JP2007104762A - ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車の車体パネルであるサイドシル12と該サイドシル12に被せるスカッフプレート13との間の空間Sに配索されるワイヤハーネスの配索構造であって、空間Sに、ワイヤハーネスW/Hを挿通させるボックス形状のプロテクタ20が収容され、該プロテクタ20の上壁20bおよび幅方向の両側壁20f、20cはスカッフプレート13の上壁13aおよび両側壁13b、13cに内嵌されると共に、該スカッフプレート13の両側壁13b、13cとプロテクタの両側壁20f、20cとに夫々設けた係止爪13d、13eと被係止部20i、20jが係止される一方、該プロテクタ20の底壁20aはサイドシル12に沿った形状とされると共にクランプ30でサイドシル12に係止されている。
【選択図】図1
Description
例えば、実開平4−26836号公報(特許文献1)において、図5に示す構造が提供されている。この構造では、クランプ1にテープT巻き固定したワイヤハーネスW/Hを車体パネルであるサイドシル2(ロッカーパネル)上に配索すると共にクランプ止めし、該ワイヤハーネスW/Hに、フロアカーペット3を接着剤等で取り付けたカバー4を被せ、さらにスカッフプレート5を被せて、該スカッフプレート5をサイドシル2に留め具6によりネジ止めしている。このような構造とすることにより、サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間にワイヤハーネスW/Hを配索している。
かつ、このように、サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間の上下高さが大となるにも係わらず、ワイヤハーネスW/Hをクランプ1にテープ巻き固定しているため、ワイヤハーネスW/Hが断面円形状となり、サイドシル2とスカッフプレート5との間にワイヤハーネスW/Hを配索していない無駄な空隙が生じ、サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間を有効に利用できない問題がある。一方、近年のワイヤハーネスの電線本数が増大し、前記サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間に配索できなくなったワイヤハーネスを他の箇所に配索する必要が生じ、別経路を設けるためのスペースが必要となると共に、別経路を設けたことによるワイヤハーネスの保護材、留め具等および配索作業が増加しコスト高となる問題がある。
さらにまた、テープ巻き結束しただけのワイヤハーネスW/Hをサイドシル2の上面に沿って配索する際、ワイヤハーネスW/Hは腰がなく曲がりやすいために取り廻しがしずらく作業性が悪い問題もある。
前記空間に、ワイヤハーネスを挿通させるボックス形状のプロテクタが収容され、該プロテクタの上壁および幅方向の両側壁は前記スカッフプレートの上壁および両側壁に内嵌されると共に、該スカッフプレートの両側壁とプロテクタの両側壁とに夫々設けた係止部と被係止部が係止される一方、該プロテクタの底壁は前記車体パネルに沿った形状とされると共にクランプで車体パネルに係止されていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供している。
これにより、プロテクタの長さ方向に直交する方向の断面をいずれの箇所でも同一にして、プロテクタを押出し成形により成形することが可能になり、プロテクタ成形用の金型を小型化してコストを低減することができる。
なお、前記クランプをプロテクタに一体的に設けても良いが、その場合には、押出し成形ではなく、上下金型での射出成形となる。
プロテクタに対するクランプの設置位置は、長さ方向に200〜280mmの間隔をあけて設けていることが好ましい。
前記構成によれば、フロアカーペットが室内側に引っ張られても、フロアカーペットに引っ掛けた引掛部がスカッフプレート内面に当接しているため倒れることがなく、フロアカーペットの縁部を確実に固定でき、フロアカーペットの位置ズレを防止することができる。
また、前記スカッフプレートの内面に嵌合する前記プロテクタの外面に溝が設けられ、該溝にウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルが挿通される構成としてもよい。
また、ウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルをプロテクタの外部に配索するためワイヤハーネスから生じる熱の影響を低減することができる。
前記プロテクタはスカッフプレートの略全長に亙って嵌合されることが好ましい。
前記構成によれば、クランプの車体係止部がプロテクタ底壁から窪み部に突出した位置に設けられているため、前記車体係止部が車体パネルに係止されたか否かを目視により確認することができ、プロテクタの車体パネルへの係止を確実にすることができる。
また、プロテクタに設けた被係止部と前記スカッフプレートに設けた係止部とを係止させプロテクタの上壁及び両側壁をスカッフプレートの上壁及び両側壁に内嵌しているため、スカッフプレートを安定した状態で固定でき、スカッフプレートを車体パネルにネジ止めする必要がなくなり、車体への固定はプロテクタの固定のみで良くなり、作業性を高めることができる。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態を示し、ワイヤハーネスの配索構造10は、自動車のフロアパネル11の側部に取り付けた車両前後方向に延在するサイドシル12(車体パネル)と、該サイドシル12に上方から被せたスカッフプレート13との間の空間Sに樹脂製のプロテクタ20を外装したワイヤハーネスW/Hを配索している。
プロテクタ20は、底壁20aと室外側の側壁20cとの連結部が分離可能となっており、底壁20aの側壁20c側の先端に断面円形状に膨出させた係止部20dを設ける一方、側壁20cの下端に前記係止部20dに外嵌される被係止部20eを設けている。これら底壁20aと側壁20cを離反する方向に開くことにより形成された電線挿入部からワイヤハーネスW/Hをプロテクタ20の中空部に挿入した後、係止部20dと被係止部20eを嵌合して底壁20aと側壁20cとの連結部を閉鎖している。
クランプ30は、図3に示すように、平板状の基部30aの上面側にプロテクタ20の底壁20aに設けた貫通孔20hに挿入係止する係止部30bを設ける一方、該係止部30bからオフセットした位置の下面側にサイドシル12の上壁12aに設けた貫通孔12cに挿入係止する車体係止部30cを設けている。また、車体係止部30cを設けた側の基部の一端を上方に屈曲させて、該屈曲側をフロアカーペット用の引掛部30dとし、該引掛部30dの先端に係止爪30eを設けている。
また、スカッフプレート13の係止爪13d、13eをプロテクタ20の側壁外面に設けた段差状の被係止部20i、20jに係止してプロテクタ20をスカッフプレート13に内嵌させているため、スカッフプレート13をプロテクタ20に安定した状態で固定できると共に、スカッフプレート13をサイドシル12にネジ止めする必要がなくなり、スカッフプレート13の取付作業を容易にすることができる。
なお、ウォッシャーホースに代えてオープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルをプロテクタ20の外面に沿って配索してもよい。
なお、前記クランプをプロテクタに一体的に設けてもよく、この場合には、プロテクタを射出成形により成形している。
本実施形態では、プロテクタ20の上壁20aの外面にプロテクタ20の長さ方向に延在する溝20kを設け、該溝20kにアンテナケーブル51を挿通させ、スカッフプレート13の上壁13aとプロテクタ20の上壁20bとでアンテナケーブル51を挟持している。なお、アンテナケーブルに代えてウォッシャーホースあるいは/およびオープナーケーブルを配索してもよく、また、第1実施形態のプロテクタ外面とフロアカーペットとでホースあるいは/およびケーブルを挟持する配索構造を併用してもよい。
また、クリップ30の車体係止部30cを側壁20fと上下対向する位置に設けているため、プロテクタ20を下向きに押す負荷が車体係止部30cにかかりやすくプロテクタ20の取付作業を容易にすることができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
12 サイドシル(車体パネル)
13 スカッフプレート
13d、13e 係止爪(係止部)
20 プロテクタ
20g 窪み部
20i、20j 被係止部
30 クランプ
30c 車体係止部
30e 引掛部
40 フロアカーペット
50 ウォッシャーホース
51 アンテナケーブル
W/H ワイヤハーネス
Claims (7)
- 自動車の車体パネルと該車体パネルに被せるスカッフプレートとの間の空間に配索されるワイヤハーネスの配索構造であって、
前記空間に、ワイヤハーネスを挿通させるボックス形状のプロテクタが収容され、該プロテクタの上壁および幅方向の両側壁は前記スカッフプレートの上壁および両側壁に内嵌されると共に、該スカッフプレートの両側壁とプロテクタの両側壁とに夫々設けた係止部と被係止部が係止される一方、該プロテクタの底壁は前記車体パネルに沿った形状とされると共にクランプで車体パネルに係止されていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。 - 前記スカッフプレートの室内側壁と対向する前記プロテクタの側壁に窪み部が設けられ、該窪み部に室内側から延在するフロアカーペットの端縁が挿入される一方、該窪み部に突出して前記フロアカーペットの端縁に穿設した孔に引っ掛けられる引掛部が設けられ、該引掛部は前記プロテクタと別体のクランプあるいは前記プロテクタと一体成形で設けられている請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
- 前記引掛部の先端に前記スカッフプレートの室内側壁の内面が当接され、前記引掛部が位置決め保持されている請求項2に記載のワイヤハーネスの配索構造。
- 前記窪み部内に、ウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルが挿通され、前記ホースあるいは/およびケーブルは窪み部の外面と前記引掛部で固定されたフロアカーペットとの間で挟持されている請求項2または請求項3に記載のワイヤハーネスの配索構造。
- 前記スカッフプレートの内面に嵌合する前記プロテクタの外面に溝が設けられ、該溝にウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルが挿通されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
- 前記プロテクタの底壁と車外側壁との連結部が分離されて電線挿入部とされると共に互いに係止するロック部が設けられ、かつ、該プロテクタの両側壁に段差状の前記被係止部が設けられる一方、前記スカッフプレートの両側壁の内面から前記段差に係止される係止爪からなる前記係止部が設けられ、
前記プロテクタはスカッフプレートの略全長に亙って嵌合される請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスの配索構造。 - 前記プロテクタを前記車体パネルに固定するクランプの車体係止部が、車体パネルに沿うプロテクタ底壁から前記窪み部に突出されている請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
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