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JP2007120637A - 密封装置 - Google Patents

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JP2007120637A
JP2007120637A JP2005314013A JP2005314013A JP2007120637A JP 2007120637 A JP2007120637 A JP 2007120637A JP 2005314013 A JP2005314013 A JP 2005314013A JP 2005314013 A JP2005314013 A JP 2005314013A JP 2007120637 A JP2007120637 A JP 2007120637A
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Shinichiro Taguchi
紳一郎 田口
Yoshiyuki Kanzaki
芳行 勘崎
Kiichiro Goto
喜一郎 後藤
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    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

【課題】金属環2における押圧部5ないしフランジ部6の平面度を厳しく管理しなくても、これらの相手部材11に対する径方向接触位置を安定化させることができ、また相手部材11に対する円周方向押圧分布を安定化させることができる密封装置を提供する。
【解決手段】金属環2とパッキン等のシール部とを有する密封装置であって、金属環2は、金属環2が軸方向に変位したときに相手部材11を押圧する所定の径方向幅を備えた環状の押圧部5を有する密封装置において、押圧部5は、その押圧面7が相手部材11に向けて凸の向きの断面円弧状またはウェーブ状に形成されていることにした。また押圧部5は、金属環2の筒状部4の先端に一体成形された外向きのフランジ部6よりなり、フランジ部6は、その厚みが筒状部4よりも薄肉化されるとともに断面円弧状またはウェーブ状に形成されてバネ性を有することにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、密封技術に係る密封装置に関し、更に詳しくは例えば、自動車等車両の自動変速機(ATやCVTなど)におけるボンデッドピストンシール(Bonded Piston Seal(BPS))として用いられるのに適した密封装置に関するものである。
従来から、密封装置の一種として、図6に示すボンデッドピストンシール51が知られており、このボンデッドピストンシール51は、金属環52と、この金属環52に支持されたパッキン等のシール部53とを有し、ポート54からの圧力供給により軸方向(図では上下方向)に変位する当該ボンデッドピストンシール51の金属環52にて多層構造のクラッチ板55を押圧することによりクラッチの締結を行なうように構成されている(特許文献1参照)。
金属環52は、筒状部52aの先端に一体成形された外向きのフランジ部52bを有し、このフランジ部52bをもって環状のクラッチ板54を押圧する環状の押圧部が形成されている。
しかしながら、従来は、この押圧部を構成するフランジ部52bが当該ボンデッドピストンシール51の中心軸線0に対して直角をなす平板状に形成されていることから、以下のような不都合がある。
すなわち、軸直角の平板状に形成されたフランジ部52bは、図7(A)に示すように、精度良く加工されてクラッチ板54に対して所定の径方向接触幅wをもって広く面接触することが予定されるが、実際には、金属環52の製造過程における加工の都合で、図7(B)または(C)に示すように、角度θを付けて形成されてしまうことがあり、これによりクラッチ板54に対する接触位置が径方向に大きくばらつくことがある。図7(B)のようにフランジ部52bに先下がりのテーパが付けられると、クラッチ板54に対する接触位置は、予定される接触幅wのうちの外周縁部のみとなり、反対に図7(C)のようにフランジ部52bに先上がりのテーパが付けられると、クラッチ板54に対する接触位置は、予定される接触幅wのうちの内周縁部のみとなり、よって何れの場合も接触位置が極端に片寄ることになる。したがってこの片寄りに起因して、クラッチ板54に傾斜や偏摩耗によるガタツキが発生し、クラッチ締結時の変速ショックが大きくなったり、クラッチ締結時に異音が発生したりする。そして従来は、これらを防止するため、フランジ部52bの平面度を厳しく管理することにより対策としていることから、金属環52の製造に手間と時間がかかり、部品コストも高いものとなっている。
また、軸直角の平板状に形成されたフランジ部52bには、上記角度θのほかに、円周方向のうねりが形成されることがあり、この場合には、クラッチ板54に対する円周方向押圧分布が不均一となることから、やはりクラッチ板54に傾斜や偏摩耗によるガタツキが発生することが懸念される。
また、フランジ部とクラッチ板との間に板バネ部材を介装することによって対策とする技術も開発されているが、この場合には、板バネ部材の介装により部品点数および組立作業工数が増加することから、部品および製造コストが増大する不都合がある(特許文献2参照)。
特開2001−132849号公報 特許第3515634号公報
本発明は以上の点に鑑みて、金属環における押圧部ないしフランジ部の平面度を厳しく管理しなくても、これらの相手部材に対する径方向接触位置を安定化させることができ、また、相手部材に対する円周方向押圧分布を安定化させることができる密封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による密封装置は、金属環と、前記金属環に支持されたパッキン等のシール部とを有する密封装置であって、前記金属環は、前記金属環が軸方向に変位したときに相手部材を押圧する所定の径方向幅を備えた環状の押圧部を有する密封装置において、前記押圧部は、その押圧面が前記相手部材に向けて凸の向きの断面円弧状またはウェーブ状に形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による密封装置は、金属環と、前記金属環に支持されたパッキン等のシール部とを有する密封装置であって、前記金属環は、前記金属環が軸方向に変位したときに相手部材を押圧する所定の径方向幅を備えた環状の押圧部を有する密封装置において、前記押圧部は、前記金属環の筒状部の先端に一体成形された外向きのフランジ部よりなり、前記フランジ部は、その全体が断面円弧状またはウェーブ状に形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による密封装置は、金属環と、前記金属環に支持されたパッキン等のシール部とを有する密封装置であって、前記金属環は、前記金属環が軸方向に変位したときに相手部材を押圧する所定の径方向幅を備えた環状の押圧部を有する密封装置において、前記押圧部は、前記金属環の筒状部の先端に一体成形された外向きのフランジ部よりなり、前記フランジ部は、その厚みが前記筒状部よりも薄肉化されるとともに断面円弧状またはウェーブ状に形成されてバネ性を有することを特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項4による密封装置は、上記した請求項1ないし3の何れかに記載した密封装置において、当該密封装置は、自動変速機に用いられるボンデッドピストンシールであり、相手部材は、前記ボンデッドピストンシールの金属環にて押圧されるクラッチ板であることを特徴とする。
上記構成を備えた本発明の請求項1による密封装置においては、金属環における押圧部の押圧面が軸直角の平面状ではなく、相手部材に向けて凸の向き(相手部材に向けて突出した形状)の断面円弧状またはウェーブ(波線)状に形成されていることから、平面管理をすべき平面がなく、よって平面度の管理が不要とされる。断面円弧状は円弧断面を一つ有して径方向一箇所にて線接触する形状であり、また断面ウェーブ状は円弧断面を複数有して径方向複数箇所にて線接触する形状であり、何れの場合も円弧断面には、多少の形状誤差が生じても相手部材に対する接触位置が径方向にそれほど大きく変わってしまうことがないメリットがある。押圧部は断面円弧状またはウェーブ状とされることにより、円周方向のうねりも発生しにくくなる。
また、本発明の請求項2による密封装置においては、押圧部とされる金属環のフランジ部が軸直角の平板状ではなく、全体として断面円弧状またはウェーブ状に形成されていることから、請求項1に係る発明と同様、平面度の管理が不要とされる。断面円弧状は円弧断面を一つ有して径方向一箇所にて線接触する形状であり、断面ウェーブ状は円弧断面を複数有して径方向複数箇所にて線接触する形状であって、何れの場合も円弧断面には、多少の形状誤差が生じても相手部材に対する接触位置が径方向にそれほど大きく変わってしまうことがないメリットがある。フランジ部は断面円弧状またはウェーブ状とされて立体化されるので、円周方向のうねりも発生しにくくなる。
また、本発明の請求項3による密封装置においては、押圧部とされる金属環のフランジ部が軸直角の平板状ではなく、全体として薄肉化されたうえで断面円弧状またはウェーブ状に形成されていることから、請求項1に係る発明と同様、平面度の管理が不要とされる。断面円弧状は円弧断面を一つ有して径方向一箇所にて線接触する形状であり、断面ウェーブ状は円弧断面を複数有して径方向複数箇所にて線接触する形状であって、何れの場合も円弧断面には、多少の形状誤差が生じても相手部材に対する接触位置が径方向にそれほど大きく変わってしまうことがないメリットがある。フランジ部は断面円弧状またはウェーブ状とされて立体化されるので、円周方向のうねりも発生しにくくなり、またその薄肉化によるバネ性により弾性変形するので、全周に亙って相手部材に密接可能となる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の請求項1による密封装置においては、金属環における押圧部の押圧面が相手部材に向けて凸の向きの断面円弧状またはウェーブ状に形成されているために、平面度の管理が不要とされる。したがって、この平面管理に費やす作業およびコストを省略することができる。また、その断面形状からして、多少の形状誤差が生じても相手部材に対する接触位置が径方向にそれほど大きく変わらないことから、相手部材に対する径方向接触位置を安定化させることができる。また、その断面形状からして、円周方向のうねりが発生しにくいことから、相手部材に対する円周方向押圧分布を安定化させることができる。
また、本発明の請求項2による密封装置においては、金属環におけるフランジ部が全体として断面円弧状またはウェーブ状に形成されているために、平面度の管理が不要とされる。したがって、この平面管理に費やす作業およびコストを省略することができる。また、その断面形状からして、多少の形状誤差が生じても相手部材に対する接触位置が径方向にそれほど大きく変わらないことから、相手部材に対する径方向接触位置を安定化させることができる。また、その断面形状からして、円周方向のうねりが発生しにくいことから、相手部材に対する円周方向押圧分布を安定化させることができる。
また、本発明の請求項3による密封装置においては、金属環におけるフランジ部が全体として薄肉化されたうえで断面円弧状またはウェーブ状に形成されているために、平面度の管理が不要とされる。したがって、この平面管理に費やす作業およびコストを省略することができる。また、その断面形状からして、多少の形状誤差が生じても相手部材に対する接触位置が径方向にそれほど大きく変わらないことから、相手部材に対する径方向接触位置を安定化させることができる。また、その断面形状からして、円周方向のうねりが発生しにくいことから、相手部材に対する円周方向押圧分布を安定化させることができる。また、フランジ部はその薄肉化によるバネ性により作動時に弾性変形することから、全周に亙って相手部材に密接することが可能であり、よってこの作動によっても円周方向押圧分布を安定化させることができる。
更にまた、本発明の請求項4による密封装置においては、自動変速機に用いられるボンデッドピストンシールにおいて上記請求項1ないし3による作用効果を得ることができる。
尚、本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)BPS外周フランジ部をクラッチ板に対して反った円弧状にすることで、クラッチ板に対する円周方向の接触位置を安定化する。この構造は、切削加工されるアルミ製のピストン(アルミピストン)にも適用可能である。
(2)BPS外周フランジ部を薄肉化したうえで円弧状もしくはウェーブ状としてバネ性を持たせることで、クラッチ板押圧分布の均一化を図る。
(3)上記(1)または(2)によれば、BPS外周フランジ部がストレート形状でなくなることから、平面度の管理が不要となる。また、板バネ部材を別途介装する場合と比べて、部品点数の削減と組立作業性の改善により、コストが低減できる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る密封装置としてのボンデッドピストンシール1の断面を示している。また、図2はその要部を拡大して示している。
図1に示すように、当該実施例に係るボンデッドピストンシール1は、クラッチ板11、リターンスプリング12およびキャンセルシール13等とともにATハウジング14のシリンダ内部に組み込まれ、図示しない圧力ポートから圧力室15へ油圧が導入されると、リターンスプリング12の弾性に抗して下方へ変位して多板(多層)クラッチ構造の環状クラッチ板11を押圧し、クラッチを締結させる。また、油圧が引かれると、リターンスプリング12の弾性により上方へ復帰動する。したがってこの往復動機能からして、当該ボンデッドピストンシール1は自動変速機用ピストンと称されることもある。
当該実施例に係るボンデッドピストンシール1は先ず、板金(鋼板)のプレス加工にて成形された金属環2を有しており、この金属環2の外周部および内周部にそれぞれ、ゴム状弾性材製のパッキン(シールリップ)よりなるシール部3が被着(焼付接着)されている。これらのシール部3は、ハウジング14の内面に摺動自在に密接して上記油圧等をシールする。
金属環2の外周部には、筒状部4の先端に位置して、クラッチ板11に対する押圧部5として作用する外向きのフランジ部6が一体に設けられており、この押
圧部5ないしフランジ部6が当該ボンデッドピストンシール1の中心軸線0に対して直角をなす平板状に形成されると、厳しい平面管理を必要とすることは上記したとおりである。
そこで、当該実施例では、図2に拡大して示すように、この押圧部5ないしフランジ部6を、板厚全体としてクラッチ板11へ向けて凸の向きの一つの円弧断面を有する断面円弧状に形成し、この押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7も同じくクラッチ板11へ向けて凸の向きの一つの円弧断面を有する断面円弧状に形成することにした。したがって、円弧断面一つ分の曲面をなす押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7は、押圧部5ないしフランジ部6の径方向幅の中央部の一箇所の接触点Pにて線接触状態でクラッチ板11に接触し、クラッチ板11を押圧することになる。
このように断面円弧状に形成される押圧部5ないしフランジ部6は、平面状に形成されるものでないために、平面度の管理を必要としないものである。したがって、この平面度の管理に費やす作業およびコストを省略することができる。
また、押圧部5ないしフランジ部6はその断面形状からして、多少の形状誤差が生じても、クラッチ板11に対する接触位置が径方向にそれほど大きく変化しないものである。したがって、クラッチ板11に対する径方向接触位置を安定化させることができる。
また、押圧部5ないしフランジ部6はその断面形状からして、円周方向のうねりが発生しにくいものである。したがって、クラッチ板11に対する円周方向押圧分布を安定化させることもできる。
第二実施例・・・
図3に示す第二実施例に係るボンデッドピストンシールにおいて、押圧部5ないしフランジ部6は、板厚全体としてクラッチ板11へ向けて凸の向きの二つの円弧断面を有する断面ウェーブ状に形成されており、この押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7も同じくクラッチ板11に向けて凸の二つの円弧断面を有する断面ウェーブ状に形成されている。したがって、円弧断面二つ分の曲面をなす押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7は、押圧部5ないしフランジ部6の径方向幅の内周寄りおよび外周寄りの二箇所の接触点P,Pにてそれぞれ、線接触状態でクラッチ板11に接触し、クラッチ板11を押圧することになる。
この実施例によれば、上記第一実施例で説明した作用効果のほかに、二箇所の接触点P,Pの分担比を変えることにより、クラッチ面圧を最適にコントロールできるメリットがある。
第三実施例・・・
図4に示す第三実施例に係るボンデッドピストンシールにおいて、押圧部5ないしフランジ部6は、その厚みtが筒状部4の厚みtよりも薄肉化されるとともに、板厚全体としてクラッチ板11へ向けて凸の向きの一つの円弧断面を有する断面円弧状に形成されて軸方向のバネ性を設定されており、押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7も同じくクラッチ板11に向けて凸の一つの円弧断面を有する断面円弧状に形成されている。したがって、円弧断面一つ分の曲面をなす押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7は、押圧部5ないしフランジ部6の径方向幅の中央部の一箇所の接触点Pにて線接触状態でクラッチ板11に接触し、クラッチ板11を押圧する。
この第三実施例によれば、上記第一実施例で説明した作用効果のほかに、押圧部5ないしフランジ部6が軸方向のバネ性を有して作動時に弾性変形することから、押圧部5ないしフランジ部6は全周に亙ってクラッチ板11に密接し、よってこの作動によっても円周方向押圧分布を安定化させることができるメリットがある。また、バネ性による緩衝効果やガタツキ防止効果などを期待することもできる。
第四実施例・・・
図5に示す第四実施例に係るボンデッドピストンシールにおいて、押圧部5ないしフランジ部6は、その厚みtが筒状部4の厚みtよりも薄肉化されるとともに、板厚全体としてクラッチ板11へ向けて凸の向きの二つの円弧断面を有する断面ウェーブ状に形成されて軸方向のバネ性を設定されており、押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7も同じくクラッチ板11に向けて凸の二つの円弧断面を有する断面ウェーブ状に形成されている。したがって、円弧断面二つ分の曲面をなす押圧部5ないしフランジ部6の押圧面7は、押圧部5ないしフランジ部6の径方向幅の内周寄りおよび外周寄りの二箇所の接触点P,Pにてそれぞれ、線接触状態でクラッチ板11に接触し、クラッチ板11を押圧する。
この第四実施例によれば、上記第一実施例で説明した作用効果のほかに、二箇所の接触点P,Pの分担比を変えることにより、クラッチ面圧を最適にコントロールできるメリットがある。また、押圧部5ないしフランジ部6が軸方向のバネ性を有して作動時に弾性変形することから、押圧部5ないしフランジ部6は全周に亙ってクラッチ板11に密接し、よってこの作動によっても円周方向押圧分布を安定化させることができるメリットがある。また、バネ性による緩衝効果やガタツキ防止効果などを期待することもできる。
本発明の第一実施例に係るボンデッドピストンシールの断面図 (A)は図1の要部拡大図、(B)は(A)におけるB部拡大図 本発明の第二実施例に係るボンデッドピストンシールの要部断面図 本発明の第三実施例に係るボンデッドピストンシールの要部断面図 本発明の第四実施例に係るボンデッドピストンシールの要部断面図 従来例に係るボンデッドピストンシールの断面図 (A)は同ボンデッドピストンシールの要部拡大断面図、(B)および(C)は不具合発生状態を示す断面図
符号の説明
1 ボンデッドピストンシール(密封装置)
2 金属環
3 シール部
4 筒状部
5 押圧部
6 フランジ部
7 押圧面
11 クラッチ板(相手部材)
12 リターンスプリング
13 キャンセルシール
14 ATハウジング
15 圧力室
P,P,P 接触点

Claims (4)

  1. 金属環(2)と、前記金属環(2)に支持されたパッキン等のシール部(3)とを有する密封装置(1)であって、前記金属環(2)は、前記金属環(2)が軸方向に変位したときに相手部材(11)を押圧する所定の径方向幅を備えた環状の押圧部(5)を有する密封装置(1)において、
    前記押圧部(5)は、その押圧面(7)が前記相手部材(11)に向けて凸の向きの断面円弧状またはウェーブ状に形成されていることを特徴とする密封装置。
  2. 金属環(2)と、前記金属環(2)に支持されたパッキン等のシール部(3)とを有する密封装置(1)であって、前記金属環(2)は、前記金属環(2)が軸方向に変位したときに相手部材(11)を押圧する所定の径方向幅を備えた環状の押圧部(5)を有する密封装置(1)において、
    前記押圧部(5)は、前記金属環(2)の筒状部(4)の先端に一体成形された外向きのフランジ部(6)よりなり、前記フランジ部(6)は、その全体が断面円弧状またはウェーブ状に形成されていることを特徴とする密封装置。ううちる
  3. 金属環(2)と、前記金属環(2)に支持されたパッキン等のシール部(3)とを有する密封装置(1)であって、前記金属環(2)は、前記金属環(2)が軸方向に変位したときに相手部材(11)を押圧する所定の径方向幅を備えた環状の押圧部(5)を有する密封装置(1)において、
    前記押圧部(5)は、前記金属環(2)の筒状部(4)の先端に一体成形された外向きのフランジ部(6)よりなり、前記フランジ部(6)は、その厚みが前記筒状部(4)よりも薄肉化されるとともに断面円弧状またはウェーブ状に形成されてバネ性を有することを特徴とする密封装置。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載した密封装置において、
    当該密封装置(1)は、自動変速機に用いられるボンデッドピストンシールであり、相手部材(11)は、前記ボンデッドピストンシールの金属環にて押圧されるクラッチ板であることを特徴とする密封装置。
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