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JP2007247406A - ファンブレードの保持構造 - Google Patents

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JP2007247406A
JP2007247406A JP2006067620A JP2006067620A JP2007247406A JP 2007247406 A JP2007247406 A JP 2007247406A JP 2006067620 A JP2006067620 A JP 2006067620A JP 2006067620 A JP2006067620 A JP 2006067620A JP 2007247406 A JP2007247406 A JP 2007247406A
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尚志 岡
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Abstract

【課題】ファンブレードの破断時において、軸方向前向きの荷重が作用した場合でも、ファンブレードがディスクから脱落するのを確実に防止することができ、応力の予測精度が高く設計が容易であり、締結用のボルトを軽く小さく、少ない本数で、部品点数を少なく、重量軽減とコスト低減を図るファンブレードの保持構造を提供する。
【解決手段】ディスク10が、周方向に一定の角度を隔てかつ軸方向に延びる複数のダブテール溝12を有し、ファンブレード20が、ダブテール溝に軸方向に嵌まり回転時の遠心力をディスクに伝達可能なダブテール部22を有する。ディスクは、さらにダブテール溝より前方に位置し半径方向外方に延びるフランジ部14を有する。また、ダブテール部の前面22aとフランジ部の背面16aとの間に嵌まり、ファンブレードに作用する軸方向前向きの荷重をフランジ部の背面を介してディスクに伝達するリング状のリテイナ部材30を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファンブレードの破断時において、軸方向前向きの荷重が作用した場合でも、ファンブレードがディスクから脱落するのを防止するファンブレードの保持構造に関する。
図4は、航空機用のターボファンエンジン110の模式図である。このエンジン110は、中心軸116に対し同心に配置されたコアエンジン114で駆動されるファン組立体112を有している。エンジン110の運転中に、ファン組立体112により外気118が吸い込まれ、これにより航空機を飛行させるスラスト力を発生するようになっている。
上述したエンジン110を有する航空機が離陸又は着陸する時に、例えば比較的大きな鳥120がファン組立体112に吸い込まれることがある。この場合、鳥120はロータディスク124から半径方向外方に延びるファンブレード122に衝撃を与え、その一部が破損して飛散することがある。また、鳥に限らず前方から吸い込まれた異物による部品の損傷や、想定外の過大荷重などに起因してファンブレード122又はその一部が破損して飛散することがある。以下、このような現象をFBO(Fan Blade Off)と呼ぶ。
FBO時において、ファンブレード122の一部が飛散し隣接する別のファンブレード122に衝突し、そのファンブレード122に軸方向前向き(上流向き)の衝撃力を与えることがある。
ファンブレード122に作用するこのような軸方向前向きの衝撃力は、ファンブレード122をロータディスク124から抜く方向に作用するため、ファン組立体112はこのような衝撃力を受けてもファンブレード122をロータディスク124に保持できる構造を備える必要がある。
このような要望を満たすファンブレードリテイナ(Fan blade retainer)として、特許文献1が既に提案されている。
特許文献1において、ファンブレード122をロータディスク124に保持する保持組立体126が開示されている。この保持組立体126は、図5に示すように、ディスク124、第1ブレードリテイナ138及び第2ブレードリテイナ144を備える。
ディスク124は、周方向に間隔を隔てた複数のダブテールポスト128を有し、その間に軸方向に延びるダブテール溝130が設けられている。各ブレード122は、ダブテール溝130に軸方向に嵌まるダブテール132を有し、このダブテール132はダブテールポスト128により半径方向に移動しないように保持される。この構成により、ブレード122の回転により発生する遠心力は、ダブテールポスト128を介してディスク124に伝達される。
ブレード122の軸方向前向き(上流向き)の移動を防止するために、第1ブレードリテイナ138を備える。第1ブレードリテイナ138は、ロータディスク124に固定された固定板140を有し、ダブテール溝130内でブレード122が軸方向に移動しないように保持する。固定板140は、隣接するポスト128に設けられた1対の溝142に半径方向外方に挿入されている。
第2ブレードリテイナ144は、ブレード122の軸方向移動を第1ブレードリテイナ138で防止できないときに、ブレード122が所定距離だけ移動した後、楔が作用して軸方向移動を防止するように設けられている。この構成により、第1ブレードリテイナ138と第2ブレードリテイナ144の両方で、ファンブレード122に作用する軸方向前向きの衝撃エネルギーを分散させ、ブレード122をダブテール溝130内に保持するようになっている。
米国特許第5,282,720号明細書、“Fan blade retainer”
図6は、従来のダブテール構造の模式図である。この図に示すように、 ターボファンエンジンのファンブレードは、タービンにより回転駆動される円板状のディスク(ファンディスク又はスピンナーと呼ぶ)の周囲に取り付ける必要がある。そのため従来、ファンブレードの根元部に前後方向に延びるダブテール部を設け、このダブテール部をディスク周囲に設けたダブテール溝に嵌合させるダブテール構造が一般的に採用されている。
また、上述した軸方向前向きの力で、ファンブレードがダブテール溝から抜けるのを防止するため、従来、ブレード前側にリテイナと呼ばれる部材を締結ボルトナット等で締結している。
このリテイナには、複数のブレードに対して機能する円環形状の形態と、ブレードごとに機能する板形状の形態がある。
しかし、円環形状リテイナの場合、荷重の作用部とボルト・ナット等の締結部の間隔が長いため、荷重によりボルトに作用する応力の予測、設計が難しい問題点があった。一方、板形状リテイナの場合、ブレードごとに組付けるため、組み立て時の作業性が悪い。そのため、円環形状リテイナ、板形状リテイナのいずれの場合も、軽量化が困難であり、かつコストが高い問題点があった。
また、上述した特許文献1の保持組立体の場合、第1ブレードリテイナ138と第2ブレードリテイナ144の両方で、ファンブレード122に作用する軸方向前向きの衝撃エネルギーを分散させて、ブレード122をダブテール溝130内に保持することができるが、構造が複雑であり、加工コストが高い問題点があった。
さらに、この保持組立体では、多数の第1ブレードリテイナ138及び第2ブレードリテイナ144を必要とするため、組み立て時の作業性が悪いというような問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ファンブレードの破断時において軸方向前向きの荷重が作用した場合でも、ファンブレードがディスクから脱落するのを確実に防止することができ、応力の予測精度が高く設計が容易であり、締結用のボルトを従来よりも軽く小さいサイズでかつ少ない本数にでき、部品点数を少なくでき、これにより重量軽減とコスト低減を図ることができるファンブレードの保持構造を提供することにある。
本発明によれば、タービンにより回転駆動されるディスクの外周部に、複数のファンブレードを取り付けるファンブレードの保持構造であって、
前記ディスクは、周方向に一定の角度を隔てかつ軸方向に延びる複数のダブテール溝を有し、
前記ファンブレードは、前記ダブテール溝に軸方向に嵌まり回転時の遠心力をディスクに伝達可能なダブテール部を有し、
前記ディスクは、さらに前記ダブテール溝より前方に位置し半径方向外方に延びるフランジ部を有し、
さらに、前記ダブテール部の前面と前記フランジ部の背面との間に嵌まり、ファンブレードに作用する軸方向前向きの荷重をフランジ部の背面を介して前記ディスクに伝達するリング状のリテイナ部材を有する、ことを特徴とするファンブレードの保持構造が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記ディスクのフランジ部は、周方向に一定の角度を隔てかつ半径方向外方に突出するディスク歯部を有し、
前記リテイナ部材は、ダブテール部の前面に当接する背面を有するリング部と、該リング部の内方に設けられ周方向に一定の角度を隔てかつ半径方向内方に突出するリテイナ歯部を有し、
該リテイナ歯部は、隣接するディスク歯部の間を軸方向に通過でき、かつ周方向同一位置でディスク歯部の背面に近接して重なる。
また、前記リテイナ歯部とディスク歯部を周方向同一位置に近接して重ねて固定する締結具を備える。
また、前記ディスク歯部は、隣接するダブテール溝の周方向中間位置に設けられる、ことが好ましい。
また、前記ディスク歯部は、ダブテール溝と周方向同一位置に設けられる、ことが好ましい。
上記本発明の構成によれば、ダブテール部の前面とフランジ部の背面との間に嵌まるリテイナ部材を有するので、ファンブレードの破断時において、ファンブレードに軸方向前向きの荷重が作用した場合でも、ダブテール部の前面からリテイナ部材とフランジ部の背面を介して前記ディスクに軸方向荷重を伝達することができる。
この軸方向荷重によりリテイナ部材に生じる応力は主として軸方向の圧縮応力であり、フランジ部に生じる応力は主として軸方向の引張応力であるので、リテイナ部材とフランジ部の内部応力を軸方向荷重に応じて正確に予測できる。
またこの内部応力を十分小さい応力に設定することで、リテイナ部材及びフランジ部の破損を防ぎ、ファンブレードのディスクからの脱落を確実に防止することができる。
また、リング状のリテイナ部材を用いるので、部品点数を少なくできる。
また、軸方向荷重はリテイナ部材とフランジ部に伝達され、これらを締結する締結具(ボルト・ナット等)に力が作用しないので、締結用のボルトを従来よりも軽く小さいサイズでかつ少ない本数にでき、部品点数を少なくでき、これにより重量軽減とコスト低減を図ることができる。
さらに、ディスクのフランジ部が半径方向外方に突出するディスク歯部を有し、リテイナ部材が、ダブテール部の前面に当接するリング部と、半径方向内方に突出するリテイナ歯部を有し、このリテイナ歯部は、隣接するディスク歯部の間を軸方向に通過でき、かつ周方向同一位置でディスク歯部の背面に近接するので、
リテイナ部材のリテイナ歯部を、隣接するディスク歯部の間を軸方向に通過させ、次いで周方向に同一位置まで旋回させてディスク歯部の背面に近接して重ねることで、ファンブレードの前面とフランジ部の背面との間にリテイナ部材を小さな隙間で容易に嵌めることができる。
また、締結具(ボルト・ナット等)でリテイナ歯部とディスク歯部を周方向同一位置に固定することにより、軸方向荷重は締結具に作用しないので、締結具を従来よりも軽く小さいサイズでかつ少ない本数にでき、部品点数を少なくできる。
以下本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明のファンブレードの保持構造を分離状態で示す全体斜視図である。本発明のファンブレード保持構造は、図示しないタービンにより回転駆動されるディスク10の外周部に、複数のファンブレード20を取り付けるものである。
この図に示すように、本発明のファンブレード保持構造は、ディスク10、ファンブレード20、リテイナ部材30及び締結具40からなる。
ディスク10は、周方向に一定の角度を隔てかつ軸方向に延びる複数のダブテール溝12を有する。ダブテール溝12は、ファンブレード20と同数設けるのが好ましいが、複数(2以上)のファンブレード20を1つのダブテール溝12に取り付ける構造でもよい。
ダブテール溝12は、この例では、回転軸の軸心1に平行であるが、軸心1に対し傾斜していてもよい。また、ファンブレード20を前方から軸方向に挿入して嵌められる限りで、ダブテール溝12は直線でも円弧でもよい。
ファンブレード20は、半径方向内端部にダブテール溝12に嵌まるダブテール部22を有する。このダブテール部22は、ダブテール溝12に軸方向に前方から挿入して嵌めることができ、ファンブレード20に作用する回転時の遠心力をディスク10に伝達可能に構成されている。
図2(A)は、本発明のファンブレードの保持構造を備えたエンジンのファン部横断面図であり、回転軸の軸心1の上側のみを示している。また図2(B)は、図2(A)のB部拡大図である。
なおこの図において、1はディスク10及びファンブレード20の回転軸の軸心、2は空気流路、3は空気流路の内周面、4は流入空気の流れ、5はFBO時においてファンブレード20に作用する軸方向前向きの力である。
図1、図2に示すように、ディスク10は、さらにダブテール溝12より前方に位置し半径方向外方に延びるフランジ部14を有する。フランジ部14は、ディスク10の半径方向内端部から前方に延びる中空円筒部13により互いに一体に連結されている。
また、フランジ部14は、周方向に一定の角度を隔てかつ半径方向外方に突出するディスク歯部16を有する。
リテイナ部材30は、中空円板状のリング部32と、リング部32の内方に一体に形成されたリテイナ歯部34とを有する。
リング部32は背面32aを有し、この背面32aは、ダブテール溝12に挿入されたダブテール部22の前面22aに当接する。
また、リテイナ歯部34は、周方向に一定の角度を隔てて位置し、かつ半径方向内方に突出する。
図1に示すように、ディスク歯部16は、この例では、周方向に隣接するダブテール溝12の周方向中間位置に設けられ、ダブテール溝12の延長線上に位置しないようになっている。またこれに対応して、リテイナ歯部34は、この例では、ダブテール溝12と同一ピッチで周方向にダブテール溝12と同一数設けられている。
この構成により、ディスク歯部16の半径方向位置をダブテール部22とほぼ同じ高さにでき、ダブテール部22からの軸方向前向きの荷重を周方向の2つのディスク歯部16で確実に支持することができる。
なお、本発明はこの構成に限定されず、ディスク歯部をダブテール溝と周方向同一位置に設けてもよい。
この場合、ダブテール溝12の延長線上に位置しないように、ディスク歯部16の半径方向位置をダブテール部22の底部より低くする必要があるが、ダブテール部22からの軸方向前向きの荷重を周方向同一位置のディスク歯部16で確実に支持することができる。
また、ディスク歯部16とリテイナ歯部34は、ダブテール溝12と同一数設ける必要はなく、高速回転時のバランスをとれる限りで、2以上の任意数(例えば、4,8,16等)であってもよい。
図3は、図2(B)のC−C矢視図であり、(A)はリテイナ部材の組付け中、(B)はリテイナ部材の組付け完了時を示している。
図1〜図3において、リテイナ部材30の背面32aからリテイナ歯部34の前面34aまでの軸方向距離(厚さ)は、組付け位置におけるダブテール部22の前面22aから組付け位置におけるディスク歯部16の背面16aまでの軸方向距離より小さく設定されている。この隙間は、リテイナ部材の組付け時に、リテイナ部材30を軸心1を中心に円滑に旋回できる程度に設定するのがよい。
また、リテイナ歯部34は、図3(A)に示すように、隣接するディスク歯部16の間を軸方向に通過でき、かつ図3(B)に示すように、リテイナ部材30を軸心1を中心に一定角度(この例では約30°)旋回させることにより、周方向同一位置でディスク歯部16の背面に近接して重なる。この近接時の隙間は、エンジンの使用温度範囲で、互いに干渉しない限りで小さく設定するのがよい。
図1、図2において、締結具40は、ボルト41とナット42であり、リテイナ部材30に設けられた貫通孔35と、ディスク10のフランジ部14に設けられた貫通孔17を通して互いに螺合し、リテイナ歯部34とディスク歯部16を周方向同一位置に固定する。
なお、この例では、フランジ部14を半径方向内方にも延ばして、この部分に貫通孔17を設け、リテイナ部材30にこれと接する逆L字部分を設けて、この部分に貫通孔35を設けている。
しかし、本発明はこの構成に限定されず、例えば、逆L字部分を省略してリテイナ部材30をリング状の平板とし、この平板をディスク10に直接固定する構成であってもよい。
上述した構成により、リング状のリテイナ部材30は、図3(B)に示すリテイナ部材の組付け完了時及びエンジンの運転中において、リテイナ歯部34とディスク歯部16が周方向同一位置に固定されて位置する。
また、リテイナ部材30は、ダブテール部22の前面22aとディスク歯部16の背面16aとの間に嵌まり、ファンブレード20に作用する軸方向前向きの荷重をディスク歯部16の背面16aを介してディスク10に伝達することができる。
上述した本発明の構成によれば、ダブテール部22の前面22aとフランジ部14(ディスク歯部16)の背面16aとの間に嵌まるリテイナ部材30を有するので、ファンブレード20の破断時において、ファンブレードに軸方向前向きの荷重が作用した場合でも、ダブテール部22の前面22aからリテイナ部材30とフランジ部の背面16aを介してディスク10に軸方向荷重を伝達することができる。
この軸方向荷重によりリテイナ部材30に生じる応力は主として軸方向の圧縮応力であり、フランジ部14に生じる応力は主として軸方向の引張応力であるので、リテイナ部材30とフランジ部14の内部応力を軸方向荷重に応じて正確に予測できる。
またこの内部応力を十分小さい応力に設定することで、リテイナ部材30及びフランジ部14の破損を防ぎ、ファンブレード20のディスク10からの脱落を確実に防止することができる。
また、リング状のリテイナ部材30を用いるので、部品点数を少なくできる。
また、軸方向荷重はリテイナ部材30とフランジ部14に伝達され、これらを締結する締結具40(ボルト・ナット等)に力が作用しないので、締結用のボルト40を従来よりも軽く小さいサイズでかつ少ない本数にでき、部品点数を少なくできる。
さらに、ディスク10のフランジ部14が半径方向外方に突出するディスク歯部16を有し、リテイナ部材30が、ダブテール部22の前面22aに当接するリング部32と、半径方向内方に突出するリテイナ歯部34を有し、このリテイナ歯部34は、隣接するディスク歯部16の間を軸方向に通過でき、かつ周方向同一位置でディスク歯部16の背面16aに近接するので、リテイナ部材30のリテイナ歯部34を、隣接するディスク歯部16の間を軸方向に通過させ、次いで周方向に同一位置まで旋回させてディスク歯部16の背面に近接させることで、ファンブレードの前面22aとフランジ部の背面16aとの間にリテイナ部材30を容易に嵌めることができる。
また、締結具40(ボルト・ナット等)でリテイナ歯部34とディスク歯部16を周方向同一位置に固定することにより、軸方向荷重は締結具40に作用しないので、締結具を従来よりも軽く小さいサイズでかつ少ない本数にでき、部品点数を少なくできる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。
本発明のファンブレードの保持構造を分離状態で示す全体斜視図である。 本発明のファンブレードの保持構造を備えたエンジンのファン部横断面図である。 図2(B)のC−C矢視図である。 航空機用のターボファンエンジンの模式図である。 特許文献1のファンブレードリテイナの構成図である。 従来のダブテール構造の模式図である。
符号の説明
1 回転軸の軸心、2 空気流路、3 空気流路の内周面、
4 流入空気の流れ、5軸方向前向きの力、
10 ディスク(ファンディスク)、12 ダブテール溝、14 フランジ部、
16 ディスク歯部、16a 背面、
20 ファンブレード、22 ダブテール部、22a 前面、
30 リテイナ部材、32 リング部、32a 背面、
34 リテイナ歯部、34a 前面、
40 締結具、41 ボルト、42 ナット

Claims (5)

  1. タービンにより回転駆動されるディスクの外周部に、複数のファンブレードを取り付けるファンブレードの保持構造であって、
    前記ディスクは、周方向に一定の角度を隔てかつ軸方向に延びる複数のダブテール溝を有し、
    前記ファンブレードは、前記ダブテール溝に軸方向に嵌まり回転時の遠心力をディスクに伝達可能なダブテール部を有し、
    前記ディスクは、さらに前記ダブテール溝より前方に位置し半径方向外方に延びるフランジ部を有し、
    さらに、前記ダブテール部の前面と前記フランジ部の背面との間に嵌まり、ファンブレードに作用する軸方向前向きの荷重をフランジ部の背面を介して前記ディスクに伝達するリング状のリテイナ部材を有する、ことを特徴とするファンブレードの保持構造。
  2. 前記ディスクのフランジ部は、周方向に一定の角度を隔てかつ半径方向外方に突出するディスク歯部を有し、
    前記リテイナ部材は、ダブテール部の前面に当接する背面を有するリング部と、該リング部の内方に設けられ周方向に一定の角度を隔てかつ半径方向内方に突出するリテイナ歯部を有し、
    該リテイナ歯部は、隣接するディスク歯部の間を軸方向に通過でき、かつ周方向同一位置でディスク歯部の背面に近接して重なる、ことを特徴とする請求項1に記載のファンブレードの保持構造。
  3. 前記リテイナ歯部とディスク歯部を周方向同一位置に近接して重ねて固定する締結具を備える、ことを特徴とする請求項2に記載のファンブレードの保持構造。
  4. 前記ディスク歯部は、隣接するダブテール溝の周方向中間位置に設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載のファンブレードの保持構造。
  5. 前記ディスク歯部は、ダブテール溝と周方向同一位置に設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載のファンブレードの保持構造。
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