JP2007269747A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、肌なじみ及び保湿力に優れ、しかもベタツキの少ない使用感触に優れた化粧料を提供することである。
【解決手段】ラフィノースを0.5重量%〜10重量%と寒天を0.05重量%〜1重量%を組合せて配合することにより、相乗的に作用し、保湿力はもとより、肌なじみに優れ、ベタツキの少ない優れた使用感触を得ることが可能となる。
【解決手段】ラフィノースを0.5重量%〜10重量%と寒天を0.05重量%〜1重量%を組合せて配合することにより、相乗的に作用し、保湿力はもとより、肌なじみに優れ、ベタツキの少ない優れた使用感触を得ることが可能となる。
Description
本発明は、肌なじみや保湿力に優れ、しかもベタツキの少ない化粧料に関する。
従来、保湿効果を期待した化粧料は数多く市販されている。このような化粧料の多くは優れた保水性・吸水性を有する種々の水溶性多価アルコール、ムコ多糖、高分子等の保湿成分が配合されている。しかしながら、これらの保湿成分を配合した化粧品は、保湿効果はあるもののベタツキのある重い感触のため、使用感に劣り、また官能面でも好ましくなかった。
上記のような従来の問題を解消するために、塩基性アミノ酸残基を構造中に有するポリマーと高分子(キサンタンガム)を組合せ配合する方法や、グリコールとジグリセリンのプロピレンオキサイド付加物を組合せ配合する方法等が提案されているが、未だに肌なじみ及び保湿力に優れ、かつベタツキの少ない使用感触に優れた化粧料を得るに至っていない。
特開平9−255524号公報
特開2005−35947号公報
本発明の課題は、肌なじみ及び保湿力に優れ、しかもベタツキの少ない使用感触に優れた化粧料を提供することである。
本発明者は、上記問題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、ラフィノースと寒天を組合せて一定量配合することで、肌なじみ及び保湿力に優れ、しかもベタツキの少ない優れた使用感触が得られることを見出し、本発明の完成することに至った。
即ち、ラフィノースを0.5重量%〜10重量%と寒天を0.05重量%〜1重量%を組合せて配合することにより、相乗的に作用し、保湿力はもとより、肌なじみに優れ、ベタツキの少ない優れた使用感触を得ることを見出し、本発明の完成することに至った。
本発明のラフィノースと寒天を組合せて一定量配合した化粧料は、肌なじみ及び保湿力に優れ、しかもベタツキの少ない優れた使用感触が得られる効果併せて有する。
以下、本発明をより詳しく説明する。
本発明のラフィノースは、一般にはビートやユーカリ樹液や大豆等の植物に含まれるオリゴ糖であり、D−ガラクトース、D−グルコース及びD−フラクトースの各1分子から構成されるオリゴ糖であれば、特に限定はされないが、ビート糖蜜からクロマトグラフィによって取り出され精製結晶化され天然のオリゴ糖が好ましい。
本発明のラフィノースは、一般にはビートやユーカリ樹液や大豆等の植物に含まれるオリゴ糖であり、D−ガラクトース、D−グルコース及びD−フラクトースの各1分子から構成されるオリゴ糖であれば、特に限定はされないが、ビート糖蜜からクロマトグラフィによって取り出され精製結晶化され天然のオリゴ糖が好ましい。
本発明に用いるラフィノースの配合量は、有効であれば特に限定はされないが、0.5重量%〜10重量%が好ましい。また、配合量が0.5重量%より少なくなるとその効果が得られない場合が、10重量%を超えるとベタツキ感等が発生して使用感触が悪くなる虞がある。
本発明の寒天は、テングサ(マクサ)Gelidium amansii Lamouroux,その他同属植物(Gelidiaceae)又は諸種紅そう類(Rhodophyta)から得られた粘液を凍結脱水したものを粉末としたものが例示できるが、寒天であれば特に限定はされない。
本発明に用いる寒天の配合量は、有効であれば特に限定はされないが、0.05重量%〜1重量%が好ましい。また、配合量が0.05重量%より少なくなるとその効果が得られない場合が、1重量%を超えるとベタツキ感等が発生して使用感触が悪くなる虞がある。
本発明の化粧料には、本発明の有効性を損なわない範囲で、界面活性剤、保湿剤、高級アルコール、金属イオン封鎖剤、天然若しくは合成高分子、紫外線吸収剤、血行促進剤、各種の動植物抽出物、無機及び有機粘土鉱物、疎水化処理粉末、色剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、その他の薬剤等を配合することができ、液体状、乳液状、エッセンス状、クリーム状等の種々の剤型が例示できる。
以下、本発明を実施例及び試験例を例に挙げて詳しく説明するが、本願発明がこれらの例に限定されるものではない。
ラフィノース及び寒天を配合した本発明の乳液の実施例及び比較例の処方を表1及び表2に示す。なお、乳液の製法は常法に従って行い、油相及び水相を加熱後乳化し、冷却後、試料を調製した。
比較例として、ラフィノースに替わるオリゴ糖としてパラチノース、その他の糖類としてトレハロース及びソルビトールを保湿成分としてヒアルロン酸、キサンタンガム、グァーガムを比較対照に試料を調製した。
また、試料の評価は専門パネラーによる官能により実施し、詳細は以下に説明する。
〔官能評価方法〕
1.官能評価項目
I塗布直後のしっとり感、II肌なじみ感、IIIベタツキ感の3項目について実施した。
2.評価方法
表1及び表2に示す実施例処方及び比較例処方で作成した乳液を用い、専門女性パネラー10名に試料をランダムに使用させる方法を用いた。詳細には、1つの試料について、朝洗願後及び就寝前の毎日2回、適量を顔面に塗布し、それを連続3日間継続し、4日後にしっとり感、肌なじみ感及びベタツキ感の3項目について5段階で自己採点し、評価とした。そして、10名の平均を4段階に分け評価値とした。評価内容を表3に、実施例及び比較例の評価を表4に示す。なお、本評価を実施する際、皮膚刺激等の肌トラブル等は全くなかった。
1.官能評価項目
I塗布直後のしっとり感、II肌なじみ感、IIIベタツキ感の3項目について実施した。
2.評価方法
表1及び表2に示す実施例処方及び比較例処方で作成した乳液を用い、専門女性パネラー10名に試料をランダムに使用させる方法を用いた。詳細には、1つの試料について、朝洗願後及び就寝前の毎日2回、適量を顔面に塗布し、それを連続3日間継続し、4日後にしっとり感、肌なじみ感及びベタツキ感の3項目について5段階で自己採点し、評価とした。そして、10名の平均を4段階に分け評価値とした。評価内容を表3に、実施例及び比較例の評価を表4に示す。なお、本評価を実施する際、皮膚刺激等の肌トラブル等は全くなかった。
表4より、本発明である実施例1及び2は、比較例と比べ、しっとり感、肌なじみ感及びベトツキ感全てに優れていることが判明した。また、各比較例の結果より、ラフィノースを他のオリゴ糖を含む糖類と寒天を組合せ配合した場合や寒天に替わる天然高分子や保湿剤とラフィノースを組合せて配合しても、しっとり感、肌なじみ感及びベトツキ感の全てを満足することは出来なかった。このことは、ラフィノース及び寒天の組合せが特異的であり、相乗的にしっとり感、肌なじみ感及びベトツキ感の全ての使用感を向上ささせていることを意味している。
本発明のラフィノースと寒天を組合せて一定量配合した化粧料は、肌なじみ及び保湿力に優れ、しかもベタツキの少ない優れた使用感触が得られる効果併せて有するため、広く化粧料に応用が期待できる。
Claims (2)
- ラフィノース及び寒天を含有することを特徴とする化粧料。
- ラフィノースの配合量が1.5重量%〜4重量%、寒天の配合量が0.05重量%〜1重量%であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006100249A JP2007269747A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006100249A JP2007269747A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007269747A true JP2007269747A (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38672901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006100249A Pending JP2007269747A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007269747A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011052613A1 (ja) | 2009-10-26 | 2011-05-05 | 日産化学工業株式会社 | 化粧料及び皮膚外用剤、並びに医療用機器 |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006100249A patent/JP2007269747A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011052613A1 (ja) | 2009-10-26 | 2011-05-05 | 日産化学工業株式会社 | 化粧料及び皮膚外用剤、並びに医療用機器 |
EP2664321A2 (en) | 2009-10-26 | 2013-11-20 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Medical instrument |
US8999300B2 (en) | 2009-10-26 | 2015-04-07 | Nissan Chemical Industries Ltd. | Cosmetic, external skin preparation, and medical instrument |
US9561255B2 (en) | 2009-10-26 | 2017-02-07 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Cosmetic, external skin preparation, and medical instrument |
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