JP2007029331A - ゴルフクラブ用シャフト、その製造方法およびゴルフクラブ - Google Patents
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Abstract
【課題】インパクト時のヘッドスピードを増大させ、打球の方向性が良好で、軽く、曲げ剛性、捻り剛性が高く、ゴルフクラブ用シャフトおよびゴルフクラブを低コストで得ることができるようにする。
【解決手段】 シャフトの長手方向全範囲にわたりに複数層重ねて巻かれている第一樹脂含浸繊維シート部1、第一樹脂含浸繊維シート部1と一体成形されシャフトの長手方向におけるグリップ側に複数層重ねて巻かれている第二樹脂含浸繊維シート部2を有する。第一樹脂含浸繊維シート部1は、第二樹脂含浸繊維シート部2の半径方向内側または外側に配設され、あるいは半径方向内外の第二樹脂含浸繊維シート部2に挟まれて配設されていてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】 シャフトの長手方向全範囲にわたりに複数層重ねて巻かれている第一樹脂含浸繊維シート部1、第一樹脂含浸繊維シート部1と一体成形されシャフトの長手方向におけるグリップ側に複数層重ねて巻かれている第二樹脂含浸繊維シート部2を有する。第一樹脂含浸繊維シート部1は、第二樹脂含浸繊維シート部2の半径方向内側または外側に配設され、あるいは半径方向内外の第二樹脂含浸繊維シート部2に挟まれて配設されていてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、打球の方向性が良好で、非力なプレーヤーでも飛距離を伸ばすことができるゴルフクラブ用シャフトと、その製造方法およびこのシャフトを用いたゴルフクラブに関するものである。
ゴルフ競技において、ゴルフの醍醐味を味わうには打球の飛距離が大きいことが必要であり、よいスコアで上がるためには方向性が正確であることも重要である。飛距離と方向性を両立させるために、ゴルフクラブの技術開発が延々と続けられてきた。ゴルフクラブの技術開発の対象になるのは、ほとんどがヘッドとシャフトであるが、中でもシャフトの性能が飛距離にも方向性にも大きく影響してくる。
ゴルフクラブ用シャフトの特性の中で最も重要なものは、曲げ剛性と捻り剛性である。スチールシャフトを用いたゴルフクラブは、曲げ剛性および捻り剛性が高いので方向性はよいが、飛距離が延びないという難点がある。一方、近年広く用いられているカーボン繊維を素材とするシャフトを用いたゴルフクラブは、軽いため非力な人でも使いやすく、比較的飛距離が延びるという長所がある反面、曲げ剛性および捻り剛性が低いため方向性が悪いという難点があった。もっとも、これらの特性はスチールシャフトであっても曲げ剛性及び捻り剛性が低いものがあり、カーボンシャフトであっても曲げ剛性および捻り剛性が高いものがある。従って、プレーヤーは、自分の力量に合っているものと信じたゴルフクラブを選択して使用している。
ところが、従来のゴルフクラブ用シャフトは、長さ全体にわたって同一の特性を有する同一の素材で均一に作られていて、グリップ(パッド)側からヘッド(チップ)側に向けて一定の縮径率をもって先細りとなっている。そのため、その剛性が長さ方向にほぼ一定の割合で変化しており、一つ一つのシャフト特有の撓み特性(剛性)をもっている。一般に、剛性の高いシャフトはプロ用あるいは上級者向きであり、剛性の低いシャフトはアマチュアあるいはビギナー向きである、というように、分けられている。プロ用シャフトは非力で力量が伴わないアマチュアあるいはビギナーが使用しても、シャフトの反発力を活かすことができないから、飛距離が出ない。逆に剛性の低いシャフトをプロや上級者が使用するとシャフトが柔らかすぎてインパクトでのヘッドの向きが定まらず、打球の方向がぶれることになる。
そこで、剛性の高い部分と剛性の低い部分を一本のシャフトで具備するために、インナシャフトとアウタシャフトを二重構造にしたゴルフクラブ用シャフトが知られている。この二重構造にしたインナシャフトとアウタシャフトは、ともにヘッド装着部からグリップ装着部にいたる長さを有していて両者の長さはほぼ同じであり、インナシャフトとアウタシャフトの少なくとも両端を互いに滑り接触させた状態で二重に組み合わせた構造をしている(例えば、特許文献1参照)。
また、本出願人は、一体化されたアウタシャフトとインナシャフトからなり、インナシャフトは、その先端位置がアウタシャフトの先端よりも後端側にずれ、かつ、インナシャフトの後端位置が少なくともアウタシャフトの後端位置まで達していることを特徴とするゴルフクラブ用シャフトに関して先に特許出願した(特願2003−313747参照)。このゴルフクラブ用シャフトによれば、上記従来のゴルフクラブ用シャフトが有する問題点を解消することができる。
さらに、本出願人は、剛性の高い繊維シートと剛性の低い繊維シートを突き合わせ一体化した繊維シートからなり、繊維シートの突き合わせ面が互いに補形的に突き合わせられていて、上記繊維シートが複数層重ねられて接着されていることを特徴とするゴルフクラブ用シャフトに関して先に特許出願した(特願2004−58002参照)。このゴルフクラブ用シャフトによれば、剛性の高い繊維シートと剛性の低い繊維シートをつきあわせて一体化した繊維シートを巻重ねてシャフトを形成しているので、剛性の高い部分の曲げ剛性及び捻り剛性が高く、この部分が存在することによって打球の方向性を保つことができる。一方、剛性の低い部分は撓みやすい部分であるため、この撓みの反発力を利用してインパクト時のヘッドスピードを増大させ、非力なプレーヤーでも飛距離を延すことができ、かつ軽量にすることができる、という利点がある。
ところが、上記特許文献1記載の発明では、基準のフレックスを維持しつつキックポイントや重心を自由に設定することはできるが、スイングスピードに関わりなくフレックスポイントをほぼ一定に保つことはできない。したがって、これでは非力なビギナープレーヤーかたプロ級のプレーヤーまで幅広い層に合わせたシャフトを得ることはできない。
また、一体化されたアウタシャフトとインナシャフトからなる特願2003−313747にかかるゴルフクラブ用シャフトの場合は、アウタシャフトとインナシャフトが重なり合っている部分があるため、シャフト自体の重量が増えてしまうという解決すべき課題が残っている。周知の通り、シャフトの重量が増すとスイング時のヘッドスピードの低下要因となり、打球の飛距離を大きくするには不利となる。また、アウタシャフトとインナシャフトを接着しており、接着の手間がかかること、および、実質的に2本のシャフトを使用することになり、コスト高になるという難点があった。
また、一体化されたアウタシャフトとインナシャフトからなる特願2003−313747にかかるゴルフクラブ用シャフトの場合は、アウタシャフトとインナシャフトが重なり合っている部分があるため、シャフト自体の重量が増えてしまうという解決すべき課題が残っている。周知の通り、シャフトの重量が増すとスイング時のヘッドスピードの低下要因となり、打球の飛距離を大きくするには不利となる。また、アウタシャフトとインナシャフトを接着しており、接着の手間がかかること、および、実質的に2本のシャフトを使用することになり、コスト高になるという難点があった。
剛性の高い繊維シートと剛性の低い繊維シートを突き合わせ一体化した繊維シートからなる特願2004−58002にかかるゴルフクラブ用シャフトによれば、特願2003−313747にかかるゴルフクラブ用シャフトの問題点の大半を解消することができる。しかし、剛性の高い繊維シートと剛性の低い繊維シートを突き合わせる部分の構造が複雑で、製造工程が複雑になる難点があり、解決すべき課題として残っている。
本発明はこのような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ビギナーであってもシャフトの反発力を有効に利用することが容易でボールのつかまりが良く、インパクト時のヘッドスピードが上がって打球の飛距離を延ばすことができ、また、シャフトに求められる剛性も充分大きく保つことができ、方向性が良好でインパクト時の違和感がなく、プロや上級者の要望にも応えることができるゴルフクラブ用シャフトを、重量が増加することなく、安価な製造コストで提供することを目的とする。
本発明にかかるゴルフクラブ用シャフトは、シャフトの長手方向全範囲にわたりに複数層重ねて巻かれている第一樹脂含浸繊維シート部と、第一樹脂含浸繊維シート部と一体成形されシャフトの長手方向におけるグリップ側に複数層重ねて巻かれている第二樹脂含浸繊維シート部と、を有していること特徴とする。
第一樹脂含浸繊維シート部は、第二樹脂含浸繊維シート部の半径方向内側に配設されていてもよいし、半径方向外側に配設されていてもよく、半径方向内外に配設された第二樹脂含浸繊維シート部に挟まれて配設されていてもよい。
第二樹脂含浸繊維シート部の合成は第一樹脂含浸繊維シート部の合成よりも高くするとよい。
第二樹脂含浸繊維シート部の合成は第一樹脂含浸繊維シート部の合成よりも高くするとよい。
本発明にかかるゴルフクラブ用シャフトの製造方法は、心棒の周りにシャフトの長手方向全範囲にわたって第一樹脂含浸繊維シートを複数層巻いて加圧する工程と、第一樹脂含浸繊維シートの外周に第二樹脂含浸繊維シートをシャフトの長手方向におけるグリップ側で複数層巻いて加圧し第一樹脂含浸繊維シートと第二樹脂含浸繊維シートを一体化する工程と、を有することを特徴としている。
あるいは、心棒の周りにシャフトの長手方向におけるグリップ側で第二樹脂含浸繊維シートを複数層巻いて加圧する工程と、第二樹脂含浸繊維シートの外周に第一樹脂含浸繊維シートをシャフトの長手方向全範囲にわたって複数層巻いて加圧し第二樹脂含浸繊維シートと第一樹脂含浸繊維シートを一体化する工程と、一体化した第二樹脂含浸繊維シートと第一樹脂含浸繊維シートの樹脂を硬化させることにより第二樹脂含浸繊維シートと第一樹脂含浸繊維シートを一体成形する過熱工程と、一体成形後第二樹脂含浸繊維シート層から心棒を抜き取る工程と、を有するものであってもよい。
本発明によれば、シャフトの長さ方向全体にわたる第一樹脂含浸繊維シート部とシャフトの長手方向におけるグリップ側に巻かれている第二樹脂含浸繊維シート部とを有してなるため、第一樹脂含浸繊維シート部と第二樹脂含浸繊維シート部とが重なっているシャフトのグリップ側の剛性が高く、シャフトに求められる剛性を充分大きく保つことができ、打球の方向性を良好に保つことができる。一方、第一樹脂含浸繊維シート部のみからなるシャフトの先端側の合成は低く、シャフトの反発力を有効に利用することが容易でボールのつかまりが良く、インパクト時のヘッドスピードが上がって打球の飛距離を延ばすことができる。
本発明にかかるゴルフ用シャフトの製造方法によれば、樹脂含浸繊維シートを巻き重ねる際に、第一樹脂含浸繊維シート部と第二樹脂含浸繊維シート部を使い分けながら巻き重ねるだけでよいから、製造が容易であり、製造コストの高騰を避けることができる。二つのシャフトを内外に嵌め合わせるものでもないから、シャフト重量の増加およびコストの高騰を避けることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。なお、本発明の実施例を示す図面では、長尺のゴルフクラブ用シャフトを図示する都合上、後述する何れの図面においても、シャフトの径に対する長さ方向の寸法を実際よりも縮めて描いている。また、第一樹脂含浸繊維シート部と第二樹脂含浸繊維シートの厚さの比率も正確ではない。
図1は、本発明に係るゴルフクラブ用シャフトの第一の実施例を示す縦断面図である。図1において、本実施例にかかるゴルフクラブ用シャフト10Aは、繊維シートに樹脂を含浸させた樹脂含浸繊維シートを管状に積層して成形されたゴルフクラブ用シャフトである。ゴルフクラブ用シャフト10Aは、シャフトの長手方向全範囲にわたりに複数層重ねて巻かれている第一樹脂含浸繊維シート部1と、第一樹脂含浸繊維シート部1と一体成形されシャフトの長手方向におけるグリップ側10gに複数層重ねて巻かれている第二樹脂含浸繊維シート部2を有してなる。
各樹脂含浸繊維シート部1,2は、何れも基材(マトリックス)となる樹脂(プラスチックス)に強化材となる各種の繊維を組み合わせた複合材料で構成されたものであり、いわゆるFRP(繊維強化プラスチックス)と総称されるシート状の材料からなる。この樹脂含浸繊維シートは、全面に塗布または含浸された樹脂が流れ出さないように、例えば、冷凍された状態で保存されている。したがって、これを使用するに際して解凍する。なお、自然解凍する場合は、ほぼ一昼夜かけて自然環境に置いておく。
前記基材として用いられる樹脂には、熱硬化性樹脂がある。熱硬化性樹脂としては、強度と剛性の点より、エポキシ系樹脂の他、不飽和ポリエステル系樹脂(ビニルエステル樹脂)、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリア系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ケイ素樹脂等を単独あるいは組み合わせて用いることができる。
また、前記強化材として用いられる繊維は、一般に高性能強化繊維として用いられる繊維が使用できる。軽量で高強度である炭素(カーボン)繊維の他、ガラス繊維、黒鉛繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維、超高分子ポリエチレン繊維等が挙げられる。また、金属繊維を用いても良い。さらに、これらの強化繊維は、長繊維、短繊維のいずれであってもよく、これらの繊維を2種以上混合して用いても構わない。
本実施形態において、前記第一樹脂含浸繊維シート部1は、比較的柔らかい材質からなる繊維をシート状に織り上げた低剛性繊維シート11からなる。また、第二樹脂含浸繊維シート部2は、第一樹脂含浸繊維シート部1より剛性が高く、硬い材質を用いた繊維をシート状に織り上げた高剛性繊維シート22からなる。
繊維シートの剛性の違いは、上記のような樹脂や繊維の材質に依るものの他、繊維の編み込み角度、編み方などを利用したものであってもよい。
繊維シートの剛性の違いは、上記のような樹脂や繊維の材質に依るものの他、繊維の編み込み角度、編み方などを利用したものであってもよい。
ゴルフクラブ用シャフト10Aは、低剛性繊維シート11を管状に積層して形成した第一樹脂含浸繊維シート部1の外面に、第二樹脂含浸繊維シート部2を構成する高剛性繊維シート22を複数回巻き付けて積層し、樹脂により接着して所定の太さに一体成形したものである。具体的には、たとえば各繊維シートを合わせて全体で7〜8層をなすように巻き重ねられている。
第一樹脂含浸繊維シート部1はシャフトの全長にわたっているのに対し、第二樹脂含浸繊維シート部2はシャフトの長手方向におけるグリップ側10gに配設されている。換言すれば、第二樹脂含浸繊維シート部2は、第一樹脂含浸繊維シート部1に対してグリップ側10gの端部から第一樹脂含浸繊維シート部1の長さ方向途中までの長さになっていて、この長さの範囲で第一樹脂含浸繊維シート部1と重なって一体成形されている。第二樹脂含浸繊維シート部2の先端側は第一樹脂含浸繊維シート部1に対して段差が付いているので、この段差部の角が面取りされてテーパー面24になっている。また、第二樹脂含浸繊維シート部2の先端と第一樹脂含浸繊維シート部1の外周面との境目20は、これよりも第二樹脂含浸繊維シート部2側は撓みにくく、上記境目20よりシャフト先端部側は第一樹脂含浸繊維シート部1のみであるため撓みやすくなっている。したがって、上記境目20付近はいわゆるキックポイントとなっている。
シャフトの長さ全体において上記キックポイントの位置をどこに設定するかは、ゴルフプレーヤーの力量や技量によって異なる。上級者は比較的ヘッド寄りにキックポイントを設定し全体の剛性を高めて方向性を重要視し、ビギナーに近くなるにしたがってキックポイントをグリップ寄りに設定し全体の剛性を低くして撓みやすくする傾向にある。したがって、ユーザーの力量や技量によって第二樹脂含浸繊維シート部2の領域を設定して上記境目20の位置を設定し、キックポイントを決めるとよい。なお、低剛性繊維シート11からなる第一樹脂含浸繊維シート部1の長さは、シャフト10Aの全長の1/2以下であることが望ましい。
このように、キックポイントをプレーヤーの力量や技量に応じて設定することにより、全てのヘッドスピードに対応させることができる。たとえば、ゴルフのビギナーに対応させることもできるし、ヘッドスピードが50m/sというようなプロ級にも対応させることができる。
図1において、ゴルフクラブ用シャフト10Aは、グリップ(図示せず)が装着されることとなるグリップ側10gの径が大きく、一方、クラブヘッド(図示せず)が装着されることとなるヘッド側10hの径が小さく、一般的なゴルフクラブ用シャフトの外形のように、グリップ側10gからヘッド側10hへ行くに従い先端部が徐々に細くなるテーパ状に形成されている。
そして、上記実施例に係るシャフト10Aの前記グリップ側10gにグリップを装着し、また、前記ヘッド側10hにクラブヘッド(図示せず)を装着することで、ゴルフクラブが完成する。
このゴルフクラブによれば、グリップ側10gの第二樹脂含浸繊維シート部2の素材として高剛性繊維シート22を用いており、この部分は曲げ剛性及び捻り剛性が高く、ヘッドスピードが速くてもヘッドの向きのばらつきが少なく打球の方向性を保つことができる。ヘッド側10hに存在する第一樹脂含浸繊維シート部1は、上記繊維シート22より剛性が低い低剛性繊維シート11からなり、この部分の剛性は低く撓みやすい部分である。この部分があることによって、インパクト時のヘッドスピードを上げ、クラブヘッドでボールを運ぶような感覚、いわゆる「ボールのつかまり」が良好なものすることができ、非力なプレーヤーでも飛距離を延ばすことができる。
このゴルフクラブによれば、グリップ側10gの第二樹脂含浸繊維シート部2の素材として高剛性繊維シート22を用いており、この部分は曲げ剛性及び捻り剛性が高く、ヘッドスピードが速くてもヘッドの向きのばらつきが少なく打球の方向性を保つことができる。ヘッド側10hに存在する第一樹脂含浸繊維シート部1は、上記繊維シート22より剛性が低い低剛性繊維シート11からなり、この部分の剛性は低く撓みやすい部分である。この部分があることによって、インパクト時のヘッドスピードを上げ、クラブヘッドでボールを運ぶような感覚、いわゆる「ボールのつかまり」が良好なものすることができ、非力なプレーヤーでも飛距離を延ばすことができる。
実施例1にかかるゴルフクラブ用シャフト10Aによれば、上記の効果を奏するほかに、低剛性繊維シートと高剛性繊維シートを一体として形成しているので、低剛性繊維シートからなるシャフトと高剛性繊維シートからなるシャフトを内外に嵌め合わせて二重構造にする必要がなく、部品コストを低廉化することができるとともに、製造コストも低廉化することができる。また、シャフトを二重構造にする必要がなく、かつ、接着する必要もないから、打球の方向性に優れ、飛距離を伸ばすことができるゴルフクラブ用シャフトの軽量化を図ることができる。低剛性繊維シートと高剛性繊維シートとの接続部の構造を特別に工夫する必要もないから、この点でも製造コストの低廉化を図ることができる。
なお、図1に示す実施例では、第一樹脂含浸繊維シート部1の素材である繊維シート11と第二樹脂含浸繊維シート部2の素材である繊維シート22は剛性が異なっていたが、両者の剛性は等しいものであってもよい。シャフトの長さ方向グリップ側は第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2が重なっており、ヘッド側は第一樹脂含浸繊維シート部1のみであるから、第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2を構成する繊維シートの剛性がそれぞれ同じであっても、第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2が重なっている部分の剛性が、第一樹脂含浸繊維シート部1のみの部分の剛性よりも高く、所期の剛性配分にすることができるからである。
次に、上記実施の形態にかかるゴルフクラブ用シャフト10Aの製造方法を説明する。
まず、芯棒の外表面に離型剤を塗布し、その上からこの芯棒の外周面に、解凍して樹脂が接着効果を発揮するようにした第一樹脂含浸繊維シート部1を構成する低剛性繊維シート11を巻き付ける。この繊維シート11の巻き付けは複数回重ねて行われ、第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2を合わせた全巻き層数が7〜10程度とすると、第一樹脂含浸繊維シート部1は4〜6回程度巻き重ねる。この際、低剛性繊維シート11を、その外周面から加圧しながら転がし、繊維シート間及び繊維シート内のエア抜きを行う。巻き付けた繊維シートを転がしながら加圧する装置は、従来のゴルフクラブ用シャフトの製造工程で使用されているものを使用することができる。
まず、芯棒の外表面に離型剤を塗布し、その上からこの芯棒の外周面に、解凍して樹脂が接着効果を発揮するようにした第一樹脂含浸繊維シート部1を構成する低剛性繊維シート11を巻き付ける。この繊維シート11の巻き付けは複数回重ねて行われ、第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2を合わせた全巻き層数が7〜10程度とすると、第一樹脂含浸繊維シート部1は4〜6回程度巻き重ねる。この際、低剛性繊維シート11を、その外周面から加圧しながら転がし、繊維シート間及び繊維シート内のエア抜きを行う。巻き付けた繊維シートを転がしながら加圧する装置は、従来のゴルフクラブ用シャフトの製造工程で使用されているものを使用することができる。
次いで、高剛性繊維シート22を解凍し、樹脂が接着効果を発揮するようにしてから、上記低剛性繊維シート11の外周面に巻き付ける。この高剛性繊維シート22の巻き付けは、ゴルフクラブ用シャフト10Aに必要な太さになるまで繰り返し行う。したがって、先に低剛性繊維シート11が4〜6層形成されたのであれば、高剛性繊維シート22は2〜6層程度形成されるように繰り返し巻き付ける。こうして、ほぼ一体化された芯棒、低剛性繊維シート11、高剛性繊維シート22を、その外周面から加圧しながら転がし、低剛性繊維シート11と高剛性繊維シート22との間、及び各繊維シート内のエア抜きを行う。
その後、所定の太さとなったゴルフクラブ用シャフト10Aを加熱し、樹脂を硬化させる。樹脂が硬化した後、芯棒を抜き取り、低剛性繊維シート11と高剛性繊維シート22を巻重ねた外表面の凸状部分を削って整形する。また、低剛性繊維シート11の上に高剛性繊維シート22を巻き重ねることによって生じた高剛性繊維シート22の先端の角を面取りしてテーパー面24とする。最後に塗装をし、これで、ゴルフクラブ用シャフト10Aが完成する。
上記ゴルフクラブ用シャフト10Aをゴルフクラブとして完成させるためには、シャフト10Aのヘッド側10hの先端部にクラブヘッド(図示せず)を装着し、シャフト10Aのグリップ側10gの後端部外周にグリップ(図示せず)を装着する。
図1に示す実施例1にかかるゴルフクラブ用シャフトでは、低剛性繊維シート11が高剛性繊維シート22の内側に設けられた構成となっているが、本発明はこれに限定されない。以下、本発明の他の実施例について説明する。なお、後述する各実施例においては、上記実施例1の構成と同様の構成部分に関する説明は省略し、特に説明しない限り同じ構成であるものとする。
本発明にかかる実施例2は、低剛性繊維シート11と高剛性繊維シート22の位置が内外で逆になっている。図2は、ゴルフクラブ用シャフトの実施例2を示す縦断面図である。図2において、本実施例におけるゴルフクラブ用シャフト10Bは、シャフトの長手方向におけるグリップ側10gに第二樹脂含浸繊維シート部2が形成され、その外側に、第一樹脂含浸繊維シート部1が形成されている。第一樹脂含浸繊維シート部1はシャフトの長さ方向全体に形成されているのに対し、第二樹脂含浸繊維シート部2はシャフトの長さ方向のグリップ側10gに、したがって、グリップ10G側から第一樹脂含浸繊維シート部1の長さ方向途中の位置まで形成されている。第二樹脂含浸繊維シート部2は2〜6層程度巻き重ねられ、第一樹脂含浸繊維シート部1は4〜6層程度巻き重ねられる。
実施例2においても、第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2が重なったグリップ側の領域は剛性が高く、第二樹脂含浸繊維シート部2のみからなるヘッド側の領域は剛性が低い。そして、第二樹脂含浸繊維シート部2の先端位置20が剛性の切り替わるポイントすなわちキックポイントとなる。このキックポイントは第二樹脂含浸繊維シート部2の占める領域を変えることによって任意に設定することができる。ゴルフクラブを使用するプレーヤーの技量に応じてキックポイントを設定すればよい。実施例2にかかるゴルフクラブ用シャフトも、実施例1にかかるゴルフクラブ用シャフトと同様の効果を奏する。
実施例2に係るシャフト10Bもまた、グリップ側10gにグリップ(図示せず)を装着し、また、ヘッド側10hにクラブヘッド(図示せず)を装着することで、ゴルフクラブが完成する。
この実施例においても、第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2を構成する繊維シート11および22の剛性を同じにしてもよい。第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2が重なっているグリップ側10gの領域では剛性が高く、第一樹脂含浸繊維シート部1のみからなるヘッド側10hの領域では剛性が低くなるからである。
この実施例においても、第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2を構成する繊維シート11および22の剛性を同じにしてもよい。第一樹脂含浸繊維シート部1と第二樹脂含浸繊維シート部2が重なっているグリップ側10gの領域では剛性が高く、第一樹脂含浸繊維シート部1のみからなるヘッド側10hの領域では剛性が低くなるからである。
実施例2にかかるゴルフクラブ用シャフト10Bの製造方法も基本的には実施例1にかかるゴルフクラブ用シャフト10Aの製造方法と大差がなく、低剛性繊維シート11と高剛性繊維シート22の巻き重ね順序が異なるだけである。
まず、芯棒の外表面に離型剤を塗布し、その上からこの芯棒の外周面に、解凍して樹脂が接着効果を発揮するようにした高剛性繊維シート22を所定回数巻き付けて第二樹脂含浸繊維シート部2を形成する。この際、高剛性繊維シート22を、その外周面から加圧しながら転がし、積層された繊維シート間及び繊維シート内のエア抜きを行う。巻き付けた繊維シートを転がしながら加圧する装置は、従来のゴルフクラブ用シャフトの製造工程で使用されているものを使用することができる。上記芯棒への高剛性繊維シート22の巻き付け位置は、芯棒の長さ方向のうちグリップ側の領域である。
まず、芯棒の外表面に離型剤を塗布し、その上からこの芯棒の外周面に、解凍して樹脂が接着効果を発揮するようにした高剛性繊維シート22を所定回数巻き付けて第二樹脂含浸繊維シート部2を形成する。この際、高剛性繊維シート22を、その外周面から加圧しながら転がし、積層された繊維シート間及び繊維シート内のエア抜きを行う。巻き付けた繊維シートを転がしながら加圧する装置は、従来のゴルフクラブ用シャフトの製造工程で使用されているものを使用することができる。上記芯棒への高剛性繊維シート22の巻き付け位置は、芯棒の長さ方向のうちグリップ側の領域である。
次いで、第一樹脂含浸繊維シート部1を構成する低剛性繊維シート11を解凍し、樹脂が接着効果を発揮させ、上記高剛性繊維シート22の外周面に巻き付ける。この低剛性繊維シート11はシャフトの長さ方向全体にわたって巻き付け、また、複数回繰り返し巻き付けて複数の低剛性繊維シート層を形成する。こうして、ほぼ一体化された芯棒、高剛性繊維シート22及び低剛性繊維シート11を、その外周面から加圧しながら転がし、積層された繊維シート間及び繊維シート内のエア抜きを行う。第二樹脂含浸繊維シート部2はシャフトの長さ方向途中までの長さしかないため、芯棒と第二樹脂含浸繊維シート部2の先端との間に段差が生じるが、この段差をまたいで低剛性繊維シート11を巻き付け、第一樹脂含浸繊維シート部1を形成する。上記段差部分と低剛性繊維シート11との物理的な連続性を円滑にするために、第二樹脂含浸繊維シート部2を構成する高剛性繊維シート22を巻きつける際に、一層ごとに高剛性繊維シート22を軸線方向にずらし、上記段差部分が円錐形状になるようにするとよい。
高剛性繊維シート22と低剛性繊維シート11をそれぞれ所定回数巻き付けることにより所定の太さとなったゴルフクラブ用シャフト10Bを加熱し、樹脂を硬化させる。樹脂が硬化した後、芯棒を抜き取り、外表面の凹凸などを適宜修正して塗装をする。これで、ゴルフクラブ用シャフト10Bが完成する。このシャフトの両端部にクラブヘッドとグリップを装着すればゴルフクラブが完成する。
次に、図3に示す本発明の実施例3について説明する。実施例3は、低剛性繊維シート11からなる第一樹脂含浸繊維シート部1が、半径方向内外に配設された高剛性繊維シート22からなる第二樹脂含浸繊維シート部2−1,2−2に挟まれて配設されていることを特徴とする。図3において、ゴルフクラブ用シャフト10Dは、シャフトの長手方向におけるグリップ側10gに複数層重ねて配設された第二樹脂含浸繊維シート部2と、シャフトの長手方向全体にまたがって複数層重ねて配設された第一樹脂含浸繊維シート部1を有してなる。第二樹脂含浸繊維シート部2は前述の実施例と同様に、シャフトの長手方向におけるグリップ側10gに、したがって、第一樹脂含浸繊維シート部1の長さ方向の途中まで形成され、シャフトの長手方向先端側すなわちヘッド側10hは第一樹脂含浸繊維シート部1のみで形成されている。この実施例が前述の実施例と異なる点は、第二樹脂含浸繊維シート部が内外2つの繊維シート部2−1,2−2に分かれていて、この繊維シート部2−1,2−2に挟まれて第一樹脂含浸繊維シート部1が存在している点である。
上記内側の繊維シート部2−1および外側の繊維シート部2−2は、それぞれ1〜3回程度巻き付けられ、第一樹脂含浸繊維シート部1を構成する低剛性繊維シート11は4〜6回程度巻きつけられる。第二樹脂含浸繊維シート部2を構成する上記内外の繊維シート部2−1,2−2の先端位置は同じ位置になっていて、その先端側の端部20がキックポイントになっている。このキックポイントは第二樹脂含浸繊維シート部2の占める領域を変えることによって任意に設定することができ、ゴルフクラブを使用するプレーヤーの技量に応じてキックポイントを設定すればよい。実施例3にかかるゴルフクラブ用シャフトも、実施例1、2にかかるゴルフクラブ用シャフトと同様の効果を奏する。
実施例3に係るシャフト10Dもまた、グリップ側10gにグリップ(図示せず)を装着し、ヘッド側10hにクラブヘッド(図示せず)を装着することで、ゴルフクラブが完成する。
実施例3にかかるゴルフクラブ用シャフト10Dの製造方法も、基本的には前記二つの実施例の製造方法と同じである。まず、芯棒の外表面に離型剤を塗布し、その上からこの芯棒の外周面に、解凍して樹脂が接着効果を発揮するようにした高剛性繊維シート22を所定回数巻き付けて、内側の第二樹脂含浸繊維シート部2−1を形成する。この際、高剛性繊維シート22の外周面から加圧しながら転がしエア抜きを行う。次に第一樹脂含浸繊維シート部1を構成する低剛性繊維シート11を解凍し、これを高剛性繊維シート22の外周面に所定回数巻き付ける。ここでも外周面から加圧しながら転がしてエア抜きを行う。第一樹脂含浸繊維シート部1の外周面に再び高剛性繊維シート22を所定回数巻き付けて、外側の第二樹脂含浸繊維シート部2−2を形成する。このときもエア抜きを行う。
こうして、所定の太さとなったゴルフクラブ用シャフト10Dを加熱し、樹脂を硬化させることにより一体成形品としてのゴルフクラブ用シャフト10Dを得る。樹脂が硬化した後、芯棒を抜き取り、外表面の凹凸を整形し、塗装をする。これで、ゴルフクラブ用シャフト10Dが完成する。このシャフトにクラブヘッドとグリップを装着すればゴルフクラブが完成する。
本発明に係るゴルフクラブ用シャフトは、新規なゴルフクラブ用のシャフトとして利用できる他、既存のゴルフクラブの交換用シャフトとしての用途も期待できる。すなわち、既存のゴルフクラブに使われていたグリップとヘッドを取り外し、本発明に係るシャフトに取り付けるものとするとよい。もちろん、本発明に係るシャフトにヘッドが装着されたゴルフクラブとして市場に流すこともできる。
1 第一樹脂含浸繊維シート部
2 第二樹脂含浸繊維シート部
10 ゴルフクラブ用シャフト
10g グリップ側
10h ヘッド側
11 低剛性繊維シート
22 高剛性繊維シート
2 第二樹脂含浸繊維シート部
10 ゴルフクラブ用シャフト
10g グリップ側
10h ヘッド側
11 低剛性繊維シート
22 高剛性繊維シート
Claims (8)
- 繊維シートに樹脂を含浸させた樹脂含浸繊維シートを管状に積層して成形されたゴルフクラブ用シャフトであって、
シャフトの長手方向全範囲にわたりに複数層重ねて巻かれている第一樹脂含浸繊維シート部と、
第一樹脂含浸繊維シート部と一体成形されシャフトの長手方向におけるグリップ側に複数層重ねて巻かれている第二樹脂含浸繊維シート部と、
を有していることを特徴とするゴルフクラブ用シャフト。 - 第一樹脂含浸繊維シート部は、第二樹脂含浸繊維シート部の半径方向内側に配設されていることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ用シャフト。
- 第一樹脂含浸繊維シート部は、第二樹脂含浸繊維シート部の半径方向外側に配設されていることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ用シャフト。
- 第一樹脂含浸繊維シート部は、半径方向内外に配設された第二樹脂含浸繊維シート部に挟まれて配設されていることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ用シャフト。
- 第二樹脂含浸繊維シート部は第一樹脂含浸繊維シート部よりも剛性が高いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブ用シャフト。
- 心棒の周りにシャフトの長手方向全範囲にわたって第一樹脂含浸繊維シートを複数層巻いて加圧する工程と、
第一樹脂含浸繊維シートの外周に第二樹脂含浸繊維シートをシャフトの長手方向におけるグリップ側で複数層巻いて加圧し第一樹脂含浸繊維シートと第二樹脂含浸繊維シートを一体化する工程と、
一体化した第一樹脂含浸繊維シートと第二樹脂含浸繊維シートの樹脂を硬化させることにより第一樹脂含浸繊維シートと第二樹脂含浸繊維シートを一体成形する過熱工程と、
一体成形後第一樹脂含浸繊維シート層から心棒を抜き取る工程と、
を有するゴルフクラブ用シャフトの製造方法。 - 心棒の周りにシャフトの長手方向におけるグリップ側で第二樹脂含浸繊維シートを複数層巻いて加圧する工程と、
第二樹脂含浸繊維シートの外周に第一樹脂含浸繊維シートをシャフトの長手方向全範囲にわたって複数層巻いて加圧し第二樹脂含浸繊維シートと第一樹脂含浸繊維シートを一体化する工程と、
一体化した第二樹脂含浸繊維シートと第一樹脂含浸繊維シートの樹脂を硬化させることにより第二樹脂含浸繊維シートと第一樹脂含浸繊維シートを一体成形する過熱工程と、
一体成形後第二樹脂含浸繊維シート層から心棒を抜き取る工程と、
を有するゴルフクラブ用シャフトの製造方法。 - 請求項1から5のいずれかに記載のゴルフクラブ用シャフトのヘッド側先端部にヘッドが装着されていることを特徴とするゴルフクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005215391A JP2007029331A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | ゴルフクラブ用シャフト、その製造方法およびゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005215391A JP2007029331A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | ゴルフクラブ用シャフト、その製造方法およびゴルフクラブ |
Publications (1)
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---|---|
JP2007029331A true JP2007029331A (ja) | 2007-02-08 |
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Family Applications (1)
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JP2005215391A Pending JP2007029331A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | ゴルフクラブ用シャフト、その製造方法およびゴルフクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007029331A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012108081A1 (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-16 | 株式会社Kosuge | 杖及び筒体 |
JP2012165767A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-09-06 | Kosuge:Kk | 杖 |
-
2005
- 2005-07-26 JP JP2005215391A patent/JP2007029331A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012108081A1 (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-16 | 株式会社Kosuge | 杖及び筒体 |
JP2012165767A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-09-06 | Kosuge:Kk | 杖 |
CN103384482A (zh) * | 2011-02-09 | 2013-11-06 | 株式会社小菅 | 手杖及筒体 |
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