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JP2007250724A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法と書き込み方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法と書き込み方法 Download PDF

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JP2007250724A JP2006070517A JP2006070517A JP2007250724A JP 2007250724 A JP2007250724 A JP 2007250724A JP 2006070517 A JP2006070517 A JP 2006070517A JP 2006070517 A JP2006070517 A JP 2006070517A JP 2007250724 A JP2007250724 A JP 2007250724A
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Abstract

【課題】多値情報を記憶できる不揮発性半導体記憶装置では、消費電力が低くできないという課題があった。
【解決手段】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、チャネル領域の電流が流れる向きと直交する方向にトンネル酸化膜の膜厚が厚い部分と薄い部分とからなる段差部を有する。このような構成によって、FN書き込みであっても、トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分と平面的に重なるメモリ窒化膜にだけ電荷が書き込まれた状態、メモリ窒化膜の全面に電荷が書き込まれた状態、書き込みとは逆極性の電荷がメモリ窒化膜の全面に蓄えられた状態、以上の3つの状態でのしきい値に対応させた3値の情報を記憶することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の絶縁膜からなる積層膜に電荷を蓄えて情報を記憶する不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
半導体基板とゲート電極との間に設けた積層膜に電荷を蓄えることで情報を記憶する不揮発性半導体記憶装置には、大別して積層膜の種類が異なる2つの構造がある。1つは、積層膜の一部に導電膜を用い、この導電膜に電荷を蓄えるFG(Floating Gate:フローティングゲート)型であり、もう1つは、積層膜の一部に絶縁膜を用い、この絶縁膜に電荷を蓄えるMNOS(Metal−Nitride−Oxide−Silicon)型やMONOS(Metal−Oxide−Nitride−Oxide−Silicon)型である。
FG型は、電荷を蓄える導電膜を絶縁体である酸化膜で囲って電気的に絶縁した構造である。MNOS型やMONOS型は、異なる種類の絶縁膜である窒化膜と酸化膜とを積層した構造である。
半導体基板から電荷を引き抜き積層膜に蓄えるには、FN(Fowler Nordheim)書き込みと呼ばれる絶縁膜内での電荷のトンネル現象を利用する方法と、CHE(Channel Hot Electron)注入と呼ばれる最下層の絶縁膜の絶縁障壁を乗り越えられる程度にまで電荷をエネルギー的に励起する方法とがある。
積層膜に導電膜を用いる不揮発性半導体記憶装置では、注入した電荷は導電膜に一様に分布する。MONOS型などの積層膜に絶縁膜を用いる不揮発性半導体記憶装置では、電荷は注入した絶縁膜の近傍にしか留まっていない。これが積層膜に用いる膜質の違いである。
積層膜に導電膜を用いると注入された電荷はすぐさま一様に分布するために、むらのない安定した書き込みや消去を行うことができる。一方、近年、積層膜に絶縁膜を用い、電荷が注入した場所に留まり、さほど移動しないという性質を利用して、絶縁膜の所定の部分に選択的に電荷を注入させることにより、多値情報を書き込む技術が知られており、多くの提案をみるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示した従来技術を説明する。図13は、MONOS型の不揮発性半導体記憶装置の構造を説明する簡略図であり、説明しやすいように特許文献1に示した従来技術の主旨を逸脱しないように書き直した図である。
図13において、100はMONOS型の不揮発性半導体記憶装置、11はp型の半導体基板、12はn型のソース領域、13はn型のドレイン領域、14は3層の絶縁膜からなるゲート絶縁膜、15はゲート電極、130はp型の高濃度領域、141はトンネル酸化膜、142はメモリ窒化膜、143はトップ酸化膜である。
ソース領域12とドレイン領域13との間のチャネル領域の上部にゲート絶縁膜14を設けている。
ゲート絶縁膜14は、最も半導体基板11に近いトンネル酸化膜141と中間層の窒化シリコン膜であるメモリ窒化膜142と最上層に設けるトップ酸化膜143とを有している。ゲート絶縁膜14の上部にゲート電極15を設けている。
さらに、チャネル領域の端のドレイン領域13と接する部分に高濃度領域130を設け
ている。
情報の書き込み時には、ソース領域12の電位を基準としてドレイン領域13に正電圧である書き込みドレイン電圧を印加し、ゲート電極15に正電圧である書き込みゲート電圧を印加する。
これにより、p型の半導体基板11にとっての少数キャリアである負の電荷が、電位の基準としたソース領域12からドレイン領域13へ向かってチャネル領域内を流れる。
負の電荷は、チャネル領域内でチャネル方向の電界によって加速される。
加速された負の電荷は、チャネル領域のドレイン領域13の端付近で高エネルギーを得て、複数の絶縁膜の電位障壁を乗り越えてゲート絶縁膜14に注入される。
このとき、高濃度領域130の存在により、チャネル方向の電界の集中性がチャネル領域のドレイン領域13の端付近で高くなり、より多くの負の電荷がゲート絶縁膜14に効率良く注入される。
情報の読み出し時には、ドレイン領域13の電位を基準としてソース領域12に正電圧である読み出しソース電圧を印加し、ゲート電極15に正電圧である読み出しゲート電圧を印加する。
書き込み時と同様に、このときも高濃度領域130の存在により、チャネル方向の電界の集中性が一部で高まる。
しかし、電界の集中性が高まる領域は、読み出し時に電荷が供給されるドレイン領域13の近くの領域である。そのため、電荷がこの領域を通過する時には、複数の絶縁膜の電位障壁を乗り越える程のエネルギーはまだ得られておらず、誤書き込みが防止される。
情報の消去時には、半導体基板11の電位を基準としてドレイン領域13に正電圧である消去ドレイン電圧を印加し、ゲート電極15に負電圧である消去ゲート電圧を印加する。
これにより、書き込まれた電荷と逆極性の正の電荷がドレイン領域13からゲート絶縁膜14内に供給され、極性の異なる電荷同士が結合し中和されるため、情報が消去される。
特許文献1に示した従来技術は、高濃度領域130を設けたことにより、ゲート絶縁膜14の端に局所的に効率良く電荷が蓄えられるという特徴を有する。また、この技術によりゲート絶縁膜14の両端の各々に電荷を出し入れすることが可能となり、1つの不揮発性半導体記憶装置に多値情報を書き込むことが可能となる。
特開2004−214365号公報(第5−7項、第1図)
MNOS型やMONOS型の不揮発性半導体記憶装置において、チャネル領域上のゲート絶縁膜のソース領域側もしくはドレイン領域側に偏って電荷が蓄えられている状況では、読み出し時にソース領域側からドレイン領域側に電流を流す場合と、ドレイン領域側からソース領域側に電流を流す場合とで、読み出される不揮発性半導体記憶装置のしきい値も異なることが知られている。
特許文献1に示した従来技術は、このことを利用した技術であるため、複数の電流経路を設ける必要がある。そして、読み出し時には書き込まれた情報に応じて電流経路を切り替える必要があり、読み出し回路も読み出し方法も複雑になるという問題がある。
また、情報の書き込み時などのゲート絶縁膜に電荷を蓄えるときには、一般にFN書き込みとCHE注入とでは、CHE注入の方が大きな消費電力を必要とする。これは、CHE注入がソース領域とドレイン領域との間に電流を流さなければならないためであって、その電流値は、ゲート絶縁膜を構成する最下層の絶縁膜の絶縁障壁を乗り越えられる程度にまで電荷をエネルギー的に励起する必要があるから、かなり大きな電流値となる。
特許文献1に示した従来技術は、情報の書き込み時にこのCHE注入を行うため、ソース領域12からドレイン領域13へと電流を流す必要がある。
近年の半導体装置には、微細化と共に低消費電力化も要求されている。特許文献1に示した従来技術は、そもそもCHE注入を行っているからその要求には対応できないという問題がある。
本発明の目的は、上記問題を鑑みてなされたものであって、消費電力を低くすることができる多値情報が記憶可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を採用する。
半導体基板にソース領域とドレイン領域とを離間して設けるととともにこれらの領域の間にチャネル領域を設け、
チャネル領域の上部に、半導体基板側からトンネル酸化膜,メモリ窒化膜,トップ酸化膜の順に積層する構造のゲート絶縁膜を有するとともにその上部にゲート電極を有する不揮発性半導体記憶装置において、
トンネル酸化膜は、チャネル領域の電流が流れる向きと直交する方向にトンネル酸化膜の膜厚が厚い部分と薄い部分とからなる段差部を有することを特徴とする。
半導体基板のソース領域とドレイン領域とチャネル領域とを設けていない表面に素子分離酸化膜を設け、
トンネル酸化膜は、素子分離酸化膜のチャネル領域側の端部であるバーズビークと接してなり、
段差部は、バーズビークの膜厚とトンネル酸化膜の膜厚との違いで形成していることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するために、本発明は以下のような製造方法を採用する。
半導体基板上にダミー酸化膜を形成するダミー酸化膜形成工程と、
ダミー酸化膜の所定の部分を除去し半導体基板を露出する除去工程と、
半導体基板の表面とダミー酸化膜の表面とを酸化し、半導体基板上に膜厚の薄い部分と膜厚の厚い部分とからなるトンネル酸化膜を形成するトンネル酸化膜形成工程と、
トンネル酸化膜の上にメモリ窒化膜を形成する窒化膜形成工程と、
メモリ窒化膜の上にトップ酸化膜を形成するトップ酸化膜形成工程と、
トンネル酸化膜とメモリ窒化膜とトップ酸化膜との所定の部分を残し、その他の部分を除去するゲート絶縁膜形成工程と、
ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
半導体基板上に素子分離酸化膜および素子分離酸化膜のチャネル領域側端部にバーズビークを所定の膜厚で形成する素子分離酸化膜形成工程と、
チャネル領域の表面と素子分離酸化膜の表面とを酸化して、バーズビークの膜厚とは異なる膜厚のトンネル酸化膜を形成するとともにトンネル酸化膜とバーズビークとで段差部を形成するトンネル酸化膜形成工程と、
トンネル酸化膜の上にメモリ窒化膜を形成する窒化膜形成工程と、
メモリ窒化膜の上にトップ酸化膜を形成するトップ酸化膜形成工程と、
トンネル酸化膜とメモリ窒化膜とトップ酸化膜との所定の部分を残し、その他の部分を除去するゲート絶縁膜形成工程と、
ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するために、本発明は以下のような書き込み方法を採用する。
上記の不揮発性半導体記憶装置にデータを書き込む方法であって、
書き込む情報に応じて、トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分はトンネリング可能であるとともにトンネル酸化膜の膜厚の厚い部分はトンネリング不可能な第1の書込電圧と、トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分も膜厚の厚い部分もトンネリング可能な第2の書込電圧とを切り替えてゲート電極へ印加することを特徴とする。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、MONOS型の不揮発性半導体記憶装置であり、半導体基板のチャネル領域上部に半導体基板側からトンネル酸化膜,メモリ窒化膜,トップ酸化膜の順に積層する構造のゲート絶縁膜を有している。
ゲート絶縁膜の最下層のトンネル酸化膜は、チャネル領域の電流が流れる向きと直交する方向にトンネル酸化膜の膜厚が厚い部分と薄い部分とからなる段差部を有している。
また、書き込む情報に応じて、トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分はトンネリング可能であるとともにトンネル酸化膜の膜厚の厚い部分はトンネリング不可能な第1の書込電圧と、トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分も膜厚の厚い部分もトンネリング可能な第2の書込電圧とを切り替えてゲート電極へ印加する。
上記のような構成および書き込み方法とすることによって、トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分と平面的に重なるメモリ窒化膜と、トンネル酸化膜の膜厚の厚い部分と平面的に重なるメモリ窒化膜とでは、電荷の蓄積状態が変わる。
よって、トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分と平面的に重なるメモリ窒化膜にだけ電荷が書き込まれた状態、メモリ窒化膜の全面に電荷が書き込まれた状態、書き込みとは逆極性の電荷がメモリ窒化膜の全面に蓄えられた状態、以上の3つの状態でのしきい値に対応させた3値の情報を記憶することが可能となる。
また、上記の3つの状態の全てにおいて、FN書き込みによって情報を書き込んでいるため、メモリ窒化膜中に蓄えられた電荷の分布は、チャネル領域の電流が流れる向きと平行な方向に一様である。そのため、読み出し時の電流の流れる向きによってしきい値が変わることもなく、1つの電流経路で多値情報を読み出すことが可能である。
このように、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、チャネル領域の電流が流れる向きと直交する方向のトンネル酸化膜に段差部を設け、膜厚の異なる部分を設けたことにより、FN書き込みを用いても多値情報を記憶することが可能となった。
さらに、CHE注入が必要な不揮発性半導体記憶装置とは異なり、書き込み時に電流を流す必要がないため、その消費電力が低く、また、情報の読み出しのために複数の電流経路を設ける必要がないため、配線本数が減り回路がシンプルになるという優れた利点を有する。
[実施の形態1の構造説明:図1、図2]
図1は、本発明の実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の構造を説明する平面図である。図2は、図1の切断線A−A´間の断面構造を説明する断面図である。図1において
、図を見やすくするためにゲート電極は省略している。
図1および図2において、10はMONOS型の不揮発性半導体記憶装置、11はp型の半導体基板、12はn型のソース領域、13はn型のドレイン領域、14は3層の絶縁膜からなるゲート絶縁膜、15はゲート電極、16は素子分離酸化膜であるフィールド酸化膜である。20は段差部である。141はトンネル酸化膜、142はメモリ窒化膜、143はトップ酸化膜である。150はチャネル領域である。
ソース領域12およびドレイン領域13は、半導体基板11の表層部に所定の間隔をあけて形成している。半導体基板11上には、ソース領域12とドレイン領域13とを橋渡しする領域であるチャネル領域150の上部にゲート絶縁膜14を設けている。ゲート絶縁膜14上にはゲート電極15を設けている。
フィールド酸化膜16は、ソース領域12とドレイン領域13とチャネル領域150とを設けていない半導体基板11上に設けている。
ゲート絶縁膜14は、最も半導体基板11に近いトンネル酸化膜141と中間層の窒化シリコン膜であるメモリ窒化膜142と最上層に設けるトップ酸化膜143とを有している。
トンネル酸化膜141は、チャネル領域の電流が流れる向きと直交する方向に、膜厚が厚い部分と薄い部分とからなる段差部20を有する。
図2に示す例では、段差部20を角部分を指し示すようにしているが、段差部20は、トンネル酸化膜141に形成される段差そのものを示すものである。
[実施の形態1の動作説明:図1、図2]
次に、本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の動作を引き続き図1および図2を用いて説明する。
本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置に情報を書き込む方法は、書き込む情報に応じて、負の電荷がトンネル酸化膜141の膜厚の薄い部分はトンネリング可能であるとともに膜厚の厚い部分はトンネリング不可能な第1の書込電圧VW1と、負の電荷がトンネル酸化膜の膜厚の薄い部分も膜厚の厚い部分もトンネリング可能な第2の書込電圧VW2と、正の電荷がトンネル酸化膜の膜厚の薄い部分も膜厚の厚い部分もトンネリング可能な消去電圧VEとを切り替えてゲート電極15へ印加する。
第1の書込電圧VW1,第2の書込電圧VW2,消去電圧VEは、知られている電圧発生手段を用いることができるため、その説明は省略する。
ここで、不揮発性半導体記憶装置のメモリ窒化膜142に正の電荷が一様に蓄えられている時のしきい値をVT1、正の電荷も負の電荷も蓄えられていない時のしきい値をVT2、負の電荷が一様に蓄えられている時のしきい値をVT3とする。
第1の状態として、半導体基板11の電位を基準としてゲート電極15に消去電圧VEを印加すると、正の電荷がトンネル酸化膜141をトンネリングしてメモリ窒化膜142に蓄積され、しきい値はVT1となる。
第2の状態として、半導体基板11の電位を基準としてゲート電極15に第1の書込電圧VW1を印加すると、トンネル酸化膜141の膜厚の薄い部分と平面的に重なるメモリ窒化膜142には負の電荷が蓄えられ、トンネル酸化膜141の膜厚の厚い部分と平面的に重なるメモリ窒化膜142には負の電荷も正の電荷も蓄えられない状態となる。
図2に示す例は、第2の状態での電荷の蓄積の状態を表している。
第2の状態は、しきい値がVT3の不揮発性半導体記憶装置としきい値がVT2の不揮発性半導体記憶装置とが、電気的に並列に接続されている状態と同様の電気特性を示す。つまり、VT2以上の読み出し電圧をゲート電極15に印加すれば、トンネル酸化膜141の膜厚が厚い部分と平面的に重なる半導体基板11の表面にはチャネルが形成され、ソース領域12からドレイン領域13へと電流が流れる。
よって、第2の状態での不揮発性半導体記憶装置10のしきい値はVT2であると言える。
第3の状態として、半導体基板11の電位を基準としてゲート電極15に第2の書込電圧VW2を印加すると、負の電荷がトンネル酸化膜141をトンネリングしてメモリ窒化膜142の全面に蓄積され、しきい値はVT3となる。
以上、第1,第2,第3の状態にそれぞれ情報を対応させることで、本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置には3値の情報を記憶させることが可能となる。
[第2の実施の形態の構造説明:図3]
次に、本発明の第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の構造を説明する。図3はその断面図である。第2の実施の形態の平面構造は、既に説明した第1の実施の形態1と同様であるのでその説明は省略する。
図3において、10はMONOS型の不揮発性半導体記憶装置、11はp型の半導体基板、14は3層の絶縁膜からなるゲート絶縁膜、15はゲート電極、16はフィールド酸化膜である。16aはフィールド酸化膜16の端部であるバーズビークである。20は段差部である。141はトンネル酸化膜、142はメモリ窒化膜、143はトップ酸化膜である。
第2の実施の形態の構造が第1の実施の形態の構造と異なる点は、ゲート絶縁膜14の構成である。
第1の実施の形態では、トンネル酸化膜141は、膜厚の厚い部分と膜厚の薄い部分とを有し、メモリ窒化膜142とトップ酸化膜143とは、トンネル酸化膜141と平面的に重なる領域に設ける構成であった。
一方、第2の実施の形態では、トンネル酸化膜141は、膜厚の薄い部分だけで構成し、メモリ窒化膜142とトップ酸化膜143とは、トンネル酸化膜141と平面的に重なる領域だけでなく、フィールド酸化膜16の端部であるバーズビーク16aとトンネル酸化膜141とが接する部分にも重なっている。つまり、バーズビーク16aがトンネル酸化膜141と接し、同じ酸化膜として連続した形状を有しており、このバーズビーク16aとトンネル酸化膜141とで段差部20を構成している。したがって、図3に示す例では、段差部20は2箇所ある。
このような構成では、バーズビーク16aもゲート絶縁膜の一部として機能することが可能であり、第1の実施の形態でトンネル酸化膜141の一部に膜厚の厚い部分を設けたことと同じ効果が得られるのである。
第2の実施の形態の動作は、既に説明した第1の実施の形態の動作と同様であるのでその説明は省略する。
[第1の実施の形態の製造方法の説明:図4〜図9]
次に、本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について図4から図9を参照しながら説明する。既に説明した同様の構成には同様の番号を付与している
のでその説明は省略する。なお、図4から図9に示す構成の向きは、図2に示す構成の向きと同様な向きである。
まず、図4に示すように、知られているLOCOS分離法を用いて、半導体基板11上に素子分離酸化膜であるフィールド酸化膜16を形成し、次いで、半導体基板11の表面にダミー酸化膜形成工程を用いてダミー酸化膜140を形成する。ここで、ダミー酸化膜形成工程は、例えば、酸素(O)と窒素(N)とを混合した雰囲気中の熱酸化工程である。
次に、図5を用いて除去工程を説明する。
まず、フィールド酸化膜16とダミー酸化膜140との上にフォトレジスト30を知られているフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。
ここでフォトレジスト30を形成する領域は、完成した本発明の不揮発性半導体記憶装置でトンネル酸化膜141の膜厚が薄くなる部分を除く領域である。
次に、フォトレジスト30をマスクとして、ダミー酸化膜140をドライエッチング技術を使って除去し、半導体基板11の表面を露出させる。
その後にフォトレジスト30をウェットエッチング技術を使って除去する。
次に、図6を用いてトンネル酸化膜形成工程を説明する。
まず、半導体基板11とダミー酸化膜140とフィールド酸化膜16との表面を、例えば、酸素(O)と窒素(N)とを混合した雰囲気中で熱酸化する。
この熱酸化工程によって、フィールド酸化膜16が形成された領域以外の部分に酸化膜が形成されるので、チャネル領域150には新たに形成された酸化膜とダミー酸化膜140とが切れ目なく形成してなるトンネル酸化膜141が形成される。トンネル酸化膜141は、ダミー酸化膜140が形成されていた部分だけが膜厚が厚くなっており、これにより段差部20が形成される。
次に、図7を用いて窒化膜形成工程とトップ酸化膜形成工程とを説明する。
まず、トンネル酸化膜141とフィールド酸化膜16との表面に窒化膜形成工程を用いてメモリ窒化膜142を形成する。この工程では、例えば、反応ガスにジクロルシラン(SiHCl)とアンモニア(NH)とを用いたCVD法により形成する。
次に、トップ酸化膜形成工程により、メモリ窒化膜142の表面にトップ酸化膜143を形成する。この工程では、例えば、酸化拡散炉を用いた水蒸気雰囲気中の熱酸化により形成する。
次に、図8を用いてゲート絶縁膜形成工程を説明する。
まず、図8に示すように、トップ酸化膜143の上にフォトレジスト31を知られているフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。
トップ酸化膜143の上に形成したフォトレジスト31をマスクとして、トップ酸化膜143とメモリ窒化膜142とトンネル酸化膜141とをドライエッチング技術を使って除去する。この工程によって、チャネル領域150の上部にのみゲート絶縁膜14が形成される。
後に、フォトレジスト31をウェットエッチング技術を使って除去する。
次に、図9を用いてゲート電極を形成する工程を説明する。
まず、図示はしないが、CVD法を用いてゲート電極15を形成するためのポリシリコン膜を半導体基板11の上部全面に成膜する。この工程は、例えば、反応ガスにモノシラン(SiH)を用いる。
その後、図9に示すように、ゲート電極15を形成したい部分にフォトレジスト32を知られているフォトリソグラフィ技術を用いて形成し、これをマスクとしてポリシリコン
膜をドライエッチング技術を使って除去する。
後に、フォトレジスト32をウェットエッチング技術を使って除去する。
これによって、ゲート絶縁膜14の上にゲート電極15が完成する。
次いで、知られているイオン注入法によりソース領域12およびドレイン領域13を形成することで、本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の根幹を成す構造が完成する。この後、公知の技術を用いて、図示しない層間絶縁膜や種々の配線等を形成し、本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置を有する半導体装置が完成する。
[第2の実施の形態の製造方法の説明:図10〜図12]
次に、本発明の第2の実施の形態の製造方法について図10から図12を参照しながら説明する。既に説明した本発明の第1の実施の形態の製造方法と同様の工程についてはその説明は省略する。
まず、図10を用いて素子分離酸化膜形成工程を説明する。
図10に示すように、知られているLOCOS分離法を用いて、半導体基板11上に素子分離酸化膜であるフィールド酸化膜16を形成する。この際、フィールド酸化膜16の端部には、フィールド酸化膜16の他の領域と比べて膜厚の薄いバーズビーク16aを形成する。
このバーズビーク16aの形成は、フィールド酸化膜16の形成条件を選択することにより、その形状、特にその膜厚を自由に形成することができる。
次に、図11を用いてトンネル酸化膜形成工程を説明する。
まず、半導体基板11とフィールド酸化膜16との表面を、例えば、酸素(O)と窒素(N)とを混合した雰囲気中で熱酸化する。
この熱酸化工程によって、フィールド酸化膜16が形成された領域以外の部分にトンネル酸化膜141が形成される。トンネル酸化膜141はバーズビーク16aと接し、同じ酸化膜として連続した形状を有することになる。これにより段差部20が形成される。
次に、図12を用いてゲート絶縁膜形成工程を説明する。
まず、図12に示すように、本発明の第1の実施の形態の製造方法と同様にトンネル酸化膜141とフィールド酸化膜16との表面にメモリ窒化膜142およびトップ酸化膜143を形成する。
次に、トップ酸化膜143の上にフォトレジスト33を知られているフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。この際、フォトレジスト33は、チャネル領域150の上部のトンネル酸化膜141と平面的に重なる領域だけでなく、チャネル領域150の上部のバーズビーク16aと平面的に重なる領域にも形成する。つまり、フォトレジスト33は、バーズビーク16aの上部も覆っている。
このようにしてトップ酸化膜143の上に形成したフォトレジスト33をマスクとして、トップ酸化膜143とメモリ窒化膜142とトンネル酸化膜141とをドライエッチング技術を使って除去する。この工程によって、トップ酸化膜143とメモリ窒化膜142とトンネル酸化膜141とバーズビーク16aとにより構成するゲート絶縁膜を形成する。
後に、フォトレジスト33をウェットエッチング技術を使って除去する。
次いで、本発明の第1の実施の形態の製造方法と同様にゲート電極15を形成し、知られているイオン注入法によりソース領域12およびドレイン領域13を形成することで、本発明の第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の根幹を成す構造が完成する。この後、公知の技術を用いて、図示しない層間絶縁膜や種々の配線等を形成し、本発明の第2
の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置を有する半導体装置が完成する。
本発明の第2の実施の形態の製造方法が本発明の第1の実施の形態の製造方法と異なる点は、ダミー酸化膜140の形成工程とダミー酸化膜140の一部の除去工程が無いことである。これは、段差部20をバーズビーク16aの膜厚とトンネル酸化膜141の膜厚との違いで形成しているためである。
以上説明した本発明の第2の実施の形態の製造方法では、トンネル酸化膜141は、バーズビーク16aより薄い膜厚で形成する例を示したが、これに限定されない。トンネル酸化膜141の膜厚は、バーズビーク16aの膜厚より厚くして形成してもよい。大切なことは、トンネル酸化膜141とバーズビーク16aとの膜厚が異なっているということであって、それにより段差部20が形成されるのである。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、消費電力が低く、多値情報を記憶可能であることから、低消費電力化を求められる携帯電子機器用や高い集積度を求められるコンピュータ装置用として好適である。
本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の基本構造を説明する平面図である。 本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の基本構造を説明する断面図である。 本発明の第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の基本構造を説明する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のフィールド酸化膜およびダミー酸化膜の製造工程を説明する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のダミー酸化膜の形成を説明する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のトンネル酸化膜の形成を説明する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のメモリ窒化膜およびトップ酸化膜の形成を説明する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜の形成を説明する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のゲート電極の形成を説明する断面図である。 本発明の第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のフィールド酸化膜およびバーズビークの形成を説明する断面図である。 本発明の第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のトンネル酸化膜の形成を説明する断面図である。 本発明の第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置のゲート絶縁膜の形成を説明する断面図である。 従来技術の不揮発性半導体記憶装置を説明する断面図である。
符号の説明
10 不揮発性半導体記憶装置
11 半導体基板
12 ソース領域
13 ドレイン領域
14 ゲート絶縁膜
15 ゲート電極
16 フィールド酸化膜
16a バーズビーク
20 段差部
30〜33 フォトレジスト
100 不揮発性半導体記憶装置
130 高濃度領域
140 ダミー酸化膜
141 トンネル酸化膜
142 メモリ窒化膜
143 トップ酸化膜
150 チャネル領域

Claims (5)

  1. 半導体基板にソース領域とドレイン領域とを離間して設けるととともにこれらの領域の間にチャネル領域を設け、
    前記チャネル領域の上部に、前記半導体基板側からトンネル酸化膜,メモリ窒化膜,トップ酸化膜の順に積層する構造のゲート絶縁膜を有するとともにその上部にゲート電極を有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記トンネル酸化膜は、前記チャネル領域の電流が流れる向きと直交する方向に前記トンネル酸化膜の膜厚が厚い部分と薄い部分とからなる段差部を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記半導体基板の前記ソース領域と前記ドレイン領域と前記チャネル領域とを設けていない表面に素子分離酸化膜を設け、
    前記トンネル酸化膜は、前記素子分離酸化膜の前記チャネル領域側の端部であるバーズビークと接してなり、
    前記段差部は、前記バーズビークの膜厚と前記トンネル酸化膜の膜厚との違いで形成していることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 半導体基板上にダミー酸化膜を形成するダミー酸化膜形成工程と、
    前記ダミー酸化膜の所定の部分を除去し前記半導体基板を露出する除去工程と、
    前記半導体基板の表面と前記ダミー酸化膜の表面とを酸化し、前記半導体基板上に膜厚の薄い部分と膜厚の厚い部分とからなるトンネル酸化膜を形成するトンネル酸化膜形成工程と、
    前記トンネル酸化膜の上にメモリ窒化膜を形成する窒化膜形成工程と、
    前記メモリ窒化膜の上にトップ酸化膜を形成するトップ酸化膜形成工程と、
    前記トンネル酸化膜と前記メモリ窒化膜と前記トップ酸化膜との所定の部分を残し、その他の部分を除去するゲート絶縁膜形成工程と、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 半導体基板上に素子分離酸化膜および該素子分離酸化膜のチャネル領域側端部にバーズビークを所定の膜厚で形成する素子分離酸化膜形成工程と、
    前記チャネル領域の表面と前記素子分離酸化膜の表面とを酸化して、前記バーズビークの膜厚とは異なる膜厚のトンネル酸化膜を形成するとともに該トンネル酸化膜と前記バーズビークとで段差部を形成するトンネル酸化膜形成工程と、
    前記トンネル酸化膜の上にメモリ窒化膜を形成する窒化膜形成工程と、
    前記メモリ窒化膜の上にトップ酸化膜を形成するトップ酸化膜形成工程と、
    前記トンネル酸化膜と前記メモリ窒化膜と前記トップ酸化膜との所定の部分を残し、その他の部分を除去するゲート絶縁膜形成工程と、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置にデータを書き込む方法であって、
    書き込む情報に応じて、前記トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分はトンネリング可能であるとともに前記トンネル酸化膜の膜厚の厚い部分はトンネリング不可能な第1の書込電圧と、前記トンネル酸化膜の膜厚の薄い部分も膜厚の厚い部分もトンネリング可能な第2の書込電圧とを切り替えて前記ゲート電極へ印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
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