JP2007001931A - 有害生物防除剤 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は有害生物の防除に関する。
従来より、有害生物を防除するため多くの化合物が開発され実用に供されてきた。しかしながら、これらの化合物は必ずしも有害生物に十分な防除効力を示さない場合もあるため、有害生物に優れた防除効力を有する有害生物防除剤の開発が求められていた。
渋谷成美、川幡寛、川幡真理子、嶋崎功 編、"SHIBUYA INDEX" −2005−(10th Edition)、SHIBUYA INDEX研究会発行、p.23〜26
本発明は有害生物に優れた防除効力を有する有害生物防除剤を提供することを課題とする。
本発明は、有害生物に優れた防除効力を有する有害生物防除剤を見出すため鋭意検討した結果、下記式(I)で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを有効成分として含有する有害生物防除剤(以下、本発明防除剤と記す。)が有害生物に優れた防除効力を有することを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は下記〔1〕〜〔6〕の通りである。
〔1〕 式(I)
〔式中、R1はフッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す。〕
で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを有効成分として含有すること特徴とする有害生物防除剤。
〔2〕 式(I)で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを重量比で1:5〜1:1000の割合で含有する〔1〕記載の有害生物防除剤。
〔3〕 式(I)
〔式中、Rはフッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す。〕
で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを含有する組成物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物の防除方法。
〔4〕 組成物が、式(I)で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを重量比で1:5〜1:1000の割合で含有する組成物である〔3〕記載の有害生物の防除方法。
〔5〕 有害生物がゴキブリ目害虫である〔3〕又は〔4〕記載の防除方法。
〔6〕 有害生物がハエである〔3〕又は〔4〕記載の防除方法。
即ち、本発明は下記〔1〕〜〔6〕の通りである。
〔1〕 式(I)
〔式中、R1はフッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す。〕
で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを有効成分として含有すること特徴とする有害生物防除剤。
〔2〕 式(I)で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを重量比で1:5〜1:1000の割合で含有する〔1〕記載の有害生物防除剤。
〔3〕 式(I)
〔式中、Rはフッ素原子又はトリフルオロメチル基を表す。〕
で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを含有する組成物を有害生物又は有害生物の生息場所に施用することを特徴とする有害生物の防除方法。
〔4〕 組成物が、式(I)で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを重量比で1:5〜1:1000の割合で含有する組成物である〔3〕記載の有害生物の防除方法。
〔5〕 有害生物がゴキブリ目害虫である〔3〕又は〔4〕記載の防除方法。
〔6〕 有害生物がハエである〔3〕又は〔4〕記載の防除方法。
本発明防除剤により有害生物を防除することができる。
本発明防除剤は、式(I)で示されるマロノニトリル化合物(以下、本マロノニトリル化合物と記す。)とイミプロトリンとを含有することを特徴とする。
本マロノニトリル化合物は、例えば参考製造例(1)及び(2)に記載される方法により製造することができる。
イミプロトリンは、化学名が〔2,5−ジオキソ−3−(2−プロピニル)−1−イミダゾリジニル〕メチル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレートで、例えば”SHIBUYA INDEX” −2005−(10th Edition)に記載されており、市販されるものをそのまま用いることもできる。
イミプロトリンは、化学名が〔2,5−ジオキソ−3−(2−プロピニル)−1−イミダゾリジニル〕メチル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレートで、例えば”SHIBUYA INDEX” −2005−(10th Edition)に記載されており、市販されるものをそのまま用いることもできる。
本発明防除剤において、本マロノニトリル化合物とイミプロトリンとの含有される割合は、重量比(本マロノニトリル化合物:イミプロトリン)で通常1:1〜1:2000の割合、好ましくは1:5〜1:1000の割合、より好ましくは1:10〜1:700の割合である。
本発明防除剤は通常、固体担体、液体担体及び/又はガス状担体とを混合し、更に必要に応じて界面活性剤その他の製剤用補助剤を添加して製剤化されている。即ち、本発明防除剤は、通常不活性担体をも含有するものである。かかる製剤としては、例えば乳剤、油剤、シャンプー剤、フロアブル剤、粉剤、水和剤、粒剤、ペースト状製剤、マイクロカプセル製剤、泡沫剤、エアゾール製剤、炭酸ガス製剤、錠剤、樹脂製剤、紙製剤、不織布製剤、編織物製剤等の形態があげられ、これらの製剤は、毒餌、殺虫線香、電気殺虫マット、燻煙剤、燻蒸剤、シート等に加工されて、使用されることもある。
本発明防除剤の製剤には、本マロノニトリル化合物及びイミプロトリン(以下、本マロノニトリル化合物及びイミプロトリンをあわせて本有効成分と記す場合もある。)が、これらの合計量で通常0.01〜98重量%含有される。
本発明防除剤の製剤には、本マロノニトリル化合物及びイミプロトリン(以下、本マロノニトリル化合物及びイミプロトリンをあわせて本有効成分と記す場合もある。)が、これらの合計量で通常0.01〜98重量%含有される。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、合成含水酸化珪素、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等)等の微粉末及び粒状物、常温で固体の昇華性物質(2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン、ナフタリン、p−ジクロロベンゼン、樟脳、アダマンタン等)、並びに羊毛、絹、綿、麻、パルプ、合成樹脂(例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン−ビニルエステル共重合体;エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体等のエチレン−メタクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等のエチレン−アクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸共重合体等のエチレン−ビニルカルボン酸共重合体;エチレン−テトラシクロドデセン共重合体;プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体等のポリプロピレン系樹脂;ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、ポリブタジエン、ポリスチレン;アクリロニトリル−スチレン樹脂;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、スチレン−共役ジエンブロック共重合体、スチレン−共役ジエンブロック共重合体水素添加物等のスチレン系エラストマー;フッ素樹脂;ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレエート、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリアクリルサルフォン、ポリアリレート、ヒドロキシ安息香酸ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリエステルカーボネート、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、発泡ポリウレタン、発泡ポリプロピレン、発泡エチレン等の多孔質樹脂)、ガラス、金属、セラミック等の1種または2種以上からなるフェルト、繊維、布、編物、シート、紙、糸、発泡体、多孔質体及びマルチフィラメントが挙げられる。
液体担体としては、例えば芳香族または脂肪族炭化水素類(キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン等)、ハロゲン化炭化水素類(クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等)、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−ピロリドン等)、炭酸アルキリデン類(炭酸プロピレン等)、植物油(大豆油、綿実油等)、植物精油(オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等)、及び水が挙げられる。
ガス状担体としては、例えばブタンガス、フロンガス、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル、及び炭酸ガスが挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類及び糖アルコール誘導体が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤及び安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−t−ブチル−4−メトキシフェノールと3−t−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸及び脂肪酸エステルが挙げられる。
樹脂製剤の基材としては、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン−ビニルエステル共重合体;エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体等のエチレン−メタクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等のエチレン−アクリル酸エステル共重合体;エチレン−アクリル酸共重合体等のエチレン−ビニルカルボン酸共重合体;エチレン−テトラシクロドデセン共重合体;プロピレン共重合体、プロピレン−エチレン共重合体等のポリプロピレン系樹脂;ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、ポリブタジエン、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン樹脂;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、スチレン−共役ジエン共重合体、スチレン−共役ジエンブロック共重合体水素添加物等のスチレン系エラストマー;フッ素樹脂;ポリメタクリル酸メチル等のアクリル酸樹脂;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンブタレート、ポリシクロへキシレンジメチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリアクリルサルフォン、ポリアリレート、ヒドロキシ安息香酸ポリエステル、ポリエーテルイミド、ポリエステルカーボネート、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタンが挙げられ、これらの基材は、単独で用いても2種以上の混合物として用いても良く、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。
樹脂製剤は、本発明防除剤を上記基材中に溶融及び/又は混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得ることができる。得られた樹脂製剤は、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の形状に加工することもできる。これらの樹脂製剤は、例えば動物用首輪、動物用イヤータッグ、シート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として使用することができる。
毒餌の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
本発明防除剤は、本発明防除剤の有効量を、有害生物に直接、及び/または有害生物の生息場所(植物体、動物体、土壌等)に施用することにより、有害生物を防除するために使用することができる。
本発明防除剤を農林害虫の防除に用いる場合は、その施用量は本有効成分量として通常1〜100000g/ha、好ましくは10〜1000g/haである。乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル製剤等は本有効成分濃度が通常0.01〜1000ppmとなるように水で希釈して使用し、油剤、粉剤、粒剤等は通常そのまま使用する。
これらの製剤は、そのまま有害生物から保護すべき植物に対して散布する、又は製剤の水希釈液を有害生物から保護すべき植物に対して散布することにより使用される。これらの製剤を土壌に処理することにより土壌に棲息する有害生物を防除することもでき、またこれらの製剤を植物を植え付ける前の苗床に処理したり、植付時に植穴や株元に処理することもできる。さらに、本発明防除剤のシート製剤を植物に巻き付けたり、植物の近傍に設置したり、株元の土壌表面に敷くなどの方法でも施用することができる。
これらの製剤は、そのまま有害生物から保護すべき植物に対して散布する、又は製剤の水希釈液を有害生物から保護すべき植物に対して散布することにより使用される。これらの製剤を土壌に処理することにより土壌に棲息する有害生物を防除することもでき、またこれらの製剤を植物を植え付ける前の苗床に処理したり、植付時に植穴や株元に処理することもできる。さらに、本発明防除剤のシート製剤を植物に巻き付けたり、植物の近傍に設置したり、株元の土壌表面に敷くなどの方法でも施用することができる。
本発明防除剤を防疫用として用いる場合は、その施用量は空間に適用するときは本有効成分量として通常0.001〜100mg/m3であり、平面に適用するときは0.001〜1000mg/m2である。乳剤、水和剤、フロアブル剤等は本有効成分濃度が通常0.001〜100000ppm、好ましくは0.01〜1000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール、燻煙剤、毒餌等は通常そのまま施用する。殺虫線香、電気殺虫マット等はその製剤形態に応じて加熱により本有効成分を揮散させて施用する。樹脂製剤、紙製剤、錠剤、不織布製剤、編織物製剤、シート製剤等は例えば施用する空間にそのまま放置する、及び該製剤に送風することにより使用できる。
本発明防除剤を防疫用として施用する空間としては、例えばクローゼット、押入れ、和ダンス、食器棚、トイレ、浴場、物置、居間、食堂、倉庫、車内等が挙げられ、さらに野外の開放空間で施用することもできる。
本発明防除剤を防疫用として施用する空間としては、例えばクローゼット、押入れ、和ダンス、食器棚、トイレ、浴場、物置、居間、食堂、倉庫、車内等が挙げられ、さらに野外の開放空間で施用することもできる。
本発明防除剤をウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ等の家畜、イヌ、ネコ、ラット、マウス等の小動物の外部寄生虫防除に用いる場合は、獣医学的に公知の方法で動物に使用することができる。具体的な使用方法としては、全身抑制(systemic control)を目的にする場合には、例えば錠剤、飼料混入、坐薬、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内等)により投与され、非全身的抑制(non-systemic control)を目的とする場合には、例えば油剤若しくは水性液剤を噴霧する、ポアオン(pour-on)処理若しくはスポットオン(spot-on)処理する、シャンプー製剤で動物を洗う又は樹脂製剤を首輪や耳札にして動物に付ける等の方法により用いられる。動物体に投与する場合の本発明防除剤の量は、通常動物の体重1kgに対して、0.01〜1000mgの範囲である。
本発明防除剤は、通常は本マロノニトリル化合物とイミプロトリンとを予め混合して製剤化する又は製剤化における適当な工程で各々の化合物を添加して製剤化することにより用いられるが、各々の化合物を製剤化した後、混合して用いるものであってもよく、各化合物若しくはその製剤を混合する時期は何ら限定されるものではない。
本発明防除剤が防除効力を示す有害生物としては、例えば昆虫及びダニ等が挙げられる。より具体的には例えば下記のものが挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)等のアブラムシ類、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavetus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)等のカメムシ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)等のコナジラミ類、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)等のカイガラムシ類、グンバイムシ類、トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ類、キジラミ類等;
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、トリコプルシア属、ヘリオティス属、ヘリコベルパ属等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、アドキソフィエス属、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類、モモシンクイガ(Carposina niponensis)等のシンクイガ類、リオネティア属等のハモグリガ類、リマントリア属、ユープロクティス属等のドクガ類、コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類、イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ類等;
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属、(Anopheles sinensis)等のアノフェレス属、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類、オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類、ハモグリバエ類等;
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)等のコガネムシ類、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、アズキゾウムシ(Callosobruchuys chienensis)等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等のゴミムシダマシ類、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)等のカツオブシムシ類、シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ヒラタキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、ヒョウホンムシ類、カミキリムシ類、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等。
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等;
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等;
アザミウマ目害虫:ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)等;
膜翅目害虫:イエヒメアリ(Monomorium pharaosis)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、ルリアリ(Ochetellus glaber)、アミメアリ(Pristomyrmex pungens)、オオズアリ(Pheidole noda)等のアリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類等;
直翅目害虫:ケラ類、バッタ類等;
隠翅目害虫:ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等。
シラミ目害虫:コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ (Phthirus pubis)、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)等;
シロアリ目害虫:ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、イースタンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes flavipes)、ウエスタンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes hesperus)、ダークサザンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes virginicus)、アリッドランドサブテラニアンターマイト(Reticulitermes tibialis)、デザートサブテラニアンターマイト(Heterotermes aureus)等のサブテラニアンターマイト類、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)等のドライウッドターマイト類、およびネバダダンプウッドターマイト(Zootermopsis nevadensis)等のダンプウッドターマイト類等;
膜翅目害虫:イエヒメアリ(Monomorium pharaosis)、クロヤマアリ(Formica fusca japonica)、ルリアリ(Ochetellus glaber)、アミメアリ(Pristomyrmex pungens)、オオズアリ(Pheidole noda)等のアリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類等;
直翅目害虫:ケラ類、バッタ類等;
隠翅目害虫:ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等。
シラミ目害虫:コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ (Phthirus pubis)、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)等;
シロアリ目害虫:ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、イースタンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes flavipes)、ウエスタンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes hesperus)、ダークサザンサブテラニアンターマイト(Reticulitermes virginicus)、アリッドランドサブテラニアンターマイト(Reticulitermes tibialis)、デザートサブテラニアンターマイト(Heterotermes aureus)等のサブテラニアンターマイト類、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)等のドライウッドターマイト類、およびネバダダンプウッドターマイト(Zootermopsis nevadensis)等のダンプウッドターマイト類等;
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属等のハダニ類、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)等のフシダニ類、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類、ヒメハダニ類、ケナガハダニ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、アメリカンドッグチック(Dermacentor variabilis)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus) 、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、ローンスターチック(Amblyomma americanum)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)等のコナダニ類、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類、ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Cheyletus moorei)等のツメダニ類、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvairum)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のワクモ類、アオツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)等のツツガムシ類等;
クモ類:カバキコマチグモ(Chiracanthium japonicum)、セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等;
唇脚綱類:ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)、トビスムカデ(Scolopendra subspinipes)等;
倍脚綱類:ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等;
等脚目類:オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等。
唇脚綱類:ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)、トビスムカデ(Scolopendra subspinipes)等;
倍脚綱類:ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等;
等脚目類:オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等。
本発明防除剤は特にゴキブリ目害虫及びハエ(イエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、ハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、ノミバエ類、チョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類、ハモグリバエ類)に対して優れた防除効力を示す。
また、本発明防除剤は本マロノニトリル化合物及びイミプロトリン以外の活性成分を適宜含有することも可能である。かかる本マロノニトリル化合物及びイミプロトリン以外の活性成分としては、例えばジクロルボス、フェニトロチオン、シアノホス、プロフェノホス、スルプロホス、フェントエート、イソキサチオン、テトラクロロビンホス、フェンチオン、クロルピリホス、ダイアジノン、アセフェート、テルブホス、フォレート、クロルエトキシホス、ホスチアゼート、エトプロホス、カズサホス、メチダチオン等の有機燐化合物、プロポキサー、カルバリル、メトキサジアゾン、フェノブカルブ、メソミル、チオジカルブ、アラニカルブ、ベンフラカルブ、オキサミル、アルジカルブ、メチオカルブ等のカーバメート化合物、ルフェヌロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ジフルベンズロン、トリフルムロン、テフルベンズロン、フルフェノクスロン、フルアズロン、ノバルロン、トリアズロン、ビストリフルロン等のベンゾイルフェニルウレア化合物、ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルブ等の幼若ホルモン様物質、アセタミプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、チアメトキサム、ジノテフラン等のネオニコチノイド系化合物、アセトプロール、エチプロール等のN-フェニルピラゾール系化合物、テブフェノジド、クロマフェノジド、メトキシフェノジド、ハロフェノジド等のベンゾイルヒドラジン化合物、ジアフェンチウロン、ピメトロジン、フロニカミド、トリアザメート、ブプロフェジン、スピノサド、エマメクチン安息香酸塩、クロルフェナピル、インドキサカルブMP、ピリダリル、シロマジン、フェンピロキシメート、テブフェンピラド、トルフェンピラド、ピリダベン、ピリミジフェン、フルアクリピリム、エトキサゾール、フェナザキン、アセキノシル、ヘキシチアゾクス、クロフェンテジン、酸化フェンブタスズ、ジコホル、プロパルギット、エバーメクチン、ミルベメクチン、アミトラズ、カルタップ、ベンスルタップ、チオシクラム、エンドスルファン、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、アミドフルメト及びアザジラクチン等の化合物、N,N-ジエチル-m-トリアミド(DEET)、リモネン、リナロール、シトロネラール、メントール、メントン、ヒノキチオール、ゲラニオール、ユーカリプトール、カラン-3、4-ジオール等の害虫忌避剤、ピペロニルブトキサイド(PBO)、ビス(2,3,3,3−テトラクロロ)エーテル(S−421)、N−オクチルビシクロヘプテンジカルボキシミド(MGK264)、IBTA、サイネピリン500などの共力剤等を挙げることができる。
以下、本発明を製剤例及び試験例等により具体的に示すが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
まず、本マロノニトリル化合物の製造法について参考製造例に示す。
参考製造例1
ジメチルスルホキシド20mlに(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)トリフルオロメタンスルホン酸15g及びマロノニトリル2.6gを溶解し、炭酸カリウム5.5gを加え、水浴中で3時間撹拌した。その後、反応混合物に希塩酸を加え、メチル tert−ブチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル2.0gを得た。
2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):2.90(2H,dt)、4.15(1H,t)、6.06(1H,tt)
エチレングリコールジメチルエーテル10mlに2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル1.4g及び1−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパン1.2gを溶解し、炭酸カリウム0.97gを加え、室温で10時間撹拌した。その後、反応混合物に希塩酸を加え、メチル tert−ブチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル(以下、化合物(A)と記す。)0.74gを得た。
化合物(A)
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):2.36〜2.41(2H,m)2.57〜2.65(2H,m)、2.84(2H,t)、6.07(1H,tt)
ジメチルスルホキシド20mlに(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)トリフルオロメタンスルホン酸15g及びマロノニトリル2.6gを溶解し、炭酸カリウム5.5gを加え、水浴中で3時間撹拌した。その後、反応混合物に希塩酸を加え、メチル tert−ブチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル2.0gを得た。
2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):2.90(2H,dt)、4.15(1H,t)、6.06(1H,tt)
エチレングリコールジメチルエーテル10mlに2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル1.4g及び1−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロパン1.2gを溶解し、炭酸カリウム0.97gを加え、室温で10時間撹拌した。その後、反応混合物に希塩酸を加え、メチル tert−ブチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)−2−(3,3,3−トリフルオロプロピル)マロノニトリル(以下、化合物(A)と記す。)0.74gを得た。
化合物(A)
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):2.36〜2.41(2H,m)2.57〜2.65(2H,m)、2.84(2H,t)、6.07(1H,tt)
参考製造例2
ジメチルスルホキシド5mlに2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル1.4g及び1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン1.4gを溶解し、炭酸カリウム0.83gを加え、室温で7時間撹拌した。その後、反応混合物に希塩酸を加え、メチル tert−ブチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル(以下、化合物(B)と記す。)0.45gを得た。
化合物(B)
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):2.40〜2.60(4H,m)、2.87(2H,t)、6.07(1H,tt)
ジメチルスルホキシド5mlに2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)マロノニトリル1.4g及び1−ヨード−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン1.4gを溶解し、炭酸カリウム0.83gを加え、室温で7時間撹拌した。その後、反応混合物に希塩酸を加え、メチル tert−ブチルエーテルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、2−(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)−2−(3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル)マロノニトリル(以下、化合物(B)と記す。)0.45gを得た。
化合物(B)
1H−NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):2.40〜2.60(4H,m)、2.87(2H,t)、6.07(1H,tt)
次に本発明防除剤の製剤例を示す。なお部とは重量部を示す。
製剤例1
化合物(A)0.9部とイミプロトリン9部とを、キシレン37.5部及びN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル9.1部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
化合物(A)0.9部とイミプロトリン9部とを、キシレン37.5部及びN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル9.1部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例2
化合物(B)0.9部とイミプロトリン9部とを、キシレン37.5部及びN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル9.1部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
化合物(B)0.9部とイミプロトリン9部とを、キシレン37.5部及びN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル9.1部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
製剤例3
化合物(A)4部及びイミプロトリン40部に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土19部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
化合物(A)4部及びイミプロトリン40部に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土19部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
製剤例4
化合物(B)4部及びイミプロトリン40部に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土19部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
化合物(B)4部及びイミプロトリン40部に、ソルポール5060(東邦化学登録商標名)5部を加え、よく混合して、カープレックス#80(塩野義製薬登録商標名、合成含水酸化ケイ素微粉末)32部、300メッシュ珪藻土19部を加え、ジュースミキサーで混合して、水和剤を得る。
製剤例5
化合物(A)0.3部及びイミプロトリン3部に、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部及びクレー56.7部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
化合物(A)0.3部及びイミプロトリン3部に、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部及びクレー56.7部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例6
化合物(B)0.3部及びイミプロトリン3部に、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部及びクレー56.7部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
化合物(B)0.3部及びイミプロトリン3部に、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部及びクレー56.7部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
製剤例7
化合物(A)0.5部、イミプロトリン5部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、及びクレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー85.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
化合物(A)0.5部、イミプロトリン5部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、及びクレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー85.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
製剤例8
化合物(B)0.5部、イミプロトリン5部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、及びクレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー85.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
化合物(B)0.5部、イミプロトリン5部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、及びクレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー85.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
製剤例9
化合物(A)1部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水54部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
化合物(A)1部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水54部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
製剤例10
化合物(B)1部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水54部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
化合物(B)1部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水54部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
製剤例11
化合物(A)0.05部とイミプロトリン0.5部とをジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.45部に混合して油剤を得る。
化合物(A)0.05部とイミプロトリン0.5部とをジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.45部に混合して油剤を得る。
製剤例12
化合物(B)0.05部とイミプロトリン0.5部とをジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.45部に混合して油剤を得る。
化合物(B)0.05部とイミプロトリン0.5部とをジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.45部に混合して油剤を得る。
製剤例13
化合物(A)0.01部、イミプロトリン0.1部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.89部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
化合物(A)0.01部、イミプロトリン0.1部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.89部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
製剤例14
化合物(B)0.01部、イミプロトリン0.1部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.89部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
化合物(B)0.01部、イミプロトリン0.1部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.89部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
製剤例15
化合物(A)0.05部、イミプロトリン0.5部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.44部及び乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部の混合物と、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
化合物(A)0.05部、イミプロトリン0.5部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.44部及び乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部の混合物と、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例16
化合物(B)0.05部、イミプロトリン0.5部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.44部及び乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部の混合物と、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
化合物(B)0.05部、イミプロトリン0.5部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.44部及び乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部の混合物と、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例17
0.5cm(厚さ)×69cm(長さ)×0.2cm(幅)のハニカム構造の紙細工片を一方の端から巻いて、直径5.5cm、幅0.2cmの担体を作製する(図1、図2参照)。化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記担体に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて製剤を得る。
0.5cm(厚さ)×69cm(長さ)×0.2cm(幅)のハニカム構造の紙細工片を一方の端から巻いて、直径5.5cm、幅0.2cmの担体を作製する(図1、図2参照)。化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記担体に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて製剤を得る。
製剤例18
0.5cm(厚さ)×69cm(長さ)×0.2cm(幅)のハニカム構造の紙細工片を一方の端から巻いて、直径5.5cm、幅0.2cmの担体を作製する(図1、図2参照)。化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記担体に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて製剤を得る。
0.5cm(厚さ)×69cm(長さ)×0.2cm(幅)のハニカム構造の紙細工片を一方の端から巻いて、直径5.5cm、幅0.2cmの担体を作製する(図1、図2参照)。化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記担体に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて製剤を得る。
製剤例19
立体編地(商品名:フュージョン、型番:AKE69440、販売元:旭化成せんい株式会社、厚さ:4.3mm、目付:321g/m2、ポリアミド製)を直径5cmの円形に裁断する。化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記立体編地に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて、製剤を得る。
立体編地(商品名:フュージョン、型番:AKE69440、販売元:旭化成せんい株式会社、厚さ:4.3mm、目付:321g/m2、ポリアミド製)を直径5cmの円形に裁断する。化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記立体編地に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて、製剤を得る。
製剤例20
立体編地(商品名:フュージョン、型番:AKE69440、販売元:旭化成せんい株式会社、厚さ:4.3mm、目付:321g/m2、ポリアミド製)を直径5cmの円形に裁断する。化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記立体編地に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて、製剤を得る。
立体編地(商品名:フュージョン、型番:AKE69440、販売元:旭化成せんい株式会社、厚さ:4.3mm、目付:321g/m2、ポリアミド製)を直径5cmの円形に裁断する。化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解した溶液の適量を、前記立体編地に均一に塗布した後、アセトンを風乾させて、製剤を得る。
製剤例21
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(A)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(A)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
製剤例22
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(B)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(メタクリル酸メチル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(B)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
製剤例23
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(A)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(A)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
製剤例24
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(B)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量:10重量%、MFR=2〔g/10min〕)97.8重量部と化合物(B)0.2部とイミプロトリン2部とを、45mmφ同方向二軸押出機にて130℃で溶融混練し、40mmφ押出機にて150℃で溶融混練し、Tダイからシート状に押出し、冷却ロールにて冷却して、樹脂製剤を得る。
製剤例25
化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図3で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図3で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
製剤例26
化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図3で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図3で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
製剤例27
化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図4で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
化合物(A)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図4で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
製剤例28
化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図4で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
化合物(B)0.5部とイミプロトリン5部とをアセトン94.5部に溶解する。この溶液の適当量を図4で示される折り畳み可能な構造を有する紙(2000cm2)に塗布し、アセトンを風乾して製剤を得る。
製剤例29
化合物(A)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン14.6部とを混合し溶液を得る。これに、酸化亜鉛0.2部、α−澱粉1.0部及びアゾジカルボンアミド42.8部を加え、水38.1部を加えて混練、押出機で顆粒状に成形、乾燥させる。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(A)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
化合物(A)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン14.6部とを混合し溶液を得る。これに、酸化亜鉛0.2部、α−澱粉1.0部及びアゾジカルボンアミド42.8部を加え、水38.1部を加えて混練、押出機で顆粒状に成形、乾燥させる。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(A)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
製剤例30
化合物(B)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン14.6部とを混合し溶液を得る。これに、酸化亜鉛0.2部、α−澱粉1.0部及びアゾジカルボンアミド42.8部を加え、水38.1部を加えて混練、押出機で顆粒状に成形、乾燥させる。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(B)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
化合物(B)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン14.6部とを混合し溶液を得る。これに、酸化亜鉛0.2部、α−澱粉1.0部及びアゾジカルボンアミド42.8部を加え、水38.1部を加えて混練、押出機で顆粒状に成形、乾燥させる。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(B)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
製剤例31
酸化亜鉛0.5部、α−澱粉2部、及びアゾジカルボンアミド97.5部を混合し、ここに水を加えて混練し、混練物を押出機で顆粒状に成形し、乾燥して顆粒を得る。この顆粒2gに化合物(A)0.058gとイミプロトリン0.58gとを含有するアセトン溶液を均一に含浸させた後、乾燥して化合物(A)とイミプロトリンを含有する顆粒を得る。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(A)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
酸化亜鉛0.5部、α−澱粉2部、及びアゾジカルボンアミド97.5部を混合し、ここに水を加えて混練し、混練物を押出機で顆粒状に成形し、乾燥して顆粒を得る。この顆粒2gに化合物(A)0.058gとイミプロトリン0.58gとを含有するアセトン溶液を均一に含浸させた後、乾燥して化合物(A)とイミプロトリンを含有する顆粒を得る。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(A)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
製剤例32
酸化亜鉛0.5部、α−澱粉2部、及びアゾジカルボンアミド97.5部を混合し、ここに水を加えて混練し、混練物を押出機で顆粒状に成形し、乾燥して顆粒を得る。この顆粒2gに化合物(B)0.058gとイミプロトリン0.58gとを含有するアセトン溶液を均一に含浸させた後、乾燥して化合物(B)とイミプロトリンを含有する顆粒を得る。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(B)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
酸化亜鉛0.5部、α−澱粉2部、及びアゾジカルボンアミド97.5部を混合し、ここに水を加えて混練し、混練物を押出機で顆粒状に成形し、乾燥して顆粒を得る。この顆粒2gに化合物(B)0.058gとイミプロトリン0.58gとを含有するアセトン溶液を均一に含浸させた後、乾燥して化合物(B)とイミプロトリンを含有する顆粒を得る。中央部がアルミ製隔壁で区分された容器の上部空間に前記化合物(B)及びイミプロトリンを含有する顆粒を、酸化カルシウム50gをこの容器の下部空間に収容し、燻煙剤を得る。
製剤例33
化合物(A)0.05gとイミプロトリン0.5gとをアセトン20mlに溶解し、蚊取り線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の重量比で混合)99.4g、緑色色素0.3gと均一に攪拌混合した後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型乾燥して蚊取り線香を得る。
化合物(A)0.05gとイミプロトリン0.5gとをアセトン20mlに溶解し、蚊取り線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の重量比で混合)99.4g、緑色色素0.3gと均一に攪拌混合した後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型乾燥して蚊取り線香を得る。
製剤例34
化合物(B)0.05gとイミプロトリン0.5gとをアセトン20mlに溶解し、蚊取り線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の重量比で混合)99.4g、緑色色素0.3gと均一に攪拌混合した後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型乾燥して蚊取り線香を得る。
化合物(B)0.05gとイミプロトリン0.5gとをアセトン20mlに溶解し、蚊取り線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の重量比で混合)99.4g、緑色色素0.3gと均一に攪拌混合した後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型乾燥して蚊取り線香を得る。
製剤例35
化合物(A)1部、イミプロトリン10部、クエン酸アセチルトリブチル39.5部、アジピン酸イソノニル39.5部、青色色素5部、及び香料5部を混合して得られる溶液を3.4cm×2.1cm、厚さ0.22cmの電気マット用基材(コットンリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて電気蚊取り用マットを得る。
化合物(A)1部、イミプロトリン10部、クエン酸アセチルトリブチル39.5部、アジピン酸イソノニル39.5部、青色色素5部、及び香料5部を混合して得られる溶液を3.4cm×2.1cm、厚さ0.22cmの電気マット用基材(コットンリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて電気蚊取り用マットを得る。
製剤例36
化合物(B)1部、イミプロトリン10部、クエン酸アセチルトリブチル39.5部、アジピン酸イソノニル39.5部、青色色素5部、及び香料5部を混合して得られる溶液を3.4cm×2.1cm、厚さ0.22cmの電気マット用基材(コットンリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて電気蚊取り用マットを得る。
化合物(B)1部、イミプロトリン10部、クエン酸アセチルトリブチル39.5部、アジピン酸イソノニル39.5部、青色色素5部、及び香料5部を混合して得られる溶液を3.4cm×2.1cm、厚さ0.22cmの電気マット用基材(コットンリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて電気蚊取り用マットを得る。
製剤例37
化合物(A)0.01部とイミプロトリン0.1部とを脱臭灯油99.89部に溶解して、塩化ビニル製容器に入れ、上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体をバインダーで固め、焼結したもの)を挿入することにより吸液芯型加熱蒸散殺虫剤用パーツを得る。
化合物(A)0.01部とイミプロトリン0.1部とを脱臭灯油99.89部に溶解して、塩化ビニル製容器に入れ、上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体をバインダーで固め、焼結したもの)を挿入することにより吸液芯型加熱蒸散殺虫剤用パーツを得る。
製剤例38
化合物(B)0.01部とイミプロトリン0.1部とを脱臭灯油99.89部に溶解して、塩化ビニル製容器に入れ、上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体をバインダーで固め、焼結したもの)を挿入することにより吸液芯型加熱蒸散殺虫剤用パーツを得る。
化合物(B)0.01部とイミプロトリン0.1部とを脱臭灯油99.89部に溶解して、塩化ビニル製容器に入れ、上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体をバインダーで固め、焼結したもの)を挿入することにより吸液芯型加熱蒸散殺虫剤用パーツを得る。
製剤例39
化合物(A)0.02部、イミプロトリン0.2部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.78部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、全量噴射型エアゾール用アクチュエータを装着することによりエアゾール剤を得る。
化合物(A)0.02部、イミプロトリン0.2部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.78部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、全量噴射型エアゾール用アクチュエータを装着することによりエアゾール剤を得る。
製剤例40
化合物(B)0.02部、イミプロトリン0.2部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.78部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、全量噴射型エアゾール用アクチュエータを装着することによりエアゾール剤を得る。
化合物(B)0.02部、イミプロトリン0.2部及びネオチオゾール(中央化成株式会社)49.78部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、全量噴射型エアゾール用アクチュエータを装着することによりエアゾール剤を得る。
製剤例41
化合物(A)0.02部とイミプロトリン0.2部とに、ジエチレングリコールモノエチルエーテル99.78部を加え、よく撹拌混合することによりスポットオン剤を得る。
化合物(A)0.02部とイミプロトリン0.2部とに、ジエチレングリコールモノエチルエーテル99.78部を加え、よく撹拌混合することによりスポットオン剤を得る。
製剤例42
化合物(B)0.02部とイミプロトリン0.2部とに、ジエチレングリコールモノエチルエーテル99.78部を加え、よく撹拌混合することによりスポットオン剤を得る。
化合物(B)0.02部とイミプロトリン0.2部とに、ジエチレングリコールモノエチルエーテル99.78部を加え、よく撹拌混合することによりスポットオン剤を得る。
製剤例43
2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgを加圧成形(4t/cm2)して得た円盤状の固形物(直径3cm、厚さ3mm)に、化合物(A)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン96.7部とからなる溶液1mLを均一に塗布してから乾燥することにより、錠剤を得る。
2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgを加圧成形(4t/cm2)して得た円盤状の固形物(直径3cm、厚さ3mm)に、化合物(A)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン96.7部とからなる溶液1mLを均一に塗布してから乾燥することにより、錠剤を得る。
製剤例44
2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgを加圧成形(4t/cm2)して得た円盤状の固形物(直径3cm、厚さ3mm)に、化合物(B)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン96.7部とからなる溶液1mLを均一に塗布してから乾燥することにより、錠剤を得る。
2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgを加圧成形(4t/cm2)して得た円盤状の固形物(直径3cm、厚さ3mm)に、化合物(B)0.3部とイミプロトリン3部とアセトン96.7部とからなる溶液1mLを均一に塗布してから乾燥することにより、錠剤を得る。
製剤例45
化合物(A)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgとの均一混合物を加圧成形(4t/cm2)して円盤状の(直径3cm、厚さ3mm)とすることにより、錠剤を得る。
化合物(A)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgとの均一混合物を加圧成形(4t/cm2)して円盤状の(直径3cm、厚さ3mm)とすることにより、錠剤を得る。
製剤例46
化合物(B)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgとの均一混合物を加圧成形(4t/cm2)して円盤状の(直径3cm、厚さ3mm)とすることにより、錠剤を得る。
化合物(B)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mgとの均一混合物を加圧成形(4t/cm2)して円盤状の(直径3cm、厚さ3mm)とすることにより、錠剤を得る。
製剤例47
化合物(A)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mg を50mLスクリュー管に入れて加熱溶融させ、次いで室温まで冷却することにより錠剤を得る。
化合物(A)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mg を50mLスクリュー管に入れて加熱溶融させ、次いで室温まで冷却することにより錠剤を得る。
製剤例48
化合物(B)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mg を50mLスクリュー管に入れて加熱溶融させ、次いで室温まで冷却することにより錠剤を得る。
化合物(B)20mg、イミプロトリン200mg及び2,4,6−トリイソプロピル−1,3,5−トリオキサン4000mg を50mLスクリュー管に入れて加熱溶融させ、次いで室温まで冷却することにより錠剤を得る。
次に、本発明防除剤が有害生物に防除効力を有することを試験例により示す。
なお、一般に、与えられた2種類の有効成分化合物を混合して処理した際に期待される防除効果は、下記〔数1〕で示されるColbyの計算式により求められる。
なお、一般に、与えられた2種類の有効成分化合物を混合して処理した際に期待される防除効果は、下記〔数1〕で示されるColbyの計算式により求められる。
P:有効成分化合物Xをm〔ppm〕で処理した時の防除価(%)
Q:有効成分化合物Yをn〔ppm〕で処理した時の防除価(%)
E:有効成分化合物Xをm〔ppm〕及び有効成分化合物Yをn〔ppm〕で処理したときに記載される防除価(%) (以下、防除価期待値と記す。)
そして、一般に、実際に混合して処理した防除価(%)が防除価期待値(%)より少なくなければ、その組み合わせに拮抗的な作用はなくスペクトルの補完などによる混合効果があると言える。以上、当該試験を実施することにより、本発明防除剤が有害生物に優れた防除効果を有することを簡単に確認する事もできる。
Q:有効成分化合物Yをn〔ppm〕で処理した時の防除価(%)
E:有効成分化合物Xをm〔ppm〕及び有効成分化合物Yをn〔ppm〕で処理したときに記載される防除価(%) (以下、防除価期待値と記す。)
そして、一般に、実際に混合して処理した防除価(%)が防除価期待値(%)より少なくなければ、その組み合わせに拮抗的な作用はなくスペクトルの補完などによる混合効果があると言える。以上、当該試験を実施することにより、本発明防除剤が有害生物に優れた防除効果を有することを簡単に確認する事もできる。
試験例1
化合物(A)若しくは化合物(B)10部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水45部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)若しくは(B)、イミプロトリンの濃度が各々2000ppmになるように水で希釈し試験用薬液1及び2を調製する(各試験用薬液に含有される化合物は表1参照)。
化合物(A)、(B)又はイミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)、(B)又はイミプロトリンの濃度が2000ppmになるように水で希釈し比較用薬液1、2及び3を得る(各比較用薬液に含有される化合物は表1参照)。
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に直径5.5cmの濾紙を敷き、試験用薬液1及び2のいずれか0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れる。該ポリエチレンカップ内にイエバエ(Musca domestica)雌成虫10頭を放ち、蓋をする。24時間後にイエバエの生死を調査し死虫率を求める。比較用薬液1、2及び3の各々においても同様の操作を行い、死虫率を求める。
その結果、試験用薬液1及び2においてはほぼ100%の死虫率を示し、比較用薬液1、2及び3においてもほぼ100%の死虫率を示す。
化合物(A)若しくは化合物(B)10部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水45部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)若しくは(B)、イミプロトリンの濃度が各々2000ppmになるように水で希釈し試験用薬液1及び2を調製する(各試験用薬液に含有される化合物は表1参照)。
化合物(A)、(B)又はイミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)、(B)又はイミプロトリンの濃度が2000ppmになるように水で希釈し比較用薬液1、2及び3を得る(各比較用薬液に含有される化合物は表1参照)。
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に直径5.5cmの濾紙を敷き、試験用薬液1及び2のいずれか0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れる。該ポリエチレンカップ内にイエバエ(Musca domestica)雌成虫10頭を放ち、蓋をする。24時間後にイエバエの生死を調査し死虫率を求める。比較用薬液1、2及び3の各々においても同様の操作を行い、死虫率を求める。
その結果、試験用薬液1及び2においてはほぼ100%の死虫率を示し、比較用薬液1、2及び3においてもほぼ100%の死虫率を示す。
試験例2
化合物(A)若しくは化合物(B)10部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水45部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)若しくは(B)、イミプロトリンの濃度が各々2000ppmになるように水で希釈し試験用薬液1及び2を調製する(各試験用薬液に含有される化合物は表1参照)。
化合物(A)、(B)又はイミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)、(B)又はイミプロトリンの濃度が2000ppmになるように水で希釈し比較用薬液1、2及び3を得る(各比較用薬液に含有される化合物は表1参照)。
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に直径5.5cmの濾紙を敷き、試験用薬液1及び2のいずれか0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れる。該ポリエチレンカップ内にチャバネゴキブリ(Blattella germanica)雄成虫2頭を放ち、蓋をする。24時間後にチャバネゴキブリの生死を調査し死虫率を求める。比較用薬液1、2及び3の各々においても同様の操作を行い、死虫率を求める。
その結果、試験用薬液1及び2においてはほぼ100%の死虫率を示し、比較用薬液1、2及び3においてもほぼ100%の死虫率を示す。
化合物(A)若しくは化合物(B)10部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水45部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)若しくは(B)、イミプロトリンの濃度が各々2000ppmになるように水で希釈し試験用薬液1及び2を調製する(各試験用薬液に含有される化合物は表1参照)。
化合物(A)、(B)又はイミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)、(B)又はイミプロトリンの濃度が2000ppmになるように水で希釈し比較用薬液1、2及び3を得る(各比較用薬液に含有される化合物は表1参照)。
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に直径5.5cmの濾紙を敷き、試験用薬液1及び2のいずれか0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れる。該ポリエチレンカップ内にチャバネゴキブリ(Blattella germanica)雄成虫2頭を放ち、蓋をする。24時間後にチャバネゴキブリの生死を調査し死虫率を求める。比較用薬液1、2及び3の各々においても同様の操作を行い、死虫率を求める。
その結果、試験用薬液1及び2においてはほぼ100%の死虫率を示し、比較用薬液1、2及び3においてもほぼ100%の死虫率を示す。
試験例3
化合物(A)若しくは化合物(B)10部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水45部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)若しくは(B)、イミプロトリンの濃度が各々2000ppmになるように水で希釈し試験用薬液1及び2を調製する(各試験用薬液に含有される化合物は表1参照)。
化合物(A)、(B)又はイミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)、(B)又はイミプロトリンの濃度が2000ppmになるように水で希釈し比較用薬液1、2及び3を得る(各比較用薬液に含有される化合物は表1参照)。
試験用薬液1及び2のいずれか0.7mlをイオン交換水100mlに加える(有効成分濃度3.5ppm)。該液中にアカイエカ(Culex pipiens pallens)終令幼虫20頭を放し、1日後にその生死を調査し死虫率を求める。比較用薬液1、2及び3の各々においても同様の操作を行い、死虫率を求める。
その結果、試験用薬液1及び2においてはほぼ100%の死虫率を示し、比較用薬液1、2及び3においてもほぼ100%の死虫率を示す。
化合物(A)若しくは化合物(B)10部、イミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部、及び水45部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)若しくは(B)、イミプロトリンの濃度が各々2000ppmになるように水で希釈し試験用薬液1及び2を調製する(各試験用薬液に含有される化合物は表1参照)。
化合物(A)、(B)又はイミプロトリン10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより得られる製剤を、化合物(A)、(B)又はイミプロトリンの濃度が2000ppmになるように水で希釈し比較用薬液1、2及び3を得る(各比較用薬液に含有される化合物は表1参照)。
試験用薬液1及び2のいずれか0.7mlをイオン交換水100mlに加える(有効成分濃度3.5ppm)。該液中にアカイエカ(Culex pipiens pallens)終令幼虫20頭を放し、1日後にその生死を調査し死虫率を求める。比較用薬液1、2及び3の各々においても同様の操作を行い、死虫率を求める。
その結果、試験用薬液1及び2においてはほぼ100%の死虫率を示し、比較用薬液1、2及び3においてもほぼ100%の死虫率を示す。
試験例4
化合物(A)及びイミプロトリンをアセトンに溶解し、表3に示される所定の濃度のアセトン溶液を調製した。該アセトン溶液1μlをピレスロイド抵抗性チャバネゴキブリ雌成虫(Blattella germanica)の胸部腹面側に滴下処理した後、直径約9cm、高さ約4.5cmのプラスチックカップへ移し、該プラスチックカップ内で餌及び水と共に25℃で放置した。7日後にチャバネゴキブリの生死を観察し死虫率を求めた。チャバネゴキブリは1カップあたり10頭とし、3反復試験を行った。
その結果を表2に示す。
化合物(A)及びイミプロトリンをアセトンに溶解し、表3に示される所定の濃度のアセトン溶液を調製した。該アセトン溶液1μlをピレスロイド抵抗性チャバネゴキブリ雌成虫(Blattella germanica)の胸部腹面側に滴下処理した後、直径約9cm、高さ約4.5cmのプラスチックカップへ移し、該プラスチックカップ内で餌及び水と共に25℃で放置した。7日後にチャバネゴキブリの生死を観察し死虫率を求めた。チャバネゴキブリは1カップあたり10頭とし、3反復試験を行った。
その結果を表2に示す。
試験例4より、本マロノニトリル化合物とイミプロトリンとからなる本発明防除剤は、各化合物を単独で用いた場合と比較して相乗的な防除効力を示すことが確認できる。
Claims (6)
- 式(I)で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを重量比で1:5〜1:1000の割合で含有する請求項1記載の有害生物防除剤。
- 組成物が、式(I)で示されるマロノニトリル化合物とイミプロトリンとを重量比で1:5〜1:1000の割合で含有する組成物である請求項3記載の有害生物の防除方法。
- 有害生物がゴキブリ目害虫である請求項3又は4記載の防除方法。
- 有害生物がハエである請求項3又は4記載の防除方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005184631A JP2007001931A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 有害生物防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005184631A JP2007001931A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | 有害生物防除剤 |
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JP (1) | JP2007001931A (ja) |
-
2005
- 2005-06-24 JP JP2005184631A patent/JP2007001931A/ja active Pending
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