JP2007187740A - ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体側から、負屈折力を有する第1群G1、正屈折力を有する第2群G2の順に配置し、群間距離を変えることにより焦点距離を変更し、第1群G1の屈折力を1/f1、第2群G2の屈折力を1/f2とし、群間距離が大・小での全系の焦点距離を夫々fW、fTとしたとき、0.9 ≦ |f1|/(fW・fT)1/2 ≦ 1.1……(1)
1.15 ≦ |f1|/f2 ≦ 1.35 ……(2)
を満たし、第1群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1および物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズL2から成り、第2群G2は、両凸レンズL3及び両凹レンズL4からなる第1サブ群と、物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズL5からなる第2サブ群により構成される。
【選択図】図1A
Description
物体側から、負屈折力を有する第1群、正屈折力を有する第2群の順に配置し、それら群間の距離を変えることにより焦点距離を変更するズームレンズにおいて、
第1群の屈折力を1/f1、第2群の屈折力を1/f2とし、それら群間距離が大となるときの全系の焦点距離をfW、群間距離が小となるときの全系の焦点距離をfTとしたとき、
0.9 ≦ |f1|/(fW・fT)1/2 ≦ 1.1 ……(1)
1.15 ≦ |f1|/f2 ≦ 1.35 ……(2)
なる2つの条件を満たし、
第1群は、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズおよび物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズから成り、それぞれのレンズの少なくとも片側面は非球面に形成すると共に、
第2群は、正屈折力を有する第1サブ群と正屈折力を有する第2サブ群から成り、
該第1サブ群は両凸レンズ及び両凹レンズにより構成され、該第2サブ群は物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズにより構成されることを特徴とするものである。
1.0 ≦ f21/f2 ≦ 1.3 ……(3)
2 ≦ f22/f2 ≦ 9 ……(4)
なる条件を満足することが好ましい。
0.55 ≦|f11/f1|≦ 0.85 ……(5)
1.5 ≦|f12/f1|≦ 4.0 ……(6)
なる条件を満足することが好ましい。
図1A〜図6Aには、各実施例における光学系の配置を示す。第1実施例に係るズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、第1群(前群)G1、第2群(後群)G2、平行平面ガラス1,2、結像面3が配置されている。第1群G1と第2群G2の群間の距離を変えることにより、焦点距離を変更することができる。
図1B〜図6Bについて説明する。図の一番上にレンズ諸元として、焦点距離f・FナンバーF・画角2ωが示されている。これらは、「広角側〜中間位置〜望遠側」の値がそれぞれ示されている。
X=(1/R)H2/[1+{1−(1+K)(H/R)2}1/2]
+AH4+BH6+CH8+DH10
となる。Rは近軸曲率半径、Kはコニカル係数である。非球面係数のE−03などの表記は10−3を意味する。
式の値が0.9より小さいと、望遠端での全長が長くなり、鏡筒設計上、小型化が困難となる。さらに、望遠端での球面収差、広角端での非点収差、歪曲収差、コマ収差の補正が困難となる。式の値が1.1より大きいと、広角端での全長が長くなるため前玉径が大きくなりレンズ系全体が大型化してしまう。
式の値が1.15より小さいと、変倍のための第2レンズ群の移動量が増加するため広角端において第1群G1と第2群G2の間隔を長くしなければならなくなり、レンズ全長が長くなってくる。また、前玉径も大きくなる。式の値が1.35より大きいと、広角端での像面湾曲や望遠端での球面収差の補正が困難となる。
式の値が1.0より小さいと、第2群G2の屈折力に対する第1サブ群の屈折力が強くなりすぎ、プラスチックレンズを用いた場合、温度変化による望遠端での球面収差の変動が大きくなる。また、ピント位置のずれも許容できなくなる。式の値が1.3より大きいと、第2群G2の屈折力に対する第1サブ群の屈折力が弱くなるため、第2サブ群の屈折力が強くなりすぎてしまう。そのため、プラスチックレンズを用いた場合、温度変化による望遠端での球面収差の変動やピント位置のずれが大きくなる。
式の値が2より小さいと、第2群G2の屈折力に対する第2サブ群の屈折力が強くなりすぎ、プラスチックレンズを用いた場合、温度変化による望遠端での球面収差の変動やピント位置のずれが大きくなる。式の値が9より大きいと、第2群G2の屈折力に対して第2サブ群の屈折力が弱くなるため、第1サブ群の屈折力が強くなりすぎてしまう。そのため、プラスチックレンズを用いた場合、温度変化による望遠端での球面収差の変動やピント位置のずれが大きくなる。
式の値が0.55より小さいと、第1群G1の屈折力に対し、レンズL1の屈折力が強くなりすぎ、プラスチックレンズを用いた場合、温度変化による広角端での像面湾曲の変動が大きくなる。また、ピント位置のずれも許容できなくなる。式の値が0.85より大きいと、レンズL1の負の屈折力が弱くなりすぎ、第1群G1における色収差の補正が不完全となりレンズ性能が劣化する。
式の値が1.5より小さいと、第1群G1の屈折力に対し、レンズL2の屈折力が強くなりすぎ、プラスチックレンズを用いた場合、温度変化による広角端での像面湾曲の変動が大きくなる。また、ピント位置のずれも許容できなくなる。式の値が4.0より大きいと、レンズL2の正の屈折力が弱くなりすぎ、第1群G1における色収差の補正が不完全となりレンズ性能が劣化する。
2 平行平面ガラス
3 結像面
G1 第1群
G2 第2群
L1 負のメニスカスレンズ
L2 正のメニスカスレンズ
L3 両凸レンズ
L4 両凹レンズ
L5 正のメニスカスレンズ
Claims (4)
- 物体側から、負屈折力を有する第1群、正屈折力を有する第2群の順に配置し、それら群間の距離を変えることにより焦点距離を変更するズームレンズにおいて、
第1群の屈折力を1/f1、第2群の屈折力を1/f2とし、それら群間距離が大となるときの全系の焦点距離をfW、群間距離が小となるときの全系の焦点距離をfTとしたとき、
0.9 ≦ |f1|/(fW・fT)1/2 ≦ 1.1 ……(1)
1.15 ≦ |f1|/f2 ≦ 1.35 ……(2)
なる2つの条件を満たし、
第1群は、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズおよび物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズから成り、それぞれのレンズの少なくとも片側面は非球面に形成すると共に、
第2群は、正屈折力を有する第1サブ群と正屈折力を有する第2サブ群から成り、
該第1サブ群は両凸レンズ及び両凹レンズにより構成され、該第2サブ群は物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズにより構成されることを特徴とするズームレンズ。 - 第2群中の第1サブ群の焦点距離をf21、第2サブ群の焦点距離をf22としたとき、
1.0 ≦ f21/f2 ≦ 1.3 ……(3)
2 ≦ f22/f2 ≦ 9 ……(4)
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 - 第1群中の負メニスカスレンズの焦点距離をf11、正メニスカスレンズの焦点距離をf12としたとき、
0.55 ≦|f11/f1|≦ 0.85 ……(5)
1.5 ≦|f12/f1|≦ 4.0 ……(6)
なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。 - 第1群を構成する負のメニスカスレンズおよび正のメニスカスレンズ、第2群を構成する両凸レンズ、両凹レンズおよび正メニスカスレンズの全てのレンズがプラスチックである請求項1〜3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006003824A JP2007187740A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | ズームレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006003824A JP2007187740A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | ズームレンズ |
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Family Applications (1)
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JP2006003824A Pending JP2007187740A (ja) | 2006-01-11 | 2006-01-11 | ズームレンズ |
Country Status (1)
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2006
- 2006-01-11 JP JP2006003824A patent/JP2007187740A/ja active Pending
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