JP2007054395A - 遊技機島用コイン・遊技球搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技機島の島幅の増加を抑制できる遊技機島用コイン・遊技球搬送装置を提供
【解決手段】 遊技機島3内においてパチンコ機11及び台間機13の下方に搬送装置1が設置される。搬送装置1は、パチンコ機11から排出された球(以降、排出球と称す)及び台間機13から排出された硬貨(以降、排出コインと称す)を受け入れて、金庫14の方向に向かって搬送するコイン用搬送ベルト21と、コイン用搬送ベルト21の下方に配置されて、排出球を揚送機15の方向に向かって搬送する球用搬送ベルト31とを備える。そしてコイン用搬送ベルト21には、排出球が通過可能で且つ排出コインが通過不能に構成された複数の球排出孔が形成されている。従って、コイン用搬送ベルト21に受け入れられた排出球は、球排出孔を通過してコイン用搬送ベルト21から落下した後に球用搬送ベルト31上に受け入れられる。
【選択図】図1
【解決手段】 遊技機島3内においてパチンコ機11及び台間機13の下方に搬送装置1が設置される。搬送装置1は、パチンコ機11から排出された球(以降、排出球と称す)及び台間機13から排出された硬貨(以降、排出コインと称す)を受け入れて、金庫14の方向に向かって搬送するコイン用搬送ベルト21と、コイン用搬送ベルト21の下方に配置されて、排出球を揚送機15の方向に向かって搬送する球用搬送ベルト31とを備える。そしてコイン用搬送ベルト21には、排出球が通過可能で且つ排出コインが通過不能に構成された複数の球排出孔が形成されている。従って、コイン用搬送ベルト21に受け入れられた排出球は、球排出孔を通過してコイン用搬送ベルト21から落下した後に球用搬送ベルト31上に受け入れられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、遊技機が設置された遊技機島で使用されるコイン及び遊技球を搬送する遊技機島用コイン・遊技球搬送装置に関する。
従来より、複数のパチンコ機が設置される遊技機島では、遊技中の遊技客がパチンコ機から離れることなく遊技球を借りることができるように、投入された硬貨の金額に応じた数の遊技球を貸し出す遊技球貸出装置(いわゆる台間機)がパチンコ機毎に設置されている。
ところで、パチンコ機が設置された遊技場においては、遊技に使用された遊技球(以降、遊技球を単に球と称す)を回収して、この球を繰り返し使用可能とするための球循環システムが構築されている。この球循環システムのうちで、球を回収する部分は、具体的には、遊技機島毎に設置される回収樋と、パチンコ機毎に設置される球収容器とから構成されている。これらのうち回収樋は、遊技機島の一端から他端に亘って延設され、この遊技機島内の全ての遊技機から排出される球をまとめて回収する。また球収容器は、遊技機毎に遊技盤上に打ち出された球を回収して、回収した球を更に回収樋へ誘導する。
更に遊技場においては、台間機に投入された硬貨を回収するための硬貨回収システムが構築されている。この硬貨回収システムは、遊技機島の一端から他端に亘って延設され、この遊技機島内の全ての台間機から排出されて落下する硬貨を受け止めて、受け止めた硬貨を予め設定された硬貨回収場所まで搬送するベルトコンベア(以降、硬貨用搬送装置と称す)から構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−13706号公報
ところで、硬貨用搬送装置の設置位置としては、球収容器の上方または下方が考えられる。
まず、硬貨用搬送装置を球収容器よりも上方に設置する場合には、パチンコ機の裏面側において、硬貨用搬送装置がパチンコ機に接触しないように設置する必要がある。このため、遊技機島の島幅を広げることによって、パチンコ機に接触することなく硬貨用搬送装置を収容可能なスペースを確保しなくてはならなかった。
まず、硬貨用搬送装置を球収容器よりも上方に設置する場合には、パチンコ機の裏面側において、硬貨用搬送装置がパチンコ機に接触しないように設置する必要がある。このため、遊技機島の島幅を広げることによって、パチンコ機に接触することなく硬貨用搬送装置を収容可能なスペースを確保しなくてはならなかった。
また、硬貨用搬送装置を球収容器よりも下方に設置する場合には、球収容器から回収樋へ球が誘導される経路(以降、球誘導経路と称す)を、硬貨用搬送装置が遮らないように設置する必要がある。このため、遊技機島の島幅を広げることによって、球誘導経路を遮ることなく硬貨用搬送装置を設置可能なスペースを確保しなくてはならなかった。
即ち、硬貨用搬送装置を設置すると遊技機島の島幅を広げなくてはならないため、その分、遊技場内に設置することができるパチンコ機の台数が減少してしまうという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、遊技機島の島幅の増加を抑制できる遊技機島用コイン・遊技球搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、遊技媒体である遊技球が投入されることにより遊技客に遊技を提供する遊技機と、遊技媒体であるコインが投入されることにより遊技客に遊技を提供するスロット機または金員であるコインが投入されることにより遊技媒体を貸し出す台間機とが配置された遊技機島に設置され、遊技機から排出される遊技球である排出球と、スロット機または台間機から排出されるコインである排出コインとを搬送する遊技機島用コイン・遊技球搬送装置であって、排出球及び排出コインを受け入れて搬送する第1搬送ベルトを有し、この第1搬送ベルトの、排出球及び排出コインを受け入れる側の面を第1搬送面とし、この第1搬送面上に、排出球が通過可能であるとともに排出コインが通過不能となる貫通孔である球排出孔が形成され、この第1搬送面を、排出コインを回収するために設定された第1所定搬送方向に向かって移動させるコイン搬送手段と、第1搬送ベルトから球排出孔を通過して落下する排出球を受け入れて、受け入れた排出球を回収するために設定された所定搬送位置まで搬送する第1球搬送手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、コイン搬送手段は、球排出孔が形成された第1搬送ベルトを、第1搬送面が第1所定搬送方向に向かうように移動させる。また第1球搬送手段は、第1搬送ベルトから球排出孔を通過して落下する排出球を受け入れて、受け入れた排出球を所定搬送位置まで搬送する。
即ち、遊技機から排出された遊技球(排出球)と、スロット機または台間機から排出されたコイン(排出コイン)は、まず第1搬送ベルトに受け入れられる。そして、受け入れられた排出コインは、第1搬送面に受け入れられた状態で、第1所定搬送方向に向かって移動する。一方、第1搬送ベルトに受け入れられた排出球は、球排出孔を通過して第1搬送ベルトから落下する。そして、この落下した排出球は第1球搬送手段に受け入れられて、所定搬送位置まで搬送される。
このため、コイン搬送手段と第1球搬送手段とを、遊技球の落下方向(つまり縦方向)に並べて配置することができる。つまり、コイン搬送手段と第1球搬送手段とを遊技機島の島幅方向に並べて配置する必要がなくなるために、遊技機島の島幅の増加を抑制できる。
また請求項1に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項2に記載のように、第1搬送面上において、球排出孔の孔縁部には、漏斗状の傾斜が形成されているようにするとよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、漏斗状の傾斜上に位置する排出球は、この傾斜に沿って球排出孔に向かって移動する。このため、第1搬送面上の排出球が第1搬送ベルトから落下し易くなる。
また請求項1または請求項2に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項3に記載のように、第1搬送ベルトは、第1搬送面が、第1所定搬送方向に向かうにつれて高くなるように傾斜した部分と、第1所定搬送方向に向かうにつれて低くなるように傾斜した部分とを備えるように設置されるようにするとよい。
以下に、この理由を図17(a),(b)を用いて説明する。図17(a),(b)は、第1搬送ベルトに傾斜した部分を設けた場合の効果を説明するための搬送ベルトBE1の側面図であり、図17(a)→図17(b)の順に時間が経過した状態を示している。
まず図17(a)に示すように、所定搬送方向(図中における実線の矢印を参照)にコイン及び球を搬送する搬送ベルトBE1には、コイン及び球を受け入れる側の面(以降、搬送面BS1と称す)上に、球が通過可能であるとともにコインが通過不能となる複数の球排出孔H1,H2,H3,H4が形成されている。また、搬送面BS1とは反対の面側には、搬送ベルトBE1と接触しながら回転する搬送ローラR1,R2,R3が配設されている。尚、搬送ローラR1は、搬送ローラR2,R3よりも高い位置に設置されている。これにより搬送ベルトBE1は、搬送ローラR1と搬送ローラR2との間では搬送面BS1が所定搬送方向に向かうにつれて高くなるように傾斜した部分と、搬送ローラR1と搬送ローラR3との間では搬送面BS1が所定搬送方向に向かうにつれて低くなるように傾斜した部分とを備えるように構成される。
このように構成された搬送ベルトBE1において、搬送ローラR1と搬送ローラR2との間で所定搬送方向に向かって移動中の球排出孔H2において、この球排出孔H2の開口部を塞いだ状態でコインC11が搬送面BS1上に載置され、またコインC11に対して所定搬送方向の上流側でコインC11に接触した状態で球P11が搬送面BS1上に載置され、更にコインC11に対して所定搬送方向の下流側でコインC11に接触した状態で球P12が搬送面BS1上に載置されている場合を想定する。
この時、球P11に対して所定搬送方向の上流側に向かって作用する力が球P11と搬送面BSとの間の摩擦力より大きい場合には、球P1は所定搬送方向の上流側に向かって転がる。そして、転がる球P11が、上流側に形成された球排出孔(例えば、図中の球排出孔H1)に到達した場合に、この球排出孔を通過して搬送ベルトBE1から落下する(図中における1点鎖線の矢印を参照)。
一方、球P12は、上流側への移動がコインC11により阻止されているため、コインC11に接触した状態を維持する。
しかしながら図17(b)に示すように、搬送ベルトBE1の更なる移動により球排出孔H2が搬送ローラR1を越えた場合には、球P12には所定搬送方向の下流側に向かう力が作用する。そして球P12と搬送面BSとの間の摩擦力より大きい場合には、球P12は、コインC1に移動を阻止されることがないため、所定搬送方向の下流側に向かって転がる。そして、転がる球P12が、下流側に形成された球排出孔(例えば、図中の球排出孔H3)に到達した場合に、この球排出孔を通過して搬送ベルトBE1から落下する(図中における1点鎖線の矢印を参照)。
しかしながら図17(b)に示すように、搬送ベルトBE1の更なる移動により球排出孔H2が搬送ローラR1を越えた場合には、球P12には所定搬送方向の下流側に向かう力が作用する。そして球P12と搬送面BSとの間の摩擦力より大きい場合には、球P12は、コインC1に移動を阻止されることがないため、所定搬送方向の下流側に向かって転がる。そして、転がる球P12が、下流側に形成された球排出孔(例えば、図中の球排出孔H3)に到達した場合に、この球排出孔を通過して搬送ベルトBE1から落下する(図中における1点鎖線の矢印を参照)。
つまり請求項3に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、第1搬送面上において、排出球が、排出コインに対して第1所定搬送方向の上流側または下流側に接触することにより、その移動が阻止されている場合であっても、第1所定搬送方向に向かうにつれて高くなるように傾斜した部分と、第1所定搬送方向と反対の方向に向かうにつれて高くなるように傾斜した部分との両方を通過することによって、第1搬送面上における排出球の移動の排出コインによる阻止を解消できる。そして、排出球が第1搬送面上を移動することにより、排出球が球排出孔に到達する可能性が高まる。従って、第1搬送面上の排出球を第1搬送ベルトから落下し易くすることができる。
また請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項4に記載のように、第1搬送面上にある排出球を球排出孔に誘導する誘導手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、第1搬送面上にある排出球を球排出孔に誘導されるため、第1搬送面上の排出球が、第1搬送ベルトから落下し易くなる。
また請求項1〜請求項4の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項5に記載のように、第1搬送ベルトを振動させる振動手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、第1搬送面上で停止していた排出球が、振動により第1搬送面上を移動するようになる。そして、移動する排出球が球排出孔に到達すると、この排出球は球排出孔を通過して第1搬送ベルトから落下する。即ち、第1搬送面上の排出球が第1搬送ベルトから落下し易くなる。
また請求項1〜請求項5の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項6に記載のように、第1搬送面から、排出コインの幅より高く且つ排出球の直径より低い位置に配置され、第1搬送面上にある排出コインの第1所定搬送方向への移動を許可し、且つ第1搬送面上にある排出球の第1所定搬送方向への移動を阻止する球阻止手段を備えるようにするとよい。
以下に、この理由を図17(c),(d)を用いて説明する。図17(c),(d)は、球阻止手段を設けた場合の効果を説明するための搬送ベルトBE2の側面図であり、図17(c)→図17(d)の順に時間が経過した状態を示している。
まず図17(c)に示すように、所定搬送方向(図中における実線の矢印を参照)にコイン及び球を搬送する搬送ベルトBE2には、コイン及び球を受け入れる側の面(以降、搬送面BS2と称す)上に、球が通過可能であるとともにコインが通過不能となる複数の球排出孔H5,H6が形成されている。
また、搬送面BS2から、コインの幅より高く且つ球の直径より低い位置に配置され、搬送面BS2上にあるコインの所定搬送方向への移動を許可し且つ搬送面BS2上にある球の所定搬送方向への移動を阻止するフィルタF1を備えている。
このように構成された搬送ベルトBE2において、球排出孔H6における開口部を塞いだ状態でコインC12が搬送面BS2上に載置され、更にこのコインC12上に球P13が載置された状態で、このコインC12及び球P13がフィルタF1に接近する場合を想定する。
この時、コインC12はフィルタF1の直下を通過するのに対して、球P13はフィルタF1によって移動を阻止される(図17(d)参照)。これにより球P13は、コインC12上に載置された状態から、搬送面BS2上に載置された状態となる。そして、搬送面BS2上の球P13が、上流側に形成された球排出孔(例えば、図中の球排出孔H5)に到達した場合に、この球排出孔を通過して搬送ベルトBE2から落下する。
つまり、排出コイン上に排出球が載置された状態を解消することにより、排出球が球排出孔に到達する可能性が高まる。従って、第1搬送面上の排出球を第1搬送ベルトから落下し易くすることができる。
また請求項1〜請求項6の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項7に記載のように、第1球搬送手段は、排出球を受け入れて搬送する第2搬送ベルトを有し、この第2搬送ベルトの、排出球を受け入れる側の面を第2搬送面とし、この第2搬送面上の排出球が所定搬送位置に到達するように設定された第2所定搬送方向に向かって第2搬送面を移動させる第2球搬送手段であるようにしてもよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、コイン搬送手段及び第2球搬送手段は搬送ベルトを用いた搬送を行っているため、コイン搬送手段と第2球搬送手段とで類似の制御方法を採用することができる。即ち、遊技機島用コイン・遊技球搬送装置の設計者にとって、当該装置の設計が容易になる。
ところで、コイン球搬送手段を常時動作させることなく、予め設定された条件が成立した場合に動作させるようにしてもよい。例えば、5分毎に1分間動作させるようにするようにすることが考えられる。このようにすれば、コイン球搬送手段を動作させるための電力消費を抑制できる。
しかしながら、コイン搬送手段の非動作時には、第1搬送面上に排出コインが蓄積されるため、この排出コインにより球排出孔が塞がれてしまうことが多くなる。即ち、コイン搬送手段の非動作時には、第1搬送面上の排出球は、球排出孔を通過してコイン搬送手段から落下することが少なくなる。その後、コイン搬送手段が動作開始すると、第1搬送面上の排出コインが予め設定されたコイン回収場所まで搬送されたりすることにより、第1搬送面上の排出コインが減少し、排出コインにより開口部が塞がれた球排出孔の数が減少する。この結果、第1搬送面上の排出球が、球排出孔を通過してコイン搬送手段から落下し易くなる。つまり、コイン搬送手段が動作を開始すると、多くの排出球が一度にコイン搬送手段から落下する虞がある。
そこで、請求項7に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項8に記載のように、コイン搬送手段の非動作時には、第2球搬送手段の動作を禁止する球搬送禁止手段を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、コイン搬送手段の動作時には第2球搬送手段は動作し、コイン搬送手段の非動作時には第2球搬送手段は非動作となる。
このため、第2球搬送手段を常時動作させる場合よりも、第2球搬送手段を動作させるための電力消費を抑制できる。また、コイン搬送手段が動作を開始して多くの排出球が一度にコイン搬送手段から落下しても、コイン搬送手段の動作時には第2球搬送手段が動作するため、多くの排出球が第2球搬送手段に蓄積されるということがなく、所定搬送位置まで搬送される。
また請求項1〜請求項6の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項9に記載のように、第1球搬送手段は、所定搬送位置に向かうにつれて低くなる傾斜面が形成された樋であるようにしてもよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、第1球搬送手段に受け入れられた排出球は、樋の傾斜に沿って移動して所定搬送位置に到達する。即ち、第1球搬送手段に受け入れられた排出球を所定搬送位置まで搬送するための電力が不要となるため、電力消費を抑制できる。
また請求項1〜請求項9の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、請求項10に記載のように、スロット機または台間機毎に当該スロット機または当該台間機から排出される排出コインの数を計数する排出コイン計数手段と、排出コイン計数手段による計数結果に基づき、スロット機または台間機から排出される排出コインの数が予め設定された所定コイン計数値未満である場合には、コイン搬送手段の動作を禁止する第1コイン搬送禁止手段とを備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、スロット機または台間機から排出される排出コインの数が所定コイン計数値以上になると、コイン搬送手段は動作を開始する。
即ち、排出コインの数が所定コイン計数値未満の場合は、コイン搬送手段は動作を停止する。このため、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、コイン搬送手段を動作させるための電力消費を抑制できる。
また、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、第1搬送ベルト自体の消耗や、第1搬送ベルトを駆動するための手段(例えば、モータ)の消耗を抑制できる。
また請求項10に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、スロット機または台間機毎のコイン排出量に基づいて、コイン搬送手段の動作/停止を制御するものを示したが、遊技機島に設置された全てのスロット機または台間機から排出されるコインの総排出量に基づいて、コイン搬送手段の動作/停止を制御するようにしてもよい。
また請求項10に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、スロット機または台間機毎のコイン排出量に基づいて、コイン搬送手段の動作/停止を制御するものを示したが、遊技機島に設置された全てのスロット機または台間機から排出されるコインの総排出量に基づいて、コイン搬送手段の動作/停止を制御するようにしてもよい。
即ち、請求項1〜請求項9の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置において、請求項11に記載のように、スロット機または台間機毎に当該スロット機または当該台間機から排出される排出コインの数を計数する排出コイン計数手段と、排出コイン計数手段による計数結果に基づき、当該遊技機島に設置された全てのスロット機または台間機から排出される排出コインの総数が予め設定された所定コイン総数値未満である場合には、コイン搬送手段の動作を禁止する第2コイン搬送禁止手段とを備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、当該遊技機島に設置された全てのスロット機または台間機から排出される排出コインの総数が所定コイン総数値以上になると、コイン搬送手段は動作を開始する。
即ち、排出コインの総数が所定コイン総数値未満の場合は、コイン搬送手段は動作を停止する。このため、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、コイン搬送手段を動作させるための電力消費を抑制できる。また、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、第1搬送ベルト自体の消耗や、第1搬送ベルトを駆動するための手段(例えば、モータ)の消耗を抑制できる。
更に請求項10及び請求項11に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、スロット機または台間機からのコイン排出量に基づいて、コイン搬送手段の動作/停止を制御するものを示したが、遊技機からの遊技球排出量に基づいて、コイン搬送手段の動作/停止を制御するようにしてもよい。
即ち、請求項1〜請求項11の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置において、請求項12に記載のように、遊技機毎に当該遊技機から排出される排出球の数を計数する排出球計数手段と、排出球計数手段による計数結果に基づき、当該遊技機島に設置された全ての遊技機から排出される排出球の総数が予め設定された所定球総数値未満である場合には、コイン搬送手段の動作を禁止する第3コイン搬送禁止手段とを備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置では、遊技機から排出される排出球の数が所定球総数値以上になると、コイン搬送手段は動作を開始する。
即ち、排出球の数が所定球総数値未満の場合は、コイン搬送手段は動作を停止する。このため、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、コイン搬送手段を動作させるための電力消費を抑制できる。また、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、第1搬送ベルト自体の消耗や、第1搬送ベルトを駆動するための手段(例えば、モータ)の消耗を抑制できる。
即ち、排出球の数が所定球総数値未満の場合は、コイン搬送手段は動作を停止する。このため、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、コイン搬送手段を動作させるための電力消費を抑制できる。また、コイン搬送手段を常時動作させる場合よりも、第1搬送ベルト自体の消耗や、第1搬送ベルトを駆動するための手段(例えば、モータ)の消耗を抑制できる。
尚、請求項10〜請求項12に記載の所定コイン計数値,所定コイン総数値及び所定球総数値については、第1搬送ベルト上に排出コイン及び排出球を載せて、コイン搬送手段が効率よく搬送する(即ち、少ない電力消費で多く排出コイン及び排出球を搬送する)ことができるように設定してもよいし、第1搬送ベルトやモータに過大に負荷が掛からないように設定してもよい。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面をもとに説明する。
図1は本発明が適用された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置(以降、搬送装置とも称す)1の全体構成を示すブロック図である。
以下に本発明の第1実施形態について図面をもとに説明する。
図1は本発明が適用された遊技機島用コイン・遊技球搬送装置(以降、搬送装置とも称す)1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように遊技機島3には、この遊技機島3の長手方向に沿って並設される複数のパチンコ遊技機(以降、パチンコ機と称す)11と、各パチンコ機11の下方に設置され、対応するパチンコ機11において遊技盤上に打ち出された遊技球(以降、球と称す)を回収し、回収された球の数を計数するアウトボックス12と、各パチンコ機11の側方(図では右側)に設置され、予め設定された金額の硬貨(例えば、100円硬貨と500円硬貨)を投入可能な投入口を備えて、この投入口に投入された硬貨の金額に応じた数の球を遊技客に貸し出す台間機13と、硬貨を収納する金庫14と、遊技機島3における長手方向の中央に設置され、搬送装置1により搬送された球を遊技機島3の上部へ揚送する揚送機15と、パチンコ機11の上方に設置され、揚送機15により揚送された球を各パチンコ機11へ配給する配給樋16と、硬貨及び球をそれぞれ金庫14及び揚送機15まで搬送する搬送装置1とが取り付けられている。
尚、遊技場内の全てのパチンコ機11にはそれぞれ、パチンコ機11の遊技場内における位置を特定するための固有の番号(以降、台番号と称す)が付されている(図1におけるパチンコ機11には、221から230までの台番号が付されている。)。
このうちパチンコ機11は、球を当該パチンコ機11の下方へ排出するように構成される。なお以降、パチンコ機11から排出された球を排出球と称す。
またアウトボックス12は、パチンコ機11から回収した球を、当該アウトボックス12の下方へ排出するように構成される。
またアウトボックス12は、パチンコ機11から回収した球を、当該アウトボックス12の下方へ排出するように構成される。
また台間機13は、投入口に投入された硬貨を、当該台間機13の下方へ排出するように構成される。
また搬送装置1は、アウトボックス12から排出された排出球、及び台間機13から排出された硬貨(以降、排出コインとも称す)を受け入れて搬送するコイン用搬送ベルト21と、コイン用搬送ベルト21を移動させるための駆動ローラ22及び従動ローラ23と、コイン用搬送ベルト21におけるコイン用搬送面(後述)の高さを設定するための低位置ローラ24及び高位置ローラ25と、コイン用搬送ベルト21により搬送される排出球が金庫14に到達するのを阻止するためのフィルタ26と、排出球を受け入れて搬送する球用搬送ベルト31と、球用搬送ベルト31を移動させるための駆動ローラ32および従動ローラ33と、球用搬送ベルト31により搬送された排出球を揚送機15まで誘導する誘導通路34と、搬送装置1全体の動作を制御する制御装置40(図5参照)と、駆動ローラ22を駆動する駆動モータ22a(図5参照)と、駆動ローラ32を駆動する駆動モータ32a(図5参照)とから構成される。
また搬送装置1は、アウトボックス12から排出された排出球、及び台間機13から排出された硬貨(以降、排出コインとも称す)を受け入れて搬送するコイン用搬送ベルト21と、コイン用搬送ベルト21を移動させるための駆動ローラ22及び従動ローラ23と、コイン用搬送ベルト21におけるコイン用搬送面(後述)の高さを設定するための低位置ローラ24及び高位置ローラ25と、コイン用搬送ベルト21により搬送される排出球が金庫14に到達するのを阻止するためのフィルタ26と、排出球を受け入れて搬送する球用搬送ベルト31と、球用搬送ベルト31を移動させるための駆動ローラ32および従動ローラ33と、球用搬送ベルト31により搬送された排出球を揚送機15まで誘導する誘導通路34と、搬送装置1全体の動作を制御する制御装置40(図5参照)と、駆動ローラ22を駆動する駆動モータ22a(図5参照)と、駆動ローラ32を駆動する駆動モータ32a(図5参照)とから構成される。
このうちコイン用搬送ベルト21は、アウトボックス12及び台間機13の下方に設置され、遊技機島3の長手方向一端付近から中央付近に亘って、駆動ローラ22と従動ローラ23とにより無端状に架け渡される。これによりコイン用搬送ベルト21では、駆動ローラ22の回動(図1中では反時計回り)により、コイン用搬送ベルト21における駆動ローラ22及び従動ローラ23を挟んだ上側部分(以降、コイン用ベルト往路部と称す)が図1中右から左方向(図1中の矢印D1参照。以降、この方向をコイン用搬送方向と称す)へ移動し、下側部分(以降、コイン用ベルト復路部と称す)が図1中左から右方向へ移動する。
また、低位置ローラ24及び高位置ローラ25は、コイン用ベルト往路部を挟んでアウトボックス12と反対側においてコイン用ベルト往路部に接するように配設されて、コイン用搬送ベルト21の移動に従って回転するローラである。
なお本実施形態では、低位置ローラ24及び高位置ローラ25は、コイン用搬送方向に沿って交互に配置されている。また高位置ローラ25は、隣接する高位置ローラ25間の設置間隔が、隣接するパチンコ機11間の設置間隔に略等しくなるように配置されている。即ちコイン用搬送ベルト21は、コイン用ベルト往路部がパチンコ機11の設置間隔分移動すると高位置ローラ25を1回越えるように設定されている。
更に高位置ローラ25は、低位置ローラ24より高い位置に設置されている。これによりコイン用搬送ベルト21のコイン用ベルト往路部では、低位置ローラ24及び高位置ローラ25との間で、コイン用搬送方向に向かうにつれて高くなるように傾斜した部分(低位置ローラ24が高位置ローラ25よりコイン用搬送方向上流側に配置されている場合)と、コイン用搬送方向に向かうにつれて低くなるように傾斜した部分(低位置ローラ24が高位置ローラ25よりコイン用搬送方向下流側に配置されている場合)とを備えるように構成される。
またフィルタ26は、コイン用ベルト往路部を挟んで高位置ローラ25と反対側において高位置ローラ25の近傍に配設されている。
次に球用搬送ベルト31は、コイン用ベルト往路部とコイン用ベルト復路部との間に設置され、遊技機島3の長手方向一端付近から中央付近に亘って、駆動ローラ32と従動ローラ33とにより無端状に架け渡される。これにより球用搬送ベルト31では、駆動ローラ32の回動(図1中では時計回り)により、球用搬送ベルト31における駆動ローラ32及び従動ローラ33を挟んだ上側部分が図1中左から右方向(図1中の矢印D2参照。以降、この方向を球用搬送方向と称す)へ移動し、下側部分が図1中右から左方向へ移動する。
次に球用搬送ベルト31は、コイン用ベルト往路部とコイン用ベルト復路部との間に設置され、遊技機島3の長手方向一端付近から中央付近に亘って、駆動ローラ32と従動ローラ33とにより無端状に架け渡される。これにより球用搬送ベルト31では、駆動ローラ32の回動(図1中では時計回り)により、球用搬送ベルト31における駆動ローラ32及び従動ローラ33を挟んだ上側部分が図1中左から右方向(図1中の矢印D2参照。以降、この方向を球用搬送方向と称す)へ移動し、下側部分が図1中右から左方向へ移動する。
また誘導通路34は、従動ローラ33の下方に設置され、従動ローラ33近傍から揚送機15の下部に向けて下方に傾斜している。これにより誘導通路34は、球用搬送ベルト31によって従動ローラ33まで搬送された排出球が球用搬送ベルト31から落下した際に、この落下する排出球を受け入れて、揚送機15の下部へ誘導する。
また金庫14は、駆動ローラ22の近傍に設置されており、コイン用搬送ベルト21によって駆動ローラ22まで搬送された排出コインがコイン用搬送ベルト21から落下した際に、この落下する排出コインを受け入れて収納するように構成される。
次にコイン用搬送ベルト21の構成を図2に基づいて説明する。図2(a)はコイン用搬送ベルト21の平面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面部を示す図である。
図2(a),図2(b)に示すようにコイン用搬送ベルト21は、例えばゴム等を材質として帯状に形成されたベルト本体51と、ベルト本体51の排出球及び排出コインを受け入れる側の面(以降、コイン用搬送面と称す)上に形成され、排出球が通過可能で且つ排出コインが通過不能に構成された複数の球排出孔52と、コイン用搬送面上における幅方向両端それぞれの端縁部に全周に亘って立設され、この端縁部からコイン用搬送面上の排出球が落下することを防止するための遮蔽凸部53と、ベルト本体51の内部において、このベルト本体51の全周に亘って埋設され、コイン用搬送ベルト21の強度を補強する補強ワイヤ54とから構成される。
図2(a),図2(b)に示すようにコイン用搬送ベルト21は、例えばゴム等を材質として帯状に形成されたベルト本体51と、ベルト本体51の排出球及び排出コインを受け入れる側の面(以降、コイン用搬送面と称す)上に形成され、排出球が通過可能で且つ排出コインが通過不能に構成された複数の球排出孔52と、コイン用搬送面上における幅方向両端それぞれの端縁部に全周に亘って立設され、この端縁部からコイン用搬送面上の排出球が落下することを防止するための遮蔽凸部53と、ベルト本体51の内部において、このベルト本体51の全周に亘って埋設され、コイン用搬送ベルト21の強度を補強する補強ワイヤ54とから構成される。
なお球排出孔52は、排出球の直径より大きく且つ排出コインの直径より小さい直径を有する円柱状の貫通孔52aと、コイン用搬送面上での貫通孔52aの孔縁部において漏斗状に傾斜した傾斜部52bとから構成される。また本実施形態では、複数の球排出孔52は、ベルト本体51の周方向沿って等間隔に整列して配置され、また幅方向沿って等間隔(この間隔を以降、幅方向排出孔間隔と称す)に整列して配置されている。
次にフィルタ26の構成を図3に基づいて説明する。図3(a)はフィルタ26の平面図、図3(b)はフィルタ26の側面図である。
図3(a),図3(b)に示すようにフィルタ26は、排出球の通過を阻止するとともに、阻止した排出球を予め設定された所定案内位置に案内する球案内部材61と、球案内部材61をコイン用搬送面上において上下動可能に支持する支持部62と、球案内部材61の下方向への移動を規制する下方規制部材63と、球案内部材61の上方向への移動を規制する上方規制部材64と、球案内部材61を下方に付勢する付勢バネ65とから構成される。
図3(a),図3(b)に示すようにフィルタ26は、排出球の通過を阻止するとともに、阻止した排出球を予め設定された所定案内位置に案内する球案内部材61と、球案内部材61をコイン用搬送面上において上下動可能に支持する支持部62と、球案内部材61の下方向への移動を規制する下方規制部材63と、球案内部材61の上方向への移動を規制する上方規制部材64と、球案内部材61を下方に付勢する付勢バネ65とから構成される。
これらのうち球案内部材61は、略V字状の凹部(以降、V字凹部と称す)が、予め設定された方向(以降、凹部配列方向と称す)に沿って上記の幅方向排出孔間隔毎に形成された形状をしている。
また支持部62は、このV字凹部の内側がコイン用搬送方向上流側を向くように、更に凹部配列方向がベルト本体51の幅方向と一致するように、球案内部材61を、コイン用ベルト往路部を挟んで高位置ローラ25と反対側において支持する。
また下方規制部材63は、コイン用搬送面上から突出する高さが排出コインの幅より高く且つ排出球の直径より低くなるようにして、支持部62に固定される。
また上方規制部材64は、コイン用搬送面から排出球の直径より高い位置に配置されるようにして、支持部62に固定される。
また上方規制部材64は、コイン用搬送面から排出球の直径より高い位置に配置されるようにして、支持部62に固定される。
また付勢バネ65は、一端が上方規制部材64に他端が球案内部材61に連結されている。
次に球用搬送ベルト31の構成を図4に基づいて説明する。図4(a)は球用搬送ベルト31の平面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面部を示す図である。
次に球用搬送ベルト31の構成を図4に基づいて説明する。図4(a)は球用搬送ベルト31の平面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面部を示す図である。
図4(a),図4(b)に示すように球用搬送ベルト31は、例えばゴム等を材質として帯状に形成されたベルト本体71と、ベルト本体71の排出球を受け入れる側の面(以降、球用搬送面と称す)上に形成され、断面が円弧状の凹部となる複数のディンプル72と、球用搬送面上における幅方向両端それぞれの端縁部に全周に亘って立設され、この端縁部から球用搬送面上の排出球が落下することを防止するための遮蔽凸部73と、ベルト本体71の内部において、このベルト本体71の全周に亘って埋設され、球用搬送ベルト31の強度を補強する補強ワイヤ74とから構成される。
次に搬送装置1の電気的構成を図5に基づいて説明する。図5は、搬送装置1,アウトボックス12及び台間機13の電気的構成を表すブロック図である。
図5に示すように、アウトボックス12は、回収した排出球を予め設けられた排出口から排出する際に、この排出口を通過する排出球の数が予め設定された所定球検出値(例えば、10個)に達する毎に、その旨を示す球計数情報を送信する球計数機12aを備える。尚、球計数情報には、このアウトボックス12に対応したパチンコ機11の台番号を示す台番号情報が付与されている。
図5に示すように、アウトボックス12は、回収した排出球を予め設けられた排出口から排出する際に、この排出口を通過する排出球の数が予め設定された所定球検出値(例えば、10個)に達する毎に、その旨を示す球計数情報を送信する球計数機12aを備える。尚、球計数情報には、このアウトボックス12に対応したパチンコ機11の台番号を示す台番号情報が付与されている。
また台間機13は、投入された硬貨を予め設けられた排出口から排出する際に、この排出口を通過する硬貨(排出コイン)の数が予め設定された所定コイン検出値(例えば、10枚)に達する毎に、その旨を示すコイン計数情報を送信するコイン計数機13aを備える。尚、コイン計数情報には、この台間機13に対応したパチンコ機11の台番号を示す台番号情報が付与されている。
また搬送装置1は、駆動モータ22a及び駆動モータ32aと、駆動モータ22a及び駆動モータ32aを制御する制御装置40とから構成される。
このうち制御装置40は、駆動モータ22a及び駆動モータ32aに駆動信号を伝えるモータ駆動回路42と、当該搬送装置1が排出球を搬送すべき対象としているアウトボックス12に対応する球計数機12aから球計数情報を受信するとともに、当該搬送装置1が排出コインを搬送すべき対象としている台間機13に対応するコイン計数機13aからコイン計数情報を受信する通信部43と、制御装置40全体の動作を制御する制御部41とから構成される。
このうち制御装置40は、駆動モータ22a及び駆動モータ32aに駆動信号を伝えるモータ駆動回路42と、当該搬送装置1が排出球を搬送すべき対象としているアウトボックス12に対応する球計数機12aから球計数情報を受信するとともに、当該搬送装置1が排出コインを搬送すべき対象としている台間機13に対応するコイン計数機13aからコイン計数情報を受信する通信部43と、制御装置40全体の動作を制御する制御部41とから構成される。
また制御部41は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU81と、種々の処理プログラムが格納されたROM82と、種々のデータを格納するRAM83と、モータ駆動回路42及び通信部43が接続され、CPU81及びRAM83との間で信号及びデータの入出力を行う入出力部84とから構成され、CPU81,ROM82,RAM83及び入出力部84はバス85を介して接続されている。
尚RAM83には、図11(a)に示すように、当該搬送装置1が排出球を搬送すべき対象としているアウトボックス12から排出される排出球の数(以降、排出球数と称す)をアウトボックス12毎に記憶するとともに、当該搬送装置1が排出コインを搬送すべき対象としている台間機13から排出される排出コインの数(以降、排出コイン数と称す)を台間機13毎に記憶する球・コイン排出数リスト83aの記憶領域が確保されている。
またRAM83には、コイン用搬送ベルト21上の排出球の総数を示す総排出球数値を記憶する総排出球数記憶バッファB1と、コイン用搬送ベルト21上の排出コインの総数を示す総排出コイン数値を記憶する総排出コイン数記憶バッファB2が設けられている。
またモータ駆動回路42は、コイン用搬送ベルト21(球用搬送ベルト31)を移動させるためのコイン搬送ベルト移動指令(球搬送ベルト移動指令)が入力すると、コイン搬送ベルト移動指令(球搬送ベルト移動指令)に付与されている移動数情報(後述)を抽出し、移動数情報により示されるベルト移動数(後述)に応じた距離をコイン用搬送ベルト21(球用搬送ベルト31)が移動するように、駆動モータ22a(駆動モータ32a)を駆動する。例えばベルト移動数が「5」の場合には、隣接して設置されているパチンコ機11間の距離(以降、パチンコ機間距離と称す)の5倍に相当する距離を移動させる。
このように構成された搬送装置1において、CPU81は、球計数情報及びコイン計数情報等に基づいて球・コイン排出数リスト83aを更新する排出数リスト更新処理と、コイン用搬送ベルト21の移動を制御するコイン用ベルト移動制御処理と、球用搬送ベルト31の移動を制御する球用ベルト移動制御処理とを実行する。
ここで、搬送装置1のCPU81が実行する排出数リスト更新処理の手順を図6を用いて説明する。図6は排出数リスト更新処理を表すフローチャートである。尚、この排出数リスト更新処理は、CPU81が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この排出数リスト更新処理が実行されると、CPU81は、まずS10にて、球計数機12aから球計数情報を受信したか否かを判断する。ここで球計数情報を受信していない場合には(S10:NO)、S40に移行する。
一方、球計数情報を受信した場合には(S10:YES)、S20にて、受信した球計数情報に基づいて球・コイン排出数リスト83aを更新する。即ち、受信した球計数情報から台番号情報を抽出して、その後に球・コイン排出数リスト83aにおいて、この台番号情報により示される台番号に対応したアウトボックス12の排出球数の値を10加算する。そしてS30にて、球・コイン排出数リスト83aにおける全ての排出球数(即ち、台番号221〜230の排出球数)の総和を計算し、この総和値を総排出球数値として、総排出球数記憶バッファB1に記憶して、S40に移行する。
そしてS40に移行すると、コイン計数機13aからコイン計数情報を受信したか否かを判断する。ここでコイン計数情報を受信していない場合には(S40:NO)、S70に移行する。
一方、コイン計数情報を受信した場合には(S40:YES)、S50にて、受信したコイン計数情報に基づいて球・コイン排出数リスト83aを更新する。即ち、受信したコイン計数情報から台番号情報を抽出して、その後に球・コイン排出数リスト83aにおいて、この台番号情報により示される台番号に対応した排出コイン数の値を10加算する。そしてS60にて、球・コイン排出数リスト83aにおける全ての排出コイン数(即ち、台番号221〜230の排出コイン数)の総和を計算し、この総和値を総排出コイン数値として、総排出コイン数記憶バッファB2に記憶して、S70に移行する。
そしてS70に移行すると、制御装置40がコイン搬送ベルト移動指令を出力したか否かを判断する。ここでコイン搬送ベルト移動指令を出力していない場合には(S70:NO)、排出数リスト更新処理を終了する。
一方、コイン搬送ベルト移動指令を出力した場合には(S70:YES)、S80にて、このコイン搬送ベルト移動指令に付与された移動数情報により示されるベルト移動数に基づいて球・コイン排出数リスト83aを更新する。即ち、球・コイン排出数リスト83aにおける排出球数を全て0にするとともに、球・コイン排出数リスト83aにおける排出コイン数の値をベルト移動数分繰り上げる。つまり、コイン用搬送ベルト21が移動すると、コイン用搬送面上にあった排出球が全て落下し、コイン用搬送面上の排出コインはベルト移動数分、金庫14に近づくという考えに基づいて、球・コイン排出数リスト83aを更新する。
例えば、ベルト移動数が「3」の場合には、図11(b)に示すように、台番号229に対応する排出コイン数(図11(b)では20)を台番号226に対応する排出コイン数に設定する。尚、或る台番号に対応する排出コイン数において、繰り上げられる排出コイン数が存在しない場合には、排出コイン数を「0」に設定する。例えば図11(b)では、台番号228〜230に対応する排出コイン数が「0」に設定される。
その後S90にて、球・コイン排出数リスト83aにおける全ての排出球数の総和を計算し、この総和値を総排出球数値として、総排出球数記憶バッファB1に記憶するとともに、球・コイン排出数リスト83aにおける全ての排出コイン数の総和を計算し、この総和値を総排出コイン数値として、総排出コイン数記憶バッファB2に記憶する。そして排出数リスト更新処理を終了する。
次に、搬送装置1のCPU81が実行するコイン用ベルト移動制御処理の手順を図7を用いて説明する。図7はコイン用ベルト移動制御処理を表すフローチャートである。尚、このコイン用ベルト移動制御処理は、CPU81が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
尚、コイン用ベルト移動制御処理において、球・コイン排出数リスト83aにおける台番号221,222,223,・・・,229,230に対応する排出球数をそれぞれ、排出球数N1(1),N1(2),N1(3),・・・,N1(9),N1(10)とする。また、球・コイン排出数リスト83aにおける台番号221,222,223,・・・,229,230に対応する排出コイン数をそれぞれ、排出コイン数N2(1),N2(2),N2(3),・・・,N2(9),N2(10)とする。
また、以下に説明するコイン用ベルト移動制御処理において用いられる第1台識別番号i,第2台識別番号j,移動数判定値k,コイン総数判定値S及びベルト移動数暫定値pは、0以上の整数値をとる変数である。
このコイン用ベルト移動制御処理が実行されると、CPU81は、まずS210にて、総排出球数記憶バッファB1に記憶された値(総排出球数値)が予め設定された所定排出球総数値(本実施形態では、例えば遊技球2000個に相当する値)より大きいか否かを判断する。
ここで、総排出球数値が所定排出球総数値以下である場合には(S210:NO)、S230に移行する。一方、総排出球数値が所定排出球総数値より大きい場合には(S210:YES)、S220にて、ベルト移動数暫定値pを予め設定された所定島内台数値(本実施形態では、台番号221〜230の10台のパチンコ機11が設置されているため、「10」と設定される)にして、S230に移行する。
そしてS230に移行すると、第1台識別番号iの値を1加算し、S240にて、第1台識別番号iの値が所定島内台数値より大きいか否かを判断する。ここで、第1台識別番号iが所定島内台数値より大きい場合には(S240:YES)、S270に移行する。
一方、第1台識別番号iが所定島内台数値以下の場合には(S240:NO)、S250にて、排出コイン数N2(i)が予め設定された所定排出コイン数値(本実施形態では、例えばコイン50枚に相当する値)であるか否かを判断する。ここで、排出コイン数N2(i)が所定排出コイン数値以下の場合には(S240:NO)、S230に移行して上述の処理を繰り返す。一方、排出コイン数N2(i)が所定排出コイン数値より大きい場合には(S250:YES)、S260にて、ベルト移動数暫定値pを1にして、S270に移行する。
そしてS270に移行すると、第1台識別番号iの値を0にして、S280にて、第2台識別番号jの値を1加算する。その後S290にて、第2台識別番号jの値が所定島内台数値より大きいか否かを判断する。ここで、第2台識別番号jが所定島内台数値より大きい場合には(S290:YES)、S360に移行する。
一方、第2台識別番号jが所定島内台数値以下の場合には(S290:NO)、S300にて、コイン総数判定値Sに排出コイン数N2(j)を加算して、S310にて、移動数判定値kが0より大きいか否かを判断する。
ここで、移動数判定値kが0である場合には(S310:NO)、S320にて、コイン総数判定値Sが予め設定された第1所定コイン総数値(本実施形態では、例えばコイン100枚に相当する値)より大きいか否かを判断する。ここで、コイン総数判定値Sが第1所定コイン総数値以下である場合には(S320:NO)、S280に移行して上述の処理を繰り返す。一方、コイン総数判定値Sが第1所定コイン総数値より大きい場合には(S320:YES)、S330にて、移動数判定値kを第2台識別番号jにする。そして、S280に移行して上述の処理を繰り返す。
またS310にて、移動数判定値kが0より大きい場合には(S310:YES)、S340にて、コイン総数判定値Sが、第1所定コイン数値より大きくなるように予め設定された第2所定コイン総数値(本実施形態では、例えばコイン200枚に相当する値)より大きいか否かを判断する。ここで、コイン総数判定値Sが第2所定コイン総数値以下である場合には(S340:NO)、S280に移行して上述の処理を繰り返す。一方、コイン総数判定値Sが第2所定コイン総数値より大きい場合には(S340:YES)、S350にて、移動数判定値kを(所定島内台数値−第2台識別番号j−1)にして、S360に移行する。
そしてS360に移行すると、第2台識別番号j,コイン総数判定値S及び移動数判定値kを0にする。その後S370にて、ベルト移動数暫定値pが0より大きいか否かを判断する。ここで、ベルト移動数暫定値pが0である場合には(S370:NO)、コイン用ベルト移動制御処理を終了する。一方、ベルト移動数暫定値pが0より大きい場合には(S370:YES)、移動数情報をベルト移動数暫定値pに設定し、この移動数情報をコイン搬送ベルト移動指令に付与する。そしてS380にて、このコイン搬送ベルト移動指令を入出力部84を介してモータ駆動回路42へ出力する。その後S390にて、ベルト移動数暫定値pを0にして、コイン用ベルト移動制御処理を終了する。
次に、搬送装置1のCPU81が実行する球用ベルト移動制御処理の手順を図8を用いて説明する。図8は球用ベルト移動制御処理を表すフローチャートである。尚、この球用ベルト移動制御処理は、CPU81が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この球用ベルト移動制御処理が実行されると、CPU81は、まずS510にて、制御装置40がコイン搬送ベルト移動指令を出力したか否かを判断する。ここで、コイン搬送ベルト移動指令を出力した場合には(S510:YES)、S520にて、移動数情報を所定島内台数値に設定し、この移動数情報を球搬送ベルト移動指令に付与する。そして、この球搬送ベルト移動指令を入出力部84を介してモータ駆動回路42へ出力する。その後、球用ベルト移動制御処理を終了する。
一方、コイン搬送ベルト移動指令を出力していない場合には(S510:NO)、球用ベルト移動制御処理を終了する。
このように構成された搬送装置1では、球排出孔52が形成されたコイン用搬送ベルト21は、このコイン用搬送面がコイン用搬送方向に向かうように移動する。また球用搬送ベルト31は、コイン用搬送ベルト21から球排出孔52を通過して落下する排出球を受け入れて、受け入れた排出球を誘導通路34まで搬送する。
このように構成された搬送装置1では、球排出孔52が形成されたコイン用搬送ベルト21は、このコイン用搬送面がコイン用搬送方向に向かうように移動する。また球用搬送ベルト31は、コイン用搬送ベルト21から球排出孔52を通過して落下する排出球を受け入れて、受け入れた排出球を誘導通路34まで搬送する。
即ち、パチンコ機11から排出された球(排出球)と、台間機13から排出された硬貨(排出コイン)は、まずコイン用搬送ベルト21に受け入れられる。そして、受け入れられた排出コインは、コイン用搬送面に受け入れられた状態で、コイン用搬送方向に向かって移動して、金庫14に回収される。一方、コイン用搬送ベルト21に受け入れられた排出球は、球排出孔52を通過してコイン用搬送ベルト21から落下する。そして、この落下した排出球は球用搬送ベルト31に受け入れられて、誘導通路34まで搬送される。更に誘導通路34に受け入れられた排出球は、揚送機15の下部へ誘導される。
このため、コイン用搬送ベルト21と球用搬送ベルト31とを、排出球の落下方向(つまり縦方向)に並べて配置することができる。つまり、コイン用搬送ベルト21と球用搬送ベルト31とを遊技機島3の島幅方向に並べて配置する必要がなくなるために、遊技機島3の島幅の増加を抑制できる。
また球排出孔52は、コイン用搬送面上での貫通孔52aの孔縁部において漏斗状に傾斜した傾斜部52bを備えている。即ち、傾斜部52b上に位置する排出球は、この漏斗状傾斜に沿って貫通孔52aに向かって移動する。このため、コイン用搬送面上の排出球がコイン用搬送ベルト21から落下し易くなる。
またコイン用搬送ベルト21は、図9(a)に示すように、コイン用搬送面が、コイン用搬送方向に向かうにつれて高くなるように傾斜した部分(以降、上昇傾斜部と称す)と、コイン用搬送方向に向かうにつれて低くなるように傾斜した部分(以降、下降傾斜部と称す)とを備える。
このため、上昇傾斜部において、コイン用搬送方向の上流側で排出コインC1に接触した状態でコイン用搬送面上に載置されている排出球P1については、排出球P1に対してコイン用搬送方向の上流側に向かって作用する力が排出球P1とコイン用搬送面との間の摩擦力より大きい場合には、排出球P1はコイン用搬送方向の上流側に向かって転がる。そして転がる排出球P1が、上流側に形成された球排出孔52に到達した場合に、この球排出孔52を通過してコイン用搬送ベルト21から落下する。
一方、上昇傾斜部において、コイン用搬送方向の下流側で排出コインC2に接触した状態でコイン用搬送面上に載置されている排出球P2については、上流側への移動がコインC2により阻止されているため、コインC2に接触した状態を維持する。
しかしながら、下降傾斜部において、コイン用搬送方向の下流側で排出コインC3に接触した状態でコイン用搬送面上に載置されている排出球P3については、排出球P3に対してコイン用搬送方向の下流側に向かって作用する力が排出球P3とコイン用搬送面との間の摩擦力より大きい場合には、排出球P3はコイン用搬送方向の下流側に向かって転がる。そして転がる排出球P3が、下流側に形成された球排出孔52に到達した場合に、この球排出孔52を通過してコイン用搬送ベルト21から落下する。
つまり、コイン用搬送面上において、排出球が、排出コインに対してコイン用搬送方向の上流側または下流側に接触することにより、その移動が阻止されている場合であっても、上昇傾斜部と下降傾斜部との両方を通過することによって、コイン用搬送面上における排出球の移動の排出コインによる阻止を解消できる。そして、排出球がコイン用搬送面上を移動することにより、排出球が球排出孔52に到達する可能性が高まる。従って、コイン用搬送面上の排出球をコイン用搬送ベルト21から落下し易くすることができる。
また球案内部材61は、図10(a)に示すように、略V字状の凹部の内側がコイン用搬送方向D1の上流側を向くように配置され、更に、球排出孔52の移動経路の直上に凹部における略V字状の頂点部が配置されるように設定されている。
このため、コイン用搬送方向の上流から搬送されてくる排出球が、球案内部材61に到達し、凹部における略V字状の直線部分に接触すると、凹部における略V字状の直線部分に沿って移動し球排出孔52まで誘導される(図中における、排出球P4及び1点鎖線の矢印を参照)。従って、コイン用搬送面上の排出球が、コイン用搬送ベルト21から落下し易くなる。
また球案内部材61は、コイン用搬送面上から突出する高さが排出コインの幅より高く且つ排出球の直径より低くなるようにして支持部62に固定された下方規制部材63によって、下方向への移動が規制されている。このため、コイン用搬送面上の排出コインは球案内部材61の直下を通過することができる。一方、コイン用搬送面上の排出球は球案内部材61により移動を阻止される。
従って、図10(a)に示すように、球排出孔52における開口部を塞いだ状態で排出コインC5がコイン用搬送面上に載置され、更にこの排出コインC5上に排出球P5が載置された状態で、この排出コインC5及び排出球P5が球案内部材61に接近する場合には、排出コインC5は球案内部材61の直下を通過するのに対して、排出球P5は球案内部材61によって移動を阻止される。これにより排出球P5は、排出コインC5上に載置された状態から、コイン用搬送面上に載置された状態となる。そして、コイン用搬送面上の排出球P5が、上流側に形成された球排出孔52に到達した場合に、この球排出孔52を通過してコイン用搬送ベルト21から落下する。
つまり、排出コイン上に排出球が載置された状態を解消することにより、排出球が球排出孔52に到達する可能性が高まる。従って、コイン用搬送面上の排出球をコイン用搬送ベルト21から落下し易くすることができる。
また、コイン用搬送面上の排出球が、球排出孔52を通過することなくコイン用搬送ベルト21から落下しない場合でも、この排出球がコイン用搬送方向へ移動し続けて金庫14に回収されてしまうという事態が発生することを抑制できる。
ところで図10(b)に示すように、排出コインC6,C7,C8がコイン用搬送面上に積み重ねられた状態で載置されており、更にコイン用搬送面上に載置されている排出球P6が、排出コインC6,C7,C8の中で最も下流側に配置されている排出コインC8にコイン用搬送方向の下流側で接触している場合には、この排出球P6がコイン用搬送方向の上流側から球案内部材61に接触すると、この排出球P6は上流側への移動が排出コインC6,C7,C8により阻止される。従って排出球P6は、排出コインC6,C7,C8がコイン用搬送方向へ移動することを阻止してしまう虞がある。
しかしながら、球案内部材61は、コイン用搬送面から球の直径より高い位置に配置された上方規制部材64によって、上方規制部材64が配置された高さまで上方向への移動が可能とされている。
このため、上流側への移動が排出コインC6,C7,C8により阻止されることにより排出球P6が球案内部材61をコイン用搬送方向に押圧すると、この押圧力により球案内部材61が上方に移動する。これによって排出球P6は球案内部材61の直下を通過することができる。つまり、排出球が排出コインにコイン用搬送方向の下流側で接触している状態で、球案内部材61に接触しても、排出コインのコイン用搬送方向への移動を阻害することを防止できる。
また、球用搬送ベルト31の球用搬送面が、球用搬送方向に向かうにつれて高くなるように傾斜している場合には、球用搬送面上の排出球が球用搬送方向とは反対の方向に移動してしまう虞がある。
しかしながら、球用搬送ベルト31の球用搬送面上には、複数のディンプル72が形成されている。従って、球用搬送方向とは反対の方向に移動する排出球がディンプル72内に進入すると、この排出球はディンプル72の内部に閉じ込められる(図9(b)参照)。即ち、球用搬送面上の排出球が球用搬送方向とは反対の方向へ移動することを阻止できる。
また、コイン用搬送ベルト21が移動すると(S510:YES)、球用搬送ベルト31が移動する(S520)。即ち、コイン用搬送ベルト21の非動作時には、球用搬送ベルト31は移動を停止している。このため、球用搬送ベルト31を常時移動させる場合よりも、球用搬送ベルト31を移動させるための電力消費を抑制できる。
また、遊技機島3内の或る台間機13についての排出コイン数N2(i)が所定排出コイン数値より大きくなると(S250:YES)、コイン用搬送ベルト21が移動する(S380)。即ち、排出コイン数N2(i)が所定排出コイン数値以下の場合は(S250:NO)、コイン用搬送ベルト21は移動を停止している。このため、コイン用搬送ベルト21を常時移動させる場合よりも、コイン用搬送ベルト21を移動させるための電力消費を抑制できる。
また、コイン総数判定値Sが第2所定コイン数値より大きくなると(S340:YES)、コイン用搬送ベルト21が移動する(S380)。即ち、搬送装置1が排出コインを搬送すべき対象としている全ての台間機13から排出される硬貨(排出コイン)の総数が第2所定コイン数値以下の場合は(S340:NO)、コイン用搬送ベルト21は移動を停止している。このため、コイン用搬送ベルト21を常時移動させる場合よりも、コイン用搬送ベルト21を移動させるための電力消費を抑制できる。
尚、コイン総数判定値Sが第2所定コイン数値より大きくなると、第1所定コイン数値に相当する数量の排出コインをコイン用搬送ベルト21上に残すように、コイン用搬送ベルト21が移動する(S350,S380)。従って、第1所定コイン数値と第2所定コイン数値を調整することにより、コイン用搬送ベルト21を移動させた前後で、コイン用搬送ベルト21上に残る排出コインの数に大きな差が生じるということを防止できる。即ち、駆動モータ22aの駆動負荷を可能な限り均一化することができる。
また、総排出球数値が所定排出球総数値より大きくなると(S210:YES)、コイン用搬送ベルト21が移動する(S380)。即ち、搬送装置1が排出球を搬送すべき対象としている全パチンコ機11から排出される球(排出球)の総数が所定排出球総数値以下の場合は(S210:NO)、コイン用搬送ベルト21は移動を停止している。このため、コイン用搬送ベルト21を常時移動させる場合よりも、コイン用搬送ベルト21を移動させるための電力消費を抑制できる。
以上説明した実施形態において、パチンコ機11は本発明における遊技機、コイン用搬送ベルト21,駆動ローラ22,従動ローラ23及び駆動モータ22aは本発明におけるコイン搬送手段、球用搬送ベルト31,駆動ローラ32,従動ローラ33及び駆動モータ32aは本発明における第1球搬送手段及び第2球搬送手段、コイン用搬送ベルト21は本発明における第1搬送ベルト、コイン用搬送面は本発明における第1搬送面、コイン用搬送方向は本発明における第1所定搬送方向、球用搬送ベルト31は本発明における第2搬送ベルト、球用搬送面は本発明における第2搬送面、球用搬送方向は本発明における第2所定搬送方向、揚送機15の下部は本発明における所定搬送位置である。
また、球案内部材61は本発明における誘導手段、フィルタ26は本発明における球阻止手段、球用ベルト移動制御処理は本発明における球搬送禁止手段である。
また、コイン計数機13aは本発明における排出コイン計数手段、球計数機12aは本発明における排出球計数手段、S250,260及びS380の処理は本発明における第1コイン搬送禁止手段、S280〜S380の処理は本発明における第2コイン搬送禁止手段、S210,S220及びS380の処理は本発明における第3コイン搬送禁止手段、所定排出コイン数値は本発明における所定コイン計数値、第2所定コイン総数値は本発明における所定コイン総数値、所定排出球総数値は本発明における所定球総数値である。
また、コイン計数機13aは本発明における排出コイン計数手段、球計数機12aは本発明における排出球計数手段、S250,260及びS380の処理は本発明における第1コイン搬送禁止手段、S280〜S380の処理は本発明における第2コイン搬送禁止手段、S210,S220及びS380の処理は本発明における第3コイン搬送禁止手段、所定排出コイン数値は本発明における所定コイン計数値、第2所定コイン総数値は本発明における所定コイン総数値、所定排出球総数値は本発明における所定球総数値である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態について図面をもとに説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
以下に本発明の第2実施形態について図面をもとに説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
図12は第2実施形態における搬送装置1の全体構成を示すブロック図、図13(a)は第2実施形態におけるフィルタ26の平面図、図13(b)は第2実施形態におけるフィルタ26の側面図、図14は加振機90の側面図、図15は、第2実施形態における搬送装置1,アウトボックス12及び台間機13の電気的構成を表すブロック図である。
第2実施形態における搬送装置1が第1実施形態の搬送装置1と異なる点は、球用搬送ベルト31,駆動ローラ32及び従動ローラ33が省略された点(図12参照)と、コイン用ベルト往路部とコイン用ベルト復路部との間において遊技機島3の長手方向一端付近から中央付近に亘って設置され、誘導通路34に向かうにつれて低くなる傾斜面が形成された回収樋36が追加された点(図12参照)と、高位置ローラ25が配置される箇所毎に、高位置ローラ25よりコイン用搬送方向下流側に配置され、コイン用搬送ベルト21を振動させる加振機90とが追加された点(図12,図14参照)と、フィルタ26の構成が変更された点(図13参照)と、駆動モータ32aが省略された点(図15参照)と、球用ベルト移動制御処理が省略されている点以外は第1実施形態と同一である。
次に第2実施形態におけるフィルタ26の構成を図13に基づいて説明する。
図13(a),図13(b)に示すようにフィルタ26は、球案内部材61と、支持部62と、上方規制部材64と、付勢バネ65と、球案内部材61による下方向の移動を規制するとともに、球案内部材61による上方向の移動を検出する下方規制部材67とから構成される。
図13(a),図13(b)に示すようにフィルタ26は、球案内部材61と、支持部62と、上方規制部材64と、付勢バネ65と、球案内部材61による下方向の移動を規制するとともに、球案内部材61による上方向の移動を検出する下方規制部材67とから構成される。
これらのうち下方規制部材67は、コイン用搬送面上から突出する高さが排出コインの幅より高く且つ排出球の直径より低くなるように配置されて支持部62を支持する本体部67aと、球案内部材61が下方規制部材67と接触している場合にはオフとなり、球案内部材61が下方規制部材67と非接触の場合にはオンとなる接触検出センサ67bとから構成される。
次に加振機90の構成を図14に基づいて説明する。
図14に示すように加振機90は、接触検出センサ67bがオンになったときに振動する振動源を備えた加振本体部91と、加振本体部91に連結され、加振本体部91において発生した振動をコイン用搬送ベルト21に伝達する振動伝達部92とから構成される。
図14に示すように加振機90は、接触検出センサ67bがオンになったときに振動する振動源を備えた加振本体部91と、加振本体部91に連結され、加振本体部91において発生した振動をコイン用搬送ベルト21に伝達する振動伝達部92とから構成される。
尚、加振本体部91の内部には、接触検出センサ67bと導線93により接続され、接触検出センサ67bがオンになると通電し、通電後は予め設定された所定振動時間(例えば、10秒間)、通電を自己保持するリレー回路(不図示)が設けられている。そして、加振本体部91は、リレー回路が通電している間、動作するように構成されている。これにより、接触検出センサ67bがオンからオフになっても、オフになってから所定振動時間の間は、振動を継続させることができる。
このように構成された搬送装置1では、回収樋36に形成された傾斜面を介して、コイン用搬送ベルト21から落下した排出球を回収して揚送機15まで搬送することができる。即ち、排出球を揚送機15まで搬送するための電力が不要となるため、電力消費を抑制できる。
また、例えば図10(b)に示すように、球案内部材61が上方に移動すると、接触検出センサ67bがオンとなり、これにより加振機90がコイン用搬送ベルト21を振動させる。従って、コイン用搬送面上で停止していた排出球が、振動によりコイン用搬送面上を移動するようになる。そして、移動する排出球が球排出孔52に到達すると、この排出球は球排出孔52を通過してコイン用搬送ベルト21から落下する。即ち、コイン用搬送面上の排出球がコイン用搬送ベルト21から落下し易くなる。
以上説明した実施形態において、回収樋36は本発明における樋、加振機90は本発明における振動手段である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば、上記実施形態においては、パチンコ機11と台間機13が遊技機島3に設置された場合における搬送装置を示した。しかし、投入されたコインを排出する装置であれば、台間機13の代わりに、どのような装置を設置してもよい。例えば、スロット機のように、遊技メダルが投入されることにより遊技客に遊技を提供する装置であってもよい。
ここで、遊技機島にパチンコ機とスロット機が併設されている場合の搬送装置201の構成を図16に基づいて説明する。
パチンコ機(不図示)とスロット機(不図示)が併設されている遊技機島203には、図16に示すように、パチンコ機とスロット機の下方に設置され、パチンコ機から排出された球とスロット機から排出されたメダルを受け止めて搬送する搬送装置201と、遊技機島203における長手方向の中央に設置され、搬送装置201により搬送された球を遊技機島203の上部へ揚送する球揚送機211と、パチンコ機の上方に設置され、球揚送機211により揚送された球を各パチンコ機へ配給する配給樋212と、搬送装置201により搬送されたメダルを遊技機島203の上部へ揚送するメダル揚送機213と、スロット機の上方に設置され、メダル揚送機213により揚送されたメダルを各スロット機へ配給する配給ベルトコンベア214と、投入口から投入された球とメダルの数を計数する球・メダル計数機215と、球・メダル計数機215において投入された球を搬送装置201へ揚送する球揚送ベルトコンベア216とが取り付けられている。
パチンコ機(不図示)とスロット機(不図示)が併設されている遊技機島203には、図16に示すように、パチンコ機とスロット機の下方に設置され、パチンコ機から排出された球とスロット機から排出されたメダルを受け止めて搬送する搬送装置201と、遊技機島203における長手方向の中央に設置され、搬送装置201により搬送された球を遊技機島203の上部へ揚送する球揚送機211と、パチンコ機の上方に設置され、球揚送機211により揚送された球を各パチンコ機へ配給する配給樋212と、搬送装置201により搬送されたメダルを遊技機島203の上部へ揚送するメダル揚送機213と、スロット機の上方に設置され、メダル揚送機213により揚送されたメダルを各スロット機へ配給する配給ベルトコンベア214と、投入口から投入された球とメダルの数を計数する球・メダル計数機215と、球・メダル計数機215において投入された球を搬送装置201へ揚送する球揚送ベルトコンベア216とが取り付けられている。
このうち搬送装置201は、第1実施形態と同一の構成を有するコイン用搬送ベルト21と、コイン用搬送ベルト21を移動させるための駆動ローラ222及び従動ローラ223と、第1実施形態と同一の構成を有する球用搬送ベルト31,駆動ローラ32及び従動ローラ33と、球用搬送ベルト31により搬送された排出球を球揚送機211まで誘導する誘導通路234と、搬送装置201全体の動作を制御する制御装置(不図示)と、駆動ローラ222を駆動する駆動モータ(不図示)と、駆動ローラ32を駆動する駆動モータとから構成される。
このうちコイン用搬送ベルト21は、パチンコ機とスロット機の下方に設置され、遊技機島203の長手方向一端付近から中央付近に亘って、駆動ローラ222と従動ローラ223とにより無端状に架け渡される。これによりコイン用搬送ベルト21では、駆動ローラ222の回動(図1中では反時計回り)により、コイン用搬送ベルト21における駆動ローラ222及び従動ローラ223を挟んだ上側部分(コイン用ベルト往路部)が図16中右から左方向へ移動し、下側部分(コイン用ベルト復路部)が図16中左から右方向へ移動する。
このように構成された搬送装置201では、球排出孔52が形成されたコイン用搬送ベルト21は、このコイン用搬送面がコイン用搬送方向に向かうように移動する。また球用搬送ベルト31は、コイン用搬送ベルト21から球排出孔52を通過して落下する排出球を受け入れて、受け入れた排出球を誘導通路234まで搬送する。
即ち、パチンコ機から排出された球と、スロット機から排出されたメダルは、まずコイン用搬送ベルト21に受け入れられる。そして、受け入れられたメダルは、コイン用搬送面に受け入れられた状態で、コイン用搬送方向に向かって移動して、メダル揚送機213まで搬送される。一方、コイン用搬送ベルト21に受け入れられた球は、球排出孔52を通過してコイン用搬送ベルト21から落下する。そして、この落下した球は球用搬送ベルト31に受け入れられて、誘導通路234まで搬送される。更に誘導通路234に受け入れられた球は、球揚送機211へ誘導される。
このため、コイン用搬送ベルト21と球用搬送ベルト31とを、球の落下方向(つまり縦方向)に並べて配置することができる。つまり、コイン用搬送ベルト21と球用搬送ベルト31とを遊技機島203の島幅方向に並べて配置する必要がなくなるために、遊技機島203の島幅の増加を抑制できる。
また上記第2実施形態において、加振機90はリレーを備え、接触検出センサ67bがオンになった後、所定振動時間内通電させることにより、振動を継続させるものを示した。しかし、加振機90が、CPUを有する制御装置(例えば、マイクロコンピュータ等)を備え、接触検出センサ67bがオンになると所定振動時間振動させるように加振機90を制御するプログラムを制御装置に実行させるように構成してもよい。
1…搬送装置、3…遊技機島、11…パチンコ機、12…アウトボックス、12a…球計数機、13…台間機、13a…コイン計数機、14…金庫、15…揚送機、16…配給樋、21…コイン用搬送ベルト、22…駆動ローラ、22a…駆動モータ、23…従動ローラ、24…低位置ローラ、25…高位置ローラ、26…フィルタ、31…球用搬送ベルト、32…駆動ローラ、32a…駆動モータ、33…従動ローラ、34…誘導通路、36…回収樋、40…制御装置、41…制御部、42…モータ駆動回路、43…通信部、51…ベルト本体、52…球排出孔、52a…貫通孔、52b…傾斜部、53…遮蔽凸部、54…補強ワイヤ、61…球案内部材、62…支持部、63…下方規制部材、64…上方規制部材、65…付勢バネ、67…下方規制部材、67a…本体部、67b…接触検出センサ、71…ベルト本体、72…ディンプル、73…遮蔽凸部、74…補強ワイヤ、81…CPU、82…ROM、83…RAM、83a…球・コイン排出数リスト、84…入出力部、85…バス、90…加振機、91…加振本体部、92…振動伝達部、93…導線、201…搬送装置、203…遊技機島、211…球揚送機、212…配給樋、213…メダル揚送機、214…配給ベルトコンベア、215…球・メダル計数機、216…球揚送ベルトコンベア、222…駆動ローラ、223…従動ローラ、234…誘導通路。
Claims (12)
- 遊技媒体である遊技球が投入されることにより遊技客に遊技を提供する遊技機と、遊技媒体であるコインが投入されることにより遊技客に遊技を提供するスロット機または金員であるコインが投入されることにより遊技媒体を貸し出す台間機とが配置された遊技機島に設置され、前記遊技機から排出される遊技球である排出球と、前記スロット機または前記台間機から排出されるコインである排出コインとを搬送する遊技機島用コイン・遊技球搬送装置であって、
前記排出球及び前記排出コインを受け入れて搬送する第1搬送ベルトを有し、この第1搬送ベルトの、前記排出球及び前記排出コインを受け入れる側の面を第1搬送面とし、この第1搬送面上に、前記排出球が通過可能であるとともに前記排出コインが通過不能となる貫通孔である球排出孔が形成され、この第1搬送面を、前記排出コインを回収するために設定された第1所定搬送方向に向かって移動させるコイン搬送手段と、
前記第1搬送ベルトから前記球排出孔を通過して落下する排出球を受け入れて、受け入れた排出球を回収するために設定された所定搬送位置まで搬送する第1球搬送手段と、
を備えることを特徴とする遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記第1搬送面上において、前記球排出孔の孔縁部には、漏斗状の傾斜が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記第1搬送ベルトは、
前記第1搬送面が、前記第1所定搬送方向に向かうにつれて高くなるように傾斜した部分と、前記第1所定搬送方向に向かうにつれて低くなるように傾斜した部分とを備えるように設置される、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記第1搬送面上にある前記排出球を前記球排出孔に誘導する誘導手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記第1搬送ベルトを振動させる振動手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記第1搬送面から、前記排出コインの幅より高く且つ前記排出球の直径より低い位置に配置され、前記第1搬送面上にある前記排出コインの前記第1所定搬送方向への移動を許可し、且つ前記第1搬送面上にある前記排出球の前記第1所定搬送方向への移動を阻止する球阻止手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記第1球搬送手段は、
前記排出球を受け入れて搬送する第2搬送ベルトを有し、この第2搬送ベルトの、前記排出球を受け入れる側の面を第2搬送面とし、この第2搬送面上の前記排出球が前記所定搬送位置に到達するように設定された第2所定搬送方向に向かって前記第2搬送面を移動させる第2球搬送手段である、
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記コイン搬送手段の非動作時には、前記第2球搬送手段の動作を禁止する球搬送禁止手段を備える、
ことを特徴とする請求項7に記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記第1球搬送手段は、
前記所定搬送位置に向かうにつれて低くなる傾斜面が形成された樋である、
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記スロット機または前記台間機毎に当該スロット機または当該台間機から排出される排出コインの数を計数する排出コイン計数手段と、
前記排出コイン計数手段による計数結果に基づき、前記スロット機または前記台間機から排出される排出コインの数が予め設定された所定コイン計数値未満である場合には、前記コイン搬送手段の動作を禁止する第1コイン搬送禁止手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記スロット機または前記台間機毎に当該スロット機または当該台間機から排出される排出コインの数を計数する排出コイン計数手段と、
前記排出コイン計数手段による計数結果に基づき、当該遊技機島に設置された全ての前記スロット機または前記台間機から排出される排出コインの総数が予め設定された所定コイン総数値未満である場合には、前記コイン搬送手段の動作を禁止する第2コイン搬送禁止手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。 - 前記遊技機毎に当該遊技機から排出される排出球の数を計数する排出球計数手段と、
前記排出球計数手段による計数結果に基づき、当該遊技機島に設置された全ての前記遊技機から排出される排出球の総数が予め設定された所定球総数値未満である場合には、前記コイン搬送手段の動作を禁止する第3コイン搬送禁止手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項11の何れかに記載の遊技機島用コイン・遊技球搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005244626A JP2007054395A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 遊技機島用コイン・遊技球搬送装置 |
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