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JP2007112970A - 紫外線硬化インクセット及び画像記録方法 - Google Patents

紫外線硬化インクセット及び画像記録方法 Download PDF

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JP2007112970A
JP2007112970A JP2005308881A JP2005308881A JP2007112970A JP 2007112970 A JP2007112970 A JP 2007112970A JP 2005308881 A JP2005308881 A JP 2005308881A JP 2005308881 A JP2005308881 A JP 2005308881A JP 2007112970 A JP2007112970 A JP 2007112970A
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ink
ultraviolet curable
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polymerizable compound
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Takashi Koyanagi
崇 小柳
Keitaro Nakano
景多▲郎▼ 中野
Kiyohiko Takemoto
清彦 竹本
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】 酸素、水分、不純物等の周辺環境に由来する重合阻害がなく、かつ保存安定性にも優れた2液混合硬化型の紫外線硬化インクセット及び画像記録方法を提供する。
【解決手段】 少なくともカチオン重合性化合物とラジカル性光重合開始剤を含有するインク組成物Aと、少なくともラジカル重合性化合物と光酸発生剤を含有するインク組成物Bとからなる紫外線硬化インクセットであり、いずれか1方に色材を含有することが好ましく、色材を含有するインク組成物を複数有していても良い。該紫外線硬化インクセットは、そのインク組成物Aとインク組成物Bとを記録媒体上の同位置に付着させ、紫外線露光するか、インク組成物Aとインク組成物Bとを混合し、記録媒体上に付着させ、紫外線露光することにより硬化させる画像記録方法に用いることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、紫外線硬化インクセット及び該インクセットを用いた画像記録方法に関し、詳細には、酸素、水分、不純物等の周辺環境に由来する重合阻害がなく、かつ保存安定性にも優れた2液混合硬化型の紫外線硬化インクセット及び画像記録方法に関するものである。
インクジェット記録方法は、インク組成物の小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。このインクジェット記録方法は、高解像度、高品位な画像を、高速で印刷することができるという特徴を有するものである。インクジェット記録方法に使用されるインク組成物は、水性溶媒を主成分とし、これに着色成分および目詰まりを防止する目的でグリセリン等の湿潤剤を含有したものが一般的である。
一方、水性インク組成物が浸透し難い紙、布類、または浸透しない金属、プラスチック等の素材、例えばフェノール、メラミン、塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネートなどの樹脂から製造される板、フィルムなどの記録媒体に印字する場合、インク組成物には、色材が安定して記録媒体に固着できる成分を含有することが要求される。
この様な要求に対しては、色材、紫外線硬化剤(ラジカル重合性化合物)、(光ラジカル)重合開始剤等を含んでなる紫外線硬化インクジェットインクが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このインクによれば、記録媒体へのインクの滲みを防止し、画質を向上させることができるとされている。光ラジカル重合反応においては、重合開始剤、モノマー、プレポリマー等の選択の幅が広く、インク組成面での自由度が高いこと、不純物や周辺環境の水分等による硬化阻害が少ないという利点もある。しかしながらその反面、酸素による重合阻害が発生したり、硬化収縮率が高いという問題点があった。
一方、上記のような問題点に対しては、カチオン重合性化合物およびカチオン性重合開始剤を用いる活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
カチオン重合性化合物およびカチオン性重合開始剤を用いる活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物は、酸素による重合阻害がなく、光照射終了後も重合反応が進行するので未反応モノマーを減少させることができ、さらにインク組成物自体を低粘度のものとすることができる。しかしながらその反面、材料の選択肢が少なく、組成に制限を受ける上に、イオン性の不純物や水分により硬化阻害を受けるという問題点があった。
米国特許第5623001号明細書 特開2001−220526号公報
また、ラジカル重合反応組成物およびカチオン重合反応組成物の何れも、保存安定性に劣り、常温・数ヶ月の保存で、粘度増加、ゲル化等の理由により、使用が不可能になるといった欠点があった。
本発明は、上記従来の技術の欠点を克服し、酸素、水分、不純物等の周辺環境に由来する重合阻害がなく、かつ保存安定性にも優れたモノマー−開始剤分離型の紫外線硬化インクセット及び画像記録方法を提供しようとするものである。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、以下の構成を採用することによって、上記目的が達成され、本発明を成すに至った。
即ち本発明は、以下の通りである。
(1)少なくともカチオン重合性化合物とラジカル性光重合開始剤を含有するインク組成物Aと、少なくともラジカル重合性化合物と光酸発生剤を含有するインク組成物Bとからなる紫外線硬化インクセット。
(2)カチオン重合性化合物が、環状エーテルを分子構造の中に有する化合物である前記(1)の紫外線硬化インクセット。
(3)ラジカル重合性化合物が、不飽和二重結合を分子構造の中に有する化合物である前記(1)の紫外線硬化インクセット。
(4)インク組成物Aが、単官能のラジカル重合性化合物を含有する前記(1)の紫外線硬化インクセット。
(5)単官能のラジカル重合性化合物がN−ビニルフォルムアミドである前記(4)の紫外線硬化インクセット。
(6)インク組成物Aおよびインク組成物Bの少なくともいずれか1方に重合性微粒子を含有する請求項1記載の紫外線硬化インクセット。
(7)インク組成物Aまたはインク組成物Bのいずれか1方に色材を含有する前記(1)の紫外線硬化インクセット。
(8)色材を含有するインク組成物を複数有する、種からなる前記(7)の紫外線硬化インクセット。
(9)前記(1)の紫外線硬化インクセットを用いる画像記録方法。
(10)インク組成物Aとインク組成物Bとを記録媒体上の同位置に付着させ、紫外線露光する前記(9)の画像記録方法。
(11)インク組成物Aとインク組成物Bとを混合し、記録媒体上に付着させ、紫外線露光する前記(9)の画像記録方法。
保存安定性の問題を解決するために、インク組成物の構成成分を分割し、多成分インク組成物とする方法が知られている。重合性化合物と光重合開始剤を分離し、保存することで、保存安定性を向上させることは可能となるが、周辺環境(酸素、水分、不純物等)に由来する硬化阻害の問題は解決されない。
本発明の紫外線硬化インクセットは、少なくともカチオン重合性化合物とラジカル性光重合開始剤を含有するインク組成物Aと、少なくともラジカル重合性化合物と光酸発生剤を含有するインク組成物Bとからなる分離型のものであることにより、ラジカル重合とカチオン重合の構成成分を分割し、それぞれの重合性化合物と光重合開始剤(光重合触媒)を分離したインク組成物とし、更に光ラジカル重合と光カチオン重合を同時に行う(ハイブリッド重合)方法を用いた新規な画像記録方法を採ることができる。従って、酸素、水分、不純物等の周辺環境に由来する重合阻害がなく、常温で1年の保存後でも、大きな粘度増加やゲル化が認められず、また使用に当たっては特に問題のない保存安定性に優れたものでもある。
以下、本発明の紫外線硬化インクセットについて詳細に説明する。
本発明の紫外線硬化インクセットは、少なくともカチオン重合性化合物とラジカル性光重合開始剤を含有するインク組成物Aと、少なくともラジカル重合性化合物と光酸発生剤を含有するインク組成物Bとからなる。
本発明の紫外線硬化インクセットに用いられるインク組成物Aについて説明する。
本発明のインク組成物Aに用いられるカチオン重合性化合物としては、特に限定されないが、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物、(脂環式)エポキシ化合物、グリシジル化合物、環状エーテル化合物等が挙げられる。
好ましいカチオン重合性化合物は、カチオンの作用により開環重合する環状エーテル類であり、さらに好ましくは、脂環式エポキシ化合物及びオキセタン化合物である。さらに、硬化性に優れていることから、脂環式エポキシ化合物とオキセタン化合物とを混合して使用することが特に好ましい。この場合、脂環式エポキシ化合物とオキセタン化合物の混合比率(脂環式エポキシ化合物:オキセタン化合物)は、質量比で、通常、5:95〜95:5、好ましくは10:90〜50:50とされる。オキセタンの量が少な過ぎると、硬化物の屈曲性低下、耐溶剤性低下の傾向を生じ、反面、オキセタンの量が多過ぎると、多湿環境での硬化不良の危険性が大きくなる。
好ましいオキセタン化合物としては、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4ビス{[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]メチル}ベンゼン、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタン、3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタンおよびジ[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテルなどのオキセタン類が挙げられる。
好ましい脂環式エポキシ化合物としては、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(商品名Cyracure UVR6105、UVR6110およびCELLOXIDE2021なる市販品あり)、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート(商品名UVR6128の市販品あり)、ビニルシクロヘキセンモノエポキサイド(商品名CELOXIDE2000の市販品あり)、ε−カプロラクトン変性3,4−エポキシシクロヘキシルメチル3′,4′−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(商品名CELOXIDE2081の市販品あり)、1−メチル−4−(2−メチルオキシラニル)−7−オキサビシクロ[4,1,0]ヘプタン(商品名CELOXIDE3000の市販品あり)などの脂環式エポキシ樹脂が挙げられる。前記UVR6105、UVR6110及びUVR6128の商品名を有する市販品は、いずれもダウケミカル社から入手できる。前記CELOXIDE2000、CELLOXIDE2021、CELOXIDE2081およびCELOXIDE3000の商品名を有する市販品は、いずれもダイセル化学株式会社から入手できる。なお、UVR6105はUVR6110の低粘度品である。
脂環式エポキシ化合物の合成は、以下の特許に記載の方法に準じて行うことができる。
米国特許第2,745,847号、米国特許2,750,395号、米国特許第2,853,498号、米国特許第2,853,499号及び米国特許第2,863,881号。
なお、カチオン重合性化合物の具体例は、特開平8−143806号公報、特開平8−283320号公報、特開2000−186079号公報、特開2000−327672号公報などにさらに詳細に記載されており、そこに例示されている化合物から適宜選択して本発明を実施することもできる。
インク組成物Aに用いられるラジカル性光重合開始剤としては、特に限定されないが、例えば、ベンゾフェノン、アセトフェノン、α−アミノケトン、α−ヒドロキシケトン、モノアシルフォスフィンオキサイド、ビスアシルフォスフィンオキサイド、チオキサントン、オキシム系のもの等が挙げられる。
また、Vicure 10、30(Stauffer Chemical社製)、Irgacure 127、184、500、651、2959、907、369、379、754、1700、1800、1850、819、OXE01、Darocur 1173、TPO、ITX(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)、Quantacure CTX(AcetoChemical社製)、ESACURE KIP150(Lamberti社製)の商品名で入手可能な光重合開始剤も使用することができる。
また、本発明の紫外線硬化インクセットのインク組成物Aは、単官能のラジカル重合性化合物(モノマー)を含有していても良い。単官能のラジカル重合性モノマーであれば、保存中に、ラジカル性光重合開始剤と反応して、望まない重合が生じる可能性も低い。ここで用いる単官能のラジカル重合性モノマーとしては、N−ビニルフォルムアミド、アリルグリコール等が好適である。
本発明の紫外線硬化インクセットのインク組成物Bに用いられるラジカル重合性化合物としては、特に限定されないが、例えばモノマーが挙げられる。
モノマーとは、高分子の基本構造の構成単位となり得る分子をいう。また本発明において用いられるモノマーとしては、単官能モノマー、二官能モノマー、多官能モノマーがあり、何れも用いることができる。何れのモノマーも、PII値(Primary Irritation Index、一次皮膚刺激性)が2以下であることが好ましい。
本発明のインク組成物Bに使用し得る、PII値が2以下の、単官能モノマー、二官能モノマー及び多官能モノマーを以下の表1に例示する。
Figure 2007112970
なお、上記表中の粘度は25℃における測定値である。
好ましいラジカル重合性化合物は、単官能モノマーであるN−ビニルフォルムアミド、イソボルニルアクリレート、フェノキシエチルアクリレートまたはアクリロイルモルホリンである。
また本発明のラジカル重合性化合物として、前述のモノマーの他に、オリゴマーを含有していても良い。
本発明の紫外線硬化インクセットのインク組成物Bに用いられる光酸発生剤としては、特に限定されないが、ジアゾスルホン系、トリフェニルスルホニウム系、ジフェニルヨードニウム系、チタノセン系化合物、カンファーキノン等等が挙げられる。
好ましい光酸発生剤は、ジアゾスルホン系、トリフェニルスルホニウム系、ジフェニルヨードニウム系化合物であり、特にトリフェニルスルホニウム系が好ましく、具体的には、Cyracure UVI6692(ダウ・ケミカル社製)が好ましい。
本発明のインク組成物AまたはBには重合促進剤が含まれていても良い。
重合促進剤としては、特に限定されないが、Darocur EHA、EDB(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、重合性官能基を有する微粒子(以下、重合性微粒子とも称する)等が挙げられる。重合性微粒子の作用機構としては、明確ではないが、インク組成物中に含有されることにより、該微粒子の表面にモノマー成分が吸着し、該微粒子の表面に吸着されたモノマーは、重合開始剤により発生したラジカルが逃げることがなくなるため、効率よく重合に寄与されることになるものと推測される。
重合性官能基を有する微粒子部分は、特に限定されないが、一般的に体質顔料と称されるもので、シリカ、アルミナ、チタニア、酸化カルシウム等の無機化合物が例示され、特に、シリカ、アルミナ等の透明なものも好適に使用できる。
また、該微粒子が有する重合性官能基としては、特に限定されず、アクリロイル基、メタクリロイル基等が例示され、さらに、1つ以上の2重結合を有する重合性官能基とすることも可能である。該微粒子の大きさとしては、特に限定されないが、粒径が10〜100nmのものが好ましい。
該重合性官能基を有する微粒子の調製方法は、特に限定されないが、シラノール等のシラン化合物のゾルゲル反応によって、水酸基等を多数有するシラン系の微粒子を作製し、該水酸基に重合性官能基を付与できるような化合物と反応させる方法が挙げられる。
本発明のインク組成物AまたはBにおける、該重合性微粒子の含有量としては、特に限定されず、使用形態、条件、インク組成物の粘度と重合性の関係等に応じて適宜選択されるべきものであるが、インク組成物全量に対し10質量%以下であることが好ましい。
また、ラジカル重合性化合物を含有しているインク組成物AまたはBは、熱ラジカル重合禁止剤を含有することが好ましい。これにより、インク組成物AおよびBの保存安定性が向上する。なお、熱ラジカル重合禁止剤としては、Irgastab UV−10(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)等が挙げられる。
また、本発明の紫外線硬化インクセットは、インク組成物Aまたはインク組成物Bのいずれか1方に色材を含有することもできる。
この場合に用いられる色材は、染料、顔料のいずれであってもよいが、印刷物の耐久性の点から顔料の方が有利である。
本発明で使用される染料としては、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反応性染料、分散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応分散染料、など通常インクジェット記録に使用される各種染料を使用することができる。
本発明で使用される顔料としては、特別な制限なしに無機顔料、有機顔料を使用することができる。
無機顔料としては、酸化チタンおよび酸化鉄に加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。また有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用することができる。
顔料の具体例としては、カーボンブラックとして、三菱化学社製のNo.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No.2200B等が、コロンビア社製のRaven5750、同5250、同5000、同3500、同1255、同700等が、キャボット社製のRegal400R、同330R、同660R、Mogul L、同700、Monarch800、同880、同900、同1000、同1100、同1300、同1400等が、デグッサ社製のColor Black FW1、同FW2、同FW2V、同FW18、同FW200、ColorBlack S150、同S160、同S170、Printex 35、同U、同V、同140U、Special Black 6、同5、同4A、同4等が挙げられる。
イエローインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、109、110、114、120、128、129、138、150、151、154、155、180、185、213等が挙げられる。
また、マゼンタインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、168、184、202、209、C.I.ピグメントヴァイオレット 19等が挙げられる。
さらに、シアンインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15:3、15:4、60、16、22が挙げられる。
本発明の好ましい態様によれば、顔料はその平均粒径が10〜200nmの範囲にあるものが好ましく、より好ましくは50〜150nm程度のものである。
インク組成物における色材の添加量は、0.1〜25重量%程度の範囲が好ましく、より好ましくは0.5〜15重量%程度の範囲である。
本発明の好ましい態様によれば、これらの顔料は、分散剤または界面活性剤で水性媒体中に分散させて得られた顔料分散液としてインク組成物AまたはBとすることができる。好ましい分散剤としては、顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤、例えば高分子分散剤を使用することができる。
また、インク組成物が色材を含有する場合、その色材を含有するインク組成物は、各色毎の複数種からなるものであっても良い。例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの基本4色に加えて、それぞれの色毎に同系列の濃色や淡色を加える場合、マゼンタに加えて淡色のライトマゼンタ、濃色のレッド、シアンに加えて淡色のライトシアン、濃色のブルー、ブラックに加えて淡色であるグレイ、ライトブラック、濃色であるマットブラックが挙げられる。
また、本発明のインク組成物AまたはBには、紫外線硬化型インクに使用し得る、公知公用のその他の成分として、湿潤剤、浸透溶剤、pH調整剤、防腐剤、防かび剤等を添加しても良い。
この他に、必要に応じて、増感剤、界面活性剤、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加することが出来る。
また、記録媒体との密着性を改善するため、極微量の有機溶剤を添加することも可能である。この場合、耐溶剤性やVOCの問題が起こらない範囲での添加が有効であり、その量は5%以下、好ましくは3%以下である。しかし、本発明のインク組成物AまたはBは無溶剤であることがより好ましい。
本発明の紫外線硬化インクセットは、インク組成物AおよびBを混合した後に光照射をすることにより硬化反応を行う。混合は硬化反応前であれば、印刷前・印刷後のどちらでも良い。即ち、該混合および印刷は、インク組成物Aとインク組成物Bとを記録媒体上の同位置に付着させる形態でも良く、また、インク組成物Aとインク組成物Bとを混合し記録媒体上に付着させる形態でも良い。
また、本発明の紫外線硬化インクセットをインクジェット記録方法で使用する場合には、インク組成物AおよびBは、いずれも粘度が、25℃で10mPa・s以下であることが、使用上好ましい。
本発明の紫外線硬化インクセットを用いたインクジェット記録方法は、記録媒体上に、インク組成物AとBを混合してから吐出しするか、インク組成物AとBを同時に吐出しするか、インク組成物AまたはBのいずれかを先に吐出しその直後にもう一方のインク組成物を吐出し、その後に、紫外線を照射するものである。
照射光源は特に制限されないが、照射光源は350nm以上、450nm以下の波長の光が好ましい。
紫外線の照射量は、10mJ/cm以上、10,000mJ/cm以下であり、また好ましくは50mJ/cm以上、6,000mJ/cm以下の範囲で行う。かかる程度の範囲内における紫外線照射量であれば、十分硬化反応を行うことができる。
紫外線照射は、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等のランプが挙げられる。例えばFusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いて行うことができる。
また、紫外線発光ダイオード(紫外線LED)や紫外線発光半導体レーザ等の紫外線発光半導体素子により、紫外線照射を行うことができる。
また、本発明の紫外線硬化型インクセットを用いたインクジェック記録方法では、紫外線光照射前、同時またはその後に加熱してもよい。加熱は、記録媒体に熱源を接触させて加熱する方法、遠赤外線、近赤外線やマイクロウェーブ(2,450MHz程度に極大波長を持つ電磁波)などを照射し、または熱風を吹き付けるなど記録媒体に接触させずに加熱する方法などが挙げられる。
更に本発明の紫外線硬化型インクセットを用いたインクジェット記録方法を実施する記録装置の1例を説明する。
図1のインクジェット記録装置は、インク組成物Aとインク組成物Bとを記録媒体に付着させる手段と、それらを付着させる手段の駆動系と、記録媒体を移動させる手段と、記録媒体に紫外線照射と加熱する手段と、クリーニング手段と、から構成されている。
インク組成物Aを有するインクタンク2aおよびインク組成物Bを有するインクタンク2bとチューブ3で連結された記録ヘッド1a(および1b)は、キャリッジ4に沿ってモータ5で駆動されるタイミングベルト6によって矢印A方向に移動する。その移動の間に、記録ヘッド1aのノズル面からインク組成物Aが吐出され、プラテン8およびガイド9によって記録ヘッド1aと対面する位置に置かれている記録媒体7に付着する。次に記録媒体7は、紙送り方向矢印Bに所定量移送される。その間、記録ヘッド1a(および1b)は図中で矢印Aと逆方向に移動し、記録媒体7の左端の位置に戻る。そして、すでにインク組成物Aが付着している記録媒体に記録ヘッド1bのノズル面からインク組成物Bが吐出されて、印字が行なわれる。印字された記録媒体7はさらに紙送り方向矢印Bに所定量移送されて、紫外線照射手段15による紫外線照射およびヒータ14による加熱処理を受ける。これらの処理を受けた記録媒体7の表面上では、インク組成物Aとインク組成物Bとが硬化反応を起こし色材が記録媒体7上で固着する。印字処理がされた記録媒体7は紙送り方向矢印Bにさらに移送される。なお、本装置には吸引ポンプ11が連結されたキャップ10を有しており、これらの機構によりクリーニング操作が行われる。吸引されたインク組成物等はチューブ12を介して廃インクタンク13に貯められる。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔インク組成物1〜2の調製〕
重合性微粒子1の製法
シリカゾルIPA−ST(日産化学工業(株)製、シリカ濃度30wt%のイソプロピルアルコール(以下IPAと略す)分散液)88.1重量部を200ml容量の三角フラスコに加え、シラン化合物サイラエースS710(チッソ(株)製)7.9重量部を添加した。マグネティックスターラーで攪拌しながら0.05mol/リットル濃度の塩酸を4重量部添加し、室温で24時間攪拌しながら反応を行った。その結果、重合性微粒子1を含むIPA分散液Aを得た。
モノマー分散液Bの製法
容量1000mlの丸底フラスコにN−ビニルフォルムアミド(以下 NVFと略す) 70重量部、上記分散液A 100重量部を加え、ロータリーエバポレーターを用いてIPAを留去し、重合性微粒子1を30wt%含むモノマー溶液Bを得た。
下記の組成からなるインク組成物を調製した。調製は以下の要領で行った。顔料 15部、分散剤1.0部、NVF 84部を混合攪拌して混合物とし、サンドミル(安川製作所製)を用いて、ジルコニアビーズ(直径1.5mm)と共に6時間分散させた。その後ジルコニアビーズをセパレータで分離し顔料分散液Cを得た。
次いで、下記配合成分における顔料及び分散剤以外のモノマー類、モノマー溶液B及び各種添加剤を混合且つ完全に溶解し、インク溶媒を作成してから、上記顔料分散液Cを攪拌しながらインク溶媒中に徐々に滴下してゆき、滴下終了後常温で30分間混合攪拌した。その後、5μmのメンブランフィルターでろ過し、インク組成物1とした。
また別に、モノマー類、モノマー溶液B及び各種添加剤を混合且つ完全に溶解し、30分間混合攪拌した。その後、5μmのメンブランフィルターでろ過し、インク組成物2とした。
〔インク組成物1〕
C.I.ピグメントイエロー155(顔料): 3.0重量%(以下、wt%)
ポリオキシアルキレン付加ポリアルキレンアミン
(分散剤、第一工業製薬社製 ディスコール N−518):1.0wt%
NVF(荒川化学工業社製) : 23.0wt%
3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン
(東亞合成社製) : 54.3wt%
Cyracure UVR−6105(ダウ・ケミカル社製):10.0wt%
Irgacure 819
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):4.0wt%
Irgacure 127
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔インク組成物2〕
NVF(荒川化学工業社製):24.0wt%
メタクリル酸ラウリル(三菱ガス化学社製):21.3wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(東亞合成社製、アロニックスM−220):25.0wt%
トリメチロールプロパンEO変性トリアクリレート
(大阪有機化学工業社製、ビスコート#360):20.0wt%
Cyracure UVI−6692(ダウ・ケミカル社製):5.0wt%
Kayacure DETX−S(日本化薬社製、増感剤):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔印字テスト1〕
セイコーエプソン株式会社製インクジェットプリンタ PM−G900を利用し、上記例のインク組成物1,2を、それぞれ別のノズル列に充填し、常温・常圧下にてそれぞれのインク滴が同位置に同時に着弾するする条件でベタパターン印刷を実施した。記録媒体にはA4サイズのOHPフィルム(富士ゼロックス(株)製、XEROX FILM<枠なし>を用いた。そして排紙口に設置した、紫外線照射光源により、365nmにおける積算光量が400mJ/cmになるような硬化条件で印字及び硬化処理を行い、黄色の硬化塗膜が得られる事を確認した。
〔インク組成物3〜4の調製〕
下記組成のインク組成物3〜4をインク組成物1〜2と同様に調製した。
〔インク組成物3〕
NVF(荒川化学工業社製):23.0wt%
3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン
(東亞合成社製):57.3wt%
Cyracure UVR−6105(ダウ・ケミカル社製):10.0wt%
Irgacure 819
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):4.0wt%
Irgacure 127
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔インク組成物4〕
C.I.ピグメントイエロー155(顔料):3.0wt%
ポリオキシアルキレン付加ポリアルキレンアミン
(分散剤、第一工業製薬社製 ディスコール N−518):1.0wt%
NVF(荒川化学工業社製):24.0wt%
メタクリル酸ラウリル(三菱ガス化学社製):27.3wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(東亞合成社製、アロニックスM−220):20.0wt%
トリメチロールプロパンEO変性トリアクリレート(大阪有機化学工業社製、ビスコート#360):20.0wt%
Cyracure UVI−6692(ダウ・ケミカル社製):5.0wt%
Kayacure DETX−S(日本化薬社製、増感剤):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔印字テスト2〕
セイコーエプソン株式会社製インクジェットプリンタ PM−G900を利用し、上記例のインク組成物3,4を、それぞれ別のノズル列に充填し、常温・常圧下にてそれぞれのインク滴が同位置に同時に着弾するする条件でベタパターン印刷を実施した。記録媒体にはA4サイズのOHPフィルム(富士ゼロックス(株)製、XEROX FILM<枠なし>を用いた。そして排紙口に設置した、紫外線照射光源により、365nmにおける積算光量が400mJ/cmになるような硬化条件で印字及び硬化処理を行い、黄色の硬化塗膜が得られる事を確認した。
〔インク組成物5〜7の調製〕
下記組成のインク組成物5〜7をインク組成物1と同様に調製した。
〔インク組成物5〕
C.I.ピグメントヴァイオレット19(顔料):3.0wt%
ポリオキシアルキレン付加ポリアルキレンアミン
(分散剤、第一工業製薬社製 ディスコール N−518):1.0wt%
NVF(荒川化学工業社製):23.0wt%
3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン
(東亞合成社製):54.3wt%
Cyracure UVR−6105(ダウ・ケミカル社製):10.0wt%
Irgacure 819
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):4.0wt%
Irgacure 127
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔インク組成物6〕
C.I.ピグメントブルー15:3(顔料):3.0wt%
ポリオキシアルキレン付加ポリアルキレンアミン
(分散剤、第一工業製薬社製 ディスコール N−518):1.0wt%
NVF(荒川化学工業社製):23.0wt%
3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン
(東亞合成社製):54.3wt%
Cyracure UVR−6105(ダウ・ケミカル社製):10.0wt%
Irgacure 819
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):4.0wt%
Irgacure 127
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔インク組成物7〕
C.I.ピグメントブラック7(顔料):3.0wt%
ポリオキシアルキレン付加ポリアルキレンアミン
(分散剤、第一工業製薬社製 ディスコール N−518):1.0wt%
NVF(荒川化学工業社製):23.0wt%
3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン
(東亞合成社製):53.3wt%
Cyracure UVR−6105(ダウ・ケミカル社製):10.0wt%
Irgacure 819
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):4.0wt%
Irgacure 127
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔印字テスト3〕
セイコーエプソン株式会社製インクジェットプリンタ PM−G900を利用し、上記例のインク組成物1、5〜7を、それぞれカラーインクは対応するカラー列に、インク組成物2はグロスオプティマイザ列に充填し、常温・常圧下にてそれぞれのカラーインク滴は対応する位置に、インク組成物2は画像領域全てを覆うような印字条件にてフルカラー画像印刷を実施した。記録媒体にはA4サイズのOHPフィルム(富士ゼロックス(株)製、XEROX FILM<枠なし>)を用いた。そして排紙口に設置した、紫外線照射光源により、365nm〜420nmにおける積算光量が420mJ/cmになるような硬化条件で印字及び硬化処理を行い、フルカラー画像の硬化塗膜が得られる事を確認した。
〔保存安定性〕
〔インク組成物8〜9の調製〕
下記組成のインク組成物8〜9をインク組成物1〜7の調製方法に準じて調製した。
〔インク組成物8〕
C.I.ピグメントイエロー155(顔料):3.0wt%
ポリオキシアルキレン付加ポリアルキレンアミン
(分散剤、第一工業製薬社製 ディスコール N−518):1.0wt%
NVF(荒川化学工業社製):23.0wt%
3−エチル−3−(2−エチルヘキシロキシメチル)オキセタン
(東亞合成社製):54.3wt%
Cyracure UVR−6105(ダウ・ケミカル社製):10.0wt%
Cyracure UVI−6692(ダウ・ケミカル社製):5.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
〔インク組成物9〕
NVF(荒川化学工業社製):24.0wt%
メタクリル酸ラウリル(三菱ガス化学社製):21.3wt%
トリプロピレングリコールジアクリレート
(東亞合成社製、アロニックスM−220):25.0wt%
トリメチロールプロパンEO変性トリアクリレート(大阪有機化学工業社製、ビスコート#360):20.0wt%
Irgacure 819
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):4.0wt%
Irgacure 127
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):1.0wt%
Kayacure DETX−S(日本化薬社製):1.0wt%
BYK−UV3570(ビックケミー・ジャパン社製、ポリエステル変性シリコン系界面活性剤):0.5wt%
Irgastab UV10
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製):0.2wt%
重合性微粒子1:3.0wt%
インク組成物8,9は1週間程度でゲル化・固化して使用できなくなったが、本発明のインク組成物1〜7は1ヶ月間経過しても、大きな粘度変化は認められず、十分に使用可能であった。
本発明の紫外線硬化型インクを用いるインクジェット記録方法の実施に好ましく用いられるインクジェット記録装置を示す図である。
符号の説明
1a 記録ヘッド、1b 記録ヘッド、2a インクタンク、2b インクタンク、3 チューブ、4 キャリッジ、5 モータ、6 タイミングベルト、7 記録媒体、8 プラテン、9 ガイド、10 キャップ、11 吸引ポンプ、12 チューブ、13 廃インクタンク、14 ヒータ、15 紫外線照射手段

Claims (11)

  1. 少なくともカチオン重合性化合物とラジカル性光重合開始剤を含有するインク組成物Aと、少なくともラジカル重合性化合物と光酸発生剤を含有するインク組成物Bとからなる紫外線硬化インクセット。
  2. カチオン重合性化合物が、環状エーテルを分子構造の中に有する化合物である請求項1記載の紫外線硬化インクセット。
  3. ラジカル重合性化合物が、不飽和二重結合を分子構造の中に有する化合物である請求項1記載の紫外線硬化インクセット。
  4. インク組成物Aが、単官能のラジカル重合性化合物を含有する請求項1記載の紫外線硬化インクセット。
  5. 単官能のラジカル重合性化合物がN−ビニルフォルムアミドである請求項4記載の紫外線硬化インクセット。
  6. インク組成物Aおよびインク組成物Bの少なくともいずれか1方に重合性微粒子を含有する請求項1記載の紫外線硬化インクセット。
  7. インク組成物Aまたはインク組成物Bのいずれか1方に色材を含有する請求項1記載の紫外線硬化インクセット。
  8. 色材を含有するインク組成物を複数有する、請求項7記載の紫外線硬化インクセット。
  9. 請求項1記載の紫外線硬化インクセットを用いる画像記録方法。
  10. インク組成物Aとインク組成物Bとを記録媒体上の同位置に付着させ、紫外線露光する請求項9記載の画像記録方法。
  11. インク組成物Aとインク組成物Bとを混合し、記録媒体上に付着させ、紫外線露光する請求項9記載の画像記録方法。
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