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JP2006307949A - 自動車補機用プーリ装置 - Google Patents

自動車補機用プーリ装置 Download PDF

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JP2006307949A
JP2006307949A JP2005130176A JP2005130176A JP2006307949A JP 2006307949 A JP2006307949 A JP 2006307949A JP 2005130176 A JP2005130176 A JP 2005130176A JP 2005130176 A JP2005130176 A JP 2005130176A JP 2006307949 A JP2006307949 A JP 2006307949A
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sleeve
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automobile
clutch
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JP2005130176A
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Ryoichi Otaki
大滝  亮一
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Abstract

【課題】自動車補機側に水が浸入するのを抑制することができ、且つ、汎用性に優れた低コストな自動車補機用プーリ装置を提供する。
【解決手段】自動車補機の回転軸に取り付け可能な自動車補機用プーリ装置10は、回転軸の周囲に回転軸と同心に配置可能なプーリ12の外周面に、自動車補機側において径方向に延びる突起28が形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車補機用プーリ装置に関するものであり、特に、自動車補機であるスタータ、オルタネータ、クランクプーリ、コンプレッサや、エンジンアイドルストップ時のモータによる補機駆動用またはエンジン始動用等として使用する自動車補機用プーリ装置に関するものである。
一般に、オルタネータ等、自動車補機の回転軸の端部には従動プーリが固定されており、エンジンのクランク軸の端部に固定された駆動プーリとの間に無端ベルトが掛け渡され、補機を駆動するために利用されている。また、従動プーリとしては、無端ベルトの走行速度が一定もしくは上昇傾向にある場合に、無端ベルトから回転軸への動力の伝達を自在とし、無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合に、従動プーリと回転軸との相対回転を自在とするよう、一方向クラッチを内蔵したプーリ装置が知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
図7に示すように、例えば、自動車補機に組み込まれる一方向クラッチ内蔵型プーリ装置100は、エンジンのクランク軸に固定された駆動プーリからの駆動ベルトが掛け渡される従動プーリ101と、図示しない補機の回転軸を固定するスリーブ102とを備え、従動プーリ101とスリーブ102との間に、一方向クラッチ103及び一対のサポート軸受104が配置されている。
一方向クラッチ103は、従動プーリ101の軸方向中間部の内周面に内嵌されるクラッチ外輪105と、スリーブ102の軸方向中間部の外周面に外嵌され、外周面にカム面(図示せず)が形成されるクラッチ内輪106と、クラッチ外輪105の内周面とクラッチ内輪106のカム面とのくさび空間に回動自在に配設される複数のころ107とを備えている。また、一方向クラッチ103は、各ころ107を個別に収容する複数のポケットを有するクラッチ保持器108と、クラッチ保持器108に支持され、各ころ107をロック方向に弾性的に押圧するばね(図示せず)とを備えている。
そして、従動プーリ101の回転角速度がオルタネータの回転軸の回転角速度より速い場合には、一方向クラッチ103のころ107のくさび作用によって、従動プーリ101とスリーブ102とが相対回転不能(ロック状態)になり、エンジンの回転力がオルタネータの回転軸に伝達される。一方、速度変動や微小角速度変動等、従動プーリ101の回転角速度がオルタネータの回転軸の回転角速度より遅い場合には、従動プーリ101とスリーブ102との相対回転が自在(オーバーラン状態)となる。従って、クランク軸の回転角速度が変動した場合でも、一方向クラッチ103の作用により、駆動ベルトと従動プーリ101が擦れ合うことが防止され、鳴きと呼ばれる異音の発生や摩耗による駆動ベルトの寿命低下を防止すると共に、オルタネータの発電効率が低下することを防止できる。
図7に示す一方向クラッチ内蔵型プーリ装置100では、補機の回転軸はスリーブ101の一端(図の右側)から挿入し、他端側に形成されたセレーション或は六角孔102aに工具(図示せず)を係止して、スリーブ102の中間部に形成されたねじ部102bに回転軸を締結固定する。また、従動プーリ101の外周面には、ベルト溝109が形成されており、ベルト溝109の軸方向両側には、溝間突状部109aより径方向に高く形成される一対の壁部110,111が設けられ、一対の壁部110,111は従動プーリ101の軸方向両端部に位置される。
また、図8〜図10に示す一方向クラッチ内蔵型プーリ装置120,130,140では、従動プーリ111,121,131の形状において、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置100と異なる。図8に示す一方向クラッチ内蔵型プーリ装置120では、従動プーリ121のベルト溝109及び一対の壁部110,111が、自動車補機が取り付けられる側と反対側に寄って形成され、自動車補機側の従動プーリ121の外周面には、平坦な円筒部122が形成されている。
図9に示す一方向クラッチ内蔵型プーリ装置130では、従動プーリ131のベルト溝109は、軸方向中央に寄って形成されており、一対の壁部110,111の軸方向両側の従動プーリ131の外周面には、円筒部132,133が形成されている。
さらに、図10に示す一方向クラッチ内蔵型プーリ装置140では、従動プーリ141のベルト溝109及び一対の壁部110,111は、自動車補機側に寄って形成され、反自動車補機側の従動プーリ141の外周面には、平坦な円筒部142が形成されている。
また、特許文献1及び2に記載のプーリユニットでは、自動車補機側への水の浸入を抑制するため、補機とプーリとの間でラビリンスを構成することが考案されている。
特開平11―270658号公報 特開2002―130432号公報
ところで、図7〜図10に示すクラッチ内蔵型プーリ装置100,120,130,140では、防水対策が施されておらず、自動車補機側に水が浸入する可能性がある。また、特許文献1及び2に記載のプーリユニットでは、ラビリンスを構成して防水対策を図っているが、プーリだけでなく、補機も特殊な形状に加工する必要があり、汎用性に欠けていた。また、プーリも、ラビリンスを形成するために精度の良い加工が必要となるため、加工コストが増加するという問題があった。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動車補機側に水が浸入するのを抑制することができ、且つ、汎用性に優れた低コストな自動車補機用プーリ装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 自動車補機の軸に取り付け可能な自動車補機用プーリ装置であって、該軸の周囲に該軸と同心に配置可能なプーリの外周面には、自動車補機側において径方向に延びる突起が形成されることを特徴とする自動車補機用プーリ装置。
(2) 前記軸に外嵌されて、前記プーリの径方向内方に配置されるスリーブと、前記スリーブと前記プーリとの間に配置され、前記スリーブと前記プーリの一方が他方に対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、前記スリーブと前記プーリとの間で回転力を伝達する一方向クラッチと、を備えることを特徴とする(1)に記載の自動車補機用プーリ装置。
本発明によれば、プーリとの外周面には、自動車補機側に径方向に延びる突起が形成されるので、自動車補機側に水が浸入するのを抑制することができ、且つ、汎用性に優れた低コストな自動車補機用プーリ装置を提供することができる。
以下、本発明の各実施形態に係る自動車補機用プーリ装置について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の自動車補機用プーリ装置として、オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を説明するための縦断面図である。図1に示されるように、第1実施形態の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置10は、オルタネータ等の自動車補機を駆動するためのもので、回転軸(図示せず)が内嵌されるスリーブ11を有する。スリーブ11の軸方向中間部の内周面には、スリーブ11の一端側(図の右側)から挿入される回転軸を締結固定するねじ部11aが形成され、スリーブ11の他端側には、回転軸を締結するため図示しない工具を係止するセレーション或は六角孔11bが形成される。
スリーブ11の周囲には、外周面にベルト溝25が形成されたプーリ12がスリーブ11と同心に配置されている。また、スリーブ11の外周面とプーリ12の内周面との間で、この間に形成される環状空間の軸方向中間部には、クラッチ部である一方向クラッチ13が配置されており、上記環状空間の軸方向両端部には、一方向クラッチ13を挟持するようにして、例えば、深溝玉軸受等の一対のサポート軸受14a,14bが配設されている。なお、ベルト溝25の形状は、V溝、ポリV溝、歯型溝等の任意の形状に設計可能である。
一方向クラッチ13は、プーリ12がスリーブ11に対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみプーリ12からスリーブ11への回転力を伝達する。また、一対のサポート軸受14a,14bは、プーリ12に加わるラジアル荷重を支承しつつ、スリーブ11とプーリ12との相対回転を可能とする。
各サポート軸受14a,14bは、スリーブ11の外周面に外嵌される内輪15と、プーリ12の内周面に内嵌される外輪16と、内輪15と外輪16の両軌道面間に配置された転動体である複数の玉17と、玉17を転動自在に保持する保持器(図示せず)と、外部からの異物の浸入や内部からのグリース等の潤滑剤の漏洩を防止するシール部材(図示せず)を有している。
一方向クラッチ13は、プーリ12の内周面に圧入固定されるクラッチ外輪20と、スリーブ11の大径部の外周面に圧入固定されるクラッチ内輪21と、クラッチ外輪20とクラッチ内輪21との間に回動自在に配設された係合子である複数のころ22とを備えている。クラッチ内輪21の外周面は、複数のランプ面21aが円周方向に所定の間隔で設けられたカム面を形成する。ころ22は、各ランプ面21aとクラッチ外輪20の内周面に形成された円筒面20aとから構成される楔空間に回転自在に保持されている。
また、一方向クラッチ13は、各ころ22を個別に収容する複数のポケットを有するクラッチ保持器23と、各ころ22をロック方向に弾性的に押圧するばね(図示せず)とを備えている。
上記のように構成される一方向クラッチ内蔵型プーリ装置10では、プーリ12の回転角速度が、例えばオルタネータの回転軸の回転角速度より速い場合には、一方向クラッチ13のころ22がくさび作用によってクラッチ内輪21のランプ面21aとクラッチ外輪20の円筒面20aとの間に噛み込まれて、プーリ12とスリーブ11とが相対回転不能(ロック状態)となり、エンジンの回転力がオルタネータの回転軸に伝達される。一方、プーリ12の回転角速度がオルタネータの回転角速度より遅い場合には、ころ22の噛み込みが解除されて、プーリ12とスリーブ11との相対回転が自在(オーバーラン状態)となる。
また、本実施形態のプーリ12に形成されるベルト溝25の軸方向両側には、溝間突状部25aより径方向に高く形成される一対の壁部26,27が設けられており、一対の壁部26,27はプーリ12の軸方向両端部に形成される。一対の壁部26,27は、径方向の高さにおいて互いに異なる。自動車補機側に位置する壁部27は、反自動車補機側である壁部26より径方向に高さhだけさらに高く形成され、この径方向に延びた部分が環状の突起28を構成し、自動車補機への水の浸入を抑制する機能を有する。
また、突起28は、ベルト溝25から連続して傾斜する反自動車補機側に向けた傾斜面28aを有しており、プーリ12に遠心力が作用した際に、この傾斜面28aに沿って水を径方向外側に飛散させることができる。また、この傾斜面28aは、ベルト溝25を加工する際に同時に形成される。
従って、本実施形態の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置10によれば、プーリ12との外周面には、自動車補機側に径方向に延びる突起28が形成されるので、自動車補機側に水が浸入するのを抑制することができ、且つ、補機は通常の形状のものを使用することができ、汎用性に優れた低コストなプーリ装置10を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態における自動車補機用プーリ装置について図2を参照して説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の自動車補機用である一方向クラッチ内蔵型プーリ装置30は、プーリ31の形状において、第1実施形態のものと異なる。図2に示すこのプーリ装置30では、プーリ31のベルト溝32の軸方向両側に形成される一対の壁部33,34が、プーリ31の反自動車補機側端部と、自動車補機側端部より軸方向内側にそれぞれ形成される。このため、プーリ31のベルト溝32は、反自動車補機側に寄って形成され、プーリ31の自動車補機側の外周面には、平坦な円筒部35が形成されている。
そして、この円筒部35の自動車補機側端部には、径方向に延びる高さhを持った環状の突起36が形成され、自動車補機への水の浸入を抑制する機能を有する。また、突起36も、反自動車補機側に向けた傾斜面36aを有しており、プーリ31に遠心力が作用した際に、この傾斜面36aに沿って付着した水を径方向外側に飛散させる。
その他の構成及び作用については第1実施形態のものと同様である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態における自動車補機用プーリ装置について図3を参照して説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の自動車補機用プーリ装置である一方向クラッチ内蔵型プーリ装置40は、プーリ41の形状において、第1実施形態のものと異なる。図3に示すこのプーリ装置40では、プーリ41のベルト溝42の軸方向両側に形成される一対の壁部43,44が、プーリ41の軸方向両端部より軸方向内側にそれぞれ形成される。このため、プーリ41のベルト溝42は、軸方向中央に寄って形成され、プーリ41の軸方向両側の外周面には、平坦な円筒部45,46が形成される。
そして、円筒部45,46のうち、円筒部46の自動車補機側端部には、径方向に延びる高さhを持った環状の突起47が形成され、自動車補機への水の浸入を抑制する機能を有する。また、突起47も、反自動車補機側に向けた傾斜面47aを有しており、プーリ41に遠心力が作用した際に、この傾斜面47aに沿って付着した水を径方向外側に飛散させる。
その他の構成及び作用については第1実施形態のものと同様である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態における自動車補機用プーリ装置について図4を参照して説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の自動車補機用プーリ装置である一方向クラッチ内蔵型プーリ装置50は、プーリ51の形状において、第1実施形態のものと異なる。図4に示すこのプーリ装置50では、プーリ51のベルト溝52の軸方向両側に形成される一対の壁部53,54が、プーリ51の反自動車補機側端部より軸方向内側と、自動車補機側端部にそれぞれ形成される。このため、プーリ51のベルト溝52は、自動車補機側に寄って形成され、プーリ51の反自動車補機側の外周面には、平坦な円筒部55が形成されている。
さらに、壁部54の自動車補機側端部には、壁部53,54の外周面より高さhだけ径方向にさらに延びる環状の突起56が形成されており、この突起56は、自動車補機への水の浸入を抑制する機能を有する。また、突起56も、反自動車補機側に向けた傾斜面56aを有しており、プーリ12に遠心力が作用した際に、この傾斜面56aに沿って付着した水を径方向外側に飛散させる。
その他の構成及び作用については第1実施形態のものと同様である。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態における自動車補機用プーリ装置について図5及び図6を参照して説明する。なお、第1実施形態と同等部分については同一符号を付して、説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の自動車補機用プーリ装置である一方向クラッチ内蔵型プーリ装置60は、プーリ61の形状において、第1実施形態のものと異なる。即ち、図5に示すこのプーリ装置60では、ベルトプーリの代わりにギヤプーリ61が適用され、プーリ61の反自動車補機側には、ギヤ溝62が形成されている。また、プーリ61の自動車補機側の外周面には、円筒部63が形成されている。
さらに、この円筒部63の自動車補機側端部には、径方向に延びる高さhを持った環状の突起64が形成され、自動車補機への水の浸入を抑制する機能を有する。また、突起64も、反自動車補機側に向けた傾斜面64aを有しており、プーリ61に遠心力が作用した際に、この傾斜面64aに沿って付着した水を径方向外側に飛散させる。
また、このギヤプーリ61を成形する場合には、まず鍛造によって余肉を含んだ図6(a)に示すようなプーリ素材61’に成形され、その後、図6(a)の点線によって仕切られた部分Rを機械加工することによって、図6(b)に示すようにギヤプーリ61が仕上げられ、この肉抜きと同時に突起64が形成される。このように、ギヤプーリ61は、余肉部分を機械加工して成形されるので、円筒部63を平坦に切削する場合に比べて、突起64が設けられることで切削すべき体積が減少し、加工時間を短縮することができる。
その他の構成及び作用は第1実施形態のものと同様である。
なお、第2及び第3実施形態における突起を有するプーリの場合にも、鍛造と機械加工によって成形される際には、同様に切削体積が減少するため加工時間を短縮することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本発明の突起は、板金からなるプレスプーリによって形成することもできるが、剛性や精度が要求されるプーリ装置においては、実施形態のように鍛造と機械加工によって形成されることが好ましい。
また、本発明の突起は、プーリの外周面の自動車補機側に形成されればよく、本実施形態のように自動車補機側の軸方向端部に形成されてもよいし、軸方向端部近傍に形成されてもよい。また、突起の高さhは、自動車補機の外周面の高さ等に応じて任意に設定される。
本発明の一対のサポート軸受は、それぞれ深溝玉軸受以外の形式であってもよく、一方が玉軸受、他方がころ軸受の組合せであってもよいし、或いは、ころ軸受とスラスト受けとでそれぞれ構成されてもよい。また、サポート軸受は、軸方向片側に、少なくとも一つ配置されてもよい。さらに、サポート軸受の内輪或は外輪は、プーリ或はスリーブと一体、即ち、プーリの内周面或はスリーブの外周面によって構成されてもよい。
また、本発明のクラッチ部は、スリーブとプーリとの間で回転力を伝達するものであればよく、本実施形態のように、プーリがスリーブに対して所定の方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、回転力を伝達する一方向クラッチでもよいし、クラッチ内輪の外周面を円筒面と、クラッチ外輪の内周面をカム面とし、スリーブがプーリに対して所定の方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、回転力を伝達する一方向クラッチでもよい。或は、スリーブとプーリ間で両方向の回転力を伝達自在な両方向クラッチであってもよい。 また、クラッチ外輪はプーリと一体に構成されてもよく、クラッチ内輪もスリーブと一体に構成されてもよい。
さらに、本発明のクラッチ部は、本実施形態のように係合子をころとしたローラクラッチや、係合子をスプラグとしたスプラグクラッチ、係合子をカムとしたカムクラッチであってもよい。
また、クラッチ内蔵型プーリ装置がエンジンアイドルストップ機構の補機駆動用として適用される場合には、エンジン停止時にコンプレッサ等の補機を専用のモータにて駆動するため、エンジンの回転変動は受けないが、補機駆動用モータから発生する回転変動を受ける構成となる。
本発明の第1実施形態に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 本発明の第5実施形態に係る一方向クラッチ内蔵型プーリ装置を示し、(a)はその縦断面図であり、(b)は側面図である。 (a)は、図5のプーリの機械加工前の状態を示し、(b)は、機械加工後のプーリを示す。 従来の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 従来の他の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 従来の更に他の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。 従来の更に他の一方向クラッチ内蔵型プーリ装置の縦断面図である。
符号の説明
10,30,40,50,60 クラッチ内蔵型プーリ装置
11 スリーブ
12,31,41,51,61 プーリ
13 一方向クラッチ(クラッチ部)
14a,14b サポート軸受
28,36,47,56,64 突起

Claims (2)

  1. 自動車補機の軸に取り付け可能な自動車補機用プーリ装置であって、該軸の周囲に該軸と同心に配置可能なプーリの外周面には、自動車補機側において径方向に延びる突起が形成されることを特徴とする自動車補機用プーリ装置。
  2. 前記軸に外嵌されて、前記プーリの径方向内方に配置されるスリーブと、前記スリーブと前記プーリとの間に配置され、前記スリーブと前記プーリの一方が他方に対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、前記スリーブと前記プーリとの間で回転力を伝達する一方向クラッチと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動車補機用プーリ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111071035A (zh) * 2020-02-17 2020-04-28 宁波普乐菲智能科技有限公司 一个电机驱动四轮行走和转向机构

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