JP2007041440A - マイクロカプセル内包カプセル、マイクロカプセル内包カプセル含有組成物、マイクロカプセル内包カプセルの製造方法、および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発色成分Aを内包するカプセルと、該カプセル外に、該発色成分Aと反応して発色させる部位を有する発色成分Bと、光重合性組成物とを少なくとも含有し、更にこれらが同一カプセル中に内包されているマイクロカプセル内包カプセル。このカプセルは、中心波長λ1 の光に感光する第1のマイクロカプセル内包カプセル、中心波長λ2 の光に感光し第1の記録層と異なる色に発色する第2のマイクロカプセル内包カプセル、・・・、中心波長λi の光に感光し第1、第2、・・・、及び第i−1のマイクロカプセル内包カプセルと異なる色に発色する第iのマイクロカプセル内包カプセルを含む構成によってカラー画像形成が容易である。
【選択図】図2
Description
<1> 少なくとも(1)発色成分Aを内包するマイクロカプセルと、(2)発色成分B及び(3)光重合性組成物とを内包するマイクロカプセルであって、該発色成分Aは、発色成分Bと反応して発色する化合物であって、該発色成分Bは発色成分Aと反応して発色させる部位を有する化合物であり、前記(2)発色成分B及び(3)光重合性組成物が(1)マイクロカプセルの外に存在するように同一カプセル中に内包されていることを特徴とするマイクロカプセル内包カプセルである。
<2> 光重合性組成物が重合性基を有する重合可能な化合物と光重合開始剤を少なくとも含有することを特徴とする前記<1>に記載のマイクロカプセル内包カプセルである。
<3> 少なくとも(1)発色成分Aを内包するマイクロカプセル、及び(2)発色成分Bを内包するマイクロカプセルと有し、該発色成分Aは、発色成分Bと反応して発色する化合物であり、該発色成分Bは発色成分Aと反応して発色させる部位を有し、かつ重合性基を有する重合可能な化合物であり、(2)カプセルが(1)カプセルの外に存在するように同一カプセル中に内包されていることを特徴とするマイクロカプセル内包カプセルである。
<5> 重合性基を有する重合可能な化合物が、同一分子内に前記発色成分Aと発色成分Bとの反応を抑制する部位を有する発色抑制化合物である前記<2>に記載のマイクロカプセル内包カプセルである。
<6> 重合性基を有する重合可能な化合物がエチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物であり、光重合開始剤が光ラジカル発生剤であることを特徴とする前記<2>又は<4>に記載のマイクロカプセル内包カプセルである。
<7> 発色成分Aを内包するマイクロカプセルが熱応答性マイクロカプセルであることを特徴とする前記<1>〜<6>のいずれかに記載のマイクロカプセル内包カプセル。
<8> マイクロカプセル内包カプセルのカプセル壁が酸素バリヤ性のカプセル壁であることを特徴とする前記<1>〜<6>のいずれかに記載のマイクロカプセル内包カプセルである。
<9> マイクロカプセル内包カプセルの粒子径が10μm以下のマイクロカプセルであることを特徴とする前記<1>〜<8>のいずれかに記載のマイクロカプセル内包カプセルである。
<11> 前記<1>〜<9>のいずれかに記載の、発色成分Aが発色成分Bと反応した際に、異なる色相に発色する少なくとも2種以上のマイクロカプセル内包カプセルを含むマイクロカプセル内包カプセル混合物、またはマイクロカプセル内包カプセル含有組成物である。
<12> 中心波長λ1 の光に感光する第1のマイクロカプセル内包カプセル、中心波長λ2 の光に感光し第1の記録層と異なる色に発色する第2のマイクロカプセル内包カプセル、・・・、中心波長λi の光に感光し第1、第2、・・・、及び第i−1のマイクロカプセル内包カプセルと異なる色に発色する第iのマイクロカプセル内包カプセルを含むことを特徴とする前記<11>に記載のマイクロカプセル内包カプセル混合物、またはマイクロカプセル内包カプセル含有組成物である。
<13> 支持体上に、前記<1>〜<12>のいずれかに記載のマイクロカプセル内包カプセル又はマイクロカプセル内包カプセル含有組成物を少なくとも含むことを特徴とする感光性転写シートである。
<15> 発色成分Aのマイクロカプセルの分散物と発色成分B及び光重合性組成物の分散物を混合し、これらを不溶化反応法でカプセル化を行う前記<1>〜<9>のいずれかに記載のマイクロカプセル内包カプセルの製造方法である。
<16> 発色成分Aのマイクロカプセルの分散物と発色成分B及び光重合性組成物の分散物を混合し、これらをノズルから滴下又は膜乳化法で不溶化反応法カプセルを作製する前記<15>に記載のマイクロカプセル内包カプセルの製造方法である。
<18> 前記<13>に記載の感光性転写シートを受像シートに接触させ、少なくともその一部を転写させる工程、画像様に露光する工程、加熱により現像する工程を少なくとも含む画像形成方法である。
<19> 前記<13>に記載の感光性転写シートを画像様に露光する工程、加熱により現像する工程、受像シートに接触させ、少なくともその一部を転写させる工程を少なくとも含む画像形成方法である。
<20> 少なくとも前記<1>〜<12>のいずれかに記載のマイクロカプセル内包カプセル又はマイクロカプセル内包カプセル含有組成物を含む分散液を仮支持体上に塗布する工程、画像様に露光する工程、加熱により現像する工程、仮支持体を受像シートに接触させ、少なくともその一部を転写させる工程を少なくとも含む画像形成方法である。
本発明のマイクロカプセル内包カプセルは、発色成分Aを内包するマイクロカプセルと、該マイクロカプセル外に、該発色成分Aと反応して発色させる部位を有する発色成分Bと、光重合性組成物とを少なくとも含有し、更にこれらが同一カプセル中に内包されていることを特徴とする。
前記感光感熱記録層における発色成分A及び発色成分Aと反応して発色させる成分Bとの組み合わせとしては以下のようなものが挙げられる。
(ア)電子供与性染料前駆体と電子受容性化合物との組合せ。
(イ)ジアゾニウム塩化合物とカップリング成分(以下、適宜「カプラー化合物」と称する。)との組合せ。
(ウ)ベヘン酸銀、ステアリン酸銀等の有機酸金属塩と、プロトカテキン酸、スピロインダン、ハイドロキノン等の還元剤との組合せ。
(エ)ステアリン酸第二鉄、ミリスチン酸第二鉄等の長鎖脂肪酸鉄塩と、タンニン酸、没食子酸、サリチル酸アンモニウム等のフェノール類との組合せ。
(オ)酢酸、ステアリン酸、パルミチン酸等のニッケル、コバルト、鉛、銅、鉄、水銀、銀塩のような有機酸重金属塩と、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫化カリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属硫化物との組合せ、又は前記有機酸重金属塩と、s−ジフェニルカルバジド、ジフェニルカルバゾン等の有機キレート剤との組合せ。
(キ)ステアリン酸第二鉄等の脂肪族第二鉄塩と、3,4−ヒドロキシテトラフェニルメタン等の芳香族ポリヒドロキシ化合物との組合せ。
(ク)シュウ酸銀、シュウ酸水銀等の有機酸金属塩と、ポリヒドロキシアルコール、グリセリン、グリコール等の有機ポリヒドロキシ化合物との組合せ。
(ケ)ペラルゴン酸第二鉄、ラウリン酸第二鉄等の脂肪酸第二鉄塩と、チオセシルカルバミドやイソチオセシルカルバミド誘導体との組合せ。
(コ)カプロン酸鉛、ペラルゴン酸鉛、ベヘン酸鉛等の有機酸鉛塩と、エチレンチオ尿素、N−ドデシルチオ尿素等のチオ尿素誘導体との組合せ。
(シ)レゾルシンとニトロソ化合物との組合せのようなオキサジン染料を形成するもの。
(ス)ホルマザン化合物と還元剤及び/又は金属塩との組合せ。
(セ)保護された色素(又はロイコ色素)プレカーサと脱保護剤との組合せ。
(ソ)酸化型発色剤と酸化剤との組合せ。
(タ)フタロニトリル類とジイミノイソインドリン類との組合せ。(フタロシアニンが生成する組合せ。)
(チ)イソシアナート類とジイミノイソインドリン類との組合せ(着色顔料が生成する組合せ)。
(ツ)顔料プレカーサーと酸又は塩基との組合せ(顔料が生成する組合せ)。
具体的には、フタリド系化合物、フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化合物、ピリジン系、ピラジン系化合物、フルオレン系化合物等の各種化合物を挙げることができる。
シアン、マゼンタ、イエロー発色色素としては、米国特許第4,800,149号等に記載の各色素を使用することができる。
さらに、イエロー発色色素用電子供与性無色染料としては、米国特許第4,800,148号等に記載の色素も使用することができ、シアン発色色素用電子供与性無色染料としては、特開平63−53542号等に記載の色素も使用することができる。
Ar−N2 + X−
〔式中、Arは芳香族環基を表し、X− は酸アニオンを表す。〕
また、本発明に用いるジアゾニウム塩化合物としては、炭素数12以上で、水に対する溶解度が1%以下かつ酢酸エチルに対する溶解度が5%以上のジアゾニウム塩化合物が好ましい。
本発明の光重合性組成物は、エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物(以下、「重合可能な化合物」ということがある。)を含有する。前記重合可能な化合物は、分子中に少なくとも1つのエチレン性不飽和二重結合を有する重合性化合物であり、該重合可能な化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、アクリル酸エステル類、アクリルアミド類等のアクリル酸誘導体、アクリル酸及びその塩、メタクリル酸エステル類、メタクリルアミド類等のメタクリル酸誘導体、メタクリル酸及びその塩、無水マレイン酸、マレイン酸エステル類、イタコン酸、イタコン酸エステル類、スチレン類、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、N−ビニル複素環類、アリルエーテル類、アリルエステル類、などが挙げられる。
同一分子内に重合性基と前記発色成分Aと反応して発色する部位とを有する実質的に無色の化合物Bが好ましく、このような化合物の例としては、重合性基を有する電子受容性化合物又は重合性基を有するカプラー化合物等の前記発色成分Aと反応して発色し、かつ光に反応して重合し、硬化するという両機能を有するものであれば全て使用することができる。
前記電子受容性化合物としては、特開平4−226455号に記載の3−ハロ−4−ヒドロキシ安息香酸、特開昭63−173682号に記載のヒドロキシ基を有する安息香酸のメタアクリロキシエチルエステル、アクリロキシエチルエステル、同59−83693号、同60−141587号、同62−99190号に記載のヒドロキシ基を有する安息香酸とヒドロキシメチルスチレンとのエステル、欧州特許29323号に記載のヒドロキシスチレン、特開昭62−167077号、同62−16708号に記載のハロゲン化亜鉛のN−ビニルイミダゾール錯体、同63−317558号に記載の電子受容性化合物等を参考にして合成できる化合物等が挙げられる。
これらの電子受容性基と重合性基とを同一分子内に有する化合物のうち、下記一般式(III)で表される3−ハロ−4−ヒドロキシ安息香酸が好ましい。
この場合、電子受容性化合物の使用量としては、使用する電子供与性無色染料1質量部に対して、0.5〜20質量部が好ましく、3〜10質量部がより好ましい。0.5質量部未満であると、十分な発色濃度を得ることができないことがあり、20質量部を超えると、感度の低下や塗布適性の劣化を招くことがある。
カプラー化合物は、塩基性雰囲気及び/又は中性雰囲気でジアゾ化合物とカップリングして色素を形成するものであり、色相調整等種々の目的に応じて、複数種を併用して用いることができる。
前記使用量が、0.5質量部未満であると、十分な発色性を得られないことがあり、20質量部を超えると、塗布適性が劣化することがある。
前記有機塩基は、単独で用いてよいし、2種以上併用して用いてもよい。
前記発色助剤としては、フェノール誘導体、ナフトール誘導体、アルコキシ置換ベンゼン類、アルコキシ置換ナフタレン類、ヒドロキシ化合物、カルボン酸アミド化合物、スルホンアミド化合物等が挙げられる。
これらの化合物は、カプラー化合物又は塩基性物質の融点を低下させる、或いは、マイクロカプセル壁の熱透過性を向上させる作用を有することから、高い発色濃度が得られるものと考えられる。
ネガ型感光感熱用組成物の場合、マイクロカプセルに内包させる発色成分Aと反応して発色させる重合性基を有しない発色成分Bとしては前記のごときものが挙げられるが、発色成分Aが電子供与性無色染料の場合には重合性基をもたない電子受容性化合物を、発色成分Aがジアゾニウム塩化合物の場合は重合性基をもたないカプラー化合物が用いられる。
具体的には、特公昭40−9309号、特公昭45−14039号、特開昭52−140483号、特開昭48−51510号、特開昭57−210886号、特開昭58−87089号、特開昭59−11286号、特開昭60−176795号、特開昭61−95988号等に記載されている。
フェノール誘導体としては、例えば、2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4−t−ブチルフェノール、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、1,1’−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1’−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−エチルブタン、4,4’−sec−イソオクチリデンジフェノール、4,4’−sec−ブチリデンジフェノール、4−tert−オクチルフェノール、4−p−メチルフェニルフェノール、4,4’−メチルシクロヘキシリデンフェノール、4,4’−イソペンチリデンフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル等が挙げられる。
前記重合性基を有しないカプラー化合物は、塩基性雰囲気及び/又は中性雰囲気でジアゾニウム塩化合物とカップリングして色素を形成するものであり、色相調整等種々目的に応じて、複数種を併用することが可能である。
前記使用量が、0.02g/m2 未満であると、十分な発色濃度が得られないことがあり、5g/m2 を越えると、塗布適性が劣化することがある。
発色成分Bとして重合性基を有しない電子受容性化合物を用いる場合には、同一分子内に重合性基と前記発色成分A(電子供与性無色染料)と発色成分Bとの反応を抑制する部位とを有する発色抑制化合物は、特定の光重合性モノマーF1を用いる。光重合性モノマーF1としては、アクリル酸及びその塩、アクリル酸エステル類、アクリルアミド類;メタクリル酸及びその塩、メタクリル酸エステル類、メタクリルアミド類;無水マレイン酸、マレイン酸エステル類;イタコン酸、イタコン酸エステル類;スチレン類;ビニルエーテル類;ビニルエステル類;N−ビニル複素環類;アリールエーテル類;アリルエステル類等が挙げられる。
前記使用量が、0.1質量部未満であると、露光工程で潜像を形成することができないことがあり、10質量部を超えると、発色濃度が低下することがある。
前記使用量が、0.1質量部未満であると、露光工程で潜像が形成できないことがあり、10質量部を超えると、発色濃度が低下することがある。
記光重合開始剤は、光露光することによりラジカルを発生して感光感熱記録層内で重合反応を起こし、かつその反応を促進させることができる。この重合反応により感光感熱記録層は硬化し、所望の画像様潜像を形成することができる。
但し、前記分光増感化合物と相互作用する化合物が、その構造内に300〜1000nmに最大吸収波長を有する色素部とボレート部との両構造を併せ持つ化合物であれば、前記分光増感色素を用いなくてもよい。
前記光重合開始剤をハイブリッド系で使用する場合には、フリーラジカル硬化剤に加えて、カチオン系光重合開始剤を挙げることもできる。前記カチオン系光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、米国特許第4950581号(第19欄、第17〜25行)に記載のパーオキサイド等のパーオキサイド化合物;米国特許第4950581号(第18欄、第60行〜第19欄10行)に記載の芳香族スルホニウム若しくはヨードニウム塩;(η6 −イソプロピルベンゼン)−(η5 −シクロペンタジエニル)−鉄(II)ヘキサフルオロホスフェート等のシクロペンタジエニル−アレーン鉄(II)錯塩等を好適に挙げることができる。
前記波長領域にある分光増感色素から、用いる光源に適合するような吸収波長を有する色素を選択することにより、高感度記録を得ることができる。多色の記録材料の場合には、発色色相の異なる各単色感光感熱記録層中に異なる吸収波長を有する分光増感色素を存在させ、その各吸収波長に適合した光源を用いることにより、各層(各色)が高感度で、かつ高鮮鋭な画像を形成することができる。
また、前記各種分光増感色素は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
この化合物を前記の分光増感化合物と共存させることにより、その分光吸収波長領域の照射光に敏感に感応し、高効率にラジカルを発生させうることから、高感度化が図れ、かつ紫外〜赤外領域にある任意の光源を用いてラジカルの発生を制御することができる。
前記分光増感化合物と相互作用する化合物としては、有機系ボレート塩化合物又は以下の化合物等が挙げられる。
二種又はそれ以上の化合物の組合せとしては、例えば、2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体とメルカプトベンズオキサゾール等との組合せ、米国特許第3427161号明細書に記載の4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンとベンゾフェノンとベンゾインメチルエーテルとの組合せ、米国特許第4239850号明細書に記載のベンゾイル−N−メチルナフトチアゾリンと2,4−ビス(トリクロロメルチ)−6−(4’−メトキシフェニル)−トリアゾールとの組合せ、特開昭57−23602号明細書に記載のジアルキルアミノ安息香酸エステルとジメチルチオキサントンとの組合せ、特開昭59−78339号明細書の4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンとベンゾフェノンとポリハロゲン化メチル化合物との三種組合わせ、等が挙げられる。
この「分光増感化合物と相互作用する化合物」を前記分光増感化合物と併用して用いることにより、露光した露光部分に局所的に、かつ効果的にラジカルを発生させることができ、高感度化を達成することができる。
前記ボレート化合物Iの具体例としては、特開2004−144852号公報の段落番号〔0118〕〜〔0127〕に記載の化合物等が挙げられる・
このボレート化合物IIは、その構造内に色素部とボレート部とを併せ持つ化合物であり、露光時に、色素部の光吸収機能により効果的に光源エネルギーを吸収し、かつボレート部のラジカル放出機能により重合反応を促進すると同時に、併存する分光増感化合物を消色するという3つの機能を有するものである。
この場合、光重合開始剤としては、前記分光増感化合物とボレート化合物Iとを組合わせた光重合開始剤(1)、又は前記ボレート化合物Iとボレート化合物IIとを組合わせた光重合開始剤(2)であることがより好ましい。
前記光重合開始剤(1)の場合、光重合開始剤中には、光重合反応に必要な分光増感化合物/ボレート化合物Iの比(=1/1:モル比)に加え、さらに層内に残存する分光増感化合物を十分に消色するのに必要な量のボレート化合物Iを添加することが十分な高感度化と消色性能を得る点から特に好ましい。
即ち、分光増感色素/ボレート化合物Iの比は、1/1〜1/50の範囲で使用することが好ましく、1/1.2〜1/30の範囲で使用することがより好ましいが、1/1.2〜1/20の範囲で使用することが最も好ましい。前記の比が、1/1未満では十分な重合反応性と消色性を得ることができず、1/50を越えると、塗布適性が劣化するため好ましくない。
ボレート化合物I/ボレート化合物IIの比は、1/1〜50/1の範囲で使用することが好ましく、1.2/1〜30/1の範囲で使用することがより好ましいが、1.2/1〜20/1の範囲で使用することが最も好ましい。前記の比が、1/1未満ではラジカルの発生が少なく、十分な重合反応性と消色性能が得られず、50/1を越えると、十分な感度を得られなくなるため好ましくない。
前記酸素除去剤としては、ホスフィン、ホスホネート、ホスファイト、第1銀塩又は酸素により容易に酸化されるその他の化合物が挙げられる。
具体的には、N−フエニルグリシン、トリメチルパルビツール酸、N,N−ジメチル−2,6−ジイソプロピルアニリン、N,N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリン酸が挙げられる。さらに、チオール類、チオケトン類、トリハロメチル化合物、ロフィンダイマー化合物、ヨードニウム塩類、スルホニウム塩類、アジニウム塩類、有機過酸化物、アジド類等も重合促進剤として有用である。
(マイクロカプセル(小カプセル10)の作製)
マイクロカプセル化方法は、従来公知の方法を用いることができる。
例えば、米国特許第2800457号、同28000458号に記載の親水性壁形成材料のコアセルベーションを利用した方法、米国特許第3287154号、英国特許第990443号、特公昭38−19574号、同42−446号、同42−771号等に記載の界面重合法、米国特許第3418250号、同3660304号に記載のポリマー析出による方法、米国特許第3796669号に記載のイソシアネートポリオール壁材料を用いる方法、米国特許第3914511号に記載のイソシアネート壁材料を用いる方法、米国特許第4001140号、同4087376号、同4089802号に記載の尿素−ホルムアルデヒド系、尿素ホルムアルデヒド−レゾルシノール系壁形成材料を用いる方法、米国特許第4025455号に記載のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ヒドロキシブロビルセルロース等の壁形成材料を用いる方法、特公昭36−9168号、特開昭51−9079号に記載のモノマーの重合によるin situ法、英国特許第952807号、同965074号に記載の電解分散冷却法、米国特許第3111407号、英国特許第930422号に記載のスプレードライング法、特公平7−73069号、特開平4−101885号、特開平9−263057号に記載の方法等が挙げられる。
前記界面重合法は、短時間内に均一な粒径のカプセルを形成することができ、生保存性に優れた記録材料を得ることができる。
前記カプセル壁の材料としては、例えば、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン、スチレンメタクリレート共重合体、スチレン−アクリレート共重合体等が挙げられる。中でも、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネートが好ましく、ポリウレタン、ポリウレアがより好ましい。
前記高分子物質は、2種以上併用して用いることもできる。
発色成分Aを溶液状態でカプセルに内包させる場合、発色成分Aである電子供与性無色染料又はジアゾニウム塩化合物等を有機溶媒に溶解した状態でカプセル化すればよい。
具体的には、特開昭59−178451〜同59−178455号、同59−178457号、同60−242094号、同63−85633号、特開平6−194825号、同7−13310号〜同7−13311号、同9−106039号の各公報及び特願昭62−75409号明細書に記載の有機溶剤が挙げられる。
また、カプセル化の際には、上記の有機溶媒を使用せずに、いわゆるオイルレスカプセルとしてもよい。
前記有機溶媒の使用量としては、発色成分A100質量部に対し、1〜500質量部が好ましい。
一方、前記有機溶媒を使用せずに前記低沸点溶媒を使用することもできる。
前記低沸点溶媒としては、例えば、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、メチレンクロライド等が挙げられる。
前記水相中に油相を投入した後、ホモジナイザー等の手段により乳化分散を行うが、前記水溶性高分子は、分散を均一かつ容易にしうる保護コロイドとしての作用を有するとともに、乳化分散した水溶液を安定化させる分散媒としても作用する。
ここで、乳化分散をさらに均一に行い、より安定な分散液とするためには、油相或いは水相の少なくとも一方に界面活性剤を添加することができる。
前記保護コロイドとして含有させる水溶性高分子としては、公知のアニオン性高分子、ノニオン性高分子、両性高分子の中から適宜選択することができる。
アニオン性高分子としては、天然、合成のいずれのものも用いることができ、例えば、−COO−、−SO2 −等の連結基を有するものが挙げられる。
具体的には、アラビヤゴム、アルギン酸、ベクチン等の天然物;カルボキシメチルセルロース、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体、硫酸化デンプン、硫酸化セルロース、リグニンスルホン酸等の半合成品;無水マレイン酸系(加水分解物を含む)共重合体、アクリル酸系(メタクリル酸系)重合体及び共重合体、ビニルベンゼンスルホン酸系重合体及び共重合体、カルボキシ変成ポリビニルアルコール等の合成品が挙げられる。
両性高分子としては、ゼラチン等が挙げられる。中でも、ゼラチン、ゼラチン誘導体、ポリビニルアルコールが好ましい。
前記水溶性高分子は、0.01〜10質量%の水溶液として用いられる。
具体的には、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、アルキル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム塩、ポリアルキレングリコール(例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)等が挙げられる。
前記界面活性剤の添加量としては、油相質量に対し、0.1%〜5%が好ましく、0.5%〜2%がより好ましい。
一方、反応中に、別途凝集防止用の分散物を添加することもできる。
前記カプセル壁形成反応の終点は、重合反応の進行に伴って炭酸ガスの発生が観測され、その発生の終息をもっておよその終点とみなすことができる。
通常、数時間反応を行うことにより、発色成分Aを内包するマイクロカプセルを得ることができる。
また、形成したマイクロカプセル径が小さすぎると、一定固形分に対する表面積が大きくなり多量の壁剤が必要となることから、前記平均粒子径は0.1μm以上であることが好ましい。
マイクロカプセルの粒径は、レーザー回折粒度分布測定装置(例えば、堀場製作所(株)LA700)を用いて測定した50%体積壁粒径で示す。
マイクロカプセル外成分(前記化合物Bや光重合開始剤等)は、サンドミル等の手段により固体分散して用いることもできるが、予め水に難溶性又は不溶性の高沸点有機溶剤に溶解した後、これを界面活性剤及び/又は水溶性高分子を保護コロイドとして含有する高分子水溶液(水相)と混合し、ホモジナイザー等で乳化した乳化分散物として用いることが好ましい。この場合、必要に応じて、低沸点溶剤を溶解助剤として用いることができる。
乳化分散して形成する乳化分散粒子径としては、1μm以下が好ましい。
(1)不溶化反応法によるカプセル化方法
小カプセル10のカプセル液(水系分散物)とマイクロカプセル(小カプセル10)外成分の乳化分散物(水系分散物)を混合して内包液を準備する。
まず小カプセル10のカプセル液(水系分散液)を作製し、一旦乾固させてからこれを油相中に再分散させ、さらにマイクロカプセル(小カプセル10)外成分の乳化分散物(水系分散物)を添加し乳化・カプセル化を行うことで作製できる。
小カプセル10のカプセル液は上記のように作製するが、この時やや疎水的な水溶性ポリマーを保護コロイドとして使用することが望ましい。例えば、低ケン化度のポリビニルアルコール(クラレ製PVA405、L-8、KL-506、C-506)が挙げられる。乾固した後、再分散するには、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸イソアミル、酢酸ブチル等のカルボン酸エステル、トルエン、キシレン、リン酸エステル、ジクロロメタン等の沸点が150℃以下の非水溶媒を使用することが好ましい。
マイクロカプセル内包カプセルの水系分散物が得られる。必要に応じて水を蒸発させてカプセル粒子として取出すこともできる。
小カプセル10のカプセルの分散物、マイクロカプセル(小カプセル10)外成分の乳化分散物を公知の方法に従い作製する。
油相には、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸イソアミル、酢酸ブチル等のカルボン酸エステル、トルエン、キシレン、リン酸エステル、ジクロロメタン等の非水溶媒を使用し、分散剤としては、市販の非水系分散剤、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール等の疎水性ポリマーを併用することが望ましい。その後、発色成分Aと同様な素材を用いて逆相でカプセル化反応を行うことでマイクロカプセル内包カプセルの溶剤系分散物が得られる。必要に応じて溶剤・内包された水を蒸発させてカプセル粒子として取出すこともできる。
本発明において、マイクロカプセル内包カプセルの粒径は、マイクロカプセル粒径の2〜10倍程度が好ましく、3〜5倍D後がより好ましい。マイクロカプセル内包カプセルの粒径も、マイクロカプセルと同様、レーザー回折粒度分布測定装置(例えば、堀場製作所(株)LA700)を用いて測定した50%体積壁粒径で示す。
これらの感光・感熱マイクロカプセルあるいは感光・感熱マイクロカプセル分散液を用いて、印刷インク、インクジェットインクとして種々のフィルム、シート、その他の物体(局面を含む)に塗布、スプレーして皮膜を形成し、あるいは感光・感熱マイクロカプセルからなる粉状物あるいは感光・感熱マイクロカプセル分散液中に種々のフィルム、シート、その他の物体(局面を含む)を浸漬させて皮膜を形成し、この皮膜面に異なる波長の光をそれぞれ画像状に露光した後、ヒートローラ、サーマルヘッド、赤外線加熱器等の手段で加熱して潜像に対応するカラー像を形成することができる。
例えば、熱転写リボンに感光・感熱マイクロカプセル分散液を塗布し、この塗布面に異なる波長の光をそれぞれ画像状に露光した後、ヒートローラ、サーマルヘッド、赤外線加熱器等の手段で加熱して潜像に対応するカラー像を形成し、このカラー像を目的物に転写することもできる。
<感光・感熱記録材料>
公知の感光・感熱記録材料の感光・感熱記録に前記感光・感熱マイクロカプセル分散液を塗布して形成した被膜層を用いてカラー画像を得ることができる。
<カラーフィルター>
液晶ディスプレイのカラーフィルターの着色画素を前記感光・感熱マイクロカプセル分散液を用いて作製することができる。
分散液を用いる場合、一層の感光・感熱記録層を設けるのみでカラー画像を得ることが可能となる。
感光感熱記録層の画像記録は、まず光を画像様に照射して潜像を形成し、次いで発色温度において加熱現像を行なう。潜像形成は、レーザー光、中でも可視領域のレーザー光を用いることが好ましい。
この記録方法は、潜像形成の際のレーザービームの照射過程において、(1)目標対象物上で、高さ又は長さの少なくとも一方が600μm以下のビームスポットを形成することのできる放射光源を用意し、また(2)この光源に感光する記録材料を所定の目標位置に配置した後に、まず、(3)前記光源が長さ又は幅の少なくとも一方が250μm以下のビームスポットとなるよう調整し、このビームを用いて画像分布に従い照射し、(4)照射したスポットに対して、次に照射するビームの少なくとも幾つかのスポットがオーバーラップして照射されるように、画像分布に従って照射する方法、
即ち、記録材料面に照射するレーザービームの入射角を傾けることにより、入射ビームが記録材料の感光層界面で反射する反射ピッチをビームスポット径より大きくし、記録材料に生ずる光干渉を防止する技術を用いることにより、より高品質の画像を得ることができる。
感熱記録層に発色成分Cとしてジアゾニウム塩化合物を含む場合には、画像形成後、感熱記録層表面に光照射してジアゾニウム塩化合物を分解させる定着処理をすることが好ましい。この光定着に用いられる定着用光源としては、種々の蛍光灯、キセノンランプ、水銀灯などが用いられる。この発光スペクトルは、感熱記録材料で用いたジアゾニウム塩の吸収スペクトルとほぼ一致していることが、効率良く光定着させることができるので好ましい。
〔実施例1〕
1.〔電子供与性無色染料(1)カプセル液の調製〕
下記の電子供与性無色染料(1)8.9gを酢酸エチル16.9gに溶解し、カプセル化剤である「タケネートD−110N」(武田薬品工業株式会社製)20gと「ミリオネートMR200」(日本ポリウレタン工業株式会社製)2gを添加した。この溶液を8%のフタル化ゼラチン42gと水14gと10%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム溶液1.4gの混合液に添加し、20℃で乳化分散し乳化液を得た。
それぞれ下記に示す、有機色素(1)0.11gと光ラジカル発生剤(1)0.75gに、下記重合性の電子受容性化合物(1)4.2gと酢酸イソプロピル5.3gを添加し攪拌溶解した。
白色顔料を充填した厚み100μmの白色のポリエステルフィルム(「ルミラーE68L」、東レ社製)に、前記マイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(1)を、コーティングバーを用いて塗布層の乾燥質量が15g/m2 になるように塗布し、30℃で10分間乾燥した。
温度24℃、湿度60%の環境下、真空焼枠装置を用いて、ステップウェッジ及びSC38フィルター(380nmにおける透過率が50%である短波光カットフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射し、潜像を形成した。その後、記録材料を、125℃の熱板で15秒間加熱したところ、未露光部では電子供与性無色染料(1)と重合性電子受容性化合物(1)とが反応した際に生じるマゼンタ色の発色(マクベス反射マゼンタ濃度OD=2.5)を生じ、露光部では発色濃度が低下ないし発色が起こらなかった。
実施例1の電子供与性無色染料(1)カプセル液4gと、光重合性組成物(1)の乳化液12gと、1%アルギン酸ナトリウム水溶液12gとを混合し、SPG膜乳化装置(SPGテクノ社製、SPGフィルターキット、SPG細孔径3μm)を用いて乳化粒子を作成すると共に3%の塩化カルシウム水溶液に放出ししてそのまま約2分放置後取出し、水洗して水に分散させ平均粒径3μmのマイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(2)を得た。
白色顔料を充填した厚み100μmの白色のポリエステルフィルム(「ルミラーE68L」、東レ社製)に、前記マイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(2)を、コーティングバーを用いて塗布層の乾燥質量が6g/m2 になるように塗布し、30℃で10分間乾燥した。
温度24℃、湿度60%の環境下、真空焼枠装置を用いて、ステップウェッジ及びSC38フィルターを通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射し、潜像を形成した。その後、記録材料を、125℃の熱板で15秒間加熱したところ、未露光部では電子供与性無色染料(1)と重合性電子受容性化合物(1)とが反応した際に生じるマゼンタ色の発色(マクベス反射マゼンタ濃度OD=2.0)を生じ、露光部では発色濃度が低下ないし発色が起こらなかった。
1.〔電子供与性無色染料(2)カプセル液の調製〕
下記の電子供与性無色染料(2)8.9gを酢酸エチル16.9gに溶解し、カプセル化剤である「タケネートD−110N」(武田薬品工業株式会社製)20gと「ミリオネートMR200」(日本ポリウレタン工業株式会社製)2gを添加した。この溶液を8%のフタル化ゼラチン42gと水14gと10%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム溶液1.4gの混合液に添加し、20℃で乳化分散し乳化液を得た。得られた乳化液に2.9%のテトラエチレンペンタミン水溶液72gを加え、攪拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与性無色染料(2)を芯に内包した、平均粒径0.5μmのカプセル液を得た。
下記の電子供与性無色染料(3)8.9gを酢酸エチル16.9gに溶解し、カプセル化剤である「タケネートD−110N」(武田薬品工業株式会社製)20gと「ミリオネートMR200」(日本ポリウレタン工業株式会社製)2gを添加した。この溶液を8%のフタル化ゼラチン42gと水14gと10%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム溶液1.4gの混合液に添加し、20℃で乳化分散し乳化液を得た。得られた乳化液に2.9%のテトラエチレンペンタミン水溶液72gを加え、攪拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与性無色染料(3)を芯に内包した、平均粒径0.5μmのカプセル液を得た。
それぞれ下記に示す、有機色素(2)0.05gと光ラジカル発生剤(2)0.25gに、重合性の電子受容性化合物(1)5gと酢酸イソプロピル5.5gを添加し攪拌溶解した。
3.〔光重合性組成物の乳化液(3)の調製〕
下記に示す、有機色素(3)0.05gと光ラジカル発生剤(2)0.25gに、下記重合性の電子受容性化合物(1)5gと酢酸イソプロピル5.5gを添加し攪拌溶解した。
前記の電子供与性無色染料(1)カプセル液4gと、光重合性組成物(2)の乳化液12gと、1%アルギン酸ナトリウム水溶液12gとを混合し、SPG膜乳化装置(SPGテクノ社製、SPGフィルターキット、SPG細孔径3μm)を用いて乳化粒子を作成すると共に3%の塩化カルシウム水溶液に放出ししてそのまま約2分放置後取出し、水洗して水に分散させ平均粒径3μmで固形分12%のマイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(4)を得た。
マイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(3)10gとマイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(4)10gとマイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(5)10gとを混合し、塗布液(3)を得た。
温度24℃、湿度60%の環境下、真空焼枠装置を用いて、ステップウェッジ及びBPB410フィルター(410nmに最大透過率を有するバンドパスフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射(ブルー露光)し、潜像を形成した。さらにBPB550フィルター(550nmに最大透過率を有するバンドパスフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を全面照射(グリーン露光)し、BPB650フィルター(650nmに最大透過率を有するバンドパスフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を全面照射(レッド露光)し、その後、記録材料を、125℃の熱板で15秒間加熱したところ、ブルー未露光部では電子供与性無色染料(2)と重合性電子受容性化合物(1)とが反応した際に生じるイエロー色の発色(マクベス反射イエロー濃度OD=1.9)を生じ、露光部では発色濃度が低下ないし発色が起こらなかった。同様に、ステップウェッジ及びBPB550フィルター(550nmに最大透過率を有するバンドパスフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射(グリーン露光)し、潜像を形成した。さらにBPB410フィルター(410nmに最大透過率を有するバンドパスフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を全面照射(ブルー露光)し、BPB650フィルター(650nmに最大透過率を有するバンドパスフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を全面照射(レッド露光)し、その後、記録材料を、125℃の熱板で15秒間加熱したところ、グリーン未露光部では電子供与性無色染料(1)と重合性電子受容性化合物(1)とが反応した際に生じるマゼンタ色の発色(マクベス反射マゼンタ濃度OD=2.0)を生じ、露光部では発色濃度が低下ないし発色が起こらなかった。
1.〔電子供与性無色染料カプセル液(4)の調製〕
電子供与性無色染料(1)12.4gを酢酸エチル10.4gに溶解し、ジシクロヘキシルフタレート12.4gとタケネートD−110N(武田薬品工業株式会社製)27gとミリオネートMR200(日本ポリウレタン工業株式会社製)3gを添加した。この溶液を、ポリビニルアルコール4.6gと水74gの混合液に添加し、20℃で乳化分散し、平均粒径0.5μmの乳化液を得た。得られた乳化液に水100gを加え、撹拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与性無色染料(1)を芯に含有した平均粒径0.7μmの電子供与性無色染料カプセル液(4)を得た。
光ラジカル発生剤(1)0.2gと有機色素(4)0.2gと重合を促進するための助剤としてN−フェニルグリシンエチルエステル0.2gの酢酸エチル4g溶液に電子受容性化合物(1)10g、トリメチロールプロパントリアクリレートモノマー8gを添加した。この溶液を、15%PVA水溶液19.2gと水4.8g及び2%界面活性剤(1)水溶液0.8gと2%界面活性剤(3)水溶液0.8gとの混合溶液中に添加しホモジナイザー(日本精機株式会社製)にて10000回転で5分間乳化し、光重合性組成物の乳化液(4)を得た。
白色顔料を充填した厚み100μmの白色のポリエステルフィルム(「ルミラーE68L」、東レ社製)に、前記マイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(6)を、コーティングバーを用いて塗布層の乾燥質量が12g/m2 になるように塗布し、30℃で10分間乾燥した。
温度24℃、湿度60%の環境下、真空焼枠装置を用いて、ステップウェッジ及びSC38フィルターを通して500Wキセノンランプで60秒間光を照射し、潜像を形成した。その後、記録材料を、125℃の熱板で15秒間加熱したところ、露光部では電子供与性無色染料(1)と重合性電子受容性化合物(1)とが反応した際に生じるマゼンタ色の発色(最大露光量を与えた部分でマクベス反射マゼンタ濃度OD=1.8)を生じ、未露光部では発色が起こらなかった。
1.〔電子供与性無色染料カプセル液(5)の調製〕
上記の電子供与性無色染料(1)12.4gを酢酸エチル10.4gに溶解し、タケネートD−110N 20gとミリオネートMR200 2gを添加した。この溶液を6%のポリビニルアルコール水溶液78gに添加し、20℃で乳化分散し乳化液を得た。得られた乳化液に水14gと2.9%のテトラエチレンペンタミン水溶液72gを加え、攪拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与性無色染料(1)を芯に内包した、平均粒径0.5μmのカプセル液を得た。
上記有機色素(1)0.11gと光ラジカル発生剤(1)0.75gに、下記重合性の電子受容性化合物(1)4.2gと酢酸イソプロピル5.3gを添加し攪拌溶解した。
この溶液を、8%ポリビニルアルコール水溶液13gと、2%の上記記界面活性剤(1)水溶液0.8gと、2%の上記界面活性剤(3)水溶液0.8gとの混合溶液中に添加し、ホモジナイザー(日本精機株式会社製)にて10000回転で5分間乳化し、光重合性組成物(1)の乳化液を得た。
電子供与性無色染料(5)カプセル液 10.0gと光重合性組成物の乳化液(5)10.0gをそれぞれ乾固した上で、それぞれに対し酢酸イソアミル30.0gとポリビニルブチラール(デンカブチラール#2000−L)3.0gを加えミニモータミルを用いて再分散を行った上で、各々4.0gと16.0gを計りとり混合し更にタケネートD−110N 5gを添加し、この分散液を6%のポリビニルアルコール水溶液78gに添加し、20℃で乳化分散し乳化液を得た。得られた乳化液に水14gと2.9%のテトラエチレンペンタミン水溶液72gを加え、攪拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与性無色染料(1)を芯に内包した、平均粒径5μmのマイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(7)を得た。
温度24℃、湿度60%の環境下、真空焼枠装置を用いて、ステップウェッジ及びSC38フィルター(380nmにおける透過率が50%である短波光カットフィルター)を通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射し、潜像を形成した。その後、記録材料を、125℃の熱板で15秒間加熱したところ、未露光部では電子供与性無色染料(1)と重合性電子受容性化合物(1)とが反応した際に生じるマゼンタ色の発色(マクベス反射マゼンタ濃度OD=2.0)を生じ、露光部では発色濃度が低下ないし発色が起こらなかった。
上記電子供与性無色染料(1)カプセル液4gと上記光重合性組成物の乳化液(1)12.0gを混合し、1,6−ヘキサメチレンジアミン0.2gを添加する。シクロヘキサン28g、クロロホルム7g、スパン85 1gの混合液に上記液を添加しホモジナイザー(日本精機株式会社製)にて8000回転で5分間乳化する。この乳化液に10%セバコイルクロライドのシクロヘキサン溶液4gを添加し、室温にて2時間攪拌を行い、平均粒径6μmのマイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(8)を得た。
白色顔料を充填した厚み100μmの白色のポリエステルフィルム(「ルミラーE68L」、東レ社製)に、前記マイクロカプセル内包感光性カプセル分散液(8)を、コーティングバーを用いて塗布層の乾燥質量が6g/m2 になるように塗布し、30℃で10分間乾燥した。
実施例3の塗布液(3)50gにSBRラテックス(固形分40%)20g、シリコンエマルション(信越化学KM786)1.0gを混合し、インク組成物(1)を得た。このインク組成物を裏面に離型処理された厚み8μmの支持体(帝人ポリエステルフイルム)に塗布層の乾燥質量が14g/m2 になるようにグラビア塗工・乾燥することにより熱転写インク層を形成した熱転写インクリボンを得た。
温度24℃、湿度60%の環境下、実施例3と同様に真空焼枠装置を用いて、ステップウェッジ及びフィルターを通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射し、更に順次フィルターを通して全面露光を行った上で、サーマルヘッドを備えたプリンターを用いて、熱転写リボンの裏面より加熱を行い熱転写インク層を加熱し発色をさせるとともに受像シート(熱軟化性の合成紙)に転写を行った。各色の最大濃度はマクベス反射濃度で、イエロー濃度OD=1.8、マゼンタ濃度OD=1.9、シアン濃度OD=2.0であり、白色部は熱転写を行わないのでステインのない良好な白色が得られた。
実施例7で作成した熱転写インクリボンを受像シート(熱軟化性の合成紙)に重ね90℃の熱板で15秒間加熱し熱転写インク層を転写した。
温度24℃、湿度60%の環境下、実施例3と同様に真空焼枠装置を用いて、熱転写インク層を転写した受像シートにステップウェッジ及びフィルターを通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射し、更に順次フィルターを通して全面露光を行った。更に、125℃の熱板で15秒間加熱したところ、各色の最大濃度はマクベス反射濃度で、イエロー濃度OD=1.8、マゼンタ濃度OD=1.9、シアン濃度OD=2.0であった。
実施例3の塗布液(3)を100μm厚のPETベースからなる仮支持体にインクジェットプリンターを用いて塗布層の乾燥質量が12g/m2 になるように塗布し、30℃で10分間乾燥した。
温度24℃、湿度60%の環境下、実施例3と同様に真空焼枠装置を用いて、熱転写インク層を転写した受像シートにステップウェッジ及びフィルターを通して500Wキセノンランプで30秒間光を照射し、更に順次フィルターを通して全面露光を行った。受像シート(熱軟化性の合成紙)に重ねて、125℃の熱板で30秒間加熱しマイクロカプセル内包カプセルを受像層に転写するとともに加熱現像を行った、各色の最大濃度はマクベス反射濃度で、イエロー濃度OD=1.8、マゼンタ濃度OD=1.9、シアン濃度OD=2.0であった。白色部は熱転写を行わないのでステインのない良好な白色が得られた。
12 光重合性組成物
14 大カプセル
16 混合器
18 槽
A 発色成分A
B 発色成分B
Claims (20)
- 少なくとも(1)発色成分Aを内包するマイクロカプセルと、(2)発色成分B及び(3)光重合性組成物とを内包するマイクロカプセルであって、該発色成分Aは、発色成分Bと反応して発色する化合物であり、該発色成分Bは発色成分Aと反応して発色させる部位を有する化合物であって、前記(2)発色成分B及び(3)光重合性組成物が(1)マイクロカプセルの外に存在するように同一カプセル中に内包されていることを特徴とするマイクロカプセル内包カプセル。
- 光重合性組成物が重合性基を有する重合可能な化合物と光重合開始剤を少なくとも含有することを特徴とする請求項1に記載のマイクロカプセル内包カプセル。
- 少なくとも(1)発色成分Aを内包するマイクロカプセル、及び(2)発色成分Bを内包するマイクロカプセルとを有し、該発色成分Aは、発色成分Bと反応して発色する化合物であり、該発色成分Bは発色成分Aと反応して発色させる部位を有し、かつ重合性基を有する重合可能な化合物であり、(2)カプセルが(1)カプセルの外に存在するように同一カプセル中に内包されていることを特徴とするマイクロカプセル内包カプセル。
- 光重合開始剤を(2)カプセルの外に存在するように内包されていることを特徴とする請求項3に記載のマイクロカプセル内包カプセル。
- 重合性基を有する重合可能な化合物が、同一分子内に前記発色成分Aと発色成分Bとの反応を抑制する部位を有する発色抑制化合物である請求項2に記載のマイクロカプセル内包カプセル。
- 重合性基を有する重合可能な化合物がエチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物であり、光重合開始剤が光ラジカル発生剤であることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載のマイクロカプセル内包カプセル。
- 発色成分Aを内包するマイクロカプセルが熱応答性マイクロカプセルであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセル。
- マイクロカプセル内包カプセルのカプセル壁が酸素バリヤ性のカプセル壁であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセル。
- マイクロカプセル内包カプセルの粒子径が10μm以下のマイクロカプセルであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセル。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセルを少なくとも含む、マイクロカプセル内包カプセル含有組成物。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の、発色成分Aが発色成分Bと反応した際に、異なる色相に発色する少なくとも2種以上のマイクロカプセル内包カプセルを含むマイクロカプセル内包カプセル混合物、またはマイクロカプセル内包カプセル含有組成物。
- 中心波長λ1 の光に感光する第1のマイクロカプセル内包カプセル、中心波長λ2 の光に感光し第1の記録層と異なる色に発色する第2のマイクロカプセル内包カプセル、・・・、中心波長λi の光に感光し第1、第2、・・・、及び第i−1のマイクロカプセル内包カプセルと異なる色に発色する第iのマイクロカプセル内包カプセルを含むことを特徴とする請求項11に記載のマイクロカプセル内包カプセル混合物、またはマイクロカプセル内包カプセル含有組成物。
- 支持体上に、請求項1〜12のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセル又はマイクロカプセル内包カプセル含有組成物を少なくとも含むことを特徴とする感光性転写シート。
- 発色成分Aのマイクロカプセルを発色成分B及び光重合性組成物とともに混合し、これを内相として乳化又は分散させてカプセル化を行う請求項1〜9のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセルの製造方法。
- 発色成分Aのマイクロカプセルの分散物と発色成分B及び光重合性組成物の分散物を混合し、これらを不溶化反応法でカプセル化を行う請求項1〜9のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセルの製造方法。
- 発色成分Aのマイクロカプセルの分散物と発色成分B及び光重合性組成物の分散物を混合し、これらをノズルから滴下又は膜乳化法で不溶化反応法カプセルを作製する請求項15に記載のマイクロカプセル内包カプセルの製造方法。
- 少なくとも請求項1〜12のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセル又はマイクロカプセル内包カプセル含有組成物を含む分散液を支持体上に塗布・乾燥する工程、画像様に露光する工程、加熱により現像する工程を少なくとも含む画像形成方法。
- 請求項13に記載の感光性転写シートを受像シートに接触させ、少なくともその一部を転写させる工程、画像様に露光する工程、加熱により現像する工程を少なくとも含む画像形成方法。
- 請求項13に記載の感光性転写シートを画像様に露光する工程、加熱により現像する工程、受像シートに接触させ、少なくともその一部を転写させる工程を少なくとも含む画像形成方法。
- 少なくとも請求項1〜12のいずれか1項に記載のマイクロカプセル内包カプセル又はマイクロカプセル内包カプセル含有組成物を含む分散液を仮支持体上に塗布する工程、画像様に露光する工程、加熱により現像する工程、仮支持体を受像シートに接触させ、少なくともその一部を転写させる工程を少なくとも含む画像形成方法。
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