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JP2007042338A - 照明装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

照明装置、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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JP2007042338A JP2005223171A JP2005223171A JP2007042338A JP 2007042338 A JP2007042338 A JP 2007042338A JP 2005223171 A JP2005223171 A JP 2005223171A JP 2005223171 A JP2005223171 A JP 2005223171A JP 2007042338 A JP2007042338 A JP 2007042338A
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豊博 酒井
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Abstract

【課題】 薄型化及び狭額縁化を図ると共に、放熱性に優れた照明装置を提供する
【解決手段】 照明装置は、導光板と、複数の光源と、金枠より構成される。複数の光源としては、LEDが用いられる。金枠は、導光板を収納するためのものであり、その端面には複数の光源を差し込むための複数の差込口が設けられている。複数の光源は、外部より複数の差込口に差し込まれている。このように複数の光源を外部より差し込む構造をとることにより、照明装置全体の狭額縁化を図ることができ、さらに導光板の厚さも薄型化することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、狭額縁化及び薄型化が可能な照明装置に関する。
液晶表示装置においては、透過表示を行うために液晶表示パネルの背面側にバックライトが設けられる。一般的には、バックライトは、LED(Light Emitting Diode)などの光源と、光源からの光を平面状の光として液晶表示パネルの背面に照射する導光板などを備えた照明装置として構成される。このようなバックライトの方式としては、導光板の端面に光源を備えた「エッジライト方式」と呼ばれる方式が主流である。
バックライトの中でも、車載用のバックライトは、携帯用のバックライトと比較して大きなものであり、高い輝度が要求される。しかし、既存の携帯用のバックライトの光源として用いられるLEDは、その光量が小さく、信頼性の面でも不安がある。そのため、このようなLEDを、車載用のバックライトの光源として用いるのは適当でない。このような理由から、車載用のバックライトの光源のLEDとしては、投入電流を大きくすることができ、それにより高い輝度を発光することのできるパワーLED(以下、LEDといえば、このパワーLEDを示す)が用いられる。
しかしながら、この投入電流を大きくすると、それに比例して、LEDにおけるジャンクション温度が上昇し、LEDの特性の変化や信頼性の低下が引き起こされる。従って、このジャンクション温度を下げるために、LEDに発生した熱を放熱する構造を、バックライトに設ける必要がある。
なお、特許文献1では、エッジライト方式ではなく、導光板の直下にLEDを分散して配置することで、エッジライト方式で発生していた局所的な温度上昇を防いでいる。
特開2002−298629号公報
エッジライト方式で、LEDに発生した熱を放熱するためには、LEDをアルミニウムなどの金属基板に実装し、放熱する必要があるが、金属基板を用いると、金属基板に形成されたLEDの配線パターンを保護する必要があるために、必然的に金属基板の外形は大きくなる。そのため、金属基板を金枠に収納する場合、金枠自体が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、薄型化及び狭額縁化を図ると共に、放熱性に優れた照明装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、照明装置は、光源と、導光板と、導光板を収納し、端面に前記光源を差し込むための差込口が設けられている金枠と、を備え、前記光源は、前記差込口に差し込まれている。
上記の照明装置は、光源と、導光板と、金枠より構成される。前記光源としては、LEDが用いられる。前記金枠は、前記導光板を収納するためのものであり、その端面には前記光源を差し込むための差込口が設けられている。前記光源は、前記差込口に差し込まれている。このように、前記光源を金枠の外部より差し込む構造をとることにより、照明装置全体の狭額縁化を図ることができ、さらに導光板の厚さも薄型化することができる。
上記の照明装置の一態様では、前記光源は、前記差込口より着脱可能とされる。このようにすることで、前記光源に何らかの障害が発生した場合でも、前記照明装置より、前記光源のみを交換することが可能となる。
上記の照明装置の一態様では、前記光源は、金属基板上に実装される。このようにすることで、前記光源に発生した熱を、金属基板によって放熱することができる。
上記の照明装置の他の一態様では、前記金属基板は、絶縁性及び熱伝導性を有する粘着シートによって、前記金枠と密着して接着される。このようにすることで、前記光源で発生した熱は、前記金属基板より前記金枠へと伝わり、前記金枠に伝わった熱は外部へ放熱される。つまり、本発明の照明装置では、前記光源で発生した熱を、照明装置全体で外部へ放熱することができる。
上記の照明装置の他の一態様では、前記金枠には、枠状の平面形状を有する蓋板が取り付けられる。蓋板は、前記導光板を前記金枠に固定するためのものである。前記蓋板は、前記金枠に取り付けられているため、光源に発生した熱を、前記蓋板によって放熱することができる。
上記の照明装置の他の一態様では、前記差込口の間における前記金枠の縁の平面形状は、略三角形状に形成され、前記蓋板は、前記略三角形状に形成された前記金枠の縁に対して固定されてなる。これにより、照明装置全体の大きさを変えることなく、また、照明装置内における光の経路に影響を与えることなく、金枠に蓋板を固定することができる。
上記の照明装置の好適な実施例では、前記差込口の間における前記金枠の縁の平面形状は、略三角形状に形成され、前記略三角形状に形成された前記金枠の縁は、その中心部にネジ穴を有し、前記ネジ穴を通して、ネジが前記金枠の底面より前記蓋板まで貫入されることにより、前記蓋板が前記金枠に取り付けられる。
上記の照明装置の好適な実施例では、前記差込口の間における前記金枠の縁は、その平面形状が略三角形状に形成されると共に凹部が設けられ、前記蓋板は、前記金枠の縁に対応する部分に凸部が設けられ、前記金枠の凹部が、前記蓋板の凸部と嵌め合わされてなる。
上記の照明装置の他の一態様では、前記蓋板は、前記金枠及び前記光源を覆う冠形状に形成され、前記金属基板及び前記金枠は、前記蓋板によって被される。これにより、前記光源で発生した熱を、前記蓋板に直接伝えることができ、放熱効率を高めることができる。
上記の照明装置の他の一態様では、前記金枠は、その両端に前記差込口が設けられている。これにより、両端の差込口に対して、着脱可能な前記光源を差し込むことができる。
本発明の他の観点では、表示パネルと、表示パネルのバックライトとして用いられる照明装置とを有する電気光学装置を構成することができる。ここで、電気光学装置は、例えば、液晶表示装置である。前記照明装置として、本発明の照明装置を用いることができる。
本発明のさらなる他の観点では、上記の液晶表示装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を液晶表示装置に適用したものである。
[液晶表示装置の構成]
まず、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の構成について図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置100の断面構成を示す断面図である。図1において、液晶表示装置100は、液晶表示パネル10と、液晶表示パネル10のバックライトとして機能する照明装置30より構成される。
まず、液晶表示パネル10について説明する。液晶表示パネル10は、ガラスなどの上側基板1及び下側基板2を、シール材3を介して貼り合わせてセル構造を形成し、その内部に液晶層4を封入して構成される。さらに、液晶表示パネル10には、他にも、例えばブラックマトリクス、カラーフィルタ、電極その他の多くの構成要素がマトリクス状(格子状)又はストライプ状(線状)に形成されている。これらの構成要素は、通常矩形の液晶表示パネル10の4辺に略並行に形成されている。なお、本実施形態に係る液晶表示装置100では、液晶表示パネル10の構成は特定のものに限定されない。
次に、照明装置30について説明する。照明装置30は、主に光源部20、導光板11より構成される。導光板11は、アクリル樹脂などの透明樹脂から構成され、矩形の平面形状を有している。光源部20は、導光板11の一端の端面11cに設置される。光源部20は、主に、照明装置30の光源たる複数のLED(Light Emitting Diode)15と、LED15の回路が実装された金属基板14より構成される。LED15としては、薄いトップビュータイプのパワーLEDが用いられる。
LED15は、光Lを出射し、出射された光Lは、端面11cより導光板11の内部に入射する。導光板11は、図1に示すように、LED15から出射された光が入射する端面(以下、入光端面と称す)11cから遠ざかるにつれて板厚が減少していく楔形の断面形状を有している。入光端面11cから導光板11の内部に入射した光Lは、導光板10の反射面11bと出光面11aとで反射を繰り返す。そして、光Lは、出光面11aと光Lのなす角が臨界角を超えると、出光面11aを透過して外部へ出光する。出光面11aより出光した光Lは、液晶表示パネル10を透過する。このとき、液晶層4の配向制御を行うことにより、所望の表示画像が観察者によって視認される。
(照明装置の構成)
次に、照明装置30の具体的な構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る照明装置30の斜視図である。図2に示すように、導光板11は、アルミニウムなどの金属で形成された箱形状の容器たる金枠12に収納される。導光板11が金枠12に収納された後、金枠12の蓋の機能を果たす蓋板13が、金枠12に取り付けられる。蓋板13の平面形状は、導光板11より液晶表示パネル10に向けて光Lを出光させるために、枠形状とされる。蓋板13を金枠12に取り付けることにより、導光板11は金枠12に固定される。蓋板13の材料としては、プラスティックやアルミニウムなどの金属が用いられる。
金枠12には、その端面に複数の差込口12aが設けられている。一つの差込口12aの大きさは、一つのLED15を差し込むことのできる大きさとされる。金枠12の外部より、複数のLED15をそれぞれ、複数の差込口12aに差し込むことによって、光源部20が、金枠12の端面に取り付けられる。図2に示すように、光源部20が金枠12の端面に取り付けられることで、LED15の光の出射口は、金枠12の内部において、導光板11の入光端面11cに向けられることとなる。
LED15は、差込口12aに対し、着脱可能とされているため、光源部20は、金枠12から取り外すこともできる。従って、光源部20に何らかの障害が発生した場合であっても、照明装置30より光源部20のみを取り外して交換することが可能となる。また、車載で使用される照明装置の大きさは、ある程度決まった大きさとなっているため、光源部20を、このように独立したモジュールとすることで、複数の種類の照明装置で利用することができる。さらに、バックライトメーカーより、LEDを単体で購入することができるので、コストを削減することができる。
次に、本実施形態に係る照明装置30の大きさについて、一般的な照明装置の大きさと比較しつつ述べる。
図3(a)は、本実施形態に係る照明装置30の断面図を示している。図3(b)は、一般的な照明装置30aの断面図を示している。図4は、本実施形態に係る照明装置30における光源部20の拡大図を示している。
後に詳しく述べるが、図4に示すように、LED15は、粘着シート16によって金属基板14と接着される。金属基板14は、予め、LED15の回路パターンが表面上に形成された板金から、その回路パターンが表面上に形成された部分を切り出すことによって形成される。このとき、その表面上に形成されたLED15の回路パターンを潰さないように保護する必要がある。そのため、LED15が取り付けられた金属基板14の外形の大きさPhは、LED15の大きさLhよりも大きく形成される。
一般的な照明装置30aは、図3(b)に示すように、光源部20が導光板11と共に金枠12に収納された構造を有している。そのため、一般的な照明装置30aでは、金属基板14の外形の大きさに合わせて、金枠12を形成する必要がある。
一方、本実施形態に係る照明装置30は、図3(a)に示すように、LED15が金枠12の差込口12aより挿入された構造を有している。従って、図4の光源部20の拡大図に示すように、LED15の厚さLdは、LED15が金枠12の差込口12aより挿入されることで金枠12の縁の厚さd1を吸収することができる。また、金属基板14の外形の大きさPhは、金枠12の外部より金属基板14が取り付けられることで金枠12の底面の厚さd2を吸収することができる。
ここで、一般的な照明装置30a及び本実施形態に係る照明装置30に対し、両者とも同じ金属基板14及びLED15を用いた場合における、具体的な寸法の比較例を示す。図3(b)に示すように、一般的な照明装置30aにおける端面、即ち金枠12の端面から導光板11の入光端面11cまでの長さが、約3.0mmとなる場合、図3(a)に示す本実施形態に係る照明装置30における端面、即ち金属基板14から導光板11の入光端面11cまでの長さは、LED15の厚さLdが金枠12の縁の厚さd1を吸収することにより、約2.0mmとなる。また、図3(b)に示すように、一般的な照明装置30aにおける金枠12の底面からLED15までの高さが、約1.5mmとなる場合には、図3(a)に示す本実施形態に係る照明装置30における金枠12の底面よりLED15までの高さは、金属基板14の外形の大きさPhが金枠12の底面の厚さd2を吸収することにより、約0.5mmとなる。従って、本実施形態に係る照明装置30では、外部よりLED15を差し込む構造とすることにより、一般的な照明装置と比較して、その照明装置全体の厚みや額縁の大きさを小さくすることができ、照明装置30全体の狭額縁化を図ることができる。また、本実施形態に係る照明装置30では、図3(b)に示すように、一般的な照明装置と比較して、LED15の位置が低い位置となる、即ち、LED15の位置が金枠12の底面に近い位置となるので、その分、導光板11も薄くすることが可能となる。
また、本実施形態に係る照明装置30では、金属基板14やLED15と共に導光板11を収納する一般的な照明装置30aと異なり、金枠12に導光板11のみを収納する構造となっている。従って、金枠12は、導光板11の大きさに合わせて、形成されることとなるので、導光板11は、金枠12に収納されると、安定に固定されることとなる。
次に、光源部20の詳細な構造について、図4を用いて具体的に述べる。先にも述べたように、光源部20は、主に、複数のLED15と、金属基板14より構成される。金属基板14の一方の基板面14aには、LED15の配線回路が実装されている。
高輝度の光をLED15より出光させるには、LED15に流す投入電流を大きくする必要がある。しかし、先に述べたように、LED15に流す投入電流を大きくすると、それに比例して、LED15におけるジャンクション温度が上昇し、特性の変化や信頼性の低下が引き起こされる。従って、このジャンクション温度を下げるため、照明装置30には、LED15に発生した熱を放熱する構造を設ける必要がある。
本実施形態に係る照明装置30では、金属基板14は、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属により形成されている。金属基板14の一方の基板面14aには、電気を絶縁し、かつ熱伝導率の高い粘着シート16が貼付されている。LED15は、粘着シート16によって、金属基板14と密着して接着される。また、金属基板14は、粘着シート16によって、金枠12と密着して接着される。粘着シート16に絶縁性が必要とされる理由は、金属基板14の一方の基板面14aには、LED15の回路パターンが形成されているため、金属基板14と金枠12の間を電気的に絶縁する必要があるからである。図4には、このようにして構成された照明装置30におけるLED15に発生した熱の流れを破線矢印で示している。LED15に発生した熱は、粘着シート16を介して、LED15から金属基板14へと伝わり、さらに金属基板14から金枠12へと伝わる。また、LED15は、差込口12aで、金枠12と直接接しているので、LED15に発生した熱は、LED15と金枠12が互いに接している部分からも金枠12へと伝わる。さらに、金枠12は、図2で示したように、蓋板13が取り付けられるので、蓋板13とも接触する。従って、金枠12へと伝わった熱は、蓋板13にも伝わる。金属基板14、金枠12、蓋板13は、外気と接しているため、金属基板14、金枠12、蓋板13へと伝わった熱は、照明装置30の外部へと放熱される。従って、蓋板13の材料としては、プラスティックよりもアルミニウムなどの金属の方が、熱伝導率が高いので望ましい。このように、本実施形態に係る照明装置30は、金属基板14、金枠12、蓋板13で、即ち照明装置30の表面全体で、LED15に発生した熱を放熱することができる。
(金枠に蓋板を取り付ける方法)
次に、導光板11が収納された金枠12に蓋板13を固定する方法について詳しく述べる。金枠12に蓋板13を固定する方法としては、当然のことながら、接着や溶着といった一般的な方法も考えられるが、ここでは、導光板11、金枠12及び蓋板13の再利用性を考慮し、金枠12に蓋板13をネジで取り付けて固定する方法について述べる。
金枠12に対し蓋板13を固定する一般的な方法としては、金枠12の縁にネジ穴を設け、設けられたネジ穴にネジを貫入して、蓋板13を固定する方法が考えられるが、この場合、金枠12の縁の厚さとしては、一定の厚さが要求される。一定の厚さがなければ、ネジを通したときに、金枠12に亀裂が生じてしまい、最悪の場合、この亀裂によって、蓋板13の脱落が引き起こされてしまうからである。しかしながら、金枠12の縁の厚さを厚くすることは、照明装置30全体の小型化、軽量化を図る観点からすると好ましくない。
図5(a)、(b)は、照明装置30の平面図を示している。ここで、図中の一点鎖線は、LED15より出光した光Lが拡散する方向を示している。なお、説明の便宜のため、導光板11の図示を省略している。図5(a)に示すように、LED15から出光された光Lは、直ぐに拡散することはない。そのため、複数のLED15の間、即ち、金枠12の複数の差込口12aの間には、光のムラが生じ、いわゆるホットスポット現象と呼ばれる影Baが発生する。そこで、本実施形態に係る照明装置30では、このホットスポット現象により生じた影Baの部分を利用して、蓋板13を固定するためのネジ穴を形成することとする。具体的には、図5(b)に示すように、金枠12における複数の差込口12aの間の金枠12の縁の厚さを厚くし、さらに、その縁の部分の平面形状を略三角形状に形成する。複数の差込口12aの間における金枠12の縁の平面形状を略三角形状としたのは、ホットスポット現象により生じる影Baの部分の形状に合わせたからである。略三角形状に形成された複数の差込口12aの間における金枠12の縁の中心部には、金枠12の底面まで貫くネジ穴17が形成される。
図6は、金枠12に蓋板13を固定するときの模式図である。図6では、説明の便宜のため、導光板11、光源部20の図示を省略している。図6に示すように、金枠12に蓋板13を載置した後、ネジ18を金枠12の底面よりネジ穴17に差し込んで、蓋板13まで貫入する。このように、略三角形状に形成された金枠12の縁に対し、蓋板13を固定することで、照明装置30全体の大きさを変えることなく、また、照明装置30内における光Lの経路に影響を与えることなく、金枠12に蓋板13を固定することができる。
また、金枠12に蓋板13をネジで取り付ける方法の代わりに、平面形状が略三角形状に形成された金枠12の縁の部分に凹部を設け、金枠12の縁の部分に対応する蓋板13の部分に凸部を設け、金枠12の凹部を蓋板13の凸部に嵌め合わせることとしてもよい。
さらに、金枠12に蓋板13を取り付ける方法としては、上述した方法には限られない。上述した方法の代わりに、蓋板13を冠形状に形成して、金枠12及び光源部20を丸ごと蓋板13で被せるとしてもよい。図7に、冠形状の蓋板13を金枠12に取り付けるときの模式図を示し、図8に、冠形状の蓋板13を金枠12に取り付けたときにおける照明装置30の断面図を示す。図7及び図8に示すように、この場合、光源部20が取り付けられた状態の金枠12に、蓋板13を被せることとする。これにより、金属基板14の基板面14aに対して反対側の基板面14bは、蓋板13に接することとなる。これにより、LED15で発生した熱を、金属基板14の基板面14bを通して、蓋板13へ伝えることができ、蓋板13で放熱することができる。これにより、照明装置30全体の放熱効率をより高めることができる。
[変形例]
上述した本実施形態に係る照明装置30において、導光板11としては、いわゆる楔形の断面形状を有する導光板を用いるとしている。しかしながら、導光板11としては、楔形の断面形状を有する導光板に限られず、代わりに、矩形の断面形状を有する導光板を用いるとすることもできるのは言うまでもない。
また、光源部20を取り付ける差込口12aは、金枠12の一端面に形成されるとしたが、これに限られるものではない。図9は、金枠の両端面に差込口を設けたときの模式図である。図9に示すように、差込口12aは、金枠12の一端面だけでなく、金枠12の両端面に設けることとしてもよい。これにより、金枠12の両端面に設けられた差込口12aに、着脱可能な光源部20を取り付けることができる。
[電子機器]
次に、本実施形態に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器の具体例について図10を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る液晶表示装置100を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図10(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る電気光学装置100を適用した表示部713とを備えている。
続いて、本実施形態に係る液晶表示装置100を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図10(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本実施形態に係る液晶表示装置100を適用した表示部724を備える。
なお、本実施形態に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器としては、図10(a)に示したパーソナルコンピュータや図10(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
本実施形態に係る電気光学装置の構成を示す断面図である。 本実施形態に係る照明装置の斜視図である。 本実施形態に係る照明装置及び一般的な照明装置の断面図を示している。 本実施形態に係る照明装置における光源の拡大図を示している。 本実施形態に係る照明装置の平面図を示している。 金枠に蓋板を固定したときの照明装置の模式図である。 冠形状の蓋板を取り付けたときの照明装置の模式図である。 図7における照明装置の断面図である。 金枠の両端面に差込口を設けたときの模式図である。 本実施形態の液晶表示装置を適用した電子機器の例を示す図である。
符号の説明
11 導光板、 12 金枠、 13 蓋板、 14 金属基板、 15 LED、 20 光源部、 30 照明装置、 100 液晶表示装置

Claims (12)

  1. 光源と、
    導光板と、
    前記導光板を収納し、端面に前記光源を差し込むための差込口が設けられている金枠と、を備え、
    前記光源は、前記差込口に差し込まれていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記光源は、前記差込口より着脱可能とされることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源は、金属基板上に実装されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記金属基板は、絶縁性及び熱伝導性を有する粘着シートによって、前記金枠と密着して接着されることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記金枠には、枠状の平面形状を有する蓋板が取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記差込口の間における前記金枠の縁の平面形状は、略三角形状に形成され、
    前記蓋板は、前記略三角形状に形成された前記金枠の縁に対して固定されてなることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記差込口の間における前記金枠の縁の平面形状は、略三角形状に形成され、
    前記略三角形状に形成された前記金枠の縁は、その中心部にネジ穴を有し、
    前記ネジ穴を通して、ネジが前記金枠の底面より前記蓋板まで貫入されることにより、前記蓋板が前記金枠に取り付けられることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  8. 前記差込口の間における前記金枠の縁は、その平面形状が略三角形状に形成されると共に凹部が設けられ、
    前記蓋板は、前記金枠の縁に対応する部分に凸部が設けられ、
    前記金枠の凹部が、前記蓋板の凸部と嵌め合わされてなることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  9. 前記蓋板は、前記金枠及び前記光源を覆う冠形状に形成され、
    前記金属基板及び前記金枠は、前記蓋板によって被されることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  10. 前記金枠は、その両端に前記差込口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の照明装置。
  11. 表示パネルと、
    表示パネルのバックライトとして用いられる請求項1乃至10のいずれか一項に記載の照明装置と、を有する電気光学装置。
  12. 請求項11に記載の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器。
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