JP2007133077A - Immersion objective lens-barrel and liquid immersion microscope - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、対物レンズ鏡筒のレンズ部と試料との間を液体で満たして使用される液浸対物レンズ鏡筒および液浸顕微鏡に関する。 The present invention relates to an immersion objective lens barrel and an immersion microscope that are used by filling a space between a lens portion of an objective lens barrel and a sample with a liquid.
従来、対物レンズ鏡筒のレンズ部と試料との間を液体で満たして使用する液浸顕微鏡が知られている。このような液浸顕微鏡では、実効NA(Numerical Aperture)を大きくすることにより、検出光学系の解像度を向上することができる。
しかしながら、従来の液浸顕微鏡では、試料面に供給された液体を確実に回収することが困難であり、例えば試料がウェハである場合には、空気中に浮遊する0.1μm以下のパーティクルが液体に付着してウエハを汚染したり、また、液体によりウエハを酸化させるという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、試料面に供給された液体を確実に回収することができる液浸対物レンズ鏡筒および液浸顕微鏡を提供することを目的とする。
However, in the conventional immersion microscope, it is difficult to reliably recover the liquid supplied to the sample surface. For example, when the sample is a wafer, particles of 0.1 μm or less floating in the air are liquid. There is a problem that the wafer adheres to the surface and contaminates the wafer, or the liquid is oxidized by the liquid.
The present invention has been made to solve such a conventional problem, and an object thereof is to provide an immersion objective lens barrel and an immersion microscope that can reliably recover the liquid supplied to the sample surface. To do.
第1の発明の液浸対物レンズ鏡筒は、対物レンズ鏡筒の先端のレンズ部と試料との間に液体を供給する液体供給手段と、前記レンズ部と前記試料との間の前記液体を吸引する液体吸引手段とを備え、前記液体吸引手段は、前記液体を吸い込む吸込口と、前記吸込口からの前記液体を溜める液溜め部と、前記液溜め部の前記液体を吸引する吸引管路部とを有し、前記液溜め部の通路断面積を前記吸引管路部の通路断面積より大きくするとともに、前記吸引管路部の通路断面積を、前記吸込口の面積と同一または大きくしてなることを特徴とする。 An immersion objective lens barrel according to a first aspect of the present invention is a liquid supply means for supplying a liquid between a lens portion at a tip of an objective lens barrel and a sample, and the liquid between the lens portion and the sample Liquid suction means for sucking, wherein the liquid suction means is a suction port for sucking the liquid, a liquid reservoir portion for storing the liquid from the suction port, and a suction conduit for sucking the liquid in the liquid reservoir portion The passage cross-sectional area of the liquid reservoir is larger than the cross-sectional area of the suction pipe section, and the cross-sectional area of the suction pipe section is the same as or larger than the area of the suction port. It is characterized by.
第2の発明の液浸対物レンズ鏡筒は、第1の発明の液浸対物レンズ鏡筒において、前記吸込口は、ノズル部の先端に開口され、前記ノズル部が前記液溜め部に接続されていることを特徴とする。
第3の発明の液浸対物レンズ鏡筒は、第1または第2の発明の液浸対物レンズ鏡筒において、前記吸込口の面積は、前記液体の吸込方向に垂直な方向の断面積よりも大きいことを特徴とする。
The immersion objective lens barrel according to a second aspect of the invention is the immersion objective lens barrel according to the first aspect of the invention, wherein the suction port is opened at the tip of the nozzle portion, and the nozzle portion is connected to the liquid reservoir portion. It is characterized by.
An immersion objective lens barrel according to a third aspect is the immersion objective lens barrel according to the first or second aspect, wherein the area of the suction port is larger than a cross-sectional area in a direction perpendicular to the liquid suction direction. It is large.
第4の発明の液浸対物レンズ鏡筒は、第1ないし第3のいずれか1の発明の液浸対物レンズ鏡筒において、前記吸込口の幅は、前記液体の吸込方向に垂直な方向の幅よりも大きいことを特徴とする。
第5の発明の液浸対物レンズ鏡筒は、第2ないし第4のいずれか1の発明の液浸対物レンズ鏡筒において、前記ノズル部を、前記対物レンズ鏡筒の前記レンズ部の外側の傾斜部を覆って配置される吸引用部材の前記傾斜部側に形成される凹部と、前記傾斜部との間に形成される空間により形成するとともに、前記吸引用部材に前記液溜め部および前記吸引管路部を形成してなることを特徴とする。
The immersion objective lens barrel according to a fourth aspect of the present invention is the immersion objective lens barrel according to any one of the first to third aspects, wherein the suction port has a width in a direction perpendicular to the liquid suction direction. It is characterized by being larger than the width.
An immersion objective lens barrel according to a fifth invention is the immersion objective lens barrel according to any one of the second to fourth inventions, wherein the nozzle portion is disposed outside the lens portion of the objective lens barrel. The suction member disposed so as to cover the inclined portion is formed by a recess formed on the inclined portion side and a space formed between the inclined portion, and the liquid reservoir and the suction member are formed on the suction member. A suction conduit portion is formed.
第6の発明の液浸対物レンズ鏡筒は、第2ないし第4のいずれか1の発明の液浸対物レンズ鏡筒において、前記液体吸引手段は、管部材からなり、前記管部材に、前記吸込口、前記ノズル部、前記液溜め部および前記吸引管路部が順次形成されていることを特徴とする。
第7の発明の液浸顕微鏡は、第1ないし第6のいずれか1の発明の液浸対物レンズ鏡筒を有することを特徴とする。
The immersion objective lens barrel according to a sixth aspect of the present invention is the immersion objective lens barrel according to any one of the second to fourth aspects, wherein the liquid suction means comprises a tube member, and the tube member The suction port, the nozzle part, the liquid reservoir part, and the suction pipe part are formed sequentially.
An immersion microscope according to a seventh aspect has the immersion objective lens barrel according to any one of the first to sixth aspects.
本発明の液浸対物レンズ鏡筒および液浸顕微鏡では、吸込口と吸引管路部との間に液溜め部を設け、液溜め部の通路断面積を吸引管路部の通路断面積より大きくするとともに、吸引管路部の通路断面積を、吸込口の断面積と同一または大きくしたので、試料面に供給された液体を確実に回収することができる。 In the immersion objective lens barrel and the immersion microscope of the present invention, a liquid reservoir is provided between the suction port and the suction conduit, and the passage sectional area of the reservoir is larger than the passage sectional area of the suction conduit. In addition, since the cross-sectional area of the suction pipe portion is the same as or larger than the cross-sectional area of the suction port, the liquid supplied to the sample surface can be reliably recovered.
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この実施形態の液浸顕微鏡を用いた半導体欠陥検査装置を示している。
この半導体欠陥検査装置は、装置本体11内に検査室13および搬送室15を有している。検査室13内には、液浸顕微鏡17が配置されている。この液浸顕微鏡17は接眼レンズ鏡筒19と液浸対物レンズ鏡筒21を有している。液浸対物レンズ鏡筒21の下方には、ウェハステージ23が配置されている。このウェハステージ23は、試料であるウェハ25を搬送および位置決めするXYステージ27およびZθステージ29を有している。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 shows a semiconductor defect inspection apparatus using the immersion microscope of this embodiment.
This semiconductor defect inspection apparatus has an inspection chamber 13 and a
検査室13の上部には、ケミカルフィルタ付きのFFU(ファンフィルタユニット)31が配置されている。ケミカルフィルタ付きFFU31は、ファン33、ケミカルフィルタ35およびULPAフィルタ37を有している。ケミカルフィルタ35により、検査室13内が、局所的にT.O.C(Total Organic Carbon:全有機炭素)等のアウトガスが少ない環境に維持される。また、ULPAフィルタ37により、空気中のパーティクルが最小限になるように維持される。
An FFU (fan filter unit) 31 with a chemical filter is disposed in the upper portion of the inspection chamber 13. The FFU 31 with chemical filter includes a
搬送室15内には、外部からのウェハ25を、検査室13内に搬送する搬送ロボット39が配置されている。また、搬送室15の上部には、ケミカルフィルタ35を備えないFFU41が配置されている。このFFU41のULPAフィルタ37により、搬送室15内の空気中のパーティクルが最小限になるように維持される。
図2は、上述した液浸対物レンズ鏡筒21に液体を供給する液体供給配管系43、および、供給された液体を吸引する液体吸引配管系45の概略を示している。
In the
FIG. 2 schematically shows a liquid supply piping system 43 that supplies liquid to the immersion objective lens barrel 21 and a liquid suction piping system 45 that sucks the supplied liquid.
この実施形態では、液浸用の液体には超純水が使用される。純水はタンク47に入った後、超純水製造装置49のポンプ(不図示)により汲み上げられ、超純水製造装置49によりイオン除去、バクテリア殺菌が行われる。そして、最終フィルタ51により、パーティクル等の水質仕様が満たされる。最終フィルタ51を通過した超純水は吐出指令が入力されるまではタンク47ヘ循環される。従って、純水注入時を除き、タンク47には超純水が循環していることになる。循環はタイマーで管理される。超純水が使用され、タンク47が空に近づくと、センサにより自動的に純水が注入される。
In this embodiment, ultrapure water is used as the immersion liquid. After entering the tank 47, the pure water is pumped up by a pump (not shown) of the ultrapure
吐出時には、水圧レギュレータ53でコントロールされた水圧で超純水からなる液体55が、液体吐出装置57に供給される。吐出水量は、液体吐出装置57のピストン59のストローク調整と吐出時間と水圧とで管理されている。なお、試料の材質によって、表面張力(接触角)が違う場合には、レシピにより適正となる水量を自動的に吐出することが可能である。
At the time of discharge, a
液体吐出装置57から吐出された液体55は、配管61により吐出ノズル63に導かれ、吐出ノズル63により、液浸対物レンズ鏡筒21の先端の先玉レンズ65とウェハ25との間に吐出される。そして、この状態で、液浸顕微鏡17による観察が行われる。
観察の終了後に、液体吸引装置67が作動され、吸引用部材69の継ぎ手71に接続される吸引用配管73が真空源75に接続される。この接続により、液浸対物レンズ鏡筒21の先端の先玉レンズ65とウェハ25との間の液体55が吸引される。吸引された液体55は、液体吸引装置67のフィルタを通過した後、排水される。
The
After the observation is finished, the liquid suction device 67 is operated, and the
図3は、上述した液浸対物レンズ鏡筒21の詳細を示している。
この液浸対物レンズ鏡筒21は、対物レンズ鏡筒77と吸引用部材69を有している。
対物レンズ鏡筒77の先端には、先玉レンズ65が配置されている。この先玉レンズ65は、光軸L上に配置されている。対物レンズ鏡筒77の先玉レンズ65の外側には傾斜部77aが形成されている。そして、この傾斜部77aを覆って吸引用部材69が配置されている。
FIG. 3 shows details of the immersion objective lens barrel 21 described above.
The immersion objective lens barrel 21 includes an
A front lens 65 is disposed at the tip of the
吸引用部材69は、円盤状をしており、上面には、対物レンズ鏡筒77の先端部が嵌挿される円形状の止まり穴69aが形成されている。そして、止まり穴69aの外側には、円環状の環状部69bが形成されている。また、止まり穴69aの下側には、対物レンズ鏡筒77の先端の傾斜部77aを覆う覆部69cが形成されている。
吸引用部材69の下側には、対物レンズ鏡筒77の先端の先玉レンズ65とウェハ25との間に、液浸用の液体55を供給する吐出ノズル63が配置されている。吐出ノズル63は、図4に示すように、吸引用部材69の環状部69bに形成される溝部69dに、取付部材79により固定されている。そして、吐出ノズル63の先端が、先玉レンズ65の近傍まで延存されている。吐出ノズル63は、ノズル部63aと配管61が接続される接続部63bを有している。
The
Disposed below the
吸引用部材69の覆部69cには、図4に示すように、切欠部69eが形成されている。この切欠部69eは、覆部69cの中心およびその近傍に、吐出ノズル63の方向に沿って形成されている。切欠部69eは、先玉レンズ65の直径と略同一の幅W1を有している。この実施形態では、吐出ノズル63から吐出された液体55の幅W2が、切欠部69eの幅W1より小さい幅になるように吐出ノズル63からの液体55の吐出が行われる。
As shown in FIG. 4, a notch 69 e is formed in the
図5ないし図7は、吸引用部材69の詳細を示している。図5は吸引用部材69の上面図、図6は図5のA−A線に沿う断面図、図7は図5のB−B線に沿う断面図である。
吸引用部材69の覆部69cの上面には、図5に示すように、切欠部69eに連続して凹部69fが形成されている。そして、図3に示したように、この凹部69fと対物レンズ鏡筒77の傾斜部77aとの間に形成される空間によりノズル部81が形成されている。このノズル部81の先端には、図8の(a)に示すように、液体55を吸い込む吸込口81aが開口されている。
5 to 7 show details of the
As shown in FIG. 5, a recess 69f is formed on the upper surface of the
この吸込口81aの面積S1は、図8の(b)に模式的に示すように、液体55の吸込方向に垂直な方向の断面積S2よりも大きくされている。従って、液体55に大きな変形を生じさせることなく液体55を効果的に吸引することができる。なお、吸込口81aの面積S1が、液体55の吸込方向に垂直な方向の断面積S2よりも小さい時には、液体55が大きく変形しながら吸込口81aに吸い込まれるため、液体55に大きな変形が生じ、液体55を効果的に吸引することができなくなる。
The area S1 of the
また、吸込口81aの幅W3が、図8の(b)に模式的に示すように、液体55の吸込方向に垂直な方向の幅W2よりも大きくされている。より具体的には、図5に示したように、吸引用部材69の凹部69fに形成される吸込口81aとなる部分の幅W3が、切欠部69eの幅W1より大きくされている。また、図4に示したように、切欠部69eの幅W1が、液体55の吸込方向に垂直な方向の幅W2より大きくされている。従って、液体55の両側面55aに吸込口81aからの吸引力を作用させることが可能になり、液体55を吸込口81aに迅速に吸引することができる。なお、吸込口81aの幅W3が、液体55の吸込方向に垂直な方向の幅W2よりも小さい時には、液体55の両側面55aに吸込口81aからの吸引力を作用させることができなくなり、液体55を迅速に吸引することができなくなる。
Further, the width W3 of the
吸引用部材69の環状部69bの内側には、図5ないし図7に示すように、ノズル部81からの液体55を溜める液溜め部69hが形成されている。環状部69bの外側には、傾斜面69iが形成されている。この傾斜面69iには、液溜め部69hに連通する螺子穴69jが形成されている。
螺子穴69jには、図3に示したように、継ぎ手71の先端が螺合されている。継ぎ手71には、液溜め部69hの液体55を吸引するための吸引管路部71aが形成されている。この吸引管路部71aの通路断面積は、継ぎ手71の後端に接続される吸引用配管73の通路断面積と同一とされている。
As shown in FIGS. 5 to 7, a liquid reservoir portion 69 h that stores the liquid 55 from the
As shown in FIG. 3, the tip of the joint 71 is screwed into the screw hole 69j. The joint 71 is formed with a suction conduit 71a for sucking the liquid 55 in the liquid reservoir 69h. The passage sectional area of the suction pipe portion 71 a is the same as the passage sectional area of the
そして、上述した液浸対物レンズ鏡筒21では、図9に模式的に示すように、ノズル部81と吸引管路部71aとの間に、液溜め部69hが形成されている。従って、吸引管路部71aが真空源75に接続されると、吸込口81aに吸い込まれた液体55は、ノズル部81を通り液溜め部69hに移動した後、吸引管路部71aを通り吸引される。
そして、液溜め部69hの通路断面積S3が、吸引管路部71aの通路断面積S4より大きくされている。また、吸引管路部71aの通路断面積S4が、ノズル部81の先端に形成される吸込口81aの面積S1より大きくされている。この実施形態では、ノズル部81の先端側の通路断面積が、テーパ部81bにより順次小さくされ、その先端に吸込口81aが形成されている。また、ノズル部81の液溜め部69h側の通路断面積S5が、吸引管路部71aの通路断面積S4と同一または小さくされている。
In the immersion objective lens barrel 21 described above, as schematically shown in FIG. 9, a liquid reservoir 69h is formed between the
The passage cross-sectional area S3 of the liquid reservoir 69h is larger than the passage cross-sectional area S4 of the suction pipe portion 71a. Further, the passage cross-sectional area S4 of the suction pipe portion 71a is made larger than the area S1 of the
従って、液体55の吸引時には、吸引管路部71aを通過する液体55の流量を維持しながら、ノズル部81でも液体55の流量を確保することができる。これにより、ノズル部81での液体55の流速を速くでき、ウェハ25に供給された液体55を確実に回収することができる。なお、液溜め部69hの通路断面積S3が、吸引管路部71aの通路断面積S4以下の時には、液溜め部69hにノズル部81からの液体55を迅速に移動することが困難になる。また、吸引管路部71aの通路断面積S4が、ノズル部81の通路断面積S5より小さい場合には、ノズル部81での液体55の流速を速くすることが困難になる。
Therefore, at the time of suction of the liquid 55, the flow rate of the liquid 55 can be secured also in the
そして、この実施形態では、液溜め部69hを設け、ノズル部81の液溜め部69h側の開口の全面積が、液溜め部69hに含まれるように接続したので、ノズル部81を扁平状に形成した場合にも、ノズル部81からの液体55を絞ることなく吸引管路部71aに導くことが可能になり、ノズル部81を通過する液体55の流量を確実に確保することができる。すなわち、図10に示すように、液溜め部69hを設けることなく、ノズル部81を吸引管路部71aに直接接続する場合には、図10の斜線部Dにおいて、ノズル部81から吸引管路部71aに流入する液体55が絞られるため、ノズル部81を通過する液体55の流量を確保することが困難になる。また、ノズル部81での液体55の流速が不均一なものになり、円滑な吸引を行うことが困難になる。
(第2の実施形態)
図11は、本発明の液浸対物レンズ鏡筒の第2の実施形態を示している。
In this embodiment, since the liquid reservoir 69h is provided and the entire area of the opening on the liquid reservoir 69h side of the
(Second Embodiment)
FIG. 11 shows a second embodiment of the immersion objective lens barrel of the present invention.
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態では、対物レンズ鏡筒77の先玉レンズ65の外側に形成される傾斜部77aを覆って取付用部材83が配置されている。
取付用部材83は、円盤状をしており、上面には、対物レンズ鏡筒77の先端部が嵌挿される円形状の止まり穴83aが形成されている。そして、止まり穴83aの外側には、円環状の環状部83bが形成されている。また、止まり穴83aの下側には、対物レンズ鏡筒77の先端の傾斜部77aを覆う覆部83cが形成されている。
In this embodiment, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
In this embodiment, an
The
取付用部材83の下側には、対物レンズ鏡筒77の先端の先玉レンズ65とウェハ25との間に、液浸用の液体55を供給する吐出ノズル63が配置されている。吐出ノズル63は、図12に示すように、取付用部材83の環状部83bに形成される溝部83dに、取付部材79により固定されている。そして、吐出ノズル63の先端が、先玉レンズ65の近傍まで延存されている。
A discharge nozzle 63 that supplies
取付用部材83の覆部83cには、図12に示すように、切欠部83eが形成されている。この切欠部83eは、吐出ノズル63の方向に沿って形成されている。切欠部83eは、先玉レンズ65の直径と略同一の幅を有している。
取付用部材83の環状部83bには、切欠溝83fが形成されている。そして、この切欠溝83fに、管部材85が配置されている。管部材85は、図示しない取付部材により取付用部材83に固定されている。
As shown in FIG. 12, a notch 83 e is formed in the cover 83 c of the mounting
A cutout groove 83 f is formed in the annular portion 83 b of the mounting
管部材85の先端には、ノズル部85aが形成されている。ノズル部85aの先端には、液体55を吸い込む吸込口85bが形成されている。ノズル部85aは、吸込口85bからの液体55を溜める液溜め部85cに連通されている。液溜め部85cには、液溜め部85cの液体55を吸引する吸引管路部85dが連通されている。
そして、液溜め部85cの通路断面積が、吸引管路部85dの通路断面積より大きくされている。また、吸引管路部85dの通路断面積が、吸込口85bの面積と同一または大きくされている。この実施形態では、ノズル部85aの通路断面積が、吸込口85bの面積と同一とされている。
A nozzle portion 85 a is formed at the tip of the
The passage cross-sectional area of the liquid reservoir 85c is made larger than the passage cross-sectional area of the suction pipe portion 85d. Further, the passage cross-sectional area of the suction pipe portion 85d is the same as or larger than the area of the suction port 85b. In this embodiment, the passage cross-sectional area of the nozzle portion 85a is the same as the area of the suction port 85b.
この実施形態では、吸引管路部85dが真空源75に接続されると、吸込口85bに吸い込まれた液体55は、ノズル部85aを通り液溜め部85cに移動した後、吸引管路部85dを通り吸引される。
この実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
In this embodiment, when the suction conduit portion 85d is connected to the vacuum source 75, the liquid 55 sucked into the suction port 85b passes through the nozzle portion 85a and moves to the liquid reservoir portion 85c, and then the suction conduit portion 85d. Is sucked through.
Also in this embodiment, substantially the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
(Supplementary items of the embodiment)
As mentioned above, although this invention was demonstrated by embodiment mentioned above, the technical scope of this invention is not limited to embodiment mentioned above, For example, the following forms may be sufficient.
(1)上述した実施形態では、ノズル部81,85aの先端に吸込口81a,85bを形成した例について説明したが、例えば、図13に示すように、管部材87の吸引管路部87aに接続される液溜め部87bの先端に吸込口87cを直接形成しても良い。
(2)上述した実施形態では、半導体欠陥検査装置の液浸顕微鏡17に本発明を適用した例について説明したが、本発明は、液浸顕微鏡17を使用する種々の装置に広く適用することができる。
(1) In the above-described embodiment, the example in which the
(2) In the above-described embodiment, the example in which the present invention is applied to the
21:液浸対物レンズ鏡筒、25:ウェハ、55:液体、63:吐出ノズル、65:先玉レンズ、69:吸引用部材、69f:凹部、69h:液溜め部、71a:吸引管路部、77:対物レンズ鏡筒、77a:傾斜部、81:ノズル部、81a:吸込口、85:管部材、85a:ノズル部、85b:吸込口、85c:液溜め部、85d:吸引管路部。
21: Immersion objective lens barrel, 25: Wafer, 55: Liquid, 63: Discharge nozzle, 65: Tip lens, 69: Suction member, 69f: Recess, 69h: Liquid reservoir, 71a: Suction conduit , 77: objective lens barrel, 77a: inclined part, 81: nozzle part, 81a: suction port, 85: pipe member, 85a: nozzle part, 85b: suction port, 85c: liquid reservoir part, 85d: suction pipe part .
Claims (7)
前記レンズ部と前記試料との間の前記液体を吸引する液体吸引手段と、
を備え、
前記液体吸引手段は、
前記液体を吸い込む吸込口と、
前記吸込口からの前記液体を溜める液溜め部と、
前記液溜め部の前記液体を吸引する吸引管路部と、
を有し、
前記液溜め部の通路断面積を前記吸引管路部の通路断面積より大きくするとともに、前記吸引管路部の通路断面積を、前記吸込口の面積と同一または大きくしてなることを特徴とする液浸対物レンズ鏡筒。 A liquid supply means for supplying a liquid between the lens portion at the tip of the objective lens barrel and the sample;
A liquid suction means for sucking the liquid between the lens portion and the sample;
With
The liquid suction means includes
A suction port for sucking the liquid;
A liquid reservoir for storing the liquid from the suction port;
A suction line section for sucking the liquid in the liquid reservoir;
Have
The passage sectional area of the liquid reservoir is made larger than the passage sectional area of the suction conduit, and the passage sectional area of the suction conduit is equal to or larger than the area of the suction port. Immersion objective lens barrel.
前記吸込口は、ノズル部の先端に開口され、前記ノズル部が前記液溜め部に接続されていることを特徴とする液浸対物レンズ鏡筒。 The immersion objective lens barrel according to claim 1,
The immersion objective lens barrel, wherein the suction port is opened at a tip of a nozzle portion, and the nozzle portion is connected to the liquid reservoir portion.
前記吸込口の面積は、前記液体の吸込方向に垂直な方向の断面積よりも大きいことを特徴とする液浸対物レンズ鏡筒。 In the immersion objective lens barrel according to claim 1 or 2,
The immersion objective lens barrel characterized in that an area of the suction port is larger than a cross-sectional area in a direction perpendicular to a suction direction of the liquid.
前記吸込口の幅は、前記液体の吸込方向に垂直な方向の幅よりも大きいことを特徴とする液浸対物レンズ鏡筒。 In the immersion objective lens barrel according to any one of claims 1 to 3,
An immersion objective lens barrel characterized in that a width of the suction port is larger than a width in a direction perpendicular to a suction direction of the liquid.
前記ノズル部を、前記対物レンズ鏡筒の前記レンズ部の外側の傾斜部を覆って配置される吸引用部材の前記傾斜部側に形成される凹部と、前記傾斜部との間に形成される空間により形成するとともに、前記吸引用部材に前記液溜め部および前記吸引管路部を形成してなることを特徴とする液浸対物レンズ鏡筒。 In the immersion objective lens barrel according to any one of claims 2 to 4,
The nozzle portion is formed between a concave portion formed on the inclined portion side of the suction member disposed so as to cover an inclined portion outside the lens portion of the objective lens barrel and the inclined portion. An immersion objective lens barrel, wherein the immersion objective lens barrel is formed by a space and is formed by forming the liquid reservoir portion and the suction conduit portion on the suction member.
前記液体吸引手段は、管部材からなり、前記管部材に、前記吸込口、前記ノズル部、前記液溜め部および前記吸引管路部が順次形成されていることを特徴とする液浸対物レンズ鏡筒。 In the immersion objective lens barrel according to any one of claims 2 to 4,
The liquid suction means comprises a pipe member, and the suction objective, the nozzle part, the liquid reservoir part, and the suction pipe part are sequentially formed in the pipe member. Tube.
An immersion microscope comprising the immersion objective lens barrel according to any one of claims 1 to 6.
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