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JP2007246003A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置 Download PDF

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JP2007246003A
JP2007246003A JP2006074591A JP2006074591A JP2007246003A JP 2007246003 A JP2007246003 A JP 2007246003A JP 2006074591 A JP2006074591 A JP 2006074591A JP 2006074591 A JP2006074591 A JP 2006074591A JP 2007246003 A JP2007246003 A JP 2007246003A
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JP2006074591A
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Koichi Suyama
孝一 陶山
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】運転者がより快適に操作できる車両用操舵装置を提供すること。
【解決手段】操舵装置1は、運転者が車両を操舵するためのものであって、第1リング21と、この第1リング21よりも運転者から離れて設けられ第1リング21に対して相対的に移動可能な第2リング22と、を有する。この第2リング22は、運転者が手のひらで第1リング21を支持した状態で、指で操作可能である。第1リング21は、回転可能であり、第2リング22は、第1リング21の回転面に沿って移動可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用の操舵装置に関する。より具体的には、運転者が操作可能な操舵部を複数有する車両用の操舵装置に関する。
従来より、車両には、運転者の操作に応じて転舵輪を転舵する操舵装置が設けられる。
この操舵装置は、ステアリングシャフトと、このステアリングシャフトに連結されたステアリングホイールと、を備える。このステアリングシャフトには、ステアリングシャフトの回転角度に応じて転舵輪の転舵角を変化させる伝達機構を介して、転舵輪が連結されている。
この操舵装置によれば、運転者がステアリングホイールを回転させると、ステアリングシャフトも回転し、このステアリングシャフトの回転角度に応じて転舵輪が転舵される。
ところで、以上のような操舵装置では、転舵輪の転舵角を最大にするためには、ステアリングホイールを1回転以上回転させる必要がある。そのため、ステアリングホイールの回転操作以外でも操舵できる操舵装置が望まれていた。
このため、ステアリングホイールにスティックを設けた操舵装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1に記載の車両用操舵装置は、ステアリングシャフトに連結されて回転操作が可能な回転ハンドルと、この回転ハンドルに設けられ揺動操作が可能なスティックと、を備える。この操舵装置によれば、運転者は、回転ハンドルを回転して操舵できるとともに、さらにスティックを左右に倒すことによっても操舵できる。
特開2005−225384号公報
しかしながら、特許文献1に記載された操舵装置では、運転者は、スティックを操作するためにスティックを把持するとともに、回転ハンドルを回転させるために回転ハンドルを把持する必要がある。そのため、運転者は、運転中に回転ハンドルあるいはスティックを持ち換えることになり、運転の快適性が低下するおそれがあった。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、運転者がより快適に操作できる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
(1) 運転者が車両を操舵するための操舵装置(例えば、後述の操舵装置1)であって、第1操舵部(例えば、後述の第1リング21)と、該第1操舵部よりも運転者から離れて設けられ前記第1操舵部に対して相対的に移動可能な第2操舵部(例えば、後述の第2リング22)と、を有し、前記第2操舵部は、運転者が手のひらで前記第1操舵部を支持した状態で、指で操作可能であることを特徴とする操舵装置。
(1)の発明によれば、運転者は、第1操舵部を手のひらで支持した状態で、第2操舵部を指で操作することで、第2操舵部を第1操舵部に対して相対移動させる。
したがって、この相対移動の大きさに応じて転舵角を調整する構成とすれば、運転者の意思を的確に操舵装置に伝えることができ、運転者は、従来のように複数回ステアリングホイールを回転させる必要がなく、快適に操舵できる。
また、第1操舵部及び第2操舵部の両方を、それぞれの手で同時に掴んで操作できるので、従来のように第1操舵部と第2操舵部とを持ち替える必要がなく、より快適に操舵できる。
(2) 前記第1操舵部は、回転可能であり、前記第2操舵部は、前記第1操舵部の回転面に沿って移動可能であることを特徴とする(1)に記載の操舵装置。
(2)の発明によれば、第2操舵部を、第1操舵部の回転面に沿って移動可能としたので、運転者は、手のひらで第1操舵部を支持しつつ、指で第2操舵部を押して第1操舵部の回転面に沿ってスライドさせることによって操舵できる。したがって、運転者の意思を簡単に操舵装置に伝えることができるので、運転者はより快適に操舵できる。
(3) 前記第1操舵部は、回転可能であり、前記第2操舵部は、前記第1操舵部の回転軸方向に沿って移動可能であることを特徴とする(1)に記載の操舵装置。
(3)の発明によれば、第2操舵部を、第1操舵部の回転軸方向に沿って移動可能としたので、運転者は、手のひらで第1操舵部を支持しつつ、指を第2操舵部に引っ掛けて、第2操舵部を手前側に寄せることによって操舵できる。したがって、運転者の意思を簡単に操舵装置に伝えることができるので、運転者はより快適に操舵できる。
(1)の発明によれば、運転者は、第1操舵部を手のひらで支持した状態で、第2操舵部を指で操作することで、第2操舵部を第1操舵部に対して相対移動させる。したがって、この相対移動の大きさに応じて転舵角を調整する構成とすれば、運転者の意思を的確に操舵装置に伝えることができ、従来のように、複数回、ステアリングホイールを回転させる必要がなく、運転者は快適に操舵できる。また、第1操舵部及び第2操舵部の両方を、それぞれの手で同時に掴んで操作できるから、従来のように第1操舵部と第2操舵部とを持ち替える必要がなく、より快適に操舵できる。
(2)の発明によれば、第2操舵部を、第1操舵部の回転面に沿って移動可能としたので、運転者は、手のひらで第1操舵部を支持しつつ、指で第2操舵部を押して第1操舵部の回転面に沿ってスライドさせることによって操舵できる。したがって、運転者の意思をより簡単に操舵装置に伝えることができるので、運転者はより快適に操舵できる。
(3)の発明によれば、第2操舵部を、第1操舵部の回転軸方向に沿って移動可能としたので、運転者は、手のひらで第1操舵部を支持しつつ、指を第2操舵部に引っ掛けて、第2操舵部を手前側に寄せることによって操舵できる。したがって、運転者の意思を簡単に操舵装置に伝えることができるので、運転者はより快適に操舵できる。
以下、実施例の操舵装置について、図面を参照しながら説明する。
初めに、図1から図3を参照して、実施例1の操舵装置1について説明する。
図1は、操舵装置1の外観を示す斜視図である。
操舵装置1は、車両と連結されたステアリングシャフト10と、運転者が車両を操舵するために操作するステアリングホイール20と、を備える。
ステアリングシャフト10は、棒状であり、その中心軸を回転軸として回転可能に支持されている。
ステアリングホイール20は、ステアリングシャフト10に連結されており、これにより、ステアリングホイール20は、ステアリングシャフト10とともに回転可能に支持されている。
以上より、操舵装置1では、運転者がステアリングホイール20を回転させると、ステアリングシャフト10が回転し、この回転に基づいて伝達機構が制御されて、回転角度に応じて転舵輪が転舵される。
以下、ステアリングホイール20の構成について詳述する。
ステアリングホイール20は、ステアリングシャフト10の先端に連結されるセンターコア部23と、このセンターコア部23に支持された第1操舵部としての第1リング21と、この第1リング21よりも運転者から離れて平行に設けられかつセンターコア部23に支持された第2操舵部としての第2リング22と、を備える。
第1リング21は、運転者が把持できるように、円環状に形成されている。
第2リング22は、第1リングと略同形の円環状である。この第2リング22は、運転者が第1リング21を手のひらで支持した状態で、指で操作可能な範囲内に設けられている。
センターコア部23は、第2リング22を摺動可能に支持するセンターコア本体231と、このセンターコア本体231を覆い第1リング21を支持するセンターコアカバー232と、を含んで構成される。
センターコアカバー232は、先端に向かうにしたがって細くなる切頭円錐状であり、その中心がステアリングシャフト10の回転軸上に位置するように、ステアリングシャフト10の先端に連結されている。
センターコアカバー232は、外周面から放射状に突出する第1連結部232L,232C,232Rを有し、これら第1連結部232L,232C,232Rの先端は、第1リング21の内周面に連結されている。
センターコア本体231は、第2リング22に連結される第2連結部231L,231Rと、これら第2連結部231L,231Rを第1リング21の回転面に沿って移動可能に支持する支持部(図示せず)と、第2連結部231L,231Rの後述の基準位置からの変位量を検出する変位量センサ(図示せず)と、を備える。
センターコア本体231の支持部は、第2連結部231L,231Rを、第1リング21の回転面に沿って移動可能に支持するとともに、図示しない付勢部材により移動した第2連結部231L,231Rが基準位置に戻るようになっている。
より具体的には、第2連結部231L,231Rは一直線状に連結されており、支持部は、連結された第2連結部231L,231Rの中央部分を、これら第2連結部231L,231Rが延びる方向に揺動可能に支持している。
第2連結部231L,231Rは、棒状であり、それぞれ、センターコアカバー232の外周面に形成された挿通孔からセンターコアカバー232外部に水平方向両側へ延出し、第2リング22の内周面に連結される。
センターコア本体231の変位量センサは、第2連結部231L,231Rの基準位置からの変位量を検出する。
すなわち、第2連結部231L,231Rの中央部分が第1リング21の中心に位置した状態を基準位置とし、この基準位置に対する第2連結部231L,231Rの移動距離を変位量として検出する。
図2は、第1リング21と第2リング22との相対位置関係を示す図である。
なお、第2リング22の中心が第1リング21の中心と重なる位置を、第2リング22の基準位置とする。
第1リング21は、センターコアカバー232に設けられた第1連結部232L,232C,232Rにより支持されており、さらに、第2リング22は、このセンターコアカバー232内部に設けられたセンターコア本体231により支持されている。
すなわち、第1リング21は、第2リング22とともに、ステアリングシャフト10の回転軸で回転可能である。
第2リング22は、センターコア本体231に設けられた支持部により、この基準位置に対して、図2中左右方向、すなわち、第2連結部231L,231Rの延出方向に摺動可能に支持されている。
すなわち、第2リング22は、第1リング21に対して相対的に移動可能で、かつ、第1リング21の回転面に沿って移動可能である。
この第1リング21の回転は、センターコアカバー232を介してステアリングシャフト10を回転させる。このステアリングシャフト10の回転角度は、図示しない回転角センサによって検出され、この回転角センサの検出値に基づいて伝達機構(図示せず)が電気的に制御され、転舵輪が転舵されるようになっている。
また、第2リング22の、基準位置からの変位量は、上述のようにセンターコア本体231に設けられた変位量センサによって検出され、この変位量センサの検出値に基づいて伝達機構が電気的に制御され、転舵輪が転舵されるようになっている。
したがって、この操舵装置1では、運転者は、第1リング21のみを操作して操舵することもできるし、第2リング22のみを操作して操舵することもできる。また、第1リング21と第2リング22とを同時に操作して操舵することもできる。
図3を参照して、第2リング22のみを操作して操舵する方法について説明する。
図3は、図1中の線III−III断面図である。図3では、運転者が、ステアリングホイール20を直進走行状態にし、かつ、両手で第1リング21及び第2リング22を同時に掴んだ状態が示されている。
まず、運転者は、第1リング21のうち第1連結部232R側を、右手の手のひらで押さえ、さらに、第1リング21のうち第1連結部232L側を、左手の手のひらで押さえる。次に、それぞれの手の、親指、薬指及び小指で第1リング21を把持し、さらに、人差し指及び中指の指先を第2リング22に掛ける。以上のようにして、運転者は、それぞれの手で第1リング21及び第2リング22の両方を同時に掴むことができる。
よって、運転者は、第1リング21を把持しつつ、第2リング22に掛けた指で押して、この第2リング22を左右にスライドさせることで、第1リング21及び第2リング22を同時に掴んだ状態で、車両を左右に転舵させる。
以上のように構成された操舵装置1によれば、以下のような効果がある。
まず、運転者は、第1リング21を手のひらで支持した状態で、第2リング22を指で操作することで、第2リング22を第1リング21に対して相対移動させる。
したがって、この相対移動の大きさ、すなわち、基準位置からの変位量に応じて転舵角を調整することにより、運転者の意思を的確に操舵装置1に伝えることができ、運転者は、従来のように複数回ステアリングホイールを回転させる必要がなく、快適に操舵できる。
また、第1リング21及び第2リング22の両方を、それぞれの手で同時に掴んで操作できるので、従来のように第1リング21と第2リング22とを持ち替える必要がなく、より快適に操舵できる。
また、第2リング22を、第1リング21の回転面に沿って移動可能としたので、運転者は、手のひらで第1リング21を支持しつつ、指で第2リング22を押して第1リング21の回転面に沿ってスライドさせることによって操舵できる。したがって、運転者の意思を簡単に操舵装置1に伝えることができるので、運転者はより快適に操舵できる。
次に、図4を参照して、実施例2の操舵装置1Aについて説明する。
なお、以下の実施例2の説明にあたって、実施例1と同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図4は、実施例2の操舵装置1Aの断面図であり、運転者が、ステアリングホイール20Aを直進走行状態にし、かつ、両手で第1リング21及び第2リング22Aを同時に掴んだ状態を示している。
実施例2の操舵装置1Aでは、センターコア本体231Aが第2リング22Aを移動可能にする方向が実施例1の操舵装置1と異なる。
センターコア本体231Aは、第2リング22Aに連結される第2連結部231LA,231RAと、これら第2連結部231LA,231RAを第1リング21の回転軸方向に沿って移動可能に支持する支持部(図示せず)と、第2連結部231LA,231RAの基準位置からの変位量を検出する変位量センサ(図示せず)と、を備える。
センターコア本体231Aの支持部は、第2連結部231LA,231RAを、第1リング21の回転軸方向に沿って移動可能に支持するとともに、図示しない付勢部材により、移動した第2連結部231LA,231RAが基準位置に戻るようになっている。
より具体的には、第2連結部231LA,231RAは一直線状に連結されており、支持部は、連結された第2連結部231LA,231RAの中央部分を揺動可能に支持している。
これにより、例えば、運転者が、第2リング22Aの第2連結部231RA側を運転者側に寄せると、第2リング22Aの第2連結部231LA側は、運転者から離れて、第2リング22Aは、第1リング21に対して傾斜することとなる。
一方、例えば、運転者が、第2リング22Aの第2連結部231LA側を運転者側に寄せると、第2リング22Aの第2連結部231RA側は、運転者から離れて、第2リング22Aは、第1リング21に対して傾斜することとなる。
センターコア本体231Aの変位量センサは、第2連結部231L,231Rの基準位置からの変位量を検出する。
すなわち、第2連結部231LA,231RAが水平方向に延出した状態を基準位置とし、この基準位置に対する第2連結部231LA,231RAの傾斜角度を変位量として検出する。
第2リング22Aのみを操作して、車両を右に転舵させる操作方法について説明する。
まず、運転者は、実施例1の第1リング21及び第2リング22と同様にして、第1リング21及び第2リング22Aを同時に掴む。
このように第1リング21及び第2リング22Aを同時に掴んだ状態で、左手の人差し指及び中指の力を抜いて、これらの指を開くとともに、右手の人差し指及び中指の力を入れて、これらの指を運転者の手前側に曲げることにより、図4中実線で示すように、第2リング22Aの第2連結部231RA側を、運転者側に寄せるとともに、第2リング22Aの第2連結部231LA側を、運転者から離す。
また、第2リング22Aのみを操作して、車両を左に転舵させる場合には、左手の人差し指及び中指の力を入れて、これらの指を手前側に曲げるとともに、右手の人差し指及び中指の力を抜いて、これらの指を開くことにより、第2リング22Aの第2連結部231LA側を、運転者の手前側に寄せるとともに、第2リング22Aの第2連結部231RA側を、運転者から離す。
以上のように構成された操舵装置1Aによれば、以下のような効果がある。
まず、運転者は、手のひらで第1リング21を支持しつつ、指を第2リング22Aに引っ掛けて、第2リング22Aを手前側に寄せることによって操舵できる。したがって、運転者の意思を簡単に操舵装置1Aに伝えることができるので、運転者は、より快適に操舵できる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
実施例1の操舵装置の斜視図である。 操舵装置の正面図である。 図1中の線III−III断面図である。 実施例2の操舵装置の操作方法を示すステアリングホイールの断面図である。
符号の説明
1 操舵装置
10 ステアリングシャフト
20 ステアリングホイール
21 第1リング(第1操舵部)
22 第2リング(第2操舵部)

Claims (3)

  1. 運転者が車両を操舵するための操舵装置であって、
    第1操舵部と、
    該第1操舵部よりも運転者から離れて設けられ前記第1操舵部に対して相対的に移動可能な第2操舵部と、を有し、
    前記第2操舵部は、運転者が手のひらで前記第1操舵部を支持した状態で、指で操作可能であることを特徴とする操舵装置。
  2. 前記第1操舵部は、回転可能であり、
    前記第2操舵部は、前記第1操舵部の回転面に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の操舵装置。
  3. 前記第1操舵部は、回転可能であり、
    前記第2操舵部は、前記第1操舵部の回転軸方向に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の操舵装置。
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