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JP2007253716A - バッテリ監視装置 - Google Patents

バッテリ監視装置 Download PDF

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Masashi Yamashita
真史 山下
Shinichiro Takatomi
伸一郎 高冨
Masahito Ishio
雅人 石尾
Shinji Takemoto
真司 竹本
Ichiyo Yamaguchi
一陽 山口
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Abstract

【課題】車両に搭載された電装品による消費電力を考慮し、バッテリの容量不足の警告を正確に行う。
【解決手段】バッテリ監視装置11は、バッテリから放電することが可能な放電可能電気量および車両が使用している車両使用電気量に基づき、残時間算出部43がバッテリが上るまでの残時間を算出するため、電装品による消費電力を考慮した正確な残時間が算出されるので、ユーザ報知制御部44がユーザに対して正しい残時間を報知できるようになり、バッテリの容量不足の警告を正確に行うことができる。これにより、ユーザに対してバッテリが上らないようにする対策を的確に促すことができる。
【選択図】図3

Description

本発明はバッテリ監視装置に関し、特に電装品への電源供給を行うバッテリが搭載された車両にて、バッテリを監視するバッテリ監視装置に関する。
現在の車両には、エンジンの点火や車両に搭載された電装品への電源供給などを行うための電源としてバッテリが搭載されている。
このバッテリの容量が不足すると、エンジンを始動できなくなるなどのトラブルが発生し、ユーザに対する利便性が低下してしまう。
ここで、バッテリが容量不足の場合、ユーザに対してその旨を警告し、トラブルの発生を回避するよう促しているものがある。たとえば、キースイッチオンからイグニッションスイッチオンまでの間にバッテリの電圧を検出することにより、電装品に電源が供給されていない状況におけるバッテリの電圧を検出し、その検出結果に応じてバッテリの容量不足の警告を行う技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2000−190793号公報
しかしながら、電装品に電源が供給されていない状況におけるバッテリの状態に応じ、バッテリの容量不足の警告が行われているので、この警告には、実際に電装品が使用されて電源が供給されている状況における電装品による消費電力のバッテリの状態への影響が考慮されていない。これにより、今後どのくらいバッテリが電装品に対して電源を供給し続けることができるか的確でなく、警告の時期が不正確になってしまうことがあるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、バッテリの容量不足の警告を正確に行うことができるバッテリ監視装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、電装品への電源供給を行うバッテリが搭載された車両にて、前記バッテリを監視するバッテリ監視装置において、アクセサリスイッチの状態、イグニッションスイッチの状態およびエンジンが停止しているか否かを検出することにより、車両の状態を検出する車両状態検出手段と、前記バッテリの電圧および電流を検出して前記バッテリの充電率を算出することにより、前記バッテリの状態を検出するバッテリ状態検出手段と、車両が使用している車両使用電気量を算出する車両使用電気量算出手段と、前記アクセサリスイッチまたは前記イグニッションスイッチがオンであって前記エンジンが停止している場合、前記バッテリの充電率に基づき、前記バッテリから放電することが可能な放電可能電気量を算出し、前記放電可能電気量および前記車両使用電気量に基づき、前記バッテリが上るまでの残時間を算出する残時間算出手段と、前記残時間が所定時間以内の場合、前記残時間がユーザに報知されるよう制御するユーザ報知制御手段と、を備えていることを特徴とするバッテリ監視装置が提供される。
このようなバッテリ監視装置によれば、車両状態検出手段により車両の状態が検出され、バッテリ状態検出手段によりバッテリの充電率が算出され、車両使用電気量算出手段により車両が使用している車両使用電気量が算出され、車両の状態に応じ、残時間算出手段によりバッテリの充電率に基づいてバッテリから放電することが可能な放電可能電気量が算出され、放電可能電気量および車両使用電気量に基づいてバッテリが上るまでの残時間が算出され、その残時間が所定時間以内の場合、ユーザ報知制御手段により残時間がユーザに報知されるよう制御される。
本発明のバッテリ監視装置は、バッテリから放電することが可能な放電可能電気量および車両が使用している車両使用電気量に基づき、残時間算出手段がバッテリが上るまでの残時間を算出するため、電装品による消費電力を考慮した正確な残時間が算出されるので、ユーザ報知制御手段がユーザに対して正しい残時間を報知できるようになり、バッテリの容量不足の警告を正確に行うことができるという利点がある。これにより、ユーザに対してバッテリが上らないようにする対策を的確に促すことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、バッテリを監視するバッテリ監視システムのシステム構成について説明する。
図1はバッテリ監視システムのシステム構成を示すブロック図である。
バッテリ監視システムは、バッテリ10を監視するバッテリ監視装置11を備え、このバッテリ監視装置11には、バッテリ10およびエンジン動作時にバッテリ10を充電することができるオルタネータ12が電源ライン13により直接接続されている。また、この電源ライン13は、アクセサリスイッチ14を介し、電装品15が接続されている。
バッテリ10には、電圧を検出する電圧センサ16および放電電流を検出する電流センサ17が設けられ、これらの電圧センサ16および電流センサ17はバッテリ監視装置11に接続されている。
バッテリ監視装置11は、通信ライン18により電装品15への電源供給を遮断できるアクセサリスイッチ14を制御するよう接続され、通信ライン19により電装品15に接続され、さらに、通信ライン20によりユーザに情報を報知する報知装置21を制御するよう接続されている。
ここで、通信ライン19,20は、個別に接続される専用線または車載LAN(Local Area Network)とすることができる。
また、電装品15は、車両に搭載される電子ユニットであり、たとえば、エンジン制御ECU(Electronic Control Unit)などとすることができ、報知装置21は、たとえば、カーナビゲーション、スピーカなどとすることができる。
このようなバッテリ監視システムによれば、バッテリ10の電圧センサ16および電流センサ17により検出された信号に基づき、バッテリ10の状態および車両が使用している車両使用電気量を求めることになる。これらのバッテリ10の状態および車両使用電気量に基づき、バッテリ監視装置11は、バッテリ10が上るまでの残時間を算出し、その残時間がユーザに報知されるよう報知装置21を制御する。なお、ユーザへの報知方法は、ユーザにより報知装置21を介して指定されるようにすることができる。
次に、バッテリ監視装置11のハードウェア構成について説明する。
図2はバッテリ監視装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
バッテリ監視装置11は、マイクロコンピュータ(マイコン)30を備え、このマイコン30は、バッテリ監視装置11内のバス31に接続されていて、I/F(Interface)32を介して外部の信号ライン18,19,20に接続されている。
マイコン30は、CPU(Central Processing Unit)34を有し、CPU34には、ROM(Read Only Memory)35およびRAM(Random Access Memory)36がマイコン30内のバス37によって相互に接続されている。また、CPU34は、バス37を介してバッテリ監視装置11のバス31に接続されている。
CPU34は、バッテリ監視装置11全体を制御する。RAM36には、CPU34の処理に必要な各種データが格納される。ROM35には、CPU34が実行するOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムなどが格納される。
このアプリケーションプログラムは、バッテリ監視装置11が実行するバッテリ監視処理プログラムのためのプログラムなどを含んでいる。
次に、図2のハードウェア構成で実現されるバッテリ監視装置11の機能構成について説明する。
図3はバッテリ監視装置の機能構成を示すブロック図である。
バッテリ監視装置11は、車両状態検出部40、バッテリ状態検出部41、車両使用電気量算出部42、残時間算出部43、ユーザ報知制御部44、電源供給遮断部45およびエンジン始動制御部46を備えている。
バッテリ状態検出部41は、電圧センサ16および電流センサ17がそれぞれ検出したバッテリ10の電圧および放電電流を取得することにより、バッテリの状態を検出する。車両使用電気量算出部42は、電流センサ17が検出した放電電流に基づき、車両が使用している車両使用電気量を算出する。
車両状態検出部40は、アクセサリスイッチ(ACC)の状態、イグニッションスイッチ(IG)の状態およびエンジンが停止しているか否かを検出することにより、車両の状態を検出する。ACCまたはIGがオンであってエンジンが停止している場合、残時間算出部43は、バッテリ10の充電率に基づき、バッテリ10から放電することが可能な放電可能電気量を算出し、放電可能電気量および車両使用電気量に基づき、バッテリ10が上るまでの残時間を算出する。
この残時間が算出された後、その残時間が所定時間以内の場合、ユーザ報知制御部44は、残時間がユーザに報知されるよう報知装置21を制御する。このように報知された後でも、バッテリ10が上ってしまうような状況では、電源供給遮断部45は、アクセサリスイッチ14をオフにすることにより、電装品15への電源供給を遮断する。または、エンジン始動制御部46は、エンジンを始動させるよう制御する。これにより、バッテリ10が上ることを防止できる。
次に、バッテリ監視装置11によるバッテリ監視処理について説明する。
図4はバッテリ監視処理の前半のフローチャートを示す図、図5はバッテリ監視処理の後半のフローチャートを示す図、図6はバッテリの電圧に対応する充電率の特性を示す図、図7はバッテリの内部抵抗に対応する充電率の補正値を示す図、図8はバッテリの電圧の変化に対応する放電電流の変化を示す図である。図9は放電可能電気量に対応する残時間の特性を示す図であって、(A)は車両で1つの電装品が使用されている場合を示し、(B)は途中から2つの電装品が使用されている場合を示している。図10は使用されている電装品による消費電力の表示例を示す図である。
バッテリ監視装置11は、バッテリ監視処理プログラムにより以下のステップに従って処理を繰り返し実行する。ここでの処理は、バッテリ10から所定の放電があったときに実行される。
[ステップS11]CPU34は、所定のセンサが検出した信号に応じ、ACCまたはIGがオンかオフかを判定する。ACCまたはIGがオンの場合、処理はステップS12に進み、オフの場合、バッテリ監視処理を終了する。
[ステップS12]CPU34は、エンジンを制御しているエンジン制御ECUなどからのエンジン回転信号に応じ、エンジンが停止しているか否かを判定する。エンジンが停止している場合、処理はステップS13に進み、停止していない場合、バッテリ監視処理を終了する。
ここで、ACCまたはIGがオンであって電装品15によりバッテリ10が使用され、エンジンが停止している場合、オルタネータ12がバッテリ10を充電できないにも拘らずバッテリ10が使用されるので、バッテリ10が上ってしまう危険性がある。このため、バッテリ上りを未然に防止するため、バッテリ監視処理を継続する。これに対し、エンジンが動作している場合、オルタネータ12によりバッテリ10への充電を行うことができるので、バッテリ上りは起こりにくくなっている。このため、バッテリ10を監視する必要性は低く、バッテリ監視処理を終了する。
[ステップS13]CPU34は、電圧センサ16が検出したバッテリ10の電圧に応じ、バッテリ10の充電率を取得する。
ここで、バッテリ10は、図6に示したように、電圧と充電率との間に相関関係を有しているので、CPU34は、その相関関係のデータを予め格納しているROM35を参照することにより、バッテリ10の電圧に応じた充電率を取得する。
次いで、バッテリ10は、その内部抵抗が変化すると充電率も変化する特性を有しているので、内部抵抗に応じて充電率を補正する必要がある。このため、CPU34は、図7に示したような特性のデータを予め格納しているROM35を参照することにより、バッテリ10の内部抵抗に応じた充電率の補正値を取得し、バッテリ10の充電率にその補正値を乗算することで、バッテリ10の充電率を補正する。ここで、バッテリ10の内部抵抗が基準となる基準内部抵抗値であった場合、充電率の補正値は“1”となり、充電率を補正する必要がないことになる。
なお、バッテリ10は、その液温度が変化すると充電率も変化する温度特性も有しているので、液温度に応じて充電率を補正するようにしてもよい。
ここで、補正値を取得するためのバッテリ10の内部抵抗は、電圧センサ16および電流センサ17がそれぞれ検出したバッテリ10の電圧および放電電流から算出される。CPU34は、バッテリ10から所定の放電があったときに、図8に示したように、所定周期ごとにバッテリ10の電圧および放電電流を検出し、今回検出した電圧および放電電流と前回検出した電圧および放電電流とから、電圧および放電電流の変化量を算出し、電圧の変化量を放電電流の変化量で除算することにより、今回におけるバッテリ10の内部抵抗を算出する。すなわち、前回のバッテリ10の電圧および放電電流をVn-1およびIn-1とし、今回のバッテリ10の電圧および放電電流をVnおよびInとすると、今回におけるバッテリ10の内部抵抗Rnは、
n=(Vn−Vn-1)/(In−In-1)・・・・・・(1)
により算出される。この今回におけるバッテリ10の内部抵抗Rnは所定周期ごとに順次算出され、それらの合計値が算出され、この合計値をnで除算することにより、最終的なバッテリ10の内部抵抗が算出される。
[ステップS14]CPU34は、バッテリ10の充電率が所定値Vbよりも低いか否かを判定する。バッテリ10の充電率が所定値Vbよりも低い場合、処理はステップS15に進み、所定値Vb以上の場合、ステップS11の処理に戻る。なお、ここではバッテリ10の充電率を用いているが、電圧を用いてもよい。
この所定値Vbは、バッテリ上りの危険性が発生しているときのバッテリ10の充電率であり、バッテリ10の充電率が所定値Vbよりも低い場合、バッテリ10が上ることを防止するためにバッテリ監視処理を継続する。なお、バッテリ10が劣化してきている場合、バッテリ10の充電率は低くなりやすくなっていて、バッテリ10が上りやすくなっているので、よりバッテリ上りを防止できるよう所定値Vbを高めに設定するようにしてもよい。
[ステップS15]CPU34は、バッテリ10から放電することが可能な放電可能電気量を算出する。
この放電可能電気量は、ステップS13の処理で取得された現状のバッテリ10の充電率、バッテリ10が上るときの充電率、および、バッテリ容量から算出される。これらのバッテリ10が上るときの充電率およびバッテリ容量は、予めROM35に格納されている。CPU34は、現状のバッテリ10の充電率からバッテリ10が上るときの充電率を減算し、その減算結果にバッテリ容量を乗算することにより、放電可能電気量を算出する。すなわち、現状のバッテリ10の充電率をPとし、バッテリ10が上るときの充電率をPoとし、バッテリ容量をC(アンペア時間)とすると、放電可能電気量Isum(アンペア時間)は、
Isum=(P−Po)*C・・・・・・・・・・・・(2)
により算出される。
[ステップS16]CPU34は、バッテリ上りまでの残時間Tnを算出する。なお、バッテリ監視処理プログラムは繰り返し実行されていて、その度に放電可能電気量および車両使用電気量は更新されるので、残時間Tnも更新されている。次いで、処理は図5のBに進む。
この残時間Tnは、ステップS15の処理で算出された放電可能電気量、および、車両が1秒当りに使用している車両使用電気量から算出される。この車両使用電気量は、電流センサ17が検出した放電電流の積算値を積算時間(秒)で除算することにより算出される。CPU34は、放電可能電気量を3600で除算して“時間”を“秒”に変換し、その変換結果を車両使用電気量で除算することにより、残時間Tnを算出する。すなわち、放電可能電気量をIsum(アンペア時間)とし、車両使用電気量をIa(アンペア)とすると、残時間Tn(秒)は、
Tn=(Isum/3600)/Ia・・・・・・・・(3)
により算出される。
ここで、図9の(A)に示したように、現在の時間T1から時間T2までの間に1つの電装品15が使用されるとした場合、現在の時間T1までの放電可能電気量の減り具合と現在の時間T1から時間T2までの放電可能電気量の減り具合とは同一である。残時間は、放電可能電気量が0になるときの時間T2から現在の時間T1を減算することにより算出される。
これに対し、図9の(B)に示したように、時間T1までは1つの電装品15が使用され、時間T2の時点で他の電装品15が追加され、時間T1から時間T3までの間に2つの電装品15が使用されるとした場合、時間T1から時間T2までの放電可能電気量の減り具合は時間T1までのときよりも急激になっている。また、時間T1から時間T2までの放電可能電気量の減り具合と時間T2から時間T3までの放電可能電気量の減り具合とは同一である。残時間は、時間T3から現在の時間T2を減算することにより算出される。
このように電装品15が追加されると、その分、車両使用電気量が増加してバッテリ10が消費されやすくなるので、放電可能電気量が減少しやすくなり、残時間が短くなる。なお、これとは反対に、電装品15が削減されると、その分、放電可能電気量が減少しにくくなり、残時間が長くなる。
[ステップS17]CPU34は、残時間Tnが所定時間Ta以内か否かを判定する。残時間Tnが所定時間Ta以内の場合、処理はステップS18に進み、所定時間Taよりも長い場合、ステップS11の処理に戻る。
ここで、ステップS14の処理のときバッテリ10の充電率が所定値Vb以上の場合、および、ステップS17の処理のとき残時間が所定時間Taよりも長い場合、バッテリ10の充電率は十分に高いので、バッテリ上りは起こりにくくなっている。このため、バッテリ10を監視する必要性は低く、ステップS11の処理に戻る。
[ステップS18]CPU34は、ステップS16の処理で算出された残時間が、ユーザに報知されるよう報知装置21を制御する。なお、残時間でなく、放電可能電気量を報知するようにしてもよい。
ここで、図示はしないが、車両に搭載されている各電装品の消費電力を予めROM35が格納するようにし、CPU34は、そのROM35を参照し、通信ライン19を介した電装品15からの信号に基づき、使用されている電装品およびその消費電力を取得する。これらの使用されている電装品およびその消費電力を、図10に示したように、ユーザに報知するようにしてもよい。このとき、たとえば、消費電力が10ワットの電装品Bへの電源供給をユーザが遮断した場合、その分、残時間を長くすることができるようになる。
また、報知装置21は、たとえば、カーナビゲーションやスピーカなどであって、CPU34は、カーナビゲーションにより文字を表示させることやスピーカにより音声やアラームを発声させることなどにより、ユーザに残時間を報知するが、これらの報知方法は、ユーザがカーナビゲーションなどを介して指定することができ、または、事前に設定しておくこともできる。この報知方法として、たとえば、残時間が短くなるに従ってユーザへ注意を喚起する度合いが大きくなるように、報知するときの音声を大きくしていくことができ、また、ユーザに対する報知を文字表示、音声発声およびアラーム発声の順番に切り替えさせることができる。
このようにユーザに報知することにより、ユーザは、バッテリ上りを回避するため、バッテリ上りの対策を行える。たとえば、ユーザは、所定の電装品への電源供給を遮断したりエンジンを始動させたりできる。
[ステップS19]CPU34は、バッテリ10の充電率が所定値Vcよりも低いか否かを判定する。バッテリ10の充電率が所定値Vcよりも低い場合、処理はステップS20に進み、所定値Vc以上の場合、ステップS11の処理に戻る。なお、ここではバッテリ10の充電率を用いているが、電圧を用いてもよい。
この所定値Vcは、スタータモータを駆動できなくなってバッテリ上りになるときのバッテリ10の充電率であり、バッテリ上りの対策がされてバッテリ10の充電率が所定値Vc以上の場合、ステップS11の処理に戻る。
[ステップS20]CPU34は、バッテリ上りを防止するため、電源供給遮断部45がアクセサリスイッチ14をオフにすることにより、電装品15への電源供給を遮断する。または、エンジン始動制御部46がエンジンを始動させるよう制御することにより、オルタネータ12によるバッテリ10への充電を行わせる。
以上の処理により、バッテリ10の充電率が所定値よりも低くてバッテリ上りの危険性が発生している場合、バッテリ10から放電することが可能な放電可能電気量および車両が使用している車両使用電気量に基づいてバッテリ上りまでの残時間が算出され、その残時間が所定時間以内であってもうすぐバッテリ10が上ってしまうという場合、その旨がユーザに報知される。このような報告の後でも、バッテリ上りの危険性が回避されない場合、電装品15への電源供給の遮断またはエンジン始動が行われる。
バッテリ監視システムのシステム構成を示すブロック図である。 バッテリ監視装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 バッテリ監視装置の機能構成を示すブロック図である。 バッテリ監視処理の前半のフローチャートを示す図である。 バッテリ監視処理の後半のフローチャートを示す図である。 バッテリの電圧に対応する充電率の特性を示す図である。 バッテリの内部抵抗に対応する充電率の補正値を示す図である。 バッテリの電圧の変化に対応する放電電流の変化を示す図である。 放電可能電気量に対応する残時間の特性を示す図であって、(A)は車両で1つの電装品が使用されている場合を示し、(B)は途中から2つの電装品が使用されている場合を示している。 使用されている電装品による消費電力の表示例を示す図である。
符号の説明
11 バッテリ監視装置
40 車両状態検出部
41 バッテリ状態検出部
42 車両使用電気量算出部
43 残時間算出部
44 ユーザ報知制御部
45 電源供給遮断部
46 エンジン始動制御部

Claims (3)

  1. 電装品への電源供給を行うバッテリが搭載された車両にて、前記バッテリを監視するバッテリ監視装置において、
    アクセサリスイッチの状態、イグニッションスイッチの状態およびエンジンが停止しているか否かを検出することにより、車両の状態を検出する車両状態検出手段と、
    前記バッテリの電圧および電流を検出して前記バッテリの充電率を算出することにより、前記バッテリの状態を検出するバッテリ状態検出手段と、
    車両が使用している車両使用電気量を算出する車両使用電気量算出手段と、
    前記アクセサリスイッチまたは前記イグニッションスイッチがオンであって前記エンジンが停止している場合、前記バッテリの充電率に基づき、前記バッテリから放電することが可能な放電可能電気量を算出し、前記放電可能電気量および前記車両使用電気量に基づき、前記バッテリが上るまでの残時間を算出する残時間算出手段と、
    前記残時間が所定時間以内の場合、前記残時間がユーザに報知されるよう制御するユーザ報知制御手段と、
    を備えていることを特徴とするバッテリ監視装置。
  2. 前記残時間算出手段は、前記バッテリの充電率、前記バッテリが上るときの充電率およびバッテリ容量に基づき、前記放電可能電気量を算出することを特徴とする請求項1記載のバッテリ監視装置。
  3. 前記ユーザ報知制御手段により報知された後に、前記バッテリの充電率または電圧が前記バッテリが上るときの充電率または電圧になった場合、前記電装品への電源供給を遮断する電源供給遮断手段、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のバッテリ監視装置。
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