JP2007064459A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】過酷なダスト環境において優れたシール性を奏することのできる密封装置を提供する。
【解決手段】静止側部材1に密嵌固定される静止側取付環11と、回転側部材2に密嵌固定される回転側取付環12と、静止側取付環11に一体的に設けられて先端部が回転側取付環12に摺動可能に密接される静止側シールリップ13と、回転側取付環12に一体的に設けられて先端部が静止側取付環11に摺動可能に密接され、静止側シールリップ13より外側に位置する回転側シールリップ14,15を備え、この回転側シールリップ14,15の基部16に、回転側シールリップ14,15より外側に位置する回転羽根17が形成されている。回転羽根17が、回転側シールリップ14,15と一体に回転することによって、外部ダストを遠心力によって振りきり、かつラビリンスシール作用を奏する。
【選択図】図1
【解決手段】静止側部材1に密嵌固定される静止側取付環11と、回転側部材2に密嵌固定される回転側取付環12と、静止側取付環11に一体的に設けられて先端部が回転側取付環12に摺動可能に密接される静止側シールリップ13と、回転側取付環12に一体的に設けられて先端部が静止側取付環11に摺動可能に密接され、静止側シールリップ13より外側に位置する回転側シールリップ14,15を備え、この回転側シールリップ14,15の基部16に、回転側シールリップ14,15より外側に位置する回転羽根17が形成されている。回転羽根17が、回転側シールリップ14,15と一体に回転することによって、外部ダストを遠心力によって振りきり、かつラビリンスシール作用を奏する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば自動車用車輪懸架装置に車輪を回転自在に支持する軸受部や、農業機械、建設機械などの足回りの密封手段として用いられる密封装置に関するものである。
図9は、自動車用車輪懸架装置の軸受部を密封する従来の密封装置100を示す断面図である。この密封装置100はハブシールとも呼ばれ、軸受の外輪111と内輪112の端部間に組み込まれて、外部空間Aから軸受内部Bへの泥水等の侵入を防止するものである。
詳しくは、密封装置100は、軸受の外輪111の端部内周面に圧入嵌着される金属製の静止側取付環101と、軸受の内輪112の端部外周面に圧入嵌着された金属製の回転側取付環102と、静止側取付環101の内向きフランジ101bの内周端に一体的に設けられて先端部が回転側取付環102の内周筒部102aの外周面に摺動可能に密接されるゴム状弾性材料からなる内周リップ103と、回転側取付環102における外向きフランジ102bの外周部に一体的に設けられて先端部が静止側取付環101における外周筒部101aの内周面及び内向きフランジ101bの内側面にそれぞれ摺動可能に密接されるゴム状弾性材料からなる回転側の外周リップ104及びサイドリップ105とを備える(例えば特許文献1参照)。
特開平10−252762号公報
すなわち、この密封装置100は、回転側の外周リップ104、サイドリップ105及び静止側の内周リップ103による三段の密封摺動部が形成され、しかも、回転側の外周リップ104及びサイドリップ105には遠心力による振り切り作用を生じるので、優れた密封性能を発揮することができる。
しかしながら、この種の密封装置100は、車両の走行時に、絶えず土埃や泥水などが飛来する過酷なダスト環境に曝されるため、外部ダストを十分にシールすることが困難であった。また、外部ダストに対するシール性を向上するには、外周リップ104、サイドリップ105及び静止側の内周リップ103のほかに、更にシールリップの数を増やせば良いが、その場合、密封装置100のサイズを拡大する必要があり、従来の装着スペースでは対応できなかった。しかも、シールリップは静止側取付環101あるいは回転側取付環102と摺動するため、その数を増やすと、摺動による発熱量も大きくなって、材質の劣化を来す問題がある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、過酷なダスト環境において優れたシール性を奏することのできる密封装置を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る密封装置は、静止側部材に密嵌固定される静止側取付環と、回転側部材に密嵌固定される回転側取付環と、前記静止側取付環に一体的に設けられて先端部が前記回転側取付環に摺動可能に密接される静止側シールリップと、前記回転側取付環に一体的に設けられて先端部が前記静止側取付環に摺動可能に密接され、前記静止側シールリップより外側に位置する回転側シールリップとを備え、この回転側シールリップの基部に、この回転側シールリップより外側に位置して円周方向に並んだ複数の回転羽根が形成されたものである。
この構成によれば、回転側シールリップの外側で、最もダスト環境が苛酷であるが、この部分に形成された回転羽根が、回転側シールリップと一体に回転することによって、外部ダストを遠心力によって振りきり、かつラビリンス作用を奏するので、回転側シールリップへの外部ダストの侵入が抑えられる。
請求項1の発明に係る密封装置によれば、回転側シールリップの外側に形成された回転羽根が、回転側シールリップへの外部ダストの侵入を抑えるので、回転側シールリップの耐ダスト性を向上させて、長期間にわたって優れた密封性を奏することができる。
以下、本発明に係る密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、第一の形態を示す断面図、図2は同じく部分的な断面斜視図である。
図1及び図2に示される密封装置10は、自動車の懸架装置において、車輪を回転自在に支持する軸受の外輪1の内周面に圧入嵌着される静止側取付環11と、前記軸受の内輪2の外周面に密嵌固定される回転側取付環12と、静止側取付環11に一体的に設けられた内周リップ13と、回転側取付環12に一体的に設けられたサイドリップ14及び外周リップ15からなる。ここで、外輪1は非回転であって、請求項1に記載された静止側部材に相当し、内輪2は不図示の軸と共に回転するものであって、請求項1に記載された回転側部材に相当し、内周リップ13は、請求項1に記載された静止側シールリップに相当し、サイドリップ14及び外周リップ15は、請求項1に記載された回転側シールリップに相当する。
詳しくは、静止側取付環11は、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス成形することにより製作したものであって、軸心を通る平面で切断した形状(図示の断面形状)が略L字形をなし、外輪1の内周面に圧入嵌着される外周筒部11aと、その軸受内部B側の端部から内周側へ延びる内周鍔部11bからなる。
回転側取付環12も同様に、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス成形することにより製作したものであって、軸心を通る平面で切断した形状(図示の断面形状)が略L字形をなし、内輪2の外周面に圧入嵌着される内周筒部12aと、その外部空間A側の端部から外周側へ延びる外周鍔部12bからなる。
内周リップ13は、不図示の金型内に、予め加硫接着剤を塗布した静止側取付環11を位置決めセットして型締めし、前記金型と静止側取付環11との間に画成された成形用キャビティ内に、未加硫ゴム材料を充填し、加熱・加圧することによって、静止側取付環11に一体的に成形されたもので、基部13aが静止側取付環11における内周鍔部11bの内径部に加硫接着され、そこから内周側へテーパ状に、かつ軸受内部Bと反対側を向くように延びて、内周端部13bが回転側取付環12における内周筒部12aの外周面に摺動可能に密接されている。
サイドリップ14及び外周リップ15は、不図示の金型内に、予め加硫接着剤を塗布した回転側取付環12を位置決めセットして型締めし、前記金型と回転側取付環12との間に画成された成形用キャビティ内に、未加硫ゴム材料を充填し、加熱・加圧することによって、回転側取付環12に一体的に成形されたもので、共通の基部16が、回転側取付環12における外周鍔部12bの外径部に加硫接着されている。
このうち、サイドリップ14は、内周リップ13の外周側に位置し、基部16における外部空間Aと反対側を向いた部分の内周部から、先端部側が大径となる円錐筒状に成形され、先端部14aが、静止側取付環11における内周鍔部11bの内側面に、摺動可能に密接されている。また、外周リップ15は、サイドリップ14の外周側に位置し、基部16における外部空間Aと反対側を向いた部分の外周部から径方向に立ち上がり、更に外部空間A側を向いた円錐筒状に成形され、先端部15aが、静止側取付環11における外周筒部11aの内周面に、摺動可能に密接されている。
サイドリップ14及び外周リップ15の共通の基部16の外周部には、前記サイドリップ14及び外周リップ15より外側(外部空間A側)に位置して円周方向に並んだ多数の棒状の回転羽根17が形成されている。すなわち、この回転羽根17も、サイドリップ14及び外周リップ15と連続したゴム状弾性材料からなるものであって、半径方向に延び、その外径端部17aが、静止側取付環11における外周筒部11aの内周面に、摺動可能に密接又は僅かな隙間を介して近接対向されている。
以上の構成を備える密封装置10は、図1に示されるように、内輪2と一体的に回転するサイドリップ14及び外周リップ15が、非回転の静止側取付環11の内周鍔部11b及び外周筒部11aに摺動可能に密接され、非回転の静止側シールリップである内周リップ13が、内輪2と一体的に回転する回転側取付環12の内周筒部12aと摺動可能に密接されることによって、外部空間Aから軸受内部Bへの塵埃や泥水等の侵入を防止すると共に、軸受内部Bからのグリースの流出を防止するものである。
ここで、外部空間Aからの塵埃や泥水等は、回転羽根17の間のスリット17bを通って外周リップ15側へ侵入しようとするが、回転側取付環12を介して内輪2と一体的に回転する回転羽根17は、遠心力による振りきり作用と、回転するスリット17bのラビリンスシール作用によって、塵埃や泥水等の侵入を抑制する。しかもこの回転羽根17は、外周リップ15との間の空間Cを密閉するものではなく、上述の振りきりによる気流を生じさせるので、外周リップ15からの放熱を促すため、摺動熱の蓄積によるゴム材質の劣化を防止することができ、トルクの上昇も抑えられる。
図3及び図4は上述の形態における回転羽根17の形状例を示す部分的な断面斜視図である。このうち、図3に示される密封装置10は、回転羽根17を山形に形成したものであり、図4に示される密封装置10は、回転羽根17を、外径端部17aが円弧面をなす形状(U字形)に形成したものである。このようにすれば、回転羽根17の外径端部17aを静止側取付環11の外周筒部11aの内周面に摺動させても、接触面積が小さいので、摺動トルクの上昇が抑えられる。
次に、図5は、本発明に係る密封装置の第二の形態を示す断面図、図6は同じく部分的な断面斜視図である。この形態による密封装置10において、上述した第一の形態と異なるところは、回転羽根17における外部空間Aと反対側の端部が外周リップ15と連続しており、かつ回転羽根17の外径端部17aが、静止側取付環11の外周筒部11aの内周面に対して非接触であり、軸方向に細長く延びる形状を呈することにある。
この第二の形態においても、回転側取付環12を介して内輪2と一体的に回転する回転羽根17は、遠心力による振りきり作用と、回転するスリット17bのラビリンスシール作用によって、塵埃や泥水等の侵入を抑制すると共に、気流を生じさせて外周リップ15からの放熱を促すため、摺動熱の蓄積によるゴム材質の劣化を防止することができる。また、回転羽根17は静止側取付環11の外周筒部11aと非接触なので、摺動トルクを発生しない。
次に、図7は、本発明に係る密封装置の第三の形態を示す断面図である。この形態による密封装置20は、例えば建設機械の足回り等における軸3とその外周に不図示の軸受を介して支持された回転ハウジング4との間に組み込まれて、外部空間Aから軸受側空間B’への泥水等の侵入を防止するものである。
密封装置20は、軸3の外周面に圧入嵌着される静止側取付環21と、回転ハウジング4の内周面に密嵌固定される回転側取付環22と、静止側取付環21に一体的に設けられた外周リップ23と、回転側取付環22に一体的に設けられたサイドリップ24及び内周リップ25からなる。ここで、軸3は非回転であって請求項1に記載された静止側部材に相当し、回転ハウジング4は請求項1に記載された回転側部材に相当し、外周リップ23は、請求項1に記載された静止側シールリップに相当し、サイドリップ24及び内周リップ25は、請求項1に記載された回転側シールリップに相当する。
詳しくは、静止側取付環21は、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス成形することにより製作したものであって、軸心を通る平面で切断した形状(図示の断面形状)が略L字形をなし、軸3の外周面に圧入嵌着される内周筒部21aと、その軸受側空間B’の端部から外周側へ延びる内周鍔部21bからなる。
回転側取付環22も同様に、鋼板等の金属板を打ち抜きプレス成形することにより製作したものであって、軸心を通る平面で切断した形状(図示の断面形状)が略L字形をなし、回転ハウジング4の内周面に圧入嵌着される外周筒部22aと、その外部空間A側の端部から内周側へ延びる内周鍔部22bからなる。
外周リップ23は、不図示の金型内に、予め加硫接着剤を塗布した静止側取付環21を位置決めセットして型締めし、前記金型と静止側取付環21との間に画成された成形用キャビティ内に、未加硫ゴム材料を充填し、加熱・加圧することによって、静止側取付環21に一体的に成形されたもので、基部23aが静止側取付環21における外周鍔部21bの外径部に加硫接着され、そこから外周側へテーパ状に、かつ軸受側空間B’と反対側を向くように延びて、外周端部23bが回転側取付環22における外周筒部22aの内周面に摺動可能に密接されている。
サイドリップ24及び内周リップ25は、不図示の金型内に、予め加硫接着剤を塗布した回転側取付環22を位置決めセットして型締めし、前記金型と回転側取付環22との間に画成された成形用キャビティ内に、未加硫ゴム材料を充填し、加熱・加圧することによって、回転側取付環22に一体的に成形されたもので、共通の基部26が、回転側取付環22における内周鍔部22bの内径部に加硫接着されている。
このうち、サイドリップ24は、外周リップ23の内周側に位置し、基部26における外部空間Aと反対側を向いた部分の内周部から、先端部側が小径となる円錐筒状に成形され、先端部24aが、静止側取付環21における外周鍔部21bの内側面に、摺動可能に密接されている。また、内周リップ25は、サイドリップ24の内周側に位置し、基部26における外部空間Aと反対側を向いた部分の内周部から径方向に立ち上がり、更に外部空間A側を向いた円錐筒状に成形され、内周の先端部25aが、静止側取付環21における内周筒部21aの外周面に、摺動可能に密接されている。
サイドリップ24及び内周リップ25の共通の基部26の外周部には、前記サイドリップ24及び外周リップ25より外側(外部空間A側)に位置して円周方向に並んだ多数の棒状の回転羽根27が形成されている。すなわち、この回転羽根27も、サイドリップ24及び内周リップ25と連続したゴム状弾性材料からなるものであって、半径方向に延び、その内径端部27aが、静止側取付環21における内周筒部21aの外周面に、摺動可能に密接又は僅かな隙間を介して近接対向されている。
以上の構成を備える密封装置20は、回転ハウジング4と一体的に回転するサイドリップ24及び内周リップ25が、非回転の静止側取付環21の外周鍔部21b及び内周筒部21aに摺動可能に密接され、非回転の静止側シールリップである外周リップ23が、回転ハウジング4と一体的に回転する回転側取付環22の外周筒部22aと摺動可能に密接されることによって、外部空間Aから軸受側空間B’への塵埃や泥水等の侵入を防止するものである。
ここで、外部空間Aからの塵埃や泥水等は、回転羽根27の間のスリット27bを通って内周リップ25側へ侵入しようとするが、回転側取付環22を介して回転ハウジング4と一体的に回転する回転羽根27は、遠心力による振りきり作用と、回転するスリット27bのラビリンスシール作用によって、塵埃や泥水等の侵入を抑制する。しかもこの回転羽根27は、内周リップ25との間の空間C’を密閉するものではなく、上述の振りきりによる気流を生じさせるので、内周リップ25からの放熱を促すため、摺動熱の蓄積によるゴム材質の劣化を防止することができ、トルクの上昇も抑えられる。
なお、個の形態においても、回転羽根27の形状は、先の図3あるいは図4と同様、山形あるいはU字形とすれば、静止側取付環21の内周筒部21aの外周面に対する内径端部27aの接触面積が小さくなりで、摺動トルクの上昇が抑えられる。
次に、図8は、本発明に係る密封装置の第四の形態を示す断面図である。この形態による密封装置20において、上述した第三の形態と異なるところは、回転羽根27における外部空間Aと反対側の端部が内周リップ25と連続しており、かつ回転羽根27の内径端部27aが、静止側取付環21の内周筒部21aの外周面に対して非接触であり、軸方向に細長く延びる形状を呈することにある。
この第四の形態においても、回転側取付環22を介して回転ハウジング4と一体的に回転する回転羽根27は、遠心力による振りきり作用と、回転するスリット27bのラビリンスシール作用によって、塵埃や泥水等の侵入を抑制すると共に、気流を生じさせて内周リップ25からの放熱を促すため、摺動熱の蓄積によるゴム材質の劣化を防止することができる。また、回転羽根27は静止側取付環21の内周筒部21aと非接触なので、摺動トルクを発生しない。
1 外輪(静止側部材)
2 内輪(回転側部材)
3 軸(静止側部材)
4 回転ハウジング(回転側部材)
10,20 密封装置
11,21 静止側取付環
12,22 回転側取付環
13 内周リップ(静止側シールリップ)
14,24 サイドリップ(回転側シールリップ)
15 外周リップ(回転側シールリップ)
16,26 基部
17,27 回転羽根
23 外周リップ(静止側シールリップ)
25 内周リップ(回転側シールリップ)
A 外部空間
B 軸受内部
B’ 軸受側空間
2 内輪(回転側部材)
3 軸(静止側部材)
4 回転ハウジング(回転側部材)
10,20 密封装置
11,21 静止側取付環
12,22 回転側取付環
13 内周リップ(静止側シールリップ)
14,24 サイドリップ(回転側シールリップ)
15 外周リップ(回転側シールリップ)
16,26 基部
17,27 回転羽根
23 外周リップ(静止側シールリップ)
25 内周リップ(回転側シールリップ)
A 外部空間
B 軸受内部
B’ 軸受側空間
Claims (1)
- 静止側部材(1,3)に密嵌固定される静止側取付環(11,21)と、回転側部材(2,4)に密嵌固定される回転側取付環(12,22)と、前記静止側取付環(11,21)に一体的に設けられて先端部が前記回転側取付環(12,22)に摺動可能に密接される静止側シールリップ(13,23)と、前記回転側取付環(12,22)に一体的に設けられて先端部が前記静止側取付環(11,21)に摺動可能に密接され、前記静止側シールリップ(13,23)より外側に位置する回転側シールリップ(14,15,24,25)とを備え、この回転側シールリップ(14,15,24,25)の基部(16,26)に、回転側シールリップ(14,15,24,25)より外側に位置して円周方向に並んだ複数の回転羽根(17,27)が形成されたことを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005254903A JP2007064459A (ja) | 2005-09-02 | 2005-09-02 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005254903A JP2007064459A (ja) | 2005-09-02 | 2005-09-02 | 密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007064459A true JP2007064459A (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=37926868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005254903A Pending JP2007064459A (ja) | 2005-09-02 | 2005-09-02 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007064459A (ja) |
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