、「230MB」)、
・この文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数の情報(本例では、「A4、35ページ」)。
CPU22は上記の属性情報を用いて、ダウンロード時間、プリント時間、料金等の付加的な情報を算出し(ステップS24)、属性情報と共にユーザに提示する(ステップS25)。
例えば、ステップS24において、CPU22はLAN制御部35により、ネットワーク回線8におけるデータ転送速度を認識し、上記データサイズ(230MB)に対するダウンロードに要する時間を算出する(本例では「約4分」とする)。又、CPU22はこの文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数の情報(本例では、A4、35ページ)に基づいて、これをプリントアウトするのに要する時間を算出する(本例では「約10分」とする)。更に、CPU22は、料金徴収部41に設定されている課金情報により、このプリントアウトによるプリント料金を算出する(本例では「300円」とする)。
その後、ステップS25において、CPU22は、ステップS23で復元した属性情報やステップS25で算出した付加情報を表示部24に表示し、ユーザに当該文書データのダウンロードの要否を判定するためのユーザインターフェースを提供する。ここで表示される情報の例としては以下が挙げられる。
・ネットワークリンクアドレス(本例では、「http://www.can.co.jp/abc.html」)、
・データサイズ(本例では、「230MB」)、
・ダウンロードに要する時間(本例では「約4分」)、
・これをプリントアウトする際に要する時間(本例では「約10分」)、
・この文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数の情報(本例では、「A4、35ページ」)、
・このプリントアウトによるプリント料金(本例では「300円」)。
この表示において、CPU22は、操作者にダウンロードプリントの要否の判断を促し、選択させるメッセージを表示する。図4は、ステップS25における表示部24の表示例(401)を示す図である。操作者は、表示部24の表示により電子文書データをダウンロード、プリントアウトする際の情報(属性情報及び付加情報の表示402)を確認し、ダウンロード、プリントアウトの要否を判断することができる。そして、ダウンロード、プリントアウトが不要であると判断した場合は、操作部23により、「いいえ」403を選択する。CPU22は、「いいえ」403の選択を認識すると、当該文書に関してダウンロード、プリントを行うことなく、本動作を終了する(ステップS26、ステップS27)。
一方、操作者は、電子文書データをダウンロード、プリントアウトすることを希望する場合には、操作部23により「はい」404を選択する。CPU22は、「はい」404の選択を認識すると、表示部24に、操作者に料金の投入を促す表示を行う(ステップS26、S28)。CPU22は、料金徴収部41から料金の投入の確認を得ると、電子文書データ4にアクセスする(ステップS29)。即ち、CPU22は、先にバーコードから認識した、ネットワークリンクアドレスをLAN制御部35によりアクセスし、ネットワーク回線8、ネットワーク2を介して、文書サーバ3上に格納されている電子文書データ4を認識する。尚、ネットワークリンクアドレスは、本例では、「http://www.can.co.jp/abc.html」である。
この後、CPU22はLAN制御部35を制御して、アクセスした電子文書データ4をネットワーク2、ネットワーク回線8を介してダウンロードする。つまり、CPU22は文書サーバ3から転送される電子文書データ4をLAN制御部35により受信し、画像メモリ28に蓄積していく(ステップS30)。
CPU22は電子文書データ4を画像メモリ28に蓄積し終えると、LAN制御部35による受信を終了する。そして、画像メモリ28に蓄積された電子文書データ4の画像を記録制御部29に転送する(ステップS31)。記録制御部29は、転送された画像データに基づいて、記録紙カセット31から記録紙をフィードしながら、記録部30によりページ毎に順次記録を行っていく(ステップS32)。
以上のようにしてダウンロード、プリントを終えると、CPU22は料金徴収部41に投入された料金を徴収して、本処理を終了する(ステップS33)。
以上により、電子文書データ4の属性情報を含んだバーコード53が印刷された紙原稿51を所持する操作者が、これを用いて電子文書データ4をダウンロード、プリントアウトすることが可能になる。
次に、バーコード53の部分にFAX文書データ7の属性情報を含んだ紙原稿51を所持する操作者が、これを用いてFAX文書データ7をダウンロード、プリントアウトする場合の動作を図10のフローチャートを参照して説明する。尚、図10の処理では、対象がFAX文書データであるり、FAX通信によりダウンロードが行われる。
操作者は、紙原稿51をスキャナ部25の原稿台に配置し、操作部23からダウンロード・プリントアウトの操作を行う。CPU22はこれを認識すると、スキャナ部25により、紙原稿51のスキャンを行い、スキャンデータを画像処理部28に転送する(画像メモリ27に一時的に格納する)(ステップS41)。画像処理部28はバーコード53の部分の画像データ(バーコード画像データ)を抽出する(ステップS42)。この後、CPU22は、バーコード画像データを画像処理部28からバーコードデータ解析部26に転送させる。バーコードデータ解析部26は、転送されたバーコード画像データを解析し、属性情報を復元する(ステップS43)。上述したように、復元された属性情報は以下のデータを含み、CPU22はこれらを認識する。
・データリンク電話番号(本例では、「0123-45-6789」)、
・データサイズ(本例では、「230MB」)、
・この文書をプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数(本例では、「A4、20ページ」)、
・このFAX文書データのダウンロード有効期限(本例では、「2005年11月30日午前0時」)。
ここで、CPU22は上記属性情報を認識した際に、当該FAX文書データのダウンロード有効期限を確認する(ステップS44)。即ち、CPU22は上記のFAX文書データ7のダウンロード有効期限とクロック部42による現在の日付、時刻情報とを比較する。そして、FAX文書データ7のダウンロード有効期限をすでに過ぎていると判断した場合は、ダウンロード不可として、表示部24にこの旨を表示して動作を終了する(ステップS45)。図6は、この場合の表示部24の表示例を示す図である。一方、CPU22は、上記比較により当該FAX文書データがダウンロード有効期内であると判断した場合は、ダウンロード可能としてステップS46以降へ進み、上記図9で説明したダウンロード及びプリントアウト処理と類似の処理を行う。
まず、CPU22は上記の属性情報を用いて、文書データをFAX通信するのに要する時間、文書データのプリント時間、料金等の付加的な情報を算出し(ステップS46)、属性情報と共にユーザに提示する(ステップS47)。
例えば、CPU22はFAXモデム部37により、電話回線39におけるデータ転送速度を認識し、上記データサイズ(230MB)に対するFAX通信に要する時間を算出する(本例では「約12分」とする)。又、CPU22は、FAX通信相手先の電話番号であるデータリンク電話番号、RAM34に格納されている自局の電話番号、及び上記で計算されたFAX通信時間に基づいて、FAX通信料金を算出する(本例では「100円」とする)。尚、通信端末間の電話番号と通話料の関係は電話料金計算部40に登録されているものとする。
又、CPU22は、この文書データをプリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数の情報(本例では、「A4、35ページ」)により、これをプリントアウトする際に要する時間を算出する(本例では「約10分」とする)。更に、CPU22は、料金徴収部41に設定されている課金情報により、このプリントアウトによるプリント料金を算出する(本例では「300円」とする)。
その後、ステップS47において、CPU22は、ステップS43で復元した属性情報やステップS46で算出した付加情報を表示部24に表示し、ユーザに当該文書データのダウンロードの要否を判定するためのユーザインターフェースを提供する。ここで表示される情報の例としては以下が挙げられる。
その後、ステップS47において、CPU22は、
・データリンク電話番号(本例では、「0123-45-6789」)、
・データサイズ(本例では、「230MB」)、
・FAX通信に要する時間(本例では「約12分」)、
・FAX通信に要する時間に対する合計のFAX通信料金(本例では「100円」)、
・プリントアウトする際の記録紙サイズ及び記録ページ数の情報(本例では、「A4、35ページ」)、
・プリントアウトする際に要する時間(本例では「約10分」)、
・このプリントアウトによるプリント料金(本例では「300円」)。
この表示において、CPU22は、操作者にダウンロードプリントの要否の判断を促し、選択させるメッセージを表示する。図5は、ステップS47における表示部24の表示例(501)を示す図である。操作者は、表示部24の表示によりFAX文書データをFAX受信し、プリントアウトする際の情報(属性情報及び付加情報の表示502)を確認し、ダウンロード、プリントアウトの要否を判断することができる。そして、ダウンロード、プリントアウトが不要であると判断した場合は、操作部23により、「いいえ」503を選択する。CPU22は、「いいえ」503の選択を認識すると、当該文書に関してダウンロード、プリントを行うことなく、本動作を終了する(ステップS48、ステップS49)。
一方、操作者は、電子文書データをダウンロード、プリントアウトすることを希望する場合には、操作部23により「はい」504を選択する。CPU22は、「はい」504の選択を認識すると、表示部24に、操作者に料金の投入を促す表示を行う(ステップS48、S50)。CPU22は、料金徴収部41から料金の投入の確認を得ると、FAX文書データ7の受信を実行する(ステップS51)。即ち、CPU22は、先にバーコードから認識した、データリンク電話番号(本例では、「0123-45-6789」)に対してNCU制御部38によりダイヤル発呼を行う。これにより、電話回線9、公衆回線網5を介してFAX文書サーバ6に着呼する。FAX通信のループが閉結すると、CPU22はFAXモデム部37の制御により、NCU制御部38を介して、FAXサーバ6とFAX通信を行う。FAXサーバ6は、FAX文書データ7をFAX画像データとして公衆回線網5、電話回線9を介してMFP装置1に送信する。
CPU22は、電話回線9、NCU制御部38を介してFAX文書データ7のFAXデータを受信し、これをFAXモデム部37により復調し、画像データとして画像メモリ28に蓄積していく(ステップS52)。
CPU22はFAX文書データ7を画像メモリ28に蓄積し終えると、FAXモデム部37によりFAX受信を終了する。そして、画像メモリ28に蓄積されたFAX文書データ7の画像を記録制御部29に転送する(ステップS53)。記録制御部29は、転送された画像データに基づいて、記録紙カセット31から記録紙をフィードしながら、記録部30によりページ毎に順次記録を行っていく(ステップS54)。
以上のようにしてダウンロード(FAX受信)、プリントを終えると、CPU22は料金徴収部41に投入された料金を徴収して、本処理を終了する(ステップS55)。
以上の処理により、バーコード53に、FAX文書データ7の属性情報を含んだ網原稿51を所持する操作者が、これを用いてFAX文書データ7をダウンロード(FAX受信)し、プリントアウトすることが可能になる。
尚、上記実施形態では、バーコードを生成し、バーコードを含んだ紙原稿をプリントアウトする装置と、この紙原稿をスキャンしてバーコードを読み取り、文書データをダウンロード、プリントアウトする装置が同一のMFP装置1であるとした。しかしながら、このような形態に限られるものではなく、夫々を別々のMFP装置で行うようにしても構わない。更に、バーコードを生成し、バーコードを含んだ紙原稿をプリントアウトする手段は、属性情報に従いバーコードを生成しこれを紙原稿上に記録できるものであれば他の形態でもかまわない。
又、有効期限の設定をFAX文書データについて行う例を示したが、ネットワークを介してダウンロードされる電子文書データに設定できるようにしてもよい。
又、上記実施形態では、電子文書データ、FAX文書データのダウンロード、プリント処理を別々の処理としている。即ち、電子文書データのダウンロード、プリントアウトが選択された場合は図9の処理が、FAX文書データのダウンロード、プリントアウトが選択された場合は図10の処理が実行される。しかしながら、バーコード53によって表される属性情報に電子文書かFAX文書かを示す種別情報を含ませ、この種別情報に従って図9、図10のいずれかの処理を選択して、実行するようにしてもよい。又、種別情報を用いずとも、属性情報が「ネットワークリンクアドレス」を有しているか「データリンク電話番号」を有しているかで、電子文書かFAX文書かを判定することもできるであろう。
又、上記実施形態では、ダウンロード(アクセス)不可であることを自動的に決定するのに有効期限を用いた(ステップS46)が、これに限られるものではない。例えば、あるデータサイズ以上の文書データについてはダウンロードを禁止するような場合、文書データのデータサイズと所定のデータサイズとを比較することにより、ダウンロード不可とするかどうかを判定するようにしてもよい。
以上のように、上記実施形態によれば、実際に電子文書データ或はFAX文書データ(以下、総称して文書データという)のアクセス、ダウンロードを行う前に文書データのアクセス、ダウンロードを行うか否かを判断できる。このため、文書データのアクセス、ダウンロードが不要な場合に、当該文書データへの無駄なアクセスを防ぐことができる。この結果、ネットワーク上のパケットデータの増大、ネットワークの輻輳をさけることができ、さらに電子文書データのアクセス、ダウンロードによる通信費の無駄を省くことができる。
又、上記実施形態では、MFP装置を用いた例を説明したが、プリンタやスキャナ、FAXモデム等を備えた汎用コンピュータを用いて本発明を実現することも可能である。従って、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによって前述した実施形態の機能が達成される場合を含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なう。
第1実施形態による文書管理システムの構成例を示す図である。 図1に示したMFP装置1の更に詳細な構成例を示すブロック図である。 本実施形態で使用される、バーコードを含んだ紙原稿の例を示す図である。 ステップS25における表示部24の表示例(401)を示す図である。 ステップS47における表示部24の表示例(501)を示す図である。 属性情報が有効期限の過ぎているFAX文書データを示している場合の表示部24の表示例を示す図である。 図7は、図3に示す紙原稿51を記録出力する際のPC10及びMFP装置1の処理を説明するフローチャートである。 尚、図8は、図3に示す紙原稿51を記録出力する際のPC10及びMFP装置1の処理を説明するフローチャートである。 電子文書データをダウンロード、プリントアウトする場合のMFP装置1の動作を説明するフローチャートである。 FAX文書データをダウンロード、プリントアウトする場合のMFP装置1の動作を説明するフローチャートである。

Claims (18)

  1. 原稿上の識別コードを読み取り、その識別コードが指し示すメモリに格納された文書データをアクセスする情報処理装置であって、
    原稿上の、文書データへのアクセス情報と前記文書データに関する属性情報を含む識別コードを読み取り、前記アクセス情報及び前記属性情報を取得する取得手段と、
    前記属性情報に基づいて、前記文書データに関する情報を表示し、前記文書データへのアクセスの実行の要否をユーザに問い合わせるユーザインターフェース手段と、
    前記ユーザインターフェース手段を介して、前記文書データへのアクセスの実行が指示された場合、前記アクセス情報に基づいて前記文書データへのアクセスを実行するアクセス手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段で取得された前記属性情報と、当該情報処理装置が有する処理能力及び/又は処理環境に基づいて、前記アクセス手段によるアクセスを実行した場合に必要な処理時間を含む付加情報を生成する生成手段を更に備え、
    前記ユーザインターフェース手段は、前記生成手段で生成された付加情報をユーザに提示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記付加情報の一つとして、前記属性情報に含まれる前記文書データのデータサイズと前記文書データを保持する装置との通信速度に基づいて、前記文書データのダウンロードに要する時間を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記付加情報の一つとして、前記属性情報に含まれる前記文書データのプリントページ数に基づいてプリント料金を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記文書データのダウンロードがFAX通信によって実行される場合に、前記付加情報の一つとして、前記属性情報に含まれる前記文書データのデータサイズに基づいてFAX通話料金を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記属性情報に基づいて前記文書データへのアクセスを禁止するか否かを決定し、禁止すると決定した場合には前記ユーザインターフェース手段及び前記アクセス手段を禁止する禁止手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記禁止手段は、前記属性情報に含まれる有効期限を参照し、前記文書データが有効期限外である場合には前記文書データへのアクセスを禁止すると決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記アクセス手段は、前記文書データをダウンロードしてプリント出力するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 原稿上の識別コードを読み取り、その識別コードが指し示すメモリに格納された文書データをアクセスする情報処理装置における情報処理方法であって、
    原稿上の、文書データへのアクセス情報と前記文書データに関する属性情報を含む識別コードを読み取り、前記アクセス情報及び前記属性情報を取得する取得工程と、
    前記属性情報に基づいて、前記文書データに関する情報を表示し、前記文書データへのアクセスの実行の要否をユーザに問い合わせるユーザインターフェースを提供する提示工程と、
    前記ユーザインターフェースを介して、前記文書データへのアクセスの実行が指示された場合、前記アクセス情報に基づいて前記文書データへのアクセスを実行するアクセス工程とを備えることを特徴とする情報処理方法。
  10. 前記取得工程で取得された前記属性情報と、当該情報処理装置が有する処理能力及び/又は処理環境に基づいて、前記アクセス工程によるアクセスを実行した場合に必要な処理時間を含む付加情報を生成する生成工程を更に備え、
    前記提示工程は、前記生成工程で生成された付加情報をユーザに提示することを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記生成工程は、前記付加情報の一つとして、前記属性情報に含まれる前記文書データのデータサイズと前記文書データを保持する装置との通信速度に基づいて、前記文書データのダウンロードに要する時間を算出することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  12. 前記生成工程は、前記付加情報の一つとして、前記属性情報に含まれる前記文書データのプリントページ数に基づいてプリント料金を算出することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  13. 前記生成工程は、前記文書データのダウンロードがFAX通信によって実行される場合に、前記付加情報の一つとして、前記属性情報に含まれる前記文書データのデータサイズに基づいてFAX通話料金を算出することを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  14. 前記属性情報に基づいて前記文書データへのアクセスを禁止するか否かを決定し、禁止すると決定した場合には前記提示工程及び前記アクセス工程の実行を禁止する禁止工程を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  15. 前記禁止工程は、前記属性情報に含まれる有効期限を参照し、前記文書データが有効期限外である場合には前記文書データへのアクセスを禁止すると決定することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  16. 前記アクセス工程は、前記文書データをダウンロードしてプリント出力するよう制御することを特徴とする請求項9に記載の情報処理方法。
  17. 請求項9乃至16のいずれかに記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  18. 請求項17に記載された制御プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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