JP2007121378A - 映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来から、映像を拡大して表示することが可能な映像表示装置は提案されていたが、拡大された映像を分割して必要に応じてそれぞれを出力することで拡大表示を実行しており、基本的に表示されるサイズは一定であるため、部分映像を所望する大きさで視認できない可能性がある。
【解決手段】本発明は、映像及び部分映像を自由に配置表示した合成映像を表示可能な映像表示装置を提案するものである。全体の映像と、部分の映像とが一画面中に表示できる。さらに、映像やディスプレイの縦/横比に基づいて生成される配置表示情報によって、利用者が特段の作業を強いられることなく合成映像の配置が自動的に定まる。このとき、全体の映像と、部分の映像とが重なり表示されることが許容される場合がある。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、映像及び部分映像を自由に配置表示した合成映像を表示可能な映像表示装置を提案するものである。全体の映像と、部分の映像とが一画面中に表示できる。さらに、映像やディスプレイの縦/横比に基づいて生成される配置表示情報によって、利用者が特段の作業を強いられることなく合成映像の配置が自動的に定まる。このとき、全体の映像と、部分の映像とが重なり表示されることが許容される場合がある。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像表示装置に関するものである。
従来から、映像を拡大して表示することが可能な映像表示装置は提案されていた(特許文献1参照。)。
特開平11−175045号公報
しかしながら、上記映像表示装置は、画面分割方式のみを採用したものであって、いずれかの画面が十分小さくなったときに生じる画面内余白を解消するためにピクチャーインピクチャー方式を利用することは想定されておらず、分割画面の大きさに応じてユーザーに適した表示方式が提案されていなかった。
本発明は、かかる実情に鑑み、映像及び部分映像を自由に配置表示した合成映像を表示可能な映像表示装置を提案するものである。これにより、全体の映像と、部分の映像とが一画面中に表示できる。さらに、映像やディスプレイの縦/横比に基づいて生成される配置表示情報によって、利用者が特段の作業を強いられることなく合成映像の配置が自動的に定まる。このとき、ユーザーの視聴しやすさや、画面内の無駄な余白をなくするために全体の映像と、部分の映像とが重なり表示されることが許容される場合がある。
以上、説明したように本件発明に係る映像表示装置においては、全体の映像と、部分の映像とがユーザーにとって最適な配置表示にて一画面中に表示されるため、視聴者が注目したい部分を拡大等して視認可能となり、便利である。また、映像やディスプレイの縦/横比に基づいて生成される配置表示情報によって、合成映像の配置が自動的に定まる場合には、利用者が特段の作業を強いられることないため利便性が高い。また、全体の映像と、部分の映像とが場合に応じて重なり表示されることが許容されるので、バリエーション豊かな表示形態が可能となり、各映像のより大きな表示が実現できる。
以下に、各発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
実施形態1は、主に請求項1、6、7などについて説明する。 実施形態2は、主に請求項2から5などについて説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、映像及び部分映像を配置表示する合成映像情報を生成し、合成映像を表示する映像表示装置である。
図1は、本実施形態の映像表示装置の一例を示すものである。今、映像表示装置は、サッカーの映像コンテンツを表示するための映像情報を、受信チューナーなどを介して取得しているとする。このとき映像表示装置の右側の領域に表示されている映像が、取得した映像情報により表示できる映像の全体である。一方、左側の領域には、全体の映像のうち中央部分のみを切り出した部分映像が表示されている。したがって、映像表示装置の右側の領域の映像では4人の人物が映っていたが、左側の領域の映像では中央部分の2人のみが切り出されて映っている。このとき、映像表示装置は全体の映像と、部分映像とを配置表示するための合成映像情報を生成する。このとき、全体の映像と、部分映像との配置においては、分割画面表示又はピクチャーインピクチャー方式のいずれかを選択することもできる。図では分割画面表示にて表示されている場面を示したが、例えば部分映像の上に全体映像が重畳し、ピクチャーインピクチャー方式にて表示される場合もある。
<実施形態1:構成> 本実施形態での機能ブロック図の一例を図2に示した。 図2に示す本実施形態の「映像表示装置」(0200)は、「映像情報取得部」(0201)と、「部分映像情報取得部」(0202)と、「合成映像情報生成部」(0203)と、「合成映像表示部」(0204)とを有する。また、部分映像情報取得部は、「拡大部分映像情報取得手段」(0205)を有する場合がある。
「映像表示装置」(0200)は、映像を表示可能なディスプレイを有する装置一般を広く含む。ディスプレイには、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ、冷陰極マトリックス型ディスプレイなどを広く含む場合がある。
「映像情報取得部」(0201)は、映像情報を取得する。「映像情報」は、映像を表示するための情報であり、コンテンツを構成する。映像情報には、動画を構成する情報だけでなく、静止画を構成する情報が含まれる場合もある。また映像情報の取得は、受信チューナーなどを介して放送されたコンテンツを取得する場合や、インターネットなどを介してコンテンツをダウンロードして取得する場合、すでに映像表示装置内のHDDなどに蓄積されているコンテンツを読み出して取得する場合などが想定される。
「部分映像情報取得部」(0202)は、部分映像情報を取得する。「部分映像情報」は、前記映像の部分映像を表示するための情報である。部分映像は、映像情報から切り出した部分の映像を構成する情報である。当該部分は、映像の中央領域に限定されるものではなく、利用者が任意に切り取る部分を設定できるとしてもよい。また、切り出される部分の縮尺も利用者が任意に設定できるとしてもよい。
また、部分映像情報取得部は「拡大部分映像情報取得手段」(0205)を有する場合がある。拡大部分映像情報取得手段は、拡大部分映像情報を部分映像情報として取得する。「拡大部分映像情報」は、映像情報から切り出した部分映像を拡大した映像である拡大部分映像を表示するための情報である。拡大する倍率は利用者が任意に設定できるとしてもよい。また、切り出した部分映像は、ディスプレイ中の部分映像を表示する領域内におさまる範囲で拡大されるものに限定されず、超過する倍率にて拡大される場合もある。このときは、表示領域を超えた範囲については表示が行われない。
「合成映像情報生成部」(0203)は、合成映像情報を生成する。「合成映像情報」は、前記映像及び部分映像を分割画面表示又はピクチャーインピクチャー方式のいずれかを選択して配置表示した情報である。分割画面表示とは、表示領域を分割し、複数の映像のそれぞれを一覧で表示可能とする表示形態をいう。なお、メインの映像とサブの映像のサイズが異なるピクチャーアウトピクチャー方式は分割画面表示に含まれるものとする。一方、ピクチャーインピクチャー方式とは、一の映像領域に、他の映像を重畳させて表示する方式をいう。いずれも表示される映像は、2つに限定されるものではなく、複数であってもよい。また、全ての映像の表示後に生じた余剰領域には、何も表示されないことを示す黒い画像が表示される場合がある。分割画面表示又はピクチャーインピクチャー方式のいずれかの選択は、利用者がリモコンなどを操作して可能となる場合の他、全体の映像と部分映像の表示サイズなどに応じて自動的に選択されるとしてもよい。なお、配置位置などに関する情報については、実施形態2にて詳述する。
「合成映像表示部」(0204)は、合成映像を表示する。「合成映像」は、合成映像情報による映像である。合成映像情報がグラフィックメモリに書き込まれることによって、全体と部分の映像が配置表示される。
<実施形態1:具体例> 図3は、本実施形態の映像表示装置におけるハードウエア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、映像表示装置の表示処理におけるそれぞれのハードウエア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、映像表示装置は、部分映像情報取得部や、合成映像情報生成部として「CPU(中央演算装置)」(0301)と、「メインメモリ」(0302)とを備え、合成映像表示部として「グラフィックメモリ」(0303)を備えている。また、映像情報取得部として「受信チューナー」(0305)を備える。さらに、「記憶装置(又は記憶媒体)」(0304)や、「インターフェース」(0306)も備えている。これらは、「システムバス」(0307)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
ここで、記憶装置はCPUにて実行される各種プログラムなどを記憶している。また、メインメモリは記憶装置に記憶されているプログラムを実行するために読み出しと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。さらに、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやり取りを行い、処理することが可能となっている。また、受信チューナーは、コンテンツデータを受信する機能を備える。インターフェースは、コンテンツデータの受信命令や、受信チューナーにて受信したコンテンツデータをメインメモリに伝送するための命令、あるいは合成映像のディスプレイへの表示命令などを取得する機能などを備える。
インターフェースにて映像情報の取得命令(電源ON、チャネル選択など)が取得されることにより、受信チューナーなどを介して映像情報が取得され、記憶装置のメインメモリのアドレス(1)に保持される。また、インターフェースで新規に部分映像情報の取得命令が取得される。これは、利用者のリモコン操作などによって全体の映像から抜き出す部分の指定や、拡大する場合にはその倍率の指定が行われることで実現できる。取得した映像情報から所定の部分の抜き出しが行われ、抜き出した部分を拡大する場合には、所定の拡大処理が行われる。このようにして部分映像情報が取得できる。取得した部分映像情報は一時的にメインメモリ(2)に格納するとしてもよい。
一方、記憶装置のアドレス(α)に記憶されている合成映像情報生成プログラムPがメインメモリのワーク領域上(4)に展開される。このとき、まず、合成映像情報生成プログラムPは、「メインメモリのアドレス(1)(2)のデータに基づいて、合成映像情報を生成してグラフィックメモリに格納せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(1)(2)に記憶されている映像情報と、部分映像情報とが読み出され、CPUにて合成映像情報の生成のための処理が行われる。部分映像と、全体の映像とを配置表示する合成映像情報を生成し、グラフィックメモリに、合成映像情報に応じて合成映像が配置されることで、ディスプレイには全体の映像と、部分映像とを表示することが可能となる。
<実施形態1:処理の流れ> 図4は、本実施形態の映像表示装置における表示処理の流れを示したものである。まず、映像を表示するための映像情報を取得する(映像情報取得ステップ S0401)。映像情報は、受信チューナーなどを介して放送されたコンテンツを取得する場合などが該当する。
次に、前記映像の部分映像を表示するための部分映像情報を取得する(部分映像情報取得ステップ S0402)。部分映像情報は、利用者の操作によって部分が特定され、取得可能となる場合もあるし、予め所定の部分が定められており、映像情報の取得と同期して部分映像情報の取得が可能となる場合もある。またこのとき、映像情報から切り出した部分映像を拡大した映像である拡大部分映像を表示する拡大部分映像情報を部分映像情報として取得する場合もある。
その次に、前記映像及び部分映像を分割画面表示又はピクチャーインピクチャー方式のいずれかを選択して配置表示する合成映像情報を生成する(合成映像情報生成ステップ S0403)。合成映像情報は、全体の映像と部分映像の表示サイズなどに応じて生成される。
最後に、合成映像情報による映像である合成映像を表示する(合成映像表示ステップ S0404)。合成映像情報に応じて、映像と部分映像が、グラフィックメモリにそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
以上の処理は、計算機に実行させるためのプログラムで実行することができ、また、このプログラムを計算機によって読取り可能な記録媒体に記録することができる。(本明細書の全体を通して同様である。)
<実施形態1:効果> 本実施形態は、映像及び部分映像を配置表示する合成映像情報を生成し、合成映像を表示する映像表示装置である。全体の映像と、部分の映像とが一画面中に表示されるため、視聴者が注目したい部分を拡大等して視認可能となり、便利である。このとき、視聴者はコンテンツの注目したい部分を拡大表示し迫力ある映像を楽しみつつも、同時に全体の映像も確認することができる。バリエーション豊かな表示形態にてコンテンツの全体と細部を同時に表示することで、視聴者の多様なニーズに対応可能となる効果が期待できる。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要> 本実施形態の概要について説明する。本実施形態は、合成映像における前記配置を定める配置表示情報を取得することに特徴を有する映像表示装置である。配置表示情報は、映像の縦/横比情報や、ディスプレイの縦/横比情報に基づいて生成される場合がある。
<実施形態2:構成1> 本実施形態での機能ブロック図の一例を図5に示した。 図5に示す本実施形態の「映像表示装置」(0500)は、「映像情報取得部」(0501)と、「部分映像情報取得部」(0502)と、「合成映像情報生成部」(0503)と、「合成映像表示部」(0504)と、さらに、「配置表示情報取得部」(0505)とを有する。また、図示していないが部分映像情報取得部は、拡大部分映像情報取得手段を有する場合がある。
「配置表示情報取得部」(0505)は、配置表示情報を取得する。「配置表示情報」は、合成映像における前記配置を定める情報である。配置表示情報には、表示領域中における配置位置を示すための情報の他、全体の映像及び部分映像各々の縦/横のサイズや縦/横比、ディスプレイのサイズや縦/横比、合成映像が合成される映像が重なり表示されることを許容するか否かを示す情報などが含まれる場合がある。配置表示情報は、例えば、全体の映像は縦/横のドット数を360/640とし、表示領域右側に表示し、拡大映像はドット数を720/1280とし、表示領域左側に表示することを示す情報などが該当する。
このとき、配置によっては、ディスプレイの表示領域内に合成映像がおさまらない場合もある。このときは、表示領域を超えた範囲については表示が行われないとしてもよい。このときの表示の一例を図6に示した。
配置表示情報は、後述するように映像やディスプレイの縦/横比やサイズに基づいて自動的に生成され取得可能となるとしてもよいし、利用者が設定入力したデータから取得可能となるとしてもよい。取得した配置表示情報は、合成映像情報生成部(0503)において、合成映像情報生成の際に用いられるとしてもよい。
その他各部の処理については、実施形態1と同様である。
<実施形態2:構成2> 本実施形態での機能ブロック図の一例を図7に示した。 図7に示す本実施形態の「映像表示装置」(0700)は、「映像情報取得部」(0701)と、「部分映像情報取得部」(0702)と、「合成映像情報生成部」(0703)と、「合成映像表示部」(0704)と、「配置表示情報取得部」(0705)とを有する。さらに、配置表示情報取得部(0705)は、「映像縦/横比情報取得手段」(0706)と、「ディスプレイ縦/横比情報取得手段」(0707)と、「配置表示情報生成手段」(0708)と、を有する。
「映像縦/横比情報取得手段」(0706)は、映像情報から映像縦/横比情報を取得する。「映像縦/横比情報」は、映像情報により表示可能となる映像の縦/横比を示す情報である。映像縦/横比情報には、全体の映像の縦/横比を示す情報だけでなく、部分映像の縦/横比を示す情報も含まれる場合がある。映像縦/横比情報は、映像情報に付加されており、受信チューナーなどから映像情報を取得した際に取得可能となる。また、部分映像の縦/横比を示す情報は、予め記憶装置などに蓄積されている場合にはこれを取得し、利用者が設定する場合には、利用者による入力データから取得する。
「ディスプレイ縦/横比情報取得手段」(0707)は、前記合成映像が表示されるディスプレイのディスプレイ縦/横比情報を取得する。「ディスプレイ縦/横比情報」は、ディスプレイの縦/横比を示す情報である。ディスプレイ縦/横比情報は、予め記憶装置などに蓄積されており、これを読み出すことで取得できる。
「配置表示情報生成手段」(0708)は、これらの縦/横比情報に基づいて前記配置表示情報を生成する。配置表示情報を生成する基になる縦/横比情報には、映像縦/横比情報、及び/又は、ディスプレイ縦/横比情報が含まれる。表示可能領域と、全体や部分の映像の縦/横比やサイズに基づいてそれぞれの配置が決定する。
その他各部の処理については、実施形態1などと同様である。
<実施形態2:構成3> 本実施形態での機能ブロック図の一例を図8に示した。 図8に示す本実施形態の「映像表示装置」(0800)は、「映像情報取得部」(0801)と、「部分映像情報取得部」(0802)と、「合成映像情報生成部」(0803)と、「合成映像表示部」(0804)と、「配置表示情報取得部」(0805)とを有する。さらに、配置表示情報取得部(0805)は、「重なり表示決定命令取得手段」(0806)を有する。また、図示していないが、配置表示情報取得部(0805)は、映像縦/横比情報取得手段と、ディスプレイ縦/横比情報取得手段と、配置表示情報生成手段と、を有する場合もある。
「重なり表示決定命令取得手段」(0806)は、重なり表示決定命令を取得する。「重なり表示決定命令」は、合成映像において合成される映像が重なり表示されることを許容する配置表示情報を取得するか、許容しない配置表示情報を取得するかを定める情報である。重なり表示決定命令が、合成映像において合成される映像が重なり表示されることを許容しない配置表示情報を取得するとの命令である場合には、全体の映像と部分映像とは重ならない状態でディスプレイに表示される配置表示情報が取得できる。このとき、場合によっては全体の映像、又は/及び部分映像がカット、縮小される場合もある。
一方、重なり表示決定命令が、合成映像において合成される映像が重なり表示されることを許容する配置表示情報を取得するとの命令である場合には、全体の映像と部分映像とが重なった状態でディスプレイに表示される配置表示情報が取得できる。図9は、この表示形態についての一例を示した図である。図9(a)では部分映像に全体の映像の一部が重畳して表示される態様を示し、(b)では部分映像に全体の映像の全部が重畳して表示される態様を示したが、これに限定されるものではなく、全体の映像に部分映像が重畳して表示されるとしてもよい。この重なり表示決定命令に応じて取得した配置表示情報は、合成映像情報生成部(0803)において、合成映像情報生成の際に用いられるとしてもよい。
重なり表示決定命令は、利用者が設定入力したデータから取得可能となる場合もあるし、重なり表示決定命令取得手段は、サイズ依存重なり表示決定命令取得器を有する場合もある。「サイズ依存重なり表示決定命令取得器」は、全体映像又は/及び部分映像の映像サイズに応じて重なり表示決定命令を取得する。一例として、分割画面方式の2画面のうち一方に拡大用の映像を表示し、他方に全体の映像を表示して確認用と位置づけた表示態様を考える。確認用の全体映像の表示領域を縮小する過程において全体映像の表示領域が所定の閾値を超えた場合にはそれ以上縮小せず、重なり表示を許容する重なり表示決定命令を取得する。つまり、部分映像の上に全体の映像を重ねてディスプレイに表示することができる。これは、表示領域が小さくなるにつれて生じる上下のブランクの部分によって、両者の表示のバランスが不均衡となることを解消するものである。なお、先の所定の閾値は利用者が自由に設定できるとしてもよい。閾値は、映像が認識できるサイズや、ハード的に縮小可能なサイズ、ブランク部分との見た目の相対比などから決定できる。これは、小さい映像となりすぎて視認しづらくなることを防ぐものである。
また、拡大表示用の部分映像の余剰領域に全体確認用の全体映像を表示する表示形態の場合には、部分映像の表示領域を拡大する際には相対的に全体映像の表示領域が縮小されるが、このとき先の例と同様に、全体映像の表示領域は所定の閾値以上には縮小せず、重なり表示を許容する重なり表示決定命令を取得する。拡大表示用の部分映像が拡大されるにつれて、部分映像と全体映像の重なりが大きくなり、最終的には部分映像の上に全体映像が完全に重畳するピクチャーインピクチャー方式にて表示されることになる。
その他各部の処理については、実施形態1などと同様である。
<実施形態2:具体例> 図10は、本実施形態の映像表示装置におけるハードウエア構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、映像表示装置の表示処理におけるそれぞれのハードウエア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、映像表示装置は、部分映像情報取得部や、合成映像情報生成部、さらに、配置表示情報取得部として「CPU(中央演算装置)」(1001)と、「メインメモリ」(1002)とを備え、合成映像表示部として「グラフィックメモリ」(1003)を備えている。また、映像情報取得部として「受信チューナー」(1005)を備える。さらに、「記憶装置(又は記憶媒体)」(1004)や、「インターフェース」(1006)も備えている。これらは、「システムバス」(1007)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
インターフェースにて映像情報の取得命令(電源ON、チャネル選択など)が取得されることにより、受信チューナーなどを介して映像情報が取得され、記憶装置のメインメモリのアドレス(1)に保持される。また、インターフェースで新規に部分映像情報の取得命令が取得される。これは、利用者のリモコン操作などによって全体の映像から抜き出す部分の指定や、拡大する場合にはその倍率の指定が行われることで実現できる。取得した映像情報から所定の部分の抜き出しが行われ、抜き出した部分を拡大する場合には、所定の拡大処理が行われる。このようにして部分映像情報が取得できる。取得した部分映像情報は一時的にメインメモリ(2)に格納するとしてもよい。
また、インターフェースで新規に配置表示情報の取得命令が取得される。配置表示情報は、利用者のリモコン操作などによって取得可能となる場合もあるし、受信チューナーなどを介して取得された映像情報に付加されている映像縦/横比情報や、記憶装置に蓄積保持されているディスプレイ縦/横比情報に基づいて生成し取得するとしてもよい。取得した配置表示情報は、一時的にメインメモリ(3)に格納するとしてもよい。
一方、図示していないが、記憶装置に記憶されている合成映像情報生成プログラムPがメインメモリのワーク領域上に展開される。このとき、まず、合成映像情報生成プログラムPは、「メインメモリのアドレス(3)のデータに基づいて、(1)(2)のデータから合成映像情報を生成してグラフィックメモリに格納せよ」との命令を送出する。この命令にしたがって、メインメモリのアドレス(1)(2)に記憶されている映像情報と、部分映像情報とが読み出され、(3)に記憶されている配置表示情報に基づいてCPUにて合成映像情報の生成のための処理が行われる。部分映像と、全体の映像とを配置表示情報による配置位置などに基づいて合成映像情報を生成し、グラフィックメモリに、合成映像情報に応じて合成映像が配置されることで、ディスプレイには全体の映像と、部分映像とを表示することが可能となる。
<実施形態2:処理の流れ> 図11は、本実施形態の映像表示装置における表示処理の流れを示したものである。まず、映像を表示するための映像情報を取得する(映像情報取得ステップ S1101)。映像情報は、受信チューナーなどを介して放送されたコンテンツを取得する場合などが該当する。
次に、前記映像の部分映像を表示するための部分映像情報を取得する(部分映像情報取得ステップ S1102)。部分映像情報は、利用者の操作によって部分が特定され、取得可能となる場合もあるし、予め所定の部分が定められており、映像情報の取得と同期して部分映像情報の取得が可能となる場合もある。またこのとき、映像情報から切り出した部分映像を拡大した映像である拡大部分映像を表示する拡大部分映像情報を部分映像情報として取得する場合もある。
その次に、合成映像における配置を定める配置表示情報を取得する(配置表示情報取得ステップ S1103)。このとき、映像情報から取得する映像縦/横比情報や、前記合成映像が表示されるディスプレイのディスプレイ縦/横比情報に基づいて前記配置表示情報を生成するとしてもよい。また、合成映像において合成される映像が重なり表示されることを許容する配置表示情報を取得するか、許容しない配置表示情報を取得するかを定める情報である重なり表示決定命令を取得し、これに応じた配置表示情報の取得を行うとしてもよい。
さらに、前記映像及び部分映像を配置表示情報に基づいて表示する合成映像情報を生成する(合成映像情報生成ステップ S1104)。合成映像情報は、全体の映像と部分映像の表示サイズなどに応じて生成される。
最後に、合成映像情報による映像である合成映像を表示する(合成映像表示ステップ S1105)。合成映像情報に応じて、映像と部分映像が、グラフィックメモリにそれぞれ配置されることで、ディスプレイの所定の位置に、所定のコンテンツを表示することが可能となる。
<実施形態2:効果> 本実施形態は、合成映像における前記配置を定める配置表示情報を取得することに特徴を有する映像表示装置である。映像やディスプレイの縦/横比に基づいて生成される配置表示情報によって、利用者が特段の作業を強いられることなく合成映像の配置が自動的に定まるため利便性が高い。
また、全体の映像と、部分の映像とが重なり表示されることが許容される場合があり、バリエーション豊かな表示形態が可能となり、各映像のより大きな表示が実現できる。これは、特に表示領域と映像コンテンツのアスペクト比が一致していない場合に、余剰領域を有効に活用できる点に効果が期待できる。
0200 映像表示装置
0201 映像情報取得部
0202 部分映像情報取得部
0203 合成映像情報生成部
0204 合成映像表示部
0205 拡大部分映像情報取得手段
0201 映像情報取得部
0202 部分映像情報取得部
0203 合成映像情報生成部
0204 合成映像表示部
0205 拡大部分映像情報取得手段
Claims (7)
- 映像を表示するための映像情報を取得する映像情報取得部と、
前記映像の部分映像を表示するための部分映像情報を取得する部分映像情報取得部と、
前記映像及び部分映像を分割画面表示又はピクチャーインピクチャー方式のいずれかを選択して配置表示した合成映像情報を生成する合成映像情報生成部と、
合成映像情報による映像である合成映像を表示する合成映像表示部と、
を有する映像表示装置。 - 合成映像における前記配置表示を定める配置表示情報を取得する配置表示情報取得部を有する請求項1に記載の映像表示装置。
- 配置表示情報取得部は、
映像情報から映像縦/横比情報を取得する映像縦/横比情報取得手段と、
前記合成映像が表示されるディスプレイのディスプレイ縦/横比情報を取得するディスプレイ縦/横比情報取得手段と、
これらの縦/横比情報に基づいて前記配置表示情報を生成する配置表示情報生成手段と、
を有する請求項2に記載の映像表示装置。 - 配置表示情報取得部は、合成映像において合成される映像が重なり表示されることを許容する配置表示情報を取得するか、許容しない配置表示情報を取得するかを定める情報である重なり表示決定命令を取得する重なり表示決定命令取得手段を有する請求項2又は3に記載の映像表示装置。
- 前記重なり表示決定命令取得手段は、全体映像又は/及び部分映像の映像サイズに応じて重なり表示決定命令を取得するサイズ依存重なり表示決定命令取得器を有する請求項4に記載の映像表示装置。
- 部分映像情報取得部は、映像情報から切り出した部分映像を拡大した映像である拡大部分映像を表示する拡大部分映像情報を部分映像情報として取得する拡大部分映像情報取得手段を有する請求項1から5のいずれか一に記載の映像表示装置。
- 映像を表示するための映像情報を取得する映像情報取得ステップと、
前記映像の部分映像を表示するための部分映像情報を取得する部分映像情報取得ステップと、
前記映像及び部分映像を配置表示する合成映像情報を生成する合成映像情報生成ステップと、
合成映像情報による映像である合成映像を表示する合成映像表示ステップと、
を有する映像表示方法。
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