JP2007130720A - Work positioning method and device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ワークを所定の位置に位置決めするためのワーク位置決め方法及びその装置に関する。 The present invention relates to a workpiece positioning method and apparatus for positioning a workpiece at a predetermined position.
ワークを両側部から挟むようにして把持する把持装置において、ワークが当接する部位に、ワークの形状に対応する形状に変形可能なパッドを配設する場合がある。例えば、特許文献1では、エアを給排気可能ないわゆるエアバックが設けられたチャックでワークを把持することが提案されている。 In a gripping device that grips a workpiece so as to sandwich the workpiece from both sides, a pad that can be deformed into a shape corresponding to the shape of the workpiece may be provided at a portion where the workpiece abuts. For example, Patent Document 1 proposes gripping a workpiece with a chuck provided with a so-called air bag capable of supplying and exhausting air.
この場合、エアバックの内部には多数のボールが封入されている。チャックが閉じられてエアバックがワークの外側面に当接すると、エアバック内部の気体が排気される。特許文献1によれば、排気に伴ってエアバック内部が真空にされると各ボールが固定状態となり、その結果、ワークの外側面の形状に対応する形状にエアバックが固定されるので、ワークの外側面に略均等な圧力でエアバッグが当接し、挟持状態が良好となる、とされている。 In this case, a large number of balls are enclosed inside the airbag. When the chuck is closed and the airbag contacts the outer surface of the workpiece, the gas inside the airbag is exhausted. According to Patent Document 1, when the inside of the airbag is evacuated with exhaust, each ball is in a fixed state. As a result, the airbag is fixed to a shape corresponding to the shape of the outer surface of the workpiece. It is supposed that the airbag comes into contact with the outer side surface with substantially equal pressure, and the clamping state is good.
ところで、把持されたワークを他の何らかの部品に取り付ける場合がある。例えば、ワークにねじ部が存在し、このねじ部を他の部品のねじ孔に挿入する場合等である。 By the way, the gripped work may be attached to some other part. For example, there is a case where a thread portion exists in the work and the thread portion is inserted into a screw hole of another component.
この場合、ねじ部がねじ孔に挿入されても、ねじ孔に対してねじ部が傾斜していると、該ねじ部に対してナットを締め付けることが困難となるので、ねじ部の位置を矯正する必要が生じる。しかしながら、この場合、ねじ部が傾斜しているか否かの検査を行わなければならず、煩雑である。従って、このような場合、ねじ孔にねじ部を精度よく挿入することが希求される。 In this case, even if the screw part is inserted into the screw hole, if the screw part is inclined with respect to the screw hole, it is difficult to tighten the nut against the screw part. Need to do. However, in this case, it is necessary to inspect whether or not the screw portion is inclined, which is complicated. Therefore, in such a case, it is desired to insert the screw portion into the screw hole with high accuracy.
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、ワークを所定の位置に精度よく位置決めすることが可能なワーク位置決め方法及びその装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a workpiece positioning method and apparatus capable of accurately positioning a workpiece at a predetermined position.
前記の目的を達成するために、本発明は、ワークを位置決めするワーク位置決め方法であって、
前記ワークが当接する部位に把持パッドが設けられた把持装置で前記ワークを把持する工程と、
前記ワークの形状に対応する形状に変形した前記把持パッドの内部から気体を排出する工程と、
前記把持装置で前記ワークを所定の位置に搬送する工程と、
前記把持パッドの減圧度を低減することで前記把持パッドを元の形状に復元させ、且つ前記ワークを押圧して変位させる工程と、
を有することを特徴とする。
To achieve the above object, the present invention provides a workpiece positioning method for positioning a workpiece,
A step of gripping the workpiece with a gripping device provided with a gripping pad at a portion where the workpiece abuts;
Discharging gas from the inside of the gripping pad deformed into a shape corresponding to the shape of the workpiece;
Transporting the workpiece to a predetermined position with the gripping device;
Reducing the degree of decompression of the gripping pad to restore the gripping pad to its original shape, and pressing and displacing the workpiece;
It is characterized by having.
本発明においては、ワークを把持する際には把持パッドの内部の気体が排出され、一方、ワークを位置決めする際には気体の排出が停止される。この停止とともに把持パッドの内部の減圧度が低減することにより、把持パッドが元の形状に復元しようとする。これに追従してワークが押圧され、その結果、該ワークが正規位置に位置決めされる。 In the present invention, when the workpiece is gripped, the gas inside the gripping pad is discharged, while when the workpiece is positioned, the discharge of the gas is stopped. With this stop, the degree of decompression inside the gripping pad decreases, so that the gripping pad attempts to restore its original shape. Following this, the workpiece is pressed, and as a result, the workpiece is positioned at the normal position.
すなわち、本発明によれば、把持パッドからの気体の排出停止を行い、これにより把持パッドを復元させることで、所定位置へのワークの位置決めを容易に、且つ高精度に行うことができる。 That is, according to the present invention, the discharge of the gas from the gripping pad is stopped, and the gripping pad is restored thereby, so that the workpiece can be positioned at a predetermined position easily and with high accuracy.
また、本発明は、ワークを位置決めするワーク位置決め装置であって、
前記ワークが当接する部位に把持パッドが設けられた把持装置と、
前記把持パッドの内部から気体を排出する気体排出手段と、
前記把持パッドから排出される気体の量を制御して前記把持パッドの減圧度を制御可能な制御手段と、
を有することを特徴とする。
Further, the present invention is a workpiece positioning device for positioning a workpiece,
A gripping device provided with a gripping pad at a site where the workpiece contacts,
Gas discharging means for discharging gas from the inside of the gripping pad;
Control means capable of controlling the amount of gas discharged from the gripping pad to control the degree of decompression of the gripping pad;
It is characterized by having.
このような構成とすることにより、把持パッドの復元の度合いを調整することができ、結局、ワークの変位量を決定することができる。 By adopting such a configuration, the degree of restoration of the gripping pad can be adjusted, and eventually the amount of workpiece displacement can be determined.
本発明によれば、把持パッドの内部の気体を排気して変形状態を維持する一方、減圧度を低減して把持パッドを復元させるようにしている。この減圧度を低減することに伴ってワークを押圧するという簡便な作業を行うことにより、該ワークを所定の位置に容易に且つ高精度に位置決めすることができるという作用効果が得られる。 According to the present invention, the gas inside the gripping pad is exhausted to maintain the deformed state, while the degree of decompression is reduced to restore the gripping pad. By performing a simple operation of pressing the workpiece in accordance with the reduction in the degree of decompression, an effect is obtained that the workpiece can be easily and accurately positioned at a predetermined position.
以下、本発明に係るワーク位置決め方法につきそれを実施するための装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the workpiece positioning method according to the present invention in relation to an apparatus for carrying out the workpiece positioning method will be described and described in detail with reference to the accompanying drawings.
先ず、ワーク位置決め方法を実施するための把持装置の概略全体斜視図を図1に示すとともに、その概略平面図を図2に示す。この把持装置10は、図示しない6軸ロボットにおけるアーム部12の先端に組み込まれ、ワークとして、自動車用のドアミラー14を把持するためのものである。なお、ドアミラー14のネック部16の底面には、3本のねじ部18が突出するように固定されている。
First, a schematic overall perspective view of a gripping device for carrying out the workpiece positioning method is shown in FIG. 1, and a schematic plan view thereof is shown in FIG. This
把持装置10は、シリンダ20と、該シリンダ20の後端部に連結固定された固定爪22と、シリンダ20を構成するロッド24の先端に連結された可動爪26とを有する。勿論、固定爪22と可動爪26は、互いに対向するようにシリンダ20に取り付けられている。なお、図1及び図2中の参照符号27a、27bは、ガイドロッドを示す。
The
この場合、固定爪22には、可動爪26に臨む側の端面に6個、側面の各々に1個の把持パッド28が設けられている。この把持パッド28は、固定爪22の端面又は側面から連なる板状の支持部材30と、該支持部材30から突出したゴム製カバー32とを有し、図3に示すように、その内部に、貫通孔34を有する弾性体36と、多数の球体38を収容する。
In this case, the
弾性体36の材質は、外部から力が付加された際に可撓性を示し、且つ前記力が取り除かれた際に元の形状に復帰するものであればよく、例えば、ゴム又はスポンジが選定される。
The
一方、球体38としては、例えば、直径0.75mmのガラス製ビーズを選定することができる。
On the other hand, as the
固定爪22の端面及び側面には図示しない排出通路が設けられており、この排出通路は、支持部材30まで連なっている。また、この排出通路には、管継手40、エジェクタ42を介して排気チューブ44が接続されている。すなわち、把持パッド28の内部の気体は、エジェクタ42の作用下に排気可能である。なお、排気チューブ44における下流側には、図示しない自動開閉バルブが介装されている。
A discharge passage (not shown) is provided on the end face and the side surface of the
可動爪26における固定爪22に臨む側の端面に設けられた把持パッド28も上記と同様に構成されており、従って、同一の構成要素には同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
The
ここで、可動爪26にはタッチセンサ46が設けられている。このタッチセンサ46は、可撓性を有するタッチバー48を有し、該タッチバー48は、ドアミラー14の端面が当接した際に図2における上方に変位する。
Here, the
本実施の形態に係るワーク位置決め方法は、上記した把持装置10を用い、以下のようにして実施される。
The workpiece positioning method according to the present embodiment is performed as follows using the above-described
先ず、ワークであるドアミラー14は、図示しない搬送システムの所定の位置に待機している。前記6軸ロボットは、このドアミラー14を把持するべく適切に動作して、アーム部12を所定の位置に動作させる。
First, the
次に、シリンダ20が付勢され、これによりロッド24が図2の二点差線の位置から実線の位置まで下降する。その結果、ドアミラー14が固定爪22と可動爪26とで挟持される。
Next, the
ドアミラー14が挟持されると、タッチセンサ46を構成するタッチバー48がドアミラー14に当接して上方に変位し(図2参照)、これにより、6軸ロボットの動作を制御する制御部(図示せず)に、把持装置10がドアミラー14を挟持したことが認識される。
When the
この際、ドアミラー14の所定の部位が把持パッド28を押圧する。このため、把持パッド28のゴム製カバー32は、図4に示すように、若干圧潰される。同時に、把持パッド28の内部の球体38が流動するとともに、弾性体36が若干圧潰されて図4における横方向に膨出する。結局、把持パッド28がドアミラー14の形状に対応する形状に変形する。
At this time, a predetermined portion of the
この状態で、前記制御部の制御作用下に前記自動開閉バルブが開放され、把持パッド28内の気体が排気される。すなわち、把持パッド28内が減圧状態となり、これにより球体38が位置決め固定される。
In this state, the automatic opening / closing valve is opened under the control action of the control unit, and the gas in the
このような排気が続行される最中、6軸ロボットは、適切に動作してアーム部12を所定の位置に移動させ、図5に示すように、自動車用ドア50のねじ孔52にドアミラー14のねじ部18を通す。この際、ねじ部18がねじ孔52に対して傾斜するように挿入されることがある。
While such exhaust is continued, the 6-axis robot operates appropriately to move the
このような場合、本実施の形態では、把持パッド28内の減圧度を調整する。すなわち、図示しない前記制御部が、前記自動開閉バルブを所定の開度となるように閉止し、エジェクタ42の作用下に排気される排気量を少なくする。勿論、前記自動開閉バルブを全閉にして排気量を0としてもよい。すなわち、把持パッド28の復元は、該把持パッド28の内部を大気圧に戻すことで行うようにしてもよいし、大気圧よりも低い圧力とすることで行うようにしてもよい。
In such a case, in the present embodiment, the degree of decompression in the
このようにして減圧度が低減された把持パッド28では、この低減に追従して球体38の位置決め固定の度合いが低下し、且つ弾性体36が弾性復元に基づいて元の形状に戻ろうとするので、把持パッド28(ゴム製カバー32)が元の形状に戻ろうとし、結局、復元する把持パッド28によってドアミラー14が押圧される。
In this manner, in the
把持パッド28の形状が元の状態、又はその途中まで復元すると、該把持パッド28によってドアミラー14が押圧される。その結果、図6に示すように、ドアミラー14の一端が押圧され、これにより、ねじ孔52に対して傾斜していたねじ部18が正規位置に位置決めされるに至る。
When the shape of the
このように、本実施の形態においては、ドアミラー14を変位させる部位に対応する位置の把持パッド28の減圧度を低減し、この際、該把持パッド28内部の弾性体36の弾性復元力でドアミラー14を変位させるようにしている。これにより、ドアミラー14を正規位置に簡便且つ高精度に配することができる。従って、従前のように、ねじ部18が正規位置に配されたか否かを確認し、正規位置でない場合には正規位置に矯正する作業を行う必要がなくなる。
As described above, in the present embodiment, the degree of pressure reduction of the
すなわち、本実施の形態によれば、煩雑な作業を行うことなくドアミラー14を正規位置に精度よく位置決めすることが可能である。
That is, according to the present embodiment, it is possible to accurately position the
その後、正規位置に位置決めされたねじ部18に対してナットが螺合され、ドアミラー14が自動車用ドア50に位置決め固定されるに至る。
Thereafter, the nut is screwed into the
位置決め固定されたドアミラー14から把持パッド28が完全に離間すると、該把持パッド28(ゴム製カバー32)は、弾性体36の弾性復元力に基づいて元の形状に戻る。このため、把持装置10においては、ドアミラー14とは別形状のドアミラーを把持することも容易である。
When the
なお、図7に示すように、支持部材30に弾性部材からなる平面矩形状の枠体54を設置し、該枠体54の貫通孔56の上方をゴム製カバー58で閉塞して構成された把持パッド60を採用するようにしてもよい。この場合、図8に示すように、ドアミラー14が挟持されると、その形状に対応する形状に枠体54が変形し、この状態で把持パッド60の内部の気体が排出される。矩形状の枠体54に代替して、円環状の枠体を採用するようにしてもよい。
As shown in FIG. 7, a planar
いずれの場合においても、気体排出機構として、エジェクタ42に代替して真空ポンプを使用するようにしてもよい。勿論、その他の吸気手段を使用するようにしてもよい。
In either case, a vacuum pump may be used instead of the
また、ドアミラー14以外のワークを位置決めするようにしてもよいことはいうまでもない。
Needless to say, a workpiece other than the
さらに、把持パッド28、60内に収容される球体38に代替し、例えば、円柱体形状や円筒体形状の固体を流動可能に収容するようしてもよい。又は、球体38や代替物体を把持パッド28、60内に収容しないようにしてもよい。
Furthermore, instead of the
10…把持装置 14…ドアミラー
18…ねじ部 20…シリンダ
22…固定爪 24…ロッド
26…可動爪 28、60…把持パッド
30…支持部材 32、58…ゴム製カバー
34、56…貫通孔 36…弾性体
38…球体 42…エジェクタ
44…排気チューブ 46…タッチセンサ
48…タッチバー 50…自動車用ドア
52…ねじ孔 54…枠体(弾性体)
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記ワークが当接する部位に把持パッドが設けられた把持装置で前記ワークを把持する工程と、
前記ワークの形状に対応する形状に変形した前記把持パッドの内部から気体を排出する工程と、
前記把持装置で前記ワークを所定の位置に搬送する工程と、
前記把持パッドの減圧度を低減することで前記把持パッドを元の形状に復元させ、且つ前記ワークを押圧して変位させる工程と、
を有することを特徴とするワーク位置決め方法。 A workpiece positioning method for positioning a workpiece,
A step of gripping the workpiece with a gripping device provided with a gripping pad at a portion where the workpiece abuts;
Discharging gas from the inside of the gripping pad deformed into a shape corresponding to the shape of the workpiece;
Transporting the workpiece to a predetermined position with the gripping device;
Reducing the degree of decompression of the gripping pad to restore the gripping pad to its original shape, and pressing and displacing the workpiece;
A workpiece positioning method characterized by comprising:
前記ワークが当接する部位に把持パッドが設けられた把持装置と、
前記把持パッドの内部から気体を排出する気体排出手段と、
前記把持パッドから排出される気体の量を制御して前記把持パッドの減圧度を制御可能な制御手段と、
を有することを特徴とするワーク位置決め装置。 A workpiece positioning device for positioning a workpiece,
A gripping device provided with a gripping pad at a site where the workpiece contacts,
Gas discharging means for discharging gas from the inside of the gripping pad;
Control means capable of controlling the amount of gas discharged from the gripping pad to control the degree of decompression of the gripping pad;
A workpiece positioning apparatus characterized by comprising:
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